JPH02225529A - 粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造法 - Google Patents
粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造法Info
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- JPH02225529A JPH02225529A JP28047789A JP28047789A JPH02225529A JP H02225529 A JPH02225529 A JP H02225529A JP 28047789 A JP28047789 A JP 28047789A JP 28047789 A JP28047789 A JP 28047789A JP H02225529 A JPH02225529 A JP H02225529A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、懸濁重合または乳化重合でえられたペースト
加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液から、ゾル化性に優
れた粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂を製造する方
法に関する。
加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液から、ゾル化性に優
れた粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂を製造する方
法に関する。
[従来の技術・発明が解決しようとする課題]ペースト
加工用塩化ビニル樹脂の一般的な製造法は次のとおりで
ある。
加工用塩化ビニル樹脂の一般的な製造法は次のとおりで
ある。
イ)塩化ビニルまたは塩化ビニルを主体とするモノマー
混合物を、界面活性剤の存在下、懸濁重合または乳化重
合させ、樹脂の水性分散液をうる。
混合物を、界面活性剤の存在下、懸濁重合または乳化重
合させ、樹脂の水性分散液をうる。
(ロ)樹脂の水性分散液を噴霧乾燥し、えられた造粒体
を微粉砕する。
を微粉砕する。
ペースト加工用塩化ビニル樹脂は、樹脂を可塑剤中に分
散させてゾルにし、そののち成形加工せしめられる。微
粉砕されている理由は、樹脂を容易に可塑剤中に分散で
きるようにするためである。しかし、製品が微粉砕され
たものであるから、製品袋の開袋時の粉塵の発生などに
よる作業環境の悪化や、粉体の自動計量供給ができない
などの問題がある。
散させてゾルにし、そののち成形加工せしめられる。微
粉砕されている理由は、樹脂を容易に可塑剤中に分散で
きるようにするためである。しかし、製品が微粉砕され
たものであるから、製品袋の開袋時の粉塵の発生などに
よる作業環境の悪化や、粉体の自動計量供給ができない
などの問題がある。
これらの問題を解決すべく、ペースト加工用塩化ビニル
樹脂を微粉砕することなく、造粒体のままで使用できる
ようにする試みがなされてきている。たとえば、樹脂の
水性分散液を噴霧乾燥するにあたり、えられる造粒体を
微粉砕しなくても容易に可塑剤中に分散するように、乾
燥用空気の供給時および排風時の温度を従来法よりも下
げて造粒体を製造する方法が提案されている。
樹脂を微粉砕することなく、造粒体のままで使用できる
ようにする試みがなされてきている。たとえば、樹脂の
水性分散液を噴霧乾燥するにあたり、えられる造粒体を
微粉砕しなくても容易に可塑剤中に分散するように、乾
燥用空気の供給時および排風時の温度を従来法よりも下
げて造粒体を製造する方法が提案されている。
しかし、排風温度を下げると、乾燥速度が遅(なり、造
粒体に残留する水分が多くなるという問題が生じる。
粒体に残留する水分が多くなるという問題が生じる。
また、造粒体の平均粒径を20譚程度に小さくすると乾
燥速度が上がり、造粒体に残留する水分が少なくなるが
(特公昭57−5815号公報参照)、粉体特性がわる
くなるという欠点がある。
燥速度が上がり、造粒体に残留する水分が少なくなるが
(特公昭57−5815号公報参照)、粉体特性がわる
くなるという欠点がある。
一方、造粒体の平均粒径を80〜1oOA6T1程度に
大きくすると、粉体特性はよくなるものの、造粒体に残
留する水分が多くなり、もう−段の乾燥工程を設ける必
要が生じる(特開昭60−120728号公報参照)。
大きくすると、粉体特性はよくなるものの、造粒体に残
留する水分が多くなり、もう−段の乾燥工程を設ける必
要が生じる(特開昭60−120728号公報参照)。
C課題を解決するための手段]
本発明は、スプレー乾燥機を用いて前記のごとき、粉体
特性およびゾル化性に関する問題の解消されたペースト
加工用塩化ビニル樹脂を製造するためになされたもので
あり、 ペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液をスプレー
乾燥機で乾燥・造粒させる際に、絶対湿度0.007〜
0.014kg水/kg空気の空気を用い、乾燥用空気
入口温度を100℃以下、乾燥用空気出口温度を53℃
以下とし、水分率0.1〜0.5%で、平均粒径30〜
1OOIaの粒子状樹脂をうろことを特徴とする特許 た粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造法 に関する。
特性およびゾル化性に関する問題の解消されたペースト
加工用塩化ビニル樹脂を製造するためになされたもので
あり、 ペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液をスプレー
乾燥機で乾燥・造粒させる際に、絶対湿度0.007〜
0.014kg水/kg空気の空気を用い、乾燥用空気
入口温度を100℃以下、乾燥用空気出口温度を53℃
以下とし、水分率0.1〜0.5%で、平均粒径30〜
1OOIaの粒子状樹脂をうろことを特徴とする特許 た粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造法 に関する。
[実施例]
本発明では、ペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散
液がスプレー乾燥機で乾燥・造粒せしめられる。
液がスプレー乾燥機で乾燥・造粒せしめられる。
前記ペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液は、塩
化ビニルまたは塩化ビニルを主体とするモノマー混合物
を、界面活性剤の存在下、懸濁重合または乳化重合する
ことによりえられるものであり、従来からペースト加工
用塩化ビニル樹脂を製造するために製造されている水性
分散液と同様のものであり、このようなものであるかぎ
りとくに限定はない。
化ビニルまたは塩化ビニルを主体とするモノマー混合物
を、界面活性剤の存在下、懸濁重合または乳化重合する
ことによりえられるものであり、従来からペースト加工
用塩化ビニル樹脂を製造するために製造されている水性
分散液と同様のものであり、このようなものであるかぎ
りとくに限定はない。
このようにして調製された水性分散液を乾燥・造粒する
ために用いるスプレー乾燥機にはとくに限定はなく、一
般に使用されているものが使用されうる。このようなス
プレー乾燥機の具体例としては、たとえば「スプレィ・
ドライイング・ハンドブック(SPRAY DRYIN
G HANDBOOK) J(ケイ・マスタース(K.
Masters)著、3版、1979年、ジョージ・
ボッドウィン社(GeorgeGodwln Llal
tad)より出版)l21頁のm4.10図に記載のご
とき各種スプレー乾燥機があげられる。
ために用いるスプレー乾燥機にはとくに限定はなく、一
般に使用されているものが使用されうる。このようなス
プレー乾燥機の具体例としては、たとえば「スプレィ・
ドライイング・ハンドブック(SPRAY DRYIN
G HANDBOOK) J(ケイ・マスタース(K.
Masters)著、3版、1979年、ジョージ・
ボッドウィン社(GeorgeGodwln Llal
tad)より出版)l21頁のm4.10図に記載のご
とき各種スプレー乾燥機があげられる。
スプレー乾燥機でペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性
分散液を造粒する際、まず水性分散液がスプレー乾燥機
内のアトマイザ−で噴霧され、ついで乾燥せしめられて
造粒体が製造され、系外に取出される。このときの乾燥
温度が高いほど、えられた造粒体を可塑剤中に分散させ
るのに要する時間は長《なる。
分散液を造粒する際、まず水性分散液がスプレー乾燥機
内のアトマイザ−で噴霧され、ついで乾燥せしめられて
造粒体が製造され、系外に取出される。このときの乾燥
温度が高いほど、えられた造粒体を可塑剤中に分散させ
るのに要する時間は長《なる。
本発明においては、前記水性分散液をスプレー乾燥機で
乾燥・造粒させる際に、絶対湿度0、007〜 0.0
14kg水/kg空気、好ましくは0、008〜0.0
12 kg水/kg空気の空気が乾燥に用いられ、該乾
燥用空気の入口温度を100 ’C以下、好ましくは8
0℃以上、出口温度を53℃以下、さらには50℃以下
、好ましくは40℃以上になるようにされる。
乾燥・造粒させる際に、絶対湿度0、007〜 0.0
14kg水/kg空気、好ましくは0、008〜0.0
12 kg水/kg空気の空気が乾燥に用いられ、該乾
