JPH0223779Y2 - - Google Patents
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- JPH0223779Y2 JPH0223779Y2 JP10617284U JP10617284U JPH0223779Y2 JP H0223779 Y2 JPH0223779 Y2 JP H0223779Y2 JP 10617284 U JP10617284 U JP 10617284U JP 10617284 U JP10617284 U JP 10617284U JP H0223779 Y2 JPH0223779 Y2 JP H0223779Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compartment
- steam
- overflow pipe
- upper tank
- condensate
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 13
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 5
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 10
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Chemical compound O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この考案は、エンジン本体の冷却水ジヤケツト
から蒸発した水蒸気を冷却風が作用する細管を通
して上部タンクに導く間に冷却し、凝縮した復水
を細管を通して流下させて再びジヤケツトに戻す
よう構成したエンジンのコンデンサ式冷却装置に
関する。
から蒸発した水蒸気を冷却風が作用する細管を通
して上部タンクに導く間に冷却し、凝縮した復水
を細管を通して流下させて再びジヤケツトに戻す
よう構成したエンジンのコンデンサ式冷却装置に
関する。
〈従来技術〉
従来のコンデンサ式冷却装置のコンデンサ本体
の上部は、第12図に示すように、多数のフイン
付き細管16が接続された上部タンク17に蒸気
放出用のオーバーフローパイプ18が突入された
構造となつている。この構造によると、細管16
内を上昇する蒸気が、冷却風の冷却作用により細
管16の上下中間高さ部の付近で、凝縮されて復
水し、細管16の内壁を伝つて冷却水ジヤケツト
12に戻る。また、細管16内で凝縮されなかつ
た蒸気は上昇を続けて、上部タンク17内に流入
し、上部タンク17内に溜められるとともに、そ
の一部がオーバーフローパイプ18から外部に放
散される。
の上部は、第12図に示すように、多数のフイン
付き細管16が接続された上部タンク17に蒸気
放出用のオーバーフローパイプ18が突入された
構造となつている。この構造によると、細管16
内を上昇する蒸気が、冷却風の冷却作用により細
管16の上下中間高さ部の付近で、凝縮されて復
水し、細管16の内壁を伝つて冷却水ジヤケツト
12に戻る。また、細管16内で凝縮されなかつ
た蒸気は上昇を続けて、上部タンク17内に流入
し、上部タンク17内に溜められるとともに、そ
の一部がオーバーフローパイプ18から外部に放
散される。
〈考案が解決しようとする課題〉
上記構造では、次の問題がある。
細管16内で凝縮された復水が、瞬間的に生じ
る圧力変化により、上昇してくる蒸気によつて吹
き上げられて上部タンク17内に流入し、そのま
まオーバーフローパイプ18を通つて外部に流出
することがある。また、上部タンク17内の蒸気
の一部がそのままオーバーフローパイプ18から
外部に流出してしまう。
る圧力変化により、上昇してくる蒸気によつて吹
き上げられて上部タンク17内に流入し、そのま
まオーバーフローパイプ18を通つて外部に流出
することがある。また、上部タンク17内の蒸気
の一部がそのままオーバーフローパイプ18から
外部に流出してしまう。
このため、冷却水の消費が早く、比較的短期間
で冷却水の補充が必要となる。
で冷却水の補充が必要となる。
この考案は、上部タンク構造に改良を加えるこ
とで、冷却水のオーバーフローパイプからの流出
を抑制できるようにしたものである。
とで、冷却水のオーバーフローパイプからの流出
を抑制できるようにしたものである。
〈問題を解決するための手段〉
本考案では、上部タンク内にオーバーフローパ
イプが挿入された区画室を形成し、この区画室
に、オーバーフローパイプの入口に直接対向しな
い蒸気流入口を設けるとともに、区画室の下部に
