JPH02236452A - 活性化ヒトプロテインcとヒトプロテインcインヒビターの複合体の測定方法および測定試薬 - Google Patents

活性化ヒトプロテインcとヒトプロテインcインヒビターの複合体の測定方法および測定試薬

Info

Publication number
JPH02236452A
JPH02236452A JP1058123A JP5812389A JPH02236452A JP H02236452 A JPH02236452 A JP H02236452A JP 1058123 A JP1058123 A JP 1058123A JP 5812389 A JP5812389 A JP 5812389A JP H02236452 A JPH02236452 A JP H02236452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibody
human protein
inhibitor
pci
complex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1058123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2749619B2 (ja
Inventor
Koji Suzuki
宏治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisai Co Ltd filed Critical Eisai Co Ltd
Priority to JP1058123A priority Critical patent/JP2749619B2/ja
Publication of JPH02236452A publication Critical patent/JPH02236452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2749619B2 publication Critical patent/JP2749619B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は活性化ヒトプロテインCとヒトプロテインCイ
ンヒビターの複合体(以下APC−PCIComple
xまたはCICと略記する)の測定方法および測定試薬
に関する。さらに詳し《は、APCPCI Compl
ex (CIC)を二抗体サンドイッチ法を利用する酵
素免疫測定法によって測定する測定方法および測定試薬
に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ヒトプ
ロテインC(以下PCと略記する)はビタミンK依存性
血漿蛋白質の一つで、糖含量23%の二本鎖から成る分
子量約62000の蛋白質であり、血液凝固の生理的制
御因子として、非常に重要な役割を果たしている。PC
は循環血液中では通常、不活性型の前駆酵素として存在
する。
なんらかの原因により凝固系が作動しトロンビンが生成
されると、トロンビンは速やかに血管内皮細胞表層に存
在するトロンボモジュリンと結合し、トロンビンートロ
ンボモジュリン複合体を形成する。PCは、このトロン
ビンートロンポモジュリン複合体により活性化され、活
性化ヒトプロテインC(以下APCと略記する)となる
。APCは凝固反応の補酵素である活性化第■因子と活
性化第■因子を分解し凝固反応を制御する。
血液中にはAPCに対するインヒビターとしてプロテイ
ンCインヒビター(以下PCI と略記する)が存在す
る。pcrは分子量57000の一本鎖塘蛋白質で、A
PCと等モルのアシル結合による複合体を形成し、AP
Cを阻害する。
ヒトの血中pcの測定法には、生物活性測定法と免疫学
的測定法とが報告されている。また、PCIについても
生物活性測定法と免疫学的測定法とが確立されている。
しかし、APC−Pct Com−p.lex (CI
C)の測定については未だ有用かつ実用的な方法ならび
に試薬が提供されていない。なお、PCおよびPCIの
精製および測定法について参考のために下記文献1)〜
3)を列挙する。
1)  Suzuki K. Nishioka J.
 Hashimoto S.,Protein  C 
 rnhibitor,  Purification
  from■uman  Plasma  and 
 CharacterizationJ, Biol.
