JPH09152289A - 吸収式冷凍機 - Google Patents
吸収式冷凍機Info
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- JPH09152289A JPH09152289A JP7311401A JP31140195A JPH09152289A JP H09152289 A JPH09152289 A JP H09152289A JP 7311401 A JP7311401 A JP 7311401A JP 31140195 A JP31140195 A JP 31140195A JP H09152289 A JPH09152289 A JP H09152289A
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- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/42—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being both outside and inside the tubular element
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B15/00—Sorption machines, plants or systems, operating continuously, e.g. absorption type
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- F25B37/00—Absorbers; Adsorbers
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
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- Y02B30/62—Absorption based systems
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- Y10S165/51—Heat exchange having heat exchange surface treatment, adjunct or enhancement
- Y10S165/529—Heat exchange having heat exchange surface treatment, adjunct or enhancement with structure for promoting turbulence and/or breaking up laminar flow adjacent heat transfer surface
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- Y10S165/536—Noncircular cross-section
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】吸収器の冷媒蒸気吸収能力を向上し、吸収式冷
凍機の運転効率を向上する。 【構成】管外面に長手方向に複数の突条32を形成し、
突条32の山部33及び隣り合った突条32、32の間
の谷部34を曲面とし、谷部34の曲率半径を山部33
の曲率半径より大きくする。谷部の底部には溝34Aが
形成される。伝熱管31に滴下した吸収液が谷部34か
ら山部33を越えて次の谷部34へスムーズに流れ、谷
部34での吸収液の入れ換えがスムーズに行われ、更
に、山部33及び谷部34に発生したマランゴニー対流
が互いに干渉し合う。このマランゴニー対流は、溝34
Aへ吸収液が入り易くなることでより有効に引き起こさ
れ、管軸方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱管31で
の熱交換効率が上幅に向上し、吸収器3の冷媒蒸気の吸
収能力が向上する。
凍機の運転効率を向上する。 【構成】管外面に長手方向に複数の突条32を形成し、
突条32の山部33及び隣り合った突条32、32の間
の谷部34を曲面とし、谷部34の曲率半径を山部33
の曲率半径より大きくする。谷部の底部には溝34Aが
形成される。伝熱管31に滴下した吸収液が谷部34か
ら山部33を越えて次の谷部34へスムーズに流れ、谷
部34での吸収液の入れ換えがスムーズに行われ、更
に、山部33及び谷部34に発生したマランゴニー対流
が互いに干渉し合う。このマランゴニー対流は、溝34
Aへ吸収液が入り易くなることでより有効に引き起こさ
れ、管軸方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱管31で
の熱交換効率が上幅に向上し、吸収器3の冷媒蒸気の吸
収能力が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の吸収器用伝熱管
を有した吸収器を配管接続した吸収式冷凍機に関する。
を有した吸収器を配管接続した吸収式冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭58−200995号公報
には管外面に長手方向に複数の突条が形成され、突条の
山部と突条の間の谷部とを曲面にした伝熱管が開示され
ている。
には管外面に長手方向に複数の突条が形成され、突条の
山部と突条の間の谷部とを曲面にした伝熱管が開示され
ている。
【0003】又、例えば実開昭61−49267号公報
には吸収器に収納されて外表面が平滑の複数の伝熱管か
ら成る冷却水熱交換器の間に、濃吸収液を細分化して小
粒子にするデミスターを設けた吸収式冷凍機が開示され
ている。
には吸収器に収納されて外表面が平滑の複数の伝熱管か
ら成る冷却水熱交換器の間に、濃吸収液を細分化して小
粒子にするデミスターを設けた吸収式冷凍機が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、突条の山部の曲率半径より谷部の曲率半径が小さ
く、谷部の曲率半径が特に小さい場合には、谷部の吸収
液が隣りの谷部へ移動しにくいため、伝熱管外表面での
熱交換効率が低下し、吸収器の蒸発器からの冷媒蒸気の
吸収能力が低下する。この結果、蒸発器での冷媒蒸気の
発生が抑えられ、冷却能力が低下して運転効率が低下す
る恐れがある。
て、突条の山部の曲率半径より谷部の曲率半径が小さ
く、谷部の曲率半径が特に小さい場合には、谷部の吸収
液が隣りの谷部へ移動しにくいため、伝熱管外表面での
熱交換効率が低下し、吸収器の蒸発器からの冷媒蒸気の
吸収能力が低下する。この結果、蒸発器での冷媒蒸気の
発生が抑えられ、冷却能力が低下して運転効率が低下す
る恐れがある。
【0005】又、それぞれの伝熱管の外表面が平滑であ
るときには、吸収液が表面張力によって片寄って下方へ
滴下し、各伝熱管外表面での熱交換効率が低下する。こ
のため、熱交換効率を向上するには、それぞれの伝熱管
と伝熱管との間に例えばデミスターを設ける必要があ
り、吸収器は大型化し、吸収冷凍機が大型化するという
問題が発生する。又、各デミスターが蒸発器からの冷媒
蒸気の流れの抵抗になり、吸収器での冷媒蒸気の吸収能
力が低下し、冷却能力が低下して運転効率が低下する恐
れがある。
るときには、吸収液が表面張力によって片寄って下方へ
滴下し、各伝熱管外表面での熱交換効率が低下する。こ
のため、熱交換効率を向上するには、それぞれの伝熱管
と伝熱管との間に例えばデミスターを設ける必要があ
り、吸収器は大型化し、吸収冷凍機が大型化するという
問題が発生する。又、各デミスターが蒸発器からの冷媒
蒸気の流れの抵抗になり、吸収器での冷媒蒸気の吸収能
力が低下し、冷却能力が低下して運転効率が低下する恐
れがある。
【0006】本発明は、吸収器の冷媒蒸気の吸収能力を
向上し、吸収式冷凍機の運転効率を向上することを目的
とする。
向上し、吸収式冷凍機の運転効率を向上することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、吸収器、再生器、凝縮
器及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを形成した吸
収式冷凍機おいて、管外面に長手方向に複数の突条を形
成し、この突条の山部及び隣り合った突条の間の谷部を
曲面とし、且つ、谷部の曲率半径を山部の曲率半径より
大きくし、谷部の底部には山部の曲率半径より小さい曲
率半径を有する溝を形成し、再生器からの吸収液が管外
表面に滴下又は散布され、管内の冷却水によって管外の
吸収液を冷却する吸収器用伝熱管を有した吸収器を備え
たことを特徴とする。
するために、請求項1の発明は、吸収器、再生器、凝縮
器及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを形成した吸
収式冷凍機おいて、管外面に長手方向に複数の突条を形
成し、この突条の山部及び隣り合った突条の間の谷部を
曲面とし、且つ、谷部の曲率半径を山部の曲率半径より
大きくし、谷部の底部には山部の曲率半径より小さい曲
