JPH02223058A - ディスクカセットの装填方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は磁気ディスク記録媒体をカセットケース内に回
転自在に収納した構造のディスクカセットを磁気ディス
ク装置に装填するに好適なディスクカセットの装填方法
に関する。

［発明の技術的背景とその問題点コ 近時、安価で取扱い性に優れる等の種々の利点を有する
可撓性の磁気ディスク記録媒体、所謂フロッピーディス
クを用いて信号の記録再生を行う磁気ディスク装置が広
く普及している。またこの種の磁気ディスク記録媒体の
高密度記録化を図ると共に、その小型化を図ることが種
々試みられている。

このような高密度記録化を図る上で、磁気記録面の汚れ
や塵埃の付着は、その性質上、最も嫌われる。このよう
な理由から、磁気ディスク記録媒体を、例えばプラステ
ィック製のカセ・ットケース内に回転自在に収納してデ
ィスクカセット化することが行われている。

ところがこのようにカセットケース内に記録媒体を収納
しても、カセットケースには磁気ディスク記録媒体の記
録面を磁気ヘッドに対向させる為の窓部等が設けられる
為、塵埃が上記窓部を介して侵入して上記記録面に付着
することが否めない。

そこでこの窓部を選択的に開閉する蓋体を上記カセット
ケースに設け、常時は上記窓部を閉じておき、ディスク
カセットが装置本体に装着されたときにだけ上記蓋体を
移動させて窓部を開放させるような工夫が種々行われて
いる。

ところが磁気ディスク装置本体の磁気ヘッドは、−殻内
にディスクカセットの挿入方向に移動されるようになっ
ている。そしてディスクカセットはその磁気ディスク記
録媒体の半径方向に設けた窓部が上記磁気ヘッドの移動
方向と平行になるように、上記窓部の向きに挿入されて
磁気ディスク装置本体に装填される。この為、上記窓部
を選択的に開閉する蓋体の移動方向が上記ディスクカセ
ットの挿入方向と直交する方向となるので、ディスクカ
セットの挿入に応動して上記蓋体を移動させ、窓部を開
放させる為の機構が相当複雑化し、大型化すると云う問
題があった。゛しかもディスクカセットの挿入装填動作
に応動して前記蓋体をどのように移動させて窓部を開放
させるかと云う点でも社々の問題があった。

［発明の目的］ 本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、ディスクカセットの蓋体をディ
スク装置本体への装着に応動して簡易に、しかも効果的
に移動させて窓部の開放を円滑に行なわせることを可能
とする実用性の高いディスクカセットの装填方法を提供
することにある。

［発明の概要］ 本発明はディスクを収納したカセットケースと、このカ
セットケースに設けられて前記ディスクの記録面を露出
させて信号の記録または再生に供する窓部と、この窓部
を選択的に開閉する為の蓋体とを備えたディスクカセッ
トを、ホルダに沿って前記ディスクの記録面と平行に挿
入案内するに際し、 ■前記ホルダに挿入されたディスクカセットの前記カセ
ットケースに設けられた窓部力（前記ホルダにほぼ収ま
る第１の位置まで挿入されるときには前記蓋体と前記カ
セットケースとの一体的な移動を許容し前記蓋体にて窓
部を閉じた状態を維持し、■前記ディスクカセットが上
記第１の距離から更に挿入される第２の位置においてデ
ィスクカセットの前記蓋体に係止体を当接させ、これに
よって前記ディスクカセットの挿入に追従した上記蓋体
の移動を阻止する。

■そして更にディスクカセットが上記第２の位置から挿
入されるとき、上記係止体によって移動が阻止されてい
る蓋体を前記カセットケースに対して移動させて前記窓
部を徐々に解放させ、■少なくとも前記ディスクカセッ
トがヘッドによる信号の記録または再生が行われる第３
の距離まで挿入されたときには前記窓部を完全に開放さ
せるようにしたことを特徴とするものである。

［発明の効果］ 本発明によれば、ディスクカセットに設けられた蓋体の
移動方向にディスクカセットを挿入装填するようにし、
その挿入位置に応じて蓋体の移動を制御して窓部の開放
を制御するので、窓部を選択的に開閉する蓋体およびそ
の移動機構の大幅な簡素化を図ることができ、ディスク
カセット自体の構成の簡易化を図り得る。