 Chem.. 1983;258:1632)  S
uzuki K. Stenflo J. Dahlb
ack B. Teodorsson  B., Inactivation of Human Coa
gulation FoctorV  by  Act
ivated  Protein  C,J. Bio
l. Chew.  1983;258:19183)
鈴木 宏治, プロテインC, 臨床検査. 1984;28:25 さて、播種性血管内凝固症候群(Disseminat
edintravascular coagulati
on: DICと略す)とは、全身の主として細小血管
内に血栓が多発し、止血障害、血栓による諸臓器障害・
ショック・末梢循環不全を呈する病態である。DIC発
症の基礎疾患としては、悪性腫瘍が45.2%と最も多
く、次いで感染症、白血病、肝疾患の順となっており、
これらの疾患において早期にDICを発見し、早期に治
療することがDICに対する最善の対策である。
現在、DICのスクリーニング方法としては、血小板数
、プロトロンビン時間、血漿フイブリノゲン・血清FD
P (フィブリンーフィブリノゲン分解物)が測定され
ている。その他補助診断として、血漿アンチトロンビン
■、血漿α2−プラスミンインヒビターが測定されてい
る。また、DICにおいては、PCおよびPCIが正常
人に比較して低下している。
しかしながら、これらのスクリーニング方法により早期
に旧Cを診断することは困難であり、より早期に診断を
可能とする臨床検査方法が求められていた。
〔課題を解決するための手段〕
かかる実情に鑑み本発明者は、APC−PCI Com
−plex (CIC)を簡便に測定することができ、
とりわけ臨床検査の場において多数の検体を同時に処理
することのできる実用的な方法を求めて検討を行った。
その結果、抗ヒトプロテインCモノクローナル抗体(以
下抗pc抗体と略記する)および抗ヒトプロテインCイ
ンヒビターモノクローナル抗体(以下抗PCI抗体と略
記する)を使用する二抗体サンドイッチ酵素免疫測定法
を実施することにより課題が解決されることを見出し、
また、本発明試薬は、orcの早期診断を可能とするこ
とも知るに至り、本発明を完成した。
即ち、本発明は、APC−Pct Complex (
CIC)を二抗体サンドイツ千法を利用する酵素免疫測
定法によって測定するにあたり、当該測定に係わる固相
化用抗体として抗PCI抗体を使用し、酵素標識抗体用
として抗pc抗体を使用することを特徴とする測定方法
、及びAPC−PCI Complex(CIC)を二
抗体サンドイツ千法を利用する酵素免疫測定法によって
測定する試薬において、当該測定に係わる固相化用抗体
として抗PCI抗体が含まれ、酵素標識抗体用として抗
PC抗体が含まれることを特徴とする測定試薬を提供す
るものである。
以下に本発明を詳細に説明する。
APC−PCI Complex (CIC)を二抗体
サンドイッチ酵素免疫測定法で測定するためには、AP
Cと反応する抗APC抗体と、PCI と反応する抗P
CI抗体が必要である。八PCとpcは共通抗原性を持
つので抗PC抗体の使用が可能である。
本発明に係わる抗pc抗体は例えば次のように製造され
るが、市販の抗pc抗体を使用することもできる。
まずPCを用意する。このためにはヒト血漿にバリウム
塩を加えて沈澱後、エチレンジアミン四酢酸塩(EDT
A) 溶出し、DEAε−Sephacel、tlep
arin−Sepharoseにより精製する。精製方
法は前記文献2)に詳細に述べられている。
用意したPC 50 u11を同容量のフロイント完全
アジュバントと共にBALB/cマウスの腹腔内に投与
し、さらに15μsを2週間後に尾静脈内へ投与し、3
日後に牌臓細胞を採取し、Xoh1er andMil
steinの方法(下記文献4)参照)によりミエロー
マ細胞株P3Ulと細胞融合し、限界希釈法により3回
クローニングを行い、抗PC抗体産生セルラインとして
確立される。
本発明に係わるモノクローナル抗Pcr抗体は次のよう
に製造される。
まずPCIを用意する。このためにはヒト血漿にバリウ
ム塩を加え、PCなどのビタミンK依存性蛋白質を除き
、その上清にPEG−6000を加え、その沈澱を集め
、溶出し、DEAE−Sepharose,硫酸アンモ
ニウム分画、Dextran Sul.fate−Ag
aroseChromatography,υltro
gel AcA44、DEAR−SephacelCh
roma tographyにより精製する。精製方法
は前記文献1)に詳細に述べられている。
用意したPCI 50Il,yを同容量のフロイント完
全アジュバントと共にBALB/cマウスの腹腔内に投
与し、さらにL5μ9を2週間後に尾静脈内へ投与し、
3日後に肺臓細胞を採取し、Kijhler andM
ilstejnの方法(下記文献4)参照)によりミエ
ローマ細胞株P3U1と細胞融合し、限界希釈法により
3回クローニングを行い、抗PCI抗体産生セルライン
として確立される。
4)  K6hler G. Mflstetn C.
