JPH0752536Y2 - 吸収式熱源装置における吸収器 - Google Patents

吸収式熱源装置における吸収器

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JPH0752536Y2
JPH0752536Y2 JP5188190U JP5188190U JPH0752536Y2 JP H0752536 Y2 JPH0752536 Y2 JP H0752536Y2 JP 5188190 U JP5188190 U JP 5188190U JP 5188190 U JP5188190 U JP 5188190U JP H0752536 Y2 JPH0752536 Y2 JP H0752536Y2
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崇晴 八木
春雄 安部
哲郎 古川
辰彦 梅田
一幸 三宅
猛 矢野
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、吸収式熱源装置に使用される吸収器に関する
ものである。
従来の技術 従来、熱源装置の中に吸収式のものがある。この熱源装
置は、熱媒(例えば水で、冷媒ともいう)を蒸発させる
蒸発器と、この蒸発器で蒸発された蒸気を吸収液(例え
ば臭化リチウム水溶液)に吸収する吸収器と、この吸収
器で熱媒蒸気を吸収して濃度が薄くなった稀吸収液を加
熱する再生器と、この再生器で加熱されて液体から分離
された熱媒蒸気を凝縮させる凝縮器とを有している。そ
して、この吸収式熱源装置における吸収器としては、第
4図に示すようなものがある。すなわち、この吸収器
は、熱媒蒸気導入口51が接続されるとともに上部空間室
52を有する上部ヘッダー53と、稀吸収液の排出口54が接
続されるとともに下部空間室55を有する下部ヘッダー56
と、これら両ヘッダー53,56同士間で上下方向で配置さ
れるとともにそれぞれの周囲に多数の伝熱フィン57が取
り付けられた伝熱管58と、上部空間室52内に濃吸収液を
供給する濃吸収液供給管59とから構成されている。上記
構成において、濃吸収液供給管59から上部空間室52内に
供給された濃吸収液は、熱媒蒸気を吸収して発熱すると
ともに、伝熱管58内をその内壁面に沿って落下する際
に、伝熱フィン57を介してその熱が冷却用空気によって
奪われる。なお、冷却された稀吸収液は下部空間室55内
に落下した後、排出口54から外部に排出される。
考案が解決しようとする課題 ところで、上記従来の構成によると、伝熱管58内を落下
する液膜の乱れが小さいため、熱媒蒸気の吸収能力が低
いという問題があった。
なお、上記のような円管タイプにおいて、液膜の乱れを
促進させるために、コルゲート加工を施すことも考えら
れるが、管外面も変形されるため、冷却用の伝熱フィン
を取り付けることが困難になり、また管内だけにコルゲ
ート加工を施すことは非常に難しい。
そこで、本考案は上記課題を解消し得る吸収式熱源装置
における吸収器を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本考案の吸収式熱源装置にお
ける吸収器は、熱媒を蒸発させる蒸発器と、この蒸発器
で蒸発された熱媒蒸気を吸収液に吸収する吸収器と、こ
の吸収器で熱媒蒸気を吸収して濃度が薄くなった稀吸収
液を加熱する再生器と、この再生器からの熱媒蒸気を凝
縮させる凝縮器とを有する吸収式熱源装置における吸収
器であって、吸収液供給管が接続された容器内に複数個
の仕切り板を挿入配置して吸収液の落下通路と冷却用流
体通路とを交互に形成し、上記仕切り板の吸収液落下通
路側の壁面に、その落下方向と直交する方向に沿う突状
部材を複数個並列に設け、上記仕切り板の冷却用流体通
路側の壁面に伝熱フィンを配置し、上記吸収液落下通路
に連通する空間部に熱媒蒸気供給管を接続したものであ
る。
作用 上記の構成によると、吸収液落下通路と空気通路とを交
互に層状に設けるとともに吸収液落下通路には液膜攪乱
用の突状部材を設けたので、吸収液落下通路内に入った
吸収液は突状部材によりその液膜が攪乱されるため、熱
媒蒸気の吸収能力が増大されるとともに、この突状部材
の伝熱効果により熱伝達係数の増大が図られる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図に基づき説明
する。
なお、本考案の要旨は吸収器にあるため、本実施例にお
いては、吸収式熱源装置全体の構成についての説明を省
略する。
すなわち、吸収式熱源装置における吸収器1は、箱型状
の容器2内の中間部に上下方向の仕切り板3が多数並列
に配置されて吸収液の落下通路4と、冷却用の空気通路
(流体通路)5とが交互に多数形成されたものである。
上記吸収液落下通路4の上下部は容器2内の上部空間室
2aと下部空間室2bとに連通され、また仕切り板3の吸収
液落下通路4に対応する壁面3aには、その落下方向と直
交する方向すなわち水平方向に沿う断面三角形状のコル
ゲート材(突状部材)6が例えばコイニング加工などの
方法により上下に多数並列に形成されるとともに、その
両壁面3a間には棒状のスペーサ7が多数配置されてい
る。なお、各コルゲート材6の端部6aは上方向に曲げら
れている。
そして、空気通路5側に対応する仕切り板3の両壁面3b
の上下部にはそれぞれ閉塞板8,9が設けられて吸収液落
下通路4側とは遮断状態にされている。この空気通路5