率半径を有する溝を形成し、再生器からの吸収液が管外
表面に滴下又は散布され、管内の冷却水によって管外の
吸収液を冷却する吸収器用伝熱管を有した吸収器を備え
たことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、吸収器、再生器、凝縮
器及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを形成した吸
収式冷凍機おいて、管外面に長手方向に複数の突条を形
成し、この突条の山部及び隣り合った突条の間の谷部を
曲面とし、山部から谷部への変更部の曲率半径より、山
部の曲率半径は小さく、谷部の曲率半径は山部の曲率半
径より小さくし、再生器からの吸収液が管外表面に滴下
又は散布され、管内の冷却水によって管外の吸収液を冷
却する吸収器用伝熱管を有した吸収器を備えたことを特
徴とする。
器及び蒸発器を配管接続して冷凍サイクルを形成した吸
収式冷凍機おいて、管外面に長手方向に複数の突条を形
成し、この突条の山部及び隣り合った突条の間の谷部を
曲面とし、山部から谷部への変更部の曲率半径より、山
部の曲率半径は小さく、谷部の曲率半径は山部の曲率半
径より小さくし、再生器からの吸収液が管外表面に滴下
又は散布され、管内の冷却水によって管外の吸収液を冷
却する吸収器用伝熱管を有した吸収器を備えたことを特
徴とする。
【0009】請求項3の発明は、更に、管外面の各突条
が管軸に対して15°以下のねじれ角を有し、これら複
数の突条は連続した湾曲面形状を成すことを特徴とす
る。
が管軸に対して15°以下のねじれ角を有し、これら複
数の突条は連続した湾曲面形状を成すことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1、2、4、又は5の発明によれば、伝
熱管に滴下した濃吸収液が山部より曲率半径が大きい谷
部から山部を越えて次の谷部へスムーズに流れることに
よって、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズに行わ
れ、且つ、濃吸収液が伝熱管の全周にわたりほぼ均一に
流れ、更に、山部及び谷部に発生したマランゴニー対流
が互いに干渉し合うことによって、管軸方向に大きな攪
乱作用が発生し、伝熱管での熱交換効率が大幅に向上
し、冷媒蒸気を吸収して温度が上昇した濃吸収液の伝熱
管での冷却能力が向上し、濃吸収液による冷媒蒸気の吸
収能力を回復し、冷媒蒸気の吸収量を増加し、蒸発器で
の冷却能力を向上することができ、吸収式冷凍機の運転
効率を向上することが可能になる。
熱管に滴下した濃吸収液が山部より曲率半径が大きい谷
部から山部を越えて次の谷部へスムーズに流れることに
よって、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズに行わ
れ、且つ、濃吸収液が伝熱管の全周にわたりほぼ均一に
流れ、更に、山部及び谷部に発生したマランゴニー対流
が互いに干渉し合うことによって、管軸方向に大きな攪
乱作用が発生し、伝熱管での熱交換効率が大幅に向上
し、冷媒蒸気を吸収して温度が上昇した濃吸収液の伝熱
管での冷却能力が向上し、濃吸収液による冷媒蒸気の吸
収能力を回復し、冷媒蒸気の吸収量を増加し、蒸発器で
の冷却能力を向上することができ、吸収式冷凍機の運転
効率を向上することが可能になる。
【0011】請求項1の発明では、更に、吸収液は溝の
中に入り易くなり、溝における液厚を大きくしマランゴ
ニー対流をより引き起こし易くなる。また請求項2の発
明では、更に、曲率半径の小さな谷部へ吸収液が入り込
み易くなり、溝における液厚を大きくしマランゴニー対
流をより引き起こし易くなる。
中に入り易くなり、溝における液厚を大きくしマランゴ
ニー対流をより引き起こし易くなる。また請求項2の発
明では、更に、曲率半径の小さな谷部へ吸収液が入り込
み易くなり、溝における液厚を大きくしマランゴニー対
流をより引き起こし易くなる。
【0012】請求項3の発明では、請求項1または2の
発明に比べ劣るものの、伝熱管に滴下した濃吸収液が谷
部から山部を越えて次の谷部へスムーズに流れることに
よって、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズに行わ
れ、且つ、濃吸収液が伝熱管の全周にわたりほぼ均一に
流れ、更に、山部及び谷部に発生したマランゴニー対流
が互いに干渉し合うことによって、管軸方向に大きな攪
乱作用が発生し、伝熱管での熱交換効率が大幅に向上
し、冷媒蒸気を吸収して温度が上昇した濃吸収液の伝熱
管での冷却能力が向上し、濃吸収液による冷媒蒸気の吸
収能力を回復し、冷媒蒸気の吸収量を増加し、蒸発器で
の冷却能力を向上することができ、吸収式冷凍機の運転
効率を向上することが可能になる。
発明に比べ劣るものの、伝熱管に滴下した濃吸収液が谷
部から山部を越えて次の谷部へスムーズに流れることに
よって、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズに行わ
れ、且つ、濃吸収液が伝熱管の全周にわたりほぼ均一に
流れ、更に、山部及び谷部に発生したマランゴニー対流
が互いに干渉し合うことによって、管軸方向に大きな攪
乱作用が発生し、伝熱管での熱交換効率が大幅に向上
し、冷媒蒸気を吸収して温度が上昇した濃吸収液の伝熱
管での冷却能力が向上し、濃吸収液による冷媒蒸気の吸
収能力を回復し、冷媒蒸気の吸収量を増加し、蒸発器で
の冷却能力を向上することができ、吸収式冷凍機の運転
効率を向上することが可能になる。
【0013】請求項4の発明では、さらに、伝熱管の配
管の都合により、伝熱管の山部が最上部に位置した場合
にも、山部に滴下した吸収液は山部に形成された溝によ
って管軸方向に広がり、この吸収液は伝熱管のほぼ全周
にわたり均一に広がって流れ落ち、熱交換率が向上し、
冷媒蒸気の吸収能力を向上する事ができる。請求項5の
発明では、更に、濃吸収液が伝熱管の外表面に形成され
た捩じり角をなす突条の山部を越えて一層スムーズに流
れ、且つ、濃吸収液が管軸方向に流れながら下方の伝熱
管へ滴下することによって、伝熱管の濡れ性を向上し、
伝熱管での冷却能力が一層向上し、吸収器の冷媒蒸気の
吸収能力が向上し、吸収式冷凍機の運転効率を向上する
ことが可能になる。
管の都合により、伝熱管の山部が最上部に位置した場合
にも、山部に滴下した吸収液は山部に形成された溝によ
って管軸方向に広がり、この吸収液は伝熱管のほぼ全周
にわたり均一に広がって流れ落ち、熱交換率が向上し、
冷媒蒸気の吸収能力を向上する事ができる。請求項5の
発明では、更に、濃吸収液が伝熱管の外表面に形成され
た捩じり角をなす突条の山部を越えて一層スムーズに流
れ、且つ、濃吸収液が管軸方向に流れながら下方の伝熱
管へ滴下することによって、伝熱管の濡れ性を向上し、
伝熱管での冷却能力が一層向上し、吸収器の冷媒蒸気の
吸収能力が向上し、吸収式冷凍機の運転効率を向上する
ことが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。図1において、1は蒸発吸収器胴
(下胴)であり、この蒸発吸収器胴1に蒸発器2及び吸
収器3が収納されている。4は例えばガスバーナー5を
備えた高温再生器であり、吸収器3の吸収液溜り3Aか
ら高温再生器4に至る稀吸収液配管6の途中に第1吸収
液ポンプP、低温熱交換器7及び高温熱交換器8が設け
られている。
て詳細に説明する。図1において、1は蒸発吸収器胴
(下胴)であり、この蒸発吸収器胴1に蒸発器2及び吸
収器3が収納されている。4は例えばガスバーナー5を
備えた高温再生器であり、吸収器3の吸収液溜り3Aか
ら高温再生器4に至る稀吸収液配管6の途中に第1吸収
液ポンプP、低温熱交換器7及び高温熱交換器8が設け
られている。
【0015】10は高温胴(上胴)であり、この高温胴
10に低温再生器11及び凝縮器12が収納されてい
る。そして、13は高温再生器4から低温再生器11に
至る冷媒蒸気管、14は低温再生器11に設けられた加
熱器、15は加熱器14から凝縮器12に至る冷媒管で
ある。16は凝縮器12から蒸発器2に至る冷媒液流下
管、17は蒸発器2に配管接続された冷媒循環管、18
は冷媒ポンプである。21は蒸発器2に接続された冷水
管、21Aは蒸発器熱交換器である。
10に低温再生器11及び凝縮器12が収納されてい
る。そして、13は高温再生器4から低温再生器11に
至る冷媒蒸気管、14は低温再生器11に設けられた加
熱器、15は加熱器14から凝縮器12に至る冷媒管で
ある。16は凝縮器12から蒸発器2に至る冷媒液流下
管、17は蒸発器2に配管接続された冷媒循環管、18
は冷媒ポンプである。21は蒸発器2に接続された冷水
管、21Aは蒸発器熱交換器である。
【0016】22は高温再生器4から高温熱交換器8に
至る中間吸収液管、23は高温熱交換器8から低温再生
器11に至る中間吸収液である。25は低温再生器11
から低温熱交換器7に至る凝吸収液管、28は低温熱交
換器7から吸収器3に至る凝吸収液管である。又、29
は冷却水管、29Aは吸収器熱交換器、29Bは凝縮熱
交換器、30は吸収器熱交換器29Aの上方に設けられ
た濃吸収液散布装置である。
