JPH02233601A - 薬害のない放油性殺虫粒剤 - Google Patents

薬害のない放油性殺虫粒剤

Info

Publication number
JPH02233601A
JPH02233601A JP5347889A JP5347889A JPH02233601A JP H02233601 A JPH02233601 A JP H02233601A JP 5347889 A JP5347889 A JP 5347889A JP 5347889 A JP5347889 A JP 5347889A JP H02233601 A JPH02233601 A JP H02233601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
insecticidal
rice
parts
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5347889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2821467B2 (ja
Inventor
Kaoru Takemura
薫 竹村
Yoshiaki Kubo
久保 義昭
Takao Maehara
前原 隆夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankei Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sankei Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankei Chemical Co Ltd filed Critical Sankei Chemical Co Ltd
Priority to JP5347889A priority Critical patent/JP2821467B2/ja
Publication of JPH02233601A publication Critical patent/JPH02233601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2821467B2 publication Critical patent/JP2821467B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術の分!】
本発明は、薬害のない放油性殺虫粒剤に関する.更に詳
しくは,粒状キャリヤーに殺虫成分とフッ素系化合物を
混合した高沸点溶剤(若しくは、高沸点溶剤に植物油又
は、鉱物買油を添加したもの)を含浸させてなる該殺虫
粒剤に関する.本発明は又、フッ素岱合物を添加した粒
状キャリヤーに殺虫成分を混合した高沸点溶剤(若しく
は、高沸点溶剤に植物油又は、鉱物質油を添加したもの
)を含浸させてなる該殺虫粒剤に関する.本発明品を水
田の水面に散布すると水面ならびに水中で油状成分を均
一に放出して持続的に殺虫効果を発揮し、しかもイネに
対して薬害がない.
【従来の技術とその問題点】
近年、水稲においてイネミズゾウムシの被害が増大し、
水稲栽培農家にとっては、非常に重要な虫害問題となっ
ている.イネミズゾウムシは、周知のように米国カリフ
ォルニアより日本に新入した害虫で、1978年の愛知
県での発見を皮切りに、著しくその分布を拡大し、現在
では、全国に分布している. 本害虫は、成虫で越冬し、越冬地より水田へ飛翔及び歩
行によって移動し、畔より水面を泳Vイネ体に到達後、
食害を開始する.一定期間該食害をしたのち、本害虫は
、イネの茎に産卵し、幹化した幼虫は、水面を通過し根
部に達する.その後、羽化京で根郎を食害しながら水中
で過ごす.本発明者らは、!!察によりイネミズゾウム
シの以上の行動生態を把握したうえで、本害虫に対して
は、温水面に、むらなく均一でかつ、安定な薬剤の膿を
形成せしめ、該薬剤を本害虫と接触させることが最も効
果的な防除法について種々検討を重ねた.それらの先行
技術としては、例えば、次の発明を挙げることができる
. 特公w!41−10.0311号の明細書には、殺虫組
成物が記載されているが、その組成は、各種高級アルコ
ールと有機リン系殺虫成分あるいは有機塩素系殺虫成分
を含有するか、それらに、ざらにコロイド物質を含有せ
しめたものである.しかしながら、その真体的な例とし
て挙げられているものは、いずれも拡展剖として高級ア
ルコールのみを使用し粉状としたものであり、水面に散
布した際の薬剤の膜の形成性が充分とは言えない.特公
昭41−10,037号の明細書には、水面展開性殺虫
組成物が記載されている.そしてその組成物は高級脂肪
酸等とエチレンオキサイド等の付加結合体を展開剤とし
、殺虫成分として有機リン系若しくは有機塩素系のもの
を使用し、水面に滴下されるものである. 特公昭44−17,400号の明細書には、水面施用農
薬剤が記載されている.そしてその組成物は夫々1種又
は2種以上の溶媒と拡展剤を混合したものに農薬を混合
し、水面に滴下するものである.特公昭47−34,1
35号の明細書には、水面施用殺虫組成物が記載されて
いる.そしてその組成物は、比重が1より小さく、沸点
が2oot以下の水溶性液体と熱可塑性合成樹脂等に殺
虫剤を混合し、水田に滴下及び注入するものである.特
公昭58−71,001号の明細書には、拡展性良好な
水面施用剤が記載されている.そしてその組成物は、水
と混和し及び混和しない有機溶剤と有機リン系農薬及び
カーバメート系農薬の1種又は2種以上からなる殺虫剤
を混合し、水面に滴下するものである. 特開昭82−1911,602号の明細書には、放油性
粒剤の殺虫組成物が記載されている.そしてその組成成
分は、植物油、鉱物油などと有機リン農薬及びカーバメ
ート系農薬の1種又は2種以上からなる殺虫剤とを混合
し粒状キャリヤーを含浸させたものであるが、これは水
田の水面に浮遊した農薬成分を含む油滴状物がある条件
で、イネ体に対して過剰に付着し薬害をおこした事例が
ある.
