JPH02227140A - メタクロレイン及びメタクリル酸の製造用触媒の調製法 - Google Patents

メタクロレイン及びメタクリル酸の製造用触媒の調製法

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JPH02227140A
JPH02227140A JP1046445A JP4644589A JPH02227140A JP H02227140 A JPH02227140 A JP H02227140A JP 1046445 A JP1046445 A JP 1046445A JP 4644589 A JP4644589 A JP 4644589A JP H02227140 A JPH02227140 A JP H02227140A
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methacrolein
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インブチレン又は三級プタノールを気相接触
酸化してメタクロレイン及びメタクリル酸を製造する際
に使用する触媒の調製法に関する。
〔従来の技術〕
イソブチレン又は三級ブタノールを気相接触酸化してメ
タクロレイン及びメタクリル酸を製造する際に用いられ
る触媒に関して数多くの提案がなされている。また、触
媒調製法に関しても数多く提案されている。例えばモリ
ブデン−ビスマスを含む多成分系触媒の調製法としては
、触媒性能を向上させるため、0B−1289057号
、GB−1330474号、GB−1330530号、
特開昭60−28824号等に示されるように独特な調
製法が報告されている。しかし、この反応に用いられる
触媒は、一般に触媒活性、メタクロレイン及びメタクリ
ル酸の選択性及び触媒寿命等の触媒性能の点で工業的見
地から改良が望まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はイソブチレン又は三級ブタノールからメタクロ
レイン及びメタクリル酸を有利に製造するための触媒の
新規な調製法の提供を目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、イソブチレン又は三級ブタノールを分子状酸
素を用いて気相接触酸化し、メタクロレイン及びメタク
リル酸を製造する際に使用する触媒組成中に少なくとも
モリブデン、ビスマス、鉄及びアンチモンを含む多成分
系触媒を調製するにあたり、その構成元素の一部をあら
かじめ熱処理して得られた化合物をそのままの形で導入
することを特色とする触媒の調製法に関する。
本発明は、一般式 %式% (式中MO1w、B1、Fe、sb及びOはそれぞれモ
リブデン、タングステン、ビスマス、鉄、アンチモン及
・び酸素、Aはニッケル及びコバルトからなる群より選
ばれた少なくとも1種の元素、Xはカリウム、ルビジウ
ム、セシウム及びタリウムからなる群より選ばれた少な
くとも1種の元素、Yはマグネシウム、亜鉛、マンガン
、カドミウム、鉛、バリウム及びクロムからなる群より
選ばれた少な(とも1種の元素、Zは燐、硼素、硫黄、
塩素、シリカ、セレン、セリウム、錫及びチタンからな
る群より選ばれた少なくとも1種の元素、a、b、cs
 d、13s fs gsh、i及びjは各元素の原子
比率を示し、a=12のときt)=0.01〜2、c 
=0.01〜3、d=0.5〜5、e = 0.01〜
3、f=1〜12、g=0.01〜2、h = 0.[
11〜10.1=0〜20であり、jは前記各成分の原
子価を満足するのに必要な酸素原子数である)で表わさ
れる組成を有、する触媒を調製するにあたり、B1成分
、sb酸成分びD成分(ここでD成分とは前記のW成分
、A成分及びY成分からなる群より選ばれた少なくとも
1種の元素を意味する)の混合物をあらかじめ700〜
850℃の温度で熱処理して得られた化合物を用いるこ
とを特徴とする、イソブチレン又は三級ブタノールを分
子状酸素を用いて気相接触酸化してメタクロレイン及び
メタクリル酸を製造するための触媒の調製法である。
触媒を調製するための元素の原料としては、酸化物ある
いは強熱することにより酸化物になり得る塩化物、硫酸
塩、硝酸塩、アンモニウム塩、炭・酸塩又はそれらの混
