JP2508725B2 - 内燃機関用回転基準角度位置検出装置 - Google Patents

内燃機関用回転基準角度位置検出装置

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JP2508725B2
JP2508725B2 JP62147429A JP14742987A JP2508725B2 JP 2508725 B2 JP2508725 B2 JP 2508725B2 JP 62147429 A JP62147429 A JP 62147429A JP 14742987 A JP14742987 A JP 14742987A JP 2508725 B2 JP2508725 B2 JP 2508725B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は内燃機関のクランク軸に同期して回転する
回転体の回転角度及び基準位置を検出する検出装置に関
するものであって、特に1組の情報発生手段から回転体
の回転角度に関する情報と、回転体の基準位置に関する
情報とを同時に検出する内燃機関用回転基準角度位置検
出装置に関するものである。
(従来の技術) 内燃機関のクランク軸に同期して回転する回転体の回
転検出では、回転体の角度情報と同時に回転体のある特
定の角度位置を基準位置として取り出す必要がある。そ
のため、従来の回転基準角度位置検出装置は、角度情報
の発生手段と基準位置情報の発生手段とをそれぞれ独立
に設置するのが一般的となっているが、この構成では装
置が大型化し、コストも高くなるという問題点があっ
た。このため、特に電子制御装置の構成を簡単にして小
型化及び低コスト化を図ることを目的として、回転体の
角度情報の中に特定の基準位置情報をも組み込ませる方
法が特開昭57-137627号公報、特開昭60-170720号公報等
において提案されている。
そのための具体的な方法は、第15図に示すように、例
えばクランク軸に同期して回転する回転体40の円周上
に、θ=θ=θ=θ=θ=θ=45°となる
等間隔部と、θ=90°となる1つの不等間隔部とが形
成されるように同一の突起幅角度を有する突起1〜7を
設け、これらの突起1〜7の通過を通過検出センサによ
り検出する。
そして、前記通過検出センサからの各突起1〜7の通
過に基づく出力を波形整形して、例えば第16図(a)に
示すようにパルス時系列信号SG5を得る。このパルス時
系列信号SG5中のi番目のパルスのパルス時間間隔Tiを
第16図(b)に示すように計測するとともに、第16図
(c)に示すように、連続して発生する3つのパルスの
パルス時間間隔Ti-2,Ti-1,Tiを変数とする判別関数f3
(Ti-12/(Ti-2×Ti)を算出し、この判別関数f3の値
が所定値K以上となったとき、前記パルス時系列信号SG
5の中から前記不等間隔部θ、即ち基準位置を検出す
るものであった。
又、前記判別関数としては、連続して発生する2つの
パルスのパルス時間間隔Ti-1,Tiを変数とする判別関数f
4=Ti-1/Tiが挙げられ、第16図(d)に示すように判別
関数f4値を算出し、この判別関数f3の値が所定値K以上
となったとき、前記パルス時系列信号SG5の中から前記
不等間隔部θ、即ち基準位置を検出するものであっ
た。
第16図は上記の検出方法において、回転体40の回転速
度を一定、即ち内燃機関を安定した運転状態に保った場
合の結果を示すものであって、第16図(c)に示すよう
にパルス時系列信号SG5の6つ目のパルス、即ち第15図
に示す突起2の検出時においてのみ、判別関数f3≧Kと
なり、基準位置を正確に検出することができる。又、判
別関数f4を使用した場合にも、第16図(d)に示すよう
にパルス時系列信号SG5の6つ目のパルス、即ち前記突
起1の検出時においてのみ、判別関数f4≧Kとなり、基
準位置を正確に検出することができる。
又、第17図はV型2気筒クランク90°点火内燃機関に
おいて第17図(d)に示すように急激な回転上昇の発生
する熱時スタータオン時点からの圧縮着火(内燃機関の
圧縮行程において、着火のための点火栓での飛火がなく
ても自然着火する現象)が発生した場合における基準位
置の検出結果を示したものである。なお、第15図の突起
5が前記通過検出センサにより検出された時を第2気筒
の上死点に対応させ、突起7が検出された時を第1気筒
の上死点に対応させている。
この例では、第17図(f)に示すように点A(パルス
時系列信号SG5の5つ目のパルス)、即ち第15図に示す
突起7の検出時においても、判別関数f3の値が所定値K
以上となり、基準位置を誤検出してしまう。又、第17図
(g)に示すように点B(パルス時系列信号SG5の5つ
