JPH0222197Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0222197Y2 JPH0222197Y2 JP1984151058U JP15105884U JPH0222197Y2 JP H0222197 Y2 JPH0222197 Y2 JP H0222197Y2 JP 1984151058 U JP1984151058 U JP 1984151058U JP 15105884 U JP15105884 U JP 15105884U JP H0222197 Y2 JPH0222197 Y2 JP H0222197Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- tool
- movable member
- cam
- spline shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 16
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 12
- 241000282472 Canis lupus familiaris Species 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動工作機械に設備され、工具を
自動的に交換する工具交換装置に関するものであ
る。
自動的に交換する工具交換装置に関するものであ
る。
マシニングセンタにおいて非切削時間を短縮す
ることは設備効率を向上させる上に重要なことで
ある。なかでも、工具交換時間の占める割合が多
く、かつ工程を分割して短いサイクルタイムで生
産される自動車部品のライン等においては、工具
交換時間の長短が、機械の性能を決定する重要な
要因である。
ることは設備効率を向上させる上に重要なことで
ある。なかでも、工具交換時間の占める割合が多
く、かつ工程を分割して短いサイクルタイムで生
産される自動車部品のライン等においては、工具
交換時間の長短が、機械の性能を決定する重要な
要因である。
ところで、従来の自動工作機械における工具交
換装置は、油圧式のものが多く、複数のアクチユ
エータをリミツトスイツチなどの連係或いは確認
手段で順次動かして工具を交換する構造となつて
いるが、作動の連係に時間がかかり、連係ミスを
生じやすいとともに、ホース、配管類が耐久性に
劣り保守に時間がかかる、などの問題があつた。
換装置は、油圧式のものが多く、複数のアクチユ
エータをリミツトスイツチなどの連係或いは確認
手段で順次動かして工具を交換する構造となつて
いるが、作動の連係に時間がかかり、連係ミスを
生じやすいとともに、ホース、配管類が耐久性に
劣り保守に時間がかかる、などの問題があつた。
そこで、工具の把持装置を外周に螺旋溝を形成
したカム部材によつてスプライン軸に沿つて移動
させるとともに、スプライン軸で把持装置を回転
させて工具を交換するものが提案されている(特
公昭47−7075号公報)。
したカム部材によつてスプライン軸に沿つて移動
させるとともに、スプライン軸で把持装置を回転
させて工具を交換するものが提案されている(特
公昭47−7075号公報)。
しかし、上記の工具交換装置は、カム部材の横
にスプライン軸が設けられているなど、部品の配
置に考慮が払われていないため、構造が大きく、
広い設置スペースが必要で、機械全体における工
具交換装置の配置に大きな制約を受けるといつた
問題点がある。
にスプライン軸が設けられているなど、部品の配
置に考慮が払われていないため、構造が大きく、
広い設置スペースが必要で、機械全体における工
具交換装置の配置に大きな制約を受けるといつた
問題点がある。
この考案は、小形で配置上の制約が小さい工作
機械の工具交換装置を提供することを目的とす
る。
機械の工具交換装置を提供することを目的とす
る。
上記の目的を達成するために、この考案は、回
転駆動装置と、この回転駆動装置によつて作動せ
しめられる第1伝動装置及び第2伝動装置と、工
具の把持装置を備え、フレームに設けられた中空
の固定部材の外周に軸方向と周方向に移動かつ回
転自在に同心状に嵌合された可動部材と、上記固
定部材の中心に挿入され上記第1伝動装置によつ
て周方向に回転せしめられるスプライン軸と、こ
のスプライン軸にスプライン軸の軸方向に移動自
在に設けられスプライン軸の回転を可動部材に伝
えてこれを周方向に回転させる介在部材と、外周
にカム溝を有するとともに固定部材の内側に固定
