JPH09280692A - 吸収式冷凍機のためのプレート型蒸発・吸収器 - Google Patents
吸収式冷凍機のためのプレート型蒸発・吸収器Info
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- JPH09280692A JPH09280692A JP8095481A JP9548196A JPH09280692A JP H09280692 A JPH09280692 A JP H09280692A JP 8095481 A JP8095481 A JP 8095481A JP 9548196 A JP9548196 A JP 9548196A JP H09280692 A JPH09280692 A JP H09280692A
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸収式冷凍機のための冷凍効率の高いコンパ
クトな蒸発・吸収器を提供する。 【解決手段】 水平に波状の凹凸を有し両側部を閉じら
れた２枚の波板で構成され、上部に冷媒液分散トレー２
８が設けられ、被冷却液が２枚の波板の内部を上方から
下方に流れ、冷媒液が冷媒液分散トレー２８から波板の
外部を均一な厚さの膜を形成して流れる蒸発器２１と、
同一の形状で、上部に吸収液分散トレー３８が設けら
れ、冷却水が２枚の波板の内部を下方から上方に流れ、
吸収液が吸収液分散トレー３８から波板の外部を均一な
厚さの膜を形成して流れる吸収器３１とを交互に波板が
平行になるように並べる。
クトな蒸発・吸収器を提供する。 【解決手段】 水平に波状の凹凸を有し両側部を閉じら
れた２枚の波板で構成され、上部に冷媒液分散トレー２
８が設けられ、被冷却液が２枚の波板の内部を上方から
下方に流れ、冷媒液が冷媒液分散トレー２８から波板の
外部を均一な厚さの膜を形成して流れる蒸発器２１と、
同一の形状で、上部に吸収液分散トレー３８が設けら
れ、冷却水が２枚の波板の内部を下方から上方に流れ、
吸収液が吸収液分散トレー３８から波板の外部を均一な
厚さの膜を形成して流れる吸収器３１とを交互に波板が
平行になるように並べる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、吸収式冷凍機に用
いるプレート型蒸発・吸収器に関する。
いるプレート型蒸発・吸収器に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１は、吸収式冷凍機１の原理を説明す
るための系統図である。再生器２では、加熱源たとえば
都市ガスによって希吸収液３が加熱され、冷媒蒸気が分
離されて濃吸収液が得られる。冷媒蒸気は凝縮器４で冷
却凝縮され冷媒液５となる。冷媒液５は、減圧弁６で減
圧され、蒸発器７で被冷却液、たとえば水を冷却し、冷
媒液自身は蒸発する。蒸発器７を減圧に保ち、冷媒液の
蒸発を促進するために冷媒蒸気は、吸収器８で再生器２
からの濃吸収液で吸収される。濃吸収液は、冷媒蒸気を
吸収して希吸収液９となり、溶液ポンプ１０で加圧さ
れ、熱交換器１１を介して再生器２へ送られる。再生器
２からの濃吸収液３は、減圧弁１２で減圧され、熱交換
器１１を介して吸収器８に送られる。吸収液が冷媒蒸気
を吸収するときに発熱するので、吸収器８は冷却水で冷
却される。蒸発器７には冷媒ポンプ１１が設けられ、未
蒸発の冷媒液１２が循環される。
るための系統図である。再生器２では、加熱源たとえば
都市ガスによって希吸収液３が加熱され、冷媒蒸気が分
離されて濃吸収液が得られる。冷媒蒸気は凝縮器４で冷
却凝縮され冷媒液５となる。冷媒液５は、減圧弁６で減
圧され、蒸発器７で被冷却液、たとえば水を冷却し、冷
媒液自身は蒸発する。蒸発器７を減圧に保ち、冷媒液の
蒸発を促進するために冷媒蒸気は、吸収器８で再生器２
からの濃吸収液で吸収される。濃吸収液は、冷媒蒸気を
吸収して希吸収液９となり、溶液ポンプ１０で加圧さ
れ、熱交換器１１を介して再生器２へ送られる。再生器
２からの濃吸収液３は、減圧弁１２で減圧され、熱交換
器１１を介して吸収器８に送られる。吸収液が冷媒蒸気
を吸収するときに発熱するので、吸収器８は冷却水で冷
却される。蒸発器７には冷媒ポンプ１１が設けられ、未
蒸発の冷媒液１２が循環される。
【０００３】従来技術の典型的な蒸発器および吸収器
は、冷媒液または吸収液が上部の噴霧器１３，１４から
噴霧され、その下に水平多管式の被冷却液管または冷却
水管が設けられる。蒸発器７ではその水平管の外側を冷
媒液が滴下しながら蒸発し、その蒸発潜熱によって被冷
却液を冷却する。また吸収器８では蒸発した冷媒蒸気を
除去して蒸気器７を減圧に保つため、冷媒蒸気は濃吸収
器に吸収される。この方式の蒸発器７や吸収器８では、