復水流下用の小孔を設けた構造とした。
イプが挿入された区画室を形成し、この区画室
に、オーバーフローパイプの入口に直接対向しな
い蒸気流入口を設けるとともに、区画室の下部に
復水流下用の小孔を設けた構造とした。
〈作用〉
上記構成によると、細管16内で凝縮して復水
が、瞬間的に生じる圧力変化により、蒸気ととも
に上部タンク17内に吹き上がつても、オーバー
フローパイプ18の入口に達するためには区画室
20内を通過しなければならず、この区画室20
の蒸気流入口21はオーバーフローパイプ18の
入口に直接対向しない位置に開口していることか
ら、区画室20内に流入した復水がオーバーフロ
ーパイプ18の入口に直接達して外部に流出する
ことが抑制される。そして、区画室20内に流入
した復水の多くは復水流下用小孔22から上部タ
ンク17に戻される。
が、瞬間的に生じる圧力変化により、蒸気ととも
に上部タンク17内に吹き上がつても、オーバー
フローパイプ18の入口に達するためには区画室
20内を通過しなければならず、この区画室20
の蒸気流入口21はオーバーフローパイプ18の
入口に直接対向しない位置に開口していることか
ら、区画室20内に流入した復水がオーバーフロ
ーパイプ18の入口に直接達して外部に流出する
ことが抑制される。そして、区画室20内に流入
した復水の多くは復水流下用小孔22から上部タ
ンク17に戻される。
また、上部タンク17内の蒸気も区画室20を
通過した後にオーバーフローパイプ18から外部
に放散されるものであり、蒸気が区画室20を通
過する間にその一部は区画室20の内面に付着・
露結して、復水流下用小孔22から上部タンク1
7に戻される。
通過した後にオーバーフローパイプ18から外部
に放散されるものであり、蒸気が区画室20を通
過する間にその一部は区画室20の内面に付着・
露結して、復水流下用小孔22から上部タンク1
7に戻される。
〈実施例〉
第2図及び第3図にコンデンサ式冷却装置を備
えたエンジンの一例である横型ガスエンジンが示
される。
えたエンジンの一例である横型ガスエンジンが示
される。
このエンジン本体Eは、クランク軸1を支承し
たクランクケース2の横一側にピストン3を横移
動自在に内嵌したシリンダ4を備え、その外側に
点火プラグ5、給排気バルブ6、及びロツカーア
ーム7等を備えたシリンダヘツド8を取付けた構
造となつており、付属装置として、クランク軸1
に取付けられるフライホイール9、エアークリー
ナ10、マフラー11、及びコンデンサ式冷却装
置Cが備えられる。
たクランクケース2の横一側にピストン3を横移
動自在に内嵌したシリンダ4を備え、その外側に
点火プラグ5、給排気バルブ6、及びロツカーア
ーム7等を備えたシリンダヘツド8を取付けた構
造となつており、付属装置として、クランク軸1
に取付けられるフライホイール9、エアークリー
ナ10、マフラー11、及びコンデンサ式冷却装
置Cが備えられる。
次に、前記冷却装置Cの構造を説明する。
前記シリンダ4の周囲には冷却水ジヤケツト1
2が形成され、これがシリンダヘツド8内の冷却
水ジヤケツト13にも連通されており、ジヤケツ
ト12の上部はクランクケース2の上面において
開口されている。そして、この開口を閉じるよう
に中空状のベース14が取付けられ、これにコン
デンサ本体15が立設されている。
2が形成され、これがシリンダヘツド8内の冷却
水ジヤケツト13にも連通されており、ジヤケツ
ト12の上部はクランクケース2の上面において
開口されている。そして、この開口を閉じるよう
に中空状のベース14が取付けられ、これにコン
デンサ本体15が立設されている。
ベース14の前方下部は前記ジヤケツト12の
開口に連通されるとともに、ベース14の後方上
部にはジヤケツト開口と偏位してコンデンサ本体
15が連通接続され、ジヤケツト12からの沸騰
水がコンデンサ本体15に直接流入しにくい構造
となつている。
開口に連通されるとともに、ベース14の後方上
部にはジヤケツト開口と偏位してコンデンサ本体
15が連通接続され、ジヤケツト12からの沸騰
水がコンデンサ本体15に直接流入しにくい構造
となつている。
コンデンサ本体15は、ベース14内の蒸気を
フイン付きの細管16群に流入して上部タンク1
7に導く間に、細管16の上下中間高さ部の付近
で、図外フアンからの冷却風によつて放熱冷却し
て、凝縮復水し、この凝縮した復水を細管16に
沿つて流下させ再びジヤケツト12に戻すととも
に、上部タンク17内の蒸気の一部をオーバーフ
ローパイプ18から外気中に放散するよう構成さ
れている。
フイン付きの細管16群に流入して上部タンク1
7に導く間に、細管16の上下中間高さ部の付近
で、図外フアンからの冷却風によつて放熱冷却し