合物が好ましい。
本発明の特色は、触媒の構成元素の一部をあらかじめ熱
処理して得られた化合物の形で導入することである。そ
の際のBi酸成分sb酸成分びD成分の組合せによる原
子比率は任意の比率で選ぶことができる。
D成分としては、前記のW成分、A成分及びY成分から
なる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示すが、特
にW成分及びA成分にニッケル又はコバルト)元素との
組合せが好ましい。
本発明では、Bi酸成分sb酸成分びD成分の組合せで
初めて好ましい結果が得られる。この原因が触媒構造の
中で何に起因しているかについて検討するためD成分の
中からN1をとり出しs Bi −Sb −Ni化合物
を調製した。この化合物を熱処理したのちX線回折分析
を行ったところ、この化合物中には主として酸化ニッケ
ル、酸化ビスマス、酸化アンチそン及び数種のニッケル
やビスマスのアンチモン化合物があることを確認したが
、これ以外にも現段階では解析できない回折ピークが数
本あり、新しい化合物の生成を示唆している。この新し
い化合物が極めて有効な作用を呈すると推論している。
B1成分、sb酸成分びD成分の混合物を調製するKは
、各成分を含む化合物をそのまま混合してもよく、また
各化合物を水に溶解又は分散したのち、水を除去しても
よい。
B1成分、sb酸成分びD成分の混合物の熱処理温度は
通常は700〜850℃、好ましくは730〜830℃
である。熱処理時間は通常2〜5時間である。
次いで得られた熱処理物を他の触媒成分と混合する。各
成分を水に分散又は溶解して混合することか好ましい。
この混合物から水を除去し、常法により熱処理すると目
的の触媒が得られる。
熱処理は450−60(fcの温度で810時間行うこ
とが好ましい。触媒の調製に際しては、蒸発乾固法、沈
殿法、酸化物混合法等の既知の方法を用いることができ
る。本発明方法により得られる触媒は無担体でも有効で
あるが・、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリ
コンカーバイト等の不活性担体に担持させるか、あるい
はこれらで希釈して用いることもできる。
本発明の触媒を用いてメタクロレイン及びメタクリル酸
を製造するに際しては、原料のインブチレン又は三級ブ
タノールに分子状酸素を加え、前記の触媒の存在下に気
相接触酸化を行う。
イソブチレン又は三級ブタノール対酸素のモル比は1:
0.5〜3が好ましい。原料ガスは不活性ガスで希釈し
て用いることが好ましい。酸化に用いられる分子状酸素
は純酸素ガスでも空気でもよいが工業的には空気が有利
である。反応圧力は常圧ないし散気圧までが好ましい。
反応温度は250〜450℃の範囲が好ましく、反応は
流動床でも固定床でも実施できる。
本発明方法により得られる触媒は、触媒活性が極めて高
く、しかも触媒寿命が長いなどの利点を有する。
下記実施例及び比較例中の部は重量部を意味し、分析は
ガスクロマトグラフィにより行った。
またイソブチレン又は三級ブタノールの反応率、生成さ
れるメタクロレイン及びメタクリル酸の選択率は下記の
ように定義される。
イソブチレン又は三級ブタノールの反応率(%)メタク
ロレイン及びメタクリル酸の選択率(%)実施例1 水400部に60%硝酸42部を加え均一溶液としたの
ち、硝酸ビスマス68.7部を加え溶解した。これに硝
酸ニッケル274.5部及び三酸化アンチモン24.1
部を順次加え溶解、分散させた。この混合液に28%ア
ンモニア水165部を加え白色沈殿物と青色の溶液を得
た。これを加熱攪拌し、水の大部分を蒸発させた。得ら
れたスラリー状物質を120℃で16時間乾燥したのち
、750℃で2時間熱処理し、微粉砕した。この粉砕品
をX線回折分析した結果、酸化ニッケル、酸化ビスマス
、酸化アンチモン及び数種の金属アンチモン化合物の他
に現段階では同定困難な回折ピークが数本認められた。
水1000部にモリブデン酸アンモニウム500部、パ
ラタングステン酸アンモニウム18゜5部及び硝酸セシ
ウム20.7部を加え、加熱攪拌した(A液)。
別に水700部に硝酸第二鉄190.7部、硝酸コバル
ト137.3部及び硝酸マグネシウム121.0部を順
次加え溶解した(B液)。
A液にB液を加えスラリー状としたのち、20%シリカ