至る中間吸収液管、23は高温熱交換器8から低温再生
器11に至る中間吸収液である。25は低温再生器11
から低温熱交換器7に至る凝吸収液管、28は低温熱交
換器7から吸収器3に至る凝吸収液管である。又、29
は冷却水管、29Aは吸収器熱交換器、29Bは凝縮熱
交換器、30は吸収器熱交換器29Aの上方に設けられ
た濃吸収液散布装置である。
【0017】吸収器熱交換器29Aは略水平に複数段、
複数列配管された伝熱管31から構成されている。そし
て、伝熱管31は円形であり、直径は全長にわたり等し
く例えば16mmである。又、伝熱管31の外表面には
図2ないし図4に示したように長手方向、即ち管軸方向
に複数の突条32が形成されている。ここで、突条32
の数は4ないし16にする。そして、この数は3の倍数
が最適であり、直径が16mmの伝熱管31では、12
の突条が形成されたものが制作しやすい。
複数列配管された伝熱管31から構成されている。そし
て、伝熱管31は円形であり、直径は全長にわたり等し
く例えば16mmである。又、伝熱管31の外表面には
図2ないし図4に示したように長手方向、即ち管軸方向
に複数の突条32が形成されている。ここで、突条32
の数は4ないし16にする。そして、この数は3の倍数
が最適であり、直径が16mmの伝熱管31では、12
の突条が形成されたものが制作しやすい。
【0018】そして、各突条32の山部33…、及び隣
り合った突条32、32の間の谷部34…はそれぞれ曲
面形状をしている。そして、山部33…の曲率半径R1
が例えば1.5mm、谷部34…の曲率半径R2が例え
ば2.4mmであり、従って山部33…より谷部34…
の曲率半径が大きくなり、R2/R1が1より大きくな
るように伝熱管は作成されている。ここで、R2/R1
は4より小さくする。
り合った突条32、32の間の谷部34…はそれぞれ曲
面形状をしている。そして、山部33…の曲率半径R1
が例えば1.5mm、谷部34…の曲率半径R2が例え
ば2.4mmであり、従って山部33…より谷部34…
の曲率半径が大きくなり、R2/R1が1より大きくな
るように伝熱管は作成されている。ここで、R2/R1
は4より小さくする。
【0019】そして、谷部34の底部には、溝34Aが
形成されている。この溝34Aは断面が円弧状の曲面形
状をしており、その曲率半径はR3である。この曲率半
径R3は、山部33の曲率半径R1より小さい。又、各突
条32の高さ(H)が1.0mm以下の例えば0.7m
mになり、且つ、各突条32の間隔が例えば略4mmに
なるように伝熱管31は作成されている。
形成されている。この溝34Aは断面が円弧状の曲面形
状をしており、その曲率半径はR3である。この曲率半
径R3は、山部33の曲率半径R1より小さい。又、各突
条32の高さ(H)が1.0mm以下の例えば0.7m
mになり、且つ、各突条32の間隔が例えば略4mmに
なるように伝熱管31は作成されている。
【0020】更に、図3に示したように伝熱管31の両
端には管外面を平滑にした管板支持部(拡管部)31
A、31Aが形成され、これら管板支持部31A、31
Aが低温胴1の管板1A、1Aの支持孔1a、1aを貫
通して支持されている。又伝熱管31の中間部(中央)
に管外面を平滑に管支え支持部1Bが形成され、この管
支え支持部31Bが支持板1Bの支持孔1bを貫通して
支持されている。そして、伝熱管31には突条32の高
さが管板支持部31A、31A及び管支え支持部31B
に向けて徐々に低くなる不完全突条部31Cが10mm
ないし50mm形成されている。
端には管外面を平滑にした管板支持部(拡管部)31
A、31Aが形成され、これら管板支持部31A、31
Aが低温胴1の管板1A、1Aの支持孔1a、1aを貫
通して支持されている。又伝熱管31の中間部(中央)
に管外面を平滑に管支え支持部1Bが形成され、この管
支え支持部31Bが支持板1Bの支持孔1bを貫通して
支持されている。そして、伝熱管31には突条32の高
さが管板支持部31A、31A及び管支え支持部31B
に向けて徐々に低くなる不完全突条部31Cが10mm
ないし50mm形成されている。
【0021】上記のように構成した吸収式冷凍機の運転
時、高温再生器4のガスバーナー5が燃焼し、吸収器3
から流れて来た例えば臭化リチウム(LiBr)水溶液
(界面活性剤を含む)などの稀吸収液が加熱され、冷媒
上記が稀吸収液から分離する。冷媒上記は冷媒蒸気管1
3を経て低温再生器11へ流れる。そして、低温再生器
11で高温再生器4からの中間吸収液を加熱して凝縮し
た冷媒液が凝縮器12へ流れる。凝縮器12では低温再
生器11から流れて来た冷媒上記が凝縮して、低温再生
器11から流れて来た冷媒液と共に蒸発器2へ流下す
る。蒸発器2では冷媒ポンプ18の運転によって、冷媒
液が蒸発器熱交換器21Aに散布される。そして、蒸発
器熱交換器21Aで冷却されて温度が低下した冷水が負
荷に供給される。蒸発器2で気化した冷媒上記は吸収器
3へ流れ、吸収器熱交換器29Aに散布された凝吸収液
に吸収される。
時、高温再生器4のガスバーナー5が燃焼し、吸収器3
から流れて来た例えば臭化リチウム(LiBr)水溶液
(界面活性剤を含む)などの稀吸収液が加熱され、冷媒
上記が稀吸収液から分離する。冷媒上記は冷媒蒸気管1
3を経て低温再生器11へ流れる。そして、低温再生器
11で高温再生器4からの中間吸収液を加熱して凝縮し
た冷媒液が凝縮器12へ流れる。凝縮器12では低温再
生器11から流れて来た冷媒上記が凝縮して、低温再生
器11から流れて来た冷媒液と共に蒸発器2へ流下す
る。蒸発器2では冷媒ポンプ18の運転によって、冷媒
液が蒸発器熱交換器21Aに散布される。そして、蒸発
器熱交換器21Aで冷却されて温度が低下した冷水が負
荷に供給される。蒸発器2で気化した冷媒上記は吸収器
3へ流れ、吸収器熱交換器29Aに散布された凝吸収液
に吸収される。
【0022】高温再生器4で冷媒蒸気が分離して濃度が
上昇した中間吸収液は中間吸収液管22、高温熱交換器
8、中間吸収液管23を経て低温再生器11へ流れる。
中間吸収液は高温再生器4からの冷媒蒸気が内部を流れ
る加熱器14によって加熱される。そして、中間吸収液
から冷媒蒸気が分離して吸収液の濃度はさらに上昇す
る。
上昇した中間吸収液は中間吸収液管22、高温熱交換器
8、中間吸収液管23を経て低温再生器11へ流れる。
中間吸収液は高温再生器4からの冷媒蒸気が内部を流れ
る加熱器14によって加熱される。そして、中間吸収液
から冷媒蒸気が分離して吸収液の濃度はさらに上昇す
る。
【0023】低温再生器11で加熱凝縮された濃吸収液
は凝吸収液管25へ流入して低温熱交換器7及び凝吸収
液管26を経て吸収器3へ流れ、凝吸収液散布装置(以
下散布装置という)30から吸収器熱交換器29Aに滴
下する。そして、凝吸収液が吸収器熱交換器29Aの伝
熱管31に滴下した場合には凝吸収液が各突条32…の
山部33…を越えて伝熱管31の外表面をスムーズに流
れ、各谷部34…でマランゴニー対流、即ち界面活性剤
の液膜表面の濃度分布により、表面張力差が生じ、これ
に起因して張力対流が発生する。即ち、図6に示したよ
うに各谷部34…では液膜の厚さ(ΔH)が厚くなり、
管軸方向のマランゴニー対流が強くなる。又、各山部3
3…ては液膜の厚さ(Δh)が薄くなり、管軸方向のマ
ランゴニー対流が弱くなる。そして、山部33…と谷部
34…のマランゴニー対流が干渉し合い、管軸方向に大
きな攪乱作用が発生する。
は凝吸収液管25へ流入して低温熱交換器7及び凝吸収
液管26を経て吸収器3へ流れ、凝吸収液散布装置(以
下散布装置という)30から吸収器熱交換器29Aに滴
下する。そして、凝吸収液が吸収器熱交換器29Aの伝
熱管31に滴下した場合には凝吸収液が各突条32…の
山部33…を越えて伝熱管31の外表面をスムーズに流
れ、各谷部34…でマランゴニー対流、即ち界面活性剤
の液膜表面の濃度分布により、表面張力差が生じ、これ
に起因して張力対流が発生する。即ち、図6に示したよ
うに各谷部34…では液膜の厚さ(ΔH)が厚くなり、
管軸方向のマランゴニー対流が強くなる。又、各山部3
3…ては液膜の厚さ(Δh)が薄くなり、管軸方向のマ
ランゴニー対流が弱くなる。そして、山部33…と谷部
34…のマランゴニー対流が干渉し合い、管軸方向に大
きな攪乱作用が発生する。
【0024】更に、谷部34…の曲率半径が山部33…
の曲率半径より大きく、谷部34…がなだらかな曲面形
状であり、谷部34…での濃吸収液の入れ換わりが速く
なり、伝熱管31…の外表面での濃吸収液の移動が速く
なる。そして、伝熱管31…の全周にわたり略均一にマ
ランゴニー対流が発生する。そして、溝34Aが設けら
れることで、吸収液が溝34Aの中に入り易くなり、溝
34Aにおける液膜の厚さはより厚くなる。従って、前
記マランゴニー対流の干渉をより起こし易くできる。
の曲率半径より大きく、谷部34…がなだらかな曲面形
状であり、谷部34…での濃吸収液の入れ換わりが速く
なり、伝熱管31…の外表面での濃吸収液の移動が速く
なる。そして、伝熱管31…の全周にわたり略均一にマ
ランゴニー対流が発生する。そして、溝34Aが設けら
れることで、吸収液が溝34Aの中に入り易くなり、溝
