JPH0222107B2 - - Google Patents

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JPH0222107B2
JPH0222107B2 JP59267615A JP26761584A JPH0222107B2 JP H0222107 B2 JPH0222107 B2 JP H0222107B2 JP 59267615 A JP59267615 A JP 59267615A JP 26761584 A JP26761584 A JP 26761584A JP H0222107 B2 JPH0222107 B2 JP H0222107B2
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JP
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parts
dye
formula
solution
dyeing
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JP59267615A
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JPS60155271A (ja
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Tsuikasu Atanashiosu
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
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Publication of JPH0222107B2 publication Critical patent/JPH0222107B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/503Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being an esterified or non-esterified hydroxyalkyl sulfonyl or mercaptoalkyl sulfonyl group, a quaternised or non-quaternised aminoalkyl sulfonyl group, a heterylmercapto alkyl sulfonyl group, a vinyl sulfonyl or a substituted vinyl sulfonyl group, or a thiophene-dioxide group
    • C09B62/507Azo dyes
    • C09B62/513Disazo or polyazo dyes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な反応染料、その製造方法ならび
に繊維材料の染色または捺染のためのその使用に
関する。 反応染料を用いる染色技術分野では最近染色の
品質および染色プロセスの経済性に対する要求水
準が高度化しつつある。このため向上された特
性、特に適用性に関して向上された特性を有する
新規な反応染料が求められている。 現在、木綿を常温パツドバツチ法によつて染色
するため低い染色温度に適合する十分な直染性を
有し且つ同時に非固着部分が容易に洗い落しうる
反応染料が要求されている。さらにその染料は所
要滞留時間が短かくすむような高い反応性を有す
ることが要求され、また基質に対し高い固着率を
持つことが要求される。公知の染料ではこのよう
な諸要求を十分に満足させることができない。 したがつて本発明の目的は上記した要求を高度
に満足させる向上された特性を有する常温バツド
バツチ法に適する新規な反応染料を提供すること
である。このような新規染料は特に高い固着率と
高い繊維・染料結合安定性を示し、しかし繊維に
固着されない部分が容易に洗い落すことができる
ものでなければならない。 ここに本発明によつて下記に詳細に定義される
新規な二反応性染料によつて上記の目的が達成さ