て、凝縮復水し、この凝縮した復水を細管16に
沿つて流下させ再びジヤケツト12に戻すととも
に、上部タンク17内の蒸気の一部をオーバーフ
ローパイプ18から外気中に放散するよう構成さ
れている。
上記基本構成に本考案は更に次のような構成を
付加している。
付加している。
つまり、第1図及び第3図に示すように、上部
タンク17の左右中央部の近くには、上部タンク
17の前側壁と後側壁とに亘つて円筒状のパイプ
19が架設されており、このパイプ19内に区画
室20が形成されている。そして、この区画室2
0の後面に前記オーバーフローパイプ18が挿入
されるとともに、区画室20の上面前部に蒸気流
入口21が設けられ、更にその下方に区画室20
内の復水をタンク内に戻す小孔22が設けられて
いる。
タンク17の左右中央部の近くには、上部タンク
17の前側壁と後側壁とに亘つて円筒状のパイプ
19が架設されており、このパイプ19内に区画
室20が形成されている。そして、この区画室2
0の後面に前記オーバーフローパイプ18が挿入
されるとともに、区画室20の上面前部に蒸気流
入口21が設けられ、更にその下方に区画室20
内の復水をタンク内に戻す小孔22が設けられて
いる。
この構成においては、細管16内で凝縮して復
水は、瞬間的に生じる圧力変化により、蒸気とと
もに吹き上げられて区画室20内に流入すること
があるが、区画室20の蒸気流入口21はオーバ
ーフローパイプ18の入口から離れた位置に開口
しており、直接にオーバーフローパイプ18の入
口に達しにくい構造になつている。このため、復
水のオーバーフローパイプ18からの流出が区画
室20で抑制され、区画室20内に流入した復水
は復水流下用小穴22から上部タンク17に戻さ
れる。
水は、瞬間的に生じる圧力変化により、蒸気とと
もに吹き上げられて区画室20内に流入すること
があるが、区画室20の蒸気流入口21はオーバ
ーフローパイプ18の入口から離れた位置に開口
しており、直接にオーバーフローパイプ18の入
口に達しにくい構造になつている。このため、復
水のオーバーフローパイプ18からの流出が区画
室20で抑制され、区画室20内に流入した復水
は復水流下用小穴22から上部タンク17に戻さ
れる。
また、上部タンク17内の蒸気は区画室20を
通過してオーバーフローパイプ18から外部に放
散される。そして、区画室20内を通過する間に
蒸気の一部は区画室20の内面に付着・露結し
て、復水流下用小孔22から上部タンク17に戻
される。
通過してオーバーフローパイプ18から外部に放
散される。そして、区画室20内を通過する間に
蒸気の一部は区画室20の内面に付着・露結し
て、復水流下用小孔22から上部タンク17に戻
される。
本考案は以下に示すような別実施例構造にする
ことができる。
ことができる。
第4図には、上述の実施例における蒸気流入
口21と復水流下用小孔20との開口位置を異
ならせたものが示されており、区画室20を形
成する円筒状のパイプ19の上部に複数個の蒸
気流入口21をオーバーフローパイプ18の入
口から極力離して設けるとともに、復水流下用
小穴22をその反対側に設けるものであり、パ
イプ19は上述の本実施例と同様に配設され、
(すなわち、第3図に示すように、上部タンク
17の左右中央部の近くに上部タンク17の前
側壁と後側壁とに亘つて架設されており)、ま
た同様に作用する。
口21と復水流下用小孔20との開口位置を異
ならせたものが示されており、区画室20を形
成する円筒状のパイプ19の上部に複数個の蒸
気流入口21をオーバーフローパイプ18の入
口から極力離して設けるとともに、復水流下用
小穴22をその反対側に設けるものであり、パ
イプ19は上述の本実施例と同様に配設され、
(すなわち、第3図に示すように、上部タンク
17の左右中央部の近くに上部タンク17の前
側壁と後側壁とに亘つて架設されており)、ま
た同様に作用する。
第5図に示すように、上部タンク17の後側
壁に縦断面コ字形の部材23を取付けるとと
も、その内部に仕切板24を設けて上下2段の
区画室20a,20bを形成し、かつ下部区画
室20aの底壁及び仕切板24に偏位させて、
復水流下用小孔20を兼ねた蒸気流入口21を
形成する。
壁に縦断面コ字形の部材23を取付けるとと
も、その内部に仕切板24を設けて上下2段の
区画室20a,20bを形成し、かつ下部区画
室20aの底壁及び仕切板24に偏位させて、
復水流下用小孔20を兼ねた蒸気流入口21を
形成する。
この構造では、細管16内で凝縮されて吹き
上げられた復水が、蒸気流入口21から下部区
画室20a内に流入しても、仕切板24に衝突
して飛散してしまい、オーバーフローパイプ1