34Aにおける液膜の厚さはより厚くなる。従って、前
記マランゴニー対流の干渉をより起こし易くできる。
【0025】このため、各伝熱管31…での熱交換量が
増加し、伝熱管31の外表面を流れる濃吸収液が冷却さ
れる。そして、蒸発器2から吸収器3へ流れて来た冷媒
蒸気が伝熱管31の外表面を流れる濃吸収液に吸収され
る。濃吸収液を吸収して濃度が薄くなった吸収液(稀吸
収液)は第1吸収液ポンプPの運転によって高温再生器
4へ送られる。
増加し、伝熱管31の外表面を流れる濃吸収液が冷却さ
れる。そして、蒸発器2から吸収器3へ流れて来た冷媒
蒸気が伝熱管31の外表面を流れる濃吸収液に吸収され
る。濃吸収液を吸収して濃度が薄くなった吸収液(稀吸
収液)は第1吸収液ポンプPの運転によって高温再生器
4へ送られる。
【0026】上記実施例によれば、低温再生器11から
流れて来た濃吸収液が伝熱管31…に滴下したとき、管
外面の吸収液が山部33…より曲率半径が大きい谷部3
4…から曲面に形成された山部33…を越えて次の谷部
34…へスムーズに流れ、谷部34…での吸収液の入れ
換えがスムーズに行われるとともに、吸収液を伝熱管3
1の全周にわたり均一に流すことができ、又、山部33
…及び谷部34…に発生したマランゴニー対流が互いに
干渉し合い、管軸方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱
管31…での熱交換効率を大幅に向上させることができ
る。このため、伝熱管31の外表面を流れる間に冷媒蒸
気を吸収して温度が上昇した吸収液の伝熱管31による
冷却能力を向上することができ、冷媒蒸気の吸収能力を
回復することができるので、吸収器3での冷媒蒸気の吸
収量が増加し、蒸発器2での冷媒蒸気の発生量が増加
し、この結果、蒸発器2での冷却能力を向上することが
でき、吸収式冷凍機の運転効率を向上することができ
る。
流れて来た濃吸収液が伝熱管31…に滴下したとき、管
外面の吸収液が山部33…より曲率半径が大きい谷部3
4…から曲面に形成された山部33…を越えて次の谷部
34…へスムーズに流れ、谷部34…での吸収液の入れ
換えがスムーズに行われるとともに、吸収液を伝熱管3
1の全周にわたり均一に流すことができ、又、山部33
…及び谷部34…に発生したマランゴニー対流が互いに
干渉し合い、管軸方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱
管31…での熱交換効率を大幅に向上させることができ
る。このため、伝熱管31の外表面を流れる間に冷媒蒸
気を吸収して温度が上昇した吸収液の伝熱管31による
冷却能力を向上することができ、冷媒蒸気の吸収能力を
回復することができるので、吸収器3での冷媒蒸気の吸
収量が増加し、蒸発器2での冷媒蒸気の発生量が増加
し、この結果、蒸発器2での冷却能力を向上することが
でき、吸収式冷凍機の運転効率を向上することができ
る。
【0027】又、管内面を管外面に対応して曲面に形成
することにより、管内面への冷却水中のスケール付着を
防止できるとともに管内の清掃を容易に行うことができ
る。この結果、吸収式冷凍機の保守、点検作業の簡略化
を図ることができる。さらに、突条32の高さを1.5
mmより大きくした場合には伝熱管31…の管外に滴下
した吸収液が谷部34…に滞留し易くなり、吸収液の入
れ換えがスムーズに行われなくなるため、突条の高さを
1.5mm以下にするのが望ましい。
することにより、管内面への冷却水中のスケール付着を
防止できるとともに管内の清掃を容易に行うことができ
る。この結果、吸収式冷凍機の保守、点検作業の簡略化
を図ることができる。さらに、突条32の高さを1.5
mmより大きくした場合には伝熱管31…の管外に滴下
した吸収液が谷部34…に滞留し易くなり、吸収液の入
れ換えがスムーズに行われなくなるため、突条の高さを
1.5mm以下にするのが望ましい。
【0028】又、伝熱管31に管外面を平滑にした管板
支持部31A、31Aと管支え支持部31Bが形成され
ているので、伝熱管31を管板1A、1A及び支持板1
Bに管板支持部31A、31A及び管支え支持部31B
にて確実に支持することができ、又、管板1A、1Aと
管板支持部31A、31Aとのシールを拡管によって確
実に行うことができる。又、突条32の高さが徐々に低
くなっているので、山部33及び谷部34の端での亀裂
の発生を回避できる。
支持部31A、31Aと管支え支持部31Bが形成され
ているので、伝熱管31を管板1A、1A及び支持板1
Bに管板支持部31A、31A及び管支え支持部31B
にて確実に支持することができ、又、管板1A、1Aと
管板支持部31A、31Aとのシールを拡管によって確
実に行うことができる。又、突条32の高さが徐々に低
くなっているので、山部33及び谷部34の端での亀裂
の発生を回避できる。
【0029】以上の実施例では谷部に対する溝34Aの
形成が、断面において(図4(B))において角張った
形態で行われている。即ち、谷部34及び溝34Aの関
係がなめらかな曲線で形成されていない。しかしなが
ら、図5に示す第2実施例のように、このような関係を
なめらかな曲線で構成することもできる。即ち、山部3
3から谷部34への変更部の曲率半径R2 よりも、山部
の曲率半径R1 の方を小さくする。また谷部34の曲率
半径R3 は、山部33の曲率半径R1 よりさらに小さい
ものとする。
形成が、断面において(図4(B))において角張った
形態で行われている。即ち、谷部34及び溝34Aの関
係がなめらかな曲線で形成されていない。しかしなが
ら、図5に示す第2実施例のように、このような関係を
なめらかな曲線で構成することもできる。即ち、山部3
3から谷部34への変更部の曲率半径R2 よりも、山部
の曲率半径R1 の方を小さくする。また谷部34の曲率
半径R3 は、山部33の曲率半径R1 よりさらに小さい
ものとする。
【0030】そして、山部33の曲率半径R1は1.5
mmである。そして山部33から谷部34への変更部の
曲率半径R2は2.4mmである。谷部34の曲率半径
R3は0.6mmである。この小さな曲率半径を有する
谷部34は、吸収器用伝熱管の山部33及び谷部34を
形成する際に用いられる押え用治具の矢元が当接するこ
とで形成される。
mmである。そして山部33から谷部34への変更部の
曲率半径R2は2.4mmである。谷部34の曲率半径
R3は0.6mmである。この小さな曲率半径を有する
谷部34は、吸収器用伝熱管の山部33及び谷部34を
形成する際に用いられる押え用治具の矢元が当接するこ
とで形成される。
【0031】このような三者R1、R2、R3の形態に
することより、吸収液は谷部34の中に入り安くなり、
谷部34の液膜の厚みより厚くなり、第1実施例におけ
るのと同様の作用、即ち前記マランゴニー対流の干渉を
引き起こし易くできる。なお、谷部34の深さが余り深
くなると、谷部34に溜まった吸収液が隣の山部33を
越えて流下しなくなる恐れがあるので、谷部34の深さ
を浅くする。
することより、吸収液は谷部34の中に入り安くなり、
谷部34の液膜の厚みより厚くなり、第1実施例におけ
るのと同様の作用、即ち前記マランゴニー対流の干渉を
引き起こし易くできる。なお、谷部34の深さが余り深
くなると、谷部34に溜まった吸収液が隣の山部33を
越えて流下しなくなる恐れがあるので、谷部34の深さ
を浅くする。
【0032】また、以上の実施例では、山部の曲率半径
R1より谷部の曲率半径R2の方がかなり大きかった
が、図12に示すように、山部の曲率半径R1と谷部の
曲率半径R2とをほぼ等しくする事も可能である。ある
いは、R1よりR2の方を僅かに小さくする事もでき
る。前記実施例に比べ作用効果の程度は劣るものの、溝
34Aの働きがじゅうぶんであれば、伝熱管に滴下した
濃吸収液が谷部から山部を越えて次の谷部へスムーズに
流れる。よって、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズ
に行われ、且つ、濃吸収液が伝熱管の全周にわたりほぼ
均一に流れる。
R1より谷部の曲率半径R2の方がかなり大きかった
が、図12に示すように、山部の曲率半径R1と谷部の
曲率半径R2とをほぼ等しくする事も可能である。ある
いは、R1よりR2の方を僅かに小さくする事もでき
る。前記実施例に比べ作用効果の程度は劣るものの、溝
34Aの働きがじゅうぶんであれば、伝熱管に滴下した
濃吸収液が谷部から山部を越えて次の谷部へスムーズに
流れる。よって、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズ
に行われ、且つ、濃吸収液が伝熱管の全周にわたりほぼ
均一に流れる。
【0033】また、以上の実施例では、溝34Aは谷部
34に形成された(図4(B))が,他の実施例では図
13に示すように山部33に溝33Aを形成してもよ
い。この溝33Aの働きにより、滴下した吸収液は管軸
方向に広がり、伝熱管のほぼ全周にわたり均一に広がっ
て流れ落ちるという効果のみではなく、この溝33Aが
山部33に形成されていることで、伝熱管の配管の都合
により、伝熱管の山部が最上部に位置した場合にあって
も、山部に滴下した吸収液は山部に形成された溝によっ