部材と同心状に挿入され第2伝動装置により周方
向に回転せしめられるバレルカムと、可動部材に
連結して上記カム溝に嵌入されバレルカムの周方
向の回転で可動部材を軸方向に移動させるカムフ
オロワとを具備した構成とした。
転駆動装置と、この回転駆動装置によつて作動せ
しめられる第1伝動装置及び第2伝動装置と、工
具の把持装置を備え、フレームに設けられた中空
の固定部材の外周に軸方向と周方向に移動かつ回
転自在に同心状に嵌合された可動部材と、上記固
定部材の中心に挿入され上記第1伝動装置によつ
て周方向に回転せしめられるスプライン軸と、こ
のスプライン軸にスプライン軸の軸方向に移動自
在に設けられスプライン軸の回転を可動部材に伝
えてこれを周方向に回転させる介在部材と、外周
にカム溝を有するとともに固定部材の内側に固定
部材と同心状に挿入され第2伝動装置により周方
向に回転せしめられるバレルカムと、可動部材に
連結して上記カム溝に嵌入されバレルカムの周方
向の回転で可動部材を軸方向に移動させるカムフ
オロワとを具備した構成とした。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
第1図と第2図はこの考案の一実施例を示すも
ので、図中1はフレームである。このフレーム1
の第1図において右上部には回転駆動装置2が出
力軸3をフレーム1内に突出させて取り付けられ
ている。回転駆動装置2は減速機付きの電動モー
タよりなり、その出力軸3には第1伝動装置4と
第2伝動装置5が連結されている。上記第1伝動
装置4は、出力軸3に固定された歯車6、フレー
ム1に取り付けられた第1中間軸7に支持されて
上記歯車6に噛み合わされた中間歯車8、フレー
ム1に取り付けられた第2中間軸9に支持された
第1ゼネバドライバ10、上記中間歯車8に噛み
合わされて上記第1ゼネバドライバ10に固定さ
れた歯車11、フレーム1に取り付けられた第3
中間軸12に支持され、上記第1ゼネバドライバ
10によつて間欠的に回転せしめられる第1ゼネ
バホイール13、この第1ゼネバホイール13に
固定された歯車14、周方向に回転自在にフレー
ム1に支持されたスプライン軸15に取り付けら
れ、上記歯車14に噛み合わされた歯車16とか
ら構成されている。
ので、図中1はフレームである。このフレーム1
の第1図において右上部には回転駆動装置2が出
力軸3をフレーム1内に突出させて取り付けられ
ている。回転駆動装置2は減速機付きの電動モー
タよりなり、その出力軸3には第1伝動装置4と
第2伝動装置5が連結されている。上記第1伝動
装置4は、出力軸3に固定された歯車6、フレー
ム1に取り付けられた第1中間軸7に支持されて
上記歯車6に噛み合わされた中間歯車8、フレー
ム1に取り付けられた第2中間軸9に支持された
第1ゼネバドライバ10、上記中間歯車8に噛み
合わされて上記第1ゼネバドライバ10に固定さ
れた歯車11、フレーム1に取り付けられた第3
中間軸12に支持され、上記第1ゼネバドライバ
10によつて間欠的に回転せしめられる第1ゼネ
バホイール13、この第1ゼネバホイール13に
固定された歯車14、周方向に回転自在にフレー
ム1に支持されたスプライン軸15に取り付けら
れ、上記歯車14に噛み合わされた歯車16とか
ら構成されている。
上記第1ゼネバドライバ10と第1ゼネバホイ
ール13とは、第1間欠回転機構Aを構成し、第
2図に示すように、第1ゼネバドライバ10がそ
の1回転中の120度分回転すると、その駆動ピン
17が第1ゼネバホイール13の溝18に噛み合
つて第1ゼネバホイール13が60度回転するよう
になつている。なお、上記において歯車6と歯車
11の歯数比は1対2に、また歯車14と歯車1
6の歯数比は3対1に設定されている。したがつ
て、回転駆動装置2の出力軸3が2回転すると歯
車11が1回転し、また、第1ゼネバドライバ1
0がその1回転中の120度分回転する間に第1ゼ
ネバホイール13が60度回転し、それによりスプ
ライン軸15が180度回転する。
ール13とは、第1間欠回転機構Aを構成し、第
2図に示すように、第1ゼネバドライバ10がそ
の1回転中の120度分回転すると、その駆動ピン
17が第1ゼネバホイール13の溝18に噛み合
つて第1ゼネバホイール13が60度回転するよう
になつている。なお、上記において歯車6と歯車
11の歯数比は1対2に、また歯車14と歯車1
6の歯数比は3対1に設定されている。したがつ
て、回転駆動装置2の出力軸3が2回転すると歯
車11が1回転し、また、第1ゼネバドライバ1
