JPS5926606Y2 - 沸騰冷却装置用凝縮器 - Google Patents
沸騰冷却装置用凝縮器Info
- Publication number
- JPS5926606Y2 JPS5926606Y2 JP5247080U JP5247080U JPS5926606Y2 JP S5926606 Y2 JPS5926606 Y2 JP S5926606Y2 JP 5247080 U JP5247080 U JP 5247080U JP 5247080 U JP5247080 U JP 5247080U JP S5926606 Y2 JPS5926606 Y2 JP S5926606Y2
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- Japan
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- condensing
- condenser
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、半導体などの発熱体を凝縮性の冷却媒体(
以下冷媒という)の相変化によって冷却を行なう沸騰冷
却装置用凝縮器に関するものである。
以下冷媒という)の相変化によって冷却を行なう沸騰冷
却装置用凝縮器に関するものである。
沸騰冷却装置用凝縮器は、半導体を冷却するために、半
導体の発熱で生じた冷媒の蒸気を冷却して凝縮させ、液
体に相変化させることにより、外部に熱を輸送している
。
導体の発熱で生じた冷媒の蒸気を冷却して凝縮させ、液
体に相変化させることにより、外部に熱を輸送している
。
従来、沸騰冷却装置を車輛などの半導体装置の冷却に用
いる場合には、第1図に示すように構成し、凝縮器1の
一部を装置外箱10外に突出させ、車輌の走行風を利用
して冷却し、冷却能力の向上をはかつていた。
いる場合には、第1図に示すように構成し、凝縮器1の
一部を装置外箱10外に突出させ、車輌の走行風を利用
して冷却し、冷却能力の向上をはかつていた。
しかし、第1図に示すように、凝縮器1の凝縮管2を多
段多列に配設し、これらの両端に冷媒の通路を構成する
ヘッダ12.13を連通させていたために、冷却風はヘ
ッダで囲まれた中にしか通ることができない。
段多列に配設し、これらの両端に冷媒の通路を構成する
ヘッダ12.13を連通させていたために、冷却風はヘ
ッダで囲まれた中にしか通ることができない。
このため、車輌が走行している時には、進行方向に冷却
風が流下するが、風下に配置した凝縮管は風上側に配置
した凝縮管の熱放散のため、冷却効率が低下する。
風が流下するが、風下に配置した凝縮管は風上側に配置
した凝縮管の熱放散のため、冷却効率が低下する。
また、車輌の停止時には、上下方向の自然対流で冷却さ
れるが、上段に配置した凝縮管は下段の凝縮管の熱放散
によって冷却効率が低下する。
れるが、上段に配置した凝縮管は下段の凝縮管の熱放散
によって冷却効率が低下する。
そして、凝縮管の本数が多くなるほど、また車輌の速度
が小さく走行風が微風であるほど、前述の傾向は著しく
なる。
が小さく走行風が微風であるほど、前述の傾向は著しく
なる。
さらに、構造的には、ヘッダ12.13と半導体8を収
納する密閉容器9とを連結する熱輸送バイブロ、7のい
ずれか一方が装置外箱10外に突出するために配管が複
雑となる欠点があった。
納する密閉容器9とを連結する熱輸送バイブロ、7のい
ずれか一方が装置外箱10外に突出するために配管が複
雑となる欠点があった。
この考案は、前述した従来のものの欠点を改善した沸騰
冷却装置用凝縮器を提供することを目的とするものであ
る。
冷却装置用凝縮器を提供することを目的とするものであ
る。
以下、この考案の実施例を図に基いて説明する。
この考案の一実施例を示す第2図、第3図において、1
は凝縮器で、この凝縮器1のヘッダ11は、管板3と仕
切り板4とヘッダカバー5とによって、気相ヘッダ室1
1Aと液相ヘッダ室11 Bとが厚さ方向に重ね合せて
形成しである。
は凝縮器で、この凝縮器1のヘッダ11は、管板3と仕
切り板4とヘッダカバー5とによって、気相ヘッダ室1
1Aと液相ヘッダ室11 Bとが厚さ方向に重ね合せて
形成しである。
凝縮管2はU字状に形成され、彎曲部よりそれぞれの端
までの長さが異なる上方の凝縮管部2Aと下方の凝縮管
部2Bとから構威しである。
