JP4754424B2 - 内燃エンジンの逆転検出装置及び逆転検出方法 - Google Patents

内燃エンジンの逆転検出装置及び逆転検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃エンジンのクランク軸が逆方向へ回転したことを検出する逆転検出装置及び逆転検出方法に関する。
内燃エンジンにおいては、エンジン始動時等の不安定な燃焼状態には、クランク軸は予め定められた一回転方向、すなわち正回転方向の回転状態から反転して逆回転を行うことがある。このような内燃エンジンの異常動作状態であるクランク軸の逆回転を検出する従来の逆転検出装置としては、エンジン出力軸の外周に複数の歯が等間隔に形成され、その歯の通過によって、互いに異なる位相のパルス信号を発生する2つの回転数センサを配置してその2つの回転数センサから得られる信号の偏差信号をフィルタ及び比較回路を介して正弦波信号とし、その正弦波信号が正転状態と逆転状態とで大きく相違することから、逆転判定を行う装置がある(特許文献1参照)。
特開平11−117780号公報
しかしながら、かかる従来の逆転検出装置においては、2つの回転数センサを用いているためにクランク軸が逆回転になって後に2つの回転数センサに対して歯の通過があって初めて逆回転が検出されるので、逆回転を早急に検出することができないという問題点もあった。
そこで、本発明の目的は、内燃エンジンのクランク軸の逆回転を高精度でかつ素早く検出することができる逆転検出装置及び逆転検出方法を提供することである。
本発明の逆転検出装置は、内燃エンジンのクランク軸に連動して回転しかつ前記クランク軸が正回転方向に回転するときの前端位置及び後端位置のうちの少なくとも一方が等角度間隔にされた複数の被検出部を外周に有するロータと、前記ロータの外周近傍に配置され前記被検出部各々の前端位置及び後端位置を個別に検出してパルス信号を生成するピックアップと、前記ピックアップの出力パルス信号に応じて前記前端位置の検出時点から前記後端位置の検出時点までの間隔である被検出部時間と、前記後端位置の検出時点から前記前端位置の検出時点までの間隔である被検出部間時間とを順次検出する時間検出手段と、前記被検出部時間の今回値と前回値との比率を第1閾値と比較すると共に前記被検出部間時間の今回値と前回値との比率を第2閾値と比較し、それらの比較結果に応じて逆回転検出信号を生成する逆回転判別手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明の逆転検出方法は、内燃エンジンのクランク軸に連動して回転しかつ前記クランク軸が正回転方向に回転するときの前端位置及び後端位置のうちの少なくとも一方が等角度間隔にされた複数の被検出部を外周に有するロータと、前記ロータの外周近傍に配置され前記被検出部各々の前端位置及び後端位置を個別に検出してパルス信号を生成するピックアップと、を備えた内燃エンジンの前記クランク軸の逆転検出方法であって、前記ピックアップの出力パルス信号に応じて前記前端位置の検出時点から前記後端位置の検出時点までの間隔である被検出部時間と、前記後端位置の検出時点から前記前端位置の検出時点までの間隔である被検出部間時間とを順次検出し、前記被検出部時間の今回値と前回値との比率を第1閾値と比較すると共に前記被検出部間時間の今回値と前回値との比率を第2閾値と比較し、それらの比較結果に応じて逆回転検出信号を生成することを特徴としている。
かかる本発明の逆転検出装置及び逆転検出方法によれば、クランク軸の逆回転が起きると、その時点で計測されている被検出部時間又は被検出部間時間が非常に長くなるので、被検出部時間の今回値と前回値との比率を第1閾値と比較すると共に被検出部間時間の今回値と前回値との比率を第2閾値と比較することによりクランク軸の逆回転を高精度でかつ素早く検出することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明による逆転検出装置が適用されたエンジン制御装置を示している。このエンジン制御装置は、クランク角検出機構1、ECU(Electric Control Unit:電子制御ユニット)2、センサ群3、インジェクタ4及び点火装置5を備えている。
クランク角検出機構1は、4サイクル内燃エンジンのクランク軸10に設けられた円盤状のロータ11を有し、クランク軸10の回転に連動してロータ11が回転するようになっている。ロータ11の外周面には磁性材からなる凸部12が被検出部として15度間隔で24個連続して設けられる。ロータ11の外周近傍には磁気ピックアップ13が配置されている。
