JP2840049B2 - 粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂 - Google Patents

粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂

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正博 上田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、懸濁重合または乳
化重合でえられたペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性
分散液からえられた、ゾル化性に優れた粒子状ペースト
加工用塩化ビニル樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】ペースト
加工用塩化ビニル樹脂の一般的な製造法は次のとおりで
ある。
【0003】(イ)塩化ビニルまたは塩化ビニルを主体
とするモノマー混合物を、界面活性剤の存在下、懸濁重
合または乳化重合させ、樹脂の水性分散液をうる。
【0004】(ロ)樹脂の水性分散液を噴霧乾燥し、え
られた造粒体を微粉砕する。
【0005】ペースト加工用塩化ビニル樹脂は、樹脂を
可塑剤中に分散させてゾルにし、そののち成形加工せし
められる。微粉砕されている理由は、樹脂を容易に可塑
剤中に分散できるようにするためである。しかし、製品
が微粉砕されたものであるから、製品袋の開袋時の粉塵
の発生などによる作業環境の悪化や、粉体の自動計量供
給ができないなどの問題がある。
【0006】これらの問題を解決すべく、ペースト加工
用塩化ビニル樹脂を微粉砕することなく、造粒体のまま
で使用できるようにする試みがなされてきている。たと
えば、樹脂の水性分散液を噴霧乾燥するにあたり、えら
れる造粒体を微粉砕しなくても容易に可塑剤中に分散す
るように、乾燥用空気の供給時および排風時の温度を従
来法よりも下げて造粒体を製造する方法が提案されてい
る。
【0007】しかし、排風温度を下げると、乾燥速度が
遅くなり、造粒体に残留する水分が多くなるという問題
が生じる。
【0008】また、造粒体の平均粒径を20μm程度に
小さくすると乾燥速度が上がり、造粒体に残留する水分
が少なくなるが(特公昭57−5815号公報参照)、
粉体特性がわるくなるという欠点がある。一方、造粒体
の平均粒径を80〜100μm程度に大きくすると、粉
体特性はよくなるものの、造粒体に残留する水分が多く
なり、もう一段の乾燥工程を設ける必要が生じる(特開
昭60−120726号公報参照)。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、スプレー乾燥
機を用いて前記のごとき、粉体特性およびゾル化性に関
する問題の解消されたペースト加工用塩化ビニル樹脂を
製造するためになされたものであり、水分率0.1〜
0.5%、平均粒径30〜100μm、粒子状塩化ビニ
ル樹脂500gとジオクチルフタレート325gとを5
リットルのホバートミキサーに入れ、25℃でフックペ
ラで自転141rpm、公転67rpmの速度で10分
間撹拌して製造したゾル中の未分散物の大きさをJIS
K 5400「塗料一般試験方法」4.4つぶの試験
の方法のA法で判定したばあいの未分散物の大きさが5
0μm以下であることを特徴とする粉体特性およびゾル
化性に優れた粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂に関
する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明では、ペースト加工用塩化
ビニル樹脂の水性分散液がスプレー乾燥機で乾燥・造粒
せしめられる。
【0011】前記ペースト加工用塩化ビニル樹脂の水性
分散液は、塩化ビニルまたは塩化ビニルを主体とするモ
ノマー混合物を、界面活性剤の存在下、懸濁重合または
乳化重合することによりえられるものであり、従来から
ペースト加工用塩化ビニル樹脂を製造するために製造さ
れている水性分散液と同様のものであり、このようなも
のであるかぎりとくに限定はない。
【0012】このようにして調製された水性分散液を乾
燥・造粒するために用いるスプレー乾燥機にはとくに限
定はなく、一般に使用されているものが使用されうる。
このようなスプレー乾燥機の具体例としては、たとえば
「スプレイ・ドライイング・ハンドブック(SPRAY
DRYING HANDBOOK)」(ケイ・マスタ
ース(K.Masters)著、3版、1979年、ジ
ョージ・ゴッドウィン社(George Godwin
Limited)より出版)121頁の第4.10図
に記載のごとき各種スプレー乾燥機があげられる。
【0013】スプレー乾燥機でペースト加工用塩化ビニ
ル樹脂の水性分散液を造粒する際、まず水性分散液がス
プレー乾燥機内のアトマイザーで噴霧され、ついで乾燥
せしめられて造粒体が製造され、系外に取出される。こ
のときの乾燥温度が高いほど、えられた造粒体を可塑剤
中に分散させるのに要する時間は長くなる。
【0014】本発明においては、前記水性分散液をスプ
レー乾燥機で乾燥・造粒させる際に、絶対湿度0.00
7〜0.014kg水/kg空気、好ましくは0.00
8〜0.012kg水/kg空気の空気が乾燥に用いら
れ、該乾燥用空気の入口温度を60℃以上100℃未
満、出口温度を53℃以下、さらには50℃以下、好ま
しくは40℃以上になるようにされる。
【0015】入口温度とは、乾燥機入口における乾燥用
空気の温度のことであり、出口温度とは、乾燥機出口に
おける空気の温度のことであり、通常の温度計で測定さ
れた温度である。
【0016】なお、入口温度が100℃になるように設
定して1〜7日間程度運転すると、実際の温度は100
±1℃の範囲で変動するが、このばあいの温度は100
℃とする。また、出口温度が50℃になるように設定し
て1〜7日間程度運転すると実際の温度は50±1℃の
範囲で変動するが、このばあいの温度は50℃とする。
【0017】前記絶対湿度が0.007kg水/kg空
気より低い空気のばあい、水性分散液の乾燥という点か
らは好ましいが、顆粒平均径が小さいばあい乾燥しすぎ
る、一方、0.014kg水/kg空気より高くなると
造粒体に残留する水分が多くなり、この樹脂を用いて調
製されるゾルの水分率も高くなり、後述するように良好
な特性を有するゾルがえられなくなったり、そのゾルか
ら製造するフィルムの表面状態がわるくなったりする。
【0018】なお、前記絶対湿度は、セラミック湿度計
(たとえば日本カノマックス(株)製のモデル680
2)を用いて測定すればよい。たとえば、絶対湿度がそ
れぞれ0.008kg水/kg空気および0.012k
g水/kg空気になるように設定して1〜7日間程度運
転すると実際の絶対湿度はそれぞれ0.008±0.0
005kg水/kg空気および0.012±0.000
5kg水/kg空気の範囲で変動するが、このばあいの
絶対湿度はそれぞれ0.008kg水/kg空気および
0.012kg水/kg空気とする。
【0019】前記乾燥用空気入口温度が100℃以上に
なったり、出口温度が53℃をこえたりすると、えられ
る造粒体を可塑剤中に分散させるのに要する時間が長く
なる。
【0020】なお、スプレー乾燥機が大きいばあい、た
とえば塔長が5mをこえるようなばあいには、造粒体の
滞留時間がどうしても長くなるため、排風温度を50℃
程度におさえるのが、えられる造粒体の可塑剤中への分
散性などの点から好ましい。
【0021】造粒体を可塑剤中に分散させる時間を短く
するという観点からは、乾燥温度は低い方が好ましい
が、これにより乾燥に要する空気量は増大し、とくに乾
燥用空気の湿度が高いばあい、造粒体に残留する水分が
多くなり、前記と同様に良好な特性を有するゾルがえら
れにくくなったりしやすくなるため、過度に低温にしな
い方が好ましい。
【0022】なお、造粒体に残留する水分率と造粒体の
可塑剤への分散の難易との関係に関する本発明者らの検
討の結果、造粒体の残留水分率が0.1%未満ではゾル
化性がわるくなり、0.5%をこえると製造されるゾル
の水分が多くなり、ゾルの粘度などに悪影響がでやすく
なることが判明している。それゆえ、造粒体の水分率が
0.1〜0.5%になるように乾燥機を運転することが
好ましく、このようにすることによりゾル化性に優れ、
物性の良好なゾルを与える粒子状ペースト加工用塩化ビ
ニル樹脂(造粒体)が安定してえられる。造粒体の水分
率は、カールフィッシャー水分計、赤外線水分計などを
用いて測定すればよい。
【0023】つぎに、造粒体の大きさであるが、造粒体
の径は粉体特性の向上という観点からすれば大きい方が
好ましいが、乾燥しやすくするという観点からは小さい
方が好ましく、造粒体の平均粒径が30〜100μm、
さらには30〜80μm、とくには30〜70μmのば
あいには粉体特性と乾燥性の両者を満足させることがで
きる。
【0024】このようにして従来から使用されている微
粉砕されたペースト加工用塩化ビニル樹脂と同程度のゾ
