JPH02236033A - 液体的にロツク可能なガスばね - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は請求項１の上位概念に記載された液体的にロッ
ク可能なガスばねに関する。

［従来の技術１ この種のガスばねはＤＥ−ＡＳｌ５５４２０ｌに開示さ
れているが、その場合、液体室とガスを充填されたばね
室との間には、仕切り部材としてシリンダ内壁に沿って
移動可能に配置された仕切りピストンが設けられている
。液体室はピストン棒に結合されたピストンによって２
つの部分室に分割されており、これら部分室は外部から
任意に操作可能なロック弁を介して互いに連通可能であ
る。この場合、ロック弁はピストンに設けられて弁体と
協働するた流れ通路を備えており、かつピストン棒孔内
に設けられた弁タペットを介して外部から操作可能であ
るピストン棒の引っ張り方向では、高い引っ張り力のた
めに有効な液体的なロックが保証されピストン棒押し込
み方向ではばね室内のガス圧によりロックが制限されて
いる。これに応じて、ピストン棒に作用する押し込み力
が大きいと、液体的なロックが克服され、ピストン棒の
押し込み運動が生じる。

液体的にロックされるこの種の調節部材はＤＥ−ＧＭ８
５００８３５によっても公知であるが、この場合には、
この調節部材はばね作用を有しておらず、換言すればピ
ストン棒に押し出し力が作用しない。

［本発明の課題］ 本発明の課題は、無段に調節することのできるガスばね
において、ピストン棒の両運動方向での所望位置で絶対
的なロック作用を生ぜしめることにあり、さらに、所望
のばね力が簡単に調節できるとともに、組み立てが容易
であるように、ガスばねを製作することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決した本発明の要旨は、仕切り部材が、シ
リンダ内で軸方向に固定された仕切り壁によって形成さ
れており、この仕切り壁を通って、シリンダの内部に位
置するピストン棒端部がパッキン（ｌ８）によりシール
されてばね室（１９）内へ突入していることにある。

［発明の作用・効果］ 本発明によれば、シリンダ内で軸方向に固定された仕切
り部材によって、ピストン棒の両運動方向でガスばねの
絶対的なロック作用が生じ、ばね室内に充填されたガス
の圧力と、ばね室内に突入したピストン端部の横断面と
の積に−よってピストンの押し出し力、ひいてはばね力
が得られる。このような液体的にロック可能なガスばね
は自動車の舵取ホイールの調整に使用可能である。この
ことのためには一般に、大きな力が生じた場合でも舵取
コラムの高さ調節が不所望に変化しないことが必要であ
る。

ガスばねのピストン棒の押し出し力の調節を容易にする
ために、本発明の他の構成では、ガスの充填のための別
個の充填開口がばね室内に開口している。本発明の特に
有利な構成では、充填開口が、シリンダに固定的に結合
されていて固定用アイを備えたシリンダ底部に設けられ
ている。

ロツク弁を開いたさいの調節運動の緩衝のために、本発
明の他の構成では、シリンダの内部に位置するピストン
棒端部が、ばＪ１室の円筒状の内壁に案内された緩衝ピ
ストンを備えている。調節運動をこのように緩衝するこ
とによって、例えば舵取コラムの高さ調節時の所望高さ
の極めて精密な調節が可能となる。

ガスばねの簡単かつ安価な構造は、本発明のさらに別の
構成が示すように、仕切り壁を貫通するピストン棒端部
が、ロック弁を備えたピストンの付加部に固定されてい
ることによって得られる。本発明のさらに別の構成によ
れば、付加部に固定されたピストン棒端部が、流れ開口
を備えた隔てスリーブに当接しており、ロック弁のパッ
キンを固定するストツパ板がこの隔てスリーブによって
固定されている。

［実施例］ 図面は本発明の液体的にロック可能なガスばねの縦断面
図を示す。シリンダｌ内には、ピストン棒２に結合され
たピストン３が軸方向運動可能に案内されており、ピス
トン棒２はピストン棒案内４内で案内されており、かつ
ピストン棒ハッキン５によって外部に対してシールされ
ている。ピストン３に配置されたオーバフ口通路８と弁
棒６と管状のピストン棒内に配置された操作タペット７
とによってロック弁が形成されている。弁棒６は操作ク
ペット７により軸方向に移動され、その際、弁棒の減径
部がパッキン９を通過し、これにより、オーバフロー通
路８と半径方向孔ｌＯとが連通し、これにより、液体を
充填された液体室の部分室１１．１２が互いに連通ずる
。ロック弁の閉鎖時には、図面に示すように、パッキン
９が弁棒６に密着しピストン棒が液体的にロックされ、
要するに、上方の部分室ｌ１と下方の部分室ｌ２との間
の液体交換は行われない。