ロータ11が回転すると凸部12が磁気ピックアップ13近傍を通過したとき磁気ピックアップ13からは1対の負及び正パルスが生成されるようになっている。この負及び正パルスがクランク角パルス信号である。
ロータ11の外周面に形成された24の凸部12の15度間隔は、ロータ11の回転方向(矢印A方向)において後端位置に関してである。24の凸部12のうちの1の凸部12aは、クランク角の基準角度を示す凸部である。その基準角度はロータ11の回転方向において凸部12aの後端位置であり、ロータ11の360度においてピストンの圧縮上死点を示すTDCから−7度の位置である。また、凸部12aは他の凸部よりもロータ11の回転方向において長手に形成される。すなわち、凸部12aの後端位置から前端位置までの長さが他の凸部よりも長くなっており、磁気ピックアップ13による凸部12aの前端位置に対する検出タイミングが他の凸部の前端位置に対する検出タイミングによりも早くなるようにされている。その長手凸部12aの前端位置から後端位置までの長さは凸部12aの前端位置とその隣の凸部12の後端位置との間の例えば、2倍以上である。また、凸部12aの前端位置から後端位置までの長さはその他の凸部12の前端位置から後端位置までの長さの例えば、2倍以上である。
ロータ11が回転方向に回転するとき凸部12aの次に検出される凸部12の後端はTDCから0〜10度の範囲内に位置する。また、上記したクランク角パルス信号のうちの長手凸部12aに対応したパルス信号が基準パルス信号である。
磁気ピックアップ13の出力には、ECU2が接続されている。ECU2は、フィルタ回路21、比較回路22、エッジ検出回路23、CPU24、RAM25、ROM26、出力インターフェース回路27,28及びA/D変換器29を備えている。
フィルタ回路21は、抵抗21aとコンデンサ21b,21cとからなり、磁気ピックアップ13から出力されるパルス信号中の高域ノイズ成分を除去して上記の1対の負及び正パルスを出力する。
比較回路22は、コンパレータ22a及び基準電圧源22bを備え、ヒステリシス機能を有する比較回路を構成している。また、比較回路22は、フィルタ回路21の出力信号が所定電圧Vth以上になったとき低レベル出力となり、フィルタ回路21の出力信号が所定電圧−Vth以下になったとき高レベル出力となる。高レベル出力期間がロータ11の凸部12aを含む凸部12の期間に対応し、低レベル出力期間が凸部12間の期間に対応する。比較回路22の出力信号がクランク角信号としてCPU24に供給される。
エッジ検出回路23は比較回路22から出力された信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを検出する。
CPU24はエッジ検出回路23によるエッジ検出に応じて低レベル期間及び高レベル期間各々を個別に計数し、その計数結果に基づいてクランク角の基準角度を示す長手凸部12a及びその他の凸部12を判定する。更に、その判定結果に応じて点火時期や燃料噴射制御を行う。
また、CPU24は、後述する逆回転検出処理を繰り返し実行してクランク軸10の逆回転を検出する。
CPU24、RAM25,ROM26、出力インターフェース回路27,28及びA/D変換器29は共にバスに共通接続されている。
出力インターフェース回路27はCPU24からのインジェクタ駆動指令に応じてインジェクタ4を駆動する。インジェクタ4は内燃エンジンの吸気管の吸気ポート近傍に設けられ、駆動されたとき燃料を噴射する。出力インターフェース回路28はCPU24からの通電開始指令及び点火開始指令に応じて点火装置5を活性化させる。すなわち、通電開始指令に応じて点火装置5の点火コイル(図示せず)への通電を開始し、点火開始指令に応じて通電を停止して点火プラグ(図示せず)に火花放電させる。点火装置5は点火コイルに通電して点火コイルに蓄積された電荷によって高電圧を発生してそれを点火プラグに印加する、例えば、フルトランジスタ式の点火装置である。
A/D変換器29はエンジン制御において必要な吸気管内圧PB、冷却水温TW、スロットル開度θth、排気ガス中の酸素濃度O2等のエンジン運転パラメータを検出するセンサ群3からのアナログ信号をディジタル信号に変換するために設けられている。
かかる構成のエンジン制御装置において、磁気ピックアップ13の出力信号はフィルタ回路21を介することにより、図2に示すようにロータ11の凸部12(12aを含む)の前端に対してほぼ逆三角状の負パルスとなり、後端に対してほぼ三角状の正パルスとなる。比較回路22においてフィルタ回路21の出力信号はそれが低下しているときには所定電圧−Vthと比較され、増大しているときには所定電圧Vthと比較される。よって、比較回路22からエッジ検出回路23に供給されるクランク角信号は図2に示すように、ロータ11の凸部12に対しては高レベルとなり、凸部12間の凹部に対しては低レベルとなる。