【発明が解決しようとする問題点】
本発明者等は、以上の公知技術をもとに追試検討の結果
、水面に有効な油膜を形成させるには、有効殺虫成分を
含む一定の大きさの粒を散布し、該粒が水面で水と接触
した瞬間に該有効成分の一部を油状物と共に放出させ、
ざらに該粒が水底に沈降した後、該粒の逐次崩壊と同時
にItM的に残りの宥効成分を放出させるようにするこ
とが最も好ましいこと又、イネ体への不利な影響をなく
するための水面に浮遊した油膜状物を均一かつ、安定に
拡散させ、イネ体への過剰な付着をなくすることが望ま
しいと言う知見を達成した.これは水面施用剤の使用時
期には、水田に藻が発生し、水面全体を覆うため、単に
油を滴下したのでは、僅の上に油膜が形成されるのに対
し、イネミズゾクムシ成虫鎗、藻の下を泳ぐため殺虫効
果が低くなる点に着眼したことによる発想である.そし
て上述の条件を満たす薬害のない放油性殺虫粒剤を開発
すべく、さらに研究を重ねた結果、殺虫成分を混合した
特定の油に有機フッ素系化合物を添加し、小粒子状の特
定の増量剤に含浸させることにより望ましい結果が得ら
れることを見出し、本発明を完成させたものである.以
上の記述から明らかなように、本発明の目的は、水面施
用剤として殺虫効率が高くかつ、イネ体に・対する薬害
がない故油性殺虫粒剤を提供することである.また、他
の目的はイネミズゾウムシのように、水中でも活動する
害虫に対し、水中の殺虫成分との接触による殺虫方法を
撞供することである. [問題点を解決するための手段] 本発明は、以下の構成を有する. (1)水に溶解しない高沸点溶剤、植物油、鉱物油、ま
たはこれらの混合物に有機フッ素系化合物を混合した組
成物と1種若しくは2種以上の殺虫成分を混合し、該混
合物を鉱物質粉末もしくは、植物賞粉末を成型した粒状
組成物からなるキャリヤーに含浸させたこと又は、水に
溶解しない植物油、鉱物油、またはこれらの混合物に1
11若しくは2種以上の殺虫成分を混合し、該混合物を
鉱物質粉末もしくは、植物賞粉末に有機フッ素系化合物
を混合し、成型した粒状組成物からなるキャリヤーに含
浸させたことを特徴とする薬害のない故油性殺虫粒剤. (2)有機フッ素系化合物が、撥水作用を有するものよ
り選ばれた1種以上の物である前記第(1)項に記載の
薬害のない放油性殺虫粒剤. 《3》植物油が、スギ油、ナタネ油、トウモロコシ油、
ゴマ油、ダイズ油、メンジッ油、ヒマワリ油、ヒマシ油
、キリ油、二ノ油、アマニ油、若しくはコメヌカ油から
選ばれた1種以上の油であり、鉱物油が、スピンドル油
、灯油、重油若しくはキシレンから選ばれた1種以,上
の油であり、高沸点溶剤がアジピン酸ジオクチル、アジ
ピン酸ジオイソノニル、アジピン酸ジイソデシル、フタ
ル酸ジイソオクチル、メチルナフタレン、ブチルベンジ
レートから選ばれた溶剤である前記第(l)項に記載の
薬害のない故油性殺虫粒剤. 《4》鉱物質粉末がクレー、タルク、ケイソウ土、炭酸
カルシウム若しくは炭酸マグネシウムから選ばれた1種
以上の物であり、植物質粉末が小麦粉、デンプン、コメ
ヌカ、フスマ、のこ屑、油粕から選ばれた1橿以上の物
である前記第(1)項に記載の薬害のない放油性殺虫粒
剤. 《5》殺虫成分がビレスロイドA1ピレスロイドB1ビ
レスロイドC,レルダン若しくはオフナック,XMCか
ら選ばれた1種以上の物である前記第(1)項に記載の
薬害のない放油性殺虫粒剤.本発明の構成と効果につき
以下に詳述する.本発明の放油性殺虫粒剤の必須構成成