目のパルス)、即ち第17図(f)と同様に前記突起7の
検出時において、判別関数f4の値が所定値K以上とな
り、基準位置を誤検出してしまうという問題がある。
このような誤検出は、冷時スタータオン時点から内燃
機関が始動し始めるクランキング状態において、第2気
筒のピストンが圧縮行程から上死点を通過し、爆発行程
に至る初回1発の初爆過程において急激な回転変動を生
じる場合でも、前述圧縮着火時と同様に発生する。
このため、上記従来の基準位置検出装置を点火系に使
用した場合、基準位置の誤検出によって誤点火を起こし
て所要トルクを発生させられなかったり、バックファイ
ヤ、アフタバーン等の現象を引き起こす。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来の方法において、誤検出してしまう
原因は、基準位置を検出するためのパルス時間間隔を変
数とする判別関数fの検出感度に対し、内燃機関の回転
変動が大き過ぎることにある。従って、判別関数fの検
出感度を上げるために欠落突起数を増やして、不等間隔
部θと等間隔部θ〜θとの比を大きくする方法が
考えられるが、急激な回転上昇の発生する角度位置での
判別関数fの値を小さくすることができるわけではな
く、所定値Kを大きくしなければならず、おのずと限界
がある。又、回転体に設ける突起数を増やして等間隔部
の角度間隔を小さくすることによって、基準位置を誤検
出しない回転変動上限を上げることが考えられるが、回
転体の製作コストアップや、突起数の増加に伴ってデー
タ数が増えることによる角度情報処理時間の増大等の種
々の問題が発生する。
この発明は上記の問題点を解消するためになされたも
のであって、その目的は角度情報を指示する1組の被検
出部における不均一性を、角度情報の角度の不規則性で
表現することによって、基準位置の情報を角度情報の中
に組み込むという方法を対象とし、各種内燃機関に応用
でき、かつ簡潔で、しかも信頼性の高い回転基準角度位
置検出装置を提供するものである。
又、本発明は、基準位置検出のための判別関数fの検
出感度を高くでき、かつ内燃機関の急激な回転変動が発
生しても、基準位置を検出すべき角度位置以外は大きな
判別関数f値とならず、しかも上記した角度の不規則性
を含むパルスの時系列を電気的に処理して、前記パルス
の時系列の中から前記角度における不規則な特異点部、
即ち基準位置を検出し対応付ける手段として、電子制御
装置が演算処理装置として内蔵するマイクロコンピュー
タを利用することによって最も有効となるような基準位
置の検出処理手段を提供すること、さらにはそれによっ
て基準位置を検出するためだけの電子回路の設置を必要
としない基準位置の検出装置を提供するものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は上記目的を達成するためになされたもので
あって、単気筒若しくは複数気筒の内燃機関のクランク
軸に同期して回転する回転体と、前記回転体に所定の角
度関係で設けられた角度情報を指示する複数の被検出部
と、前記被検出部の回転通過を検出し、前記被検出部に
対応した角度情報を含むパルス時系列出力を出力する通
過検出手段と、前記通過検出手段から出力され、パルス
時系列に包含された前記角度情報に基づいて内燃機関の
制御処理を実行する電子制御装置と、を備え、 複数の前記被検出部は、前記回転体の特定基準位置を
示す特定被検出部と、他の一般被検出部とを含み、 前記特定被検出部は、前記通過検出手段から前記特定
被検出部に対応して出力されるパルスが前記一般被検出
部に対応して出力されるパルスとは異なるパルス幅時間
を持つよう前記一般被検出部とは異なる角度範囲にわた
って形成されており、 前記電子制御装置は、前記通過検出手段から出力され
るパルス時系列を受けて、そのパルス時系列中の連続す
るn個のパルス幅時間(TWi,TWi-1…TWi-n)が前記特定
被検出部の出現に対応する変化を示したときに所定条件
を満たすよう所定の判別関数f(TW)を演算する演算手
段と、前記判別関数f(TW)が前記所定条件を満たすと
き前記回転体の基準位置を前記特定被検出部に対応した
パルスに基づき決定する基準位置決定手段とを備え、 前記通過検出手段は、前記内燃機関の前記クランク軸
を回転駆動するすべての気筒の上死点前から上死点近傍
にかけての行程と上死点直後の下降行程の中とに前記n
個の前記一般被検出部に対応するパルスが連続して出力
されることがないように、前記内燃機関の前記クランク
軸を回転駆動するすべての気筒の上死点と、前記特定被
検出部およびその前後の前記一般被検出部のうちいずれ
かに対応するパルスの出力時点とを対応させて前記クラ