エッジ検出回路23はクランク角信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを検出し、その各検出時点を示す信号をCPU24に供給する。CPU24はエッジ検出回路23によって検出された立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのエッジ間の時間を計測する。立ち上がりエッジが凸部12の前端に対応し、立ち下がりエッジが凸部12の後端に対応する。立ち上がりエッジから立ち下がりエッジまでのロータ11の凸部12に対応する期間は凸部時間TCPRJ(被検出部時間)として検出される。立ち下がりエッジから立ち上がりエッジまでのロータ11の凸部12間の凹部に対応する期間は凹部時間TCDENT(被検出部間時間)として検出される。なお、図2において、時点Tを基準にして、TCPRJは凸部時間の今回値、TCPRJ1は凸部時間の前回値、TCDENTは凹部時間の今回値、TCDENT1は凹部時間の前回値を示している。
CPU24は、図3に示すように、逆回転検出処理において先ず、比較回路22の出力信号の立ち上がりエッジを検出したか否かをエッジ検出回路23の出力信号に応じて判別する(ステップS1)。立ち上がりエッジを検出した場合には、凹部時間の計測を終了し(ステップS2)、その時点で保持されている凹部時間TCDENTを前回値TCDENT1として保持し(ステップS3)、その新たに計測によって得られた凹部時間を今回の凹部時間TCDENTとして保持し(ステップS4)、凸部時間の計測を開始する(ステップS5)。
一方、立ち上がりエッジを検出しなかった場合には、比較回路22の出力信号の立ち下がりエッジを検出したか否かを判別する(ステップS6)。立ち下がりエッジを検出した場合には、凸部時間の計測を終了し(ステップS7)、その時点で保持されている凸部時間TCPRJを前回値TCPRJ1として保持し(ステップS8)、その新たに計測によって得られた凸部時間を今回の凸部時間TCPRJとして保持し(ステップS9)、凹部時間の計測を開始する(ステップS10)。
CPU24は、ステップS10の実行後、ステップS4及びS3で得た凹部時間の今回値TCDENTと前回値TCDENT1との比率=TCDENT/TCDENT1が閾値A(第1閾値)以上であるか否かを判別する(ステップS11)。これは凹部時間の今回値TCDENTの時間計測がされている期間においてクランク軸10が逆回転したか否かを判別するステップである。TCDENT/TCDENT1≧Aであるならば、クランク軸10が逆回転したとしてクランク逆回転フラグF_REVCRKを1に設定する(ステップS12)。一方、TCDENT/TCDENT1<Aであるならば、ステップS9及びS8で得た凸部時間の今回値TCPRJと前回値TCPRJ1との比率=TCPRJ/TCPRJ1が閾値B(第2閾値)以上であるか否かを判別する(ステップS13)。これは凸部時間の今回値TCPRJの時間計測がされている期間においてクランク軸10が逆回転したか否かを判別するステップである。TCPRJ/TCPRJ1≧Bであるならば、クランク軸10が逆回転したとしてステップS12に進んでクランク逆回転フラグF_REVCRKを1に設定する。F_REVCRK=1が逆回転検出信号に相当する。
図4はロータ11が逆回転を開始した反転位置P1〜P4に対応したクランク角信号(比較回路22の出力信号)波形を例示している。なお、ロータ11の正回転方向において凸部12及び長手凸部12a各々の後端位置は15度間隔であり、凸部12は5度幅、凸部12aは10度幅を有する。また、このロータ11ではTDC位置は長手凸部12aの後端位置側の隣に位置する凸部12の前端位置である。
反転位置P1,P3の場合には、TCDENT/TCDENT1≧Aが満足される。また、反転位置P2,P4の場合には、TCPRJ/TCPRJ1≧Bが満足される。クランク軸10が逆回転する場合には、ロータ11の回転速度(角速度)が正回転方向において徐々に減少して0となり、その後、逆回転方向において更に徐々に増大することが起きるため、TCDENT及びTCPRJの期間はTCDENT1及びTCPRJ1の期間に比べて長くなるからである。
CPU24は、逆回転検出処理によってF_REVCRK=1のようにクランク軸10の逆回転を検出した場合には、点火装置5の点火及び及びインジェクタ4による燃料噴射を停止する。