ル化性を有し、該樹脂が有する開袋時の粉塵の発生など
による作業環境の悪化や粉体の自動計量供給ができない
などの問題の解決された平均粒径30〜100μm、水
分率0.1〜0.5%、粉体特性の指標の一つである安
息角が30〜35度程度であり、後述のゾル中未分散物
の大きさ測定法で評価したばあいに、未分散物の大きさ
が通常50μm程度以下のごとき特性を有する粒子状ペ
ースト加工用塩化ビニル樹脂が製造される。
【0025】つぎに本発明の粒子状ペースト加工用塩化
ビニル樹脂を実施例にもとづき説明する。
【0026】なお、ゾル特性、造粒体の平均粒径および
安息角は下記の方法で評価した。
【0027】(ゾル中の未分散物の大きさ)造粒体50
0gとジオクチルフタレート325gとを5リットルの
ホバートミキサー((株)品川工業所製、5DMV型)
に入れ、25℃でフックペラで自転141rpm、公転
67rpmの速度で10分間混合撹拌し、ゾルを製造す
る。ゾル中の未分散物の大きさをJIS K 5400
「塗料一般試験方法」4.4つぶの試験の方法で測定
し、A法で判定する。すなわち、つぶゲージのみぞにゾ
ルを注ぎ込み、スクレーパーでしごいて、みぞの中に厚
さが100μmから0μmまで連続して変化するように
してゾルの層を作り、つぶが現れた部分の層の厚さを読
んで、ゾルの中に存在するつぶの集塊の直径の大きさを
推定する。
【0028】(フィルム中の未分散物の個数)クリアラ
ンスが152μmのフィルムアプリケータを用い、「ゾ
ル中の未分散物の大きさ」測定に用いたゾルをガラス板
上にのばし、これを200℃のオーブン中に4分間入れ
てゲル化させてフィルムを作製する。このフィルムから
縦横3cm×3cmの試料を切取り、試料中のフィッシ
ュアイを肉眼で見てかぞえる。
【0029】(造粒体の平均粒径)100μm以上は篩
で分級し、それ以下はコールターカウンターで粒径分布
を測定し、平均粒径を求める。
【0030】(安息角)(株)細川粉体工学研究所製、
パウダーテスターで測定する。
【0031】実施例1 ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダをペースト加工用塩
化ビニル樹脂100部(重量部、以下同様)に対して1
部含有する固形分濃度47%のペースト加工用塩化ビニ
ル樹脂の水性分散液を、回転円盤式のアトマイザー(直
径8.4cm)を有するスプレー乾燥機(塔径2.75
m、塔長は直胴部が3.0m、円錐部が2.2m、円錐
部角部が60度)で乾燥・造粒した。乾燥に用いた空気
は除湿機を通して絶対湿度を0.01kg水/kg空気
としたのち加熱し、80℃で乾燥機に供給し、出口の温
度が45℃になるように乾燥用空気量を設定した。ま
た、回転円盤の回転数は12000rpmとした。その
他の条件ならびに造粒体の特性、ゾル中の未分散物の大
きさ、さらに該ゾルからのフィルム中の未分散物の個数
の評価結果を表1に示す。
【0032】なお、造粒体の水分測定は、カールフィッ
シャー水分計(京都電子工業(株)のMKA−3P型)
で行なった。また、乾燥用空気の湿度は日本カノマック
ス(株)製のモデル6802により測定した。
【0033】実施例2 乾燥に用いた空気の絶対湿度を0.012kg水/kg
空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を表1に示す。
【0034】実施例3 乾燥に用いた空気の絶対湿度を0.008kg水/kg
空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を表1に示す。
【0035】比較例1 乾燥に用いた空気の絶対湿度を0.022kg水/kg
空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を表1に示す。
【0036】表1に示したように、えられた造粒体の水
分率は1%をこえており、この造粒体から製造したゾル
は、つぶゲージにのばしてもゾル層の表面が平滑になら
ず、未分散物の大きさは測定できなかった。また、この
ゾルからフィルムを製造したが、正常なフィルムになら
なかった。これはゾルを加熱した際にゾルに含まれる水
が蒸発し、その痕跡が残ったためと考えられる。
【0037】比較例2 乾燥に用いた空気の絶対湿度を0.006kg水/kg
空気とした他は、実施例1と同じ方法で造粒体を製造
し、評価した。結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1の実施例1〜3および比較例1〜2の
結果から、乾燥に用いる空気の湿度を0.007〜0.