ンク軸の回転角度上の特定位置を装着された内燃機関用
回転基準角度位置検出装置を要旨としている。
(作用) 上記構成により、回転体が内燃機関のクランク軸に同
期して回転されると、通過検出手段は回転体に設けられ
た被検出部の回転通過を検出し、前記検出部に対応した
角度情報を含むパルス時系列出力を出力する。このパル
ス時系列には回転体の角度情報と、回転体の特定基準位
置を示す情報が含まれている。演算手段は、前記通過検
出手段から出力されるパルス時系列を受けて、そのパル
ス時系列中の連続するn個のパルス幅時間(TWi,TWi-1
…TWi-n)が特定被検出部の出現に対応する変化を示し
たときに所定条件を満たすよう所定の判別関数f(TW
を演算する。又、基準位置決定手段は、前記判別関数f
(TW)が前記所定条件を満たすとき、前記回転体の特定
基準位置を前記特定被検出部に対応したパルスに基づき
決定する。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図に示すように回転基準角度位置検出装置は、内
燃機関10、角度情報発生手段20及び電子制御装置30とに
より構成されており、前記内燃機関10は、例えば第1気
筒11と第2気筒12とを備えたV型2気筒クランク90°点
火用内燃機関である。
前記角度情報発生手段20は、前記内燃機関10のクラン
ク軸(図示略)に同期して回転し、その円周上に角度情
報を指示する被検出部としての複数の突起1〜4を設け
た磁性体よりなる回転体21と、この回転体21の近傍に配
設されかつ前記突起1〜4の通過を検出する通過検出手
段としての電磁ピックアップセンサ22とで構成されてい
る。
第2図に示すように、回転体21の突起1〜4はθ
θ=θ=θ=90°なる等間隔に配置され、回転体
21の等間隔角度情報を与えるようになっている。又、前
記各突起1,3,4は突起幅角度がθw1=θw3=θw4=10°
なる等角度部となっており、又、突起2は突起幅角度が
θw2=50°なる1つの不等角度部となっており、この突
起2が回転体21の特定基準位置の情報を与える特定被検
出部となっており、他の突起1,3,4が一般被検出部とさ
れている。そして、この実施例では前記回転体21及び電
磁ピックアップセンサ22は、内燃機関10の各気筒11,12
のピストン上死点(TDC)近傍にて回転体21の突起1,2と
それぞれ対応するように配置されている。
前記電磁ピックアップセンサ22は前記突起1〜4の通
過を検出し、各突起1〜4に対応した角度情報としての
パルス時系列出力SG1を電子制御装置30に出力するよう
になっている。
電子制御装置30を構成する波形整形回路31は前記電磁
ピックアップセンサ22から出力されるパルス時系列出力
SG1の波形を整形し、第4図(a)に示すようなパルス
時系列信号SG2を次段の1チップマイクロコンピュータ3
2に出力するようになっている。なお、図4(a)中、
nは突起の符号を示している(以下、第5〜8図、第10
図、第12図、第14図においても同じである)。
マイクロコンピュータ32は波形整形回路31から出力さ
れる前記パルス時系列信号SG2に基づいて制御処理を実
行するようになっており、次段の増幅器33に制御出力SG
3を出力するようになっている。マイクロコンピュータ3
2は演算手段及び基準位置決定手段を構成している。
増幅器33は、前記マイクロコンピュータ32から出力さ
れる制御出力SG3に基づいて駆動信号SG4を出力し、イン
ジェクタ、イグナイタ(いずれも図示せず)等を駆動さ
せるようになっている。
前記マイクロコンピュータ32は、前記波形整形回路31
から出力されるパルス時系列信号SG2中のi番目のパル
スのパルス幅時間TWiを、パルスが発生する毎に第4図
(b)に示すように計測するようになっている。又、マ
イクロコンピュータ32は、このように計測した連続する
複数のパルスのパルス幅時間TWiを変数とした判別関数
fの値を算出し、前記回転体21の基準位置を決定するよ
うになっている。
この判別関数fとしては下記に示すf1,f2が挙げられ
る。
f1=(TWi-12/(TWi-2×TWi) f2=TWi-1/TWi なお、TWiはいずれかの突起の通過検出に基づいて発
生した最新のパルスのパルス幅時間であり、TWi-1は1
つ前のパルスのパルス幅時間、TWi-2は2つ前のパルス
のパルス幅時間である。従って、前記判別関数f1はパラ
メータ(変数)が、TWi,TWi-1,TWi-2の3つであり、判
別関数f2はパラメータ(変数)が、TWi,TWi-1の2つと
なる。
この実施例ではマイクロコンピュータ32は第4図
(c)に示すように判別関数f1算出するようになってい
る。そして、マイクロコンピュータ32は前記判別関数f