よって、かかる図3の逆回転検出処理を用いれば、クランク軸10の逆回転が起きると、その時点で計測されている被検出部時間又は被検出部間時間が非常に長くなるので、被検出部時間の今回値TCDENTと前回値TCDENT1との比率=TCDENT/TCDENT1がA以上であるか否か又は被検出部間時間の今回値TCPRJと前回値TCPRJ1との比率=TCPRJ/TCPRJ1がB以上であるか否かを判別することによりクランク軸10の逆回転を高精度でかつ素早く検出することができる。
なお、ステップS11では比率TCDENT/TCDENT1を算出しそれを閾値Aと比較しているが、この比率をTCDENT1/TCDENTとして算出してTCDENT1/TCDENT≦Aを判別しても良い。同様に、ステップS13では比率TCPRJ/TCPRJ1を算出しそれを閾値Bと比較しているが、この比率をTCPRJ1/TCDPRJとして算出してTCPRJ1/TCPRJ≦Bを判別しても良い。TCDENT1/TCDENT≦A又はTCPRJ1/TCPRJ≦Bを満足するときステップS12でF_REVCRK=1と設定される。また、TCDENT1/TCDENT及びTCPRJ1/TCPRJの場合の閾値A,B各々の値はTCDENT/TCDENT1及びTCPRJ/TCPRJ1の場合とは異なる値に設定される。
図5は逆回転検出処理の別の例を示している。この図5の逆回転検出処理においては、比較回路22の出力信号の立ち下がりエッジ間をエッジ間時間として計測し、そのエッジ間時間の今回値と前回値との比率が閾値C以上であるか否かを判別することが行われる。
すなわち、CPU24は、先ず、比較回路22の出力信号の立ち下がりエッジを検出したか否かをエッジ検出回路23の出力信号に応じて判別する(ステップS21)。立ち下がりエッジを検出した場合には、エッジ間時間の計測を終了し(ステップS22)、その時点で保持されているエッジ間時間TCを前回値TC1として保持し(ステップS23)、その新たに計測によって得られたエッジ間時間を今回のエッジ間時間TCとして保持し(ステップS24)、次のエッジ間時間の計測を開始する(ステップS25)。
CPU24は、ステップS25の実行後、ステップS24及びS23で得たエッジ間時間の今回値TCと前回値TC1との比率=TC/TC1が閾値C(第3閾値)以上であるか否かを判別する(ステップS26)。これはエッジ間時間の今回値TCの時間計測がされている期間においてクランク軸10が逆回転したか否かを判別するステップである。TC/TC1≧Cであるならば、クランク軸10が逆回転したとしてクランク逆回転フラグF_REVCRKを1に設定する(ステップS27)。
図6はロータ11の反転位置Q1〜Q3に対応したクランク角信号波形を例示している。なお、ロータ11の正回転方向において凸部12及び長手凸部12a各々の後端位置は15度間隔であり、凸部12は5度幅、凸部12aは10度幅を有する。また、このロータ11ではTDC位置は長手凸部12aの後端位置側の隣に位置する凸部12の前端位置である。
反転位置Q1〜Q3の場合には、図5の逆回転検出処理におけるTC/TC1≧Cが満足される。クランク軸10が逆回転する場合には、ロータ11の回転速度(角速度)が正回転方向において徐々に減少して0となり、その後、逆回転方向において更に徐々に増大することが起きるため、TCの期間はTC1及びTC1の期間に比べて長くなるからである。
よって、かかる図5の逆回転検出処理を用いれば、クランク軸10の逆回転が起きると、その時点で計測されているエッジ間時間が非常に長くなるので、エッジ間時間の今回値TCと前回値TC1との比率=TC/TC1が閾値C以上であるか否かを判別することによりクランク軸10の逆回転を高精度でかつ素早く検出することができる。
なお、ステップS26では比率TC/TC1を算出しそれを閾値Cと比較しているが、この比率をTC1/TCとして算出してTC1/TC≦Cを判別しても良い。TC1/TC≦Cを満足するときステップS27でF_REVCRK=1と設定される。TC1/TCの場合の閾値Cの値はTC/TC1の場合とは異なる値に設定される。
上記した実施例においては、ロータ11には被検出部として凸部12が形成されているが、ロータ11の外周面に被検出部として凹部を形成しても良い。更には、ロータ11の外周面に凹凸として形成するのではなく、被検出部を埋め込んだり、外周面にマークとして形成しても良い。
また、上記した実施例においては、単気筒の4サイクル内燃エンジンに本発明を適用した場合について説明したが、多気筒の4サイクル内燃エンジン或いは2サイクルの内燃エンジンにも本発明を適用することができる。