ゾル354.5部及び前記のビスマス−ニッケルーアン
チモン化合物の微粉末を加え、加熱攪拌して水の大部分
を蒸発させた。得られたケーキ状物質を120℃で16
時間乾燥させたのち、500℃で2時間熱処理して成形
した。
こうして得られた触媒の組成は次式のとおりである。
Mo12wo、、B io、6F e2 Sbo、y 
N 14Co、CSo、4 sMgz S is O。
酸素の原子比率Jは他の元素の原子価により自、然に決
まる値であるので以下省略する。
この触媒をステンレス製反応管に充填し、インブチレン
5%、酸素12%、水蒸気10%及び窒素73%の原料
混合ガスを接触時間3.6秒で触媒層を通過させ、35
0℃で反応させた。
その結果、インブチレンの反応率97.0%、メタクロ
レイン選択率890%、メタクリル酸選択率3.1%で
あった。
実施例2 水400部に60%硝酸42部を加え均一溶液としたの
ち、硝酸ビスマス68.7部を加え溶解した。これに硝
酸ニッケル274.5部及び三酸化アンチモン24.1
部を順次加え溶解、分散させた。これを加熱攪拌し、水
の大部分を蒸発させた。得られたスラリー状物質を12
0℃で16時間乾燥したのち、800℃で2時間熱処理
し、微粉砕した。
その他は実施例1と同様にして実施例1と同一組成の触
媒を調製した。この触媒を用い、実施例1と同様の反応
条件で反応させた。その結果、インブチレンの反応率9
7.0%、メタクロレインの選択率88.5%、メタク
リル酸の選択率6.5%であった。
実施例3 水400部に60%硝酸25部を加え均一溶液としたの
ち、硝酸ビスマス34.3部を加え溶解した。これに硝
酸ニッケル137.3部及び三酸化アンチモン17.2
部を順次加え溶解、分散させ、この混合液に28%アン
モニア水100部を加えたのち加熱攪拌し、得られたス
ラリー状物質の乾燥品を750℃で2時間熱処理してか
ら微粉砕した。
実施例1の触媒組成で不足しているビスマス、ニッケル
、アンチモンについては次の方法で添加し、最終的な触
媒は実施例1と同一組成比とした。すなわち、実施例1
のB液に60%硝酸100部を加え均一溶液としたのち
、硝酸ビスマス34.3部を加え溶解し、これに硝酸ニ
ッケル1313部を加えた。さらに残りの三酸化アンチ
モン6.9部はA液にB液を加えたのちに添加した。そ
の他は実施例1と同様にして実施例1と同一組成の触媒
を調製した。この触媒を用い、実施例1と同様の反応条
件で反応を行った。
その結果、インブチレン反応率97.、0%、メタクロ
レイン選択率890%、メタクリル酸選択率6.3%で
あった。
実施例4 水400部に60%硝酸50部を加え均一溶液としたの
ち、硝酸ビスマス80,1部を加え溶解した。これに硝
酸亜鉛70.2部及び五酸化アンチモン26.7部を順
次加え溶解、分散させた。
この混合液に28%アンモニア水165部を加えたのち
、これを加熱攪拌し、水の大部分を蒸発させた。得られ
た白色のスラリー状物質を120℃で16時間乾燥した
のち、750℃で6時間熱処理し微粉砕した。その他は
実施例1の方法に準じて下記の触媒を調製した。
MOl 2W6,5Bi6,7 Fe2 sbo、?c
o?KO,5Zn。
この触媒を用い、実施例1と同様の反応条件で反応させ
た。その結果、インブチレンの反応率96.0%、メタ
クロレインの選択率89.0%、メタクリル酸の選択率
2.7%であった。
実施例5 水1000部に60%硝酸50部を加え均一溶液とした
のち、硝酸ビスマス80.1部を加え溶解した。これに
パラタングステン酸アンモニウム4&1部及び三酸化ア
ンチモン51.6部を順次加え加温した。この混合液に
28%アンモニア水165部を加えたのち加熱攪拌し、
水の大部分を蒸発させた。得られた白色のスラリー状物
質を乾燥後、800℃で2時間熱処理し微粉砕した。そ
の他は実施例1の方法に準じて下記の触媒を調製した。
Mo、、wO,lB16.yFe2Sb1.5Ni7R
,bO,4Cr O,I Mn(1,4P6.OBこの
触媒を用い、実施例1と同様な反応条件で反応させた。
その結果、インブチレン゛の反応率96.0%、メタク
ロレインの選択率90.0%、メタクリル酸の選択率3
.6%であった。
実施例6〜12 実施例5に準じて次の触媒を調製した。
実施例6: Mo、Wo、7Bi、Fe、8bOJNi
、Tl、4Cd、、6B。、4実施例7 : Mo1.
