JPH02236086A - ホースと継手金具の結合方法 - Google Patents

ホースと継手金具の結合方法

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JPH02236086A
JPH02236086A JP1054732A JP5473289A JPH02236086A JP H02236086 A JPH02236086 A JP H02236086A JP 1054732 A JP1054732 A JP 1054732A JP 5473289 A JP5473289 A JP 5473289A JP H02236086 A JPH02236086 A JP H02236086A
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茂 五十嵐
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修 小沢
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、フレオンガスのような冷媒輸送用またはガソ
リン、軽油などの燃料輸送用として、漏れのない実用性
能を有するホースと継手金具の結合方法に関する。
く従来の技術〉 カー・クーラー等振動する物体に取り付けるクーラーの
冷媒として、一般的にはフレオンガス、特にジクロ口ジ
フルオ口メタン(以下、CFC12という。)が使われ
てきた。  しかし、CFCI 2がオゾン層を破壊し
、そのために皮膚ガンが誘発されることが明らかとなり
、CFCI 2の使用が制限される方向となってきた。
 そこで、オゾン層破壊力の小さいトリフル才ロモノフ
ル才口エタン(以下、HFC134aという。)が代替
品候補のひとつとして考えられている。
この冷媒の安全性の確認が急がれる一方で、そのガスを
輸送する方法についてもより安全で、又メインテナンス
フリー化をする必要性が増大している。
冷媒輸送用または燃料輸送用等に使用されるホースとし
ては、ホースの内管を、耐油性があり、かつ冷媒や燃料
の透過性の低いゴムとして、例えば、NBRやCSM等
が用いられてきたが更に近時、耐透過性向上の為に、ホ
ース内管最内層にナイロン樹脂等の熱可塑性樹脂/内管
外層にNBR,CSM.I IR等のゴムを配したゴム
/樹脂内管複層構造ホースが提案されている。
く発明が解決しようとする課題〉 第1図に、本発明に使用される代表的なゴム/樹脂複合
ホースの断面斜視図を、そして第2図に、ホースと継手
金具のニップルとの結合状態の一例を示す。
ホース10は、外面ゴム層40、補強層30、内面ゴム
層20bおよび最内樹脂層20a等を有する多層構造よ
りなっている。
また継手金具50は、前記ホース内部とニップル50b
で結合し、ホース外部からソケット50aで圧縮し、ホ
ース10と継手金具間をかしめるようになっている。
前述のホースは特に、最内層に薄層樹脂層20aを設け
ることで、フレオン等のガス透過量を非常に少なくする
作用を持たせている。
しかし、この薄層樹脂は、常用温度以上の高温(140
〜160℃)で長時間使用すると、継手金具のニップル
部の応力を受けてへたり、再び常用温度に戻っても使用
圧力(15〜30kgf/cm2)以下でも、漏れが発
生してしまうという欠点があった。
従来のホースをある一定温度下に一定時間置き老化させ
た後、ホース内に圧力をかけ、漏れが生じるか否かを調
べ(気密試験)、その結果を第1表に示す。
第    1    表 この結果より、不測の事態により、高温下に長時間ホー
スが放置されたりすると、わずかな内圧しかかかってい
なくとも、ホース内のガスは漏れ、安全性、メンテナン
スフリー等の面で十分でないことがわかる。
この澗れを防止する技術として、継手金具の形状を、台
形溝、鋸歯形状及び竹ノコ形状ニップル、そしてソケッ
トの加締形状をウエーブ締、あるいはフラット締等とす
る方法があるが、いずれの形状においても、安定した性
能は得られていない。
また、0リング、スリーブ等のパッキング類を用いる方
法も考えられているが、ホースにニップルを挿入する時
に動いてしまう等の欠点があり、実用的でない。
