JPH02233837A - 内燃機関用逆転防止装置 - Google Patents
内燃機関用逆転防止装置Info
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- JPH02233837A JPH02233837A JP5438989A JP5438989A JPH02233837A JP H02233837 A JPH02233837 A JP H02233837A JP 5438989 A JP5438989 A JP 5438989A JP 5438989 A JP5438989 A JP 5438989A JP H02233837 A JPH02233837 A JP H02233837A
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- Japan
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- internal combustion
- combustion engine
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Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 41
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims abstract description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 6
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 5
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、内燃機関における逆転の発生を判定して、そ
の逆転を直ちに停止する内燃機関用逆転防止装置に関す
るものである。
の逆転を直ちに停止する内燃機関用逆転防止装置に関す
るものである。
(従来の技術)
従来この種のものとしては、特開昭62−182463
号公報に開示されるように、内燃機関の回転に同期して
基準位置で基準信号を発生する基準信号発生手段と、こ
の基準信号発生手段の一周期中に複数の角度信号を発住
する角度信号発生手段とを備え、基準位置発生手段の一
周期中の角度信号発生回数を計数することにより、逆転
時に角度信号発生回数が所定値でなくなることを利用し
て逆転を検出するものがある。
号公報に開示されるように、内燃機関の回転に同期して
基準位置で基準信号を発生する基準信号発生手段と、こ
の基準信号発生手段の一周期中に複数の角度信号を発住
する角度信号発生手段とを備え、基準位置発生手段の一
周期中の角度信号発生回数を計数することにより、逆転
時に角度信号発生回数が所定値でなくなることを利用し
て逆転を検出するものがある。
ところが、前述した内燃機関用逆転防止装置では、少な
くとも2つの回転センサが必要であり、また省スペース
化・コストダウンを計るために1つのセンサにより基準
信号と角度信号を得る内燃機関には応用が困難であると
いう問題点があった。
くとも2つの回転センサが必要であり、また省スペース
化・コストダウンを計るために1つのセンサにより基準
信号と角度信号を得る内燃機関には応用が困難であると
いう問題点があった。
そこで本発明は、1つのセンサにより基準信号と角度信
号を得る内燃機関においても逆転防止ができるようにす
ることを目的とする。
号を得る内燃機関においても逆転防止ができるようにす
ることを目的とする。
そこで本発明は、内燃機関のクランク軸に直結された回
転体と、この回転体に設けられ、前記内燃機関の圧縮行
程後半部の所定回転角度を規定する被検出体と、前記回
転体に対向して設けられ、前記被検出体の対向通過を示
すパルス信号を生ずる通過検出手段と、このパルス信号
の前記被検出体の所定角度に対応する時間幅を測定する
通過時間測定手段と、この通過時間測定手段で測定され
た時間幅を予め定められた低回転数に相応する所定値と
比較し、前記測定時間幅が前記所定値より大きい時に、
前記内燃機関の逆転を判定する判定手段と、逆転判定時
には、前記内燃機関の点火と燃料との少なくとも一方を
カットするカット手段とを備える内燃機関用逆転防止装
置。
転体と、この回転体に設けられ、前記内燃機関の圧縮行
程後半部の所定回転角度を規定する被検出体と、前記回