,Deviation of specific an
tibody−producingculture a
nd tumor lines by cell fu
sion+Eur. J. Immunol., 19
76;6:511次に本発明における二抗体サンドイッ
チ法を利用するAPI−PCI Complex (C
IC)の酵素免疫測定法は次のように実施される。
測定系全体の構成要素は固相、固相コート用の抗PCI
抗体(第一抗体)、標準抗原、標識用抗pc抗体(第二
抗体)、酵素および基質である。
固相としては、例えばエンザイムイムノアッセイ用マイ
クロタイタープレートのウェルあるいはボリスチレン等
のプラスチックビーズを用いればよい。測定に先立ち抗
PCIモノクローナル抗体を炭酸緩衝液に溶解し、4゜
Cで一夜放置すれば固相表面はコートされる。しかし、
モノクローナル抗体によってコートされていない表面部
分もあるので、この部分に対しては牛血清アルブミンを
リン酸緩衝液に溶解してウェルに加え、二時間室温に放
置して牛血清アルブミンによってコートする。
酵素標識抗pc抗体(抗pc抗体はr抗ヒトプロテイン
CJとしてバイオスコット社一コスモ・バイオ株式会社
販売より人手することもできる)は次のように製造すれ
ば良い。酵素としてはアルカリホスファターゼ、グルコ
ースオキシダーゼ、ベルオキシダーゼ、β−ガラクトシ
ダーゼ等を使用することができる。測定に先立ち、酵素
を抗PC抗体にグルタールアルデヒド、あるいはマレイ
ミド化合物により結合せしめてコンジュゲートとし、本
発明の測定方法の実施のための試薬の一部として予め準
備しておくことができる。結合方法は、例えば下記文献
5)のマレイミド法により標識すれば良い。
5)  YoshiLake S. Imagawa 
M. Ishikawa E. etal., Mil
d and Efficient Conjugati
on ofRabbit Fab’ and Ilor
seradish PeroxidaseLlsing
 a Maleimide Compound and
 Its IJsefor Enzyme  Immu
noassay,J.  Biochem..  19
82;92:1413基質は選択した酵素に応じて適宜
使用すれば良い。例えば酵素としてアルカリフオスファ
ターゼを選択した場合においてp一二トロフエニルフォ
スフェートを、またベルオキシダーゼを選択した場合に
おいては0−フエニレンジアミン、あるいはABTS 
(2.2゜−アジノービス(3′一エチルベンゾチアゾ
リンスルホン酸))を発色剤として使用し、過酸化水素
を基質として使用すれば良い。
測定は二抗体サンドイッチ法を利用する酵素免疫測定法
における手順に従って行う。測定に先立って血清、血漿
等の検体の前処理としてバリウム塩を添加する。添加後
1時間撹拌し遠心分離して沈澱を得る。この操作により
γ一カルボキシグルタミン酸を有するPC, APC,
ΔPC−PCIComplex (CIC)はバリウム
塩と結合して沈澱し、検体中の大部分の未反応のPCI
は上清に残り、APC−Pct Complex (C
IC)と分離される。この操作を行わない場合には、大
部分の未反応のPCIが固相の抗PCI抗体と反応する
ために八PC−PCIComplex (CIC)の測
定は不可能である。沈澱にEDTA含有トリス緩衝液を
加えて溶解し検体とする。検体の測定は後記実施例に示
されるごとく抗PCI抗体をコートした固相に検体を加
えてインキエベートする。固相を洗浄後、酵素標識抗P
C抗体を加えて再びインキエヘートし、洗浄し、最後に
基質を加えてインキユベートする。反応を停止せしめて
から、基質の分解量を分光光度計を用いて測定する。
次に、本発明の測定試薬は本発明の測定方法の実施に直
接使用する試薬であり、測定方法におけると同一の目的
を達成するものである。従って本発明測定試薬の具体的
態様を示せば次のごとくなる。
即ち、本発明測定試薬は固相化抗PCI抗体、酵素標識
抗pc抗体を必須の構成要素として含み、また測定の実
施の便益のために適当なる標準抗原、前処理剤、抗原希
釈液、反応溶液、基質、基質溶解液、反応停止液等がセ
ット中に添付されることは自由であり、これらは本発明
を限定するものではない。
後記実験例によって示されるごとく、本発明測定試薬に
よって旧Cの早期診断が可能であり、本発明測定試薬は
DICの診断試薬として使用することができる。
本発明の効果は次のごとく要約される。
まず本発明は従来測定が不可能であったAPC−PCI
 Complex (CIC)を、二抗体サンドイツ千