伝熱面積を大きくするために水平管を密に設けねばなら
ず、このため水平管の間隔を狭くする必要がある。一
方、水平管の間は、蒸発器７から吸収器８へ向かう冷媒
蒸気が流れる。冷媒蒸気の流速は、最も吸収器寄りおよ
び蒸発器寄りが最大で、５０ｍ／ｓを超えると抵抗が増
え、冷凍機の性能が低下する。したがって水平管の間隔
は、冷媒蒸気流速が５０ｍ／ｓを超えないように設計さ
れており、このため単位断面積当りの水平管の数が制限
され、蒸発器７や吸収器８のコンパクト化が図れないと
いう問題がある。また噴霧された吸収液と冷媒液とが霧
状のまま混じることを防ぐために蒸発器７と吸収器８と
の間に邪魔板１５が設けられている。この邪魔板１３も
蒸発器７から吸収器８への冷媒蒸気流の抵抗となり、蒸
発器７および吸収器８の大きくする原因となっている。
は、冷媒液または吸収液が上部の噴霧器１３，１４から
噴霧され、その下に水平多管式の被冷却液管または冷却
水管が設けられる。蒸発器７ではその水平管の外側を冷
媒液が滴下しながら蒸発し、その蒸発潜熱によって被冷
却液を冷却する。また吸収器８では蒸発した冷媒蒸気を
除去して蒸気器７を減圧に保つため、冷媒蒸気は濃吸収
器に吸収される。この方式の蒸発器７や吸収器８では、
伝熱面積を大きくするために水平管を密に設けねばなら
ず、このため水平管の間隔を狭くする必要がある。一
方、水平管の間は、蒸発器７から吸収器８へ向かう冷媒
蒸気が流れる。冷媒蒸気の流速は、最も吸収器寄りおよ
び蒸発器寄りが最大で、５０ｍ／ｓを超えると抵抗が増
え、冷凍機の性能が低下する。したがって水平管の間隔
は、冷媒蒸気流速が５０ｍ／ｓを超えないように設計さ
れており、このため単位断面積当りの水平管の数が制限
され、蒸発器７や吸収器８のコンパクト化が図れないと
いう問題がある。また噴霧された吸収液と冷媒液とが霧
状のまま混じることを防ぐために蒸発器７と吸収器８と
の間に邪魔板１５が設けられている。この邪魔板１３も
蒸発器７から吸収器８への冷媒蒸気流の抵抗となり、蒸
発器７および吸収器８の大きくする原因となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、吸収
式冷凍機に用いる冷凍効率が高くコンパクトなプレート
型蒸発・吸収器を提供することである。
式冷凍機に用いる冷凍効率が高くコンパクトなプレート
型蒸発・吸収器を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、希吸収液から
冷媒蒸気を分離して濃吸収液を得る再生器と、前記冷媒
蒸気を冷却し、冷媒液を得る凝縮器と、冷媒液を減圧下
で蒸発させ、被冷却液を冷却する蒸発器と、蒸発器で発
生した冷媒蒸気を濃吸収液で吸収する吸収器とを含み、
吸収液を再生器と吸収器との間で熱交換器を介して循環
する吸収式冷凍機において、水平に波状の凹凸を有し、
両側部を閉じられた垂直な２枚の波板で構成され、上部
に冷媒液分散トレーが設けられ、冷媒液分散トレーから
冷媒液が、前記２枚の波板の外面に沿って流下し、２枚
の波板で挟まれた内部に、被冷却液が一方側上部から供
給され、他方側下部から排出されるプレート型蒸発器
と、水平に波状の凹凸を有し、両側部を閉じられた垂直
な２枚の波板で構成され、上部に吸収液分散トレーが設
けられ、吸収液分散トレーから吸収液が前記２枚の波板
の外面に沿って流下し、２枚の波板で挟まれた内部に冷
却水が一方側下部から供給され、他方側上部から排出さ
れるプレート型吸収器とを、各波板が平行になるように
交互に並べることを特徴とする吸収式冷凍機のためのプ
レート型蒸発・吸収器である。 本発明に従えば、水平に波状の凹凸を有し、両側部を閉
じられた２枚の波板で構成されたプレート型蒸発器とプ
レート型吸収器とを交互に用い、蒸発器で発生した冷媒
蒸気を、直ちに隣接する吸収器で吸収できるので、プレ
ート間隔（吸収器のプレートと隣接する蒸発器との間）
を充分狭くすることができる。実際には配管技術の関係
でプレート間隔は１０ｍｍ程度とされる。またプレート
の外形が水平波状であるので、縦横同一の長さの平板に
比較して同一面積で２０〜３０％伝熱面積を増加でき、
水平多管式の従来型蒸発器と吸収器に比して約１／２以
下の大きさにできる。さらに冷媒蒸気の吸収が速やかに
行えるので、蒸発・吸収器の操作圧を従来技術より高く
できる。たとえばＬｉＢｒ−Ｈ2Ｏ系の吸収式冷凍機で
は、従来は蒸発器および吸収器の圧力を５．５ｍｍＨｇ
にしていたのを６．５ｍｍＨｇとすることができ、また
吸収器の冷却水温度を高く設定できる。
冷媒蒸気を分離して濃吸収液を得る再生器と、前記冷媒
蒸気を冷却し、冷媒液を得る凝縮器と、冷媒液を減圧下
で蒸発させ、被冷却液を冷却する蒸発器と、蒸発器で発
生した冷媒蒸気を濃吸収液で吸収する吸収器とを含み、