転体に対向して設けられ、前記被検出体の対向通過を示
すパルス信号を生ずる通過検出手段と、このパルス信号
の前記被検出体の所定角度に対応する時間幅を測定する
通過時間測定手段と、この通過時間測定手段で測定され
た時間幅を予め定められた低回転数に相応する所定値と
比較し、前記測定時間幅が前記所定値より大きい時に、
前記内燃機関の逆転を判定する判定手段と、逆転判定時
には、前記内燃機関の点火と燃料との少なくとも一方を
カットするカット手段とを備える内燃機関用逆転防止装
置。
また本発明は、内燃機関のクランク軸に同期して回転す
る回転体と、この回転体に予め定められた角度間隔で設
けられ少なくとも1つ基準位置検出のための特異点を含
む前記回転体の角度情報を指示する複数の被検出体と、
この被検出体の通過を検出しパルス時系列よりなる角度
情報を出力する通過検出手段と、この通過検出手段から
の角度情報により、前記被検出体が前記通過検出手段を
通過する時間を測定する通過時間測定手段と、この通過
時間検出手段からの通過時間により、前記特異点を用い
て基準位置を検出する基準位置検出手段と、この基準位
置検出手段からの信号と前記通過検出手段からの信号に
より内燃機関の制御を行う制御手段とを備える内燃機関
において、前記複数の被検出体のうちの1つを前記特異
点以外で前記内燃機関の圧縮行程後半部の予め定められ
た角度に設けると共に、前記基準位置検出手段で基準位
置が検出されたのに応動し、前記通過時間測定手段によ
り測定される予め定められた角度における前記被検出体
の通過時間が予め定められた逆転が発生しない回転数で
の前記角度における前記被検出体の通過時間の所定値に
より大きい場合、逆転が発生していると判定する逆転判
定手段と、この逆転判定手段により逆転が発生している
と判定されると内燃機関の点火と燃料との少なくとも一
方をカットするカット手段とを備える内燃機関用逆転防
止装置をその要旨としている.〔作用] 以上の構成により、通過時間測定手段により内燃機関の
圧縮行程後半部の所定回転角度における被検出体の通過
時間が検出される。ここで、この通過時間は内燃機関の
回転数が低い程長くなる。
る回転体と、この回転体に予め定められた角度間隔で設
けられ少なくとも1つ基準位置検出のための特異点を含
む前記回転体の角度情報を指示する複数の被検出体と、
この被検出体の通過を検出しパルス時系列よりなる角度
情報を出力する通過検出手段と、この通過検出手段から
の角度情報により、前記被検出体が前記通過検出手段を
通過する時間を測定する通過時間測定手段と、この通過
時間検出手段からの通過時間により、前記特異点を用い
て基準位置を検出する基準位置検出手段と、この基準位
置検出手段からの信号と前記通過検出手段からの信号に
より内燃機関の制御を行う制御手段とを備える内燃機関
において、前記複数の被検出体のうちの1つを前記特異
点以外で前記内燃機関の圧縮行程後半部の予め定められ
た角度に設けると共に、前記基準位置検出手段で基準位
置が検出されたのに応動し、前記通過時間測定手段によ
り測定される予め定められた角度における前記被検出体
の通過時間が予め定められた逆転が発生しない回転数で
の前記角度における前記被検出体の通過時間の所定値に
より大きい場合、逆転が発生していると判定する逆転判
定手段と、この逆転判定手段により逆転が発生している
と判定されると内燃機関の点火と燃料との少なくとも一
方をカットするカット手段とを備える内燃機関用逆転防
止装置をその要旨としている.〔作用] 以上の構成により、通過時間測定手段により内燃機関の
圧縮行程後半部の所定回転角度における被検出体の通過
時間が検出される。ここで、この通過時間は内燃機関の
回転数が低い程長くなる。
したがって、判定手段により前記通過時間と予め定めら
れた低回転数に相応する所定値と比較し、前記通過時間
が前記所定値より大きい時に内燃機関の逆転と判定し、
カット手段により内燃機関の点火と燃料との少なくとも
一方をカットし、内燃機関の逆転を防止する. また、通過時間測定手段によりそれぞれの被検出体につ
いて通過時間が測定される。ここで、この通過時間は内
燃機関の回転数が低い程長くなる。
れた低回転数に相応する所定値と比較し、前記通過時間
が前記所定値より大きい時に内燃機関の逆転と判定し、
カット手段により内燃機関の点火と燃料との少なくとも
一方をカットし、内燃機関の逆転を防止する. また、通過時間測定手段によりそれぞれの被検出体につ
いて通過時間が測定される。ここで、この通過時間は内
燃機関の回転数が低い程長くなる。