までの長さが異なる上方の凝縮管部2Aと下方の凝縮管
部2Bとから構威しである。
短い方の下方の凝縮管部2Bの内部と液相ヘッダ室11
Bとを連通させ、長い方の上方の凝縮管部2Aの内部
と気相ヘッダ室11Aとを連通させるように、管板3お
よび仕切り板4と凝縮管2を溶接などの手段で固着する
。
Bとを連通させ、長い方の上方の凝縮管部2Aの内部
と気相ヘッダ室11Aとを連通させるように、管板3お
よび仕切り板4と凝縮管2を溶接などの手段で固着する
。
密閉容器9の上部とヘッダ11の気相ヘッダ室11Aと
を熱輸送バイブロで連通させ、密閉容器9の下部と液相
ヘッダ室11 Bとを熱輸送パイプ7で連通させる。
を熱輸送バイブロで連通させ、密閉容器9の下部と液相
ヘッダ室11 Bとを熱輸送パイプ7で連通させる。
前記密閉容器9内には、半導体8を設置し、この半導体
8を充分に浸漬するように凝縮性の液相冷媒(フロンR
−113など)14が充填されている。
8を充分に浸漬するように凝縮性の液相冷媒(フロンR
−113など)14が充填されている。
密閉容器9の上部空間および凝縮器1の内部には気相の
冷媒が満たされている。
冷媒が満たされている。
なお、第2図中、2Cは冷却片で、凝縮管2 A、2
Bに密着するように固定されている。
Bに密着するように固定されている。
また、10は装置外箱である。
前述のように構成した沸騰冷却装置は、密閉容器9内の
半導体8が発熱すると、冷媒14が液相から気相に相変
化し、この気相冷媒は、密閉容器9内の液相の冷媒中を
上昇して、この容器9の上部から熱輸送バイブロを通っ
て気相ヘッダ室11Aに導かれる。
半導体8が発熱すると、冷媒14が液相から気相に相変
化し、この気相冷媒は、密閉容器9内の液相の冷媒中を
上昇して、この容器9の上部から熱輸送バイブロを通っ
て気相ヘッダ室11Aに導かれる。
ここで各凝縮管2に分配された冷媒が凝縮管2の外面の
2次冷却によって凝縮し、気相から液相に相変化する。
2次冷却によって凝縮し、気相から液相に相変化する。
液化した冷媒は液相ヘッダ室11 Bに流込み、熱輸送
パイプ7を通って密閉容器9に戻る。
パイプ7を通って密閉容器9に戻る。
このサイクルで冷媒が循環して半導体8が冷却される。
そして、この実施例では、凝縮管2の内部で気相から液
相に相変化した冷媒を重力によって液相ヘッダ11 B
に流入させるために、液相ヘッダ室11Bと連通ずる凝
縮管部2Bを下方にし、これに対し蒸気ヘッド室11A
と連通ずる凝縮管部2Aを上方に配設している。
相に相変化した冷媒を重力によって液相ヘッダ11 B
に流入させるために、液相ヘッダ室11Bと連通ずる凝
縮管部2Bを下方にし、これに対し蒸気ヘッド室11A
と連通ずる凝縮管部2Aを上方に配設している。
なお、この考案は、第4図に示すように、凝縮管2を横
V字状に形成してもよく、このようにすると、凝縮管部
2 A、2 Bが水平面に対して所定角度だけ傾斜する
ので凝縮管内の液冷媒が一層流れ易くなる。
V字状に形成してもよく、このようにすると、凝縮管部
2 A、2 Bが水平面に対して所定角度だけ傾斜する
ので凝縮管内の液冷媒が一層流れ易くなる。
なお、以上この考案を、密閉容器9内に半導体8を内蔵
したものについて説明したが、この考案は、蒸発器の外
面から半導体を圧接してその発熱を蒸発器に伝導し、前
記蒸発器内の冷媒を沸騰させる構造のものにも適用でき
、この場合でも同様な効果が得られる。
したものについて説明したが、この考案は、蒸発器の外
面から半導体を圧接してその発熱を蒸発器に伝導し、前
記蒸発器内の冷媒を沸騰させる構造のものにも適用でき
、この場合でも同様な効果が得られる。
以上説明したように、この考案によれば、ヘッダに対し
てU字状またはV字状に形成された凝縮管を突出させた
ので、第2図の上下方向および紙面の表裏方向の冷却風
以外にそれぞれの凝縮管の隙間から自由に新鮮な冷却風
が出入することができ、冷却性能が向上する。
てU字状またはV字状に形成された凝縮管を突出させた
ので、第2図の上下方向および紙面の表裏方向の冷却風
以外にそれぞれの凝縮管の隙間から自由に新鮮な冷却風
が出入することができ、冷却性能が向上する。
また、凝縮管が汚れた場合には、第2図の上下方向、紙
面の表裏方向および右側面方向から清掃を栗に行なうこ
とができ、全部の熱輸送パイプを装置外箱内に納めるこ
とができて、配管作業も容易に行なうことができる。
