JPH02238775A - 原稿スキャナ装置 - Google Patents

原稿スキャナ装置

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JPH02238775A
JPH02238775A JP1057938A JP5793889A JPH02238775A JP H02238775 A JPH02238775 A JP H02238775A JP 1057938 A JP1057938 A JP 1057938A JP 5793889 A JP5793889 A JP 5793889A JP H02238775 A JPH02238775 A JP H02238775A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿の地肌を除去した原稿像をデジタル値で
出力する原稿スキャナ装宜に関する。
〔従来の技術〕
デジタル複写機における従来の自動地肌除去(AE)制
御においては、読取り原稿の主走査方向の中央部約5Q
mm幅の地肌の白レヘルを検出し、その出力をアナログ
/デジタル(A/D)変換器の変換基準入力とすること
が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
第11図および第12図はそれぞれ従来装置における原
稿搬送および再現コピーを説明する説明図である.第1
1図においてAは白レベル検出範囲、Bは修正して地肌
が他より白くなった部分、第12図においてCは地肌未
除去部分を示す。従来装置において、色地原稿の中央部
に白い他の原稿を貼り合わせたり、ジアゾ装置の第2原
図の中央部を修正した原稿(修正した部分は白くなる)
をAEモードで読み取ると、白レベル検出範囲(第11
図のA)に修正または貼り合わせ部分が来るので、白レ
ヘル検出後のピークホールド回路でこの修正または貼り
合わせ部分の白レベルを保持し、その後再び地肌が元に
戻っても、時定数分の時間追従が遅れる(遅れ分は3〜
5cm)ので地肌除去が行われず(第12図C)、また
、主走査方向は修正部分または貼り合わせ部分を読取り
開始した時点で、修正または貼り合わせ部分を除いた全
領域の地肌が信号レベルに変換されてしまうという問題
点があった。
本発明の目的は、地肌濃度の特異点を回避して主走査方
向の地肌検出を行い、全領域の地肌除去を可能にした原
稿スキャナ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、原稿の地肌を除去した原稿像をデジタル値
で出力する原稿スキャナ装置において、原稿を露光部ま
で送り込む搬送装置と、前記原稿を照明するための光源
と、原稿像をライン毎の走査により電気信号に変換する
一次元の光電変換素子と、該光電変換素子の出力をデジ
タル信号に変換するアナログ/デジタル変換器とを備え
、原稿走査開始後の前記光電変換素子の白出力を前記ア
ナログ/デジタル変換器の変換基準入力に付与し、前記
白出力の検出を主走査方向の任意の位置で行う構成とす
ることによって達成される。
また、上記目的は、原稿の地肌を除去した原稿像をデジ
タル値で出力する原稿スキャナ装置において、原稿を露
光部まで送り込む搬送装置と、前記原稿を照明するため
の光源と、原稿像をライン毎の走査により電気信号に変
換する一次元の光電変換素子と、該光電変換素子の出力
をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と
を備え、原稿走査開始後の前記光電変換素子の白出力を
前記アナロ4゛/デジタル変換器の変換基準入力に付与
し、前記白出力の検出を原稿の先端部のみにおいて行い
、この検出後は検出出力の保持信号を変換基準信号とし
て使用する構成によって達成される。
〔作用〕
原稿スキャナ装置は主走査方向のAE検出位置の切換え
を操作部で行うように動作し、オペレータが原稿を見な
がら修正部または貼り合わせ部を回避した位置を選択で
きるように動作する。
また、原稿スキャナ装置は白レベル検出を原稿の先端部
のみで行うように動作し、修正部の他の部分より白くな
った地肌および色地原稿の切り貼り部分に影響されるこ
となく地肌を除去した読取り信号を送出するように動作