法を利用する酵素免疫測定法により測定するものであり
、操作が単純簡明であり、臨床検査の場に対して実用性
が高い。また、DICないし深部静脈血栓の早期診断を
可能とする。
〔実施例] 以下に記載する実施例をもって本発明を更に具体的に説
明する。
実施例1 1)新鮮血漿4lに塩酸ペンザミジン( 10n+M)
、フルオロリン酸ジイソプ口ピル(DFP) (1mM
)、フッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF) (
1mM)およびダイズトリブシンインヒビター(50m
g/l)を加え、LM BaClgを320一滴下した
以下の精製操作は、すべて4゜Cで行った。1時間撹拌
後、5000回転で30分間遠心し、上清を採取し固形
PEG−6000を60g/ 1加えた。1時間撹拌後
、5000回転で15分間遠心し、沈澱を廃棄した。更
に上清に固形PEG−6000を60g/ 1加え、1
時間撹拌後、5000回転で30分間遠心し沈澱を採取
した。沈澱に0.05M  }リスー塩酸緩衝液pH7
.5(0.1M ,NII4G!、塩酸ペンザミジン(
10mM) 、DFP(1mM)、PMSF (1n+
M) )を500 mZ加えて溶解した。溶解に使用し
た緩衝液と同一の緩衝液で平衡化したDEAE−Sep
harose CL−6Bカラムにかけ、素通り画分を
採取した。採取液に硫酸アンモニウム粉末を加えて50
%飽和とし、1時間撹拌後、8000回転で15分間遠
心し、上清を採取した。更に硫酸アンモニウム粉末を加
えて70%飽和とし、1時間撹拌後、8000回転で3
0分間遠心し、沈澱を採取した。
沈澱に0.05M l−リスー塩酸緩衝液pH7.0 
(0.1M NaCl、塩酸ペンザミジン(11)、叶
P (0.1mM) 、PMSF(0.1mM))を加
えて溶解し、同一緩衝液に対して透析した。Dextr
an SulfateAgarose力ラムにかけ、P
CI画分に硫酸アンモニウム粉末を加えて80%飽和と
した。10000回転で15分間遠心し沈澱を採取し、
溶解可能な最小液量の0.05M  l−リスー塩酸緩
衝液pll7.5(0.15M NaCl)に溶解した
後、AcA−44 Llltrogelカラムにかけ、
Pct両分を集め0.05M  l−リス塩酸緩衝液p
ll9.0に透析した。透析後、DE且Sephace
lにかけ、精製PCIを得た。その最終回収率は9%で
あった。
2) 精製したPCI 50pyを同容量のフロイント
完全アジュバントと共にBALB/cマウス(メス、8
週齢)の腹腔内に投与し、更に15μ9を2週間後に尾
静脈内へ投与し、3日後に牌臓細胞を摘出し、ミエロー
マ細胞株P3tllと細胞融合した。細胞融合はポリエ
チレングリコール4000を用いてκijhler a
nd Milsteinの方法(文献4))で行った。
次に96ウエルマイクロプレートを用いて限界希釈法に
よりPCi と反応するハイブリドーマを3回クローニ
ングし、抗PCI抗体産生セルラインとして確立した。
セルラインの保存培地としては牛胎児血清を10%に含
むRPMI1.640培地を使用した。セルラインより
モノクローナル抗PCI抗体を常法により得た。
3) 得られた抗PCI抗体をO. IM炭酸緩衝液p
H9.3で3μ9/II17に希釈し、96ウエルマイ
クロプレートに1ウエルにつき100〃ずつ注入し、4
゜Cで一夜放置した。0.05M  トIJスー塩酸緩
衝液pH7.5 (0.2M NaCl、0.5%牛血
清アルブミン、0.05%Tween−20、0.05
mM EDTA , 0.02%チメロサル)で三回洗
浄後、5%牛血清アルブミン(0.5%ゼラチン、リン
酸緩衝液pif7.5)1504を注入して2時間放置
し、前記緩衝液で三回洗浄して、抗体コート固相を用意
した。
実施例2 1)新鮮血漿4.,142に塩酸ペンザミジン(10m
M)、DFP (1+sM) 、PMSF (LmM)
およびダイズトリブシンインヒビター(50mg/ l
 )を加え、IM BaC1,を350 m7滴下した
。以下の精製操作はすべて4゜Cで行った.1時間撹拌
後、5000回転で30分間遠心し、沈澱を採取した。
沈澱に0.15MNaCl ( 5 mM塩酸ペンザミ
ジン) pH7.4を700一加えて二回洗浄した。バ
リウム塩に吸着した蛋白質は、0.2M EDTA p
t!7.4 (5mM塩酸ベンザミジン、0.1mM 
DFP)を660一添加することにより溶出した。懸濁
液を1時間撹拌後、5000回転で30分間遠心し、沈
