JPS592455Y2 - 積層型蒸発器 - Google Patents
積層型蒸発器Info
- Publication number
- JPS592455Y2 JPS592455Y2 JP5261179U JP5261179U JPS592455Y2 JP S592455 Y2 JPS592455 Y2 JP S592455Y2 JP 5261179 U JP5261179 U JP 5261179U JP 5261179 U JP5261179 U JP 5261179U JP S592455 Y2 JPS592455 Y2 JP S592455Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- group
- evaporation
- evaporation chamber
- chambers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用空調装置等に使用されている積層型蒸
発器において、冷媒が蛇行するよう構成した蒸発器の各
冷媒通路群の通路数を適切にして熱交換効率を向上させ
たものである。
発器において、冷媒が蛇行するよう構成した蒸発器の各
冷媒通路群の通路数を適切にして熱交換効率を向上させ
たものである。
一般の積層型蒸発器においては、冷媒が冷媒通路を一方
向のみに通過するように構成されているが 最近、冷媒
を蛇行させて通過させるように、冷媒通路群を３つに分
けた積層型蒸発器が開発されており、冷媒の通過距離を
長くしてより有効に熱交換することができるようになさ
れている。
向のみに通過するように構成されているが 最近、冷媒
を蛇行させて通過させるように、冷媒通路群を３つに分
けた積層型蒸発器が開発されており、冷媒の通過距離を
長くしてより有効に熱交換することができるようになさ
れている。
その具体例が第１図、第２図に示され、両側にタンク部
１ａとそれらを結ぶ蒸発部１ｂとよりなる成形プレート
１を対向接合してチューブエレメント２が構成され、該
チューブエレメント２とコルゲートフィン３が交互に積
層されている。
１ａとそれらを結ぶ蒸発部１ｂとよりなる成形プレート
１を対向接合してチューブエレメント２が構成され、該
チューブエレメント２とコルゲートフィン３が交互に積
層されている。
そしてタンク部１ａは隣接するタンク部と互いに連通さ
れて上部タンク４と下部タンク５が形成されている。
れて上部タンク４と下部タンク５が形成されている。
６は下部タンク５に連通した冷媒導入管であり、７は上
部タンク４に連通した冷媒排出管である。
部タンク４に連通した冷媒排出管である。
上部タンク４および下部タンク５は第２図に示すように
、それぞれ略ｌのところでタンク壁面４ａ、５ａによっ
て分けられ、下部タンク群Ｔｌ。
、それぞれ略ｌのところでタンク壁面４ａ、５ａによっ
て分けられ、下部タンク群Ｔｌ。
Ｔ２、上部タンク群Ｔ３．Ｔ４が形成されている。
冷媒導入管６は下部タンク群Ｔ２を貫通して下部タンク
群Ｔ１に接続され、冷媒排出管７は上部タンク群Ｔ４に
接続されている。
群Ｔ１に接続され、冷媒排出管７は上部タンク群Ｔ４に
接続されている。
従って蒸発室は、はぼ同数の蒸発室数を有する３つの蒸
発室群Ｐ１．Ｐ２．Ｐ３に区画され、冷媒導入管６から
下部タンク群Ｔ１に入った冷媒は、蒸発されつつ第１の
蒸発室群Ｐ１を上方に、第２の蒸発室群Ｐ２を下方に、
第３の蒸発室群Ｐ３を上方に通過して、冷媒排出パイプ
７より図示しない圧縮機に吸引される。
発室群Ｐ１．Ｐ２．Ｐ３に区画され、冷媒導入管６から
下部タンク群Ｔ１に入った冷媒は、蒸発されつつ第１の
蒸発室群Ｐ１を上方に、第２の蒸発室群Ｐ２を下方に、
第３の蒸発室群Ｐ３を上方に通過して、冷媒排出パイプ
７より図示しない圧縮機に吸引される。
しかしながら上記構成の積層型蒸発器においては、第２
図の斜線で示す部分しか有効に熱交換していないことが
各部の温度分布を測定することにより明らかにされた。
図の斜線で示す部分しか有効に熱交換していないことが
各部の温度分布を測定することにより明らかにされた。
すなわち第１の蒸発室群Ｐ１においては、下部タンクＴ
１の冷媒に液分が多く含まれているので各蒸発室に均等