接着剤を塗布する方法等もあるが、塩化ゴム系セメント
等ではホース最内層の樹脂が劣化してクラックが発生し
、漏れ防止効果が損われるといった恐れがある。
この様にこれまでの漏れ防止技術ではいずれの場合も信
用性、加工の容易性、コストの面て難点があり、実用化
に至っていない。
本発明は、上記事実に鑑み、また産業上の要請に応えて
なされたものであり、少なくとも最内層に熱可塑性樹脂
を有するホースにおいて、CFC12、HFC134a
等の冷媒やガソリン等の燃料の漏れを発生することなく
、信用性の高い、ホースと継手金具の結合方法を提供す
ることを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明は、少なくとも最内層に熱可塑性樹脂
層を有するホースとその継手金具との結合方法において
、最内層の熱可塑性樹脂層と継手金具のニップルとの結
合部に、ムーニ粘度計による125℃の最低粘度が45
〜120である未加硫ゴム組成物を介在して結合するこ
とを特徴とするホースと継手金具の結合方法を提供する
ものである。
また、前記未加硫ゴム組成物を、ホースとニップルの結
合部の面積に対し、ニップルの先端から15%の面積部
分を除く部分に、ホースとニップルの結合部の面積に対
し、15〜85%の面積を被覆するように介在させるの
が好ましい。
そして、前記未加硫ゴム組成物は、通常用いられる原料
ゴムであればいずれでもよいがクロロスルホン化ポリエ
チレン(CSM)またはブチル系ゴム(I IR.Cl
l.−I IR.BrIIR)を含有するものが好まし
い。 また、これらのゴムは単独で、場合によっては本
発明の主旨が損なわれない範囲で他のゴムと併用して使
用される。
また介在させる未加硫ゴム組成物は、前記未加硫ゴム組
成物を含むシートまたはセメントであるのが好ましい。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明の結合方法は、第2図に示すように少なくとも最
内層20aに熱可塑性樹脂層を有するホース10と、そ
の継手金具50のニップル50bとの間に、未加硫ゴム
組成物6oを介在させて結合する。
未加硫ゴム組成物の成分としては、天然ゴム、スチレン
ブタジエンゴム(SBR).ブタジエンゴム(BR),
イソブレンゴム(IR)および一般的なゴム組成物を用
いる。
具体的には、アクリロニトリル・ブタジェンゴム(NB
R).クロロスルホン化ポリエチレン(CSM),塩素
化ポリエチレン(CM)、クロロブレンゴム(CR)、
エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体ゴム(EP
DM)、ブチルゴム(IIR),塩素化ブチルゴム(C
jlt−I I R) ,臭素化ブチルゴム(BrII
R),ヒドリンゴム(CHR.CHC)、アクリルゴム
(ACM)等のゴム組成物があげられ、前記最内層およ
びニップルとのホース結合部に必要とされる特性上のバ
ランスおよび該未加硫ゴム組成物そのものの耐油性、水
分不透過性、ガス不透過性等の溜れ防止性能を考慮する
と、該未加硫ゴム組成物はCSM、IIR、CJ2−I
 IR,Br−1 1Rのゴム組成物が好ましい。
なお、ゴム組成物には、ゴムの他に加硫剤、充填剤、補
強剤、可塑剤、滑剤、老化防止剤等が通常配合されてお
り、また、加硫促進剤、軟化剤、粘着付与剤、老化防止
剤、しゃく解剤、分散剤、加工助剤等が配合されていて
もよいが、ムーニー粘度計による125℃の最低粘度が
45〜120である必要がある。
以下にさらに具体的に例示するが、本発明に用いる未加
硫ゴム組成物は、これらに限定されるものではない。
加硫剤としては、ゴムの種類によって異なるが、例えば
、CSM (クロロスルホン化ポリエチレン)の場合に
は、金属酸化物、金属過酸化物や有機酸を加硫剤として
用いる。
具体的には、酸化マグネシウム、酸化鉛、塩基マレイン
酸鉛等の金属酸化物、有機過酸化物、水添ロジン、アビ
エチン酸等の樹脂酸、ステアリン酸、ラウリン酸等の脂
肪酸等の有機酸があげられる。
また、IIR(ブチルゴム)の場合には、変性フェノー
ル樹脂、キノンジオキシム、アルキルフェノールホルム
アルデヒド樹脂、あるいはp−キノンジオキシム.p.
