JPH022311A - 釣り糸 - Google Patents

釣り糸

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Publication number
JPH022311A
JPH022311A JP14321788A JP14321788A JPH022311A JP H022311 A JPH022311 A JP H022311A JP 14321788 A JP14321788 A JP 14321788A JP 14321788 A JP14321788 A JP 14321788A JP H022311 A JPH022311 A JP H022311A
Authority
JP
Japan
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fishing line
shape memory
fishing
phase
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP14321788A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Nakajima
中島 悦雄
Setsuo Shigaki
志垣 節夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEMORY KK
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
MEMORY KK
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH022311A publication Critical patent/JPH022311A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はナイロン製釣り糸に劣らないしなやかさと、ナ
イロン製釣り糸より引張強度がはるかに強く、かつ耐食
性にも優れた新規な釣り糸に関するものである。
「従来の技術」 従来の釣り糸にはほとんどナイロン糸が使用されており
、特に引張強度を要する磯釣りや大物釣りの場合には、
まれに鋼線や微細な形の鋼線をより合せたワイヤー等が
使用されている。
「発明が解決しようとする課題」 ナイロン糸はしなやかさはあるが強度的に問題かあり、
磯釣り等で大きなものを釣り上げる場合や、鯉等を釣り
上げる時切れ易いのみならず、魚に噛み切られる欠点が
ある。
また、鋼線や鋼線ワイヤー製の釣り糸は、強度的には充
分であるかしなやかさがなく扱いにくい欠点かあり、耐
食性の点でも問題かあった。
本発明の目的は、前述のような欠点かなく、ナイロン糸
に劣らないしなやかさと鋼線又は鋼線ワイヤーと同等以
上の強度と優れた耐食性をかね備えた釣り糸を提供する
ことにある。
「課題を解決するための手段及び作用」本発明は前述の
従来の釣り糸の欠点及び問題点を解決するため、鋭意検
討の結果なされたものである。すなわち本発明に係る釣
り糸は、Ni−Ti系形状記憶合金からなり、かつその
金属組織か常温でマルテンサイト相となっていることを
特徴としている。
本発明においてNi −Ti系形状記憶合金を採用した
のは、この系の合金が常温におけるしなやかさ強度及び
耐食性の点で他の形状形状記憶合金に比べて優れている
からである。すなわち、鉄系や銅系の形状記憶合金は強
度や耐食性の点て劣る。
Ni −Ti系形状記憶合金は、オーステナイト相(母
相)への変態を完了する温度(以下rAf点」という、
)か50”C以上のものか望ましい、具体的には、Ni
とTiの組成比か原子%て50:50の場合Af点は9
0℃前後であり、Niがわずかに多い例えば旧が50.
4%、Tiか49.6%でAf点は約50℃前後である
本発明におけるNi −Ti系形状記憶合金は、上記の
ようなNi−Ti合金のみに限らず、Af点を50℃以
下に下げない範囲で、Ni又はTiの一部をわずかに7
、r、 Au、 v 、 Cr、 Mn、 Fe、 G
o等で置換したものでもよい。
また本発明において、Ni−Ti系形状記憶合金の金属
組織を常温、すなわち釣りの環境下の温度(これに限定
されるものではないか、例えば−lO℃〜30℃)でマ
ルテンサイト相になるものにしたのは、わずかな力で変
形ないし曲げ易くするため、すなわち、釣り鈎やナイロ
ン糸等に結び付は易くするためである。
前述のNi−Ti系形状記憶合金は、Af点以上の温度