分は、水不溶性の高沸点溶剤、植物油若しくは鉱物油(
高沸点溶剤は好ましくは鉱物油、植物油のいずれかと併
用)有機フッ素系化合物、殺虫成分、及びキャリャ−(
粒状無機買及び有機買組成物)である. 本発明に使用する水不溶性の高沸点溶剤としては、比重
が1以下で、かつ沸点が200℃以上のもので、例えば
、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソノニル、ア
ジピン酸ジイソデシル、フタル酸ジオクチル、メチルナ
フタレンなどが好ましく使用できる. 本発明で使用する植物油としては、限定されないが、例
えばスギ油、ナタネ油、ゴマ油、ダイズ油、メンジツ油
、ヒマワリ油、ヒマシ油、キリ油,二ノ油、アマニ油、
若しくはコメヌヵ油等が、好ましく使用できる.植物油
を使用するのは、本発明品の散布後の油分の微生物によ
る分解を考慮したものであり、水田その他に対する水賀
汚濁を回避すると同時に、作物に対する薬害を少なくす
るためでもある. 本発明に使用する鉱物油としては、例えば、スピンドル
油、灯油、重油、キシレン等が好ましく使用で診る.本
発明の好ましい態様として高沸点溶剤と鉱物油、植物油
とを併用するのは、殺虫成分の溶解と溶解後の溶液状態
での保持を考慮したものであクて、油分全体の殺虫成分
に対する比率を適正に保持する. 本発明で使用する有機フッ素系化合物は、撥水作用があ
れば特に限定されないが、例えば、アクリル酸バーフル
オロアルキルメタクリル酸メチル共重合物、メタクリル
酸アルキルメタクリル酸バーフルオロアルキル共重合物
、フルオロアルキルカルポン酸、バーフルオロアルキル
ヵルポン酸などが好ましい.本発明品は撥水性を有する
有機フッ素系化合物を配合便.用するので散布後、水面
での殺虫成分を含む油状物の拡散が著しく良好であり、
部分的に滞留することがない.しかも、拡散した殺虫成
分を含む油状物が、水面上で長期間にわたって安定な薄
膜を形成するものであり、たとえイネ体が一時的に倒伏
した場合であっても油状物のイネ体に対する過剰な付着
はない.本発明に使用する殺虫成分としては、限定され
ないが、対象害虫に対する直接の殺虫効果のほか、魚毒
性の低いこと及び人蓄に対しても低毒性であることを要
求されるので有機リン系殺虫成分のほか、カーバメイト
系殺虫成分、ビレスロイド系殺虫成分等が推奨される.
*た、該殺虫成分は、上述の植物油若しくは鉱物油に対
し、溶解性良好なものが好ましい.このような殺虫成分
の具体例としては、ピレスロイドA(B%C)、レルダ
ン,XMC,オフナック等を挙げることができる. 上述の高沸点溶剤、植物油若しくは鉱物油、殺虫成分お
よび有機フッ素系化合物の使用比率(m量比率》は限定
されないが、殺虫成分を後述のキャリヤーに有効に含浸
させるために、殺虫成分1部に対して油1ないし15部
、有機フッ素系化合物0.002 〜1.0部、好まし
くは0.02 〜0.5部の比率が推奨される. これらの有用成分の混合順序は限定されず、いかなる順
序で混合しても良い.また、有機フッ素系化合物は、下
記の粒状組成物からなるキャリヤー(以下、小粒子状キ
ャリヤーという)に添加しても構わない.殺虫成分を混
合された本発明に係る油状の混合物は、ついで下記の小
粒状キνリャーに含浸して吸゛収させる. 絋物買粉末としては、例えばタルク、クレーケイソク土
、ホワイトカーボン、シリヵ、フライアッシ晶等を挙げ
るごとができる.植物買粉末は小麦粉、デンプン、コメ
ヌカ、フスマ、のこ屑、油粕等を挙げることができる.
