JPS6345201A - 水田除草用粒剤 - Google Patents

水田除草用粒剤

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JPS6345201A
JPS6345201A JP61205695A JP20569586A JPS6345201A JP S6345201 A JPS6345201 A JP S6345201A JP 61205695 A JP61205695 A JP 61205695A JP 20569586 A JP20569586 A JP 20569586A JP S6345201 A JPS6345201 A JP S6345201A
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鎌木 史朗
Takashi Igai
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    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests containing solids as carriers or diluents

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、黒曜岩を焼成加工した粒状発泡体に、高活性
の除草剤有効成分とパラフィンワックスとを担持させて
なる有効成分の溶出制御された水田除草用粒剤およびそ
の施用法に関するものであり、この本発明の粒剤を水田
に施用すると、粒剤に担持されている除草剤有効成分が
極めて徐々に水中へ溶出するように調節されているため
に、長期間にわたって安定した除草効力が持続できるも
のである。
〔従来の技術および問題点〕
現在、市販されている水田除草用粒剤の形態としては、
鉱物質担体(ベントナイト、クレー等)の破砕物に有効
成分を含浸させた形態のもの、および微粉砕された鉱物
質担体(ベントナイト、クレー、タルク等)と有効成分
とを混合粉砕し、少量の水を加えて混練し押し出し造粒
法によって製造された形態のものがある。
従来、上記の粒剤については水田へ処理したとき目的の
除草効果を達成させるために、粒剤に含有されている有
効成分を、できるだけ速やかに水中へ溶出させる技術が
種々検討されている。一方、長期間にわたって安定した
除草効力を持続させるために、水田の単位面積当たりの
粒剤の投与量を増加させたり、粒剤中の有効成分の含有
率を上げたり、複数回にわけて散布するなどして、効力
の持続を図っている。
この粒剤技術の主流としては、水田に散布された粒から
如何に速やかに均一に有効成分を水田水に溶出させるか
の技術であって、この逆の徐々に有効成分を水田水へ溶
出するように調節された技術は数少ない。
このいくつかの水田水中への徐放技術の主なものとして
は、(1)押し出し造粒時において添加される天然およ
び合成糊料の大量添加方法、(2)疎水性物質による被
覆方法、(3)活性炭の添加によりその強力な吸着力を
利用した方法、(4)ゼラチンなどを用いるカプセル製
剤化方法などがある。
これらの技術を実用化するために種々試みられているが
それぞれ問題点がある。すなわち、(1)の方法では、
天然および合成糊料の大量添加によって造粒時の歩留ま
りが悪化しコスト高となる。
(2)の方法では、粒子の全面を均一に疎水性物質によ
る被覆する技術自体が極めて高度なものであり、少しで
もピンホールがあると、そこから−気に有効成分が溶出
してしまう欠点がある。(3)の方法では、活性炭から
の溶出のコントロールが困難で且つ活性炭の強力な吸着
力によって有効成分の無効化の恐れがある。一方その吸
着力を植物性油の種類とその添加量の加飯により任意に
調節する高度な技術もあるが、有効成分の25℃におけ
る水溶解度が5pp−以下のものについては調節が不可
能とされている。(4)の方法では、そのカプセル製剤
は主として殺虫剤に用いられるが、温水下水田における
除草剤には使用されていない。
しかしながら近年、従来の市販除草剤に比べて、極めて
活性の高い除草剤が開発されてきた。
これらの除草剤の場合には、有効成分の活性が高いため
、水中への溶出が速やかであると稲に対する薬害の恐れ
