JPH02231158A - 熱転写プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、サーマルヘッドを用い、昇華性染料を含んだ
インクシートを介して印画紙に多階調のプリントを行な
う熱転写プリンタに関する。

く従来の技術〉 従来、この種の熱転写プリンタとして、サーマルヘッド
に線状に配設された多数の発熱体に、電源回路から一定
電圧を印加し、各発熱体の通電時間を印画制御回路によ
り画像信号に基づいて制御するらのが知られている。そ
して、上記線状の発熱体をインクシートを介して印画紙
に押し付け、昇華性染料をインクシートから印画紙へ熱
転写して１ライン分の印画を行なう。次に、発熱体を紙
面から離して通電を停止し、印画紙を縦方向に１行送っ
た後、通電と移動を再開して次の１ライン分の印画を行
なう。この操作の繰り返しによって印画紙の全面に印画
が行なわれる、 く発明が解決しようとする課題〉 ところが、上記従来の熱転写プリンタは、濃度特性の立
上りの遅い昇華性染料を用い、紙送りの間発熱体への通
電を停止するものであるため、紙送り中に発熱体が冷え
、次の！ライン分の１階調目の印画に長時間を要して、
印画能率が低下するという欠点がある。また、紙送り時
間が、発熱体の加熱に全く寄与しない無駄な時間となる
という欠点がある。

そこで、本発明の目的は、紙送り中の各発熱体に均一に
予熱のための電通を行なうことにより、インクシートか
ら紙両紙への昇華性染料の熱転写を促進して、印画能率
を向上させ、印画の高速化を図ることができる熱転写プ
リンタを提供することである。

く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の熱転写プリンタは、
線状に配設された多数の発熱体に電源回路から所定の電
圧が印加され、各発熱体の通電時間が印画制御回路によ
り画像信号に基づいて制御されるサーマルヘッドを用い
、インクシートを介して印画紙にプリントを行なうもの
において、■ライン分の画像信号の印画終了時に上記印
画制御回路から出力される紙送り指令信号を受けて切り
換わり、紙送り時間中上記各発熱体に印画時よりも低い
一定電圧を印加して予熱を行なうためのスイッヂング手
段を上記電源回路に設けたことを特徴とする。

〈作用〉 サーマルヘッドの発熱体には、印画時、電源回路から所
定電圧が印加され、各発熱体の通電時間が印画制御回路
によって画像信号に基づいて制御されて、インクシート
を介して印画紙の１ライン分のプリントが行なわれる。

ｌライン分の印画が終わると、印画制御回路から紙送り
指令信号が出力され、この信号を受けた電源回路のスイ
ッチング手段は、各発熱体に印画時よりも低い一定電位
を印加して予熱を行なう。これによって、紙送り中も発
熱体は高温に多もたれるので、次の１ラインの最初の昇
華性染料の転写が速やかに行なわれ、印画に長時間を要
しない。

く実施例〉 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明ずろ。

第１図は本発明の熱転写プリンタの一実施例を示すブロ
ック図であり、１は線状に配設された多数の発熱体を有
し、この発熱体を昇華性染料を含んだインクシート（図
示せず）を介して印画紙（図示せず）に押し付けてプリ
ントを行なうサーマルヘッド、２はこのサーマルヘッド
ｌに所定の電圧Ｖを印加するヘッド電圧制御回路３を有
するとともに、プリンタの各部に給電を行なう電源回路
、４はＣＰＵ５からの画像信号を含む制御信号Ｓを受け
て、上記サーマルヘブドｌに各発熱体の通電時間を制御
する通電制御信号Ｓ，を出力し、■ライン分の印画終了
から次の１ラインの印画開始までの間、上記ヘッド電圧
制御回路３にも紙送り指令信号Ｓ，を出力する印画制御
回路である。

上記ヘッド電圧制御回路３は、第２図に示すように、一
定電圧Ｖ。を発生する定電圧電源６と、一端を定電圧電
源６に接続し、池端を接地した電圧制御用の可変抵抗７
と、コレクタＣをこの可変抵抗７の摺動子７ａに接続し
、エミッタＥを負荷抵抗９を介して接地し、ベースＢに
抵抗１０を介して上記紙送り指令信号Ｓ３を受けて導通
するスイッチング手段としてのトランジスタ８からなり
、上記ベースＢは抵抗Ｉ１を介して接地されている。

上記構成の熱転写プリンタの動作について、次に述べる
。

サーマルヘッド１の発熱体には、印画時、電源回路２の
ヘッド電圧制御回路３からヘッド電圧■が印加される。

このヘッド電圧Ｖは、第２図において、印画中はトラン
ジスタ８のベースＢに印画制御回路４から紙送り指令信
号Ｓ３が人力されず、トランジスタ８のコレクタＣとエ
ミッタＥの間か遮断されるので、定電圧？Ｉｉ源６の電
圧Ｖ。から可変低抗７の全電圧降下を差し引いた比較的
高い値Ｖ＋（第３図参照）となる。また、各発熱体の通
電時間は、印画制御回路４からの通電制御信号Ｓ，によ
って画像信号に応じて制御され、サーマルヘッド１でイ
ンクシートを介して印画紙に１ライン分の多階調プリン
トが行なわれる。