%4Bi1Fel、5Sbt、sNi*C05C5o、
5T1oaZno、aPbo、iso、z実施例8 :
 Mo52Wo、aBi2Fet、5Sbt、aNi4
co3cso、4Bao、4c1o、2実施例9 : 
MOs70JB12Fe1.!Sb1.5CO?C50
,4MgG、7Cro、1Se+)、4実施例10 :
 MO12W(1,6B 12 F e14 S bl
、5COyT1o、4Zno−a S i r o C
eQh s実施例11 : Mo、、Wo、6Bi□F
e2Sb、、、Co、Rbo、aBao、2Cr、(,
5iflSn。、。
実施例12 : MoHWo、aBitFessl)t
、5cclrT1o、4Mgo、5Zno、5Cr6.
ITi(L5これらの触媒を用いて実施例1と同様な反
応条件で反応を行った。その結果を第1表に示す。
第  1  表 第  2  表 実施例13〜14 それぞれ実施例1又は4の触媒を用い、原料を三級ブタ
ノールに変え、その他は実施例1と同様にして反応させ
た。その結果を第2表に示す。
比較例1 水1000部にモリブデン酸アンモニウム500部、パ
ラタングステン酸アンモニウム18゜5部及び硝酸セシ
ウム20.7部を加え加熱攪拌した(A液)。
別に水800部に60%硝酸250部を加え均一にした
のち、硝酸ビスマス68.7部を加え溶解した。これに
硝酸第二鉄190.7部、硝酸ニッケル274.5部、
硝酸コバル)137.3部及び硝酸マグネシウム121
.0部を順次加え溶解した(B液)。
A液にB液を加えスラリー状としたのち、20%シリカ
ゾル554.5部及び三酸化アンチモン24.1部を加
え加熱攪拌し、水の大部分を蒸発させた。得られたケー
キ状物質を120’Cで乾燥させたのち、500℃で6
時間熱処理して成形した。こうして得られた触媒の組成
は実施例1と同一の MoHW(IJBio+6Fe2Sb、1L7Ni4C
o、Cs6.43Mg2Si6で表わされる。
この触媒を用い、反応温度を360℃に変え、その他は
実施例1と同様な反応条件で反応させた。その結果、イ
ンブチレンの反応率、95.0%、メタクロレインの選
択率88.5%、メタクリル酸の選択率&6%であった
比較例2 ビスマス、ニッケル及びアンチモンの熱処理温度を65
0℃とし、その他は実施例1と同様にして実施例1と同
一組成の触媒を調製した。
この触媒を用い、反応温度を360’C,と変え、その
他は実施例1と同様な反応条件で反応させた。その結果
、イソブチレンの反応率94.0%、メタクロレインの
選択率89.0%、メタクリル酸の選択率3゜5%であ
った。
比較例3 ビスマス、ニッケル及びアンチモンの熱処理温度を90
0℃とし、その他は実施例1と同様にして実施例1と同
一組成の触媒を調製した。
この触媒を用い、反応温度を360 ’C,と変え、そ
の他は実施例1と同様な反応条件で反応させた。その結
果、イソブチレンの反応率92.0%、メタクロレイン
の選択率895%、メタクリル酸の選択率3.5%であ
った。
比較例4 ビスマスとアンチモンの熱処理温度を750℃とし、ニ
ッケルは硝酸ニッケルとして実施例1記載のB液に加え
、その他は実施例1と同様にして実施例1と同一組成の
触媒を調製した。
この触媒を用い、反応温度を360 ’Cとし、その他
は実施例1と同様な反応条件で反応させた。
その結果、イソブチレンの反応率90.0%、メタクロ
レインの選択率85.0%、メタクリル酸の選択率3.