吸収液を再生器と吸収器との間で熱交換器を介して循環
する吸収式冷凍機において、水平に波状の凹凸を有し、
両側部を閉じられた垂直な２枚の波板で構成され、上部
に冷媒液分散トレーが設けられ、冷媒液分散トレーから
冷媒液が、前記２枚の波板の外面に沿って流下し、２枚
の波板で挟まれた内部に、被冷却液が一方側上部から供
給され、他方側下部から排出されるプレート型蒸発器
と、水平に波状の凹凸を有し、両側部を閉じられた垂直
な２枚の波板で構成され、上部に吸収液分散トレーが設
けられ、吸収液分散トレーから吸収液が前記２枚の波板
の外面に沿って流下し、２枚の波板で挟まれた内部に冷
却水が一方側下部から供給され、他方側上部から排出さ
れるプレート型吸収器とを、各波板が平行になるように
交互に並べることを特徴とする吸収式冷凍機のためのプ
レート型蒸発・吸収器である。 本発明に従えば、水平に波状の凹凸を有し、両側部を閉
じられた２枚の波板で構成されたプレート型蒸発器とプ
レート型吸収器とを交互に用い、蒸発器で発生した冷媒
蒸気を、直ちに隣接する吸収器で吸収できるので、プレ
ート間隔（吸収器のプレートと隣接する蒸発器との間）
を充分狭くすることができる。実際には配管技術の関係
でプレート間隔は１０ｍｍ程度とされる。またプレート
の外形が水平波状であるので、縦横同一の長さの平板に
比較して同一面積で２０〜３０％伝熱面積を増加でき、
水平多管式の従来型蒸発器と吸収器に比して約１／２以
下の大きさにできる。さらに冷媒蒸気の吸収が速やかに
行えるので、蒸発・吸収器の操作圧を従来技術より高く
できる。たとえばＬｉＢｒ−Ｈ2Ｏ系の吸収式冷凍機で
は、従来は蒸発器および吸収器の圧力を５．５ｍｍＨｇ
にしていたのを６．５ｍｍＨｇとすることができ、また
吸収器の冷却水温度を高く設定できる。
【０００６】また本発明は、前記蒸発器および吸収器を
構成する２枚の波板が凹部同志および凸部同志が相対す
るように組合わされ、被冷却液または冷却水の通路に心
材が配置されていることを特徴とする。 本発明に従えば、２枚の波板が凹部同志、凸部同志が相
対し、内部に心材が配置されているので、被冷却液や冷
却水の流れに乱流を起こさせ伝熱性能を向上することが
できる。また心材は、補強材としても作用し、蒸発器内
外面の大きい圧力差（たとえば外面０．０１気圧、内面
６〜８気圧）に耐える。
構成する２枚の波板が凹部同志および凸部同志が相対す
るように組合わされ、被冷却液または冷却水の通路に心
材が配置されていることを特徴とする。 本発明に従えば、２枚の波板が凹部同志、凸部同志が相
対し、内部に心材が配置されているので、被冷却液や冷
却水の流れに乱流を起こさせ伝熱性能を向上することが
できる。また心材は、補強材としても作用し、蒸発器内
外面の大きい圧力差（たとえば外面０．０１気圧、内面
６〜８気圧）に耐える。
【０００７】また本発明は、蒸発器を構成する前記波板
の外面が鉄めっきされ、または銅の微粉を溶射されてい
ることを特徴とする。 本発明に従えば、鉄めっきされ、または銅の微粉を溶射
された表面は、そこに滴下された冷媒液の拡がりを促進
する。冷媒液は蒸発によってその量が次第に減少するの
で、下層になるに従い、冷媒液が全体に拡がらないおそ
れがある。冷媒液の滴下する外面に、鉄めっきが施さ
れ、または銅の微粉が溶射されていると、冷媒液の拡が
りが促進され、冷媒液の蒸発が容易となる。これによっ
て熱貫流率を３０００ｋｃａｌ／ｍ2ｈ℃以上に確保で
きる。 蒸発器の材質は、本発明では、特に限定されないが、熱
伝導率の高い金属製であることが好ましく、水平多管式
の場合と同様に銅製であることが好ましく、鉄めっきや
銅の微粉の溶射は銅の表面に行われる。
の外面が鉄めっきされ、または銅の微粉を溶射されてい
ることを特徴とする。 本発明に従えば、鉄めっきされ、または銅の微粉を溶射
された表面は、そこに滴下された冷媒液の拡がりを促進
する。冷媒液は蒸発によってその量が次第に減少するの
で、下層になるに従い、冷媒液が全体に拡がらないおそ
れがある。冷媒液の滴下する外面に、鉄めっきが施さ
れ、または銅の微粉が溶射されていると、冷媒液の拡が
りが促進され、冷媒液の蒸発が容易となる。これによっ
て熱貫流率を３０００ｋｃａｌ／ｍ2ｈ℃以上に確保で
きる。 蒸発器の材質は、本発明では、特に限定されないが、熱
伝導率の高い金属製であることが好ましく、水平多管式
の場合と同様に銅製であることが好ましく、鉄めっきや
銅の微粉の溶射は銅の表面に行われる。
【０００８】また本発明は、前記冷媒液または吸収器の
分散トレーが樋状であり、両側面上部に多数のスリット
が等間隔で上下方向に設けられていることを特徴とす
る。 本発明に従えば、冷媒液や吸収液の分散方法が樋状トレ
ーであって、両側面上部に多数のスリットが等間隔に設