014kg水/kg空気に調湿することにより、ゾル中
の未分散物の大きさを50μm以下にすることができ、
またフィルム中の未分散物をなくすことができることが
わかる。また、比較例2のばあい、実施例1と比べ、未
分散物の数が著しく増加していることがわかる。
【0040】実施例4 乾燥用空気の入口温度を70℃、出口温度を40℃とし
た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を表2に示す。
【0041】実施例5 乾燥用空気の入口温度を90℃、出口温度を45℃とし
た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を表2に示す。
【0042】実施例6 乾燥用空気の入口温度を90℃、出口温度を50℃とし
た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を表2に示す。
【0043】比較例3 乾燥用空気の入口温度を110℃、出口温度を55℃と
した他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を表2に示す。
【0044】比較例4 乾燥用空気の入口温度を80℃、出口温度を55℃とし
た他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を表2に示す。
【0045】比較例5 乾燥用空気の入口温度を110℃、出口温度を45℃と
した他は実施例1と同じ方法で造粒体を製造し、評価し
た。結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】表2の実施例4〜6および比較例3〜5の
結果から、乾燥用空気の入口温度を100℃以下、出口
温度を53℃以下にすることにより、ゾル中の未分散物
の大きさは50μm以下にすることができ、またフィル
ム中の未分散物を実質的になくすことができることがわ
かる。
【0048】実施例7 ラウリル硫酸ソーダをペースト加工用塩化ビニル樹脂1
00部に対して1部含有する固形分濃度49%のペース
ト加工用塩化ビニル樹脂の水性分散液を用い、回転円盤
の回転数を8000rpmとした他は実施例1と同じ方
法で造粒体を製造し、評価した。結果を表3に示す。
【0049】比較例6 回転円盤の回転数を22000rpmとした他は実施例
7と同じ方法で造粒体を製造し、評価した。結果を表3
に示す。
【0050】比較例7 回転円盤の回転数を6000rpmとした他は実施例7
と同じ方法で造粒体を製造し、評価した。結果を表3に
示す。
【0051】
【表3】
【0052】表3の実施例7の結果から、本発明の造粒
体は安息角が小さく、取扱いやすい造粒体であることが
わかる。
【0053】なお、粉体工学の分野において、安息角が
粉体の取扱いやすさの指標としてよく用いられており、
粉体の自動供給ができている塩化ビニル樹脂のばあい、
安息角は35度以下である。したがって、粉体特性に関
しては、安息角が35度以下のペースト加工用塩化ビニ
ル樹脂を粉体特性が良好であると判定した。
【0054】
【発明の効果】本発明の粒子状ペースト加工用塩化ビニ
ル樹脂は、ゾル化性に優れ、粉粒体であるため流れ性が
よく、微粉が少ないため可塑剤との混合時の粉塵発生の
問題も少ないものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 3/12 - 3/18 B29B 9/12 C08L 27/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分率0.1〜0.5%、平均粒径30
    〜100μm、粒子状塩化ビニル樹脂500gとジオク
    チルフタレート325gとを5リットルのホバートミキ
    サーに入れ、25℃でフックペラで自転141rpm、
    公転67rpmの速度で10分間撹拌して製造したゾル
    中の未分散物の大きさをJIS K5400「塗料一般
    試験方法」4.4つぶの試験の方法のA法で判定したば
    あいの未分散物の大きさが50μm以下であることを特
    徴とする粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂。
  2. 【請求項2】 粒子状ペースト加工用塩化ビニル樹脂の
    平均粒径が30〜70μmである請求項1記載の粒子状
    ペースト加工用塩化ビニル樹脂。
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