JPH0223780Y2 - - Google Patents

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JPH0223780Y2
JPH0223780Y2 JP1984012686U JP1268684U JPH0223780Y2 JP H0223780 Y2 JPH0223780 Y2 JP H0223780Y2 JP 1984012686 U JP1984012686 U JP 1984012686U JP 1268684 U JP1268684 U JP 1268684U JP H0223780 Y2 JPH0223780 Y2 JP H0223780Y2
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JP
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fresh water
cooler
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bypass passage
cooling
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JP1984012686U
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JPS60124529U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として船舶用等の機関の清水冷却器
に関する。
(従来技術) 第1図に示すように例えば船舶用デイーゼル機
関の清水冷却器1には、海水入口管2、海水出口
管3、冷却清水入口管4及び冷却清水出口管5が
接続されており、海水ポンプ6によつて汲み上げ
る海水により、冷却器1内で清水を冷却するよう
になつている。また清水入口管4はサーモスタツ
ト7を介して例えば排気マニホールド8の冷却清
水通路に連通しており、サーモスタツト7には直
接に清水出口管5に至るバイパス通路管9が接続
されている。即ち排気マニホールド8から戻る清
水が冷態のときには、冷却器1を通さずにバイパ
ス通路管9を通して清水を清水ポンプ10に送る
ようになつている。
ところが従来よりバイパス通路管9は冷却器1
の本体1aとは別体に形成されており、また海水
出口管3等と重なり合うように配管されている。
従つてバイパス通路管9をはじめとして清水出口
管5及び海水出口管3等の配管構造が複雑になる
と共に、配管作業に手間がかかる。また広い配管
スペースが必要になる。
(考案の目的) バイパス通路を清水冷却器の本体に一体に形成
することにより、(1)配管用部品点数を削減し、(2)
配管構造を簡単にし、(3)配管作業を容易にし、(4)
配管スペースをコンパクトにしようとすることを
目的としている。
(考案の構成) (イ) 冷却清水用サーモスタツトにバイパス通路と
清水冷却器の冷却通路を切換自在に接続し、 (ロ) 機関から戻る清水が冷態のときにはバイパス
通路を介して清水ポンプに清水を送り、非冷態
のときには冷却器内の冷却通路を介して清水ポ
ンプへ清水を送る機関の清水冷却器において、 (ハ) 冷却器の本体にサーモスタツトケース及びバ
イパス通路を一体に形成し、バイパス通路を冷
却器本体内の冷却コアから空間を隔てて位置さ
せている。
(実施例) 第2図は本考案による清水冷却器11を一部断
面で示す正面図であり、この第2図において、冷
却器本体12にはサーモスタツトケース13が一
体に形成されており、該ケース13の上壁には3
個のサーモスタツト取付孔15が形成されると共
にケース蓋16が固着されている。各取付孔15
には冷却清水用サーモスタツト17が挿入固定さ
れている。サーモスタツトケース13の下側には
清水バイパス通路18が冷却器本体12と一体に
形成されている。バイパス通路18は冷却コア2
0の上端より一定のスペースSを隔てた上方に形
成されると共に、その一端が下方へ延びて本体1
2の下端まで至り、清水出口管21に接続してい
る。清水出口管21は清水ポンプ22を介して機
関23内の冷却清水通路に連通している。
サーモスタツト17はバイパス通路開閉弁17
aと冷却通路開閉弁17bを備えており、ケース
内通路13a内の清水が冷態のときにはバイパス
通路18を各連通孔24を介してケース内通路1
3aに対して開くと同時に、ケース蓋16内の入
口通路26をケース内通路13aに対して閉じ
る。一方ケース内通路13aの清水温度が所定値
まで上昇すると、バイパス通路18をケース内通
路13aに対して閉じると同時に、入口通路26
をケース内通路13aに対して開く。ケース内通
路13aは清水入口管28を介して排気マニホー
ルド29の冷却清水出口部30に接続している。
コア前蓋35の端面には海水入口管31と海水
出口管32が接続されており、海水入口管31は
海水ポンプ33に接続し、海水出口管32は機関
23のオイルクーラ34に接続している。
第2図の−断面図を示す第3図において、
冷却器本体12内は上段の清水タンク36と下段
のコア挿入部に区画されており、清水タンク36
はその前端部が入口孔38を介してケース蓋16
の入口通路26に連通し、後下端部がコア20の
後端入口孔39を介してコア20内の清水冷却通
路40に連通している。
コア20は冷却器本体12の下段に挿入される
と共に、前記前蓋35及び後蓋42により固定さ
れている。コア20内には多数の海水流通管43
が貫通しており、流通管43の前端部は前蓋35
内に連通し、後端部は後蓋42内に連通してい
る。ただし前蓋35内は垂直な隔壁35aにより
2室に区画されており、第3図の紙面の表面側の
室は海水入口管31に連通し、裏面側の室は海水
出口管32に連通している。なおコア20内の冷
却通路40は各蓋35,42内には連通していな
い。また前述のスペースSは清水タンク36の前
端部に連通している。
第3図の−断面部分図を示す第4図におい
て、コア20内の冷却通路40の前端部は、コア
20の第4図右下端部の出口孔46及び冷却器本
体12の出口孔47を介してバイパス通路18の
下端部分に連通している。また出口孔47の下端
部分には、断面形状円弧形の冷却清水吸出防止用
の突起50が形成されている。突起50はコア2
0の外周面から外方へ一定の間隔を隔てており、
第3図の右上向きに突出している。
(作用) 第2図の機関23が始動すると、海水ポンプ3
3により海水が汲み上げられ、海水入口管31を
通つて前蓋35内の第3図表面側の室に入る。該
室から第3図表面側半分の流通管43を通つて後
蓋42内に入り、後蓋42内から第3図裏面側半
分の流通管43を通つて前蓋35内の第3図裏面
側の室に入り、該室から海水出口管32を通つて
オイルクーラ34に至る。
機関始動時からしばらくの間は冷却清水は冷態
であるので、第2図のサーモスタツト17によつ