0がその1回転中の120度分回転する間に第1ゼ
ネバホイール13が60度回転し、それによりスプ
ライン軸15が180度回転する。
また第2伝動装置5は、出力軸3に固定された
歯車20、フレーム1に取り付けられた第4中間
軸21に支持されて上記歯車20に噛み合わされ
た中間歯車22、前記第2中間軸9に支持された
第2ゼネバドライバ23、この第2ゼネバドライ
バ23に固定されて上記中間歯車22に噛み合わ
された歯車24、前記第3中間軸12に軸支され
上記第2ゼネバドライバ23により間欠的に回転
させられる第2ゼネバホイール25、この第2ゼ
ネバホイール25に固定された歯車26、前記ス
プライン軸15に遊嵌されて上記歯車26に噛み
合わされた歯車27とから成る。
歯車20、フレーム1に取り付けられた第4中間
軸21に支持されて上記歯車20に噛み合わされ
た中間歯車22、前記第2中間軸9に支持された
第2ゼネバドライバ23、この第2ゼネバドライ
バ23に固定されて上記中間歯車22に噛み合わ
された歯車24、前記第3中間軸12に軸支され
上記第2ゼネバドライバ23により間欠的に回転
させられる第2ゼネバホイール25、この第2ゼ
ネバホイール25に固定された歯車26、前記ス
プライン軸15に遊嵌されて上記歯車26に噛み
合わされた歯車27とから成る。
上記において、第2ゼネバドライバ23と第2
ゼネバホイール25とは第2間欠回転機構Bを構
成し、第2ゼネバドライバ23がその1回転中の
120度分回転すると、間欠回転機構Aと同様に、
その駆動ピンが第2ゼネバホイール25の溝に噛
み合つて第2ゼネバホイール25が60度回転する
ようになつている。また歯車20と歯車24との
歯数比は1対1に、歯車26と歯車27の歯数比
は3対1にそれぞれ設定されている。この場合
は、出力軸3が1回転すると歯車24も1回転
し、また、第2ゼネバドライバ23がその1回転
中の120度分回転することにより第2ゼネバホイ
ール25が60度回転し、それにより歯車27が
180度回転する。
ゼネバホイール25とは第2間欠回転機構Bを構
成し、第2ゼネバドライバ23がその1回転中の
120度分回転すると、間欠回転機構Aと同様に、
その駆動ピンが第2ゼネバホイール25の溝に噛
み合つて第2ゼネバホイール25が60度回転する
ようになつている。また歯車20と歯車24との
歯数比は1対1に、歯車26と歯車27の歯数比
は3対1にそれぞれ設定されている。この場合
は、出力軸3が1回転すると歯車24も1回転
し、また、第2ゼネバドライバ23がその1回転
中の120度分回転することにより第2ゼネバホイ
ール25が60度回転し、それにより歯車27が
180度回転する。
一方、フレーム1の第1図において下部には、
スプライン軸15を中心に配して中空の固定部材
29が固定され、可動部材30を軸方向と周方向
に移動かつ回転自在に支持している。上記可動部
材30は、後で述べる一対の把持装置31を180゜
対向位置に備え、前記スプライン軸15の軸方向
に相対移動自在に、かつスプライン軸15と一緒
に周方向に回転するようにスプライン軸15に嵌
合された介在部材(軸受)32に、中空軸33を
介して連結されており、スプライン軸15ととも
に周方向に回転する構成となつている。
スプライン軸15を中心に配して中空の固定部材
29が固定され、可動部材30を軸方向と周方向
に移動かつ回転自在に支持している。上記可動部
材30は、後で述べる一対の把持装置31を180゜
対向位置に備え、前記スプライン軸15の軸方向
に相対移動自在に、かつスプライン軸15と一緒
に周方向に回転するようにスプライン軸15に嵌
合された介在部材(軸受)32に、中空軸33を
介して連結されており、スプライン軸15ととも
に周方向に回転する構成となつている。
さらにまた、前記固定部材29の内部には、一
端にカムフオロワ34を備えた筒体35が、固定
部材29に固着された滑りキー36を滑り溝37
に入れて嵌挿され、他端に設けられたボールベア
リング38で中空軸33を支持している。上記中
空軸33と筒体35の間には、外周面にカム溝3
9を形成したバレルカム40が上記カムフオロワ
34をカム溝39に入れ、かつその一端を、前記
歯車27に結合された固定板41に固定して嵌挿
されている。上記バレルカム40とカムフオロワ
34とはカム装置Cを構成し、歯車27によるバ
レルカム40の周方向の回転でカムフオロワ34
と一緒に筒体35及び可動部材30を軸方向に移
動させる。
端にカムフオロワ34を備えた筒体35が、固定
部材29に固着された滑りキー36を滑り溝37
