JPH0325099Y2 - - Google Patents

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JPH0325099Y2
JPH0325099Y2 JP1982161471U JP16147182U JPH0325099Y2 JP H0325099 Y2 JPH0325099 Y2 JP H0325099Y2 JP 1982161471 U JP1982161471 U JP 1982161471U JP 16147182 U JP16147182 U JP 16147182U JP H0325099 Y2 JPH0325099 Y2 JP H0325099Y2
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JP
Japan
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refrigerant
tank
evaporator
outlet
tanks
Prior art date
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JP1982161471U
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JPS5965380U (ja
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は積層型蒸発器に関するものである。
(従来の技術) 積層型蒸発器は、両側のタンクと該タンク間を
結ぶ冷媒通路とを構成する成型プレートがフイン
を挾んで多数段積層されている。かかる積層型蒸
発器においては第1図に示すように、例えば仕切
壁8,8で仕切られた2ケ所を除いて隣合うタン
クを連通してタンク群6,7,9,10を構成
し、冷媒入口16から入いつた冷媒が前記タンク
群6,7,9,10と冷媒通路群23とをジグザ
グに通つて冷媒出口18から出るようにして吸熱
効率の向上を図つたマルチパス方式のものがすで
に公知となつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来公知のマルチパス方式のも
のにあつては、冷媒入口16が下方に、冷媒出口
18が上方にそれぞれ位置するよう水平に設置さ
れているので、特に冷媒入口16に接続のタンク
群6内で分離されたオイルが滞溜しやすい。この
ため、コンプレツサに戻るべきオイルが戻されな
いことになり、コンプレツサの焼付き等の事故を
起す原因となつていたのである。
そこで、この考案は、上述したようにオイルが
タンク内に滞溜することに起因するコンプレツサ
への悪影響をなくすことを課題とする。
(課題を解決するための手段) しかして、この考案が要旨とするところは、冷
媒の入口パイプが接続され、隣合うタンクを連通
して構成の入口側のタンク群と、冷媒の出口パイ
プが接続され、仕切壁で仕切られた少なくとも1
ケ所を除いて隣合うタンクを連通して構成の出口
側のタンク群とが設けられ、該入口側と出口側と
のタンク群が互いに垂直方向に延出された積層型
熱交換器において、前記仕切壁にはオイル戻し孔
が形成されると共に、前記出口側のタンク群を入
口側タンク群よりも下方に位置させ、且つ冷媒出
口が最下端になるように水平面に対して傾斜して
設置したことにある。
(作用) したがつて、冷媒の流れ方向が水平面に対して
斜めになるので、タンク内に滞溜しようとするオ
イルには冷媒の圧力に加えて重力が冷媒の流れ方
向に作用し、そのため、冷媒と共にオイルが蒸発
器内を通過して上記課題を達成することができる
ものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図及び第2図において、積層型蒸発器は、
両側のタンク1,2と該タンク1,2間を連絡す
る冷媒通路3とが2枚の成型プレート4,4を互
に対向する面で接合して構成され、該成形プレー
ト4,4が多数段積層されている。両側のタンク
1,2の一方は、第2図に示すA部を除いて、隣
合うタンク1,1が連通孔5を介して連通され、
A部においては仕切壁8をもつて画成され、入口
側のタンク群6と中間のタンク群7とに分かれて
いる。他方のタンク2は、第2図に示すB部を除
いて、同様に隣合うタンク2,2が連通孔5を介
して連通し、B部においては仕切壁8をもつて画
成し、中間のタンク群9と出口側のタンク群10
とに分かれている。
前記仕切壁8,8には、オイル戻し孔11が形
成されており、該オイル戻し孔11を通つて仕切
壁8より上方のタンク2内に滞溜したオイルが下
方のタンク2内に流下する。
また、隣合う冷媒通路3,3間にはコルゲード
状のフイン12が介在されて空気通路13が形成
され、さらに、積層方向両側には端板14,15
が設けられ、この端板14,15と成形プレート
4,4間にもフイン12が配されて空気通路13
が形成されている。
冷媒入口16は、一方のタンク1側の最下端の
タンク1′に設けられ、この冷媒入口16の一端
は挿入管17に接続されている。挿入管17は前
記連通孔5に挿入されてタンク1内に配され、A
部の仕切壁8を貫通して仕切壁8より上方の入口
側のタンク群6に開口している。
冷媒出口18は、他方のタンク2側の最下端の
タンク2′に設けられている。そして、冷媒入口
16には図示しない膨張弁に接続する冷媒入口パ
イプ19が、冷媒出口18には同じく図示しない
コンプレツサに接続の冷媒出口パイプ20がそれ
ぞれ接続されて、冷媒が一方のタンク1内から蒸
発器内に流入し、蒸発器内をジグザグに流れて冷
媒出口18から流出するようになつている。
このように構成された蒸発器は、蒸発器ケース
21内に収納され、さらに、冷媒出口18が設け
られたタンク1を最も下方に位置するようにして
前記冷媒通路3の方向が水平面Hに対して角度α
なる傾斜を有して設置されている。
蒸発器ケース21は、送風機が収納された送風
機ケースに接続される空気入口が該蒸発器ケース
21の前面に形成されていると共に、その後面に
は空気出口が形成されており、冷却すべき空気を
空気入口から取入れ、冷却後空気出口側に送るよ
う構成されている。
また、この蒸発器ケース21の下部には水溜り
室22が形成され、蒸発器に付着した凝縮水はこ
の水溜り室22を介して排出されるようになされ
ている。
上記構成において、冷媒入口16から入つた冷
媒は、まず挿入管17を通つて入口側のタンク群
6に送られ、その後、冷媒通路3から一方の中間
のタンク9、そして、冷媒通路3を通つて他方の