澱を除去した。上清を0.1Mリン酸緩衝液p}16.
0 (1mM塩酸ペンザミジン)に透析したのち、透析
に使用した緩衝液と同一の緩衝液で平衡化したDE八E
−Sephacelカラムにかけ、0.1Mから0.7
M NaC1までの直線的濃度勾配(0.1Mリン酸緩
衝液pH6.0 、11塩酸ベンザミジン)で溶出し、
PC画分を採取した。採取液を0.05M  トリスー
塩酸緩衝液pH8.0 (1mM塩酸ペンザミジン)に
対して透析した。透析後、叶Pを1+Mになるように、
PMSFを0.11になるように添加した。0.05M
  }リスー塩酸緩衝液pH8.0(1mM塩酸ペンザ
ミジン)で平衡化したDEAE−Sephacelカラ
ムにかけ、OMから0,5M NaC1まで直線的濃度
勾配(0.056 トリスー塩酸緩衝液pf+8.0 
、1mM塩酸ペンザミジン、2mM CaClg)で溶
出し、pc画分を採取した。採取液を50mMイミダゾ
ール緩衝液pH6.0 (1mM塩酸ベンザミジン)に
透析した。透析により生じた沈澱を20000回転で1
0分間遠心して除去した。上清にCaCl2を2mMに
なるように加え、50mMイミダゾール緩衝液pil6
.0(1mM塩酸ペンザミジン、2mM CaC].z
)で平衡化したfleparin−Sepharose
カラムにかけ、0閃から0.8M NaC1まで直線的
濃度勾配(50+nMイミダゾール緩衝液pH6.0 
、11mM塩酸ベンザミジン)で溶出し、精製PCを採
取した。その最終回収率は25%であった。
2) 精製したPC 50μ9を同容量のフロイント完
全アジュバンドと共にBALB/cマウス(メス、8遇
齢)の腹腔内に投与し、更に15μ3を2週間後に尾静
脈内へ投与し、3日後に肺臓細胞を摘出し、ミエローマ
細胞株P3υ1と細胞融合した。細胞融合はポリエチレ
ングリコール4000を用いてκijhler and
 Milsteinの方法(文献4))で行った。次に
96ウエルマイクロプレートを用いて限界希釈法により
pcと反応するハイブリドーマを3回クローニングし、
抗PC抗体産生セルラインとして確立した。セルライン
の保存培地としては牛胎児血清を10%に含むI?PM
I1640培地を使用した。セルラインよりモノクロー
ナル抗PC抗体を常法により得た。
3)抗pc抗体5lIgを0.1M酢酸緩衝液pl+4
.2で透析した後、ブタ胃・ペブシン0.2n+gを加
え37゜Cで24時間インキユヘートした。pl+を7
.0に合わせた後、Ultrogel AcA44カラ
ムにかけて0.1Mリン酸緩衝液pH7.0でゲル濾過
を行い、F(ab’),を得る。F(ab’)z を0
.1Mリン酸緩衝液pue.oに透析した後、0.1M
メルカプトエチルアミン(0.1Mリン酸緩衝液p[+
6.0, 5mM EDT八)504を添加し37゜C
で90分間インキユベートした。0.1Mリン酸緩衝液
pH6.0(5mM IEDTA)で平衡化したSep
hadex G25カラムに通して透析を行い、Fab
−SHを得た。一方、酵素として西洋ワサビ・ベルオキ
シダーゼ(IIRPと略す) 2mgを0.1Mリン酸
緩衝液pH7.0に溶解し、N−スクシンイミジル−4
−(N−マレイミドメチル)一シクロヘキサン−1−カ
ルボキシレート0.7mg (N,Nジメチルホルムア
ミドに溶解する)を添加し30″Cで60分間インキユ
ベートした。0.1 Mリン酸緩衝液pH6.0で平衡
化したSephadex G25カラムに通して透析を
行い、マレイミド化HRPを得た. Fab−SHとマ
レイミド化HRPとを混合して4 ’Cで一夜間インキ
ユベートし、0.1阿リン酸緩衝液pH6.5で平衡化
した01 trogelAcA44カラムでゲル濾過を
行いIIRP標識抗PC抗体を得た. 実施例1で得られた抗体コート固相および実施例2で得
られた酵素標識抗体を組み合わせてセットとし、本発明
測定試薬とした。
実施例3 被検血漿あるいは血清の前処理は、次のように行った。
血漿あるいは血清検体1504に0.38%クエン酸ナ
トリウム(0.IM I−リスー塩酸緩衝液pH7.5
 、0.15M NaCl) 600 ulを加えた後
、1とBaCIzを60IJ1滴下し、1時間水冷下で
撹拌後、15000回転で5分間遠心し沈澱を得た.沈
澱に0.2M EDTA (0.1M  トリスー塩酸
緩衝液pH7.5、0.15M NaCI) soJ!
1を加えて溶解し、アッセイ緩衝液として、0.05M
 トリスー塩酸緩衝液p}17.5(0.2M NaC
1 、0.5%牛血清アルブミン、,0.05%Twe
en−20、0.05mM EDTA , 0.02%