また、結合剤としては、小粒子状キャリヤーを水中に投
入後の崩壊を容易にするために、ポリビニルアルコール
、ゼラチン、カルポキシメチルセルロースのような水溶
性の糊剤を使用することが望ましい.さらに、補助成分
(拡展助剤)として、例えばドデシリベンゼンスルホン
酸ナトリウムのような水溶性の界面活性剤を少量配合す
ることが望ましい.鉱物質粉末又は、植物質粉末、−結
合剤および界面活性剤の使用割合(重量比率)及び混合
方法は、例えば、該粉末1部に対して結合剤、0.01
〜0.10部、界面活性剤0.001〜0.1部とし、
王者を逐次苦しくは同時に混合した後成型する.又、有
機フッ素化合物を小粒子状キャリヤーに添加する場合は
、鉱物買粉末又は、植物買粉末に添加しても良いが、結
合剤および界面活性剤に添加して成型してもよい. 該混合の際、少量の水分を混合するか、予め該水分を結
合剤または界面活性剤と混合しておくこともできる.成
型方法としては、公知の各種の造粒方法、例えばバン造
粒、押出し造粒法が適用できる.かくして小粒子状キャ
リヤーが得られる.次に前述した殺虫成分含有油状混合
物を上述の小粒子状キャリヤーに含浸させる.含浸方法
は、限定されないが、均一な含浸のためには、例えば該
キャリヤーの所定量を転勤状憇または流動状態に保持し
て、上記油状混合物を滴下、散布若しくは噴露する等の
方法を採用できる.しかし、勿論上記油状混合物中に小
粒子状キャリヤーを浸漬して前者を後者に吸収させても
よい.含浸温度等の条件も限定されないが、容易な処理
のために例えば室温ないし50℃で、30分ないし24
時間の範囲で行なう. 終了後は、必要なら通気乾燥等を行なウて、不要の水分
若しくは鉱物油の一部を除去する.かくして得られた本
発明の故油性殺虫粒剤は、流動性良好で、容易には粉化
または固結しない製品である.また、本発明品の製造方
法は、簡単で特別な加熱工程は不要であり、従って殺虫
成分が分解する恐れもない. 本発明品を水に散布すると、水と接触した瞬間にまず水
面に均一な油膜を形成し、つづいて本発明品が水中を経
由して水面に到達後、粒状物買が次第に崩壊し、該崩壊
と同時に有効成分を放出する.これにより、水面に藻及
び各種物買の膜が存在する場合であクてもその膜の上面
と下面にそれぞれ独立した油膜を形成することが可能と
なり、安定した殺虫効果を示すことができる.また、水
面の油膜が、均一かつ安定に拡散しており、イネへの過
剰な付着がなく、イネに対する薬害もない. なお、本発明の放油性殺虫粒剤は、イネミズゾウムシ以
外の水稲害虫の防除も可能である.例えば、周知のよう
にトビイロウンカは海外より毎年飛来する害虫で、近年
殺虫剤に対する感受性が低下し、卓効を示す薬剤が要望
されている.本発明者らは、トビイロウンカ及び他のウ
ンカ、ヨコパイ類が1日に数回水面へおりる事実をan
t,、本発明の放油性殺虫粒剤を適用した結果、顕著な
効果を確認することができた. 本発明を実施例および比較例によって説明すれば次のと
おりである. 実施例1、比較例1 スギ油S.O重量部《以下重量部を部で表わす.》アジ
ピン酸ジオクチル10.0部とレルダン5.0部を混合
し、該混合物にポリビニルアルコール(以下PVAで表
わす)2.5部ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
 0.2部、エラスガード200  (第一工業製薬製
■有機フッ素系化合物)0.3部にクレー77。O部を
混合し造粒した小粒状物を室温下に含浸し、全量を吸収
せしめて、本発明の薬害のない故油性粒剤(試料一A)
J5よびエラスガード200を使用しない以外は同様に
して(比較試料−A)を製造した. 実施例2、比較例2 アジピン酸ジオクチル10.0部とレルダン5.0部を
混合し、該混合物にPVA2.S部ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.2部、エラスガード200《第