したがって、逆転判定手段により前記通過時間のうち予
め定められた角度における通過時間が、予め定められた
逆転が発生しない回転数での前記角度における前記被検
出体の通過時間の所定値より大きい場合、逆転が発生し
たと判定し、カット手段により内燃機関の点火と燃料と
の少なくとも一方をカットし、内燃機関の逆転を防止す
る。
め定められた角度における通過時間が、予め定められた
逆転が発生しない回転数での前記角度における前記被検
出体の通過時間の所定値より大きい場合、逆転が発生し
たと判定し、カット手段により内燃機関の点火と燃料と
の少なくとも一方をカットし、内燃機関の逆転を防止す
る。
以下、本発明を内燃機関として単気筒エンジンで実施し
たー実施例を第1図〜第6図に基づいて説明する。
たー実施例を第1図〜第6図に基づいて説明する。
第1図は本実施例の構成図であり、単気筒エンジン10
,角度情報発生手段20,電子制御装置30とにより構
成されている。角度情報発生手段20は、内燃機関10
の図示されていないクランク軸に結合され、その円周上
に角度情報を指示する被検出体としての複数の突起1〜
4を設けた磁性体よりなる回転体21と、この回転体2
lの近傍に配設されかつ前記突起1〜4の通過を検出す
る通過検出手段としての電磁ビックアップセンサ22と
により構成される。
,角度情報発生手段20,電子制御装置30とにより構
成されている。角度情報発生手段20は、内燃機関10
の図示されていないクランク軸に結合され、その円周上
に角度情報を指示する被検出体としての複数の突起1〜
4を設けた磁性体よりなる回転体21と、この回転体2
lの近傍に配設されかつ前記突起1〜4の通過を検出す
る通過検出手段としての電磁ビックアップセンサ22と
により構成される。
ここで、第2図に示すように、回転体21の突起1〜4
はθ,=θ2=θ3=θ4=90゜である等間隔に配置
され、回転体21の等間隔角度情報を与えるようになっ
ている。また各突起1,3.4は、突起幅角度がθwl
=θw3==θw4−10゜である等角度部となってお
り、突起2は突起幅角度がθw2=50”である1つの
不等角度部となっており、この突起2が回転体2工の基
準位置情報を与える特異点部となっている。そして、本
実施例では前記回転体21および電磁ビックアップセン
サ22は、単気筒エンジン10の気筒11のピストン上
死点(TDC)近傍にて回転体21の突起3とそれぞれ
対向するように配置されている。
はθ,=θ2=θ3=θ4=90゜である等間隔に配置
され、回転体21の等間隔角度情報を与えるようになっ
ている。また各突起1,3.4は、突起幅角度がθwl
=θw3==θw4−10゜である等角度部となってお
り、突起2は突起幅角度がθw2=50”である1つの
不等角度部となっており、この突起2が回転体2工の基
準位置情報を与える特異点部となっている。そして、本
実施例では前記回転体21および電磁ビックアップセン
サ22は、単気筒エンジン10の気筒11のピストン上
死点(TDC)近傍にて回転体21の突起3とそれぞれ
対向するように配置されている。
また、電子制御装置30は、電磁ピックアップセンサ2
2からの信号SGIを、波形整形し信号SG2を出力す
る波形整形千段31と、波形整形千段31からの信号S
G2に基づいて機関パラメータ信号に応じて燃料噴射,
点火時期等の制御処理を行ない制御信号SG3を出力す
るCPU3 2と、制御信号SG3に基づいて図示され
ないインジエクタ,点火コイル等を駆動する駆動信号S
G?を出力する増幅器33とにより構成される。
2からの信号SGIを、波形整形し信号SG2を出力す
る波形整形千段31と、波形整形千段31からの信号S
G2に基づいて機関パラメータ信号に応じて燃料噴射,
点火時期等の制御処理を行ない制御信号SG3を出力す
るCPU3 2と、制御信号SG3に基づいて図示され
ないインジエクタ,点火コイル等を駆動する駆動信号S
G?を出力する増幅器33とにより構成される。
以上の構成により、本実施例における作動を説明する。
電磁ピックアップセンサ22は、各突起1〜4の通過を
検出し、各突起1〜4に対応した角度情報として第3図
(a)に示すような信号sG1を電子制御装置30に出
力する。これにより波形整形手段31は、信号SGIを
波形整形して、第3図(b)に示すようなパルス波形S
G2を出力する。
検出し、各突起1〜4に対応した角度情報として第3図
(a)に示すような信号sG1を電子制御装置30に出
力する。これにより波形整形手段31は、信号SGIを
波形整形して、第3図(b)に示すようなパルス波形S