燥用空気の入口温度を100 ’C以下、好ましくは8
0℃以上、出口温度を53℃以下、さらには50℃以下
、好ましくは40℃以上になるようにされる。
人口温度とは、乾燥機入口における乾燥用空気の温度の
ことであり、出口温度とは、乾燥機出口における空気の
温度のことであり、通常の温度計でM1定された温度で
ある。
ことであり、出口温度とは、乾燥機出口における空気の
温度のことであり、通常の温度計でM1定された温度で
ある。
なお、人口温度が100℃になるように設定して1〜7
日間程度運転すると、実際の温度は100±1℃の範囲
で変動するが、このばあいの温度は100℃とする。ま
た、出口温度が50℃になるように設定して1〜7日間
程度運転すると実際°の温度は50±1℃の範囲で変動
するが、このばあいの温度は50℃とする。
日間程度運転すると、実際の温度は100±1℃の範囲
で変動するが、このばあいの温度は100℃とする。ま
た、出口温度が50℃になるように設定して1〜7日間
程度運転すると実際°の温度は50±1℃の範囲で変動
するが、このばあいの温度は50℃とする。
前記絶対湿度が0.007kg水/kg空気より低い空
気のばあい、水性分散液の乾燥という点からは好ましい
が、顆粒平均径が小さいばあい乾燥しすぎる、一方、
0.014kg水/kg空気より高くなると造粒体に残
留する水分が多くなり、この樹脂を用いて調製されるゾ
ルの水分率も高くなり、後述するように良好な特性を有
するゾルかえられなくなったり、そのゾルから製造する
フィルムの表面状態がわるくなったりする。
気のばあい、水性分散液の乾燥という点からは好ましい
が、顆粒平均径が小さいばあい乾燥しすぎる、一方、
0.014kg水/kg空気より高くなると造粒体に残
留する水分が多くなり、この樹脂を用いて調製されるゾ
ルの水分率も高くなり、後述するように良好な特性を有
するゾルかえられなくなったり、そのゾルから製造する
フィルムの表面状態がわるくなったりする。
なお、前記絶対湿度は、セラミック湿度計(たとえば日
本カッマックス物製のモデル6802)を用いて測定す
ればよい。たとえば、絶対湿度がそれぞれ0.008k
g水/kg空気および0 、01.2kg水/kg空気
になるように設定して1〜7日間程度運転すると実際の
絶対湿度はそれぞれo、oog± 0.0005kg水
/kg空気および0.012±0.0005 kg水/
kg空気の範囲で変動するが、このばあいの絶対湿度は
それぞれ0.008kg水/kg空気および0.012
kg水/kg空気とする。
本カッマックス物製のモデル6802)を用いて測定す
ればよい。たとえば、絶対湿度がそれぞれ0.008k
g水/kg空気および0 、01.2kg水/kg空気
になるように設定して1〜7日間程度運転すると実際の
絶対湿度はそれぞれo、oog± 0.0005kg水
/kg空気および0.012±0.0005 kg水/
kg空気の範囲で変動するが、このばあいの絶対湿度は
それぞれ0.008kg水/kg空気および0.012
kg水/kg空気とする。
前記乾燥用空気入口温度が100℃をこえたり、出口温
度が53℃をこえたりすると、えられる造粒体を可塑剤
中に分散させるのに要する時間が長くなる。
度が53℃をこえたりすると、えられる造粒体を可塑剤
中に分散させるのに要する時間が長くなる。
なお、スプレー乾燥機が大きいばあい、たとえば塔長が
5mをこえるようなばあいには、造粒体の滞留時間がど
うしても長くなるため、排風温度を50℃程度におさえ
るのが、えられる造粒体の可塑剤中への分散性などの点
から好ましい。
5mをこえるようなばあいには、造粒体の滞留時間がど
うしても長くなるため、排風温度を50℃程度におさえ
るのが、えられる造粒体の可塑剤中への分散性などの点
から好ましい。
造粒体を可塑剤中に分散させる時間を短くするという観
点からは、乾燥温度は低い方が好ましいが、これにより
乾燥に要する空気量は増大し、とくに乾燥用空気の湿度
が高いばあい、造粒体に残留する水分が多くなり、前記
と同様に良好な特性を有するゾルかえられにくくなった
りしやすくなるため、過度に低温にしない方が好ましい
。
点からは、乾燥温度は低い方が好ましいが、これにより
乾燥に要する空気量は増大し、とくに乾燥用空気の湿度
が高いばあい、造粒体に残留する水分が多くなり、前記
と同様に良好な特性を有するゾルかえられにくくなった
りしやすくなるため、過度に低温にしない方が好ましい
。
なお、造粒体に残留する水分率と造粒体の可塑剤への分
散の難易との関係に関する本発明者らの検討の結果、造
粒体の残留水分率が0.1%未満ではゾル化性がわるく
なり、0.5%をこえると製造されるゾルの水分が多く
なり、ゾルの粘度などに悪影響がでやすくなることが判
明している。それゆえ、造粒体の水分率が0.1〜0.
5%になるように乾燥機を運転することが好ましく、こ
のようにすることによりゾル化性に優れ、物性の良好な
ゾルを与える粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂(造
粒体)が安定してえられる。造粒体の水分率は、カール
フィッシャー水分計、赤外線水分計などを用いて測定す
ればよい。
散の難易との関係に関する本発明者らの検討の結果、造
粒体の残留水分率が0.1%未満ではゾル化性がわるく
なり、0.5%をこえると製造されるゾルの水分が多く
なり、ゾルの粘度などに悪影響がでやすくなることが判
明している。それゆえ、造粒体の水分率が0.1〜0.
5%になるように乾燥機を運転することが好ましく、こ
のようにすることによりゾル化性に優れ、物性の良好な
ゾルを与える粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂(造
粒体)が安定してえられる。造粒体の水分率は、カール
フィッシャー水分計、赤外線水分計などを用いて測定す
ればよい。
・つぎに、造粒体の人きさであるが、造粒体の径は粉体
特性の向上という観点からすれば大きい方が好ましいが
、乾燥しやすくするという観点からは小さい方が好まし
く、造粒体の平均粒径が30〜100刷、さらには30
〜80uM1とくには30〜70A51のばあいには粉
体特性と乾燥性の両者を満足させることができる。
特性の向上という観点からすれば大きい方が好ましいが
、乾燥しやすくするという観点からは小さい方が好まし
く、造粒体の平均粒径が30〜100刷、さらには30
〜80uM1とくには30〜70A51のばあいには粉
体特性と乾燥性の両者を満足させることができる。
このようにして従来から使用されている微粉砕されたペ
ースト加工用塩化ビニル樹脂と同程度のゾル化性を有し
、該樹脂が有する開袋時の粉塵の発生などによる作業環
境の悪化や粉体の自動計量供給ができないなどの問題の
解決された平均粒径30〜100−1水分率0.1〜0
.5%、粉体特性の指標の一つである安息角が30〜3
5度程度であり、後述のゾル中未分散物の大きさ測定法
で評価したばあいに、未分散物の大きさが通常50虜程
度以下のごとき特性を有する粒子状ペースト加工用塩化
ビニル樹脂が製造される。
ースト加工用塩化ビニル樹脂と同程度のゾル化性を有し
、該樹脂が有する開袋時の粉塵の発生などによる作業環
境の悪化や粉体の自動計量供給ができないなどの問題の
解決された平均粒径30〜100−1水分率0.1〜0
.5%、粉体特性の指標の一つである安息角が30〜3
5度程度であり、後述のゾル中未分散物の大きさ測定法
で評価したばあいに、未分散物の大きさが通常50虜程
度以下のごとき特性を有する粒子状ペースト加工用塩化
ビニル樹脂が製造される。
つぎに本発明の方法を実施例にもとづき説明する。
なお、ゾル特性、造粒体の平均粒径および安息角は下記
の方法で評価した。
の方法で評価した。
(ゾル中の未分散物の大きさ)
造粒体500gとジオクチルフタレート 325gとを
5gのホバートミキサー<11品川用業所製、SDMV
型)に入れ、25℃でフックベラで自転141rpl
%公転67rpwの速度でlO分間混合攪拌し、ゾルを
製造する。ゾル中の未分散物の大きさをJIS K 5
400 r塗料一般試験方法」4.4つぶの試験の方
法で測定し、A法で判定する。すなわち、つぶゲージの
みぞにゾルを注ぎ込み、スクレーパーでしごいて、みぞ
の中に厚さが100ρからOtsまで連続して変化する
ようにしてゾルの層を作り、つぶが現れた部分の層の厚
さを読んで、ゾルの中に存在するつぶの集塊の直径の大
きさを推定する。
5gのホバートミキサー<11品川用業所製、SDMV
型)に入れ、25℃でフックベラで自転141rpl
%公転67rpwの速度でlO分間混合攪拌し、ゾルを
製造する。ゾル中の未分散物の大きさをJIS K 5
400 r塗料一般試験方法」4.4つぶの試験の方
法で測定し、A法で判定する。すなわち、つぶゲージの
みぞにゾルを注ぎ込み、スクレーパーでしごいて、みぞ
の中に厚さが100ρからOtsまで連続して変化する
ようにしてゾルの層を作り、つぶが現れた部分の層の厚
さを読んで、ゾルの中に存在するつぶの集塊の直径の大
きさを推定する。
(フィルム中の未分散物の個数)
クリアランスが152Asのフィルムアプリケータを用
い、「ゾル中の未分散物の大きさ」測定に用いたゾルを
ガラス板上にのばし、これを200℃のオーブン中に4
分間入れてゲル化させてフィルムを作製する。このフィ
ルムから縦横30IIX3CI+の試料を切取り、試料
中のフィッシュアイを肉眼で見てかぞえる。
い、「ゾル中の未分散物の大きさ」測定に用いたゾルを
ガラス板上にのばし、これを200℃のオーブン中に4
分間入れてゲル化させてフィルムを作製する。このフィ
ルムから縦横30IIX3CI+の試料を切取り、試料
中のフィッシュアイを肉眼で見てかぞえる。
(造粒体の平均粒径)
100−以上は篩で分級し、それ以下はコールタ−カウ
ンターで粒径分布を測定し、平均粒径を求める。
ンターで粒径分布を測定し、平均粒径を求める。
(安息角)
■細用粉体工学研究所製、パウダーテスターで測定する
。
。
実施例1
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダをペースト加工用塩
化ビニル樹脂100部(重量部、以下同様)に対して1
部含有する固形分濃度47%のペースト加工用塩化ビニ
ル樹脂の水性分散液を、回転円盤式のアトマイザ−(直
径8.4cm)を有するスプレー乾燥機(塔径2.75
m 、塔長は直胴部が3.0m、円錐部が2.2m、円
錐部角部が60度)で乾燥・造粒した。乾燥に用いた空
気は除湿機を通して絶対湿度を0.01kg水/kg空
気としたのち加熱し、80℃で乾燥機に供給し、出口の
温度が45℃になるように乾燥用空気量を設定した。ま
た、回転円盤の回転数は1200Orpmとした。その
他の条件ならびに造粒体の特性、ゾル中の未分散物の大
きさ、さらに該ゾルからのフィルム中の未分散物の個数
の評価結果を第1表に示す。
化ビニル樹脂100部(重量部、以下同様)に対して1
部含有する固形分濃度47%のペースト加工用塩化ビニ
ル樹脂の水性分散液を、回転円盤式のアトマイザ−(直
径8.4cm)を有するスプレー乾燥機(塔径2.75
m 、塔長は直胴部が3.0m、円錐部が2.2m、円
錐部角部が60度)で乾燥・造粒した。乾燥に用いた空
気は除湿機を通して絶対湿度を0.01kg水/kg空
気としたのち加熱し、80℃で乾燥機に供給し、出口の
温度が45℃になるように乾燥用空気量を設定した。ま
た、回転円盤の回転数は1200Orpmとした。その
他の条件ならびに造粒体の特性、ゾル中の未分散物の大
きさ、さらに該ゾルからのフィルム中の未分散物の個数
の評価結果を第1表に示す。
なお、造粒体の水分測定は、カールフィッシャー水分計
(京都電子工業■のXにA−3P型)で行なった。また
、乾燥用空気の湿度は日本カッマックス■製のモデル6
802により測定した。
(京都電子工業■のXにA−3P型)で行なった。また
、乾燥用空気の湿度は日本カッマックス■製のモデル6
802により測定した。
実施例2
乾燥に用いた空気の絶対湿度を0.012 kg水/k
g空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を第1表に示す。
g空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を第1表に示す。
実施例3
乾燥に用いた空気の絶対湿度を0.008kg水/kg
空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造し
、評価した。結果を第1表に示す。
空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造し
、評価した。結果を第1表に示す。
比較例1
乾燥に用いた空気の絶対湿度を0.022 kg水/k
g空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を第1表に示す。
g空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を第1表に示す。
第1表に示したように、えられた造粒体の水分率は1%
をこえており、この造粒体から製造したゾルは、つぶゲ
ージにのばしてもゾル層の表面′が平滑にならず、未分
散物の大きさは測定できなかった。また、このゾルから
フィルムを製造したが、正常なフィルムにならなかった
。
をこえており、この造粒体から製造したゾルは、つぶゲ
ージにのばしてもゾル層の表面′が平滑にならず、未分
散物の大きさは測定できなかった。また、このゾルから
フィルムを製造したが、正常なフィルムにならなかった
。
これはゾルを加熱した際にゾルに含まれる水が蒸発し、
その痕跡が残ったためと考えられる。
その痕跡が残ったためと考えられる。
比較例2
乾燥に用いた空気の絶対湿度を0.008 kg水/k
g空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を第1表に示す。
g空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を第1表に示す。
[以下余白]
第1表の実施例1〜3および比較例1〜2の結果から、
乾燥に用いる空気の湿度を0.007〜0.01.4k
g水/kg空気に調湿することにより、ゾル中の未分散
物の大きさを50ρ以下にすることかでき、またフィル
ム中の未分散物をなくすことができることがわかる。ま
た、比較例2のばあい、実施例1と比べ、未分散物の数
が著しく増加していることがわかる。
乾燥に用いる空気の湿度を0.007〜0.01.4k
g水/kg空気に調湿することにより、ゾル中の未分散
物の大きさを50ρ以下にすることかでき、またフィル
ム中の未分散物をなくすことができることがわかる。ま
た、比較例2のばあい、実施例1と比べ、未分散物の数
が著しく増加していることがわかる。
実施例4
乾燥用空気の人口温度を70℃、出口温度を4a℃とし
た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価した
。結果を第2表に示す。
た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価した
。結果を第2表に示す。
実施例5
乾燥用空気の入口温度を90℃、出口温度を45℃と(
5た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を第2表に示す。
5た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を第2表に示す。
実施例6
乾燥用空気の入口温度を90℃、出口温度を50°Cと
した他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評龜し
た。結果を第2表に示す。
した他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評龜し