の値が所定値K(この実施例では4)以上となったと
き、パルス幅時間TWi-1のパルスと対応する前記突起2
を特異点部、即ち基準位置として決定するようになって
いる。
又、マイクロコンピュータ32は、上記のように回転体
21の基準位置を決定した後は、前記突起2と対応するパ
ルスを基準として前記回転体21の回転角度を決定すると
ともに、その決定した基準位置及び回転角度に基づい
て、点火時期制御あるいは燃料噴射制御等の実行処理を
行うようになっている。
次に、マイクロコンピュータ32の基準位置検出の処理
手順を第3図に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
このフローチャートに示される処理はパルス時系列信
号SG2の各パルスがマイクロコンピュータ32に供給され
る毎に起動される割込み処理の中の一部として実行され
るものである。
まず、ステップS1でマイクロコンピュータ32は、第4
図(a)に示すように波形整形回路31から出力される各
パルスの立下がりから立上がりまでのパルス幅時間TW
第4図(b)に示すように計測する。続くS2にて基準位
置の検出状態を示すフラグFGPOSが1かどうかを判別す
る。このFGPOSは基準位置が既に検出されている場合に
は“1"、未検出の場合には“0"であり、特に電子制御装
置30のパワーオンリセット時にはFGPOS=0となってい
る。
マイクロコンピュータ32はS2にてFGPOS=0と判別す
ると、続くS3にてパルス幅時間TWを計測する毎にTWi-2,
TWi-1,TWiのデータを更新していき、S4で電子制御装置3
0のパワーオンリセット後のパルス入力数が3つ、即ちT
Wi-2,TWi-1,TWiのデータが完全に出揃うと、S5に移行し
て判別関数f1の値を計算し、S6に進む。
このS6でマイクロコンピュータ32は判別関数f1の値が
所定値K以上かどうかを判別する。そして、第4図
(c)に示すようにf11<Kと判別すると基準位置が未
検出であるとして、割り込み処理を終了する。この後、
4つ目のパルスが入力されると、前記S1〜S5の処理を実
行し、S6にて第4図(c)に示すようにf12<Kと判別
すると、前記と同様に処理を終了する。
さらに、5つ目のパルスが入力されると、マイクロコ
ンピュータ32は前記S1〜S5の処理を実行し、S6にて第4
図(c)に示すようにf13≧Kと判別すると、基準位置
を検出したとして、S7に進む。このS7にて前記S1で入力
されたパルスを、コンピュータ32内の変数nとして第4
図(a)に示すように対応付ける。即ち、第4図(a)
に示すようにf13≧Kとなった時点では5つ目のパルス
のパルス幅時間TWiを3に、4つ目のパルスのパルス幅
時間TWi-1を2に、さらに3つ目のパルスのパルス幅時
間TWi-2を1に対応させる。従って、これら3つのパル
ス幅時間と前記回転体21の各突起1〜3との対応、即ち
基準位置との対応が採れたことになる。
続くS8にてマイクロコンピュータ32は基準位置の検出
状態を示すフラグFGPOSを“1"にセットし、割り込み処
理を終了する。
フラグFGPOS=1となった後にパルス入力があると、
マイクロコンピュータ32はS1にてパルス幅時間TWを計測
して、続くS2からS9に移行する。このS9にて前記変数n
に1を加算し、S10に進む。なお、この時n≧5となる
場合には、n=n−4と置き換える。
次にS10にてマイクロコンピュータ32はn=1と判別
すると、S11に移行して計測したパルス幅時間TWをTWi-2
に代入し、又、S12にてn=2と判別すると、S13に移行
して計測したパルス幅時間TWをTWi-1に代入し、処理を
終了する。又、S14にてn=3と判別すると、S15で前記
S1にて計測したパルス幅時間TWをTWiに代入し、S16に進
んで判別関数f1の値を計算する。S16に続くS17にてマイ
クロコンピュータ32はf1≧Kと判別すると、基準位置の
対応に誤りはないとして処理を終了する。
なお、前記S14でn≠3であると判別すると、割り込
み処理を終了する。
又、マイクロコンピュータ32はS17でf1<Kと判別し
た場合には、ノイズ等何らかの原因によって基準位置の
対応に誤りが発生したとして、S18で前記フラグFGPOSを
“0"とすることによって、次にパルスが入力された時の
割り込み処理において再び基準位置検出のプログラムを
起動する。
なお、回転体21の角度情報は、マイクロコンピュータ
32がパルス信号の入力毎にパルス信号の立下がり時間間
隔を計測することにより得られる。
このように、内燃機関10を安定した運転状態、即ち回
転体21の回転数を一定にした場合、パルス時系列信号SG
2の90°間隔で発生するi番目のパルスのパルス幅時間T