チメロサール)を250 I!I加え、そのうちの10
0 mを被検検体として使用した。
実施例4 実施例1における抗体コート固相に1ウエル当たり実施
例3の被検検体1004を注入し、室温で一夜間インキ
ユベートする。0.051’!  トリスー塩酸緩衝液
pH7.5 (0.2M NaC1、045%牛血清ア
ルブミン、0.05%Tween−20、0.05mM
 EDTA ,0.02%チメロサール)で三回洗浄後
、実施例2における酵素標識抗体1004を加えて室温
で60分間インキエーベートする。0.05M  トリ
スー塩酸緩衝液pll7.5 (0.2M NaC1、
0.5%生血清アルブミン、0.05%Tween−2
0, 0.05mM [iDTA ..0.02%チメ
ロサール)で三回洗浄後、2mg/a/濃度のO−フェ
ニレンジアミン(クエン酸緩衝液p H 4 . 6 
5、0.03%過酸化水素) 100 [を加えて室温
に30分間放置し、分光光度計により波長490nmの
吸光度を測定する。
〔発明の効果) 以下に記載する実験例をもって本発明の効果を説明する
実験例1 拭且互よ堕友汰 正常ヒト血漿1一当たりIM BaC1z 0.4 m
lを加えて水冷下60分間撹拌し、^PC−PCI C
omplex(CIC)を吸着除去した血漿(試料a)
を用意した。次に試料aに、前記実施例2で得られたP
Cを活性化したAPCと実施例1で得られたPCIを反
応させて調製したAPC−PCI Complex (
CIC)の標準品を160ng/一になるように加え、
標準抗原溶液とした。前記実施例3および4におけると
同じ手順に従って測定を行った。
猪一果 結果を図1に示す。図1の横軸は、被検検体中のAPC
−PCI Complex (CIC)の濃度を表し、
縦軸は波長490nmの吸光度値を表す。図1より本発
明はAPC−Pct Complex (CIC)に対
して特異性が高く、かつ検量性が良いことが判明した。
実験例2 試料五圭堕方抜 DIC患者血漿50例、ワーファリン服用患者血漿19
例、肝臓疾患患者血漿10例および健康成人血漿20例
について前記実施例3および4におけると同じ手順に従
って測定を行った。
猪一来 結果を図2に示す。図2の左欄は健康成人血漿について
であり、APC−PCI Complex (CrC)
の測定値の平均は0.57ng/m7であった。また、
ワ一ファリン服用患者血漿および肝臓疾患患者血漿の八
PC−PCI Complex ((jc)の測定値の
平均は、それぞれ0.37ng/m7、1.64ng/
m7であった。それに対して、DIC患者血漿のAPC
−PCI Complex(CIC)の測定値の平均は
3.23 ng/一であり、高い値を示し、DICの診
断に有用であることが判明した。
実験例3 試料並走版方汰 急性前骨髄球性白血病患者1例の経過観察を40日にわ
たる長期間行い、FDP , PCI , PCの測定
と同時に、前記実施例3および4におけると同じ手順に
従ってAPC−PCT Complex (CIC)の
測定を行った。
叔一来 結果を図3に示す.APC−PCI Complex 
(CTC)の測定値は、他の凝固検査の測定値に比較し
て早期に高値を示し、DICの早期診断が可能となるこ
とが判明した。
【図面の簡単な説明】
図1は実験例1の結果を示すグラフであり、本発明測定
方法によるAPC−PCI Complex (CIC
)と波長490nmの吸光度値との間の関係を表すグラ
フである。 図2は実験例2の結果を示すグラフであり、健康成人お
よび各種疾患患者のAPC−PCI Complex(
CIC)の測定値を表すものである。 図3は実験例3の結果を示すグラフであり、一人の急性
前骨髄球性白血病患者のF叶、PCI、PC, APC
−PCI Complex (CIC)の測定値を経時
的に追跡した結果である。 図1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、活性化ヒトプロテインCとヒトプロテインCインヒ
    ビターの複合体を二抗体サンドイッチ法を利用する酵素
    免疫測定法によって測定するにあたり、当該測定に係わ
    る固相化用抗体として抗ヒトプロテインCインヒビター
    モノクローナル抗体を使用し、酵素標識抗体用として抗
    ヒトプロテインCモノクローナル抗体を使用することを
    特徴とする測定方法。 2、活性化ヒトプロテインCとヒトプロテインCインヒ
    ビターの複合体を二抗体サンドイッチ法を利用する酵素
    免疫測定法によって測定する試薬において、当該測定に
