JPH053916Y2 - - Google Patents

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JPH053916Y2
JPH053916Y2 JP1985156466U JP15646685U JPH053916Y2 JP H053916 Y2 JPH053916 Y2 JP H053916Y2 JP 1985156466 U JP1985156466 U JP 1985156466U JP 15646685 U JP15646685 U JP 15646685U JP H053916 Y2 JPH053916 Y2 JP H053916Y2
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JP
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heat exchanger
steam
tank
exchanger tubes
water
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JP1985156466U
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案に係る蒸気凝縮器は、例えば水冷式エ
ンジンのウオータジヤケツト内で水が加熱され蒸
発することにより発生した水蒸気を凝縮液化し、
再びウオータジヤケツト内に戻すに使用できる。
(従来の技術) エンジン等高温となる熱機器を冷却するのに、
この熱機器が発生する熱を奪つて蒸発した水蒸気
を大気との間で熱交換を行なわせて凝縮液化させ
た後、再び熱機器に送る蒸気凝縮器が、例えば実
開昭54−6434号公報、同57−15919号公報、同59
−5713号公報に見られるように広く知られてい
る。
この蒸気凝縮器は、第4図に示すように、多数
の伝熱管1,1とフイン2,2とから成るコア部
3の上下にそれぞれ上タンク4と下タンク5とを
固定しており、エンジン7等の熱機器の蒸気出口
に一端を接続した蒸気管8の他端を上タンク4に
設けた蒸気入口6に接続している。又、下タンク
5に設けた水出口15に一端を接続し、途中に送
液ポンプ9を設けた給水管10は、上記熱機器
(エンジン7のウオータジヤケツト)の水入口に
接続している。下タンク5内には水位センサ11
が設けられている。この水位センサ11の信号は
制御器12に入力され、この制御器12は、下タ
ンク5内の水位が一定以上の場合にのみ送液ポン
プ9を運転するように作用する。
エンジン7のウオータジヤケツトから発生した
水蒸気は蒸気管8を通つて蒸気凝縮器の上タンク
4に送られ、多数の伝熱管1,1を流下する間に
コア部3を図面の表裏方向に流通する空気との間
で熱交換を行なつて凝縮し、下タンク5内に溜ま
る。下タンク5内の凝縮水13の水位が一定以上
になると送液ポンプが起動し、この凝縮水13を
エンジン7のウオータジヤケツトに戻す。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述のように構成され使用される従
来の蒸気凝縮器に於いては次に述べるような不都
合を生じる。
即ち、エンジン7のウオータジヤケツトから蒸
気管8内に送り込まれる水蒸気中には気化し切れ
ない水滴が混入する場合があるが、この水滴は蒸
気とともに蒸気入口6を通じて上タンク4内に送
り込まれる。上タンク4をコア部3の上端部に固
定するための座板14を気密かつ液密に貫通した
各伝熱管1,1の上端は、第5図に示すように座
板14の上面から少し突出しているため、上タン
ク4内に送り込まれた水滴はこの座板14の上面
に溜るが、終には各伝熱管1,1の上端開口から
蒸気凝縮器のコア部を構成する伝熱管1,1内に
流入する。このような未蒸発の水滴は、座板14
の上面のうち、蒸気入口6に近い部分に溜まり易
く、従つて水分が流入する伝熱管1,1も蒸気入
口6に近い部分に上端を開口させたものが多くな
るが、相当に広い範囲に亘つて、水滴が進入する
伝熱管が生じることが避けられない。ところが、
伝熱管1,1内に流入した水滴は、少量の場合で
も、各伝熱管1,1の内周面に付着して各伝熱管
1,1の内側を流通する水蒸気と外側を流通する
空間との間の熱交換効率を悪化させるため好まし
くない。
本考案はこのような未蒸発のまま上タンク内に
送り込まれた水滴による性能悪化を起すことのな
い蒸気凝縮器を提供することを目的としている。
b 考案の構成 (問題を解決するための手段) 本考案の凝縮器に於いては、多数のフインとと
もにコア部を構成し、蒸気入口から上タンク内に
送り込まれた蒸気を水出口を有する下タンクに向
けて流下させる多数の伝熱管のうち、蒸気入口の
近くに位置する一部の伝熱管の上端縁を残りの伝
熱管の上端縁よりも下方に位置させると共に、周
囲に切欠きを設けて蒸気を通過させる仕切板を、
上端縁を低くした伝熱管と低くしない伝熱管との
間に上タンクを仕切つて取付けている。
即ち、第1図に示すように、フイン2(第1図
では省略)とともにコア部3を構成する多数の伝
熱管のうち、蒸気入口6の近くの一部の伝熱管1
aの上端を座板14の上面から突出させないか、
或は突出する量を少なくしている。このため、一