8の入口に直接達しないで、復水流下用小孔2
0を兼ねた蒸気流入口21から戻される。
上げられた復水が、蒸気流入口21から下部区
画室20a内に流入しても、仕切板24に衝突
して飛散してしまい、オーバーフローパイプ1
8の入口に直接達しないで、復水流下用小孔2
0を兼ねた蒸気流入口21から戻される。
また、上部タンク17内の蒸気は下部区画室
20a内に流入すると、仕切板24に衝突した
後に、上下2段の区画室20a,20bを通過
することになり、この間に露結が促進される。
20a内に流入すると、仕切板24に衝突した
後に、上下2段の区画室20a,20bを通過
することになり、この間に露結が促進される。
この実施例では、部材23により形成される
区画室20を、第8図及び第9図における区画
室20ののように、オーバーフローパイプ18
の入口を覆う箱状に形成して、上部タンク17
の左右中央部の近くに配設してもよいし、左右
全幅に亘つて配設してもよい。
区画室20を、第8図及び第9図における区画
室20ののように、オーバーフローパイプ18
の入口を覆う箱状に形成して、上部タンク17
の左右中央部の近くに配設してもよいし、左右
全幅に亘つて配設してもよい。
第6図に示すように、上部タンク17内の後
方上部の角部に、後側壁と上側壁とに亘つて縦
側面L字形の部材25を取付けるとともに、そ
の内部に仕切板26を設けて、前記と同様に、
上下2段の区画室20a,20bを形成し、下
部区画室20aの底壁及び仕切板26に偏位さ
せて、復水流下用小孔20を兼ねた蒸気流入口
21を形成する。
方上部の角部に、後側壁と上側壁とに亘つて縦
側面L字形の部材25を取付けるとともに、そ
の内部に仕切板26を設けて、前記と同様に、
上下2段の区画室20a,20bを形成し、下
部区画室20aの底壁及び仕切板26に偏位さ
せて、復水流下用小孔20を兼ねた蒸気流入口
21を形成する。
この実施例では、区画室20の配設位置及び
蒸気・復水の流動過程は、第5図において上述
したものと同様である。
蒸気・復水の流動過程は、第5図において上述
したものと同様である。
第7図に示すように、上部タンク17内の左
右全幅に亘つて上下2段の平板部材27,28
を、後側壁と前側壁との間に横架配設して、上
下2段の区画室20a,20bを形成し、各平
板部材27,28に偏位させて、復水流下用小
孔20を兼ねた蒸気流入口21を形成する。
右全幅に亘つて上下2段の平板部材27,28
を、後側壁と前側壁との間に横架配設して、上
下2段の区画室20a,20bを形成し、各平
板部材27,28に偏位させて、復水流下用小
孔20を兼ねた蒸気流入口21を形成する。
この実施例でも、第5図において詳述したと
同様に、作用する。
同様に、作用する。
第8図及び第9図に示すように、タンク17
の左右中央部位置に、下面が一側方に傾斜した
区画室20をU形の板材29で形成し、その一
側面の上部寄り位置に蒸気流入口21を設ける
とともに、その内部には流入口21に対向する
邪魔板30を垂設し、かつ、下面の傾斜下端に
は復水流下用の小孔22を設ける。
の左右中央部位置に、下面が一側方に傾斜した
区画室20をU形の板材29で形成し、その一
側面の上部寄り位置に蒸気流入口21を設ける
とともに、その内部には流入口21に対向する
邪魔板30を垂設し、かつ、下面の傾斜下端に
は復水流下用の小孔22を設ける。
第10図に示すように、下面が傾斜した区画
室20aをU形の板材31によつて設けるとと
もに、その内部に逆傾斜の仕切板32を設けて
上部の区画室20bを形成し、下部区画室20
aの側面に蒸気流入口21、その傾斜下端に復
水流下用小孔22を形成するとともに、上部区
画室20bの傾斜下端に復水流下用小孔を兼ね
た蒸気流入口21を設ける。尚、オーバーフロ
ーパイプ18を図中仮想線で示すように設けて
もよい。
室20aをU形の板材31によつて設けるとと
もに、その内部に逆傾斜の仕切板32を設けて
上部の区画室20bを形成し、下部区画室20
aの側面に蒸気流入口21、その傾斜下端に復
水流下用小孔22を形成するとともに、上部区
画室20bの傾斜下端に復水流下用小孔を兼ね
た蒸気流入口21を設ける。尚、オーバーフロ
ーパイプ18を図中仮想線で示すように設けて
もよい。
第11図に示すように、U形の板材33と仕
切板34とからなる上下2段の区画室20a,
20bを形成するとともに、下部区画室20a
の左右中央を上方に凸曲させ、この区画室20
aの左右両側面(もしくは一側面)に蒸気流入
口21を設けるとともに、両端凹部に復水流下
用小孔22を設け、更に、仕切板34の中央を
下方に凹入させ、その中央に復水流下用小孔を
兼ねた蒸気流入口21を設ける。