れることが見出された。 本発明の反応染料は下記一般式(1)で示される。 式中、 一方のXは水素そして他方のXはスルホを意味
し、 Y1とY2とは互に独立的に−CH=CH2、−
CH2CH2OSO3H、−CH2CH2SSO3H、−
CH2CH2Clまたは−CH2CH2ORの基を意味し、
ここでRはアセチルを意味する。 Rはアセチルである。 基Y1とY2とは同じものであるのが好ましく、
特にY1とY2とがそれぞれ−CH=CH2または−
CH2CH2OSO3Hの基であるのが好ましい。 本発明による反応染料のうちで特に好ましいも
のは下記各式の反応染料ならびに対応するビニル
スルホン化合物である。 及び 式(1)の反応染料の製造方法の特徴は式 および (式中、一方のXは水素そして他方のXはスル
ホを意味し、Y1′とY2′とは互いに独立的に−
CH2CH2OHあるいは基−CH=CH2、−
CH2CH2OSO3H、−CH2CH2SSO3H、−
CH2CH2Clまたは−CH2CH2ORを意味し、ここ
でRは式(1)において記載した意味を有する)のジ
アゾ成分をジアゾ化しそしてこの中間体を1−ア
ミノ−8−ヒドロキシナフタリン−3,6−また
は−4,6−ジスルホン酸とカツプリングし、そ
してY1′またはY2′が−OHの場合は、それを他の
Y1′とY2′とに対して前記した基に変換し、そして
場合によつてさらに続いて他の変換反応を行なう
ことにある。 反応は順次段階的に実施する。この場合中間成
分へのカツプリングは酸性溶液中でNH2基に対
してオルト位置のカツプリングを最初に実施すべ
きである。なぜならば中性またはアルカリ性溶液
中で−OH基に対してオルト位置のカツプリング
を最初に実施すると、次にアミノ基に対してオル
ト位置のカツプリングを実施することがもはや不
可能となるからである。 いま1つの製造方法として、最初に反応基の前
駆体を含む染料を製造しそしてこれを後から目的
の反応基に、例えばエステル化や付加反応によつ
て変換する方法も採用できる。例えば、Y1′と
Y2′とがそれぞれ基HO−CH2CH2−である染料を
製造しそしてカツプリング後にその中間生成物を
硫酸と反応させてヒドロキシ基をスルフアト基に
変換することができる。また、Y1とY2とがビニ
ル基H2C=CH−である類似の染料をまず製造し
そしてこの中間生成物にチオ硫酸を付加して基
HO3SS−CH2CH2−を持つ反応染料を製造する
ことができる。 式(1)の染料または適当な前駆物質中の−
CH2CH2OH基のヒドロキシ基の硫酸化は0℃か
ら適度に高められた温度までの範囲で濃硫酸と反
応させることによつて好ましく実施される。ま
た、このスルホン化は10乃至80℃の温度の極性有
機溶剤たとえばN−メチルピロリドン中でヒドロ
キシ化合物をヒドロキシ基1当量につき2当量の
クロルスルホン酸と反応させることによつても実
施可能である。好ましくは硫酸化は5乃至15℃の
温度で硫酸−水和物中に該当する化合物を投入す
ることによつて行なわれる。式(1)の化合物または
中間生成物中に塩素原子またはスルフアト基の代
りに他のY1またはY2の基たとえばチオスルフア
ト基またはアセテート基を導入することはそれ自
体公知の方法によつて実施することができる。さ
らに所望の場合には合成後ひきつづいて脱離反応
を実施することができる。例えばスルフアトエチ
ルスルホニル基を含有している式(1)の反応染料を
水酸化ナトリウムのごときハロゲン化水素脱離剤
で処理してそのスルフアトエチルスルホニル基を
ビニルスルホニル基に変換することができる。 反応基の中間段階を経由する上記の製造方法は
多くの場合完全に均一に行なわれうる。 式(1)の反応染料の製造に使用されうる出発物質
を以下に具体的に示す。 式(6)および7のジアゾ成分 1−アミノ−3−β−ヒドロキシエチルスルホ
ニルベンゼン、 1−アミノ−4−β−ヒドロキシエチルスルホ
ニルベンゼン 1−アミノ−4−β−ヒドロキシエチルスルホ
ニルベンゼン−2−スルホン酸、 1−アミノ−3−β−スルフアトエチルスルホ
ニルベンゼン、 1−アミノ−4−β−スルフアトエチルスルホ
ニルベンゼン、 1−アミノ−4−β−スルフアトエチルスルホ
ニルベンゼン−2−スルホン酸、 1−アミノ−3−ビニルスルホニルベンゼン、 1−アミノ−4−ビニルスルホニルベンゼン、 1−アミノ−4−ビニルスルホニルベンゼン−
2−スルホン酸、 1−アミノ−3−β−クロルエチルスルホニル
