JPH0422225Y2 - - Google Patents

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JPH0422225Y2
JPH0422225Y2 JP1983168093U JP16809383U JPH0422225Y2 JP H0422225 Y2 JPH0422225 Y2 JP H0422225Y2 JP 1983168093 U JP1983168093 U JP 1983168093U JP 16809383 U JP16809383 U JP 16809383U JP H0422225 Y2 JPH0422225 Y2 JP H0422225Y2
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JP
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tank
heat exchange
recess
tanks
refrigerant
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JP1983168093U
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JPS6075870U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、積層型エバポレータに関し、特
に、凝縮水の排水性の改善を図つたものである。
(従来の技術) 第1図において、従来の積層型エバポレータが
示され、これを簡単に説明すれば、冷媒通路3の
両側にタンク9,10を有する熱交換エレメント
11とコルゲート状のフイン13とを複数段積み
重ねると共に積層方向両端部に補強用の端板1
4,14が固定されており、これを両側のタンク
9,10が上下方向に位置するように空調ケース
18内に設置されている。そして、この空調ケー
ス18内を流れる空気が、熱交換エレメント11
の間を通過する際に、冷媒通路3を流れる冷媒と
熱交換して冷却されるのであるが、空気が冷却さ
れることによつてその空気中に含まれる水分が凝
縮し、その凝縮水が熱交換エレメント11やフイ
ン13に付着する。
この付着した凝縮水は重力により熱交換エレメ
ント11やフイン13を伝つて下方に流れ、下方
に位置するタンク10の上面に達し、タンク10
の側部を伝つて下方の水溜り室23に落下して排
水される。
(考案が解決しようとする課題) ところが、下方のタンク10の上端面まで流下
した凝縮水は、隣り合うタンク10が密着し、且
つ該タンク10の上端面がほぼ水平方向に延びて
いるので、非常に排水性が悪く、凝縮水の凍結や
飛水の起こる確率が高いという欠点があつた。
そこで、この考案においては、凝縮水の排水性
が悪いことに起因する従来の欠点を解消すること
を課題としている。
(課題を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、冷
媒通路の少なくとも一端にタンクを有する熱交換
エレメントとフインとを複数段積み重ね、且つ前
記タンクを下方に配置した積層型エバポレータに
おいて、前記複数の熱交換エレメントの一部に、
該熱交換エレメントのタンクの外壁に該タンクを
分断することなく凹部を形成して、隣り合うタン
ク間に、該凹部で該タンクの外壁に囲まれて成る
排水孔を設け、この排水孔を介してタンクの上端
と下端とを連通したことにある。
(作用) したがつて、下方に1つのタンクが必要とされ
る熱交換エレメントでもタンク間に排水孔が構成
され、タンクの上端面に流下した凝縮水は、タン
クの側部のみならず、排水孔を伝つて下方に落下
するもので、そのため、上記課題を達成すること
ができるものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
積層型エバポレータは、第2図に示すように、
冷媒がエバポレータ本体1内をジグザグに流れる
4パス方式で、下方に位置する入口側タンク群2
に入つた冷媒は、後方の冷媒通路3を上昇し、上
方に位置する第1の中間タンク群4に入り、その
後、後方の冷媒通路3を下降して下方に位置する
第2の中間タンク群5に流入する。この第2の中
間タンク群5に流入した冷媒は、前方の冷媒通路
6を上昇して上方に位置する第3の中間タンク群
7に入り、さらに、前方の冷媒通路6を下降して
下方に位置する出口側タンク群8に流入するもの
である。
この冷媒が流れるエバポレータ本体1は、第3
図乃至第5図に示すように、冷媒通路3,6の両
側にタンク9a,9b,10,10a,10bを
有する熱交換エレメント11,12とコルゲート
状のフイン13とが交互に複数段積み重ねられて
成り、この積層方向両端に端板14,14が固定
されていると共に、熱交換エレメント11,12
のタンク9a,9b,10,10a,10bを上
方と下方とに配置されて空調ケース18内に収納
されている。
前記一方の端板14の下方には、入口パイプ1
5と出口パイプ16とが接続された出入口ブロツ
ク17が固定されており、この出入口ブロツク1
7を介して前記入口側タンク群2及び出口側タン
ク群8と入口パイプ15及び出口パイプ16とが
それぞれ連通している。
前記熱交換エレメント11,12を構成する成
形プレート19,20は、エバポレータ本体1の
右半分と左半分とで若干異なる形状のものが使用
されている。
右半分に用いられている成形プレート19は、
最左端の成形プレート19′を除いて、第6図に
詳しく示すように、中央に浅い凹部19aとこの
両側に深い凹部19b,19bとが形成されてい
ると共に、前記浅い凹部19aと深い凹部19
b,19bとをそれぞれ二分するように長手方向
に成形プレートの縁まで至る高い状態の突壁19
cが設けられ、また、両側の前記深い凹部19
b,19bに連通孔19dがそれぞれ形成されて
成る。最左端の成形プレート19′は、前記と同
様に、浅い凹部19a、深い凹部19b,19b
及び突壁19cが設けられているが、連通孔19
dが上部に位置する深い凹部19bにのみ形成さ
れている。而して、この成形プレート19,1
9′が互いの接合面で突き合わされて熱交換エレ