で金属組織か完全にオーステナイト相となフて変形しに
くくなり(記憶形状に復元し)、Af点以下の温度ては
温度の降下に従ってマルテンサイト相かあられれ(マル
テンサイト相があられれ始める温度をrMs点」と言う
。)、一定温度(「1点」、すなわちマルテンサイト相
への変態が完了する温度)まで下がると、金属組織は完
全に100%マルテンサイト相となる。
このマルテンサイト相の領域では、容易に変形させたり
曲げたりすることかてきる。
本発明に係る釣り糸は、その金属組織か常温で100%
マルテンサイト相になるようなものが望ましいか、常温
で80%以上マルテンサイト相になるものであれば、釣
り糸として使用するのに悪影響はない。
本発明に係る釣り糸は、−例として以下のように製造さ
れる。
すなわち、前述のNi−Ti系合金を溶解鋳造し。
このインゴットを熱間加工後、冷間加工と焼鈍を繰返し
て細径の線材に加工し、最後に冷間加工により所定の線
径、例えば0.05mm〜0.74s■(0,1号〜2
0号の糸)に加工し、これを400〜500°Cの温度
て数分ないし一時間程度保持(形状記憶熱処理)して、
常温まで冷却すると本発明に係る釣り糸か得られる。
この時の金属組織はマルテンサイト相であり、非常に曲
げ易くしなやかな状態を保っている。
なお、形状記憶熱処理時の糸の形状は、線状になってい
れば直線状、コイル状等どのような形状でもよい。
このようにして得られた本発明に係る釣り糸はしなやか
なナイロン糸性状を呈し、かつナイロン糸よりはるかに
強い引張強度(80〜120kgf/ms”)を有する
「実施例」 以下本発明の実施例を具体的に説明する。
原子%で50:50のNi−Ti系合金鋳塊を製造し。
これを熱間圧延して大径の線材に加工した後、冷間加工
と焼鈍を繰返して細径の線材に加工した。
これをざらに冷間加工により線径Q、15mm (0,
8号釣り糸に相当)の糸状に加工した後、450℃て3
0分間熱処理(形状記憶処理)を施して、常温まて冷却
し、第1図の釣り糸lを製造した。
この釣り糸lの常温における金属組織は100%マルテ
ンサイト相であり、そのAf点は88°Cであった。
こ釣り糸1はAf点88℃温度以上でオーステナイト相
になり、ものと記憶形状に復元して変形しにくい状態に
なるか、温度低下とともにマルテンサイト相かあられれ
、30℃以下になるとほぼ完全にマルテンサイト相にな
り、小応力で変形し易く。
すなわち曲げ易くなり、しなやかなナイロン糸性状を呈
した。
そして、この釣り糸lの破断強度(引張強度)は96k
gf/m■2前後であり、同一線径のナイロン糸と比較
するとほぼその二倍の破断強度を示した。
また、この釣り糸lの表面は、酸化スケールに覆われて
艶やかな黒色であった。
この釣り糸1を図示のようにはりす(約30C聰)とし
て使用し、その一端を10号の釣り鈎3に結び付け、瞬
間接着剤により釣り鈎3に固定し、その他端を図示のよ
うに在来のナイロン糸2に結び付けたが、在来のナイロ
ン糸を釣り鈎に結び付けたり、あるいはナイロン糸相互
を結び付ける場合と同様な感覚で結び付けることができ
た。
「発明の効果」 本発明に係る釣り糸は、釣り環境の温度下すなわち常温
でマルテンサイト相であり、小応力により容易に曲かり
、変形し易くなっているため、従来のナイロン製釣り糸
とほぼ同様なしなやかさを有し、かつ、従来のナイロン
製釣り糸よりはるかに強く1強度的には鋼線と同等以上
強さを示し、また耐食性にも優れており釣り糸として非
常に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る釣り糸をはりすとして使第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Ni−Ti系形状記憶合金からなり、かつその金属組織
    が常温でマルテンサイト相となつていることを特徴とす
    る釣り糸。
JP14321788A 1988-06-10 1988-06-10 釣り糸 Pending JPH022311A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024309A1 (en) * 1996-12-06 1998-06-11 Outdoor Innovations, L.L.C. Spinner-type fishing lures and wire and cable fishing leaders

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