て管軸方向に広がり、この吸収液は伝熱管のほぼ全周に
わたり均一に広がって流れ落ち、熱交換率が向上し、冷
媒蒸気の吸収能力を向上する事ができる。
34に形成された(図4(B))が,他の実施例では図
13に示すように山部33に溝33Aを形成してもよ
い。この溝33Aの働きにより、滴下した吸収液は管軸
方向に広がり、伝熱管のほぼ全周にわたり均一に広がっ
て流れ落ちるという効果のみではなく、この溝33Aが
山部33に形成されていることで、伝熱管の配管の都合
により、伝熱管の山部が最上部に位置した場合にあって
も、山部に滴下した吸収液は山部に形成された溝によっ
て管軸方向に広がり、この吸収液は伝熱管のほぼ全周に
わたり均一に広がって流れ落ち、熱交換率が向上し、冷
媒蒸気の吸収能力を向上する事ができる。
【0034】以下、本発明の第3の実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、図7及び図8において上記第1の実
施例と同様の構成のものには同じ符号を付しその詳細な
説明は省略する。
いて説明する。尚、図7及び図8において上記第1の実
施例と同様の構成のものには同じ符号を付しその詳細な
説明は省略する。
【0035】図7において、35は吸収器3の散布装置
30の下方に設けられた吸収器熱交換器である。吸収器
熱交換器35は上記第1の実施例と同様に複数の段、複
数列の伝熱管36からなる伝熱管群から構成されてい
る。そして、伝熱管36の外表面は、図8に示すように
長手方向、即ち管軸方向に15°以下の捩じれ角α°
(図示にあって約5°)を有し、且つ、管軸方向に複数
の突条37が形成されている、しかも、この角突条37
の山部38及び隣り合った突条37、37の間の谷部4
0は、それぞれ湾曲面形状をしている。そして、山部3
8の曲率半径が例えば1.0mm、谷部40の曲率半径
が例えば1.5mmであり、山部38より谷部40の曲
率半径を大きくなるように伝熱管36は形成されてい
る。また、各突条37の高さが1.5mm以下の例えば
0.7mmになり、且つ、各突条2の間隔が例えば略4
mmになるように伝熱管1を形成する。そして、捩じれ
角は例えば5°である。また、山部38と谷部40との
関係は、図5の山部33と谷部34の関係と同じにす
る。もっとも、かわりに図4のような溝34Aを谷部3
4に形成してもよい。
30の下方に設けられた吸収器熱交換器である。吸収器
熱交換器35は上記第1の実施例と同様に複数の段、複
数列の伝熱管36からなる伝熱管群から構成されてい
る。そして、伝熱管36の外表面は、図8に示すように
長手方向、即ち管軸方向に15°以下の捩じれ角α°
(図示にあって約5°)を有し、且つ、管軸方向に複数
の突条37が形成されている、しかも、この角突条37
の山部38及び隣り合った突条37、37の間の谷部4
0は、それぞれ湾曲面形状をしている。そして、山部3
8の曲率半径が例えば1.0mm、谷部40の曲率半径
が例えば1.5mmであり、山部38より谷部40の曲
率半径を大きくなるように伝熱管36は形成されてい
る。また、各突条37の高さが1.5mm以下の例えば
0.7mmになり、且つ、各突条2の間隔が例えば略4
mmになるように伝熱管1を形成する。そして、捩じれ
角は例えば5°である。また、山部38と谷部40との
関係は、図5の山部33と谷部34の関係と同じにす
る。もっとも、かわりに図4のような溝34Aを谷部3
4に形成してもよい。
【0036】上記のように構成された吸収器を備えた吸
収式冷凍機の運転時、第1の実施例に示した吸収式冷凍
機と同様に吸収液及び冷媒が循環する。そして、低温再
生器から流れて来た濃吸収液が散布装置30から伝熱管
36に滴下する。濃吸収液は角突条37の山部38を越
えて伝熱管36の外表面をスムーズに流れ、各谷部40
でマランゴニー対流、即ち界面活性剤の液膜表面の濃度
分布により、表面張力差が生じ、これに起因して張力対
流が発生する。
収式冷凍機の運転時、第1の実施例に示した吸収式冷凍
機と同様に吸収液及び冷媒が循環する。そして、低温再
生器から流れて来た濃吸収液が散布装置30から伝熱管
36に滴下する。濃吸収液は角突条37の山部38を越
えて伝熱管36の外表面をスムーズに流れ、各谷部40
でマランゴニー対流、即ち界面活性剤の液膜表面の濃度
分布により、表面張力差が生じ、これに起因して張力対
流が発生する。
【0037】即ち、上記第1の実施例と同様に各谷部4
0では管軸方向のマランゴニー対流が強くなると共に、
各山部38では管軸方向のマランゴニー対流が弱くな
る。このため、山部38と谷部40とのマランゴニー対
流が干渉し合い、管軸方向に大きな攪乱作用が発生す
る。
0では管軸方向のマランゴニー対流が強くなると共に、
各山部38では管軸方向のマランゴニー対流が弱くな
る。このため、山部38と谷部40とのマランゴニー対
流が干渉し合い、管軸方向に大きな攪乱作用が発生す
る。
【0038】さらに、突条37には捩じれ角があるた
め、濃吸収液は捩じれ角に沿って流下する。このため、
各段の伝熱管36の全長にわたって吸収液が濡れ、偏流
することがないので、管群全体にわたり均一なマランゴ
ニー対流が発生する。上記のように各伝熱管38を外表
面を流下するときに、濃吸収液は蒸発器2から流れて来
た冷媒蒸気を吸収し、下段の伝熱管36に滴下する。吸
収液ほど濃度は薄くなる。そして、吸収器3の吸収液溜
り3Aに溜った稀吸収液が高温再生器4へ送られる。
め、濃吸収液は捩じれ角に沿って流下する。このため、
各段の伝熱管36の全長にわたって吸収液が濡れ、偏流
することがないので、管群全体にわたり均一なマランゴ
ニー対流が発生する。上記のように各伝熱管38を外表
面を流下するときに、濃吸収液は蒸発器2から流れて来
た冷媒蒸気を吸収し、下段の伝熱管36に滴下する。吸
収液ほど濃度は薄くなる。そして、吸収器3の吸収液溜
り3Aに溜った稀吸収液が高温再生器4へ送られる。
【0039】上記実施例によれば、伝熱管36の外表面
に滴下した濃吸収液が山部38より曲率半径が大きい谷
部40から曲面に形成された山部38を越えて次の谷部
40へとスムーズに流れ、谷部40での吸収液の入れ換
えが捩じり角があるため更にスムーズに行われると共
に、吸収液を伝熱管36の全周にわたり均一に流して管
群全体での濡れ性を向上することができ、且つ、山部3
8及び谷部40に発生したマランゴニー対流が互いに干
渉し合い、管軸方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱管
36での熱交換効率即ち伝熱性能を大幅に向上させるこ
とができる。この結果、冷媒蒸気を吸収して温度が上昇
した吸収液を一層効率良く冷却して冷媒蒸気の吸収能力
を回復することができ、吸収器3での冷媒蒸気の吸収量
が増加して吸収器3の高性能化を図ることができ、蒸発
器2での冷媒蒸気の発生量が増加し、吸収式冷凍機の運
転効率を向上することができる。
に滴下した濃吸収液が山部38より曲率半径が大きい谷
部40から曲面に形成された山部38を越えて次の谷部
40へとスムーズに流れ、谷部40での吸収液の入れ換
えが捩じり角があるため更にスムーズに行われると共
に、吸収液を伝熱管36の全周にわたり均一に流して管
群全体での濡れ性を向上することができ、且つ、山部3
8及び谷部40に発生したマランゴニー対流が互いに干
渉し合い、管軸方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱管
36での熱交換効率即ち伝熱性能を大幅に向上させるこ
とができる。この結果、冷媒蒸気を吸収して温度が上昇
した吸収液を一層効率良く冷却して冷媒蒸気の吸収能力
を回復することができ、吸収器3での冷媒蒸気の吸収量
が増加して吸収器3の高性能化を図ることができ、蒸発
器2での冷媒蒸気の発生量が増加し、吸収式冷凍機の運
転効率を向上することができる。
【0040】ここで、伝熱管36での伝熱性能の変化は
図9に示したようになる。図9は臭化リチウム水溶液を
流量が0.66Kg/msで散布した場合の熱交換量を
示し、従来は熱交換量が43KW出力したが、本発明で
は45KW出力した。故に熱交換量はほぼ5%上昇す
る。
図9に示したようになる。図9は臭化リチウム水溶液を
流量が0.66Kg/msで散布した場合の熱交換量を
示し、従来は熱交換量が43KW出力したが、本発明で
は45KW出力した。故に熱交換量はほぼ5%上昇す
る。
【0041】以下、本発明の第4の実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、図10、図11において、上記第
1、第2、及び第3の実施例と同様の構成のものには同
じ符号を付しその詳細な説明は省略する。41は散布装
置30の下方に設けられた吸収器熱交換器である。吸収
器熱交換器41は上段の伝熱管群42及び下段の伝熱管
群43とこれらの伝熱管群42と伝熱管群43との間に
例えば1段設けられた伝熱管36とから構成されてい
る。そして伝熱管群42と伝熱管群43とはそれぞれ複
数段、複数列の伝熱管31から構成されている。
いて説明する。尚、図10、図11において、上記第
1、第2、及び第3の実施例と同様の構成のものには同
じ符号を付しその詳細な説明は省略する。41は散布装