てケース内通路13aに対してバイパス通路18
が開き、入口通路26が閉じている(第2図に示
す状態)。従つて排気マニホールド29の海水出
口部30から海水入口管28を通つてケース内通
路13aに戻る清水は、各連通孔24を通つてバ
イパス通路18内に入り、バイパス通路18から
清水出口管21及び清水ポンプ22を通つて機関
23の冷却清水通路内へ供給される。上記のよう
にバイパス通路18を清水が通る場合には、バイ
パス通路18がコア20からスペースSを隔てて
配置されていることにより、バイパス通路18内
の清水がコア20内の海水により冷やされる心配
がない。即ち機関始動時において機関23を暖め
る必要がある時期(暖機運転時期)に、温度が低
過ぎる冷却清水を機関に送り込む心配がない。な
おスペースS内にはタンク36内の清水がよどん
でいる。
また第4図のバイパス通路18の下端部分にお
いては、通路18内の清水と40内の冷水との境
界が存在している。通路40内の冷水は通路18
内の清水の流れにより、これと同方向の流れを生
じるが、突起50により通路40内の冷水は通路
18内へ流れ出ることは無く、矢印F方向へ旋回
させられる。従つて冷却通路40内の冷たい清水
がバイパス通路18内に吸い出される心配はな
い。この結果、暖機運転時間を短縮することがで
き、速やかに機関を使用することができる。
機関23が充分に暖まり、排気マニホールド2
9の海水出口部30から戻る清水が所定温度以上
になると、サーモスタツト17が作動して、第2
図のケース内通路13aに対して入口通路26が
開き、バイパス通路18が閉じる。従つて排気マ
ニホールド29の清水出口部30から清水入口管
28を介してケース内通路13aに入る清水は、
サーモスタツト17内を通つて入口通路26に入
る。入口通路26から第3図の入口孔38を通つ
てタンク36内に入り、タンク36の後端部から
コア20内の冷却通路40内に入り、冷却通路4
0を前方へ流れる間に海水により冷却される。冷
却された清水は第4図の出口孔46,47を通つ
て清水出口管21に供給され、さらに第2図の清
水ポンプ22により機関23内に供給され、機関
23内の各部を冷却する。そして再び清水入口管
28に戻される。
(別の実施例) (1) 海水を利用して清水を冷却する形式の清水冷
却器のほかに、空冷式あるいは各種冷却媒体を
利用する方式の清水冷却器に適用することもで
きる。
(2) サーモスタツトを1個又は2個備えた清水冷
却器に本考案を適用することもできる。
(考案の効果) (1) サーモスタツトケース13及びバイパス通路
18を冷却器本体12に一体に形成しているの
で、冷却器用の配管部品点数が削減され、配管
作業、例えば清水用の配管作業が容易になる。
(2) 従来の第1図のようにバイパス通路管9と例
えば海水出口管3とが重なり合うような不具合
が解消されるので、配管作業が一層容易になる
と共に、配管スペースを大幅に節約でき、配管
構造がコンパクトになる。
(3) バイパス通路18の出口部と冷却通路40の
出口部とを、第4図に示すように冷却器本体1
2内で合流させることができるので、第1図の
従来例のようにバイパス通路管9を清水出口管
5に冷却器本体1a外で接続する場合に比べ、
清水が合流部分から漏出する心配はない。
(4) 第2図に示すように冷却器本体12にサーモ
スタツトケース13をも一体に形成するように
しているので、ケース13とバイパス通路18
間の接続用配管も省略することができ、冷却器
用の配置作業がより一層容易になる。
(5) バイパス通路18を冷却器本体12内の冷却
コア20からスペースSを隔てて位置させてい
るので、冷却器本体12にバイパス通路18を
一体形成していても、バイパス利用時の過冷却
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の正面図、第2図は本考案を適
用した清水冷却器を一部断面で示す正面図、第3
図は第2図の−断面図、第4図は第3図の
−断面部分図である。12……冷却器本体、1
7……サーモスタツト、18……バイパス通路、
22……清水ポンプ、23……機関、40……冷
却通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却清水用サーモスタツトにバイパス通路と清
    水冷却器の冷却通路を切換自在に接続し、機関か
    ら戻る清水が冷態のときにはバイパス通路を介し
    て清水ポンプへ清水を送り、非冷態の時には冷却
    通路を介して清水ポンプへ清水を送る機関の清水
    冷却器において、冷却器の本体にサーモスタツト
    ケース及びバイパス通路を一体に形成し、バイパ
    ス通路を冷却器本体内の冷却コアから空間を隔て
    て位置させていることを特徴とする機関の清水冷
    却器。
JP1268684U 1984-01-30 1984-01-30 機関の清水冷却器 Granted JPS60124529U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1268684U JPS60124529U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 機関の清水冷却器

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JP1268684U JPS60124529U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 機関の清水冷却器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60124529U JPS60124529U (ja) 1985-08-22
JPH0223780Y2 true JPH0223780Y2 (ja) 1990-06-28

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ID=30495985

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742114B2 (ja) * 1977-03-11 1982-09-07

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124654Y2 (ja) * 1980-08-14 1986-07-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742114B2 (ja) * 1977-03-11 1982-09-07

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JPS60124529U (ja) 1985-08-22

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