JPH02224209A - シート状磁石 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は１強５ｎ性粉末と樹脂からなる混線物を用いて
、押出し成形によってつくられた、シート状磁石に関す
るものである。

〔従来の技術］ 従来のシート状磁石は、フェライト磁石粉末とゴムを混
ぜた組成物を使用して作ることは知られている。例えば
第１図−八に示すように、原料フンパウンド１は、ホッ
パー２に挿入され、ロール３−ａ、ｂを通じて圧延され
、シート状磁石ができる。

［発明が解決しようとする課題１ この方法は、ロールで圧延しながら作るため、磁性粉末
は、５０Ｖｏ　１％〜４０Ｖｏ　１％程度の充填率しか
できない、ロールにより圧延成形するためバインダーの
量は多くしなければシート状に加工できなかった。その
厚さは、大略１ｍ／ｍ〜２　ｍ　／　ｍのものがほとん
どであり、シート状磁石として十分な強度、着磁性が得
られなかった。また、シート厚みｔ＝１ｍ／ｍ以下に加
工すると、切れたり・して形状精度の悪いものしかでき
ない欠点があり、磁気性能も低く　（ＢＨ）ｍａｘｏ、
６〜ＩＭＧＯｅ程度と磁気性能が低いという問題点を有
していた。

〔目　的］ 本発明は、前記のような欠点を除去することを目的に研
究されたものである。その結果、ここに開示するシート
状磁石を発明したのである。すなわち、厚みは１．Ｏｍ
／ｍ以下、好ましくは、０．８ｍ／ｍ以下、０．０５ｍ
／ｍまでの極薄板（シート状）である。且つ第２の目的
は、磁気性能は、（ＢＨ）ｍａＸ５ＭＧＯｅ以上にする
ことである。このように高性能シート状磁石は、次のよ
うな新らしい用途がひらける。リニアモータ用磁石、リ
ニアエンコーダ用ｍ石、ステップモータ磁石、磁気セン
サ、リードスイッチ用、などへの応用がある。

［概　要］ 本発明の混合物（コンパウンド）は１次のような組成物
でなければならない６強磁性粉末は、希土類金属間化合
物でその粉末粒度は、３μｍ−１５０μｍである。樹脂
バインダーは、次のような材質が用いられる。ナイロン
６．６−６．１２などポリアミド樹脂、ポリエチレン、
ＥＶＡ、ＰＥＳ、ＰＥＥＫなど熱可塑性樹脂で、ｌｌｆ
ｌ石粉末との混合割合は、５０Ｖｏ１％〜１５Ｖｏ　１
％である。我々の研究によれば、量産性、厚さの寸法形
状精度などから、ｔ！＋脂量は好ましくは４０Ｖｏ　１
％〜２０Ｖｏ１％であった。樹脂の量が多くなると、流
動性はよいが、磁気性能が低くなり、また１　５Ｖｏ　
１％より少なくなると、シートの表面が荒くなり、また
厚さ１ｍ／ｍ以下のシートができにくくなるため、これ
までとした。

この混合物（ｍ石粉末とプラスチック樹脂）は、スクリ
ュークイブ加熱混線機あるいは、バンバリータイプ混線
機などでよ（混ぜ合わせて、コンパウンドをつくってお
（、このコンパウンドはペレット状にして、押出し成形
機に挿入し、１００℃〜３５０℃に加熱しながらダイス
を通過させ、シート状磁石はつくられる。この時、加熱
温度は、プラスチック樹脂の材質により決定される１例
えばＥＶＡなどは１００°Ｃ付近、ナイロン系は２４０
℃〜３００℃が好ましい、また、耐熱性のＰＥＥＫ、Ｐ
ＥＳなどは、３００℃〜３８０°Ｃが好ましい成形温度
である。この様に材質に応じて、成形温度を決め本発明
のシート状磁石は製造される。