置30の下方に設けられた吸収器熱交換器である。吸収
器熱交換器41は上段の伝熱管群42及び下段の伝熱管
群43とこれらの伝熱管群42と伝熱管群43との間に
例えば1段設けられた伝熱管36とから構成されてい
る。そして伝熱管群42と伝熱管群43とはそれぞれ複
数段、複数列の伝熱管31から構成されている。
【0042】上記のように構成された吸収器を備えた吸
収式冷凍機の運転時、第1の実施例に示した吸収式冷凍
機と同様に吸収液及び冷媒が循環する。そして、低温再
生器から流れて来た濃吸収液が散布装置30から伝熱管
群42の伝熱管31に滴下する。伝熱管31に滴下した
濃吸収液は各突条32の山部33を越え、伝熱管31の
外表面を流れる。そして、各谷部34ではマラゴニー対
流が生じ、伝熱管31内を流れる冷却水と吸収液との熱
交換が促進される。伝熱管31の外表面を流れ、下端に
達した濃吸収液は下端の伝熱管31へほぼ均一に滴下
し、以下同様に上段の伝熱管31から下段の伝熱管31
へ濃吸収液が滴下してこの間に冷媒蒸気を吸収して濃度
は次第に薄くなる。このように、濃吸収液が滴下してい
るとき、例えば吸収冷凍機が大型であり、吸収器が大型
で各伝熱管31、…、36の長さが長く、例えば伝熱管
36より上段の伝熱管31の一部(例えば右部)が僅か
でも下方へ湾曲していた場合には、その伝熱管31の外
表面を流れる濃吸収液は右部へ向かって流れる。このた
め、この伝熱管31の右部から滴下する濃吸収液の量が
他の部分である中央部及び左部より多くなり、そして、
下段の伝熱管31においてたも、右部へ上方から滴下す
る濃吸収液の量が多いため右部から滴下する濃吸収液の
量が他の部分より多くなる。
収式冷凍機の運転時、第1の実施例に示した吸収式冷凍
機と同様に吸収液及び冷媒が循環する。そして、低温再
生器から流れて来た濃吸収液が散布装置30から伝熱管
群42の伝熱管31に滴下する。伝熱管31に滴下した
濃吸収液は各突条32の山部33を越え、伝熱管31の
外表面を流れる。そして、各谷部34ではマラゴニー対
流が生じ、伝熱管31内を流れる冷却水と吸収液との熱
交換が促進される。伝熱管31の外表面を流れ、下端に
達した濃吸収液は下端の伝熱管31へほぼ均一に滴下
し、以下同様に上段の伝熱管31から下段の伝熱管31
へ濃吸収液が滴下してこの間に冷媒蒸気を吸収して濃度
は次第に薄くなる。このように、濃吸収液が滴下してい
るとき、例えば吸収冷凍機が大型であり、吸収器が大型
で各伝熱管31、…、36の長さが長く、例えば伝熱管
36より上段の伝熱管31の一部(例えば右部)が僅か
でも下方へ湾曲していた場合には、その伝熱管31の外
表面を流れる濃吸収液は右部へ向かって流れる。このた
め、この伝熱管31の右部から滴下する濃吸収液の量が
他の部分である中央部及び左部より多くなり、そして、
下段の伝熱管31においてたも、右部へ上方から滴下す
る濃吸収液の量が多いため右部から滴下する濃吸収液の
量が他の部分より多くなる。
【0043】そして、中間段の伝熱管36の上方の伝熱
管31から滴下する吸収液も同様に伝熱管36の右部が
多く左部及び中央部が少ない。ここで、伝熱管36の外
表面には上段の伝熱管31とは違い、図7に示したよう
にねじれ角を有した複数の突条37が形成され、山部3
8及び谷部40も突条37と同様にねじれ角を有してい
るため、伝熱管36の左部に滴下した吸収液は各山部3
8及び谷部40に案内されて伝熱管36の右部及び中央
部へ流れる。ここで、伝熱管36の表と裏とでねじれの
方向が異なるため、伝熱管36の右部に滴下した吸収液
が滴下量の少ない部分へ流れ、吸収液が伝熱管36の下
端からほぼ均一に滴下する。伝熱管36の下段の伝熱管
31では吸収液が外表面をほぼ均一に流れ、吸収液が下
段の伝熱管31へほぼ均一に滴下する。以下、同様に各
伝熱管31にて、吸収液が外表面をほぼ均一に流れ、そ
の間に冷媒蒸気を吸収して薄くなり最下段の伝熱管31
から吸収液溜り3Aに滴下する。そして、吸収液溜り3
Aの稀吸収液は高温再生器4へ送られる。
管31から滴下する吸収液も同様に伝熱管36の右部が
多く左部及び中央部が少ない。ここで、伝熱管36の外
表面には上段の伝熱管31とは違い、図7に示したよう
にねじれ角を有した複数の突条37が形成され、山部3
8及び谷部40も突条37と同様にねじれ角を有してい
るため、伝熱管36の左部に滴下した吸収液は各山部3
8及び谷部40に案内されて伝熱管36の右部及び中央
部へ流れる。ここで、伝熱管36の表と裏とでねじれの
方向が異なるため、伝熱管36の右部に滴下した吸収液
が滴下量の少ない部分へ流れ、吸収液が伝熱管36の下
端からほぼ均一に滴下する。伝熱管36の下段の伝熱管
31では吸収液が外表面をほぼ均一に流れ、吸収液が下
段の伝熱管31へほぼ均一に滴下する。以下、同様に各
伝熱管31にて、吸収液が外表面をほぼ均一に流れ、そ
の間に冷媒蒸気を吸収して薄くなり最下段の伝熱管31
から吸収液溜り3Aに滴下する。そして、吸収液溜り3
Aの稀吸収液は高温再生器4へ送られる。
【0044】上記実施例によれば中間段の伝熱管36よ
り上方の伝熱管31が例えば僅かに湾曲して一部が下方
に撓み、その部分に吸収液が集まり、下方に撓んだ部分
からから滴下する吸収液が多くなった場合に、中間段の
伝熱管36の外表面にはねじれ角を有した複数の突条3
7が形成されているため、伝熱管6に滴下し吸収液が突
条37の山部38と、谷部40に案内されて滴下量が少
ない部分へ流れ分散され、ほぼ均一に吸収液が滴下す
る。そして、伝熱管36より下段の各伝熱管31の外表
面には吸収液がほぼ均一に流れ、伝熱管31での伝熱性
能を向上させることができ、この結果、伝熱管31に撓
みが発生した場合にも、冷媒上記を吸収して温度が上昇
した吸収液を各伝熱管31で冷却して冷媒上記の吸収能
力を回復することができ、吸収器3での冷媒上記の吸収
量が増加して吸収器3の高性能化を図ることができ、吸
収式冷凍機の運転能力を向上することができる。
り上方の伝熱管31が例えば僅かに湾曲して一部が下方
に撓み、その部分に吸収液が集まり、下方に撓んだ部分
からから滴下する吸収液が多くなった場合に、中間段の
伝熱管36の外表面にはねじれ角を有した複数の突条3
7が形成されているため、伝熱管6に滴下し吸収液が突
条37の山部38と、谷部40に案内されて滴下量が少
ない部分へ流れ分散され、ほぼ均一に吸収液が滴下す
る。そして、伝熱管36より下段の各伝熱管31の外表
面には吸収液がほぼ均一に流れ、伝熱管31での伝熱性
能を向上させることができ、この結果、伝熱管31に撓
みが発生した場合にも、冷媒上記を吸収して温度が上昇
した吸収液を各伝熱管31で冷却して冷媒上記の吸収能
力を回復することができ、吸収器3での冷媒上記の吸収
量が増加して吸収器3の高性能化を図ることができ、吸
収式冷凍機の運転能力を向上することができる。
【0045】又、ねじれ角を有した伝熱管36を中間段
に使用し、上段及び下段の複数の伝熱管にはねじれ角が
ない伝熱管31を使用しているため、吸収器3の伝熱管
に総てねじれ角を有した伝熱管を使用した場合と比較し
て大幅に伝熱管コストを低減することができる。又、各
伝熱管31の管外表面が平滑な場合にも中間段に伝熱管
36を設けることによって吸収器の伝熱性能を向上させ
ることができ、吸収式冷凍機の運転効率を向上すること
ができる。
に使用し、上段及び下段の複数の伝熱管にはねじれ角が
ない伝熱管31を使用しているため、吸収器3の伝熱管
に総てねじれ角を有した伝熱管を使用した場合と比較し
て大幅に伝熱管コストを低減することができる。又、各
伝熱管31の管外表面が平滑な場合にも中間段に伝熱管
36を設けることによって吸収器の伝熱性能を向上させ
ることができ、吸収式冷凍機の運転効率を向上すること
ができる。
【0046】又、図10に示した吸収器より、伝熱管3
1の段数か多い場合(例えば40段以上)には、全体の
段数の上から例えば1/3と2/3との段数の箇所にねじれ角
を有した伝熱管36を配置する。このため、上記実施例
と同様に、各伝熱管36の上段の伝熱管31から滴下す
る吸収液が伝熱管31の中央部などで多くなった場合に
も、各伝熱管36から下段の伝熱管31へほぼ均一に吸
収液を滴下することができ、上記実施例と同様の作用効
果を得ることができる。又、さに伝熱管31の段数が増
加した場合には伝熱管36を設ける段の数を例えば全体
の段数の例えば1/4 、1/2 、3/4 の段数の箇所に増加す
ることによって同様の作用効果を得ることができる。
又、伝熱管31の管外表面が平滑であり、伝熱管の段数
が多い場合に、上記のように複数箇所に伝熱管36を設
けることによって同様の作用効果を得ることができ
る。、
1の段数か多い場合(例えば40段以上)には、全体の
段数の上から例えば1/3と2/3との段数の箇所にねじれ角
を有した伝熱管36を配置する。このため、上記実施例
と同様に、各伝熱管36の上段の伝熱管31から滴下す
る吸収液が伝熱管31の中央部などで多くなった場合に
も、各伝熱管36から下段の伝熱管31へほぼ均一に吸
収液を滴下することができ、上記実施例と同様の作用効
果を得ることができる。又、さに伝熱管31の段数が増
加した場合には伝熱管36を設ける段の数を例えば全体