に冷媒が分配されるので問題無いが、第２の蒸発室群Ｐ
２では冷媒が下降されるので、液分が片寄って通過し、
また第３の蒸発室群Ｐ３においては冷媒中に気体骨が多
いので冷媒排出管７側に片寄って通過するため、第２、
第３の蒸発室群Ｐ２．Ｐ３が有効に熱交換しなかった。
１の冷媒に液分が多く含まれているので各蒸発室に均等
に冷媒が分配されるので問題無いが、第２の蒸発室群Ｐ
２では冷媒が下降されるので、液分が片寄って通過し、
また第３の蒸発室群Ｐ３においては冷媒中に気体骨が多
いので冷媒排出管７側に片寄って通過するため、第２、
第３の蒸発室群Ｐ２．Ｐ３が有効に熱交換しなかった。
本考案は上述の事由によってなされたもので、冷媒が通
過する冷媒通路を、冷媒導入管６と連通する下部タンク
群Ｔ１と連通ずる蒸発室を集合した第１の蒸発室群Ｐ１
と、上部タンク群Ｔ３と下部タンク群Ｔ２とに連通して
冷媒の降下する蒸発室を集合した第２の蒸発室群Ｐ２と
、冷媒排出管と連通ずる上部タンク群Ｔ４と連通ずる上
部タンク群Ｔ４と連通ずる蒸発室を集合した第３の蒸発
室群Ｐ３から構成して冷媒を蛇行させて通過させるよう
構成した積層型蒸発器において、Ｐｌの蒸発室数＞Ｐａ
の蒸発室数＞Ｐ２の蒸発室数とすることにより、各蒸発
室群の蒸発室数の割合を適切にして熱交換効率を高めた
積層型蒸発器を提供するものである。
過する冷媒通路を、冷媒導入管６と連通する下部タンク
群Ｔ１と連通ずる蒸発室を集合した第１の蒸発室群Ｐ１
と、上部タンク群Ｔ３と下部タンク群Ｔ２とに連通して
冷媒の降下する蒸発室を集合した第２の蒸発室群Ｐ２と
、冷媒排出管と連通ずる上部タンク群Ｔ４と連通ずる上
部タンク群Ｔ４と連通ずる蒸発室を集合した第３の蒸発
室群Ｐ３から構成して冷媒を蛇行させて通過させるよう
構成した積層型蒸発器において、Ｐｌの蒸発室数＞Ｐａ
の蒸発室数＞Ｐ２の蒸発室数とすることにより、各蒸発
室群の蒸発室数の割合を適切にして熱交換効率を高めた
積層型蒸発器を提供するものである。
以下本考案の実施例を図に従って詳述する。
第３図において、下部タンク５は管板のタンク壁面５ａ
によって下部タンク群ＴＩ、Ｔ２に区画され、冷媒導入
管６が下部タンク群Ｔ２を貫通してＴ１に連接されてい
る。
によって下部タンク群ＴＩ、Ｔ２に区画され、冷媒導入
管６が下部タンク群Ｔ２を貫通してＴ１に連接されてい
る。
上部タンク４は下部タンク群Ｔ２の上部で一タンク壁面
４ａによって上部タンク群Ｔ３．Ｔ４に区画され、冷媒
排出管７が上部タンク群Ｔ４に連接されている。
４ａによって上部タンク群Ｔ３．Ｔ４に区画され、冷媒
排出管７が上部タンク群Ｔ４に連接されている。
第１の蒸発室群Ｐ□は、下部タンク群Ｔ１と上部タンク
群Ｔ３との間の蒸発室の集合で、第２の蒸発室群Ｐ２は
下部タンク群Ｔ２と上部タンク群Ｔ３との間の蒸発室の
集合で、第３の蒸発室群Ｐ３は下部タンク群Ｔ２と上部
タンク群Ｔ４との間の蒸発室の集合である。
群Ｔ３との間の蒸発室の集合で、第２の蒸発室群Ｐ２は
下部タンク群Ｔ２と上部タンク群Ｔ３との間の蒸発室の
集合で、第３の蒸発室群Ｐ３は下部タンク群Ｔ２と上部
タンク群Ｔ４との間の蒸発室の集合である。
そして各タンク群の蒸発室の数はＰｔ＞Ｐａ＞Ｐ２とさ
れている。
れている。
以上の構成において、第１の蒸発室群Ｐ１の蒸発室数が
多いが、冷媒導入管６から下部タンクＴ１に導かれた冷
媒中には液分が多いため、蒸発室群Ｐ１の各蒸発室にほ
ぼ均等に冷媒が分配されて蒸発する。
多いが、冷媒導入管６から下部タンクＴ１に導かれた冷
媒中には液分が多いため、蒸発室群Ｐ１の各蒸発室にほ
ぼ均等に冷媒が分配されて蒸発する。
第２の蒸発室群Ｐ２においては、冷媒が上方から下方に
降下する構成であるために冷媒の分配ならびに蒸発が不
充分になりがちであるが、この部分の蒸発室数が少ない
ので冷媒の分配は比較的良好であり、蒸発器全体に与え
る影響は少ない。
降下する構成であるために冷媒の分配ならびに蒸発が不
充分になりがちであるが、この部分の蒸発室数が少ない
ので冷媒の分配は比較的良好であり、蒸発器全体に与え
る影響は少ない。
第３の蒸発室群Ｐ３においても、第２の蒸発室群Ｐ３と
同様に蒸発室の数が少ないため、冷媒の分配は比較的良