けられている。この樋状トレーに冷媒液や吸収液が供給
されるので、スリットから冷媒液や吸収液が均等に波板
の外面に流下し、冷媒蒸気が効率よく蒸発し、吸収され
る。
分散トレーが樋状であり、両側面上部に多数のスリット
が等間隔で上下方向に設けられていることを特徴とす
る。 本発明に従えば、冷媒液や吸収液の分散方法が樋状トレ
ーであって、両側面上部に多数のスリットが等間隔に設
けられている。この樋状トレーに冷媒液や吸収液が供給
されるので、スリットから冷媒液や吸収液が均等に波板
の外面に流下し、冷媒蒸気が効率よく蒸発し、吸収され
る。
【０００９】また本発明は、前記蒸発器および吸収器を
構成する波板が、ピッチ２〜５ｍｍ、波の深さ０．５〜
２ｍｍ、凸部の曲げ半径０．２〜２ｍｍであることを特
徴とする。 本発明に従えば、波板の好ましい形状が示されている。
この形状は、本発明者らが実験の結果求めたもので、吸
収液や冷媒液が波板表面から液状のまま離脱して混合す
ることがない。さらに加工のし易いものである。
構成する波板が、ピッチ２〜５ｍｍ、波の深さ０．５〜
２ｍｍ、凸部の曲げ半径０．２〜２ｍｍであることを特
徴とする。 本発明に従えば、波板の好ましい形状が示されている。
この形状は、本発明者らが実験の結果求めたもので、吸
収液や冷媒液が波板表面から液状のまま離脱して混合す
ることがない。さらに加工のし易いものである。
【００１０】また本発明は、前記冷媒液または吸収液の
分散トレーには、０．５〜１．５ｍｍのスリットが５〜
２０ｍｍ間隔で設けられることを特徴とする。 本発明に従えば、冷媒液または吸収液の分散トレーの好
ましい形状が示されている。この形状は、本発明者らが
実験の結果求めたもので、この範囲で冷媒液または吸収
液が水平方向に均等の膜厚で波板外面を流下する。
分散トレーには、０．５〜１．５ｍｍのスリットが５〜
２０ｍｍ間隔で設けられることを特徴とする。 本発明に従えば、冷媒液または吸収液の分散トレーの好
ましい形状が示されている。この形状は、本発明者らが
実験の結果求めたもので、この範囲で冷媒液または吸収
液が水平方向に均等の膜厚で波板外面を流下する。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明を実施の形態によってより
具体的に説明する。なお吸収式冷凍機の構成は、蒸発器
と吸収器とが一体化している点を除いて図１に基づいて
従来技術で説明したものと同一である。
具体的に説明する。なお吸収式冷凍機の構成は、蒸発器
と吸収器とが一体化している点を除いて図１に基づいて
従来技術で説明したものと同一である。
【００１２】図２は本発明の単独のプレート型蒸発器２
１の正面図、図３は一部拡大断面図である。２枚の波板
２２ａ，２２ｂは、凹部同志、凸部同志が対向するよう
に設けられ、両側部２３ａ，２３ｂが閉じられている。
また上部は被冷却液入口ヘッダ２４を形成しており、下
部も同様の被冷却液出口ヘッダ２５を形成している。被
冷却液は、被冷却液供給管２７から冷却水入口ヘッダ２
４に入り、２枚の波板２２ａ，２２ｂの間を下降し、被
冷却液出口ヘッダ２５から被冷却液排出管２６へ導かれ
る。
１の正面図、図３は一部拡大断面図である。２枚の波板
２２ａ，２２ｂは、凹部同志、凸部同志が対向するよう
に設けられ、両側部２３ａ，２３ｂが閉じられている。
また上部は被冷却液入口ヘッダ２４を形成しており、下
部も同様の被冷却液出口ヘッダ２５を形成している。被
冷却液は、被冷却液供給管２７から冷却水入口ヘッダ２
４に入り、２枚の波板２２ａ，２２ｂの間を下降し、被
冷却液出口ヘッダ２５から被冷却液排出管２６へ導かれ
る。
【００１３】一方、冷媒液は、被冷却液入口ヘッダ２４
の上部に設けられた樋状の冷媒液分散トレー２８に供給
され、トレー２８に設けられたスリット２９から、波板
の外側に沿って均一の厚さの膜状に流下しながら蒸発
し、その蒸発潜熱によって、２枚の波板２２ａ，２２ｂ
間を下降する被冷却液を冷却する。
の上部に設けられた樋状の冷媒液分散トレー２８に供給
され、トレー２８に設けられたスリット２９から、波板
の外側に沿って均一の厚さの膜状に流下しながら蒸発
し、その蒸発潜熱によって、２枚の波板２２ａ，２２ｂ
間を下降する被冷却液を冷却する。
【００１４】図４は本発明の単独のプレート型吸収器３
１の正面図、図５は一部拡大断面図である。２枚の波板
３２ａ，３２ｂは、凹部同志、凸部同志が対向するよう
に設けられ、両側部３３ａ，３３ｂが閉じられている。
また上部は冷却水出口ヘッダ３４を形成しており、下部
も同様の冷却水入口ヘッダ３５を形成している。冷却水
は、冷却水供給管３６から冷却水入口ヘッダ３５に入
り、２枚の波板３２ａ，３２ｂの間を下降し、冷却水出
口ヘッダ３４から冷却水排出管３７へ導かれ、さらに凝