があり、従来とは全く逆に水中への溶出を制御すること
が重要Li題となってきた。
更に水中への溶出制御とともに、長期間にわたって一定
量の有効成分を徐々に水中へ溶出させて、効力の持続を
図る技術が要望されている。
更に、粒剤の施用方法としては散粒機による方法が多用
されていて、形態としては手動式と動力式とがある。こ
れらは、いずれも施用者が機械を背負い、水田を歩行し
ながら目測に鯨って均一散布するものである。
この従来の施用方法は施用者に多大の労力を強いるもの
であるため、さらに省力的な施用方法が要望されている
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は、有効成分を水田において水中および土
壌表層に徐々に放出させ、長期間にわたって効力を持続
し、且つ水稲移植直後の処理における薬害の軽減をも可
能とする実用的な水田除草用粒剤を提供することにある
このような実用的な水田除草用粒剤を温水下水田へ投下
することによって有効成分の効果を最も無駄なく発揮さ
せ且つ長期間にわたって効力を持続させるものであり、
その効果は大である。
本発明は、黒曜岩を焼成加工した粒状発泡体に、高活性
の除草剤有効成分とパラフィンワックスとを担持させて
なる有効成分の溶出制御された水田除草用粒剤およびそ
の施用方法に関するものであり、この本発明の粒剤を水
田に施用すると、粒剤に担持されている除草剤有効成分
が極めて徐々に水中へ溶出するように調節されているた
めに、長期間にわたって安定した除草効力が持続できる
ものである。
本発明の粒剤の製造法は、特に限定されるものではない
が、例えば、所定量の粒状発泡体と所定量のパラフィン
ワックスおよび所定量の除草剤有効成分化合物を均一に
混合し、この混合物に所定量の溶剤(例えばクロロホル
ム等)を添加し、パラフィンワックスおよび有効成分化
合物を溶解させて、更に加温し、その後、溶剤を留去し
て所定量の除草剤有効成分化合物を担持した本発明の粒
剤を得る方法、または所定量のパラフィンワックスと微
粉砕した所定量の除草剤有効成分化合物とを混合し、加
温し、この混合物に、予め加温した所定量の粒状発泡体
を加えて混合し、混合しながら放冷して、所定量の除草
剤有効成分化合物を担持した本発明の粒剤を得る方法な
どが挙げられる。
本発明において、粒状発泡体とは、黒曜岩を粉砕し焼成
加工した無機質粒状で、独立気泡の集合体が強固なガラ
ス質の被膜で覆われた軽量発泡体であり、現在フヨーラ
イトの製品名(フヨーライト株式会社の製品)で市販さ
れているものも用いることができる。 粒状発泡体の粒
径としては特に限定されるものではないが大略0.1〜
1.51が望ましい。
パラフィンワックスは、常温で固体の炭化水素であり、
本発明においては通常の市販品を用いることができるが
、好ましくは融点が50〜90℃の範囲のものがよい。
融点が50℃以下のパラフィンワックスの場合は、夏期
の高温のときにはパラフィンワックスが軟化しやすくな
り本発明の粒剤の粒子相互が付着し、取り扱い上好まし
くなく、一方融点が90℃以上のパラフィンワックスの
場合は、本発明の粒剤の製造時にパラフィンワックスの
融解に要する熱量が多くなり経済的に不利である。
本発明における除草剤有効成分化合物は高活性のもので
あれば特に限定されるものではないが、水に対する溶解
度が25℃で1000 ppm以下のものに好適である
。例えばスルホニルウレア系有効成分化合物、ペンタシ
ン(−船名)、モリネート(−船名)等が挙げられる。
スルホニルウレア系有効成分化合物として具体的には、
例えば下記のものが好ましい。
(1)は、N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2
−イル)アミノカルボニルツー4−エトキシカルボニル
−1−メチルピラゾール−5−スルホンアミドで以下、
化合物Aと略す。
(II)は、メチル−2−〔(〔(〔(4,6−シメト
キシビリミジンー2−イル)アミノ〕カルボニル〕アミ
ノ〕スルホニル〕メチル〕ベンゾエートで以下、化合物
Bと略す。
本発明の水田除草用粒剤において、その成分の割合は特
に限定されるものではないが、有効成分1重量部に対し
て、パラフィンワックスが0.2〜1000重量部およ