    係わる固相化用抗体として抗ヒトプロテインCインヒビ
    ターモノクローナル抗体が含まれ、酵素標識抗体用とし
    て抗ヒトプロテインCモノクローナル抗体が含まれるこ
    とを特徴とする測定試薬。 3、測定試薬が播種性血管内凝固症候群の診断試薬であ
    る請求項2記載の測定試薬。
JP1058123A 1989-03-10 1989-03-10 活性化ヒトプロテインcとヒトプロテインcインヒビターの複合体の測定方法および測定試薬 Expired - Fee Related JP2749619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1058123A JP2749619B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 活性化ヒトプロテインcとヒトプロテインcインヒビターの複合体の測定方法および測定試薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1058123A JP2749619B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 活性化ヒトプロテインcとヒトプロテインcインヒビターの複合体の測定方法および測定試薬

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02236452A true JPH02236452A (ja) 1990-09-19
JP2749619B2 JP2749619B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=13075203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1058123A Expired - Fee Related JP2749619B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 活性化ヒトプロテインcとヒトプロテインcインヒビターの複合体の測定方法および測定試薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2749619B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000047626A1 (en) * 1999-02-09 2000-08-17 Protease Ab Monoclonal antibody
WO2004009641A1 (ja) * 2002-07-22 2004-01-29 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha aPC非中和抗体
JP2007101362A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Hamamatsu Univ School Of Medicine Eiaプレート及びその利用方法
JP2010513881A (ja) * 2006-12-20 2010-04-30 アンチボディショップ・アクティーゼルスカブ 抗炎症性剤および/または抗凝固剤による治療的介入についての要件を決定するための敗血症患者の評価

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
THROMBOSIS AND HAEMOSTASIS=1988 *

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000047626A1 (en) * 1999-02-09 2000-08-17 Protease Ab Monoclonal antibody
US6967082B1 (en) 1999-02-09 2005-11-22 Forskarpatent I Syd Ab Monoclonal antibody
WO2004009641A1 (ja) * 2002-07-22 2004-01-29 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha aPC非中和抗体
US7517965B2 (en) 2002-07-22 2009-04-14 Chugai Seiyaku Kabushiki Kaisha Non-neutralizing anti-aPC antibodies