た。結果を第2表に示す。
比較例3
乾燥用空気の入口温度を110℃、出口温度を55℃と
した他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を第2表に示す。
した他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を第2表に示す。
比較例4
乾燥用空気の入口温度を80℃、出口温度を55℃とし
た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価した
。結果を第2表に示す。
た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価した
。結果を第2表に示す。
比較例5
乾燥用空気の入口温度を110℃、出口温度を45℃と
した他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を第2表に示す。
した他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を第2表に示す。
[以下余白]
第2表の実施例4〜6および比較例3〜5の結果から、
乾燥用空気の人口温度を100℃以下、出口温度を53
℃以下にすることにより、ゾル中の未分散物の大きさは
50通以下にすることができ、またフィルム中の未分散
物を実質的になくすことができることがわかる。
乾燥用空気の人口温度を100℃以下、出口温度を53
℃以下にすることにより、ゾル中の未分散物の大きさは
50通以下にすることができ、またフィルム中の未分散
物を実質的になくすことができることがわかる。
実施例7
ラウリル硫酸ソーダをペースト加工用塩化ビニル樹脂1
00部に対して1部含有する固形分濃度49%のペース
ト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液を用い、回転円盤
の回転数を8000rpmとした他は実施例1と同じ方
法で造粒体を製造し、評価した。結果を第3表に示す。
00部に対して1部含有する固形分濃度49%のペース
ト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液を用い、回転円盤
の回転数を8000rpmとした他は実施例1と同じ方
法で造粒体を製造し、評価した。結果を第3表に示す。
比較例6
回転円盤”つ回転数を22000rp■とした他は実施
例7と同じ方法で造粒体を製造し、評価した。
例7と同じ方法で造粒体を製造し、評価した。
結果を第3表に示す。
比較例7
回転円盤の回転数を600Orpmとした他は実施例7
と同じ方法で造粒体を製造し、評価した。
と同じ方法で造粒体を製造し、評価した。
結果を第3表に示す。
[以下余白]
第3表の実施例7の結果から、本発明の製法こよりえら
れる造粒体は安息角が小さく、取扱いやすい造粒体であ
ることがわかる。
れる造粒体は安息角が小さく、取扱いやすい造粒体であ
ることがわかる。
なお、粉体工学の分野において、安息角が粉体の取扱い
やすさの指標としてよく用いられており、粉体の自動供
給ができている塩化ビニル樹脂のばあい、安息角は35
度以下である。したがって、粉体特性に関しては、安息
角が35度以下のペースト加工用塩化ビニル樹脂を粉体
特性が良好であると判定した。
やすさの指標としてよく用いられており、粉体の自動供
給ができている塩化ビニル樹脂のばあい、安息角は35
度以下である。したがって、粉体特性に関しては、安息
角が35度以下のペースト加工用塩化ビニル樹脂を粉体
特性が良好であると判定した。
[発明の効果]
本発明の方法によりえられる粒子状ペースト加工用塩化
ビニル樹脂は、ゾル化性に優れ、粉粒体であるため流れ
性がよく、微粉が少ないため1−i1塑剤との混合時の
粉塵発生の問題も少ないものである。
ビニル樹脂は、ゾル化性に優れ、粉粒体であるため流れ
性がよく、微粉が少ないため1−i1塑剤との混合時の
粉塵発生の問題も少ないものである。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液をスプ
レー乾燥機で乾燥・造粒させる際に、絶対湿度0.00
7〜0.014kg水/kg空気の空気を用い、乾燥用
空気入口温度を100℃以下、乾燥用空気出口温度を5
3℃以下とし、水分率0.1〜0.5%で、平均粒径3
0〜100μmの粒子状樹脂をうることを特徴とする粒
子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造法。 2 粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の平均粒径が
30〜70μmである請求項1記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280477A JPH0655831B2 (ja) | 1988-11-14 | 1989-10-27 | 粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28860588 | 1988-11-14 | ||
JP63-288605 | 1988-11-14 | ||
JP1280477A JPH0655831B2 (ja) | 1988-11-14 | 1989-10-27 | 粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17225795A Division JP2840049B2 (ja) | 1988-11-14 | 1995-07-07 | 粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02225529A true JPH02225529A (ja) | 1990-09-07 |