に入れて嵌挿され、他端に設けられたボールベア
リング38で中空軸33を支持している。上記中
空軸33と筒体35の間には、外周面にカム溝3
9を形成したバレルカム40が上記カムフオロワ
34をカム溝39に入れ、かつその一端を、前記
歯車27に結合された固定板41に固定して嵌挿
されている。上記バレルカム40とカムフオロワ
34とはカム装置Cを構成し、歯車27によるバ
レルカム40の周方向の回転でカムフオロワ34
と一緒に筒体35及び可動部材30を軸方向に移
動させる。
なお、二つの間欠回転機構A,Bの関係は、第
5図に示すように第2間欠回転機構Bの第2ゼネ
バホイール25が作動した後停止すると、第1間
欠回転機構Aの第1ゼネバホイール13が作動を
開始し、その後第1ゼネバホイール13が停止す
ると第2ゼネバホイール25が再び作動するよう
になつている。また、カム溝39はバレルカム4
0の1回転でカムフオロワ34を前後(第1図で
左右)に1往復させるようになつている。
5図に示すように第2間欠回転機構Bの第2ゼネ
バホイール25が作動した後停止すると、第1間
欠回転機構Aの第1ゼネバホイール13が作動を
開始し、その後第1ゼネバホイール13が停止す
ると第2ゼネバホイール25が再び作動するよう
になつている。また、カム溝39はバレルカム4
0の1回転でカムフオロワ34を前後(第1図で
左右)に1往復させるようになつている。
第3図と第4図は前記可動部材30に取り付け
られる把持装置31の一例を示すもので、可動部
材30に一体のグリツパアーム43の両端(第3
図では一方しか示されていない)に、工具44を
挾んで保持する一対の挾み具45が枢軸46で回
動自在に取り付けられている。挾み具45はその
先端に挾みローラ47を備え、自体の根端部とグ
リツパアーム43との間に入れられた押しばね4
8の作用により、枢軸46を支点に回転して挾み
ローラ47で工具44を把持する構成となつてい
る。また、上記のグリツパアーム43には、スト
ツパ49がその先端をグリツパアーム43の溝4
3aに突出させ、かつ上記挾み具45の根端部に
設けられた係止片50の回動面に出没自在に取り
付けられている。このストツパ49は、ばね51
により上記係止片50の回動面に押し動かされて
挾み具45の緩み回動を阻止し、挾み具45,4
5に把持された工具の脱落を防止するものであ
り、グリツパアーム43の溝43aに突出された
先端を、フレーム1の所定位置に固定されている
ピン53により押されると、第4図のように係止
片50の回動面から退出して挾み具45,45か
らの工具の取外しを自由にする構成となつてい
る。52は押しばね48による挾み具45の過回
動を防止しているストツパピンである。54は押
しばね48の一端を支持すると共に、ストツパ4
9のグリツパアーム43からの脱出を防止する蓋
部材である。55は、グリツパアーム43の後面
に、前記溝43aに貫通してあけた孔であり、前
記ピン53が自由に挿通し得る大きさに形成され
ている。また、第1図の56は歯車6に噛み合わ
された制御歯車であり、歯車6の2回転で1回転
するようにその歯数が歯車6の2倍に設定されて
いる。この制御歯車56は60度300度の位置に2
個のドグ57,58を有し(第1図では2個のド
グ57,58が互いに接近して描かれているが、
実際には上記のように120度(240度)離なされて
いる)、モータ2が起動してフレーム1に取り付
けられた完了確認スイツチ59の位置にドグ58
がくると、完了確認スイツチ59がONとなつて
コラム(図示せず)の戻り移動を指令する。そし
てその後、モータ2には停止指令スイツチ60が
ドグ57によつてONとされるまで、空回転をつ
づけさせ、第5図、120度の位置で停止させるが、
この間自動工具交換装置には動きがない。
られる把持装置31の一例を示すもので、可動部
材30に一体のグリツパアーム43の両端(第3
図では一方しか示されていない)に、工具44を
挾んで保持する一対の挾み具45が枢軸46で回
動自在に取り付けられている。挾み具45はその
先端に挾みローラ47を備え、自体の根端部とグ
リツパアーム43との間に入れられた押しばね4
8の作用により、枢軸46を支点に回転して挾み
ローラ47で工具44を把持する構成となつてい
る。また、上記のグリツパアーム43には、スト
ツパ49がその先端をグリツパアーム43の溝4
3aに突出させ、かつ上記挾み具45の根端部に
設けられた係止片50の回動面に出没自在に取り
付けられている。このストツパ49は、ばね51
により上記係止片50の回動面に押し動かされて