び粒状発泡体が15〜10000重量部の範囲が望まし
い。
次に本発明の水田除草用粒剤の施用法について説明する
本発明の施用法は、本発明の水田除草用粒剤を、水田の
施用場所からの移動がないように工夫された袋に入れて
、該袋をそのまま直接、水田へ施用して水田雑草を枯殺
する方法に関するものである。
すなわち、上記の袋に本発明の粒剤を含有せしめること
によって、本発明の粒剤が施用後、風や水の流れによっ
て流亡することが防止でき、そのため安定した殺草効果
が得られ、且つ袋ごと直接に水田へ施用できるので、極
めて省力的な施用方法である。
本発明において、使用される袋は特に限定されるもので
はないが、水中で溶解や破損しないものであればよ(、
例えばその材質としては紙、布、合成繊維のものが使用
でき、その袋の大きさも限定されるものではないが一般
的には施用者が片手で握って、そのまま水田へ投与しう
るぐらいの大きさが望ましい。
水田の施用場所からの移動がないように工夫された袋と
しては、例えばその袋の中の底部に比重が1以上の材料
を含有させるか、またはその袋の底部から糸や紐などを
介して比重が1以上の材料を結びつけてもよい。上記の
材料は特に限定されるものではないが、例えば金属類、
石などの鉱物類が使用できる。また水田の施用場所に咳
袋を固定する方法として、棒などのようなものを水田に
差し込み、この水面下に咳袋を結び付けてもよい。
次に本発明の水田除草用粒剤の製法の実施例を具体的に
挙げて説明する。但し、これらのみに限定されるもので
はない。
1〜4および6〜8 所定量の粒状発泡体(黒曜岩を焼成加工した粒状発泡体
;フヨーライト株式会社の製品)、所定量のパラフィン
ワックスおよび所定量の除草剤有効成分化合物をン昆合
し、この混合物100重量部に対し、クロロホルム30
重量部を添加し、50℃まで加温して、パラフィンワッ
クスおよび有効成分化合物を溶解させた。その後、減圧
下でクロロホルムを留去して所定量の除草剤有効成分化
合物を担持した本発明の水田除草用粒剤を得た。
各実施例の成分の配合割合等を第1表に示す。
実施±1 所定量のパラフィンワックスと微粉砕した所定量の除草
剤有効成分化合物(平均粒径:約5ミクロン)とを混合
し、60℃まで加温した。
この混合物に、60℃に加温した所定量の粒状発泡体(
黒曜岩を焼成加工した粒状発泡体;フヨーライト株式会
社の製品)を加えて混合し、混合しながら放冷して、所
定量の除草剤有効成分化合物を担持した本発明の水田除
草用粒剤を得た。
第1表中において、フヨーライトは黒曜岩を焼成加工し
た粒状発泡体でフヨーライト株式会社の製品名である。
フヨーライト1号は、粒径が0.6〜1 、2mmの範
囲フヨーライト2号は、粒径が1.2〜2 、5mmの
範囲フヨーライト0号は、粒径が0.2〜0.6mmの
範囲使用したパラフィンワックスは、日木精蝋株式会社
の製品である。
パラフィン#135は、融点58℃である。
パラフィン#120は、融点50℃である。
パラフィンtli−Micは、融点70℃である。
第1表 入射111 縦および横が10cmのガーゼの袋に、実施例7で製造
した本発明の粒剤(化合物Aが 1.4重量%含有)7
.5gおよび破砕した炭酸カルシウム10gを入れて、
糸で咳袋の口を閉じて、除草剤入りの本発明の袋を作成
した。
大盗斑上皇 縦および横が10cmの湿潤強力紙(ティーバンクに使
用するものと同質の紙)で作成した袋に、実施例7で製
造した本発明の粒剤(化合物Aが 1.4重量%含有)
7.5gを入れて、その袋の口を糊付けした。この袋の
下端に水系を結びつけて、その下端から6cmの位置に
、釣用の鉛の錘5gを付けて、除草剤入りの本発明の袋
を作成した。
次に、試験例において用いる比較例の粒剤を下記に示す
止較班土 化合物A0.07重量部をクロロホルム30重量部に溶
解させた。この溶液をフヨーライト1号99.93重量
部に浸漬し、充分混合した後、減圧下でクロロホルムを
留去して、化合物Aが0.07%含有する粒剤を得た。
比較例2 化合物80.07重量部とフヨーライト2号99.93
重量部とを、充分混合し、これにクロロホルム30重量
部を加えて50℃に加温し、その後、攪拌しながら減圧
下でクロロホルムを留去して、化合物Bが0.07%含
有する粒剤を得た。