JP2007101362A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Hamamatsu Univ School Of Medicine Eiaプレート及びその利用方法
JP2010513881A (ja) * 2006-12-20 2010-04-30 アンチボディショップ・アクティーゼルスカブ 抗炎症性剤および/または抗凝固剤による治療的介入についての要件を決定するための敗血症患者の評価

Also Published As

Publication number Publication date
JP2749619B2 (ja) 1998-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5516640A (en) Method of determination of pivka
JPH06237786A (ja) 人フィブリンiiのnh2 末端フラグメントに対するモノクロナール抗体
KR100202773B1 (ko) 프로트롬빈 활성화 펩타이드 및 그것의 분해생성물에 대한 모노클론 항체 및 면역 분석법
US4780410A (en) Sandwich enzyme immunoassay for PIVKA-II with monoclonal anti-PIVKA-II antibody
US20030138844A1 (en) Antibodies binding a gamma carboxyglutamic acid displaying epitope
WO1995012617A1 (fr) Hybridome d'anticorps anti-fibrine soluble humaine, et procede d'immunodosage
EP1007570B1 (en) Monospecific antibody reactive with fibrinogen and fibrinopeptide b
EP2330128B1 (en) Modified anti-heparin/pf4 complex antibody and hit antibody standard
JPH02236452A (ja) 活性化ヒトプロテインcとヒトプロテインcインヒビターの複合体の測定方法および測定試薬
JP3307422B2 (ja) ヒトpivka−iiの免疫学的測定方法
JP3857468B2 (ja) Dダイマー及びdd/e複合体の免疫学的分析方法及び分析用キット
EP0339302B1 (en) Reagent system for immunologically assaying complex of human plasminogen activator inhibitor and human tissue plasminogen activator, and assay kit therefor
KR100583537B1 (ko) 활성화된 응고 인자 vii에 특이적인 모노클로날 항체 및 이의 용도
JP3345507B2 (ja) アシアログリコプロテインレセプターの測定法及びこれに用いる測定試薬
JP4612922B2 (ja) 新規のモノクローナル抗体並びにe−Dモノマー、e−Dダイマー、及びe−DD/E複合体の免疫学的分析方法
JP2610808B2 (ja) 人正常細胞由来の組織型プラスミノーゲンアクチベーターに対するモノクロナル抗体を用いる免疫学的測定試薬
JPH03200066A (ja) 活性化ヒトプロテインcの測定方法
JP2981754B2 (ja) 血液凝固第▲x▼▲iii▼因子に対するモノクロナール抗体
JPH11124399A (ja) プロテインcインヒビターとプロテアーゼの複合体測定用モノクローナル抗体
JPH05249108A (ja) Pivka−iiの測定試薬
JPH0875737A (ja) ヒト前立腺特異抗原とヒトプロテインcインヒビターとの複合体の測定方法および同測定用キット
JP2958510B2 (ja) 血栓症の検出方法
JPH0682446A (ja) 腎疾患の診断法
JP4608570B2 (ja) 新規なモノクローナル抗体及びニックβ2グリコプロテインIの免疫学的分析方法
JP2837030B2 (ja) 抗ヒトプラスミン−α▲下2▼−プラスミンインヒビター複合体特異抗体及び免疫学的測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees