JP3257818B2 - メタクロレインの製造方法、メタクロレインの製造に用いる触媒及びその触媒の製造方法 - Google Patents

メタクロレインの製造方法、メタクロレインの製造に用いる触媒及びその触媒の製造方法

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイソブチレン又は三級ブ
タノールを分子状酸素により気相接触酸化してメタクロ
レインを製造する改良された方法この接触酸化反応に
用いる改良された触媒及びその触媒の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】イソブチレン又は三級ブタノールを分子
状酸素により気相接触酸化してメタクロレインを製造す
る際に用いられる触媒に関して、従来から数多くの提案
がなされている。なかでも、Mo、Bi及びFeを必須
成分として含有する外に、Co及びNiからなる群から
選ばれた1種以上の元素、およびK、Rb及びCsから
なる群から選ばれた1種以上の元素を含有する触媒に関
して、数多くの提案がなされている。最近では、例え
ば、特開昭63−107745号、あるいは特開昭63
−122642号などのように、前記成分の他にSbあ
るいはMgなどの成分を加えて触媒の性能を高めるとい
う様な提案もなされている。しかし、これらの従来提案
の触媒は触媒活性、メタクロレインへの選択性、触媒の
安定性、触媒寿命などの触媒性能の点でまだ十分とはい
えず、その改良が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はMo、
Bi及び好ましくは、Fe、Ni及びCoからなる群か
ら選ばれた1種以上の元素を含有する組成物と、モリブ
デン酸のアルカリ金属塩を含む組成物との混合物である
触媒の存在下でイソブチレン又は三級ブタノールを分子
状酸素により気相接触酸化してメタクロレインを収率よ
く製造する、改良された方法を提供することにある。
【0004】本発明の別の目的はMo、Bi及び好まし
くは、Fe、Ni及びCoからなる群から選ばれた1種
以上の元素を含有する組成物とモリブデン酸のアルカリ
金属塩を含む組成物とを混合し、加熱混合し、蒸発乾涸
し、焼成することによる、触媒活性、メタクロレインへ
の選択性、安定性において改良された、上記メタクロレ
イン製造用触媒及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、一般式
(1)、 (Mo)a(Bi)b(Fe)c(X)d(Z)f(O)g (1) [式中、XはNi及びCoからなる群から選ばれた1種
以上の元素を表し、ZはW、Be、Mg、S、Ca、S
r、Ba、Te、Se、Ce、Ge、Mn、Zn、C
r、Ag、Sb、Pb、As、B、P、Nb、Cu、C
d、Sn、Al、Zr及びTiからなる群から選ばれた
1種以上の元素を表し、a、b、c、d、f及びgは各
元素の原子比率を表し、aを基準にとり、a=12とし
た時に、b=0.1〜10、c=0〜20、d=0〜2
0、f=0〜4であり、gは前記各成分の原子価を満足
するのに必要な原子数である。]で示される組成物
(1)と、一般式(2) (A)m(Mo)n(O)p (2) [式中、AはK、Rb及びCsからなる群から選ばれた
1種以上の元素を表し、m、n及びpは各原子比率を表
し、mを基準にとり、m=2とした時に、n=1〜9、
p=3n+1である。]で示される組成物(2)との混
合物である触媒の存在下で、イソブチレン又は三級ブタ
ノールを分子状酸素により気相接触酸化することを特徴
とするメタクロレインの製造方法が提供され、また、上
記組成物(1)と組成物(2)とを加熱混合し、蒸発乾
涸し、焼成することを特徴とする、上記のメタクロレイ
ンの製造方法に用いる触媒及びその触媒の製造方法が提
供される。
【0006】本発明の効果を得るためには、組成物
(1)と組成物(2)とをまず別々に調製することが重
要である。本発明における触媒は、組成物(1)と組成
物(2)とを混合して得られ、その混合物全体の組成は
この分野では公知の組成である。全体の組成が同じであ
るにも拘らず、組成物(1)と組成物(2)を、まず別
々に調製しその後混合して得られる本発明の触媒が、従
来技術の触媒に比べ高い性能を示す理由は明らかではな
いが、組成物(1)と組成物(2)のそれぞれが、本発
明の対象反応に必要な複数の好ましい活性点を提供し、
それらの協奏的効果により高い選択性が発現したものと
考えられる。一方、従来技術の触媒では、組成物(2)
のアルカリ金属元素が、触媒調製の沈殿過程で組成物
(1)を構成する元素群とで本発明の対象反応にとって
好ましくない相、あるいは不要な相を形成するために、
選択性があるレベル以上にならないものと考えられる。
【0007】また、本発明の効果を得るには、組成物
(1)と組成物(2)の混合割合については好ましい範
囲がある。即ち、組成物(2)のA,即ちK、Rb又は
Csと組成物(1)のBiの原子比率A/Biが0.0
2〜1.0の範囲、より好ましくは0.05〜0.5の
範囲となるように混合される。組成物(2)のK、Rb
又はCsと組成物(1)のBiの原子比率が0.02未
満の場合及び1.0を越える場合には組成物(1)と組
成物(2)の協奏的効果が不十分となり、選択性、酸化
活性が不十分となる。
【0008】本発明の方法で使用する組成物(1)及び
組成物(2)は、この分野で通常用いられる方法、例え
ば次のような方法で調製することができる:組成物
(1)は、適当なモリブデン酸塩、例えばモリブデン酸
アンモンを純水に加熱溶解し、これにBi化合物の水溶
液を加え、必要に応じて、Fe、CoおよびNiから選
ばれる1種以上の元素の化合物の水溶液を加え、さらに
必要に応じて、W、Be、Mg、S、Ca、Sr、B
a、Te、Se、Ce、Ge、Mn、Zn、Cr、A
g、Sb、Pb、As、B、P、Nb、Cu、Cd、S
n、Al、Zr及びTiからなる群から選ばれた1種以
上の元素の化合物を加え、また、必要に応じてSiO2
などの担体を加え、得られる泥状懸濁液を乾燥し、仮焼
し、200〜650℃の温度範囲で焼成することにより
得られる;組成物(2)は,適当なモリブデン酸塩、例
えば、モリブデン酸アンモンを純水に加熱溶解し、これ
にK、Rb、Csから選ばれる1種以上の元素の化合
物、例えば、硝酸セシウムをCs:Moの原子比率2:
1〜9となるように加えたのち、硝酸で中和し、蒸発乾
涸し、仮焼し、200〜500℃の温度範囲で焼成して
調製される。
【0009】本発明において触媒は次のようにして調製
される。即ち、前記した組成物(1)と組成物(2)
を、組成物(2)のK、Rb又はCsと組成物(1)の
Biの原子比率が0.02〜1.0の範囲、好ましくは
0.05〜0.5の範囲となるように混合する。混合す
る際、水を添加することが触媒性能を高める上でより好
ましい。混合は30℃から300℃の温度範囲で行われ
る。得られた混合物を300℃以下の温度で蒸発乾涸
し、300℃から650℃の温度範囲で焼成する。混合
時に水を加える場合の水添加量には特に制限はないが、
混合が充分におこなえる程度のスラリー状態とするのが
好ましい。また、水を添加する場合、加熱混合を自己発
生圧力の下、オートクレーブ中で行うこともできる。触
媒は、粒状あるいは成形体として固定床で使用される
が、移動床あるいは流動床にも使用できる。
【0010】本発明において触媒の原料は、触媒調製過
程で酸化物の形に分解され得る化合物であることが望ま
しい。そのような化合物としては、例えば硝酸塩、アン
モニウム塩、有機酸塩、酸化物、金属酸、金属酸アンモ
ニウム塩などがある。またシリカの原料としては、シリ
カゾル、シリカゲル、珪酸エステル、珪酸塩などが用い
られる。
【0011】本発明による気相接触酸化反応は、原料ガ
ス組成として1〜10容量%のイソブチレン又は三級ブ
タノール、3〜20容量%の分子状酸素及び70〜96
容量%の希釈ガスからなる混合ガスを前記した触媒上に
250〜450℃の温度範囲および常圧〜10気圧の圧
力下、空間速度300〜5000/hrで導入すること
で実施される。
【0012】分子状酸素源としては通常空気が使用され
るが、純酸素を使用してもよい。また希釈ガスとして
は、窒素、炭酸ガスなどの不活性ガスが使用される。反
応ガスに含まれる非凝縮性ガスの一部を循環して希釈ガ
スとして使用してもよい。希釈ガスとして水蒸気を併せ
て使用することが、活性、選択性を高める上で好まし
い。その場合、水蒸気は原料ガス中に通常60容量%ま
での量で添加される。
【0013】
【実施例】実施例および比較例によって本発明をさらに
詳細に説明する: 実施例1 水1200mlを加熱攪拌しつつ、パラモリブデン酸ア
ンモン127.2grを溶解し、A液とした。水180
mlに硝酸コバルト139.6gr、硝酸第二鉄72.