しかもディスクカセットの挿入位置に応じて蓋体の移動
を制御し、窓部がホルダに収まる位置から徐々に窓部を
開けてヘッドによる信号の記録または再生が行われる最
終的な装填完了位置でのみ窓部を完全に開放させるので
、窓部を必要最小限に開放することが可能となり、窓部
を介する不本意な塵埃の侵入を効果的に防止することが
可能となる。

［発明の実施例］ 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係るディスク
カセットの装填方法について説明する。

第１図は実施例方法を適用して構成される磁気ディスク
装置の概略構成図であり、１１はディスクカセット、１
２は磁気ディスク装置本体を模式的に示している。ディ
スクカセット１１は、可撓性の磁気ディスク記録媒体１
３をプラスチック製のカセットケース１４内に回転自在
に収納したもので、装置本体１２のディスクホルダ１５
に上記記録媒体１３の回転軸方向と直角な方向より挿入
装着されて使用される。上記カセットケース１４は、そ
のカセットケス本体に上記挿入方向と直角で、且つ記録
媒体１３の半径方向に前記記録媒体１３の記録面を部分
的に露出させる為の窓部１６を設けており、更にこの窓
部１６を選択的に開閉する蓋体１７を上記ディスクホル
ダ１５に対する挿入方向に移動自在に設けたものとなっ
ている。

しかして蓋体１７は第２図にその要部を示すように、カ
セットケース本体との間に設けられたばね体１８により
、常時は前記窓部１６を閉塞する位置に付勢されている
。この蓋体１７により前記窓部ｌＢと共にカセットケー
ス本体に設けられたインデックスホールｌｅａ等の孔部
は、常時（磁気ディスク装置本体１２に装填されないと
き）は閉塞されるようになっている。尚、蓋体１７は後
述する係止体に当接し、ばね体１８に抗して移動されて
窓部１６を開放するものである。

一方、ディスク装置本体には、カセットホルダ１５の所
定位置に装填されたディスクカセット１１の開放布れた
窓部１Ｂを介して記録媒体１３に信号の磁気記録再生を
行う磁気ヘッド１９が設けられている。

この磁気ヘッド１９はアクチュエータ機構２０により支
持されて前記ディスクカセット１１の挿入方向と直角な
方向に移動されるように設けられている。

また図中２１は、前記蓋体１７に当接して前記ディスク
カセット１１の挿入装填に応動して上記蓋体１７を移動
させる係上体である。この係止体２１については後に詳
述する。

かくしてこのように構成された装置によれば、ディスク
カセット１１の蓋体１７は、常時はその窓部１６を閉塞
している。そして、このディスクカセット１１を装置本
体１２のカセットホルダ１５に挿入すると、成る挿入位
置で蓋体１７が係止体２１に当接し、カセットケース１
４の挿入に追従することなくばね体１８に抗してその位
置にて挿入が阻止される。これにより、カセットケース
１４の挿入に伴って徐々に蓋体１７が移動され、所定の
装填位置までディスクカセット１１を挿入したときには
、蓋体１７は窓部１６を開放する位置に移動されること
になる。このようにして窓部１６を開放して装填された
ディスクカセット１１に対して磁気ヘッド１９が移動駆
動され、回転駆動される磁気ディスク記録媒体１３に対
して信号の磁気記録再生が行われることになる。その後
、ディスクカセット１１をディスクホルダ１５からから
取り出すと、係止体２１による蓋体１７の当接位置規制
が解除されるので、蓋体１７はばね体１８により付勢さ
れて移動して前記窓部１６を再び閉塞することになる。

従って、ここにディスクカセット１１の挿入装填に応動
した蓋体１７の移動が行われ、窓部１６の開閉が制御さ
れることになる。

次に、本装置の具体的な実施例につき第３図乃至第５図
を参照して説明する。

第３図に示すように磁気ディスク装置本体１２における
ディスクホルダ１５は、基体１５ａの両側片をそれぞれ
内側にコの字状に折曲げ形成し、そのガイドに沿ってデ
ィスクカセット１１を挿入装填する構造を為している。