縮器４を冷却する。
１の正面図、図５は一部拡大断面図である。２枚の波板
３２ａ，３２ｂは、凹部同志、凸部同志が対向するよう
に設けられ、両側部３３ａ，３３ｂが閉じられている。
また上部は冷却水出口ヘッダ３４を形成しており、下部
も同様の冷却水入口ヘッダ３５を形成している。冷却水
は、冷却水供給管３６から冷却水入口ヘッダ３５に入
り、２枚の波板３２ａ，３２ｂの間を下降し、冷却水出
口ヘッダ３４から冷却水排出管３７へ導かれ、さらに凝
縮器４を冷却する。
【００１５】一方、吸収液は、冷却水出口ヘッダ３４の
上部に設けられた樋状の吸収液分散トレー３８に供給さ
れ、トレー３８に設けられたスリット３９から、波板の
外側に沿って均一の厚さの膜状に流下する。
上部に設けられた樋状の吸収液分散トレー３８に供給さ
れ、トレー３８に設けられたスリット３９から、波板の
外側に沿って均一の厚さの膜状に流下する。
【００１６】図６は、本発明の蒸発器２１に用いる波板
の形状を示す断面図である。２枚の波板２２ａ，２２ｂ
の内面を被冷却液が下降し、冷媒液は波板２２ａ，２２
ｂの外面を波板２２ａ，２２ｂに沿って流下する。図６
では、波板２２ｂ上の冷媒液膜は省略してある。吸収器
３１も同一の型状の波板が用いられる。一般に吸収式冷
凍機は、吸収液として臭化リチウム水溶液が、また冷媒
液として水が用いられる。これらの液に対し波板の上向
きの部分４２ａと下向の部分４２ｂとで略等しい厚さの
冷媒液の膜を作り、液が波板２２ａ，２２ｂ；３２ａ，
３２ｂの山部４３から離脱しないために種々の形の波板
について実験をして、波板のピッチＰ＝２〜５ｍｍ、好
ましくは３〜４ｍｍ、波の深さｈ＝０．５〜２ｍｍ、好
ましくは０．７〜１．５ｍｍ、山部曲げ半径ｒ＝０．２
〜２ｍｍ、好ましくは１．０ｍｍを得た。
の形状を示す断面図である。２枚の波板２２ａ，２２ｂ
の内面を被冷却液が下降し、冷媒液は波板２２ａ，２２
ｂの外面を波板２２ａ，２２ｂに沿って流下する。図６
では、波板２２ｂ上の冷媒液膜は省略してある。吸収器
３１も同一の型状の波板が用いられる。一般に吸収式冷
凍機は、吸収液として臭化リチウム水溶液が、また冷媒
液として水が用いられる。これらの液に対し波板の上向
きの部分４２ａと下向の部分４２ｂとで略等しい厚さの
冷媒液の膜を作り、液が波板２２ａ，２２ｂ；３２ａ，
３２ｂの山部４３から離脱しないために種々の形の波板
について実験をして、波板のピッチＰ＝２〜５ｍｍ、好
ましくは３〜４ｍｍ、波の深さｈ＝０．５〜２ｍｍ、好
ましくは０．７〜１．５ｍｍ、山部曲げ半径ｒ＝０．２
〜２ｍｍ、好ましくは１．０ｍｍを得た。
【００１７】図７は、本発明の蒸発器２１に用いる冷媒
液分散トレー２８の溝２９の形状を示す正面図である。
水である冷媒液を用いて流下実験を行った結果、スリッ
ト幅Ｗ＝０．５〜１．５ｍｍ、好ましくは１ｍｍ、スリ
ット間隔Ｓ＝５〜２０ｍｍ、好ましくは１０〜１５ｍｍ
のものが、冷媒液が蒸発器２１の幅方向に均一な厚さの
膜を作ることが判明した。吸収器３１に用いる吸収液分
散トレー３８の形状も同一である。
液分散トレー２８の溝２９の形状を示す正面図である。
水である冷媒液を用いて流下実験を行った結果、スリッ
ト幅Ｗ＝０．５〜１．５ｍｍ、好ましくは１ｍｍ、スリ
ット間隔Ｓ＝５〜２０ｍｍ、好ましくは１０〜１５ｍｍ
のものが、冷媒液が蒸発器２１の幅方向に均一な厚さの
膜を作ることが判明した。吸収器３１に用いる吸収液分
散トレー３８の形状も同一である。
【００１８】図６に示すように、被冷却液通路には、心
材４５が上下方向に設けられており、凹部同志が対向す
る部分には邪魔板４６が設けられている。邪魔板４６に
よって被冷却液の上下方向の流れが制限される。図８
は、図７の切断面線ＶＩＩＩ−ＶＩＩＩによる断面図で
ある。心材４５は、波板２２ａ，２２ｂの凸部が相対す
る部分で、ダンボール状に屈曲し、波板２２ａ，２２ｂ
の形を保持するとともに、被冷却液の幅方向の流れを制
限する。心材４５と邪魔板４６とによって被冷却液は、
その流れが制限され乱流となり伝熱効率を上昇する。吸
収器３１の冷却水の通路にも同様の心材と邪魔板が設け
られる。
材４５が上下方向に設けられており、凹部同志が対向す
る部分には邪魔板４６が設けられている。邪魔板４６に
よって被冷却液の上下方向の流れが制限される。図８
は、図７の切断面線ＶＩＩＩ−ＶＩＩＩによる断面図で
ある。心材４５は、波板２２ａ，２２ｂの凸部が相対す
る部分で、ダンボール状に屈曲し、波板２２ａ，２２ｂ
の形を保持するとともに、被冷却液の幅方向の流れを制
限する。心材４５と邪魔板４６とによって被冷却液は、
その流れが制限され乱流となり伝熱効率を上昇する。吸
収器３１の冷却水の通路にも同様の心材と邪魔板が設け
られる。
【００１９】図９は本発明の一実施例の蒸発・吸収器４