Wiは、マイクロコンピュータ32によって第4図(b)に
示すように計測される。そして、連続する3つのパルス
幅時間TWiを変数とする判別関数f1により、第4図
(c)に示すように特異点部θW2、即ち基準位置を検出
することができる。
なお、前記実施例では基準位置検出のために判別関数
f1を使用したが、前記判別関数f2=TWi-1/TWiを使用し
ても第4図(d)に示すようにf24≧Kとなり、5つ目
のパルスと対応する特異点部θW2、即ち基準位置を前記
実施例と同様に検出できる。
次に、内燃機関を単気筒内燃機関とし、その圧縮着火
時において、急激な回転上昇が発生した場合における基
準位置検出装置の処理方法がどのように応答するのか
を、第5〜8図に基づいて説明する。
第5図は回転体21の突起1が電磁ピックアップセンサ
22に対向した時にピストンが気筒の上死点に対応するも
のとした場合の結果を示し、電磁ピックアップセンサ22
が突起3を検出した時にのみ、第5図(e)に示すよう
に判別関数f1が所定値K以上となり、基準位置を正確に
検出できる。又、第5図(f)に示すように、判別関数
f2を使用した場合にも突起3の検出時にのみ、判別関数
f2の値が所定値K以上となり、基準位置を正確に検出で
きる。
第6図は前記突起2が電磁ピックアップセンサ22に対
向した時にピストンが気筒の上死点に対応するものとし
た場合の結果を示し、第5図の例と同様に電磁ピックア
ップセンサ22が突起3を検出した時にのみ、第6図
(e),(f)に示すように判別関数f1,f2の値がそれ
ぞれ所定値K以上となり、基準位置を正確に検出でき
る。
第7図は前記突起3が電磁ピックアップセンサ22に対
向した時にピストンが気筒の上死点に対応するものとし
た場合の結果を示し、パルス時系列信号SG2の7つ目の
パルス、即ち電磁ピックアップセンサ22が突起4を検出
した場合にも第7図(f)に示すように判別関数f2≧K
となり、基準位置を誤検出してしまう。
又、第8図は前記突起4が電磁ピックアップセンサ22
に対向した時にピストンが気筒の上死点に対応するもの
とした場合の結果を示し、パルス時系列信号SG2の8つ
目のパルス、即ち電磁ピックアップセンサ22が突起1を
検出した場合にも第8図(e),(f)に示すように、
いずれの判別関数f1,f2もそれぞれの所定値K以上とな
り、基準位置を誤検出してしまう。
上記第5〜8図に示した結果より、判別関数f2を用い
る場合にはピストンが気筒の上死点に対応するとき、回
転体21の突起1,2のいずれかを電磁ピックアップセンサ2
2に対向させればよく、又、判別関数f1を用いる場合に
はピストンが上死点に対応するとき、回転体21の突起1
〜3のいずれかを電磁ピックアップセンサ22に対向させ
れはよい。
従って、基準位置検出に用いる判別関数fと、内燃機
関を構成する気筒の上死点と対応させる回転体の突起配
置関係を選択することにより、圧縮着火時等の急激な回
転変動が発生しても基準位置の誤検出を防止することが
できる。即ち、第5〜8図に示す例では内燃機関として
単気筒内燃機関を取り上げたが、第9,10図に示すように
各種内燃機関に応用することができる。第9図は各種内
燃機関の機関を構成する各気筒の機関サイクル行程を示
すものであり、第9図(a)は2気筒クランク180°点
火用内燃機関、第9図(b)は4気筒クランク360°点
火用内燃機関、第9図(c)はV型2気筒クランク90°
点火用内燃機関である。
第10図は急激な回転変動が発生しても基準位置を誤検
出することがないような内燃機関と判別関数fのパラメ
ータ数との組合わせと、機関を構成する各気筒の上死点
と回転体の突起配置を示すものであり、図中、○印で示
すような組合わせとすれば、急激な回転変動が生じても
基準位置を正確に検出でき、この検出した基準位置と回
転角度とに基づいて、内燃機関を適切に制御することが
できる。
第10図のうち、単気筒と、複数気筒である2気筒クラ
ンク180°点火エンジンについてより詳細に説明する。
第10図中の○は以下の条件を満足しているか否かによ
って付されている。
すなわち、「内燃機関のクランク軸を回転駆動するす
べての気筒の上死点前から上死点近傍にかけての行程と
上死点直後の下降行程の中とにn個の一般被検出部とし
ての突起2に対応するパルスが連続して出力されること
がない」という第1条件と、「内燃機関のクランク軸を
回転駆動するすべての気筒の上死点と、前記特定被検出
部としての突起2及びその前後の前記一般被検出部とし
ての突起1,3,4のうちいずれかに対応するパルスの出力
時点とを対応」することを第2条件としている。
(1)単気筒において、判別関数fのパラメータ数2の
場合 (a)上死点が突起1(=n)に対応して設けられてい