2grを溶解し、B液とした。60%硝酸15mlと水
150mlとからなる硝酸水溶液に硝酸ビスマス28.
6grを溶解し、C液とした。A液にB液、C液を順次
滴下混合し、得られたスラリー溶液を噴霧乾燥し、仮焼
し、300℃で焼成して、Mo/Bi/Fe/Co原子
比率が12/1/3/8なる組成物(1)を得た;ま
た、水200mlを加熱攪拌しつつ、モリブデン酸アン
モン19.6grを溶解し、次いで硝酸セシウム39.
0grを加え、硝酸で中和した後、蒸発乾涸し、仮焼
し、400℃で焼成して、Cs/Mo原子比率が2/1
なる組成物(2)を得た;Cs/Bi原子比率が0.1
となるよう、組成物(1)と組成物(2)を116/1
の割合で混合し、水を80wt%となるように加え、1
00℃で十分に加熱混合した後、120℃で蒸発乾涸
し、400℃で焼成して触媒を調製した;得られた触媒
1mlを通常の流通式反応器に充填し、イソブチレン
8.3容量%、酸素16.7容量%、水蒸気8.3容量
%、残り66.7容量%が窒素という原料ガス組成、反
応温度340℃、空間速度3600/hrという条件で
反応を行い、触媒の性能を評価した。その結果を表1に
示す。
【0014】実施例2〜9 実施例1と同様にして調製した組成物(1)と表1に示
した組成物(2)を表1に示したA/Bi原子比率とな
るように実施例1と同様の方法で触媒を調製した。得ら
れた触媒の性能を実施例1と同様の方法で評価した。そ
の結果を表1に示す。
【0015】実施例10 実施例1の硝酸コバルトに代え硝酸ニッケル69.6g
rを用いた他は実施例1と同様の方法で触媒を調製し
た。得られた触媒の性能を実施例1と同様の方法で評価
した。その結果を表1に示す。
【0016】実施例11、12 実施例10と同様にして調製した組成物(1)と表1に
示した組成物(2)を表1に示した原子比率となるよう
に実施例10と同様の方法で触媒を調製した。得られた
触媒の性能を実施例1と同様の方法で評価した。その結
果を表1に示す。
【0017】実施例13 実施例1と同様にして調製した組成物(1)と表1に示
した組成物(2)をA/Bi原子比率が1.2となるよ
うに実施例1と同様の方法で触媒を調製した。得られた
触媒の性能を実施例1と同様の方法で評価した。その結
果を表1に示す。
【0018】比較例1 実施例1と同様にして調製した組成物(1)のみを触媒
として使用し、実施例1と同様の方法で評価した。その
結果を表1に示す。
【0019】比較例2 実施例1と同様にして調製したCs、Mo比が2/7の
組成物(2)のみを触媒として使用し、実施例1と同様
の方法で評価した。その結果を表1に示す。
【0020】比較例3 水1200mlを加熱攪拌しつつ、パラモリブデン酸ア
ンモン127.7gr及び硝酸セシウム1.17grを
溶解し、A液とした。水180mlに硝酸コバルト13
9.6gr、硝酸第二鉄72.2grを溶解し、B液と
した。60%硝酸15mlと水150mlとからなる硝
酸水溶液に硝酸ビスマス28.6grを溶解し、C液と
した。A液にB液、C液を順次滴下混合し、得られたス
ラリー溶液を噴霧乾燥し、仮焼し、400℃で焼成し
て、Mo/Bi/Fe/Co/Cs原子比率が12.0
5/1/3/8/0.1なる触媒、即ち実施例1と同じ
組成をもつ触媒を調製した。得られた触媒の性能を実施
例1と同様の方法で評価した。その結果を表2に示す。
【0021】比較例4 比較例3のパラモリブデン酸アンモン及び硝酸セシウム
の量をそれぞれ128.3gr及び2.34grと変え
た他は比較例3と同様の方法で、Mo/Bi/Fe/C
o/Cs原子比率が12.1/1/3/8/0.2なる
触媒、即ち実施例2と同じ組成を持つ触媒を調製した。
得られた触媒の性能を実施例1と同様の方法で評価し
た。その結果を表2に示す。
【0022】比較例5 比較例3のパラモリブデン酸アンモン及び硝酸セシウム
の量をそれぞれ129.9gr及び5.85grと変え
た他は比較例3と同様の方法で、Mo/Bi/Fe/C
o/Cs原子比率が12.25/1/3/8/0.5な
る触媒、即ち実施例3と同じ組成を持つ触媒を調製し
た。得られた触媒の性能を実施例1と同様の方法で評価
した。その結果を表2に示す。
【0023】比較例6 特開昭63−107745の実施例1と同様の方法で触
媒を調製した。即ち、水1000部にモリブデン酸アン
モン500部および硝酸セシウム32.2部を加え加熱
攪拌した(A液)。別に水850部に60%硝酸250
部を加え均一にした後、硝酸ビスマス114.5部を加
え溶解した。これに硝酸第二鉄286.0部及び硝酸コ
バルト480.7部を順次加え溶解した(B液)。A液
にB液を加えスラリー状にした後、平均粒径0.03ミ
クロンの三酸化アンチモン51.6部を加え加熱攪拌
し、水の大部分を蒸発させた。得られたケーキ状の物質
を120℃で乾燥させた後、500℃で10時間焼成
し、成形して触媒とした。得られた触媒の性能を実施例
1と同様の方法で評価した。その結果を表2に示す。
【0024】比較例7 特開昭63−122642の実施例1と同様の方法で触
媒を調製した。即ち、水1000部にモリブデン酸アン
モン500部、パラタングステン酸アンモン18.5
部、硝酸セシウム18.4部および20%シリカゲル3
54.5部を加え加熱攪拌した(A液)。別に水850
部に60%硝酸250部を加え均一にした後、硝酸ビス
マス57.2部を加え溶解した。これに硝酸第二鉄23
8.4部、硝酸クロム4.7部、硝酸ニッケル411.