１の斜視図、図１０は蒸発・吸収器４１の機能を説明す
るための原理図である。蒸発・吸収器４１は、前記の蒸
発器２１と吸収器３１とが交互に配置されている。同一
能力の吸収式冷凍機に対して、蒸発器２１の伝熱面積は
吸収器３１の約６０％程度となるので、幅を同一とすれ
ば、高さは約６０％となり、吸収器３１の間に蒸発器２
１が入るようになる。蒸発器２１の下部は、蒸発しきれ
ない冷媒液を受ける冷媒受け４７が設けられる。１ＲＴ
（冷凍トン）当りの蒸発器２１の大きさは、幅Ａ＝３１
５ｍｍ、縦Ｂ＝４１７．５ｍｍ、吸収器３１の大きさは
幅Ａ＝３１５ｍｍ、縦Ｃ＝６９５ｍｍである。したがっ
て１００ＲＴの吸収式冷凍機に対しては、吸収器３１と
蒸発器２１とが交互に１００枚ずつ、１０ｍｍの間隔で
並ぶことになり、従来の水平管式の蒸発器と吸収器とを
別個に設けたものに比し、大きさを約１／２以下にで
き、さらに吸収式冷凍機で減圧に保持しなければならな
い蒸発器と吸収器との圧力を、たとえば５．５ｍｍＨｇ
から６．５ｍｍＨｇにでき、操作性をよくできる。
１の斜視図、図１０は蒸発・吸収器４１の機能を説明す
るための原理図である。蒸発・吸収器４１は、前記の蒸
発器２１と吸収器３１とが交互に配置されている。同一
能力の吸収式冷凍機に対して、蒸発器２１の伝熱面積は
吸収器３１の約６０％程度となるので、幅を同一とすれ
ば、高さは約６０％となり、吸収器３１の間に蒸発器２
１が入るようになる。蒸発器２１の下部は、蒸発しきれ
ない冷媒液を受ける冷媒受け４７が設けられる。１ＲＴ
（冷凍トン）当りの蒸発器２１の大きさは、幅Ａ＝３１
５ｍｍ、縦Ｂ＝４１７．５ｍｍ、吸収器３１の大きさは
幅Ａ＝３１５ｍｍ、縦Ｃ＝６９５ｍｍである。したがっ
て１００ＲＴの吸収式冷凍機に対しては、吸収器３１と
蒸発器２１とが交互に１００枚ずつ、１０ｍｍの間隔で
並ぶことになり、従来の水平管式の蒸発器と吸収器とを
別個に設けたものに比し、大きさを約１／２以下にで
き、さらに吸収式冷凍機で減圧に保持しなければならな
い蒸発器と吸収器との圧力を、たとえば５．５ｍｍＨｇ
から６．５ｍｍＨｇにでき、操作性をよくできる。
【００２０】また本発明の吸収器は、１ＲＴ当り１枚ま
たは２ＲＴ当り１枚という設計にでき、多量生産でコス
トダウンを図ることができる。
たは２ＲＴ当り１枚という設計にでき、多量生産でコス
トダウンを図ることができる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吸収式冷
凍機の蒸発器と吸収器とを蒸発・吸収器としてまとめ、
その大きさを半分以下にでき、吸収式冷凍機の大きさを
大幅に縮小できるとともに、その圧力を高め操作し易く
できる。
凍機の蒸発器と吸収器とを蒸発・吸収器としてまとめ、
その大きさを半分以下にでき、吸収式冷凍機の大きさを
大幅に縮小できるとともに、その圧力を高め操作し易く
できる。
【図１】吸収式冷凍機１の原理を説明するための系統図
である。
である。
【図２】本発明に用いる単独の蒸発器２１の正面図であ
る。
る。
【図３】蒸発器２１の上部の部分断面図である。
【図４】本発明に用いる吸収器３１の正面図である。
【図５】吸収器３１の上部の部分断面図である。
【図６】蒸発器２１の波板２２ａ，２２ｂと心材４５と
邪魔板４６との関係を示す拡大断面図である。
邪魔板４６との関係を示す拡大断面図である。
【図７】冷媒液分散トレー２８の拡大正面図である。
【図８】図６の切断面線ＶＩＩＩ−ＶＩＩＩによる断面
図である。
図である。
【図９】本発明の一実施例の蒸発・吸収器４１の斜視図
である。
である。
【図１０】蒸発・吸収器４１の原理図である。
１ 吸収式冷凍機 ２ 再生器 ４ 凝縮器 ７ 蒸発器 ８ 吸収器 ２１ 本発明に用いる単独のプレート型蒸発器 ２２ 波板 ２３ 側部 ２６ 被冷却液排出管 ２７ 被冷却液供給管 ２８ 冷媒液分散トレー ２９ スリット ３１ 本発明に用いる単独のプレート型吸収器 ３２ 波板 ３３ 側部 ３６ 冷却水供給管 ３７ 冷却水排出管 ３８ 吸収液分散トレー ３９ スリット ４１ 蒸発・吸収器 ４５ 心材 ４６ 邪魔板
Claims (6)
- 【請求項１】 希吸収液から冷媒蒸気を分離して濃吸収
液を得る再生器と、前記冷媒蒸気を冷却し、冷媒液を得
る凝縮器と、冷媒液を減圧下で蒸発させ、被冷却液を冷
却する蒸発器と、蒸発器で発生した冷媒蒸気を濃吸収液
で吸収する吸収器とを含み、吸収液を再生器と吸収器と
の間で熱交換器を介して循環する吸収式冷凍機におい
て、 水平に波状の凹凸を有し、両側部を閉じられた垂直な２
枚の波板で構成され、上部に冷媒液分散トレーが設けら
れ、冷媒液分散トレーから冷媒液が、前記２枚の波板の
外面に沿って流下し、２枚の波板で挟まれた内部に、被