る場合には、「上死点前から上死点近傍にかけての行
程」において、突起1(一般被検出部)のパルスが発生
し、「上死点直後の下降行程」では突起2(特定被検出
部)のパルスが発生するため、上記第1条件を満足す
る。又、この場合には、第2条件も満足することにな
る。このときには、誤判定の虞がないため、○とされて
いる。
(b)上死点が突起2(=n)に対応して設けられてい
る場合には、「上死点前から上死点近傍にかけての行
程」において、突起2(特定被検出部)のパルスが発生
し、「上死点直後の下降行程」では突起3(一般被検出
部)のパルスが発生するため、上記第1条件を満足す
る。又、この場合には、第2条件も満足することにな
る。このときには、誤判定の虞がないため、○とされて
いる。
(c)上死点が突起3(=n)に対応して設けられてい
る場合には、「上死点前から上死点近傍にかけての行
程」において、突起3(一般被検出部)のパルスが発生
し、「上死点直後の下降行程」では突起4(一般被検出
部)のパルスが発生するため、2個の一般被検出部のパ
ルスが連続することになり、上記第1条件を満足しな
い。なお、この場合には、第2条件は満足する。しか
し、第1条件を満足しないため、誤判定の虞があり、−
とされている。
(d)上死点が突起4(=n)に対応して設けられてい
る場合には、(c)と同様に第1の条件を満足せず、し
かも第2の条件を満足しないため、誤判定と虞があり、
−とされている。
(2)単気筒において、判別関数fのパラメータ数3の
場合 (e)上死点が突起1(=n)に対応して設けられてい
る場合には、「上死点直前から上死点近傍にかけての行
程」では前回転の突起4と突起1の一般被検出部のパル
スが発生し、「上死点直後の下降行程」では、突起2の
特定被検出部のパルスが発生することから、第1条件を
満足する。又、第2条件も満足することから、誤判定は
生じないため、○とされている。
(f)上死点が突起2(=n)に対応して設けられてい
る場合には、「上死点直前から上死点近傍にかけての行
程」では突起1(一般被検出部)と突起2の特定被検出
部のパルスが発生し、「上死点直後の下降行程」では、
突起3(一般被検出部)のパルスが発生することから、
第1条件を満足する。又、第2条件も満足することか
ら、誤判定は生じないため、○とされている。
(g)上死点が突起3(=n)に対応して設けられてい
る場合には、「上死点前から上死点近傍にかけての行
程」において、突起2(特定被検出部)のパルスと、突
起3(一般被検出部)のパルスが発生し、「上死点直後
の下降行程」では突起4(一般被検出部)のパルスが発
生するため、第1条件を満足する。さらに、第2条件も
満足することから、○とされている。
(h)上死点が突起4(=n)に対応して設けられてい
る場合には、「上死点前から上死点近傍にかけての行
程」において、突起3(一般被検出部)のパルスと、突
起4(一般被検出部)のパルスが発生し、「上死点直後
の下降行程」では突起1(一般被検出部)のパルスが発
生するため、第1条件を満足しない。さらに、第2条件
も満足しないことから、−とされている。
次に、複数気筒である2気筒クランク180°点火の場
合について説明する。
(3)複数気筒である2気筒クランク180°点火におい
て、判別関数fのパラメータ数2の場合 (i)この場合には、2気筒が180°CAの間隔で上死点
を迎えることになるため、パルス間隔が90°、判別関数
fのパラメータ数が2の条件下では、どのように組み合
わせても上記(c),(d)と同様の状況となる。すな
わち、2気筒のうち一方の上死点を突起1のパルス位置
に位置させたとすると、他方の気筒が突起3のパルス位
置で上死点を迎えることになるため、上記(c)と同じ
状況が発生し、誤判定を生じる虞がある。
又、2気筒のうち一方の上死点を突起2のパルス位置
に一致させたすると、他方の気筒が突起4のパルス位置
で上死点を迎えることとなり、上記(d)と同様の状況
となり、誤判定を生じる虞がある。
従って、パラメータ数が2の場合は全部−とされてい
る。
(4)複数気筒である2気筒クランク180°点火におい
て、判別関数fのパラメータ数3の場合、2気筒が180
°CAの間隔で上死点を迎えることになるが、判別関数f
のパラメータ数が3となるため、第1条件及び第2条件
とも条件が広がることになる。
(j)2気筒のうちの一方の上死点を突起1(一般被検
出部)のパルス位置に一致させた場合、その気筒は上記
(e)と同じ状況となり、他方の気筒は突起3(=n、
一般被検出部)のパルス位置で上死点を迎えることとな
り、上記(g)と同じ状況となって、両方の気筒が第1
条件、第2条件とも満たすこととなる。従って、○とさ
れている。