の段数の例えば1/4 、1/2 、3/4 の段数の箇所に増加す
ることによって同様の作用効果を得ることができる。
又、伝熱管31の管外表面が平滑であり、伝熱管の段数
が多い場合に、上記のように複数箇所に伝熱管36を設
けることによって同様の作用効果を得ることができ
る。、
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2、
4、又は5記載の発明によれば、管外面に長手方向に形
成した突条の山部と隣り合った突条の間の谷部を曲面と
し、且つ谷部の曲率半径を山部の曲率半径より大きくし
た吸収器用伝熱管を有した吸収器を備えているので、伝
熱管の外表面に滴下した吸収液が谷部から山部を越えて
次の谷部へスムーズに流れ、谷部での吸収液の入れ換え
がスムーズに行われ、吸収液を伝熱管の全周にわたって
均一に流すことができ、又、谷部と山部とで発生したマ
ランゴニー対流が互いに干渉し合い、管軸方向に強力な
攪乱作用が発生し、伝熱管での熱交換率即ち伝熱性能が
向上し、吸収器での冷媒蒸気の吸収能力を向上すること
ができ、蒸発器での冷媒蒸気の発生量が増加して冷却能
力が向上し、吸収式冷凍機の運転効率を向上することが
できる。
4、又は5記載の発明によれば、管外面に長手方向に形
成した突条の山部と隣り合った突条の間の谷部を曲面と
し、且つ谷部の曲率半径を山部の曲率半径より大きくし
た吸収器用伝熱管を有した吸収器を備えているので、伝
熱管の外表面に滴下した吸収液が谷部から山部を越えて
次の谷部へスムーズに流れ、谷部での吸収液の入れ換え
がスムーズに行われ、吸収液を伝熱管の全周にわたって
均一に流すことができ、又、谷部と山部とで発生したマ
ランゴニー対流が互いに干渉し合い、管軸方向に強力な
攪乱作用が発生し、伝熱管での熱交換率即ち伝熱性能が
向上し、吸収器での冷媒蒸気の吸収能力を向上すること
ができ、蒸発器での冷媒蒸気の発生量が増加して冷却能
力が向上し、吸収式冷凍機の運転効率を向上することが
できる。
【0048】更に、請求項1の発明では谷部の底部に、
山部の曲率半径より小さい曲率半径を有する溝を形成す
ることで、この溝に吸収液が入り込み易くなり、溝にお
ける液厚を大きくでき、マランゴニー対流の干渉をより
引き起こし易くできる。更に、請求項2の発明によれ
ば、山部から谷部への変更部の曲率半径より、山部の曲
率半径は小さく、谷部の曲率半径は山部の曲率半径より
小さくし、この谷部に吸収液が入り込み易くなり、溝に
おける液厚を大きくでき、マランゴニー対流の干渉をよ
り引き起こし易くできる。
山部の曲率半径より小さい曲率半径を有する溝を形成す
ることで、この溝に吸収液が入り込み易くなり、溝にお
ける液厚を大きくでき、マランゴニー対流の干渉をより
引き起こし易くできる。更に、請求項2の発明によれ
ば、山部から谷部への変更部の曲率半径より、山部の曲
率半径は小さく、谷部の曲率半径は山部の曲率半径より
小さくし、この谷部に吸収液が入り込み易くなり、溝に
おける液厚を大きくでき、マランゴニー対流の干渉をよ
り引き起こし易くできる。
【0049】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明に比べ効果の程度は劣るものの、伝熱管に滴下
した濃吸収液が谷部から山部を越えて次の谷部へスムー
ズに流れることによって、谷部での吸収液の入れ換えが
スムーズに行われ、且つ、濃吸収液が伝熱管の全周にわ
たりほぼ均一に流れ、更に、山部及び谷部に発生したマ
ランゴニー対流が互いに干渉し合うことによって、管軸
方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱管での熱交換効率
が大幅に向上し、冷媒蒸気を吸収して温度が上昇した濃
吸収液の伝熱管での冷却能力が向上し、濃吸収液による
冷媒蒸気の吸収能力を回復し、冷媒蒸気の吸収量を増加
し、蒸発器での冷却能力を向上することができ、吸収式
冷凍機の運転効率を向上することが可能になる。
2の発明に比べ効果の程度は劣るものの、伝熱管に滴下
した濃吸収液が谷部から山部を越えて次の谷部へスムー
ズに流れることによって、谷部での吸収液の入れ換えが
スムーズに行われ、且つ、濃吸収液が伝熱管の全周にわ
たりほぼ均一に流れ、更に、山部及び谷部に発生したマ
ランゴニー対流が互いに干渉し合うことによって、管軸
方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱管での熱交換効率
が大幅に向上し、冷媒蒸気を吸収して温度が上昇した濃
吸収液の伝熱管での冷却能力が向上し、濃吸収液による
冷媒蒸気の吸収能力を回復し、冷媒蒸気の吸収量を増加
し、蒸発器での冷却能力を向上することができ、吸収式
冷凍機の運転効率を向上することが可能になる。
【0050】また、山部と他に部の曲率半径がほぼ等し
いため、伝熱管の製造が比較的に容易となる。更に、請
求項4の発明によれば、伝熱管の配管の都合により、伝
熱管の山部が最上部に位置した場合にも、山部に滴下し
た吸収液は山部に形成された溝によって管軸方向に広が
り、この吸収液は伝熱管のほぼ全周にわたり均一に広が
って流れ落ち、熱交換率が向上し、冷媒蒸気の吸収能力
を向上する事ができる。
いため、伝熱管の製造が比較的に容易となる。更に、請
求項4の発明によれば、伝熱管の配管の都合により、伝
熱管の山部が最上部に位置した場合にも、山部に滴下し
た吸収液は山部に形成された溝によって管軸方向に広が
り、この吸収液は伝熱管のほぼ全周にわたり均一に広が
って流れ落ち、熱交換率が向上し、冷媒蒸気の吸収能力
を向上する事ができる。
【0051】更に、請求項5の発明によれば、管外面に
15°以下のねじれ角を成すような複数の突条を形成し
ているので、吸収液が谷部から山部を越えて次の谷部へ
スムーズに流れ、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズ
に行われ、又、谷部と山部とで発生したマランゴニー対
流が互いに干渉し合い、管軸方向に強力な攪乱作用が発
生し、更に、管外面の捩じれによって吸収液が管軸方向
に流れながら、下方の伝熱管に流下し、伝熱管の濡れ性
を向上することができ、この結果、伝熱管ての伝熱性能
が大幅に向上し、吸収器での冷媒蒸気の吸収能力を向上
することができる。
15°以下のねじれ角を成すような複数の突条を形成し
ているので、吸収液が谷部から山部を越えて次の谷部へ
スムーズに流れ、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズ
に行われ、又、谷部と山部とで発生したマランゴニー対
流が互いに干渉し合い、管軸方向に強力な攪乱作用が発
生し、更に、管外面の捩じれによって吸収液が管軸方向
に流れながら、下方の伝熱管に流下し、伝熱管の濡れ性
を向上することができ、この結果、伝熱管ての伝熱性能
が大幅に向上し、吸収器での冷媒蒸気の吸収能力を向上
することができる。
【図1】吸収式冷凍機の概略回路構成図である。
【図2】蒸発吸収器胴の断面図である。
【図3】伝熱管の正面図である。
【図4】(A)は図3に示した伝熱管のA−A線断面図
である。(B)は(A)の一部拡大図である。
である。(B)は(A)の一部拡大図である。
【図5】(A)は他の実施例における伝熱管のA−A線
断面図である。(B)は(A)の一部拡大図である。
断面図である。(B)は(A)の一部拡大図である。
【図6】吸収液の膜が管外表面に形成された状態を示す
伝熱管断面図である。
伝熱管断面図である。
【図7】吸収器熱交換器の概略構成図である。
【図8】図7の伝熱管の部分正面図である。
【図9】吸収液流量と交換熱量との関係図である。
【図10】吸収器の概略構成図である。
【図11】蒸発吸収器胴の断面図である。
【図12】他の実施例における伝熱管の断面図である。
【図13】更に他の実施例における伝熱管の断面図であ
る。
る。
1 蒸発吸収器胴 2 蒸発器 3 吸収器 4 高温再生器 11 低温再生器 12 凝縮器 30 散布装置 31 伝熱管 32 突条 33 山部 34 谷部 33A,34A 溝 36 伝熱管 37 突条 38 山部 40 谷部
Claims (5)
- 【請求項1】吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を配管
接続して冷凍サイクルを形成した吸収式冷凍機おいて、
管外面に長手方向に複数の突条を形成し、この突条の山
部及び隣り合った突条の間の谷部を曲面とし、且つ、谷
部の曲率半径R2を山部の曲率半径R1より大きくし、
谷部の底部には山部の曲率半径R1より小さい曲率半径
R3を有する溝を形成し、再生器からの吸収液が管外表
面に滴下又は散布され、管内の冷却水によって管外の吸
収液を冷却する吸収器用伝熱管を有した吸収器を備えた
ことを特徴とする吸収式冷凍機。 - 【請求項2】吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を配管
接続して冷凍サイクルを形成した吸収式冷凍機おいて、
管外面に長手方向に複数の突条を形成し、この突条の山
部及び隣り合った突条の間の谷部を曲面とし、山部から
谷部への変更部の曲率半径R2より、山部の曲率半径R
1は小さく、谷部の曲率半径R3は山部の曲率半径R1