挾み具45の緩み回動を阻止し、挾み具45,4
5に把持された工具の脱落を防止するものであ
り、グリツパアーム43の溝43aに突出された
先端を、フレーム1の所定位置に固定されている
ピン53により押されると、第4図のように係止
片50の回動面から退出して挾み具45,45か
らの工具の取外しを自由にする構成となつてい
る。52は押しばね48による挾み具45の過回
動を防止しているストツパピンである。54は押
しばね48の一端を支持すると共に、ストツパ4
9のグリツパアーム43からの脱出を防止する蓋
部材である。55は、グリツパアーム43の後面
に、前記溝43aに貫通してあけた孔であり、前
記ピン53が自由に挿通し得る大きさに形成され
ている。また、第1図の56は歯車6に噛み合わ
された制御歯車であり、歯車6の2回転で1回転
するようにその歯数が歯車6の2倍に設定されて
いる。この制御歯車56は60度300度の位置に2
個のドグ57,58を有し(第1図では2個のド
グ57,58が互いに接近して描かれているが、
実際には上記のように120度(240度)離なされて
いる)、モータ2が起動してフレーム1に取り付
けられた完了確認スイツチ59の位置にドグ58
がくると、完了確認スイツチ59がONとなつて
コラム(図示せず)の戻り移動を指令する。そし
てその後、モータ2には停止指令スイツチ60が
ドグ57によつてONとされるまで、空回転をつ
づけさせ、第5図、120度の位置で停止させるが、
この間自動工具交換装置には動きがない。
なお、この考案においては、伝動装置4,5、
各間欠回転機構A,B、カム装置C、及び把持装
置31等の具体構造は種々変更可能で、上記に限
られるものではない。
各間欠回転機構A,B、カム装置C、及び把持装
置31等の具体構造は種々変更可能で、上記に限
られるものではない。
次にこの考案の工具交換装置の作用を説明す
る。
る。
工具の交換に際しては、工具交換装置はグリツ
パーアーム43を水平にして左右の把持装置31
を左右の工具マガジンとコラム(いずれも図示省
略)に向けている。この状態において、コラムが
工具交換装置に近づき、その主軸に保持された工
具を上記一方の把持装置31の挾み具45,45
の間に挾み込む。コラムの上記移動で工具交換装
置が工具マガジンに向つて移動し、他方の把持装
置31の挾み具45,45の間に工具マガジンの
工具を挾み込ませる。
パーアーム43を水平にして左右の把持装置31
を左右の工具マガジンとコラム(いずれも図示省
略)に向けている。この状態において、コラムが
工具交換装置に近づき、その主軸に保持された工
具を上記一方の把持装置31の挾み具45,45
の間に挾み込む。コラムの上記移動で工具交換装
置が工具マガジンに向つて移動し、他方の把持装
置31の挾み具45,45の間に工具マガジンの
工具を挾み込ませる。
この状態において、回転駆動装置2の出力軸3
に取り付けられた歯車20が、回転駆動装置2に
よつて回転角0度の状態から120度回転せしめら
れると、第2間欠回転機構Bの第2ゼネバドライ
バ23が第2ゼネバホイール25に噛み合つてこ
れを回転させる。第2ゼネバホイール25の回転
は、歯車26→歯車27→固定板41→バレルカ
ム40の順にバレルカム40に伝わる。したがつ
てカムフオロワ34が移動し、筒体35とともに
可動部材30が軸方向に前進する。第2ゼネバホ
イール25は歯車20が240度回転したところで
第2ゼネバドライバ23から外れて停止する。上
記可動部材30の前進により、挾み具45,45
にそれぞれ把持された工具44が工具マガジンと
主軸から引き抜かれる。
に取り付けられた歯車20が、回転駆動装置2に
よつて回転角0度の状態から120度回転せしめら
れると、第2間欠回転機構Bの第2ゼネバドライ
バ23が第2ゼネバホイール25に噛み合つてこ
れを回転させる。第2ゼネバホイール25の回転
は、歯車26→歯車27→固定板41→バレルカ
ム40の順にバレルカム40に伝わる。したがつ
てカムフオロワ34が移動し、筒体35とともに
可動部材30が軸方向に前進する。第2ゼネバホ
イール25は歯車20が240度回転したところで
第2ゼネバドライバ23から外れて停止する。上
記可動部材30の前進により、挾み具45,45
にそれぞれ把持された工具44が工具マガジンと
主軸から引き抜かれる。
歯車20が240度回転すると、今度は第1間欠
回転機構Aの第1ゼネバドライバ10が第1ゼネ
バホイール13に噛み合つてこれを回転させる。
この場合は、第1ゼネバホイール13の回転が、