(k)2気筒のうちの一方の上死点を突起2(特定被検
出部)に一致させた場合には、その気筒は上記(f)と
同じ状況となり、第1条件及び第2条件とも満たすこと
になる。しかし、他方の気筒は、突起4のパルス位置で
上死点を迎えることになり、上記(h)と同じ状況とな
って両条件を満たさないことになる。従って、−とされ
ている。
(l)2気筒のうちの一方の上死点を突起3(一般被検
出部)に一致させた場合には、上記(j)と同じことに
なり、従って、○とされている。
(m)2気筒のうちの一方の上死点を突起4(一般被検
出部)に一致させた場合には、上記(k)と同じことに
なり、従って、−とされている。
そして、第10図の他の複数気筒であるV型2気筒クラ
ンク90°CA点火のエンジンにおいても、4気筒360°CA
点火のエンジンにおいても、同様の趣旨にて○、−が付
されている。例えば、第1図に示すV型2気筒クランク
90°点火用内燃機関10において、判別関数fのパラメー
タ数が3つ、即ち判別関数f1を使用した場合、回転体21
の突起1,2,3のうち2つが機関を構成する両気筒の上死
点に対応していればよいということになる。
このように、本実施例によれば比較的簡単な手段、演
算処理で、急激な回転変動に対し、従来よりはるかに信
頼性が高く、かつ各種内燃機関に対応できる基準角度位
置検出手段を提供することができる。
なお、前記実施例における判別関数fはf1及びf2に限
定されるものではなく、下記に示すようにしても実用上
可能である。
f=(TWi-12/TWi f=TWi-1/TWi-2+TWi-1/TWi f=(TWi-12/TWi-2+TWi-1/TWi 又、前記実施例では回転体21を90°等間隔に突起1〜
4を配置したものとしたが、適用内燃機関に合わせて、
例えば第11図に示すように突起幅角度θW1=θW3=θW4
=θW5=θW6=8°の5つの突起1,3〜6と、突起幅角
度θW2=40°の1つの突起2をθ=θ=θ=θ
=θ=θ=60°の等間隔に設けた回転体23としても
よい。この場合、第12図に示すように各種内燃機関と、
使用する判別関数fのパラメータ数との組合わせにおい
て、機関を構成する各気筒の上死点と、回転体の突起配
列を対応させれば、前記実施例同様、急激な回転変動が
生じても基準位置を誤検出することはない。
さらに、第13図に示すように突起幅角度θW1=θW3
θW4=θW5=8°の4つの突起1,3〜5と、突起幅角度
θW2=40°の1つの突起2をθ=θ=θ=θ
75°の等角度間隔に、かつθ=60°の不等角度に設け
た回転体24としてもよい。この例においても、第14図に
示すように各種内燃機関と、使用する判別関数fのパラ
メータ数との組合わせにおいて、機関を構成する各気筒
の上死点と、回転体の突起配列を対応させれば、前記実
施例同様、急激な回転変動が生じても基準位置を正確に
検出することができる。
又、前記実施例では回転体の突起間隔によって得られ
る角度情報でのパルス発生位置(パルス波形立下がり
点)を内燃機関の上死点に対応して説明したが、上死点
1点に限定するものでなく、上死点近傍(±20°)にお
いて対応していれば、充分効果のあることはいうまでも
ない。
又、前記実施例におけるマイクロコンピュータ32の処
理手順のS9〜S18のルーチンは電子制御装置30の信頼性
を高めるものであり、基準位置の検出後に電子制御装置
30はノイズ等によって誤動作しないということであれ
ば、この基準位置の確認作業を省略してもよい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明は、回転体に対して一
般被検出部に対応して出力されるパルスとは異なるパル
ス幅時間を持つよう前記一般被検出部とは異なる角度範
囲にわたって特定被検出部を設けているため、1組の角
度情報発生手段から回転体の回転角度に関する情報(角
度情報)と、回転体の特定基準位置に関する情報とを同
時に検出できる。
このため、回転体の特定基準位置を検出するための不
均一性をパルス時系列の不等間隔部ではなく、一般被検
出部とは異なる特定被検出部で表現することにより、特
定基準位置を検出するための情報を回転体の角度情報と
は分離独立して得ることができ、設計自由度も大きく、
各種内燃機関に対応させることができるとともに、特定
基準位置検出のための判別関数fの検出感度も大きく設
定することができる。
又、内燃機関を構成する単気筒又はすべての複数気筒
の上死点と、特定被検出部及びその前後の一般被検出部
のうちいずれかに対応するパルスの出力時点とを対応さ
せるように通過検出手段を、クランク軸の回転角度上の
特定位置に設けているため、内燃機関始動時の初回1発
初爆(圧縮行程から爆発行程)時の急激な回転変動(上