する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明による原稿スキャナ装置の一実施例を説
明する全体ブロック図であって、1は原稿、2はレンズ
、3はCCD、4はビデオ増幅器、5はサンプリング回
路、6はビデオ増幅器、7はゲイン制御回路、8はクロ
ック/タイミング発生器、9はA/D変換器、10はピ
ークホールド回路、1lはRAM、12はROM,13
,14,l7はアナログスイッチ回路、15は黒レベル
検出回路、16はピークホールド増幅器、l8は蛍光灯
(FL)、19はFL安定器、20は操作部、2lはC
PUXMは原稿搬送モータ、SQLはソレノイド、Vc
cは可変抵抗器である。
第2図は本発明による原稿スキャナ装置を適用する複写
機のスキャナ装置部分を示す概略図であって、1は原稿
、2はレンズ、3はCOD,22は原稿テーブル、23
.23’,24.24’27.27’は搬送コロ、25
は原稿圧板、26はコンタクトガラス、28はCCD取
付けプリント板、29.30は原稿センサ、3lは原稿
レジストセンサ、32はシエーデイング補正板である。
以下、第1図および第2図を参照して説明する.原稿テ
ーブル22上の原稿lを挿入すると、原稿人口センサ2
9にて検知され、原稿搬送モータMが回転開始し、FL
ランプ(蛍光灯)18が点灯し、コロ23,23’の回
転により搬送を開始される。原稿センサ30にて原稿先
端が検知されると、ソレノイドSQLが駆動され、シエ
ーデイング補正板32が光路を遮って入り込み、FLラ
ンプl8の光が反射され、レンズ2で結像され、CCD
J上に投影される。補正板32は結像位置にないが、白
出力を得るだけなら問題ない。原稿先端が原稿レジスト
センサ3lで検知されるまでシエーデイング補正データ
が取り込まれる。この間はRAMIIの格納データとA
/D変換出力が常に比較され、より高い値であれば入れ
換えるように制御されている。この間にFLランプl8
の立上がり地の光量ムラがあっても影響されないように
している。補正板32の駆動をソレノイドS○Lではな
く、モータ等でゆっくり移動するようにすれば、補正板
32の汚れや多少のムラには影響されなくなる。原稿1
が原稿センザ3lに検知されると、シエーデイング補正
データ取り込みは終了し、ソレノイドはオフし、補正板
32は引っ込む。続いて原稿上の情報が読み取られ、シ
エーデイング補正され出力される。原稿後端まで読み取
られた時点でデータ送出は終了し、その後原稿1は排出
される。
CCD3は7μmピッチの読取り素子が500θ個集積
されたもの(例えば一東芝製TC106C)を使用し、
原稿lの読取り密度を原稿面上で16本/ m mにし
ている。CCD3は8 M llzのクロツクで駆動さ
れ、駆動クロツクおよびSYNC信号等はクロツク/タ
イミング発生器8で作られる。CCD3の出力は白レベ
ルで約5 0mVと微小なため、直接A/D変換すると
、ノイズ等の影響で変換誤差が大きくなるのでビデオ増
幅器4にて約10倍に増幅している。CCD3には駆動
クロツクがノイズとして重畳しているので、サンプリン
グして信号成分のみ取り出す。ゲイン制御回路7はA/
D変換器9に入力する信号の白レベルを一定にするため
の可変増幅器で、最低増幅度8〜最高40まで可変でき
る。原稿スキャンに先立ち原稿圧板25の白色を画素信
号に変換し、最大レベルがA/D変換の最大値(6ビッ
トであれば3FH)になるように増幅度を制御している
。A/D変換はアナログ信号をデジタル信号に変換する
もので、ここでは6ビットのものを使用し、白〜男の信
号レベルを64階調のデータに変換している。RAMI
Iはシエーデイング補正データのメモリ用で、圧板25
を読み取った時の1〜5000ピクセルのCCD出力を
6ビットデータで記憶し、レンズ2による周辺光量の低
下、CCD3の各エレメントの感度ムラや、FLランプ
l8の光量ムラを補正するための参照データにしている
ROM.l2は一種の演算器として動作するようにデー
タが書き込まれており、原稿lをスキャンした時のCC
D3の各エレメントの出力がRAMIlの値により補正
演算され、シエーデイング補正したデータとして取り出
される。
第3図はタイミングチャートであって、送り込まれた原
稿lが原稿レジストセンサ31で先端を検知されると、
CPU2 1はクロック/タイミング発生器8で作られ
るLSYNC (Line SYNC)信号をカウント
し、原稿1の露光開始のタイミング(Tdなるデイレー
後)に同期してスキャン有効信号(SCAN  VAL
ID信号)を出して、CCD3で読み取った画素信号の
処理を開始する。露光開始のタイミングは、副走査方向
の変倍率(原稿搬送速度)によって補正している。これ
はLSYNCの周期が原稿搬送速度に関係なく一定のた
めだからである。原稿先端より2〜3mm副走査スキャ
ンが進んだ時点で、AE信号がCPLI2 1よりクロ
ツク/タイミング発生器8に出力され、ここより主走査
窓抜き信号がQllに伝達され、同時にAE切換信号で
アナログスイッチ回路17がオンになり、ピークホール
ド回路lOが作動し、その時点のビデオ増幅器6の白出
力のピーク値を保持する。
第4図はAE時の地肌検出位置および検出幅可変範囲を
示す説明図でかつ第5図は修正部分があるジアゾの第2
原図を説明する説明図である。第5図においてAdは修
正部分、A,Bは主走査窓抜き信号を示す。第6図は第
5図の場合のAE出力と地肌信号を示す説明図である。
ピーク値の検出はCCD3の主走査方向全域ではなく、
第4図のように中央部200mmの領域内で10mm,
30mm,50mmの3種類の幅を選択できるようにし
ている。200mmの領域内は”1 5 m mステッ
プで窓抜き位置を選択でき、第5図のような修正部分A
dが原稿先端部にあっても、修正部分Adを避けた位置
でAEのレベル検出ができる。窓抜き位置を200mm
の範囲内にしているのは、読取り原稿サイズの最小をA
4縦の210mm幅にしているためで、さらに小サイズ
の原稿まで対象にする時は、可変領域を狭めるか、原稿
サイズ毎に換えるかすればよい。原稿が中央基卓で搬送
される時は中央振り分けで、端面基準の時は端面基準で
可変範囲を決めればよい(窓抜き位置が不適当で原稿幅
以外の所を読み取ると、原稿圧板部の白を検出してしま
うので、AE制御が行われてなくなってしまう)。窓抜
き幅は広いほど、原稿内にベタがあった場合影響を受け
ないが、反対に修正部分Adの影響を受け易くなる。こ
の両方の兼ね合いで選ぶが、ノーマルは50mm幅で、
中央部に選定されている。この位置および幅の変更は操
作部に設けたサービスモード選沢スイッチ(ここでは液
晶パネル表に設けたタッチスイッチと液晶画面との組み
合わせでオペレー夕が選択する)で容易に行える。
第7図は窓抜き信号発生回路の一例を示す回路ブロック
図、および第8図は第7図の回路の動作を説明するタイ
ミングチャートである。第7図において、33は水晶発
振器、34は第1カウンタ回路、35は第2カウンタ回
路、36はフリツプフロツプ、37はシフトレジスタ、
38はマルチブレクサ、39は第3カウンタ回路である
水晶発振器33は8MIIz(走査速度に応じて変える
)を使用し、第1カウンタ回路34の1周5080カウ
ントのループカウンタでLSYNC,LGATE信号を
作り、LGATEの立上がりより500カウント目でD
フリッフ゜フロッフ゜36をセットし、第2カウンタ回
路35を作動させ、25 m m 面部毎のパルス(4
00カウント)を作り、シフトレジスタ37の信号をシ
フトする。このシフトレジスタ37は8ビット構成であ
るので、200mmまでのタイミング信号が作れる。
マルチプレクサ38はCPUよりの3ビットの選択信号
でQ1〜Q6のシフトレジスタ37のタイミングを選択
する。マルチプレクサ3日の出力で、第3カウンタ回路
39を作動させる。第3カウンタ回路39は、10,3
0.50mm幅の窓抜き信号を1回発生すると作動を終
了する。窓抜き幅は同じくCPUより選択できる。シフ
トレジスタ37とマルチプレクサ38の数を増やせば、
より細かなタイミングを得られる。窓抜きの幅も同様で
ある。
実施例はカウンタとシフトレジスタでの構成であづたが
、他に始点カウンタと終点カウンタを設け、プリセット
アドレスをCPUより入力する構成にすれば任意の幅と
位置での検出が可能となる。
AE切換信号と同時にDTCCの時定数切換信号が出力
され、ピークホールド回路10の放電時定数がノーマル
値となる(放電時定数で約3秒)。
副走査方向に30mmスキャンした時点で主走査窓抜き
信号および時定数切換信号がオフとなり、今までの白ピ
ークレベルが保持される(放電時定数で約200秒)。
この保持レベルで原稿スキャンが行われるが、副走査ス
キャン時間を5秒としても、レベルは2.5%の低下で
しかないので影響はない。
検知された白レベルのピーク値はアナログスイッチ回路
17を介してA/D変換器9の変換基串電圧v,lfF
に入力され、そのときのビデオ信号が6ビットのデジタ
ル値に変換される。
AE動作をさせないときはアナログスイッチ回路l7は
、可変抵抗器VCCにより分圧された電圧(約4V)を
基準としてA/D変換される。
第9図は自動白レベル補正回路およびAE用の白レベル
検出回路の一例を示す回路図である。図において第1図
と同一符号は同一部分を示すので説明を省略し、その他
の符号に関して40は演算増幅器、4lはラッチ回路、
42,43.44は比較回路、45はナンドーオアセレ
クタIC,46.47は演算増幅器、48はトランジス
タ、49はピークホールド用比較器、R+〜R21は抵
抗、01〜C,はコンデンサ、D,はダイオードである
。第9図において、CNIより入力されたビデオ信号は
、ビデオ増幅器6で増幅される。このビデオ増幅器6の
増幅度はナンドーオアセレクタ夏C45のS入力がHレ
ベルのため、IB〜4Bの入力を選択しているので、ア
ナログスイッチ回路l3はすべてオンとなり、最低倍率
8倍にセットされている。8倍に増幅された出力はA/
D変換器9でデジタル値に変換され、ラッチ回路4lで
1度ラッチされ、上位4ビットの値が主走査方向で符号
42〜44の比較回路で比較され、最高値で保持されて
いる。1スキャン終了後、比較回路43で保持された4
ビットの値をナンドーオアセレクタIC45のS入力を
Lレベルにすることで、アナログスイッチ回路13に伝
え、予め計算された増幅度に切り換える。例えば比較回
路43のQ1〜Q4がすべてHレベルのときは8倍、Q
4が[IでQ1〜Q3がLレベルのときは13倍になる
A/D変換器9のVINはCNIの入力レベルにより異
なるが、3.8〜4■の間になるようにしている。原稿
スキャン中(SCAN  VALID信号が出ている期
間)は、ビデオ増幅器6増幅度は一定に保たれるように
ナンドーオアセレクタIC45のS入力はLレヘルのま
まである。
ビデオ増幅器6の出力は抵抗R9,RIOによりl/2
に分圧され、白レベルに追従した信号として取り出され
る。増幅器40は一般の演算増幅器で高域の応答性は悪
く、またコンデンサCtによる高城成分の低減とで、文
字等の黒部検出によるビデオ信号は伝達されない。増幅
器40の出力は抵抗R ll+  RI!および主走査
方向以外は、白レベルを検出させないためのもので、ク
ロツク/タイミング発生器8 (第1図)よりの窓抜き
信号およびAE信号のNANDとして駆動される。
アナログスイッチ回路l4の左端はピークホールドの時
定数を切り換えるもので、抵抗RISが並列に加わるこ
とで時定数を小さくし異レベル側への応答性を多少良く
し、文字.細線時のAE動作を改善している。アナログ
スイッチ回路l4の右側3個は増幅器47のゲイン切換
えで、1.5倍,1.8倍,2倍と増幅器47の増幅度
を切り換えている。1. 5倍は新聞を原稿にする時使
用し、裏移りを防ぐためにV IIEFは4■のビデオ
信号に対し?vになっている。1. 8倍は通常のコン
トラストのある程度確保された原稿用である。2倍は薄
い文字までAE時に再現させたい時で、白地原稿が多く
、低コントラストの文字を読み取る時に使用する。
上述したように、本発明はCOD等の光電変換装置を使
用して、原稿画像を電気信号に変換して処理し、デジタ
ル信号に変換する原稿スキャナ装置およびコピー像を作
成するデジタル複写機のAE(自動地肌除去)に関する
ものである。
第10図はCCD3の出力波形を示す説明図であって、
図において、Sは地肌部出力、Tは原稿上の黒部、Uは
地肌、■は修正部の地肌、Wは黒ベタ部、Xは基準白出
力を示す。
第10図を参照しながら、さらに本発明を従来技術との
対比において説明する。デジタル方式の原稿スキャナで
は、原稿読取り時に地肌除去を行った信号にする必要上
、読取り時に第10図のように原稿の白レベルを常にピ
ークホールドし、その出力をA/D変換器9の変換基準
入力(V■F)にし、入力信号をA/D変換するので、
地肌Uは常に変換値の上限値となり、白出力レベルが保
てる。A/D変換は原稿の地肌Uと黒レヘルであるOv
との間を6ビット(64階i1M)または8ビット(2
56階11)のデジタル値に変換され、必要な画像処理
を施され、スキャナより出力される。
地肌レベルは常に変換値の上限値(6ビットであれば3
FH)であり、原稿の地肌レベルが変化してもこの変化
がゆっくりしたものであれば、ピークホールド回路lO
が追従するので地肌は除去されるが、従来技術の項で説
明したような原稿を読み取った時は、地肌レヘルの検出
を主走査方向の中央部で行っているために、ジアゾの第
2原図を修正液で消し、その部分に加筆した原稿(ジア
ゾの第2原図は感度が低いので、コピー機の速度をかな
り低くしないと地肌部を飛ばせないが、生産性を考える
と中速度でコピーせざるを得ない。このため地肌が残っ
たコピーとなる。この部分を修正すると、修正液で地肌
部分に塗布してある感光材が溶け、これを除去するので
他の部分より白くなる)や、青や緑色の色地肌の原稿に
白い地肌の原稿を貼り合わせたものを読み取ると、A/
D変換器9の変換基準入力が周囲の地肌レベルより高い
電圧となるため、修正部または貼り合わせ部の地肌を除
き、他の部分の地肌が除去できずに、スキャナ信号とし
て、またコピー上に地汚れとして再現されてしまう。
本発明はこの従来技術の欠点を補うために、副走査方向
全域にわたって行っていた地肌検出を、原稿先端部のみ
行うモードを設けて、fi?T述のような原稿を読み取
る時に、操作部よりモード切換えを行っている。修正部
または貼り合わせ部は、原稿の副走査方向全域にわたる
ことは掻くまれで、通常は一部の領域のみであるので、
このような原稿の場合は、先端部分の地肌部で地肌検出
を行い、その後はこの検出値をホールドし、これで原稿
終了までAEを行うことにより、全領域にわたって地肌
除去ができる(第4図および第5図参照)。
先端部の地肌検出位1は主走査方向の複数個所を選択で
きるように構成してあり、先端部の地肌読取り位置にも
修正は貼り合わせ部分があれば、これを避けた位置を選
択することも可能にしている。
次にAEのピークホールドの必要な理由を説明する。白
レベルのピークホールドがないと変換基準人力V RE
Fが原稿の黒レベルに応答してしまい、文字や太い線の
黒レベルが正確に変換されなくなる。これを防ぎかつ地
肌の変動に追従させるために、ピークホールド回路lO
に時定数を持たせ、電圧が上がる方向(地肌がより白く
なる方向)には急速に充電し、下げる方向(原稿上の文
字や画像の黒の検出信号)には、スキャン速度にもよる
が、−aに1〜2秒の放電時定数を持たせている.この
時定数は原稿上に黒い部分が数10mmi!続しても、
AEレベルが黒部に追従させないためである(追従する
とすべて白くなってしまう)。
このようにピークホールド型のAE機能では、緩やかな
地肌レベルの変動には追従するが、急激に地肌が濃くな
る方向には追従できない。この追従性を良くするために
は、放電時定数を小さくすれば良いが、黒部が連続した
場合、地肌レヘルが黒部に引きづられるために地汚れは
発生しないが、薄く書かれた文字や、細線等の再現性が
悪くなる。
このような不都合に対して、本発明では、AE信号を白
レヘルビークホールド回路10に通しているので、白レ
ベル読取り部分に画像部や太い線画があっても、これに
よってA/D変換器9の基準入力信号であるAE信号が
影響されない。したがって原稿先端近傍に文字や太いベ
タ線部等があっても地肌除去された読取り信号が送り出
される。
また、AE検出を先端部と、副走査方向全域に切り換え
できるので、修正や貼り合わせの特異原稿と通常との原
稿で各々に適したAE制御レヘルの検出が可能となり、
これも操作部より行えるようにしているので、オペレー
タが原稿を見て、各々の方法を簡単に切り換えられる。
さらに、白検出の切換え時に、同時にピークボールド回
路10の立ち下がり時定数も切り換えることにより、放
電時定数を大きくして先端部の白レベル検出値を維持す
る。
このようにAE制御のための白レベル検出を先端のみで
行うので、修正した部分の地肌が他の部分より白《なっ
た原稿や、色地の原稿を切り貼りしたものでも、この部
分に影響されずに地肌を除去した読取り信号を送り出す
ことが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、自動地肌除去(
AE)制御のための白レベル検出の位置を主走査方向の
任意の位置で行うかまたは原稿の先端部のみにおいて行
えるので、修正した部分が他の地肌部よりも白くなった
原稿または色地の原措に白地の原稿を切り貼りしたもの
でも、この位置を避けた位置で地肌ヘルの検出が可能と
なり、地肌を除去した読取り信号を送り出すことが可能
な原稿スキャナ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による原稿スキャナ装置の一実施例を説
明する全体ブロック図、第2図は本発明による原稿スキ
ャナ装置を適用する複写機のスキャナ装置部分を示す概
略図、第3図はタイミングチャート、第4図はAE時の
地肌検出位置および検出幅可変範囲を示す説明図、第5
図は修正部分があるジアゾの第2原図を説明する説明図
、第6図は第5図の場合のAE出力と地肌信号を示す説
明図、第7図は窓抜き信号発生回路の回路構成を示すブ
ロック図、第8図は第7図の回路の動作を説明するタイ
ミングチャート、第9図は自動白レベル補正回路および
AE用の白レベル検出回路の一例を示す回路図、第10
図はCCDの出力波形を示す説明図、第11図および第
12図は従来装置における原稿搬送および再現コピーを
説明する説明図である。 1・・・原稿、3・・・光N変換素子(CCD) 、9
・・・A/D変換器、18・・・蛍光灯、23.23’
,24.24’・・・搬送コロ。 第l図 第4図 第5図 第6図 第8図 sootyウント 第II図 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原稿の地肌を除去した原稿像をデジタル値で出力
    する原稿スキャナ装置において、原稿を露光部まで送り
    込む搬送装置と、前記原稿を照明するための光源と、原
    稿像をライン毎の走査により電気信号に変換する一次元
    の光電変換素子と、該光電変換素子の出力をデジタル信
    号に変換するアナログ/デジタル変換器とを備え、原稿
    走査開始後の前記光電変換素子の白出力を前記アナログ
    /デジタル変換器の変換基準入力に付与し、前記白出力
    の検出を主走査方向の任意の位置で行うことを特徴とす
    る原稿スキャナ装置。
  2. (2)請求項1において、前記白出力は、立上がり時定
    数が小さくかつ立下がり時定数が大きいピークホールド
    回路を通過した、原稿地肌を検出した光電変換出力であ
    ることを特徴とする原稿スキャナ装置。
  3. (3)原稿の地肌を除去した原稿像をデジタル値で出力
    する原稿スキャナ装置において、原稿を露光部まで送り
    込む搬送装置と、前記原稿を照明するための光源と、原
    稿像をライン毎の走査により電気信号に変換する一次元
    の光電変換素子と、該光電変換素子の出力をデジタル信
    号に変換するアナログ/デジタル変換器とを備え、原稿
    走査開始後の前記光電変換素子の白出力を前記アナログ
    /デジタル変換器の変換基準入力に付与し、前記白出力
    の検出を原稿の先端部のみにおいて行い、この検出後は
    検出出力の保持信号を変換基準信号として使用すること
    を特徴とする原稿スキャナ装置。
  4. (4)請求項3において、前記白出力は、立上がり時定
    数が小さくかつ立下がり時定数が大きいピークホールド
    回路を通過した、原稿地肌を検出した光電変換出力であ
    ることを特徴とする原稿スキャナ装置。
  5. (5)請求項4において、前記白出力は原稿の先端部と
    原稿の副走査全域とに切換え可能であることを特徴とす
    る原稿スキャナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6351771A (ja) * 1986-08-21 1988-03-04 Tokyo Electric Co Ltd 画像読取り方法

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