に対応する壁面3bには、水平方向のアルミ製伝熱フィン
10が上下に亘って多数取り付けられている。
上記容器2の上部には、熱媒蒸気を上部空間室2a内に供
給する熱媒蒸気供給管11が接続されるとともに再生器
(実際には気液分離器)からの濃吸収液を供給する濃吸
収液供給管12が接続されている。また、容器2の底部に
は、途中に溶液ポンプ13を有して稀吸収液を再生器側に
供給する稀吸収液供給管14が接続されている。
さらに、上記仕切り板3の上端部には、上部空間室2a内
に供給される濃吸収液を吸収液落下通路4内に液膜落下
させるための落下用穴15が複数個づつ形成されている。
上記構成において、濃吸収液移送管12から上部空間室2a
内に供給された濃吸収液Aは、仕切り板3の落下用穴15
から吸収液落下通路4内に落下する。そして、この落下
時に同じく上部空間室2a内に導かれた熱媒蒸気Bと接触
して吸収作用が行われる。なお、濃吸収液の落下時にお
いては、コルゲート材6およびスペーサ7が設けられて
いるため、互いに効果的に混じり合って吸収能力が増大
し、しかもこれら両部材6,7により吸収液落下通路4側
における熱伝達係数の増大を図ることができる。
一方、吸収液落下通路4での吸収作用により発熱した熱
は、隣の空気通路5内に配置された伝熱フィン10を介し
て、そこを流れる空気(冷却用流体)により効率良く冷
却される。
このように、吸収液落下通路と空気通路とを交互に配置
し、しかも吸収液落下通路には液膜攪乱用のコルゲート
材を設けたので、吸収能力の増大および熱伝達係数の増
大を図ることができる。
ところで、上記実施例においては、熱媒蒸気を容器の上
方部に供給するようにしたが、例えば下方部から供給す
るようにしてもよい。
また、コルゲート材として、例えば直径が0.3〜0.9mm程
度の線材を使用してもよい。
考案の効果 以上のように本考案の構成によると、吸収液落下通路と
空気通路とを交互に設け、しかも吸収液落下通路には液
膜攪乱用の突状部材を設けたので、吸収能力の増大およ
び熱伝達係数の増大を図ることができ、ひいては吸収器
のコンパクト化を図ることができる。また、液膜攪乱用
の突状部材は仕切り板に設けられるため、吸収器の製造
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は吸収器の一部切欠斜視図、第2図は吸収液の落下通
路および空気通路部の要部断面図、第3図は第2図のI
−I矢視図、第4図は従来例を示す断面図である。 1……吸収器、2……容器、2a……上部空間室、2b……
下部空間室、3……仕切り板、4……吸収液落下通路、
5……空気通路、6……コルゲート材、10……伝熱フィ
ン、11……熱媒供給管、12……濃吸収液供給管、14……
稀吸収液供給管、15……落下用穴。
フロントページの続き (72)考案者 八木 崇晴 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)考案者 安部 春雄 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)考案者 古川 哲郎 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)考案者 梅田 辰彦 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)考案者 三宅 一幸 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)考案者 矢野 猛 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−252869(JP,A) 特開 平1−269886(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱媒を蒸発させる蒸発器と、この蒸発器で
    蒸発された熱媒蒸気を吸収液に吸収する吸収器と、この
    吸収器で熱媒蒸気を吸収して濃度が薄くなった稀吸収液
    を加熱する再生器と、この再生器からの熱媒蒸気を凝縮
    させる凝縮器とを有する吸収式熱源装置における吸収器
    であって、吸収液供給管が接続された容器内に複数個の
    仕切り板を挿入配置して吸収液の落下通路と冷却用流体
    通路とを交互に形成し、上記仕切り板の吸収液落下通路
    側の壁面に、その落下方向と直交する方向に沿う突状部
    材を複数個並列に設け、上記仕切り板の冷却用流体通路
    側の壁面に伝熱フィンを配置し、上記吸収液落下通路に
    連通する空間部に熱媒蒸気供給管を接続したことを特徴
    とする吸収式熱源装置における吸収器。
JP5188190U 1990-05-17 1990-05-17 吸収式熱源装置における吸収器 Expired - Lifetime JPH0752536Y2 (ja)

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JPH0411364U JPH0411364U (ja) 1992-01-30
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JP2502934B2 (ja) * 1993-12-28 1996-05-29 大阪瓦斯株式会社 吸収式冷凍機

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