G2を出力する。
CPU32は、このパルス波形SG2中のi番目のパル
スの立下がりから立上がりまでのパルス幅時間Twiを
パルスが発生するごとに、第5図(b)に示すように測
定する。またCPU3 2は、以上のようにして測定し
た連続する複数のパルスのパルス幅時間Twiを変数と
して判定関数fの値を算出し、回転体21の基準位置を
決定する。
スの立下がりから立上がりまでのパルス幅時間Twiを
パルスが発生するごとに、第5図(b)に示すように測
定する。またCPU3 2は、以上のようにして測定し
た連続する複数のパルスのパルス幅時間Twiを変数と
して判定関数fの値を算出し、回転体21の基準位置を
決定する。
ここで、この判定閏数fとしては下記に示すr■fzが
考えられる。
考えられる。
f l− (Tw i−1)” / (Tw 1−2X
Tw i)fz−Twi−1/Twl なお、Twiはいずれかの突起の通過検出に基づいて発
生した最新のパルスのパルス幅時間であり、Twi−1
はTwiの1つ前のパルスのパルス幅時間、Twi−2
はTwiの2つ前のパルスのパルス幅時間である。本実
施例では、CPU3 2は第5図(C)に示すように判
定関係f1を算出するようになっている。そして、判定
関数f1の値が所定値K(本実施例では4)以上となっ
た時のパルス幅時間Twi−1のパルスと対応する突起
(本実施例では突起2)を特異点部、即ち基準位置とし
て決定する。
Tw i)fz−Twi−1/Twl なお、Twiはいずれかの突起の通過検出に基づいて発
生した最新のパルスのパルス幅時間であり、Twi−1
はTwiの1つ前のパルスのパルス幅時間、Twi−2
はTwiの2つ前のパルスのパルス幅時間である。本実
施例では、CPU3 2は第5図(C)に示すように判
定関係f1を算出するようになっている。そして、判定
関数f1の値が所定値K(本実施例では4)以上となっ
た時のパルス幅時間Twi−1のパルスと対応する突起
(本実施例では突起2)を特異点部、即ち基準位置とし
て決定する。
これにより、基準位置が決定されると、第3図(C)に
図示のごとくその基準位置に対応するパルス出力の立下
がり時点にて制御信号SG3をONL,、イニシャル点
火位置にて制御信号SG3をOFFする。ここで、点火
は制御信号SG3の立下がりで行なわれる. 次に逆転の判定について説明する.逆転は、内燃機関の
回転数が低い場合、第4図(a)におけるA点のように
ピストンが圧縮工程において、シリンダ内圧力に負けT
DCを越えられず圧し返されるために発生する。したが
って、逆転判定を回転数により行うことができるのでパ
ルス出力SG2のパルス幅時間を用いて行う.ここで、
第3図(b)に示すように、点火直前において回転数が
瞬時的に急低下するため、この角度(突起3)に対応す
るパルス幅時間Tw3は他の角度に対応するパルス幅時
間に比べて顕著であるため、突起3に対応するパルス幅
時間Tw3を逆転判定のためのパラメータとする.また
、第4図(b), (C)に示すように逆転が発生した
場合は、回転数がO rpmになるため、この時のTw
3は大きくなる.したがって、突起3に対応するパルス
幅時間Tw3と逆転を発生しない回転数における突起3
に対応するパルス幅時間T w3’とを比較し、Tw3
>Tw3’ならば逆転と判定する。
図示のごとくその基準位置に対応するパルス出力の立下
がり時点にて制御信号SG3をONL,、イニシャル点
火位置にて制御信号SG3をOFFする。ここで、点火
は制御信号SG3の立下がりで行なわれる. 次に逆転の判定について説明する.逆転は、内燃機関の
回転数が低い場合、第4図(a)におけるA点のように
ピストンが圧縮工程において、シリンダ内圧力に負けT
DCを越えられず圧し返されるために発生する。したが
って、逆転判定を回転数により行うことができるのでパ
ルス出力SG2のパルス幅時間を用いて行う.ここで、
第3図(b)に示すように、点火直前において回転数が
瞬時的に急低下するため、この角度(突起3)に対応す
るパルス幅時間Tw3は他の角度に対応するパルス幅時
間に比べて顕著であるため、突起3に対応するパルス幅
時間Tw3を逆転判定のためのパラメータとする.また
、第4図(b), (C)に示すように逆転が発生した
場合は、回転数がO rpmになるため、この時のTw
3は大きくなる.したがって、突起3に対応するパルス
幅時間Tw3と逆転を発生しない回転数における突起3
に対応するパルス幅時間T w3’とを比較し、Tw3
>Tw3’ならば逆転と判定する。