p’ −ジベンゾイルキノンジオキシム、テトラク口ロ
ーp−ヘンゾキノン等が挙げられる。
充填剤、補強剤としては、カーボンブラック、酸化チタ
ン、ホワイトカーボン(ケイ酸系充填剤)、ケイ酸マグ
ネシウム、硫酸バリウム等の無機充填剤、そして有機質
充填剤として、フェノール樹脂、ハイスチレン樹脂等が
例示される。
可塑剤としては、二塩基酸エステル類、グリコール誘導
体、グリセリン誘導体、パラフィン誘導体、エボキシ話
導体等、具体的には、トリメリット酸エステル、ジオク
チルフタレート、ジーn−プチルーセバケート等がある
滑剤としては、ステアリン酸、ステアリン酸の金属せっ
けん、ワックス、ポリエチレン等が挙げられる。
本発明に用いる未加硫ゴム組成物は、ムーニー粘度計に
よる125℃の最低粘度が45〜120、好ましくは5
0〜100であるものを用いる。
45未満では、熱老化後の該ホースのニツブル/樹脂間
の漏れ防止効果が不充分であり実用に供せない、かつ軟
らかすぎて作業性が悪く、混合機、ロールへの粘着等が
発生し、生産性および品質安定性が劣る。
また、120超では混合加工中に発熱による架橋が進み
、いわゆるヤケが発生しやすい為、作業困難で目的とす
るシート、またはセメントが得られない。
一般に、ムーニー粘度計による最低粘度は未加硫状態の
ゴム組成物の可塑度の目安であり、また前記第1表に示
す如く問題とする熱老化後の気密試験で120℃では漏
れず、120℃超で澗れる為に本発明ではムーニー粘度
計による125℃の最低粘度を、ホースとニツプル間の
結合に介在させる該未加硫ゴム組成物の当該部形状への
流れによる適合性の一基準として用いた。
前記未加硫ゴム組成物を125℃以上の高温下に置けば
、その熱で架橋が進み、該組成物の強度が増大し、ホー
スとニップル間の結合及び歪に対する抵抗性がより強く
なる。 一方、架橋温度以下(例えば80℃)であって
も、ムーニー粘度計による125℃の最低粘度が45以
上の未加硫ゴム組成物であれば、架橋前であっても本発
明の目的に十分耐えられるだけの結合強度及び歪に対す
る抵抗性を有する。
また、前記未加硫ゴム組成物を、ホースとニップルの結
合部の面積に対し、ニップルの先端から15%の面積部
分を除く部分に、ホースとニップルの結合部の面積に対
し、15〜85%の面積を被覆するように介在させる。
15%未満では、塗布面積率が不完全となり漏れやすく
なり、また、85%超とすると、漏れ防止効果は発揮す
るが、結果的にニップル先端から15%も被覆するため
、ホース内部のガスのような流体と前記未加硫ゴム組成
物とが接触し、未加硫ゴム組成物がガス(流体)に溶け
出したり、ガスが変色したりして、該ホースを使用する
システムに悪い影響を与え、最悪の場合は故障を発生す
る恐れがある。
未加硫ゴム組成物の介在方法は、有機溶剤に溶融させセ
メント状にして塗布しても、シート状にしてニップルに
被覆してもよく、ニツブルとホース間に未加硫ゴム組成
物を介在することができればどのような方法でもよい。
未加硫ゴム組成物をセメント状にするには、トルエン、
キシレン、MEK.酢酸エチル、ヘキサン等の溶剤を用
いる。 濃度は作業でぎる範囲ならいずれでもよいが、
通常の濃度は5〜50重量%とするのがよい。 また、
シート状に加工するには、ローラ、ロール、プレス等を
用いて行なえばよい。 未加硫ゴム組成物をセメント状
にして塗布すると、均一な薄膜形成が可能で微妙な厚さ
調整が容易な点で優れている。
また、シート状にすると、作業性、環境衛生性の点で好
ましい。 ニップルとホースの間に被覆する未加硫ゴム
組成物の厚さは、0.05mm以上かつ0.2mm以下
が好ましい。