8部及び硝酸マグネシウム60.5部を順次加え溶解し
た(B液)。A液にB液を加えスラリー状にした後、三
酸化アンチモン34.4部を加え加熱攪拌し、水の大部
分を蒸発させた。得られたケーキ状の物質を120℃で
乾燥させた後、500℃で10時間焼成し、成形して触
媒とした。得られた触媒の性能を実施例1と同様の方法
で評価した。その結果を表2に示す。
【0025】
【表1】 表中の転化率はイソブチレン転化率であり、選択率およ
び収率は、それぞれメタクロレインへの選択率、収率を
意味する。
【0026】
【表2】 表中の転化率はイソブチレン転化率であり、選択率およ
び収率は、それぞれメタクロレインへの選択率、収率を
意味する。
【0027】
【発明の効果】活性、メタクロレインへの選択性、安定
性に優れた新規な触媒を用いることによりメタクロレイ
ンを効率的に製造できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07C 45/35 C07C 45/35 45/37 45/37 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 47/22 B01J 23/88 B01J 27/057 B01J 27/18 C07C 45/35 C07C 45/37

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) (Mo)a(Bi)b(Fe)c(X)d(Z)f(O)g (1) [式中、XはNi及びCoからなる群から選ばれた1種
    以上の元素を表し、ZはW、Be、Mg、S、Ca、S
    r、Ba、Te、Se、Ce、Ge、Mn、Zn、C
    r、Ag、Sb、Pb、As、B、P、Nb、Cu、C
    d、Sn、Al、Zr及びTiからなる群から選ばれた
    1種以上の元素を表し、a、b、c、d、f及びgは各
    元素の原子比率を表し、aを基準にとり、a=12とし
    た時に、b=0.1〜10、c=0〜20、d=0〜2
    0、f=0〜4であり、gは前記各成分の原子価を満足
    するのに必要な原子数である。]で示される組成物
    (1)と、一般式(2) (A)m(Mo)n(O)p (2) [式中、AはK、Rb及びCsからなる群から選ばれた
    1種以上の元素を表し、m、n及びpは各原子比率を表
    し、mを基準にとり、m=2とした時に、n=1〜9、
    p=3n+1である。]で示される組成物(2)との混
    合物であることを特徴とするメタクロレインの製造に用
    いる触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の触媒の存在下で、イソブ
    チレン又は三級ブタノールを分子状酸素により気相接触
    酸化することを特徴とするメタクロレインの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記気相接触酸化は、請求項1記載の触
    媒であって、前記組成物(1)と前記組成物(2)との
    混合比が、A/Biの原子比率で表して0.02〜1.
    0である触媒の存在下で行われる請求項2記載の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記気相接触酸化は、請求項1記載の触
    媒であって、前記組成物(1)と前記組成物(2)とを
    30℃から300℃の温度範囲で加熱混合し、300℃
    以下の温度で蒸発乾涸し、300℃から650℃の温度
    範囲で焼成して得られた触媒の存在下で行われる請求項
    2又は3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記気相接触酸化は、前記組成物(1)
    と前記組成物(2)との加熱混合を水の存在下で実施し
    て得られた触媒の存在下で行われる請求項4 記載の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 一般式(1) (Mo) a (Bi) b (Fe) c (X) d (Z) f (O) g (1) [式中、XはNi及びCoからなる群から選ばれた1種
    以上の元素を表し、ZはW、Be、Mg、S、Ca、S
    r、Ba、Te、Se、Ce、Ge、Mn、Zn、C
    r、Ag、Sb、Pb、As、B、P、Nb、Cu、C
    d、Sn、Al、Zr及びTiからなる群から選ばれた
    1種以上の元素を表し、a、b、c、d、f及びgは各
    元素の原子比率を表し、aを基準にとり、a=12とし
    た時に、b=0.1〜10、c=0〜20、d=0〜2
    0、f=0〜4であり、gは前記各成分の原子価を満足
    するのに必要な原子数である。]で示される組成物
    (1)と、一般式(2) (A) m (Mo) n (O) p (2) [式中、AはK、Rb及びCsからなる群から選ばれた
    1種以上の元素を表し、m、n及びpは各原子比率を表
    し、mを基準にとり、m=2とした時に、n=1〜9、
    p=3n+1である。]で示される組成物(2)とを加
    熱混合し、蒸発乾涸し、焼成することを特徴とする、請
    求項1記載のメタクロレインの製造に用いる触媒の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記組成物(1)と前記組成物(2)と
    の混合比が、A/Biの原子比率で表して0.02〜
    1.0である請求項6記載の触媒の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記組成物(1)と前記組成物(2)と
    を30℃から300℃の温度範囲で加熱混合し、300
    ℃以下の温度で蒸発乾涸し、300℃から650℃の温
    度範囲で焼成する請求項6又は7記載の触媒の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記組成物(1)と前記組成物(2)と
    の加熱混合を水の存在下で実施する請求項8記載の触媒
    の製造方法。
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