以上に基づいて、第6図のフローチャートにて基準位置
検出および逆転防止の処理を説明する。
検出および逆転防止の処理を説明する。
また、このフローチャートに示される処理はパルス時系
列信号SG2の各パルスがC P U 3 2に入力さ
れるごとに起動される割込み処理の中の一部として実行
されるものである。
列信号SG2の各パルスがC P U 3 2に入力さ
れるごとに起動される割込み処理の中の一部として実行
されるものである。
まず、ステップ31で第5図(a)に示すように、波形
整形千段31から出力される各パルスの立下がりから立
上がりまでのパルス幅時間Twを第5図(b)に示すよ
うに測定する。続<32にてリセット後からのパルス入
力数nに1を加え、S3にて基準位置の検出状態を示す
フラグFGPOSが1かどうかを判定する。このFGP
OSは基準位置が既に検出されている場合には1、未検
出の場合にはOであり、特に電子制御装置30のパワー
オンリセット時にはFGPOS=Oとなっている。
整形千段31から出力される各パルスの立下がりから立
上がりまでのパルス幅時間Twを第5図(b)に示すよ
うに測定する。続<32にてリセット後からのパルス入
力数nに1を加え、S3にて基準位置の検出状態を示す
フラグFGPOSが1かどうかを判定する。このFGP
OSは基準位置が既に検出されている場合には1、未検
出の場合にはOであり、特に電子制御装置30のパワー
オンリセット時にはFGPOS=Oとなっている。
S3にてFGPOS=0と判定すると、次ぐS4にてパ
ルス幅時間Twを測定するごとにTwl−2,Tw1−
1,Twiのデータを更新していき、S5でnが3、す
なわちTw i−2. 7w i−1. Tw iのデ
ータが完全に出揃うと、S6に移行して判定関数f,の
値を計算し、S7に進む. このS7で判定関数f,の値が所定値K以上か否かを判
定し、第5図(C)に示すようにf,,<Kと判定する
と基準位置が未検出であるとして割込み?終了する.こ
の後、4つ目のパルスが入力されると31〜S6の処理
を実行し、S7にて第5図(C)に示すようにf1■く
Kと判定し、前述と同様に割込み処理を終了する。さら
に、5つ目のパルスが入力されると、前述の31〜S6
の処理を実行し、S7にて第5図(C)に示すようにf
13≧Kと判定すると、基準位置を検出したとして、S
8にてS1で入力されたパルスを変数nとして第5図(
a)に示すように対応付ける。すなわち、第5図(a)
に示すようにfI!≧Kとなった時点では5つ目のパル
スノハルスIi時間Twiを3に、4つ目のパルスノハ
ルス幅時間T w i−1を2に、3つ目のパルスのパ
ルス幅時間Twt−2を1に対応させる。したがって、
これらの3つのパルス幅時間と回転体21の各突起1〜
3との対応、つまり基準位置との対応が採れたことにな
る。
ルス幅時間Twを測定するごとにTwl−2,Tw1−
1,Twiのデータを更新していき、S5でnが3、す
なわちTw i−2. 7w i−1. Tw iのデ
ータが完全に出揃うと、S6に移行して判定関数f,の
値を計算し、S7に進む. このS7で判定関数f,の値が所定値K以上か否かを判
定し、第5図(C)に示すようにf,,<Kと判定する
と基準位置が未検出であるとして割込み?終了する.こ
の後、4つ目のパルスが入力されると31〜S6の処理
を実行し、S7にて第5図(C)に示すようにf1■く
Kと判定し、前述と同様に割込み処理を終了する。さら
に、5つ目のパルスが入力されると、前述の31〜S6
の処理を実行し、S7にて第5図(C)に示すようにf
13≧Kと判定すると、基準位置を検出したとして、S
8にてS1で入力されたパルスを変数nとして第5図(
a)に示すように対応付ける。すなわち、第5図(a)
に示すようにfI!≧Kとなった時点では5つ目のパル
スノハルスIi時間Twiを3に、4つ目のパルスノハ
ルス幅時間T w i−1を2に、3つ目のパルスのパ
ルス幅時間Twt−2を1に対応させる。したがって、
これらの3つのパルス幅時間と回転体21の各突起1〜
3との対応、つまり基準位置との対応が採れたことにな
る。
続いてS9にて、基準位置の検出状態を示すフラグFG
POSを1にセットし、割込み処理を終了する. また、フラグFGPOS≠1となった後にパルス入力が
あると、S1にてパルス幅時間Twを測定して、続<3
2にてnに1を加えS3からSIOに移行する.ここで
n=5か否かを判定し、n=5ならばSllにてnに1
を代入する。そして、S12にて前述したように、本実