［実　施　例］ （実施例１） 第２図は、本発明法のシート状磁石製造装置の一断面図
である。コンパウンド７は、６のバレル内でスクリュー
５によって、前方に押し出される。本実施例におけるコ
ンパウンド７は、次の組成物である。ｍ石粉末は粒度２
ｇｍｘｌＯｇｍ、平均４．７μｍのＳｍ　Ｃｏ　ｓ粉末
を用いた。バインダーである樹脂は、ナイロン６を用い
、両者の配合比率は、ＳｍＣｏ５６５Ｖｏ１．％、ナイ
ロン６．３５Ｖｏ１％あった。なおコンパウンドは、２
９０℃に加熱しながら予備混線した物を用いている。次
に、８のヒータ部は２６０℃±３℃にコントロールしな
がら原料コンパウンドは流動状態になる。

９は、ダイスギャップ部分でここに、ｌＯのコイルにり
、Ｃ，電流を加えることにより、発生したｍ場は、１１
のホルピースを介して、約１０ＫＯｅの…界が得られる
。該磁場中を、コンパウンドは通過しながら形状（板厚
ｔ＝１．０ｍ／ｍ以下）精度を与える。磁石シート１５
は、１４のダイスおよび冷却コイル１３により、冷却さ
れ固化し、ベルトコンベア取り出し装置１６により取り
出される。このようにしてつくられたシート状６ｎ石の
板厚と特性を、第１表に示す。

第１表 （実施例−２） 第２図に示すシート状磁石製造装置を用いて、第２表に
示す内容の試料を作り、磁気特性および＠磁特性を調べ
た。

第２表 比較例はバリウムフェライト磁石粉末６０Ｖ。

１％、ニトリルゴム４０Ｖｏ１％のコンパウンドを、第
１図に示したロール成形法で製造した物である。

第１表に示したように本発明のシート状磁石の磁気特性
・強度など実用特性は、従来法でつくられた比較例に比
べ格段優れていることがわかった。

第３表にＢＨトレーサーで調べた磁気特性を示す１本発
明シート秋田石で、従来にない磁気性能が得られた。

第　　３　　表 石粉末と熱可塑性樹脂バインダーを用いることおよび、
押出成形装置との併用によって製造でき１強度１着磁性
、磁気性能を改善することができる。このような磁石は
、磁気エンコーダ、磁気センサー、ステップモータなど
のきわめて有用な材料となるものである。

（実施例−３） 実施例２で得られたシート状６ｎ石、試料Ｎ。

Ｔ−１１と比較例サンプルを用いて、平面看ｌを行なっ
た。＠磁は、ケミカルコンデンサ式着磁機にて行なった
。磁石表示フラックスの変化を示したのが第３図である
。ａは本発明法、ｂは比較例の磁束変化データである。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明の厚さがｔ＝１ｍ／ｍ以下の
シート状磁石は、希土類金属間化合物磁

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ、Ｂは、従来法のシート磁石成形装置およびシ
ート磁石を示す図。 第２図は本発明異方性樹脂磁石シート成形装置を示す図
、第３図は同磁石の多極＠磁磁束パターンを示す図。 ｌ・・・・・コンパウンド（バリウムフェライト＋ゴム
） ホッパー 成形ロール シート状磁石 スクリュー ２　・　・　・ ３−ａ。 ４　・　・　・ ５　・　・　・ ６　・ ７　・ ８　・ ９　・ １０　　・ １　ｌ　・ １２　・ １３　・ ｌ　４　・ １５　・ ｌ　６　・ ・・バレル ・・コンパウンド ・・ニクロムヒーター ・・ダイス空間 ・コイル ・ポールピース ・断熱板（アルミナ） ・水冷コイル ・冷却ダイス ・シート磁石 ・取り出機（ベルト） 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　鈴　木　喜三部（他１名）第２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）強磁性粉末と樹脂バインダーからなる組成物を用
   いることによって、必要に応じてダイス空間（ギャップ
   ）に３０ＫＯｅ以下の磁場を加え、さらに温度１００℃
   〜３５０℃に加熱された状態中に、前記組成物を通過さ
   せ、冷却固化してつくられたことを特徴とするシート状
   磁石。
2. （２）厚みが１ｍ／ｍ以下であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のシート状磁石。
3. （３）強磁性粉末として希土類金属間化合物を用いるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のシート状磁
   石。
4. （４）樹脂バインダーとしてナイロン６、６−６、１２
   などポリアミド樹脂、ポリエチレン、ＥＶＡ、ＰＥＳ、
   ＰＥＥＫなど熱可塑性樹脂を用いることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のシート状磁石。