歯車14→歯車16→スプライン軸15→介在部
材32→中空軸33→可動部材30の順に可動部
材30に伝達され、可動部材30が把持装置31
と一緒に回転する。歯車20が480度回転したと
ころで第1ゼネバホイール13が第1ゼネバドラ
イバ10から外れ、可動部材30は前に述べたよ
うに180度回転して停止する。この可動部材30
の回転によつて、工具マガジンから新しく取り出
された工具とそれまで主軸で使用されていた工具
とが相互に位置を変える。
回転機構Aの第1ゼネバドライバ10が第1ゼネ
バホイール13に噛み合つてこれを回転させる。
この場合は、第1ゼネバホイール13の回転が、
歯車14→歯車16→スプライン軸15→介在部
材32→中空軸33→可動部材30の順に可動部
材30に伝達され、可動部材30が把持装置31
と一緒に回転する。歯車20が480度回転したと
ころで第1ゼネバホイール13が第1ゼネバドラ
イバ10から外れ、可動部材30は前に述べたよ
うに180度回転して停止する。この可動部材30
の回転によつて、工具マガジンから新しく取り出
された工具とそれまで主軸で使用されていた工具
とが相互に位置を変える。
上記のように歯車20が480度回転して可動部
材30が180度回転し終ると、再び第2ゼネバホ
イール25が作動し、バレルカム40を回転させ
る。このバレルカム40の回転により、今後は筒
体35と可動部材30が後退し、把持装置31に
把持されている工具を工具マガジン及び主軸に装
着する。
材30が180度回転し終ると、再び第2ゼネバホ
イール25が作動し、バレルカム40を回転させ
る。このバレルカム40の回転により、今後は筒
体35と可動部材30が後退し、把持装置31に
把持されている工具を工具マガジン及び主軸に装
着する。
可動部材30が後退端に後退したときには、フ
レーム1に固定してあるピン53がグリツパアー
ム43の穴から溝43a内に突入し、ストツパ4
9を突出すので、挾み具45の根端部の係止片5
0の固定状態が解除され、該挾み具45は、その
挾みローラ47の側が開き得る状態となるので、
工具を主軸に装着後、グリツパアーム43を、工
具(主軸)の中心と可動部材30の中心とを結ぶ
線上を主軸から離れる方向へ移動させると、グリ
ツパアーム49は押しばね48の弾力に抗して、
その挾みローラ47側を開き主軸に装着した工具
を容易に開放する。上記の作業は歯車20が600
度回転したところで終了する。その後歯車20は
120度(合計720度)回転して1サイクルが終了す
る。
レーム1に固定してあるピン53がグリツパアー
ム43の穴から溝43a内に突入し、ストツパ4
9を突出すので、挾み具45の根端部の係止片5
0の固定状態が解除され、該挾み具45は、その
挾みローラ47の側が開き得る状態となるので、
工具を主軸に装着後、グリツパアーム43を、工
具(主軸)の中心と可動部材30の中心とを結ぶ
線上を主軸から離れる方向へ移動させると、グリ
ツパアーム49は押しばね48の弾力に抗して、
その挾みローラ47側を開き主軸に装着した工具
を容易に開放する。上記の作業は歯車20が600
度回転したところで終了する。その後歯車20は
120度(合計720度)回転して1サイクルが終了す
る。
以上説明したように、この考案は、工具を把持
する把持装置の一連の動作を一台の回転駆動装置
により行うものであるから、除中での作動毎の確
認が不要で、従来のような信号の受渡しに必要な
時間を省いて迅速に工具を交換できるとともに、
作動の連係ミスを生ずることもなく信頼性を高め
ることができる。また、油圧が不要となり、工具
の切換え作動中のみ回転駆動装置のモータを回転
させればよいので、経済的であり、しかも騒音が
小さく作業環境を改善し得る長所がある。
する把持装置の一連の動作を一台の回転駆動装置
により行うものであるから、除中での作動毎の確
認が不要で、従来のような信号の受渡しに必要な
時間を省いて迅速に工具を交換できるとともに、
作動の連係ミスを生ずることもなく信頼性を高め
ることができる。また、油圧が不要となり、工具
の切換え作動中のみ回転駆動装置のモータを回転
させればよいので、経済的であり、しかも騒音が
小さく作業環境を改善し得る長所がある。
その上、この考案に係る工作機械の工具交換装
置は、スプライン軸を中心に、介在部材、バレル
カム、固定部材、及び可動部材がそれぞれ同心状
に配設されているので、部品の配設スペースが小
さくて済み、コンパクトな構成となり、配置上の
制約がなく実施しやすい利点がある。
置は、スプライン軸を中心に、介在部材、バレル