一工業製薬製■有機フッ素系化合物》0.3部にクレー
82.0部を混合し造粒した小粒状物を室温下に含浸し
、全量を吸収せしめて、本発明の薬害のない放油性粒剤
《試料一B》およびエスラガード200・を使用しない
以外は同様にして(比較試料一B)を製造した. 実施例3、比較例3 アジピン酸ジイソノニル10.0部とレルダン5.0部
を混合し、該混合物にPVA2.5部ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム0.2部、エラスガード300 
 (第一工業製薬製■有機フッ素系化合物)0.3部に
クレー82.0部を混合し造粒した小粒状物を室温下に
含浸し、全量を吸収せしめて、本発明の薬害のない故油
性粒剤(試料一〇)およびエスラガード300を使用し
ない以外は同様にして(比較試料一C)を製造した. 実施例4、比較例4 アジピン瞭ジイソデシル10.0部とレルダン5.0部
とAM−001  (第一工栗製薬製■有機フッ素系化
合物)0.3部を混合し、該混合物にPVA2.5部ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2部にクレー
62.0部を混合し造粒した小粒状物を室温下に含漫し
、全量を吸収せしめて、本発明の薬害のない故油性粒剤
(試料一D》およびA M − 001を使用しない以
外は同様ぐして《比較試料一〇》を製造した. 実施例5、比較例5 アジピン酸ジオクチル10.0部とビレスロイドAI.
0部を混合し、該混合物にPV^ 2.5部、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2部、エラスガード
200  (第一工業製薬製(株)有機フッ素系化合物
》0.3部にクレー88.0部を混合し造粒した小粒状
物を室温下に含浸し全量を吸収せしめて本発明の薬害の
ない放油性粒剤(試料一E)およびエラスガードー20
0を使用しない以外は同様にして(比較試料−E)を製
造した. 実施例6、比較例6 アジピン酸ジオクチル10.0部とビレスロイド81.
0部を混合し、該混合物にPVA2.5部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム0.2部、エラスガード2
00  (第一工業製薬製(株)フッ素系化合物)0.
3部にクレー86.0部を混合し造粒した小粒状物を室
温下に含浸し全量を吸収せしめて、本発明の薬害のない
放油性粒剤(試料一F)およびエラスガード200を使
用しない以外は同様にして(比較試料一F)を製造した
. 実施例7、比較例7 フタル酸ジイソオクチル10.0部とオフナック5.0
部を混合し、該混合物にPVA2.S部ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム0.2部、エラスガード200
(第一工業製薬製(株)フッ素系化合物》0.3部にク
レー62.0部を混合し造粒した小粒状物を室温下に含
浸し全量を吸収せしめて、本発明の薬害のない故油性粒
剤(試料一G)およびエラスガード200を使用しない
以外は同様にして《比較試料一G》を製造した. 実施例8、比較例8 アジピン酸ジオクチル10.0部とXMC3.0部を混
合し、該混合物にPVA2.5部ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム 0.2部、エラスガード200  
(第一工業製薬製(株)フッ素系化合物)0.3部にク
レー64.0部を混合し造粒した小粒状物を室温下に含
浸レ全量を吸収せしめて、本発明の薬害のない故油性粒
剤(試料一H)およびエラスガード200を使用しない
以外は同様にして(比較試料−H)を製造した. 実施例9、比較例9 アジピン酸ジオクチルt o .O郎、スピンドル油5
.0部とレルダン 5.0部を混合し、該混合物にPV
A2.S部ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.