JPH0655831B2 JPH0655831B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=26553789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1280477A Expired - Fee Related JPH0655831B2 (ja) | 1988-11-14 | 1989-10-27 | 粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655831B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999037693A1 (fr) * | 1998-01-27 | 1999-07-29 | Shin Dai-Ichi Vinyl Corporation | Resine de chlorure de vinyle granulaire pour la fabrication de pates et procede de production d'une telle resine |
WO2005030868A1 (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Mitsui Chemicals, Inc. | 球状複合組成物および球状複合組成物の製造方法 |
JP4059929B2 (ja) * | 1997-07-07 | 2008-03-12 | 新第一塩ビ株式会社 | ペースト加工用塩化ビニル樹脂顆粒およびその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575815A (en) * | 1980-06-11 | 1982-01-12 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Degassing device for ladle |
JPS60120726A (ja) * | 1983-12-02 | 1985-06-28 | Nippon Zeon Co Ltd | 塩化ビニル樹脂の回収方法 |
JPS624726A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-10 | Toyo Soda Mfg Co Ltd | 粒状化ポリ塩化ビニル系ペ−ストレジンの製造方法 |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP1280477A patent/JPH0655831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575815A (en) * | 1980-06-11 | 1982-01-12 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Degassing device for ladle |
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JPS624726A (ja) * | 1985-07-01 | 1987-01-10 | Toyo Soda Mfg Co Ltd | 粒状化ポリ塩化ビニル系ペ−ストレジンの製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4059929B2 (ja) * | 1997-07-07 | 2008-03-12 | 新第一塩ビ株式会社 | ペースト加工用塩化ビニル樹脂顆粒およびその製造方法 |
WO1999037693A1 (fr) * | 1998-01-27 | 1999-07-29 | Shin Dai-Ichi Vinyl Corporation | Resine de chlorure de vinyle granulaire pour la fabrication de pates et procede de production d'une telle resine |
US6392011B1 (en) | 1998-01-27 | 2002-05-21 | Shin Dai-Ichi Vinyl Corporation | Process for producing granules of a polyvinyl chloride resin for preparation of paste |
WO2005030868A1 (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Mitsui Chemicals, Inc. | 球状複合組成物および球状複合組成物の製造方法 |
JP4964466B2 (ja) * | 2003-09-26 | 2012-06-27 | 三井化学株式会社 | 球状複合組成物および球状複合組成物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0655831B2 (ja) | 1994-07-27 |
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