冷却液が一方側上部から供給され、他方側下部から排出
されるプレート型蒸発器と、 水平に波状の凹凸を有し、両側部を閉じられた垂直な２
枚の波板で構成され、上部に吸収液分散トレーが設けら
れ、吸収液分散トレーから吸収液が前記２枚の波板の外
面に沿って流下し、２枚の波板で挟まれた内部に冷却水
が一方側下部から供給され、他方側上部から排出される
プレート型吸収器とを、各波板が平行になるように交互
に並べることを特徴とする吸収式冷凍機のためのプレー
ト型蒸発・吸収器。 - 【請求項２】 前記蒸発器および吸収器を構成する２枚
の波板が凹部同志および凸部同志が相対するように組合
わされ、被冷却液または冷却水の通路に心材が配置され
ていることを特徴とする請求項１記載の吸収式冷凍機の
ためのプレート型蒸発・吸収器。 - 【請求項３】 蒸発器を構成する前記波板の外面が鉄め
っきされ、または銅の微粉を溶射されていることを特徴
とする請求項１または請求項２記載の吸収式冷凍機のた
めのプレート型蒸発・吸収器。 - 【請求項４】 前記冷媒液または吸収器の分散トレーが
樋状であり、両側面上部に多数のスリットが等間隔で上
下方向に設けられていることを特徴とする請求項１〜請
求項３のいずれか１項に記載の吸収式冷凍機のためのプ
レート型蒸発・吸収器。 - 【請求項５】 前記蒸発器および吸収器を構成する波板
が、ピッチ２〜５ｍｍ、波の深さ０．５〜２ｍｍ、凸部
の曲げ半径０．２〜２ｍｍであることを特徴とする請求
項１〜請求項３のいずれか１項に記載の吸収式冷凍機の
ためのプレート型蒸発・吸収器。 - 【請求項６】 前記冷媒液または吸収液分散トレーに
は、０．５〜１．５ｍｍのスリットが５〜２０ｍｍ間隔
で設けられることを特徴とする請求項４記載の吸収式冷
凍機のためのプレート型蒸発・吸収器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09548196A JP3712775B2 (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 吸収式冷凍機のためのプレート型蒸発・吸収器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09548196A JP3712775B2 (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 吸収式冷凍機のためのプレート型蒸発・吸収器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09280692A true JPH09280692A (ja) | 1997-10-31 |
| JP3712775B2 JP3712775B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=14138814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09548196A Expired - Fee Related JP3712775B2 (ja) | 1996-04-17 | 1996-04-17 | 吸収式冷凍機のためのプレート型蒸発・吸収器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3712775B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000052411A1 (fr) * | 1999-03-04 | 2000-09-08 | Ebara Corporation | Echangeur de chaleur a plaques |
| WO2001038802A1 (en) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Ebara Corporation | Absorption refrigerating machine |
| EP1124100A1 (en) * | 1998-10-15 | 2001-08-16 | Ebara Corporation | Absorption refrigerating machine |
| FR2871221A1 (fr) * | 2004-06-02 | 2005-12-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif d'echange et de transfert thermique, notamment pour vehicule automobile |
| CN1300542C (zh) * | 2004-05-13 | 2007-02-14 | 上海交通大学 | 余热驱动的复合交变热管发生器 |