2部、エラスガード200  (第一工業製薬製(株)
フッ素系化合物)0.3部、デンプン20部にクレー6
2.0部を混合し造粒した小粒状物を室温下に含浸し全
量を吸収せしめて、本発明の薬害のない放油性粒剤(試
料−1)およびエラスガード200を使用しない以外は
同様にして(比較試料一夏)を製造した. 次に試験例を挙げて本発明の効果について説明する. 試験例1 下記の要領で試料一人%B%C%D,!(実施例1、2
、3、4,9)と比較例として実施例1、2、3、4、
9でフッ素系化合物をそれぞれ除いた、比較試料一八%
B%C%D,I及びパサジット7%粒剤のイネミズゾウ
ムシに対する殺虫効果と稲に対する薬害を試験した.結
果を第1表に示す. 試験地:鹿児島市郡元町880番地 区 制:3区制 処理年月日7 19517年12月17日供試作物:イ
ネ(品橿:コシヒカリ) 処理方法:イネを植えた直径9cmのポットを1一の枠
内に設置し、該ポットに対しlO アール当たり、311g相当量の薬剤を手まき処理する
. 調査方法:処理後、5、10%l5日後にイネミズゾウ
ムシの成虫をポット当たり5頭放飼 し、1日後の該成虫の生死及びイネに 対する薬害を調査した. 試験例2 下記の要領で試料一B%E%F,G(実施例2、゜5、
6、7)と比較例として実施例2、5、6、7でフッ素
系化合物をそれぞれ除いた、比較試料−B%E%F%G
及びパサジット7%粒剤のイネミズゾウムシに対する殺
虫効果と稲に対する薬害を試験した.結果を第2表に示
す.試験地:鹿児島市郡元町aaO番地 区 制:3区制 処理年月日: tsas年1月20日 供試作物:イネ(品種:コシヒカリ) 処理方法:イネを植えた直径9c一のポットをfnfの
枠内に設置し、該ポットに対し10 アール当たり、3Kg相当量の薬剤を手まき処理する. 調査方法:処理後、5、10, Is日後にイネミズゾ
ウムシの成虫をポット当たり5頭放飼 し、1日後の該成虫の生死及びイネに 対する薬害を調査した. 調査した. 試験例3 下記の要領で試料一B,C%D%F(実施例2、3、4
、5)と比較例として実施例2、3、4、5でフッ素系
化合物をそれぞれ除いた、比較試料一B%C%D%E及
びバサジット7%粒剤、シロクサールU粒剤のイネミズ
ゾウムシに対する殺虫効果と稲に対する薬害を試験した
.結果を第3表に示す. 試験地:鹿児島県指宿郡指宿市二月田 区 制:17ール/区 1区制 処理年月日: 1988年4月30日 供試作物:イネ(品f!:コシヒカリ)処理方法:各薬
剤をlOアール当たり4κg又は2κg相当量を手まき
処理した. 調査方法:処理後、7、!4、21日後に成虫によるイ
ネへの食害の有無を程度別に、イネ 10株/点(3点/区)調査した.ま た、イネへの薬害程度を処理フ、14日後に調査した.
さらに、1か月後に 寄生幼虫数をイネ6株/区、掘り取り 試験例4 下記の要領で試料一B%E%F%H《実施例2、5、6
、8》と比較例として実施例2、5、6、8でフッ素系
化合物をそれぞれ除いた、比較試料−B%E%F%Hの
ツマグロヨコバイ、セジロウンカ、トビイロウンカに対
する防除効果と稲に対する薬害を試験した.結果を第4
表に示す.試験地:I!児島市上福元町諏訪 区 制: 40@’7区 3区制 処理年月日7 1988年8月4日 供試作物:イネ(品橿:ニシヒカリ) 処理方法:各薬剤を10アール当たり4κg相当量を手
まき処理した. 調査方法 処理前および処理後、4、8、15日におけ
る棲息密度をステッキボードへの 払い落し法で1区10株調査した.ま た、処理後4, 8, Is日におけるイネに対する薬
害を調査した. 手続補正書 6.補正により増加する請求項の数 な し

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水に溶解しない高沸点溶剤、植物油、鉱物油、ま
    たはこれらの混合物に有機フッ素系化合物を混合した組
    成物と1種若しくは2種以上の殺虫成分を混合し、該混
    合物を鉱物質粉末もしくは、植物質粉末を成型した粒状
    組成物からなるキャリヤーに含浸させたこと又は、水に
    溶解しない植物油、鉱物油、またはこれらの混合物に1
    種若しくは2種以上の殺虫成分を混合し、該混合物を鉱
    物質粉末もしくは、植物質粉末に有機フッ素系化合物を
    混合し、成型した粒状組成物からなるキャリヤーに含浸
    させたことを特徴とする薬害のない放油性殺虫粒剤。
  2. (2)有機フッ素系化合物が、撥水作用を有するものよ
    り選ばれた1種以上の物である特許請求の範囲第(1)
    項に記載の薬害のない放油性殺虫粒剤。
  3. (3)植物油が、スギ油、ナタネ油、トウモロコシ油、
    ゴマ油、ダイズ油、メンジツ油、ヒマワリ油、ヒマシ油
    、キリ油、エノ油、アマニ油、若しくはコメヌカ油から
    選ばれた1種以上の油であり、鉱物油が、スピンドル油
    、灯油、重油若しくはキシレンから選ばれた1種以上の
    油であり、高沸点溶剤がアジピン酸ジオクチル、アジピ
    ン酸ジオイソノニル、アジピン酸ジイソデシル、フタル
    酸ジイソオクチル、メチルナフタレン、ブチルベンジレ
    ートから選ばれた溶剤である特許請求の範囲第(1)項
    に記載の薬害のない放油性殺虫粒剤。
  4. (4)鉱物質粉末がクレー、タルク、ケイソウ土、炭酸
    カルシウム若しくは炭酸マグネシウムから選ばれた1種