このディスクホルダ基体１５ａが装置本体のベースに、
治具２２等を用いて固定される。そして、上記基体１５
ａ上には、ディスクカセット１１の挿入方向と直角な方
向に移動自在に第１の移動部材２３が設けられ、またこ
の第１の移動部材２３とカム機構を介して結合された第
２の移動部材２４が上記挿入方向に移動自在に設けられ
ている。上記第１の移動部材２３は、その端部に前記係
止体２１を備え、基体１５ａとの間に設けられたばね体
２５によって、上記係止体２１を前記ディスクホルダ１
５の側部内側に突出させるべく付勢されている。

また第２の移動部材２４は、基体１５ａとの間に設けら
れたばね体２６によって、ディスクホルダ１５の挿大開
口部側の付勢されており、これによってそのカム機構部
２７の作用によって前記第１の移動部材２３をばね体２
５に抗してスライドさせるようになっている。従って、
第２の移動部材２４によって位置規制された第１の移動
部材２３は、その端部に設けた係止体２１をカセットホ
ルダ１５の内側より引込むことになる。しかして、前記
第２の移動部材２４は、カセットホルダ１５に挿入され
たディスクかセット１１に成る位置にて当接し、ディス
クカセット１１の挿入に伴ってばね体２６に抗して移動
される。これによって前記第１の移動部材２３に対する
位置規制が、カム機構２７の働きによって徐々に解除さ
れ、第１の移動部材２３は、係止体２１がホルダ１５の
内側に突出する位置までばね体２５の作用により移動さ
れることになる。

一方、ディスクカセット１１は第４図にその構成を分解
して示すように、可撓性の磁気ディスク記録媒体１３を
回転自在に収納した２枚のケース本体１４ａ、　１４ｂ
によって構成される。このケース本体１４ａ、１４ｂの
挿入方向側辺に蓋体１７が移動自在に取付けられ、その
間にばね体１８を設けて常時は窓部ＩＢを閉鎖する位置
に付勢するように構成される。

尚、図中２８は、ケース本体１４ｂに設けられて、前記
蓋体１７の移動方向を規制するガイド溝であり、また２
９はディスク記録媒体１３の回転軸、つまり記録媒体１
３の回転中心に固定されたディスクボルダ３０を露出す
る孔である。

かくして今、第５図にその平面的な位置関係を示すよう
に、ディスクカセット１１をホルダ１５に対して距離Ｘ
１だけ挿入すると、第２の移動部材２４の当接片２４ａ
がディスクカセット１１の挿入端部に当接し、ディスク
カセット１１と共に移動する。この第２の移動部材２４
の移動が距Ｉｌｌ　Ｘ　２だけ行われると、第１の移動
部材２３が位置規制を解除されて移動し、この結果、係
止体２１がホルダ１５の内側に突出することになる。デ
ィスクカセット１１の挿入先端部から距Ｉｌｌ　（Ｘ＋
　＋Ｘ２　）の位置には、第５図（ｂ）に示すように蓋
体１７の凹部１７ａが設けられており、この四部１７ａ
に前記係止体２１が嵌合することになる。この結果、蓋
体１７の移動が規制され、カセット１１本体のみがダイ
クホルダ１５内に更に挿入され、蓋体１７が徐々に移動
されることになる。

そして、前記窓部ｌＢが開放されることになる。

その後、ディスクカセット１１の取出し時には、距離Ｘ
、の移動部だけ係止片２１の突出状態が維持され、その
後、前記第２の移動部材２４のカム機構２７によって係
止体２１がホルダ１５の内側より引込まれることになる
。これによって、ディスフカセラ）１１の引出しに伴っ
て、蓋体１７は窓部ＩＢを徐々に閉鎖することになる。

故に、蓋体１７は、ディスクカセット１１がホルダ１５
に挿入装着されているときにだけ、窓部１Ｂを開放する
ことになる。

即ち、上述した如く構成されたディスク装置によれば、
前記ディスクホルダ１５に挿入されたディスクカセット
１１の前記カセットケースに設けられた窓部ｔｅが前記
ホルダ１５にほぼ収まる第１の位置Ｘ、まで挿入される
区間には前記蓋体１７と前記カセットケース１４との一
体的な移動が許容されているので、窓部ｌＧは蓋体１７
により閉じられた状態にある。その後、上記第１の位置
Ｘ１から更にディスクカセット１１を挿入した第２の位
置Ｘ２においてディスクカセット１１の前記蓋体１７に
係止体（係止片２１）が当接し、前記ディスクカセット
１１の挿入に追従した上記蓋体１７の移動が阻止される
。