0.05mm未満では、ソケットを加締た時に応力集中
部分のセメント状組成物が動ぎ、漏れ防止効果を発揮で
きず、また、0.2mm超ではホース挿入作業性が悪く
なるため好ましくない。
また、ホース最内層の熱可塑性樹脂としては、透過防止
の目的にかなうものであればいずれでもよく、一般にナ
イロン6、ナイロン6・66共重合体、ナイロン11、
ナイロン12などで構成したホースが知られているが、
更に好ましくはナイロン6および/またはナイロン6・
66共重合体を必須成分として含有するポリアミド系樹
脂や特開昭63−1 25885号等を用いるとよい。
ナイロン6および/またはナイロン6・66共重合体を
必須成分として含有するボリアミド系樹脂は、CFCI
 2の耐透過性はよいので、従来、ホース内管材料とし
て多用されてきたが、具体例としては、ナイロン6、ナ
イロン6・66共重合体のそれぞれ単独または混合樹脂
等があげられる。
その他のボリアミド系樹脂としては、例えば、ナイロン
8、ナイロン10、ナイロン610等があげられる。
ボリアミド・ポリエーテル共重合体は、ボリアミドセグ
メントとポリエーテルセグメントとからなるブロック共
重合体であり、ボリアミドセグメントは、ナイロン6、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6・66共重合
体、ナイロン6・12共重合体等から、ポリエーテルセ
グメントは、ポリテトラメチレングリコール、ボリプロ
ビレングリコール、ポリエチレングリコール等からなる
。  また、ボリアミドセグメントとポリエーテルセグ
メントの成分の組み合せにより、様々な程度の柔軟性、
融点、耐油性を示す共重合体が得られ、これらの共重合
体を用いるのもよい。
〈実施例〉 本発明を、実施例に基づき、さらに具体的に説明する。
(実施例1〜7、比較例1〜3) 未加硫ゴム組成物を第2表に示すような成分組成で配合
し、ミキシングロールにて60℃で15分間混合し、ム
ーニー粘度計によって、該未加硫ゴム組成物の125℃
における最低粘度を測定した。
実施例1〜6および比較例1〜3の未加硫ゴム組成物は
溶剤としてトルエンを用い、実施例7の未加硫ゴム組成
物は溶剤としてn−ヘキサンを用い、いずれも該未加硫
ゴム組成物の濃度が30重量%となるように溶剤を加え
、溶解させてセメントとした、 なお、セメント塗布は
、乾燥後の膜厚が0.05mmおよび01mmとなるよ
うに塗布回数を調整した。
また、該未加硫ゴム組成物を、ラボ用小型ロールで、0
.1mmおよび0.2mmの厚さにシート出しを行クた
一方、ホースの製造法としては、公知の手段を適用する
ことがでぎる。
以下に本発明に供したホースの作製方法を示す。
まず、樹脂押出機を使用し、予め離型剤を付与した外径
10.6mmのナイロン11マンドレル上に押出ヘッド
からホースの内管を形成する樹脂(ナイロン6/ナイロ
ン11/ボリオレフィン)を0.15mmの厚さで押出
し、樹脂チューブを形成した。
この樹脂チューブを形成したマンドレルをゴム押出機に
通し、樹脂チューブ上に11Rゴムを2.0mmの厚さ
で押出し、ゴム製の内管外層を形成した。
上記のように形成された内管上に、編組機を使用して適
宜ポリエステル補強糸を編組し、その上にゴム押出機を
用いてCβ−IIRゴム製の外管を1.5mmの厚さで
形成した。
さらに、150℃の温度で60分間加圧加硫し、冷却後
マントレルを引き抜くことにより、本発明に供するホー
スを作製した。
継手金具は、従来使用しているアルミニウム製継手金具
を使用した。
ニップルに該セメントを塗布、または該シートを巻きつ