施例においてパルス幅時間Twが最も顕著であるn =
3であるか否かを判定する.ここで、n=3ならば、
313にてTw3にTwを代入し、続くS14にてこの
Tw3と予め定めた逆転が発生しない回転数(例えば6
0rpm)でのn=3の時の所定値Tw3’ (60
rpmに相当する時間幅)とを比較しT w3’ <
T w3ならば、逆転が発生したと判定し、315にて
nをリセットし、続《S16にてFGPOSもリセット
して割込み処理を終了する。このようにステップ314
から315, S16へ移った場合には、後述の点火
制御処理(ステップ519)を実行しないため、点火が
カットされることになる。一方、314にてT w3’
<Tw3ならば続くS17で判定関数f1を計算する。
POSを1にセットし、割込み処理を終了する. また、フラグFGPOS≠1となった後にパルス入力が
あると、S1にてパルス幅時間Twを測定して、続<3
2にてnに1を加えS3からSIOに移行する.ここで
n=5か否かを判定し、n=5ならばSllにてnに1
を代入する。そして、S12にて前述したように、本実
施例においてパルス幅時間Twが最も顕著であるn =
3であるか否かを判定する.ここで、n=3ならば、
313にてTw3にTwを代入し、続くS14にてこの
Tw3と予め定めた逆転が発生しない回転数(例えば6
0rpm)でのn=3の時の所定値Tw3’ (60
rpmに相当する時間幅)とを比較しT w3’ <
T w3ならば、逆転が発生したと判定し、315にて
nをリセットし、続《S16にてFGPOSもリセット
して割込み処理を終了する。このようにステップ314
から315, S16へ移った場合には、後述の点火
制御処理(ステップ519)を実行しないため、点火が
カットされることになる。一方、314にてT w3’
<Tw3ならば続くS17で判定関数f1を計算する。
ここで、判定関数f,を計算するために、後述するS2
0〜322にて、T w 1 + T w 2は常にデ
−夕が更新されている。そして、S18で基準位置が正
しいことを確認すると続くS19にて点火制御処理を行
い割込み処理を終了する。318にてノイズ等の原因に
より基準位置の対応に誤りが発生したと判定した場合に
は、S15にてnをリセットし続く316にてPC;P
OSをリセットして基準位置未検出状態として割込み処
理を終了する。したがって、この場合も前述の逆転発生
の場合と同様に点火がカットされる。また、312にて
n≠3の時は逆転判定313〜S19を行わない。よっ
て続<320にてn−1ならば、S21でTwlにTw
を代入する。同様に322にてn=2ならば、323で
Tw2にTwを代入して割込み処理を終了する。
0〜322にて、T w 1 + T w 2は常にデ
−夕が更新されている。そして、S18で基準位置が正
しいことを確認すると続くS19にて点火制御処理を行
い割込み処理を終了する。318にてノイズ等の原因に
より基準位置の対応に誤りが発生したと判定した場合に
は、S15にてnをリセットし続く316にてPC;P
OSをリセットして基準位置未検出状態として割込み処
理を終了する。したがって、この場合も前述の逆転発生
の場合と同様に点火がカットされる。また、312にて
n≠3の時は逆転判定313〜S19を行わない。よっ
て続<320にてn−1ならば、S21でTwlにTw
を代入する。同様に322にてn=2ならば、323で
Tw2にTwを代入して割込み処理を終了する。
また、その他の逆転発生位置として、第4図(a)にお
けるB点があるが、この場合のTw3としては、突起2
の通過時間となるため、当然T w3’<Tw3となる
ため、この点での逆転判定も可能である. また、基準位置検出方法として、特開昭59−1735
62号公報としても本発明に適用可能である。
けるB点があるが、この場合のTw3としては、突起2
の通過時間となるため、当然T w3’<Tw3となる
ため、この点での逆転判定も可能である. また、基準位置検出方法として、特開昭59−1735
62号公報としても本発明に適用可能である。
さらに、本実施例では判定関数としてf+を使用したが
、第5図(d)に示すように判定関数としてf.を使用
しても基準位置の判定可能である。
、第5図(d)に示すように判定関数としてf.を使用
しても基準位置の判定可能である。
以上詳述したように、本発明によれば逆転判定のための
パラメータとして、被検出体が通過検出手段を通過する
時間を用いて、逆転が発生しない回転数での通過時間と
の大小関係により逆転判定を行うので、1つのセンサに
