JPS6228774Y2 - - Google Patents

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JPS6228774Y2
JPS6228774Y2 JP12278986U JP12278986U JPS6228774Y2 JP S6228774 Y2 JPS6228774 Y2 JP S6228774Y2 JP 12278986 U JP12278986 U JP 12278986U JP 12278986 U JP12278986 U JP 12278986U JP S6228774 Y2 JPS6228774 Y2 JP S6228774Y2
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cooling
condenser
cooling pipe
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、凝縮性冷却媒体の液相と気相間の相
変化を利用して半導体等の発熱体を冷却する沸騰
冷却装置に適した凝縮器に関するものである。
第1図は従来の沸騰冷却装置を電気車床下に搭
載した場合の構成を示す。
このずに於いて半導体等の発熱体10を収納し
た密封容器8の上部に凝縮器1を配設し、密封容
器8と凝縮器1との間は熱輸送管6,7で連通し
て構成してある。密封容器8の内部には発熱体1
0を漫漬するように凝縮性の冷却媒体9の液相を
充填し、密封容器8の上部空間および凝縮器1の
空間には冷却媒体の気相部で満たすよう構成され
ている。
一方凝縮器1は冷却片3を有する冷却管2を複
数列および複数段配置し、各々の端部はヘツダ室
4および5に連結され各々のヘツダ室は熱輸送管
6および7にて密封容器8と連結している。
凝縮器1の外部は自冷又は、車両走行時に発生
する走行風で冷却される。
この装置の作用は、発熱体10が発熱すると発
熱体10に接触している冷却媒体9が沸騰し液相
が気相に変化する。この気相冷媒は熱輸送管6を
通りヘツダ室4から各冷却管2に流入する。冷却
管2の外部は空気で冷却されるので気相冷媒は凝
縮液化しその重力によつてヘツダ室5に流れ熱輸
送管7を通つて密封容器8内に戻る。このサイク
ルを繰返えし発熱体10で発生した熱は凝縮器1
表面より放熱し発熱体10は冷却される。
凝縮器1の冷却性能は凝縮器の外表面を冷却す
る空気の速度によつて大きく左右される。第5図
は走行風の速度分布を示す図で電気車床下に近い
程走行風は小さく、電気車床下より離れレールに
近づく程走行風の速度が大きくなることが試験の
結果判明している。
従つて凝縮器の位置を下げれば走行風風速の大
きい冷却風が得られ凝縮器の冷却性能が向上する
が凝縮器は密封容器より上方の位置に配設し、冷
却管の内壁には気相冷媒を接触させなければなら
ないという制限があり、現実には凝縮器を車両床
下近傍に配設せざるを得ず、冷却性能を向上させ
るには、従来のものは凝縮器が大形になるという
欠点があつた。
本考案は上記従来の欠点を改善し、凝縮器の小
形化を図るためになされたもので、以下詳細に述
べる。
第2図は本考案の凝縮器の一実施例を示す図
で、第3図は第2図の−線における断面図を
示す。この図に於いて、2Aは冷却片3Aを備え
た冷却管、2Bは冷却片3Bを備えた冷却管で
各々の両端はヘツダ4,5に連通して構成する。
最下段の冷却管2Bの冷却片3Bは他冷却管の
冷却片3Aよりも大きな面積を有する様構成し、
冷却管下方の冷却片長さを大きくすることにあ
る。
上記の様に構成することによつて車両床下より
離れた位置の速度の大きい走行風を冷却片間に通
すことが出来るので、最下段の冷却管の凝縮性能
が向上し凝縮器を小形化することができる。
第4図は、冷却片が角形のものを用いた場合
で、第3図に相当する部分を示しており、上段部
冷却管2Cには四角形の冷却片3Cを用いている
が最下段の冷却管2Dには長方形の冷却片3Dを
用い、冷却管より冷却片の上端までの寸法よりも
冷却片より下端までの寸法を大きくした場合を示
す。
一般に冷却管に対し冷却片1枚当りの面積を増
加すればフイン効率が低下するので冷却面積を増
加した割合で冷却能力は増加しない。
従つて本考案では最下段以外の冷却管には冷却
片1枚当りの面積の小さいものを用い、最下段の
冷却管にはフイン効率が若干低下しても風速の大
きい走行風を冷却片間に通すことにより、冷却能
力の向上を図るもので極めて実用性の高い装置を
提供することができる。
以上述べたように、本考案による凝縮器は、冷
却器の外表面に当たる空気流の大きい位置、即ち
最下段に配設される冷却管に設けられた冷却片の
面積を他の冷却管の冷却片の面積よりも大きくし
た構成としたので、空気流に変化の生じる場所に
設置しなければならない状況の下においても空気
流の大きな位置に配設された面積の大きな冷却片
によつて、凝縮器の凝縮性能の向上を維持するこ
とが可能であると共に、凝縮器の小形化が簡単な
構造で実現し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用沸騰冷却装置の構造を示
す正面図、第2図は本考案の一実施例を示す正面
図、第3図は第2図の−線における断面図、
第4図は本考案の他の実施例を示す断面図、第5
図は車両走行風の分布特性を示す特性図である。
なお、図中同一符号は同一もしくは相当部分を示
す。 図中、2A,2B,2C,2Dは冷却管、3
A,3B,3C,3Dは冷却片、4,5はヘツダ
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸方向に複数の冷却片を備えた複数個の冷却
    管を、冷却管の両端に設けたヘツダ室内にそれ
    ぞれ連通配設し、車両床下に搭載され上記冷却
    管の外表面が車両の走行風によつて冷却される
    凝縮器において、上記複数個の冷却管を複数段
    配設し、最下段に配設した冷却片が他段冷却管
    の冷却片よりも大きな面積にしたことを特徴と
    する凝縮器。 (2) 最下段に配設した冷却管の冷却片は該冷却管
    より上端までの寸法に比べて該冷却管より下端
    までの寸法が大きいことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の凝縮器。
JP12278986U 1986-08-07 1986-08-07 Expired JPS6228774Y2 (ja)

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JP12278986U JPS6228774Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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JP12278986U JPS6228774Y2 (ja) 1986-08-07 1986-08-07

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JPS6242251U JPS6242251U (ja) 1987-03-13
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01147218A (ja) * 1987-12-04 1989-06-08 Rinnai Corp こんろ用バーナ
JP5491784B2 (ja) * 2009-07-07 2014-05-14 株式会社東芝 鉄道車両電動機駆動用インバータ装置

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JPS6242251U (ja) 1987-03-13

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