好である。
同様に蒸発室の数が少ないため、冷媒の分配は比較的良
好である。
又、第１及び第２の蒸発室群Ｐ□、Ｐ２で液冷媒の気化
が進み、第３の蒸発室群Ｐ３においては冷媒中に気体骨
が多く、体積が大きくなる為、通路抵抗が大きくなる。
が進み、第３の蒸発室群Ｐ３においては冷媒中に気体骨
が多く、体積が大きくなる為、通路抵抗が大きくなる。
その結果として圧縮機の吸込側の圧力が低くなり、圧縮
機の能力が低下し、冷媒サイクル中に流れる冷媒の量が
少なくなる為蒸発器へ還流する冷媒量が減少する結果、
蒸発器の熱交換量が低下するという欠点を有する。
機の能力が低下し、冷媒サイクル中に流れる冷媒の量が
少なくなる為蒸発器へ還流する冷媒量が減少する結果、
蒸発器の熱交換量が低下するという欠点を有する。
前記欠点を回避するには、第３の蒸発室数を増やせば通
気抵抗は小さくなるが、蒸発器の外形が大きくなるとい
う欠点を生じる。
気抵抗は小さくなるが、蒸発器の外形が大きくなるとい
う欠点を生じる。
自動車用空調装置の場合特に、蒸発器の取付スペースは
狭く限定されでおり、蒸発器の外形をあまり大形とはで
きない背景があるので、Ｐａの蒸発室数〉Ｐ２の蒸発室
数とすることにより、蒸発器の外形を大形とすることな
しに、熱交換効率を向上させることができる。
狭く限定されでおり、蒸発器の外形をあまり大形とはで
きない背景があるので、Ｐａの蒸発室数〉Ｐ２の蒸発室
数とすることにより、蒸発器の外形を大形とすることな
しに、熱交換効率を向上させることができる。
上述のように本考案になる冷媒を蛇行させる型式の積層
型蒸発器は、冷媒導入管から冷媒が導かれる下部タンク
群と連通ずる蒸発室を集合した第１の蒸発室群Ｐ１と、
上方から下方へ冷媒を降下させる蒸発室を集合した第２
の蒸発室群Ｐ２と、冷媒排出管と連通ずる上部タンク群
と連通ずる蒸発室を集合した第３の蒸発室群Ｐ３を形威
し、各蒸発室群の蒸発室数をＰＩ＞ Ｐａ＞ Ｐ２とし
たので、第２、第３の蒸発室群においても各蒸発室を通
過する冷媒量を平均化でき、また冷媒が降下することな
らびに過熱度が多いことにより熱交換効率の悪い蒸発室
数が従来より少くすることができ、更に冷媒の気化に依
る通路抵抗の増大を防ぐことができ、全体として効率の
優れた積層型蒸発器を提供するものである。
型蒸発器は、冷媒導入管から冷媒が導かれる下部タンク
群と連通ずる蒸発室を集合した第１の蒸発室群Ｐ１と、
上方から下方へ冷媒を降下させる蒸発室を集合した第２
の蒸発室群Ｐ２と、冷媒排出管と連通ずる上部タンク群
と連通ずる蒸発室を集合した第３の蒸発室群Ｐ３を形威
し、各蒸発室群の蒸発室数をＰＩ＞ Ｐａ＞ Ｐ２とし
たので、第２、第３の蒸発室群においても各蒸発室を通
過する冷媒量を平均化でき、また冷媒が降下することな
らびに過熱度が多いことにより熱交換効率の悪い蒸発室
数が従来より少くすることができ、更に冷媒の気化に依
る通路抵抗の増大を防ぐことができ、全体として効率の
優れた積層型蒸発器を提供するものである。
第１図、第２図は従来の積層型蒸発器の側面図、断面図
であり、第３図は本考案の積層型蒸発器の断面図である
。 １：管板、２：チューブエレメント、４：上部タンク、
５：下部タンク、６：冷媒導入管、７：冷媒排出管、Ｔ
ｌ、Ｔ２：下部タンク群、Ｔ３．Ｔ４：上部タンク群、
Ｐｌ：第１の蒸発室群、Ｐ２：第２の蒸発室群、Ｐａ：
第３の蒸発室群。
であり、第３図は本考案の積層型蒸発器の断面図である
。 １：管板、２：チューブエレメント、４：上部タンク、
５：下部タンク、６：冷媒導入管、７：冷媒排出管、Ｔ
ｌ、Ｔ２：下部タンク群、Ｔ３．Ｔ４：上部タンク群、
Ｐｌ：第１の蒸発室群、Ｐ２：第２の蒸発室群、Ｐａ：
第３の蒸発室群。
Claims (1)
- 冷媒が通過する冷媒通路を、冷媒導入管６と連通ずる下
部タンク群Ｔ１と連通ずる蒸発室を集合した第１の蒸発
室群Ｐ工と、上部タンク群Ｔ３と下部タンク群Ｔ２とに
連通して冷媒の降下する蒸発室を集合した第２の蒸発室
群Ｐ２と、冷媒排出管と連通ずる上部タンク群Ｔ４と連
通ずる上部タンク群Ｔ４と連通ずる蒸発室を集合した第
３の蒸発室群Ｐ３から構成して冷媒を蛇行させて通過さ
せるよう構成した積層型蒸発器において、Ｐｌの蒸発室