昇)や、急激な回転上昇の発生する熱時スタータオン時
点からの圧縮着火があっても、演算された判別関数fが
所定条件を満足することができ、回転体の特定基準位置
を誤検出することなく正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示すブロック
図、第2図は角度情報発生手段の模式図、第3図はマイ
クロコンピュータの基準位置判別処理を示すフローチャ
ート、第4図は本発明実施例における一定回転時の基準
位置検出結果を示す特性図、第5〜8図は単気筒内燃機
関における回転変動時の基準位置検出結果を示す特性
図、第9図は本発明を適用可能な内燃機関とそのサイク
ル行程を示す図、第10図は本発明を適用可能な内燃機関
と判別関数fのパラメータ数との組合わせと、機関を構
成する各気筒の上死点と回転体の突起配置との関係を示
す図、第11図は角度情報発生手段の第2実施例を示す模
式図、第12図は第11図の例を適用可能な内燃機関と判別
関数fのパラメータ数との組合わせと、機関を構成する
各気筒の上死点と回転体の突起配置との関係を示す図、
第13図は角度情報発生手段の第3実施例を示す模式図、
第14図は第13図の例を適用可能な内燃機関と判別関数f
のパラメータ数との組合わせと、機関を構成する各気筒
の上死点と回転体の突起配置との関係を示す図、第15図
は従来の角度情報発生手段を示す模式図、第16図は従来
の基準位置検出方法の特性図、第17図は従来の基準位置
検出方法の問題点を示す特性図である。 図中、1〜4は被検出体としての突起、10は内燃機関、
20は角度情報発生手段、21は回転体、22は通過検出手段
としての電磁ピックアップセンサ、30は電子制御装置、
32はマイクロコンピュータ、SG2はパルス時系列信号で
ある。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単気筒若しくは複数気筒の内燃機関のクラ
    ンク軸に同期して回転する回転体と、 前記回転体に所定の角度関係で設けられた角度情報を指
    示する複数の被検出部と、 前記被検出部の回転通過を検出し、前記被検出部に対応
    した角度情報を含むパルス時系列出力を出力する通過検
    出手段と、 前記通過検出手段から出力され、パルス時系列に包含さ
    れた前記角度情報に基づいて内燃機関の制御処理を実行
    する電子制御装置と、 を備え、 複数の前記被検出部は、前記回転体の特定基準位置を示
    す特定被検出部と、他の一般被検出部とを含み、 前記特定被検出部は、前記通過検出手段から前記特定被
    検出部に対応して出力されるパルスが前記一般被検出部
    に対応して出力されるパルスとは異なるパルス幅時間を
    持つよう前記一般被検出部とは異なる角度範囲にわたっ
    て形成されており、 前記電子制御装置は、前記通過検出手段から出力される
    パルス時系列を受けて、そのパルス時系列中の連続する
    n個のパルス幅時間(TWi,TWi-1…TWi-n)が前記特定被
    検出部の出現に対応する変化を示したときに所定条件を
    満たすよう所定の判別関数f(TW)演算する演算手段
    と、前記判別関数f(TW)が前記所定条件を満たすとき
    前記回転体の基準位置を前記特定被検出部に対応したパ
    ルスに基づき決定する基準位置決定手段とを備え、 前記通過検出手段は、前記内燃機関の前記クランク軸を
    回転駆動するすべての気筒の上死点前から上死点近傍に
    かけての行程と上死点直後の下降行程の中とに前記n個
    の前記一般被検出部に対応するパルスが連続して出力さ
    れることがないように、前記内燃機関の前記クランク軸
    を回転駆動するすべての気筒の上死点と、前記特定被検
    出部およびその前後の前記一般被検出部のうちいずれか
    に対応するパルスの出力時点とを対応させて前記クラン
    ク軸の回転角度上の特定位置に装着されていることを特
    徴とする内燃機関用回転基準角度位置検出装置。
  2. 【請求項2】前記回転体に設けられた複数の被検出部
    は、回転体の円周上に60°若しくは90°の等角度間隔に
    配置された突起であって、そのうちの1つの突起は回転
    体の特定基準位置を検出するために他の一般被検出部と
    しての突起の突起幅角度よりも大きくなるように円周方
    向に延出されて特定被検出部として形成されたものであ
    る特許請求の範囲第1項に記載の内燃機関用回転基準角
    度位置検出装置。
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