部の伝熱管1aの上端縁が残りの大部分の通液管
1,1の上端縁よりも下方に位置するようにな
る。
このように上端縁を下方に位置させた伝熱管1
a,1aの数は、凝縮器の大きさにもよるが、通
常は6〜8本程度設ければ十分で、第2図に示す
ように、蒸気入口6の近傍(例えば20cm以内)に
配置する。又、上端縁の低い伝熱管と上端縁の高
い伝熱管との間に設けた仕切板も蒸気入口の近く
に位置させることになる。
(作用) 本考案の蒸気凝縮器は上述のように構成される
ため、未蒸発のまま蒸気管8内を送られ、蒸気入
口6を通過して上タンク4内に進入した蒸気、例
えば水滴まじりの水蒸気は、まず仕切板17に衝
突して未蒸発の水滴を分離し、水蒸気のみが切欠
き16,16を通つて仕切板の反対側に送られ、
上端縁の高い他の伝熱管1,1内に送り込まれ
る。
仕切板17に衝突して蒸気から分離された水滴
は、仕切板に添つて流下し、座板14の上面のう
ち、蒸気入口6に近い部分に溜つてから、上端縁
が低い一部の伝熱管1a,1a内に流入し、その
まま水出口を有する下タンク5に向けて送られ
る。このため、上タンク4内に流入した水滴が他
の多くの伝熱管1,1に流入する程座板14の上
面に溜ることはなく、他の大部分の伝熱管1,1
には各管1,1の上端開口から蒸気のみが流入す
る。
c 考案の効果 本考案の蒸気凝縮器は以上に述べた通り構成さ
れ作用するので、大部分の伝熱管内に未蒸発の液
体が流入して蒸気と空気との熱交換を阻害するこ
とがなく、蒸気凝縮器の効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蒸気凝縮器を示す第4図のA
部拡大断面図、第2図は座板の略平面図、第3図
は第2図のB−B断面図、第4図は蒸気凝縮器の
使用状態を示す略正面図、第5図は従来の蒸気凝
縮器を示す第1図同様の断面図である。 1,1a……伝熱管、2……フイン、3……コ
ア部、4……上タンク、5……下タンク、6……
蒸気入口、7……エンジン、8……蒸気管、9…
…送液ポンプ、10……給水管、11……水位セ
ンサ、12……制御器、13……凝縮水、14…
…座板、15……水出口、16……切欠き、17
……仕切板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の伝熱管とフインとから成るコア部の上下
    にそれぞれ座板を介して蒸気入口を有する上タン
    クと水出口を有する下タンクとを設けた蒸気凝縮
    器に於いて、上タンクの座板を液密に貫通して上
    タンク内に上端を開口させた多数の伝熱管のう
    ち、上タンクの蒸気入口の近くに位置する一部の
    伝熱管の上端縁を他の伝熱管の上端縁よりも下方
    に位置させると共に、周囲に切欠きを設けた仕切
    板を、上端縁を低くした上記一部の伝熱管と他の
    伝熱管との間に上タンクを仕切つて取付けたこと
    を特徴とする蒸気凝縮器。
JP1985156466U 1985-10-15 1985-10-15 Expired - Lifetime JPH053916Y2 (ja)

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JP1985156466U JPH053916Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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JP1985156466U JPH053916Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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Publication Number Publication Date
JPS6270267U JPS6270267U (ja) 1987-05-02
JPH053916Y2 true JPH053916Y2 (ja) 1993-01-29

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ID=31078108

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JP1985156466U Expired - Lifetime JPH053916Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474651U (ja) * 1971-02-07 1972-09-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474651U (ja) * 1971-02-07 1972-09-12

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Publication number Publication date
JPS6270267U (ja) 1987-05-02

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