切板34とからなる上下2段の区画室20a,
20bを形成するとともに、下部区画室20a
の左右中央を上方に凸曲させ、この区画室20
aの左右両側面(もしくは一側面)に蒸気流入
口21を設けるとともに、両端凹部に復水流下
用小孔22を設け、更に、仕切板34の中央を
下方に凹入させ、その中央に復水流下用小孔を
兼ねた蒸気流入口21を設ける。
〈効果〉
以上説明したように、本考案によれば、区画室
を利用した水分離作用によつて蒸気とともに吹上
がつた冷却水のオーバーフローパイプの入口への
短絡流入が防止できるとともに、蒸気が区画室の
内面に付着することにより露結が促がされ、冷却
水の早期放散、消費を抑制して、冷却水の補充な
く長期間良好な冷却性能を維持させることができ
るようになつた。
を利用した水分離作用によつて蒸気とともに吹上
がつた冷却水のオーバーフローパイプの入口への
短絡流入が防止できるとともに、蒸気が区画室の
内面に付着することにより露結が促がされ、冷却
水の早期放散、消費を抑制して、冷却水の補充な
く長期間良好な冷却性能を維持させることができ
るようになつた。
第1図は本考案にかかるコンデンサ式冷却装置
の一部切欠き側面図、第2図はエンジン全体の縦
断正面図、第3図は冷却装置を分解したエンジン
全体の斜視図である。第4図乃至第8及び第10
図、第11図は夫々別の実施例を示し、第4図は
第1例、第5図は第2例、第6図は第3例、第7
図は第4例、第8図は第5例のそれぞれ第1図相
当図、第9図は第8図の−線断面図、第10
図は第6例、第11図は第7例のそれぞれ第1図
相当図である。又、第12図は従来例の要部縦断
側面図である。 15……コンデンサ本体、17……上部タン
ク、18……オーバーフローパイプ、20……区
画室、21……蒸気流入口、22……復水流下用
小孔。
の一部切欠き側面図、第2図はエンジン全体の縦
断正面図、第3図は冷却装置を分解したエンジン
全体の斜視図である。第4図乃至第8及び第10
図、第11図は夫々別の実施例を示し、第4図は
第1例、第5図は第2例、第6図は第3例、第7
図は第4例、第8図は第5例のそれぞれ第1図相
当図、第9図は第8図の−線断面図、第10
図は第6例、第11図は第7例のそれぞれ第1図
相当図である。又、第12図は従来例の要部縦断
側面図である。 15……コンデンサ本体、17……上部タン
ク、18……オーバーフローパイプ、20……区
画室、21……蒸気流入口、22……復水流下用
小孔。
Claims (1)
- コンデンサ本体15の上部に設けられた上部タ
ンク17内に、オーバーフローパイプ18が挿入
された区画室20を形成し、この区画室20に、
オーバーフローパイプ18の入口に直接対向しな
い蒸気流入口21を設けるとともに、区画室20
の下部に復水流下用小孔22を設けてあるエンジ
ンのコンデンサ式冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10617284U JPS6121823U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | エンジンのコンデンサ式冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10617284U JPS6121823U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | エンジンのコンデンサ式冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6121823U JPS6121823U (ja) | 1986-02-08 |
JPH0223779Y2 true JPH0223779Y2 (ja) | 1990-06-28 |
Family
ID=30665468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10617284U Granted JPS6121823U (ja) | 1984-07-12 | 1984-07-12 | エンジンのコンデンサ式冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6121823U (ja) |
-
1984
- 1984-07-12 JP JP10617284U patent/JPS6121823U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6121823U (ja) | 1986-02-08 |
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