| US20240027106A1 (en) * | 2022-07-19 | 2024-01-25 | King Fahd University Of Petroleum And Minerals | Absorption chiller refrigerator system |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP09548196A patent/JP3712775B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1124100A1 (en) * | 1998-10-15 | 2001-08-16 | Ebara Corporation | Absorption refrigerating machine |
| EP1124100A4 (en) * | 1998-10-15 | 2003-05-28 | Ebara Corp | REFRIGERATION ABSORPTION MACHINE |
| US6817406B1 (en) | 1999-03-04 | 2004-11-16 | Ebara Corporation | Plate type heat exchanger |
| WO2000052411A1 (fr) * | 1999-03-04 | 2000-09-08 | Ebara Corporation | Echangeur de chaleur a plaques |
| CN1295465C (zh) * | 1999-11-22 | 2007-01-17 | 株式会社荏原制作所 | 吸收式冷冻机 |
| WO2001038802A1 (en) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Ebara Corporation | Absorption refrigerating machine |
| EP1233239A1 (en) * | 1999-11-22 | 2002-08-21 | Ebara Corporation | Absorption refrigerating machine |
| EP1233239A4 (en) * | 1999-11-22 | 2009-12-02 | Ebara Corp | ABSORPTION CHILLER |
| CN1300542C (zh) * | 2004-05-13 | 2007-02-14 | 上海交通大学 | 余热驱动的复合交变热管发生器 |
| WO2006000676A1 (fr) * | 2004-06-02 | 2006-01-05 | Peugeot Citroen Automobiles S.A. | Dispositif d'echange et de transfert thermique, notamment pour vehicule automobile |
| FR2871221A1 (fr) * | 2004-06-02 | 2005-12-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif d'echange et de transfert thermique, notamment pour vehicule automobile |
| US7900472B2 (en) | 2004-06-02 | 2011-03-08 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Heat exchange and heat transfer device, in particular for a motor vehicle |
| US20240027106A1 (en) * | 2022-07-19 | 2024-01-25 | King Fahd University Of Petroleum And Minerals | Absorption chiller refrigerator system |
| US12092376B2 (en) * | 2022-07-19 | 2024-09-17 | King Fahd University Of Petroleum And Minerals | Absorption chiller refrigerator system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3712775B2 (ja) | 2005-11-02 |
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