より基準信号と角度信号を得る内燃機関でも逆転判定を
行うことができる.
パラメータとして、被検出体が通過検出手段を通過する
時間を用いて、逆転が発生しない回転数での通過時間と
の大小関係により逆転判定を行うので、1つのセンサに
より基準信号と角度信号を得る内燃機関でも逆転判定を
行うことができる.
第1図は本発明の実施例における構成図、第2図は実施
例における回転体の断面図、第3図(a)は実施例にお
ける電磁ビックアップセンサからの出力波形、第3図(
b)は実施例における波形整形手段からの出力波形、第
3図(C)は実施例における点火信号波形、第3図(d
)は実施例におけるサイクル対応図、第4図(a)はA
点において逆転が発生した場合の電磁ビックアップセン
サからの出力波形、第4図(b)は第4図(a) A点
において逆転が発生した場合の波形整形手段からの出力
波形、第4図(C)は第4図(a) A点において逆転
が発生した場合の回転数の対応図、第5図(a)は実施
例における波形整形手段からの出力波形、第5図(b)
は第5図(a)におけるパルス幅時間、第5図(C)は
第5図(b)における判定関数fl、第5図(d)は第
5図(b)における判定関数El、第6図は本実施例に
おけるフローチャートである. 2l・・・回転体,1〜4・・・被検出体,22・・・
通過検出手段,Sl・・・通過時間測定手段,34〜S
7・・・基準検出手段,S19・・・制御手段,10・
・・内燃機関,S14・・・逆転判定手段及びカット手
段。
例における回転体の断面図、第3図(a)は実施例にお
ける電磁ビックアップセンサからの出力波形、第3図(
b)は実施例における波形整形手段からの出力波形、第
3図(C)は実施例における点火信号波形、第3図(d
)は実施例におけるサイクル対応図、第4図(a)はA
点において逆転が発生した場合の電磁ビックアップセン
サからの出力波形、第4図(b)は第4図(a) A点
において逆転が発生した場合の波形整形手段からの出力
波形、第4図(C)は第4図(a) A点において逆転
が発生した場合の回転数の対応図、第5図(a)は実施
例における波形整形手段からの出力波形、第5図(b)
は第5図(a)におけるパルス幅時間、第5図(C)は
第5図(b)における判定関数fl、第5図(d)は第
5図(b)における判定関数El、第6図は本実施例に
おけるフローチャートである. 2l・・・回転体,1〜4・・・被検出体,22・・・
通過検出手段,Sl・・・通過時間測定手段,34〜S
7・・・基準検出手段,S19・・・制御手段,10・
・・内燃機関,S14・・・逆転判定手段及びカット手
段。
Claims (2)
- (1)内燃機関のクランク軸に連結された回転体と、こ
の回転体に設けられ、前記内燃機関の圧縮行程後半部の
所定回転角度を規定する被検出体と、前記回転体に対向
して設けられ、前記被検出体の対向通過を示すパルス信
号を生ずる通過検出手段と、 このパルス信号の前記被検出体の所定角度に対応する時
間幅を測定する通過時間測定手段と、この通過時間測定
手段で測定された時間幅を予め定められた低回転数に相
応する所定値と比較し、前記測定時間幅が前記所定値よ
り大きい時に前記内燃機関の逆転を判定する判定手段と
、 逆転判定時には前記内燃機関の点火と燃料との少なくと
も一方をカットするカット手段とを備える内燃機関用逆
転防止装置。 - (2)内燃機関のクランク軸に同期して回転する回転体
と、 この回転体に予め定められた角度間隔で設けられ、少な
くとも1つ基準位置検出のための特異点を含む前記回転
体の角度情報を指示する複数の被検出体と、 この被検出体の通過を検出しパルス時系列よりなる角度
情報を出力する通過検出手段と、 この通過検出手段からの角度情報により、前記被検出体
が前記通過検出手段を通過する時間を測定する通過時間
測定手段と、 この通過時間検出手段からの通過時間により、前記特異
点を用いて基準位置を検出する基準位置検出手段と、 この基準位置検出手段からの信号と前記通過検出手段か
らの信号により内燃機関の制御を行う制御手段と を備える内燃機関において、 前記複数の被検出体のうちの1つを前記特異点以外で前
記内燃機関の圧縮行程後半部の予め定められた角度に設
けると共に、 前記基準位置検出手段で基準位置が検出されたのに応動
し、前記通過時間測定手段により測定される予め定めら
れた角度における前記被検出体の通過時間が、予め定め
られた逆転が発生しない回転数での前記角度における前
記被検出体の通過時間の所定値より大きい場合、逆転が