数〉Ｐ３の蒸発室数＞ Ｐ ２の蒸発室数としたことを
特徴とする積層型蒸発器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5261179U JPS592455Y2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 積層型蒸発器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5261179U JPS592455Y2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 積層型蒸発器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55153556U JPS55153556U (ja) | 1980-11-05 |
| JPS592455Y2 true JPS592455Y2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=28944124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5261179U Expired JPS592455Y2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 積層型蒸発器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592455Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3343543B2 (ja) * | 2000-03-21 | 2002-11-11 | 住友精密工業株式会社 | プレートフィン型熱交換器 |
-
1979
- 1979-04-19 JP JP5261179U patent/JPS592455Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55153556U (ja) | 1980-11-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2779173A (en) | Dehumidifier having unitary evaporator-condenser plate | |
| US6688377B2 (en) | Loop heat pipe modularized heat exchanger | |
| KR100497847B1 (ko) | 증발기 | |
| JPS61262567A (ja) | 冷凍機用蒸発器 | |
| JPH0510633A (ja) | 凝縮器 | |
| JPS592455Y2 (ja) | 積層型蒸発器 | |
| JPH0739895B2 (ja) | 冷媒蒸発器 | |
| JPS5850216Y2 (ja) | 積層型冷媒蒸発器 | |
| JPS6333099Y2 (ja) | ||
| JP3632248B2 (ja) | 冷媒蒸発器 | |
| JPH06194001A (ja) | 冷媒蒸発器 | |
| JPH0325099Y2 (ja) | ||
| JPH0247417Y2 (ja) | ||
| WO2019219076A1 (zh) | 换热器 | |
| JPS5822056Y2 (ja) | 積層型蒸発器 | |
| JPS5926606Y2 (ja) | 沸騰冷却装置用凝縮器 | |
| JPH0330718Y2 (ja) | ||
| JPH064227Y2 (ja) | 積層型熱交換器 | |
| CN214120898U (zh) | 一种扁管蒸发冷凝换热器 | |
| JP2687551B2 (ja) | 積層型蒸発器 | |
| CN215982867U (zh) | 空调室内机 | |
| JPH0141102Y2 (ja) | ||
| JPH0116950Y2 (ja) | ||
| JPH0625802Y2 (ja) | 凝縮器 | |
| JPS589741Y2 (ja) | 積層型冷媒蒸発器 |