け、その後ホースを挿入し、60kgf/am2の圧力
でソケットを締めつけることにより、該未加硫ゴム組成
物をニップとホース最内層樹脂との眉間に介在させ、ホ
ースと継手金具を結合した。
気密試験として、このホースを160℃の雰囲気下に2
4時間放置し、室温に放置冷却した後に、ホースを水中
に静置し、第2表に示すような各内圧をかけ、漏れが生
じないかどうか目視観察した。
漏れが生じなければ01漏れが生じれば×とした。 ま
た、漏れが生じた場合は、そこで試験を中止した。
結果を第2表に示す。
(実施例8〜12、比較例4〜6) 前記、実施例1〜5および比較例1〜3の未加硫ゴム組
成物のセメントおよびシートを用い、前記と同様の方法
でホースと継手金具を結合した。
第3表に示す各温度、時間条件に、このホースを放置後
、前記と同様に水中に静置し、第3表に示す各内圧をか
け、前記と同様に、漏れの有無を評価した。
結果を第3表に示す。
(実施例13〜15、比較例7〜9) 実施例3の未加硫ゴム組成物のセメントを用い、ニップ
ルへのセメント塗布面fLI(%)を第4表に示すよう
に調整した。 塗布面積率(%)は、ホースとニップル
の結合面積に対するセメント塗布面積の割合であり、ホ
ース端部に相当するニップル位置を基点とし、ニップル
の先端方向に所定の塗布面積率となるまで塗布した。
その後、前記と同様の方法で、ホースと継手金具を結合
し、160℃雰囲気下、24時間放置し、前記と同様の
方法で気密試験を行った。
さらに、以下に示す油封入熱老化試験およびニップル挿
入時メクレ試験を行った。
〈油封入熱老化試験〉 JIS K6349 7.4(2)項に記載の方法に準
拠し、温度120℃で168時間処理した。
その後、中の油を取り出し、油の色を目視観察した。
くニップル挿入時メクレ試験〉 ホースをニップルに挿入したサンプルを作製し、該サン
プルのニップル上のホース部分を長手方向に2.つ割り
し、ニップル部分の該未加硫ゴム組成物の状態を目視観
察した。
結果を第4表に示す。
実施例1〜5、比較例1〜3は、ニップルとホース最内
層樹脂層との間に介在する未加硫ゴム組成物のムーニー
粘度計による125℃ノ最低粘度と漏れ防止効果の関係
を示すものである。
実施例1〜5は、未加硫ゴム組成物のムーニー粘度計に
よる125℃の最低粘度が本発明で開示した範囲にあり
、いずれも良好な漏れ防止効果を有する。
比較例1〜2は、未加硫ゴム組成物のムーニー粘度計に
よる125℃の最低粘度が本発明の範囲よりも低いため
、20〜4 0 kgf/cm’で漏れを生じ、漏れ防
止効果が不十分であり、実用には供せない。
比較例3は、笑施例5から粘度低下効果を有する可塑剤
を除いた未加硫ゴム組成物であり、ムーニー粘度計によ
る125℃の最低粘度が本発明の最低粘度の範囲よりも
明らかに高いため、混合中にヤケな生じ、以後の試験に
供せなかった。
実施例6は、ニップルとホース最内層樹脂層との間に介
在する未加硫ゴム組成物がカーボンブラック配合クロロ
スルホン化ポリエチレンの未加硫ゴム組成物を用いたも
のであり、実施例7は、同様に、ブチルゴムの未加硫ゴ
ム組成物を用いたものである。 いずれも、本発明のム
ーニー粘度計による125℃の最低粘度の範囲にあるた
め、良好な漏れ防止効果を示している。
実施例8〜12および比較例4〜6は、本発明の他の温
度条件での効果および漏れ防止限界圧力を確認するもの
であり、実施例は80〜160℃のいずれの温度でも良
好な漏れ防止効果を示し、また、漏れ防止限界圧力は、
ムーニー粘度計による125℃の最低粘度が高くなるに
従い、高くなり、本発明の作用機構を裏付けている。
一方、比較例4〜5は、ムーニー粘度計による125℃
