JPH022386Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光を受光することにより所定のメツセ
ージまたはメロデイーを発するようにした音響玩
具に関するものである。

本考案の音響玩具を図に基いて説明すると、第
１，２図において、框体１０は、所定のメツセー
ジまたはメロデイーを発するための電気回路を収
納するもので、図示の如く、底部を平面形状とす
る碗状台座部１１と、頂部に穿孔部２を設けた蓋
部１２とで成り、略卵型に形成されている。

上記碗状台座部１１の上端周縁部１１ａには鋸
歯状凹入部１１ｂが形成され、これに蓋部１２の
鋸歯状下縁周縁部１２ａが嵌入して係合保持され
ると共に、該碗状台座部１１と蓋部１２とは嵌脱
自在になされている。

しかして、このような框体１０の内部には、上
記穿孔部２近傍の内壁部に穿孔部２から入射され
る光を受光することによりスイツチングする光セ
ンサ３が貼着されると共に、該框体１０内底部に
は吸音材４が貼着され、かつ所定の空隙を隔てて
圧電素子で成る極薄で略円形状のスピーカ５が底
部内周壁に嵌着されている。そして、上記光セン
サ３とスピーカ５間には、予め所定のメツセージ
またはメロデイーを記憶して成り、上記光センサ
３のスイツチング動作に応動して音響信号をスピ
ーカ５に送出する音響出力回路６０がリード線に
よつて接続され、この音響出力回路６０及びこれ
ら電気回路の駆動電源７は框体１０内壁部に光セ
ンサ３と同様にして貼着される。

ここで、上記音響出力回路６０としては、光セ
ンサ３によるスイツチング動作に応動して所定時
間オン信号を送出するタイマ６ａと、予め所定の
メツセージまたはメロデイーを記憶して成るメモ
リー６ｂ及び出力回路６ｃとを備え、光センサ３
のスイツチング動作に応動するタイマ６ａのオン
信号によつてメモリ６ｂに記憶された所定の音響
信号が出力回路６ｃによりスピーカ５に送出さ
れ、所定時間音響出力が鳴動するようになされて
いる。

したがつて、上記構成で成る音響玩具は框体１
０の碗状台座部１１の底部が平面形状に形成され
ているため安定した状態を維持でき、種々の場所
に移動して設けることが可能で、例えば、バース
デイパーテイのような場合に、ケーキケース内に
この音響玩具を置けばケースを開いた瞬間光が入
射することにによりこの光を受光することによつ
て快いバースデイソングを鳴動させることができ
る。また、底部が安定した状態に維持できるため
起き上り小法師として構成することができ、常に
光を上部先端で受光する状態を維持させて良好な
光応答を確保できる。

さらに、上記実施例の音響玩具は、スピーカ５
を略円形状とし、上記框体１０内底部に吸音材４
を貼着すると共に、所定の空隙を隔てて該スピー
カ５を嵌着して成るので、スピーカ５の固定が容
易に行い得ると共に、このスピーカ５の後面位置
に空隙を隔てて設けた吸音材４の貼着によつて共
鳴現象を低減でき、かつ前面位置に穿孔部２が位
置するのでこの穿孔部２を利用して音響を外部空
間に送出でき一定した良好な音質及び音量を確保
できる。

以上のように本考案によれば、光を受光するこ
とによつて所定の音響を鳴動させる音響玩具を提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜３図は本考案の音響玩具の構成を説明す
るもので、第１図は分解図、第２図は断面図、第
３図は電気回路図である。 １０……框体、１１……碗状台座部、１２……
蓋部、２……穿孔部、３……光センサ、４……吸
音材、５……スピーカ、なお、図中、同一符号は
同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底面を平面形状とした碗状台座部と、こ碗状
   台座部に嵌脱自在で、かつ頂部に穿孔部を設け
   た蓋部とで成る略卵型の框体内に、上記穿孔部
   からの入射光を受光することによりスイツチン
   グ動作する光センサ、該スイツチング動作に応
   動して所定の音響出力を発する音響出力回路、
   およびスピーカを収納したことを特徴とする音
   響玩具。 (2) 上記スピーカを略円形状とし、上記框体内底
   部に吸音材を貼着すると共に、所定の空隙を隔
   てて該スピーカを嵌着して成ることを特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲第１項記載の音響玩
   具。