発生していると判定する逆転判定手段と、 この逆転判定手段により逆転が発生していると判定され
ると内燃機関の点火と燃料との少なくとも一方をカット
するカット手段と を備える内燃機関用逆転防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5438989A JPH02233837A (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 内燃機関用逆転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5438989A JPH02233837A (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 内燃機関用逆転防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02233837A true JPH02233837A (ja) | 1990-09-17 |
Family
ID=12969333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5438989A Pending JPH02233837A (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 内燃機関用逆転防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02233837A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030067300A (ko) * | 2002-02-08 | 2003-08-14 | 현대자동차주식회사 | 엔진 역회전시 엔진 제어 방법 |
US6988031B2 (en) | 2004-01-07 | 2006-01-17 | Visteon Global Technologies, Inc. | System and method for determining engine stop position |
JP2010209759A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Keihin Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2010209760A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Keihin Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2011132819A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンの制御装置及び制御方法 |
-
1989
- 1989-03-07 JP JP5438989A patent/JPH02233837A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030067300A (ko) * | 2002-02-08 | 2003-08-14 | 현대자동차주식회사 | 엔진 역회전시 엔진 제어 방법 |
US6988031B2 (en) | 2004-01-07 | 2006-01-17 | Visteon Global Technologies, Inc. | System and method for determining engine stop position |
JP2010209759A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Keihin Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2010209760A (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Keihin Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2011132819A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンの制御装置及び制御方法 |
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