面の表裏方向および右側面方向から清掃を栗に行なうこ
とができ、全部の熱輸送パイプを装置外箱内に納めるこ
とができて、配管作業も容易に行なうことができる。
さらに、凝縮管がU字状またはV字状に形成され、これ
らとヘッダとの気密溶接部が減少するので、気密性が向
上するという効果がある。
らとヘッダとの気密溶接部が減少するので、気密性が向
上するという効果がある。
第1図は従来の沸騰冷却装置を示す構成説明図、第2図
はこの考案の一実施例による凝縮器を備えた沸騰冷却装
置を示す一部を断面した構成説明図、第3図はこの考案
の一実施例による凝縮器の正面図、第4図はこの考案の
他の実施例による凝縮器の一部を示す側断面図である。 1・・・・・・凝縮器、2・・・・・・凝縮管、2A・
・・・・・上方の凝縮管部、2B・・・・・・下方の凝
縮管部、11・・・・・・ヘッダ、11A・・・・・・
気相ヘッダ室、11B・・・・・・液相ヘッダ室。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
はこの考案の一実施例による凝縮器を備えた沸騰冷却装
置を示す一部を断面した構成説明図、第3図はこの考案
の一実施例による凝縮器の正面図、第4図はこの考案の
他の実施例による凝縮器の一部を示す側断面図である。 1・・・・・・凝縮器、2・・・・・・凝縮管、2A・
・・・・・上方の凝縮管部、2B・・・・・・下方の凝
縮管部、11・・・・・・ヘッダ、11A・・・・・・
気相ヘッダ室、11B・・・・・・液相ヘッダ室。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (2)
- (1)複数本の凝縮管と、これらの凝縮管と連通して冷
却媒体の通路を形成するためのヘッダとを備えたものに
おいて、前記ヘッダは気相の冷却媒体を分配する気相ヘ
ッダ室と、液相の冷却媒体を集合する液相ヘッダ室とを
重ね合せて構成し、前記凝縮管はU字状またはV字状に
形成して、一端を前記ヘッダの気相ヘッダ室に、他端を
ヘッダの液相ヘッダ室にそれぞれ連通させたことを特徴
とする沸騰冷却装置用凝縮器。 - (2)凝縮管の曲がった部位から各端までを上方の凝縮
管部と下方の凝縮管部とに分け、上方の凝縮管部を気相
ヘッダ室に、下方の凝縮管部を液相ヘッダ室にそれぞれ
連通させた実用新案登録請求の範囲第1項記載の沸騰冷
却装置用凝縮器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5247080U JPS5926606Y2 (ja) | 1980-04-16 | 1980-04-16 | 沸騰冷却装置用凝縮器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5247080U JPS5926606Y2 (ja) | 1980-04-16 | 1980-04-16 | 沸騰冷却装置用凝縮器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56154160U JPS56154160U (ja) | 1981-11-18 |
JPS5926606Y2 true JPS5926606Y2 (ja) | 1984-08-02 |
Family
ID=29647331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5247080U Expired JPS5926606Y2 (ja) | 1980-04-16 | 1980-04-16 | 沸騰冷却装置用凝縮器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926606Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2551067B2 (ja) * | 1987-12-26 | 1996-11-06 | アイシン精機株式会社 | 冷却装置 |
-
1980
- 1980-04-16 JP JP5247080U patent/JPS5926606Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56154160U (ja) | 1981-11-18 |
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