の最低粘度が本発明の範囲より低いため、120℃を超
える温度では、漏れ防止効果が不十分となる。 従って
、このことは本発明のムーニー粘度計による測定温度が
125℃であることの妥当性も裏付けている。
実施例13〜15、比較例7〜9は、ニップルに対する
未加硫ゴム組成物の配置位置および面積について検討し
たものである。
実施例13〜15は、いずれも良好な漏れ防止効果を示
し、かつ、油を変色させることも、ニップル挿入時にメ
クレを生じて作業性や漏れ防止効果の信頼性を損なうこ
ともない。
方、比較例7は塗布面積率が小さいため、塗布厚が薄い
場合に十分な漏れ防止効果を得ることができない。 ま
た、比較例8〜9は、漏れ防止効果は十分であるが、油
の変色や塗布膜のメクレを生じるため、実用には不適当
である。
従って、該未加硫ゴム組成物によるニップル被覆位置は
、ホースとニップルの結合部分の面積に対し、ニップル
先端から15%の面積部分を除いた部分であり、かつ、
被覆面積がホースとニップルの結合部分の面積に対し、
15〜85%をしめていることが必要であることがわか
る。
〈発明の効果〉 本発明によれば、高温使用後においても、ホースと継手
金具の結合部からのガス、燃料、オイルなどの流体の漏
れは発生しなくなり、高温で長期に使用してもその性能
が維持されるので、信頼性が高く、高性能省資源に役立
つ。
また、従来の継手金具をそのまま利用でき、セメント状
塗布の場合は厚さ精度のよい薄膜形成が出来、コスト上
昇も少なく大量生産が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用される代表的なホースの断面斜
視図である。 第2図は、本発明のホースと継手金具との結合状態を表
わす一断面図である。 符号の説明 10・・・・ホース、 20a・・・・樹脂層、 20b・・・・内面層、 30・・・・補強層、 40・・・・外面ゴム層、 50・・・・継手金具、 5 0 a 1目ソケット、 50b・・・・ニップル、 60・・・・未加硫ゴム組成物、 7011ホース端部、 80・・・・ニップル先端部 FIG,1 FIG.2

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 少なくとも最内層に熱可塑性樹脂層を有するホ
    ースとその継手金具との結合方法において、最内層の熱
    可塑性樹脂層と継手金具のニップルとの結合部に、ムー
    ニー粘度計による 125℃の最低粘度が45〜120である未加硫ゴム組
    成物を介在して結合することを特徴とするホースと継手
    金具の結合方法。
  2. (2) 前記未加硫ゴム組成物を、ホースとニップルの
    結合部の面積に対し、ニップルの先端から15%の面積
    部分を除く部分に、ホースとニップルの結合部の面積に
    対し、15〜85%の面積を被覆するように介在させる
    請求項1に記載のホースと継手金具の結合方法。
  3. (3) 前記未加硫ゴム組成物は、クロロスルホン化ポ
    リエチレン(CSM)またはブチル系ゴム(IIR、C
    l−IIR、Br−IIR)を含有する請求項1または
    2に記載のホースと継手金具の結合方法。
  4. (4) 介在させる未加硫ゴム組成物は、前記未加硫ゴ
    ム組成物を含むシートまたは前記未加硫ゴム組成物を有
    機溶剤に溶解させたセメントである請求項1ないし3の
    いずれかに記載のホースと継手金具の結合方法。
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