カム、固定部材、及び可動部材がそれぞれ同心状
に配設されているので、部品の配設スペースが小
さくて済み、コンパクトな構成となり、配置上の
制約がなく実施しやすい利点がある。
第1図はこの考案に係る工作機械の工具交換装
置の一実施例を示す断面図、第2図は間欠回転機
構の一例を示す正面図、第3図は一部を破断して
示した把持装置の平面図、第4図はストツパ部分
の断面図、第5図は作動のサイクル図である。 1……フレーム、2……回転駆動装置、4……
第1伝動装置、5……第2伝動装置、15……ス
プライン軸、29……固定部材、30……可動部
材、31……把持装置、32……介在部材、34
……カムフオロワ、39……カム溝、40……バ
レルカム、44……工具、A……第1間欠回転機
構、B……第2間欠回転機構、C……カム装置。
置の一実施例を示す断面図、第2図は間欠回転機
構の一例を示す正面図、第3図は一部を破断して
示した把持装置の平面図、第4図はストツパ部分
の断面図、第5図は作動のサイクル図である。 1……フレーム、2……回転駆動装置、4……
第1伝動装置、5……第2伝動装置、15……ス
プライン軸、29……固定部材、30……可動部
材、31……把持装置、32……介在部材、34
……カムフオロワ、39……カム溝、40……バ
レルカム、44……工具、A……第1間欠回転機
構、B……第2間欠回転機構、C……カム装置。
Claims (1)
- 回転駆動装置2と、この回転駆動装置2によつ
て作動せしめられる第1伝動装置4及び第2伝動
装置5と、工具44の把持装置31を備え、フレ
ーム1に設けられた中空の固定部材29の外周に
軸方向と周方向に移動かつ回転自在に同心状に嵌
合された可動部材30と、上記固定部材29の中
心に挿入され上記第1伝動装置4によつて周方向
に回転せしめられるスプライン軸15と、このス
プライン軸15にスプライン軸15の軸方向に移
動自在に設けられスプライン軸15の回転を可動
部材30に伝えてこれを周方向に回転させる介在
部材32と、外周にカム溝39を有するとともに
固定部材29の内側に固定部材29と同心状に挿
入され第2伝動装置5により周方向に回転せしめ
られるバレルカム40と、可動部材30に連結し
て上記カム溝39に嵌入されバレルカム40の周
方向の回転で可動部材30を軸方向に移動させる
カムフオロワ34とを具備したことを特徴とする
工作機械の工具交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984151058U JPH0222197Y2 (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984151058U JPH0222197Y2 (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6164940U JPS6164940U (ja) | 1986-05-02 |
JPH0222197Y2 true JPH0222197Y2 (ja) | 1990-06-14 |
Family
ID=30709191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984151058U Expired JPH0222197Y2 (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0222197Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5633246A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Changing devicefor tool or workpiece |
-
1984
- 1984-10-05 JP JP1984151058U patent/JPH0222197Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5633246A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Changing devicefor tool or workpiece |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6164940U (ja) | 1986-05-02 |
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