ｌライン分の印画が終わると、印画制御回路４から紙送
り指令信号Ｓ３が出力され、この信号Ｓ３を受けたヘッ
ド電圧制御回路３のトランジスタ８は、コレクタＣとエ
ミッタＥの間を導通させるので、ヘッド電圧Ｖは、定電
圧電源６の電圧Ｖ０から可変抵抗７の摺動子７ａまでの
電圧降下と負荷抵抗９の電圧降下を差し引いた比較的低
い値Ｖｔ（第３図参照）となる。そして、このヘッド電
圧Ｖ＝■，を受けるサーマルヘッド１の各発熱体は、紙
送り中は印画制御回路４からの通電制御信号Ｓ，の入力
がないので、紙送りの間中均一に予熱される。また、こ
の間サーマルヘッドｌはインクシートおよび印画紙面か
ら離間し、上記紙送り指令信号Ｓ，を受けるステッピン
グモータによって印画紙が縦方向に１行分送られる。こ
の紙送り中もサーマルヘッド１の発熱体は、上述の如く
予熱で高温に保たれるので、次の１ライン分の印画が始
まると、インクシートから印画紙への最初の昇華性染料
の転写が速やかに行なわれ、従来の予熱なしの場合に比
べて短時間で！ラインの印画を終えることができる。

上記実施例によるヘッド電圧Ｖの時間変化を第３図に示
す。図から明らかなように、２点鎖線で示す従来例では
、紙送り時間Ｔ，の間全く通電をしていなかったため、
！ラインの通電時間かＴ１゜と長かったか、実施例では
、紙送り中に印画時電圧Ｖｌよりも低い電圧Ｖ，で予熱
を行なっているので、ｌラインの通電時間がＴ，と大幅
に短縮できる。上記予熱時電圧■，は、第１階調の印画
通電時間Ｌ１と紙送り時間Ｔ！によって決定される。何
故なら、インクシートに含まれる昇華染料は、昇華応答
性の立上りが遅いため、第１階調の印画通電時間が通常
のインクシートのそれよりも長くなるからである。例え
ば、昇華染料人インクシートの第１階調の印画通電時間
ｔ１が２ｍｓ、紙送り時間Ｔ　ｖｈ’　８　ｍｓである
場合、第１階調印画時の発熱体１ドット当りのエネルギ
Ｅは、発熱体の抵抗値をＲとすれば、Ｅ＝Ｖ＋”ｔ＋／
Ｒとなる。そして、予熱時電圧Ｖ，によるＴ，時間の予
熱エネルギを上記エネルギＥに等しくなるようにすれば
よいから、Ｖ，”ｔ，／Ｒ＝Ｖ！’Ｔ！／Ｒとなり、Ｖ
ｔ＝Ｖ＋ｑ■７了了となって、この例の場合Ｖｔ＝Ｖ．
／２となる。従って、ヘッド電圧制御回路３の可変抵抗
７の摺動子７ａを調整して、第１階調の印画通電時間ｔ
，と紙送り時間Ｔ，に応じた予熱時電圧■，を設定する
ことができる。

なお、本発明が図示の実施例に限られないのは言うまで
もない。

く発明の効果〉 以上の説明で明らかなように、本発明の熱転写プリンタ
は、電源回路に、１ライン分の画像信号の印画終了時に
印画制御回路から出力される紙送り指令信号を受けて切
り換わるスイッチング手段を設け、紙送り時間中このス
イッチング手段によってサーマルヘッドの各発熱体に印
画時よりら低い一定電圧を印加して予熱を行うようにし
ているので、紙送り後の次の１ラインの印画の際、イン
クシートから印画紙への昇華性染料の熱転写が速やかに
行なわれ、従来の予熱なしの場合に比べて大幅に短時間
で１ラインの印画を終えることができ、印画の高速化を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の熱転写プリンタの一実施例を示すブロ
ック因、第２図は第１図のヘッド電圧制御回路の詳細図
、第３図は上記実施例によるヘッド電圧の時間変化を示
す図である。 ■・・・サーマルヘッド、２・・・電源回路、３・・・
ヘッド電圧制御回路、４・・・印画制御回路、５・・・
ＣＰＵ、６・・・定電圧電源、７・・・可変抵抗、８・
・・トランジスタ、９・・・負荷抵抗、Ｓ，・・・紙送
り指令信号、■・・・ヘッド電圧。 特　許　出　願　人　　シャープ株式会社代　理　人　
弁理士　　青山　葆　ほか１名第 ■ 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）線状に配設された多数の発熱体に電源回路から所
   定の電圧が印加され、各発熱体の通電時間が印画制御回
   路により画像信号に基づいて制御されるサーマルヘッド
   を用い、インクシートを介して印画紙にプリントを行な
   う熱転写プリンタにおいて、 １ライン分の画像信号の印画終了時に上記印画制御回路
   から出力される紙送り指令信号を受けて切り換わり、紙
   送り時間中上記各発熱体に印画時よりも低い一定電圧を
   印加して予熱を行なうためのスイッチング手段を上記電
   源回路に設けたことを特徴とする熱転写プリンタ。