中間のタンク群7、再び冷媒通路を通つて出口側
のタンク群10に流入し、冷媒出口18から流出
し、かかる過程で空気通路13を通る空気と熱交
換する。
今、蒸発器内を流れる冷媒が加熱され、比容積
が大きくなると冷媒とオイルが分離されるが、冷
媒通路3が水平面Hに対して傾斜しているため、
その分離したオイルは冷媒の流れ方向の圧力と重
力により冷媒通路3を流下して、下方に位置する
中間のタンク群9若しくは出口側のタンク群10
に流入する。そして、中間のタンク群9に流入し
たオイルは、仕切壁8に形成のオイル戻し孔11
を介して出口側のタンク群10に流入し、出口側
のタンク群10に流入したオイルと共に、冷媒出
口18から流出する。
また、空気通路13を通る空気が冷媒と熱交換
されると、空気が冷却されて空気中に含まれてい
る水分が凝縮して成形プレート4、フイン12等
に付着する。この凝縮水は、冷媒通路3の方向が
水平面Hに対して傾斜しているので、重力の作用
により成形プレート4とフイン12とを伝わつて
下方に流下する。そして、この流下する間に凝縮
水は大きな固まりとなつて成形プレート4の端部
から水溜り室22に落下する。
第4図において、他の実施例が示され、前記実
施例と比較して相違するところは、冷媒入口16
が一方のタンク1側の上端のタンク1″に設けら
れて、冷媒入口16が挿入管を介さずに入口側の
タンク群6に開口していることである。
他の構成は前記実施例と同様であるので、図面
に同符号を用いて説明を省略する。
この実施例においても、前記実施例と同様な作
用効果を得ることができるものである。
尚、前記二つの実施例においては、隣合うタン
クが仕切壁で1ケ所だけ仕切られているが、2以
上の仕切壁で仕切られたものについてもこの考案
が適用できることはもちろんである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、蒸発器
を傾斜して設置して、蒸発器内で分離したオイル
が冷媒の圧力と重力の作用により冷媒出口から流
出するようにしたので、蒸発器内にオイルが滞溜
せず、コンプレツサに戻るオイルが減少しないた
め、コンプレツサに戻るオイル量が減少すること
に起因する不具合を解消することができるもので
ある。
また、成形プレートやフインに付着した凝縮水
は、蒸発器が傾斜しているため成形プレートやフ
インを流下して大きな固まりとなつて蒸発器から
落下するので、送風空気による凝縮水の飛水を防
止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す積層型蒸発器の概略図、
第2図はこの考案の実施例を示す積層型蒸発器の
正面図、第3図は同上の一部断面図、第4図はこ
の考案の他の実施例を示す積層型蒸発器の正面図
である。 1,2……タンク、8……仕切壁、11……オ
イル戻し孔、18……冷媒出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷媒の入口パイプが接続され、隣合うタンクを
    連通して構成の入口側のタンク群と、冷媒の出口
    パイプが接続され、仕切壁で仕切られた少なくと
    も1ケ所を除いて隣合うタンクを連通して構成の
    出口側のタンク群とが設けられ、該入口側と出口
    側とのタンク群が互いに垂直方向に延出された積
    層型熱交換器において、前記仕切壁にはオイル戻
    し孔が形成されると共に、前記出口側のタンク群
    を入口側タンク群よりも下方に位置させ、且つ冷
    媒出口が最下端になるように水平面に対して傾斜
    して設置したことを特徴とする積層型蒸発器。
JP16147182U 1982-10-25 1982-10-25 積層型蒸発器 Granted JPS5965380U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16147182U JPS5965380U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 積層型蒸発器

Applications Claiming Priority (1)

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JP16147182U JPS5965380U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 積層型蒸発器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5965380U JPS5965380U (ja) 1984-05-01
JPH0325099Y2 true JPH0325099Y2 (ja) 1991-05-31

Family

ID=30354852

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JP16147182U Granted JPS5965380U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 積層型蒸発器

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Families Citing this family (4)

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JP2566783Y2 (ja) * 1990-08-31 1998-03-30 スズキ株式会社 凝縮器
JP2012189261A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 熱交換器
JP2016070648A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 日立アプライアンス株式会社 冷媒分配器及びこの冷媒分配器を備えた冷凍サイクル装置
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JPS52134161U (ja) * 1976-04-07 1977-10-12
JPS5454958U (ja) * 1977-09-26 1979-04-16

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JPS5965380U (ja) 1984-05-01

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