メント11が構成され、該熱交換エレメント11
は、中央に2つの冷媒通路3,6が形成されてい
ると共に、その両側に各冷媒通路3,6に連通す
るタンク9a,9b,10a,10bがそれぞれ
構成されている。そして右半分の熱交換エレメン
ト11の隣り合うタンク9a,9b,10a,1
0b間は、それぞれ成形プレート19に形成され
た連通孔19dを介して連通し、上部に位置し、
且つ前方のタンク9aは、前記第3の中間タンク
群7の右側を構成し、その後方のタンク9bは、
前記第1の中間タンク群4を構成し、また、下部
に位置し、且つ、前方のタンク10aは、前記出
口タンク群8を構成し、その後方のタンク10b
は前記入口側タンク群2を構成している。
左半分に用いられている成形プレート20は、
第7図に詳しく示すように、前記右半分に用いら
れている成形プレート19と同様に浅い凹部20
a、深い凹部20b,20b及び連通孔20dが
形成されていると共に、浅い凹部20aと深い凹
部20b,20bとをそれぞれ二分するように突
壁20c,20c′が設けられており、該突壁20
c′は、前記と相違して下部の深い凹部20bで高
さが成形プレートの縁に至らず低く形成されてい
る。従つて、この成形プレート20から構成され
る熱交換エレメント12は、前記と同様に2つの
冷媒通路3,6と、その両側にタンク9a,9
b,10とが形成されるが、上記と相違して下部
の深い凹部20b,20bの突壁20c′が低く形
成されているので、互いの突壁20c′が当接され
ず、下部には1つのタンク10のみが構成されて
いる。そして、左半分の熱交換エレメント12の
隣り合うタンク9a,9b,10間はそれぞれ成
形プレート20に形成された連通孔20dを介し
て連通し、上部に位置し、且つ、前方のタンク9
aは、前記第3の中間タンク群7の左側を構成
し、その後方のタンク9bは、前記第1の中間タ
ンク群4の左側を構成し、また、下部に位置する
タンク10は、前記第2の中間タンク群5を構成
している。
一方、エバポレータ本体1の下方に位置するタ
ンク10,10a,10b間には排水孔21及び
21′が設けられており、該排水孔21は隣り合
う少なくとも一方のタンク10a,10bの外壁
に形成の凹部22より成り、排水孔21′はタン
ク10の外壁に形成の凹部22′より成り、この
両排水孔21及び21′を介してタンク10a,
10b及び10の上端と下端とが連通されてい
る。
前記熱交換エレメント11,12を有する実施
例においては、排水孔21,21′は、隣り合う
両方のタンク10,10a,10bの外壁に、前
記突壁19c,20c′を形成する際に形成される
凹部22,22′から構成されている。即ち、凹
部22は、突壁19cと表と裏との関係をなし、
該突壁19cが成形プレートの縁まで至る高い状
態にあるので凹部22も深く、該凹部22はタン
クを分断した状態となつている。
これに対し、凹部22′は、突壁19c′と表と
裏の関係をなし、該突壁19c′が成形プレートの
縁まで至らず低い状態にあるので凹部22′も浅
く、該凹部22′はタンクを分断することがない。
上記構成において、図示しない送風機が作動
し、空調ケース18内に空気が流れると、該空気
が熱交換エレメント11,12の間を通過する際
に、冷媒通路3,6を流れる冷媒と熱交換して冷
却される。このとき空気中に含まれる水分が凝縮
し、その凝縮水が熱交換エレメント11,12や
フイン13に付着する。
そして、下方に位置するタンク10,10a,
10bの上端面に流下した凝縮水は、送風により
上端面を移動し、タンク10,10a,10bの
側部のみならず排水孔21及び21′を伝つて下
方の水溜り室23に落下して排水される。
尚、この実施例においては、排水孔21′及び
21は、隣り合うタンク10,10a,10b間
に1つだけ形成されているが、複数個設けてもよ
く、複数個設ければ、さらに排水性が良好にな
る。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、下方に
1つのタンクが必要とされる熱交換エレメントで
も、該熱交換エレメントのタンクの外壁に形成の
該タンクを分断することない凹部で排水孔が形成
され、該排水孔を介して冷却水の排出ができるも
のであると共に、該凹部が該タンクを分断しない
ので、該タンクの冷媒の流れも阻害しないもので
ある。
また、排水孔は、タンクの外壁に凹部を形成し
て構成したもので、タンクの強度が向上するなど
の上述の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の実施例を示す積層型エバポレー
タの正面図、第2図乃至第7図はこの考案の実施
例を示し、第2図は冷媒の流れを示す積層型エバ
ポレータの概略図、第3図は積層型エバポレータ
の正面図、第4図は積層型エバポレータの平面
図、第5図は積層型エバポレータの底面図、第6
図及び第7図は熱交換エレメントの分解斜視図で
ある。 3,6……冷媒通路、9,9a,9b,10,
10a,10b……タンク、11,12……熱交
換エレメント、13……フイン、21,21′…
…排水孔、22,21′……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 冷媒通路の少なくとも一端にタンクを有する熱
    交換エレメントとフインとを複数段積み重ね、且
    つ前記タンクを下方に配置した積層型エバポレー
    タにおいて、 前記複数の熱交換エレメントの一部に、該熱交
    換エレメントのタンクの外壁に該タンクを分断す
    ることなく凹部を形成して、隣り合うタンク間
    に、該凹部で該タンクの外壁に囲まれて成る排水
    孔を設け、この排水孔を介してタンクの上端と下
    端とを連通したことを特徴とする積層型エバポレ
    ータ。
JP16809383U 1983-10-29 1983-10-29 積層型エバポレ−タ Granted JPS6075870U (ja)

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JPS6075870U JPS6075870U (ja) 1985-05-28
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