そしてこの第２の位置Ｘ２からディスクカセット１１が
更に挿入されると、係止体（係止片２１）による前記蓋
体１７の移動阻止により当該蓋体１７がを前記カセット
ケース１４に対して移動され、前記窓部１６が徐々に解
放される。そして少なくとも前記ディスクカセット１１
が磁気ヘッド１９による信号の記録または再生が行われ
る第３の位置Ｘ、まで挿入されたときには前記窓部１６
が完全に開放されることになる。

そしてディスクカセット１１の取り出し時には、これと
逆の動作により窓部１６の閉塞が行われる。

この結果、ディスクカセット１１の窓部１８は、ディス
ク装置本体に対する完全装填位置（磁気ヘッド１９によ
る信号の記録または再生が行われる第３の位置Ｘ３）に
おいてのみ完全開放される。しかも窓部１Ｂがホルダ１
５内にある時にのみその開閉操作が行われることになる
。

以上のように本実施例によれば、カセットホルダ１５に
ディスクカセット１１を所定量挿入したときに始めて係
止体２１が突出して蓋体１７の移動を規制するので、上
記係止体２１によってディスフカセラ）１１の挿入が妨
げられることがなく、円滑に装填することが可能となる
。また係止体２１が常時は引込まれているので、ディス
クカセット１１をホルダ１５のガイドに沿って正しく挿
入することができ、上記係止体２１から逃げる為の無駄
な空間をディスクカセットケースに設ける必要がない。

従って、装置のコンパクト化を図り、また精度良く位置
決めしてディスクカセットを装着することが可能となる
等の効果が奏せられる。そして、上述したように蓋体１
７およびその移動機構を簡易に実現し、窓部がホルダ内
にある時にのみその開閉操作が行われるので、不本意に
窓部を開放することがなくなり、塵埃の侵入を効果的に
防止することが可能となるので、実用的利点が非常に大
きい。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではない
。例えば蓋体１７は、窓部や、装着状態を検出する為の
ノツチ部等を含めて開閉するようにすることも可能であ
る。またディスク記録媒体１３の大きさ等については仕
様に応じて定めればよいものであり、ディスクの回転機
構への装着部についても種々方式を採用することができ
る。要するに本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例に係るディスクカセットの装填方
法につき示すもので、第１図は実施例方法を適用した磁
気ディスク装置の概略構成図、第２図はディスクカセッ
トの蓋部の要部を示す図、第３図はディスクカセットと
カセットホルダとの関係を示す斜視図、第４図はディス
クカセットの構造を分解して示した図、第５図＜ａ）　
（ｂ）は本装置の作用を説明する為の図である。 １１・・・ディスクカセット、１２・・・装置本体、１
３・・・可撓性の磁気ディスク記録媒体、１５・・・カ
セットホルダ、１６・・・窓部、１７・・・蓋体、１８
・・・ばね体、１９・・・磁気ヘッド、２０・・・アク
チュエータ機構、２１・・・係止体、２３・・・第１の
移動部材、２４・・・第２の移動部材、２５゜２６・・
・ばね体、２７・・・カム機構（片）、２８・・・ガイ
ド溝。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第　１図 ］Ｊ １１２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディスクを収納したカセットケースと、このカセットケ
   ースに設けられて前記ディスクの記録面を露出させて信
   号の記録または再生に供する窓部と、この窓部を選択的
   に開閉する為の蓋体とを備えたディスクカセットを、ホ
   ルダに沿って前記ディスクの記録面と平行に挿入案内す
   るに際し、前記ホルダに挿入されたディスクカセットの
   前記カセットケースに設けられた窓部が前記ホルダにほ
   ぼ収まる第１の位置まで挿入される区間には前記蓋体と
   前記カセットケースとの一体的な移動を許容し、上記第
   １の位置から更に挿入される第２の位置においてディス
   クカセットの前記蓋体に係止体を当接させて前記ディス
   クカセットの挿入に追従した上記蓋体の移動を阻止し、
   更に第２の位置から挿入されるディスクカセットの前記
   蓋体を前記カセットケースに対して移動させて前記窓部
   を徐々に解放させ、少なくとも前記ディスクカセットが
   ヘッドによる信号の記録または再生が行われる第３の位
   置まで挿入されたときには前記窓部を完全に開放させる
   ことを特徴とするディスクカセットの装填方法。