ピストン３の下端部に付加部ｌ３が設けられており、こ
の付加部にピストン棒端部１４が固定されている。この
ピストン棒端部は他面において隔てスリーブｌ５に当接
しており、隔てスリーブはストッパ板１６に圧着されて
いる。このストッパ板１６によってパッキン９のための
室が制限されている。シリンダのエンボス減径部によっ
て軸方向に固定された仕切り壁ｌ７はピストン棒端部１
４によって貫通されている。

このピストン棒端部１４はばね室１９内に突入しており
、ばね室１９は加圧下のガス充填物を有しており、かつ
、液体を充填された下方の部分室ｌ２に対してピストン
棒端部１４のためのパッキンｌ８によってシールされて
いる。ばね室１９内のガス充填物の圧力はロック弁開放
時のピストン棒２の押し出し力の基準となる。このガス
ばねの製作時には例えば所望の使用目的に応じてガス充
填が最後に行われる。このガス充填は充填開口２ｌによ
って行われ、充填開口はガス充填後、例えば球のプレス
ばめによって閉鎖される。ロック弁開放時の調節運動の
緩衝のだめに緩衝ピストン２０が設けられており、この
緩衝ピストンはばね室１９内へのガス充填のために小さ
な流れ開口を備えており、これが緩衝作用を生ぜしめる
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の１実施例を示す縦断面図である。 ■・・・シリンダ、２・・・ピストン棒、３−・・ピス
トン、４・・・ピストン棒案内、５・・・ピストン棒パ
ッキン、６・・・弁棒、７・・・操作タペット、８・・
・オバフロー通路、９・・・パッキン、ＩＯ・・・半径
方向孔、ｌ１，１２・・・部分室、１３・・・付加部、
１４・・・ピストン棒端部、ｌ５・・・隔てスリーブ、
ｌ６・・・ストッパ板、１７・・・仕切ｌ）壁、ｌ８・
・・パッキン、１９・・・ばね室、２０・・・緩衝ピス
トン、２１・・・充填開口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、液体的にロック可能なガスばねであって、シリンダ
   を備えており、このシリンダ内に、液体を充填された液
   体室が設けられており、この液体室が、外部へ案内され
   ていてシールされたピストン棒に結合されたピストンに
   よって２つの部分室に分割されており、これら両部分室
   が外部から任意に操作可能なロック弁を介して互いに連
   通可能であり、液体室とばね室との間に仕切り部材が設
   けられている形式のものにおいて、仕切り部材が、シリ
   ンダ（１）内で軸方向に固定された仕切り壁（１７）に
   よって形成されており、この仕切り壁を通って、シリン
   ダの内部に位置するピストン棒端部（１４）がパッキン
   （１８）によりシールされてばね室（１９）内へ突入し
   ていることを特徴とする液体的にロック可能なガスばね
   。 ２、ばね室（１９）内にガスを充填するための充填開口
   （２１）が開口している請求項１記載のガスばね。 ３、充填開口（２１）が、シリンダ（１）に固定され固
   定部材を備えたシリンダ底部に設けられている請求項２
   記載のガスばね。 ４、シリンダ内に位置するピストン棒端部（１４）がば
   ね室（１９）のシリンダ状の内壁上で案内された緩衝ピ
   ストン（２０）を備えている請求項３記載のガスばね。 ５、仕切り壁を貫通したピストン棒端部（１４）が、ロ
   ック弁を支持したピストン（３）の付加部（１３）に固
   定されている請求項４記載のガスばね。 ６、付加部（１３）に配置されたピストン棒端部（１４
   ）が、通過孔を備えた隔てスリーブ（１５）に当接して
   おり、他面においてこの隔てスリーブがロック弁のパッ
   キン（９）を固定したストッパ板（１６）を軸方向で固
   定している請求項５記載のガスばね。