ル較±1 化合物A0.07重量部、タルク17.00重量部、ク
レー47.40重量部およびベントナイト34.03重
量部を均一に混合し、粉砕した。この粉砕物に、リグニ
ンスルホン酸カルシウム1.5重量部を水12.0重量
部に溶解させた溶液を添加し、混練し、押し出し式造粒
機を用いて直径0.8mmのスクリーンを通して造粒し
た。この造粒物を60℃の恒温器内で2時間、乾燥させ
、粉末部を除き、化合物Aが0゜07%含有する粒剤を
得た。
上較五↓ 化合物80.07重量部とパラフィン#135 (6,
0重量部)とを混合し、加温溶解し、冷却した。これに
、タルク13.00重量部、クレー46.40重量部お
よびベントナイ)33.03重量部を均一に混合し、粉
砕した。この粉砕物に、リグニンスルホン酸カルシウム
1.5重量部を水12.0重量部に溶解させた溶液を添
加し、混練し、押し出し式造粒機を用いて直径0.8m
mのスクリーンを通して造粒した。この造粒物を60℃
の恒温器内で2時間、乾燥させ、粉末部を除き、化合物
1)<0.07%含有する粒剤を得た。
次に、本発明の粒剤の効果について具体的に試験例を挙
げて説明する。
■狡聞上 製剤(実施例および比較例の粒剤)の経時的
水中溶出濃度の測定試験 試験器として5連式恒温攪拌槽(新東科学株式会社製)
を用い、水A30℃+0.5℃に、攪拌回転速度30r
pmに設定した。この試験器を用いて以下の試験を行っ
た。
11ビーカーに硬水(3度)を11入れて、試験粒剤の
所定量を投入した。すなわち粒剤中の有効成分含有率が
0.07%では10gを、0.7%では1gを、1.4
%では0.5gを、投入した。
この11ビーカーを上記試験器に設置した。その後、1
時間毎に約3ccを採水して、有効成分の濃度を液体ク
ロマトグラフで測定した。
偶数時間(2,4,6−・・時間)経過時の採水の後、
1!ビーカー中の硬水のみを全量法いて、新たな硬水を
12入れた。この操作を偶数時間毎に繰り返した。この
試験の目的は、実際の水田における水の投入および落水
の繰り返しを想定して行ったものである。結果を第2表
および第3表にしめす。
第2表  (濃度:ppm) 第3表 上記第2表および第3表の結果より明らかな通り比較例
の粒剤では短時間に粒剤中の有効成分が水中へ溶出して
しまい、2時間経過後には、はとんど溶出されてしまう
、一方、本発明の粒剤では長時間にわたって徐々に少し
ずつ粒剤中の有効成分が水中へ溶出している。このこと
は実際の水田において、比較例の粒剤では稲に対する薬
害が生じやすく除草効力の持続性も乏しいことを意味し
、一方、本発明の粒剤では薬害の恐れが少なく且つ除草
効力の持続性も有することを意味する。
M  止水条件およびかけ流し条件における除草効果試
験 30ca+ x 30ca+ x 15c+s (縦X
横X深さ)のプラスチック製ポットに水田土壌を詰め、
水を入れて、水深4cmの湛水条件とした。
このポットに所定量の前記実施例および比較例の粒剤を
処理した。この時、水面および水中に浮遊する粒剤につ
いては、この粒剤をガーゼに包み、ポットの中心部に固
定した。
止水条件の試験においては、粒剤処理後、水深4cmの
湛水条件を維持しながら6日間放置し、この後、タイヌ
ビエおよびホタルイの種子を土中へ播種した。一方、か
け流し条件の試験においては、粒剤処理の翌日より定量
ポンプで一定の水を、ポット中へ送り、水をポットより
オーバーフローさせて、1日でポット中の水が全量、置
き換わるようにした。この操作を6日間m続した。この
後、タイヌビエおよびホタルイの種子を土中へ播種した
。tI種後30日目に除草効果を下記の判定基準で調査
した。結果を第4表に示す。
判定基準 上記殺草率は、肉眼観察で測定した。
第4表 実  粒剤  有効  タイヌビエ  ホタルイ施  
の処  成分 □ 例  埋置  の処  止水 かけ流L 止水 か1を
流し埋置  条件 条件  条件 条件 (g/a)   輸/a) 1  300  0.21  10  10   10
  102  300  0.21  10  9  
 10  103  300  0.21  10  
6   10  94  300  0.21  10
  10   10  105  30  0.21 
 10  10   10  106  30  0.