9%であった。
比較例5 ニッケルとアンチモンの熱処理温度を750℃とし、ビ
スマスと硝酸を実施例1記載のB液に加え、その他は実
施例1と同様にして実施例1と同一組成の触媒を調製し
た。この触媒を用い、反応温度を360℃とし、その他
は実施例1と同様な反応条件で反応させた。その結果、
インブチレンの反応率92.0%、メタクロレインの選
択率88.0%、メタクリル酸の選択率&3%であった
比較例6 ビスマスとニッケルの熱処理温度を750℃とし、アン
チモンは実施例1記載のA液にB液を添加後加え、その
他は実施例1と同様にして実施例1と同一組成の触媒を
調製した。この触媒を用い、反応2温度を360℃とし
、その他は実施例1と同様な反応条件で反応させた。七
の結果、インブチレンの反応率95.0%、メタクロレ
インの選択率88.0%、メタクリル酸の選択率&6%
であった。
比較例4〜6に示されるように、本触媒系の調製法では
、ビスマス成分及びアンチモン成分以外に更に他の成分
が必要である。
比較例7 比較例1に準じて実施例5の触媒を調製した。
この触媒を用い、反応温度を360 ℃と変え、その他
は実施例1と同様な反応条件で反応させた。その結果、
インブチレンの反応率96.0%、メタクロレインの選
択率88.0%、メタクリル酸の選択率3.9%であっ
た。
比較例8 実施例5の触媒の調製の際、あらかじめタングステン、
ビスマス及びアンチモンの混合物を熱処理するが、ここ
では、タングステンとビスマスだけの混合物を実施例5
の調製法に従い熱処理した。従ってアンチモンについて
は、実施例5のA液とB液の混合後に添加し、実施例5
と同一組成の触媒を調製した。この触媒を用い、反応温
度を360℃と変え、その他は実施例1と同様な反応条
件で反応させた。その結果、インブチレンの反応率95
.0%、メタクロレインの選択率89.0%、メタクリ
ル酸の選択率6.6%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 Mo_aW_bBi_cFe_dSb_eA_fX_g
    Y_hZ_iO_j(式中Mo、W、Bi、Fe、Sb
    及びOはそれぞれモリブデン、タングステン、ビスマス
    、鉄、アンチモン及び酸素、Aはニッケル及びコバルト
    からなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、Xはカ
    リウム、ルビジウム、セシウム及びタリウムからなる群
    より選ばれた少なくとも1種の元素、Yはマグネシウム
    、亜鉛、マンガン、カドミウム、鉛、バリウム及びクロ
    ムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、Zは
    燐、硼素、硫黄、塩素、シリカ、セレン、セリウム、錫
    及びチタンからなる群より選ばれた少なくとも1種の元
    素、a、b、c、d、e、f、g、h、i及びjは各元
    素の原子比率を示し、a=12のときb=0.01〜2
    、c=0.01〜3、d=0.5〜5、e=0.01〜
    3、f=1〜12、g=0.01〜2、h=0.01〜
    10、i=0〜20であり、jは前記各成分の原子価を
    満足するのに必要な酸素原子数である)で表わされる組
    成を有する触媒を調製するにあたり、Bi成分、Sb成
    分及びD成分(ここでD成分とは前記のW成分、A成分
    及びY成分からなる群より選ばれた少なくとも1種の元
    素を意味する)の混合物をあらかじめ700〜850℃
    の温度で熱処理して得られた化合物を用いることを特徴
    とする、イソブチレン又は三級ブタノールを分子状酸素
    を用いて気相接触酸化してメタクロレイン及びメタクリ
    ル酸を製造するための触媒の調製法。
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