更に、上記した実施例においては、被検出部を磁気ピックアップ13によって検出する構成を示したが、これに限定されない。被検出部をホール素子式や光学式としても良い。また、ピックアップ13は図5の逆回転検出処理では被検出部の前端位置及び後端位置のうちの少なくとも一方を検出できれば良い。
更に、上記した実施例においては、クランク軸10の逆回転を検出しているが、点火により逆回転の恐れがある不安定な回転状態を検出することもできる。
また、上記した図5の逆回転検出処理においては、後端位置の検出時点と次の後端位置の検出時点との差をエッジ間時間として検出しているが、凸部12の前端が等間隔に形成されている場合には、前端位置の検出時点と次の前端位置の検出時点との差をTC/TC1を得るためエッジ間時間として検出することができる。
本発明の実施例を示すブロック図である。 図1の逆転検出装置の各部の信号波形の状態を示す図である。 逆回転検出処理を示すフローチャートである。 ロータ上の反転位置P1〜P4に対応したクランク角信号波形例を示す図である。 別の逆回転検出処理を示すフローチャートである。 図5の逆回転検出処理の場合のロータ上の反転位置Q1〜Q3に対応したクランク角信号波形例を示す図である。
符号の説明
1 クランク角検出機構
2 ECU
3 センサ群
4 インジェクタ
5 点火装置
11 ロータ
12 凸部
12a 長手凸部

Claims (6)

  1. 内燃エンジンのクランク軸に連動して回転しかつ前記クランク軸が正回転方向に回転するときの前端位置及び後端位置のうちの少なくとも一方が等角度間隔にされた複数の被検出部を外周に有するロータと、
    前記ロータの外周近傍に配置され前記被検出部各々の前記前端位置及び前記後端位置を個別に検出してパルス信号を生成するピックアップと、
    前記ピックアップの出力パルス信号に応じて前記前端位置の検出時点から前記後端位置の検出時点までの間隔である被検出部時間と、前記後端位置の検出時点から前記前端位置の検出時点までの間隔である被検出部間時間とを順次検出する時間検出手段と、
    前記被検出部時間の今回値と前回値との比率を第1閾値と比較すると共に前記被検出部間時間の今回値と前回値との比率を第2閾値と比較し、それらの比較結果に応じて逆回転検出信号を生成する逆回転判別手段と、を備えたことを特徴とする逆転検出装置。
  2. 前記逆回転判別手段は、前記被検出部時間の今回値と前回値との比率=今回の被検出部時間/前回の被検出部時間が前記第1閾値以上であるとき又は前記被検出部間時間の今回値と前回値との比率=今回の被検出部間時間/前回の被検出部間時間が前記第2閾値以上であるとき逆回転検出信号を生成することを特徴とする請求項1記載の逆転検出装置。
  3. 前記複数の被検出部は突起からなり、前記複数の被検出部のうちの1の被検出部がクランク角度の基準角度検出用として前記複数の被検出部のうちの前記1の被検出部以外の被検出部とは前記ロータの外周方向に異なる長さにされていること特徴とする請求項1記載の逆転検出装置。
  4. 前記複数の被検出部各々の前記後端位置が等角度間隔にされており、前記複数の被検出部のうちの1の被検出部の前記後端位置から前記前端位置までの長さが前記複数の被検出部のうちの前記1の被検出部以外の被検出部各々の前記後端位置から前記前端位置までの長さより大であることを特徴とする請求項1記載の逆転検出装置。
  5. 前記ピックアップは、前記ロータの外周近傍に配置された磁性材からなる前記複数の被検出部を磁気的に検出する磁気ピックアップであることを特徴とする請求項1記載の逆転検出装置。
  6. 内燃エンジンのクランク軸に連動して回転しかつ前記クランク軸が正回転方向に回転するときの前端位置及び後端位置のうちの少なくとも一方が等角度間隔にされた複数の被検出部を外周に有するロータと、
    前記ロータの外周近傍に配置され前記被検出部各々の前記前端位置及び前記後端位置を個別に検出してパルス信号を生成するピックアップと、を備えた内燃エンジンの前記クランク軸の逆転検出方法であって、
    前記ピックアップの出力パルス信号に応じて前記前端位置の検出時点から前記後端位置の検出時点までの間隔である被検出部時間と、前記後端位置の検出時点から前記前端位置の検出時点までの間隔である被検出部間時間とを順次検出し、
    前記被検出部時間の今回値と前回値との比率を第1閾値と比較すると共に前記被検出部間時間の今回値と前回値との比率を第2閾値と比較し、それらの比較結果に応じて逆回転検出信号を生成することを特徴とする逆転検出方法。
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