21  10  10   10  107  15 
 0.21  10   to    10  10第
4表の結果から明らがな通り、止水条件においては比較
例の粒剤も本発明の粒剤も強い除草効果が認められ殺草
力に有意差がなかったが、かけ流し条件では比較例の粒
剤は本発明の粒剤に比べて著しく除草効果が低下してい
る。
跋腹拠ユ 移植水稲に対する薬害の影響115000ア
ールのワグネルポットに水田土壌を詰め水を入れて水深
4cmの湛水条件とした。
このポットに2葉期の稲の苗を1ポツト当たり2本定植
し、定植の翌日、所定量の粒剤を処理した。
処理翌日より2日間にわたって、ポット底部より徐々に
水を抜き、2日後には土壌の上面に全く水のない状態に
して、薬害の発生しやすい条件にした。処理後30日目
に稲に対する薬害の影響を調べるために稲の地上部の生
体重を測定した。
結果を第5表にしめす。
表中の数値は無処理区を100としたときの相対値をし
めす。
第5表 無処理区            100第5表の結果
より明らかな通り、比較例の粒剤は稲に対する薬害の影
響が明確に認められたが、本発明の粒剤では無処理区と
ほぼ同等で薬害の影響が認められなかった。
試用■↓ 実際の水田における効力試験各種雑草が多発
する水田を使用して、雑草に対する効力試験および稲に
対する薬害の有無を調べた。
水田の代かきを十分に行った後、稲の幼苗を田植機を用
いて移植した。
この水田をプラスチイク製の波板で100が毎に区切り
、田植3日後に薬剤を処理した。
実施例7で作成した本発明の粒剤入り袋は、−区当たり
2袋および一区当たり4袋をそれぞれの区画内に平均に
分布するように手で投げいれた。比較例3で作成した粒
剤(従来の粒剤)は、散粒機を用いて均一散布した。試
験区は2反復とした。
雑草の調査は、田植後45日目および60日目に行い、
1区について4ケ所、50 X 50cmの枠内の雑草
を抜き取り、草種毎に風乾型を測定した。
イネについては、田植後45日目に、1区当たり4ケ所
、各10株について地上部を刈り取り風乾型を測定した
結果は第6表に示す。
評価の基準は、稲については手取り除草区を100とし
、雑草は無処理区を100として表し、またOは完全枯
殺を表す。
第6表 45日目          60日目風乾重(χ) 
     風乾型(Z)有効    実施例7  比較
例3 実施例7  比較例3成分1t(g/a) 0.
210.42 0.210.42 0.210.42 
0.210.42イネ     99101 103 
95  − −  −  −ヒエ      7  0
  15  4  10  0  20  7コナギ 
   00  00  00  53アゼナ    o
o   oo   oo   i。
タマガヤツリ 00  00  00  40ウリカワ
   00  00  00  52第6表より明らか
なように、一般に除草剤の効力判定の時期として妥当と
される田植後45日目では、実施例7および比較例3と
もに、ヒエを除く各雑草を完全に防除していた。そこで
更に期間を延ばし田植後60日目に再び調査したところ
、従来の粒剤では、有効成分の分解に伴って雑草の発生
が少し認められた。これに対して、実施例7ではヒエを
除く各雑草を完全に防除しただけでなく有効成分IQ、
42g/aを処理した場合には、ヒエをも含めて完全な
防除効果を得ることができた。
一方、イネに対しては、従来の粒剤では、有効成分0.
42g/aを処理した場合には、イネの風乾型の減少が
少し認められたが、実施例7では全くイネに影響を与え
なかった。
上記のように従来の粒剤と比べて、実施例7では雑草を
長期間防除する性能が付与され、またヒエをも含めた防
除が可能となり、且つイネに対する安全性も優れていた

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)黒曜岩を焼成加工した粒状発泡体に、高活性の除
    草剤有効成分とパラフィンワックスとを担持させてなる
    有効成分の溶出制御された水田除草用粒剤。
  2. (2)除草剤有効成分が、スルホニルウレア系化合物で
    ある特許請求の範囲第1項記載の水田除草用粒剤。
  3. (3)除草剤有効成分が、N−〔(4,6−ジメトキシ
    ピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕−4−エト
    キシカルボニル−1−メチルピラゾール−5−スルホン
    アミドである特許請求の範囲第2項記載の水田除草用粒
    剤。
  4. (4)除草剤有効成分が、メチル−2−〔〔〔〔〔(4
    ,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ〕カル
    ボニル〕アミノ〕スルホニル〕メチル〕ベンゾエートで
    ある特許請求の範囲第2項記載の水田除草用粒剤。
  5. (5)パラフィンワックスの融点の範囲が、50〜90
    ℃である特許請求の範囲第1項記載の水田除草用粒剤。
  6. (6)特許請求の範囲第1項記載の水田除草用粒剤を、
    水田の施用場所からの移動がないように工夫された袋に
    入れて、該袋をそのまま直接、水田へ施用して水田雑草
    を枯殺する方法。
  7. (7)特許請求の範囲第1項記載の水田除草用粒剤を含
    有し、且つ水田の施用場所からの移動がないように工夫
    された直接水田施用できる袋。
JP61205695A 1986-04-09 1986-09-01 水田除草用粒剤 Expired - Lifetime JP2508012B2 (ja)

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