より小さくし、再生器からの吸収液が管外表面に滴下又
は散布され、管内の冷却水によって管外の吸収液を冷却
する吸収器用伝熱管を有した吸収器を備えたことを特徴
とする吸収式冷凍機。 - 【請求項3】吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を配管
接続して冷凍サイクルを形成した吸収式冷凍機おいて、
管外面に長手方向に複数の突条を形成し、この突条の山
部及び隣り合った突条の間の谷部を曲面とし、且つ、谷
部の曲率半径R2と山部の曲率半径R1をほぼ同じく
し、谷部の底部には山部の曲率半径R1および谷部の曲
率半径R2より小さい曲率半径R3を有する溝を形成
し、再生器からの吸収液が管外表面に滴下又は散布さ
れ、管内の冷却水によって管外の吸収液を冷却する吸収
器用伝熱管を有した吸収器を備えたことを特徴とする吸
収式冷凍機。 - 【請求項4】吸収器、再生器、凝縮器及び蒸発器を配管
接続して冷凍サイクルを形成した吸収式冷凍機おいて、
管外面に長手方向に複数の突条を形成し、この突条の山
部及び隣り合った突条の間の谷部を曲面とし、且つ、谷
部の曲率半径R2を山部の曲率半径R1より大きくし、
山分の頂部に山部の曲率半径R1より小さい曲率半径R
3を有する溝を形成し、再生器からの吸収液が管外表面
に滴下又は散布され、管内の冷却水によって管外の吸収
液を冷却する吸収器用伝熱管を有した吸収器を備えたこ
とを特徴とする吸収式冷凍機。 - 【請求項5】管外面の各突条が管軸に対して15°以下
のねじれ角を有し、これら複数の突条は連続した湾曲面
形状を成すことを特徴とする請求項1、2、3、または
4記載の吸収式冷凍機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311401A JPH09152289A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 吸収式冷凍機 |
US08/757,301 US5730001A (en) | 1995-11-29 | 1996-11-27 | Absorption type refrigerating machine |
KR1019960058915A KR100454210B1 (ko) | 1995-11-29 | 1996-11-28 | 흡수식냉동기 |
CN96121845A CN1130528C (zh) | 1995-11-29 | 1996-11-29 | 吸收式制冷机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7311401A JPH09152289A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 吸収式冷凍機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09152289A true JPH09152289A (ja) | 1997-06-10 |
Family
ID=18016759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7311401A Pending JPH09152289A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 吸収式冷凍機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5730001A (ja) |
JP (1) | JPH09152289A (ja) |
KR (1) | KR100454210B1 (ja) |
CN (1) | CN1130528C (ja) |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JP2013083371A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | スクリュー圧縮機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0972999A4 (en) * | 1997-03-25 | 2000-09-13 | Sanyo Electric Co | ABSORBENT REFRIGERATOR WITH ABSORPTION |
JPH1181999A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-03-26 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP3992106B2 (ja) * | 2004-01-16 | 2007-10-17 | 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 | 界面を有する二流体に発生する界面張力差対流を利用した駆動方法と駆動機構 |
US20120055661A1 (en) * | 2010-09-03 | 2012-03-08 | Peter Feher | High temperature thermal energy storage system |
CN105004028A (zh) * | 2015-08-13 | 2015-10-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 换热装置及屋顶机 |
WO2018026312A1 (ru) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | Общество с ограниченной ответственностью Урало-Сибирская Компания "НЕКСАН" | Кожухотрубный конденсатор и теплообменная трубка кожухотрубного конденсатора (варианты) |
DE102017120080A1 (de) * | 2017-08-31 | 2019-02-28 | Technische Universität Berlin | Vorrichtung für eine Absorptionskältemaschine oder eine Absorptionswärmepumpe, Absorber, Desorber, Absorptionskältemaschine, Absorptionswärmepumpe und Verfahren zum Ausbringen eines Absorptionsmittels |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58200995A (ja) * | 1982-05-19 | 1983-11-22 | Toshiba Corp | 凝縮伝熱管 |
JPS6149267A (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-11 | Nec Corp | 端末モニタリング装置 |
KR0132015B1 (ko) * | 1993-02-24 | 1998-04-20 | 가나이 쯔도무 | 열 교환기 |
JP3315785B2 (ja) * | 1993-12-14 | 2002-08-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 吸収器用伝熱管 |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7311401A patent/JPH09152289A/ja active Pending
-
1996
- 1996-11-27 US US08/757,301 patent/US5730001A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-11-28 KR KR1019960058915A patent/KR100454210B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-11-29 CN CN96121845A patent/CN1130528C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013083371A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | スクリュー圧縮機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1130528C (zh) | 2003-12-10 |
KR100454210B1 (ko) | 2004-12-17 |
KR970028255A (ko) | 1997-06-24 |
US5730001A (en) | 1998-03-24 |
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