    以上の物であり、植物質粉末が小麦粉、デンプン、コメ
    ヌカ、フスマ、のこ屑、油粕から選ばれた1種以上の物
    である特許請求の範囲第(1)項に記載の薬害のない放
    油性殺虫粒剤。
  5. (5)殺虫成分がピレスロイドA、ピレスロイドB、ピ
    レスロイドC、レルダン若しくはオフナック、XMCか
    ら選ばれた1種以上の物である特許請求の範囲第(1)
    項に記載の薬害のない放油性殺虫粒剤。
JP5347889A 1989-03-06 1989-03-06 薬害のない放油性殺虫粒剤 Expired - Lifetime JP2821467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5347889A JP2821467B2 (ja) 1989-03-06 1989-03-06 薬害のない放油性殺虫粒剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5347889A JP2821467B2 (ja) 1989-03-06 1989-03-06 薬害のない放油性殺虫粒剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02233601A true JPH02233601A (ja) 1990-09-17
JP2821467B2 JP2821467B2 (ja) 1998-11-05

Family

ID=12943957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5347889A Expired - Lifetime JP2821467B2 (ja) 1989-03-06 1989-03-06 薬害のない放油性殺虫粒剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2821467B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0912406A (ja) * 1995-06-22 1997-01-14 Nippon Bayeragrochem Kk 水田用農薬粒剤
JPH0987077A (ja) * 1995-09-28 1997-03-31 Sumitomo Chem Co Ltd 農薬含有粒状肥料組成物およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0912406A (ja) * 1995-06-22 1997-01-14 Nippon Bayeragrochem Kk 水田用農薬粒剤
JPH0987077A (ja) * 1995-09-28 1997-03-31 Sumitomo Chem Co Ltd 農薬含有粒状肥料組成物およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2821467B2 (ja) 1998-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0285404B1 (en) Improved insecticidal delivery compositions and methods for controlling a population of insects in an aquatic environment
US4971796A (en) Slow release pest control granule composition
KR100336248B1 (ko) 수불용성알긴산염을함유하는농약조성물
JP5352891B2 (ja) 害虫忌避剤
US5484600A (en) Insecticidal composite timed released particle
CN104920354A (zh) 农药水面油展膜剂及其制备方法
US20060099233A1 (en) Granular formulation of neem seed extract and its process thereof
JPS6069001A (ja) 殺線虫・殺虫組成物
JPH0256323B2 (ja)
JPH02233601A (ja) 薬害のない放油性殺虫粒剤
JPS62198602A (ja) 放油性殺虫粒剤
JP2766973B2 (ja) 浮遊性投げ込み製剤
JP4336806B2 (ja) アリモドキゾウムシ誘引殺虫剤組成物
JPH09118602A (ja) 水面浮上性農薬製剤
JP2888388B2 (ja) 水稲害虫の防除方法
JP3555900B2 (ja) 水面拡散型固形農薬製剤
KR100730590B1 (ko) 수중 유화형 농약입제 및 그의 제조방법
JPS637161B2 (ja)
JPS6345201A (ja) 水田除草用粒剤
CS254995B2 (en) Herbicide with improved residual activity
JPH01254604A (ja) 水面施用農薬粒剤
JPS63162608A (ja) 有害腹足類の駆除剤
Nayak Chapter-5 Pesticide Formulations
KR0175222B1 (ko) 무논 투척처리용 농약 점보제 및 그의 제조방법
JPH06336402A (ja) 稲紋枯病防除組成物