ベンゼン、 1−アミノ−4−β−クロルエチルスルホニル
ベンゼン、 1−アミノ−4−β−クロルエチルスルホニル
ベンゼン−2−スルホン酸、 1−アミノ−3−β−チオスルフアトエチルス
ルホニルベンゼン、 1−アミノ−4−β−チオスルフアトエチルス
ルホニルベンゼン、 1−アミノ−4−β−チオスルフアトエチルス
ルホニルベンゼン−2−スルホン酸、 1−アミノ−3−β−アセテートエチルスルホ
ニルベンゼン、 1−アミノ−4−β−アセテートエチルスルホ
ニルベンゼン、 1−アミノ−4−β−アセテートエチルスルホ
ニルベンゼン−2−スルホン酸。 カツプリング成分 1−アミノ−8−ヒドロキシナフタリン−3,
6−ジスルホン酸(H−酸)、 1−アミノ−8−ヒドロキシナフタリン−4,
6−ジスルホン酸(K−酸)。 式(6)および(7)のジアゾ成分あるいはジアゾ化可
能なアミノ基を含有する中間生成物のジアゾ化は
一般に低温の鉱酸水溶液中で亜硝酸を作用させて
実施される。カツプリング成分への最初のカツプ
リングは酸性乃至強酸性PH価において実施され、
2番目のカツプリングは弱酸性、中性乃至弱アル
カリ性PH価において実施される。 式(1)中の基Y1とY2は繊維反応性である。なお
ここで繊維反応性化合物とはセルロースの水酸基
と、あるいは天然または合成のポリアミドのアミ
ノ基と共有化学結合を形成して反応しうる化合物
と理解されるべきである。 式(1)の反応染料はシルク、レザー、ウール、ポ
リアミド繊維、ポリウレタンなどの広範囲の材料
の染色および捺染のために適し、そして特にすべ
ての種類のセルロース含有繊維材料の染色および
捺染のために好適である。セルロース含有繊維材
料は例えば木綿、亜麻、麻のような天然セルロー
ス繊維ならびにパルプおよび再生セルロース等で
ある。式(1)の反応染料はさらに混合織物たとえば
木綿とポリエステル繊維またはポリアミド繊維と
の混合織物中に含まれている水酸基含有繊維の染
色および捺染のためにも適する。 本発明による染料は種々の方法で繊維材料に付
与しそしてその繊維に固着させることができる。
特に水性の染料溶液および捺染のりの形態で使用
することができる。式(1)の反応染料は浸漬吸尽法
による染色にもまたパツド染色法による染色にも
適する。後者の方法によれば被染色物は水性の、
場合によつては塩を含有している染料溶液でパツ
ド(含浸)され、そして染料はアルカリ処理ある
いは場合によつては熱作用を伴なつてアルカリの
存在で固着される。本発明による染料はいわゆる
常温パツドバツチ法による染色のために特に好適
である。この方法によると染料はアルカリと一緒
に被染色物に付与されそして室温に数時間放置さ
れることによつて固着される。。固着後、染色物
または捺染物は冷水と温水とで徹底的にすすぎ洗
いされる。このすすぎ洗いの際に所望の場合は分
散作用を持ち、非固着染料部分の拡散を促進する
剤を洗浄水に添加してもよい。 式(1)の反応染料は高い反応性と優秀な固着性に
よつて特徴づけられる。したがつて、浸漬吸尽法
による場合には低い染色温度を使用することが可
能となり、パツド−スチーム法による場合にはス
チーミング時間が短かくてすむ。固着率は高く、
非固着部分は容易に洗い落すことができる。吸尽
率と固着率との差はきわめて微小である。すなわ
ちソーピングロスが非常に少ない、式(1)の反応染
料は捺染のためにも使用でき、特に木綿の捺染に
適する。ウール、シルクあるいはウール含有混合
織物のごとき窒素含有繊維材料の捺染のためにも
使用可能である。 本発明による染料でセルロース含有繊維材料を
染色または捺染して得られる染色物および捺染物
は高い着色力を有しそして酸性領域においてもア
ルカリ性領域においても高い繊維−染料結合安定
性を示す。さらに耐光堅ろう性がすぐれており、
且つ湿潤堅ろう性たとえば洗たく、水、海水、移
染、汗に対する堅ろう性が非常に良好である。ま
た、ひだ堅ろう性、アイロン堅ろう性、摩擦堅ろ
う性および特に塩素堅ろう性がすぐれている。 以下に本発明を説明するための実施例を示す。
実施例中の部およびパーセントは別途記載のない
限りすべて重量部および重量パーセントである。
重量部と容量部の関係はキログラムとリツトルの
関係と同じである。 実施例 1 325部の水に70.25部の4−β−スルフアトエチ
ルスルホニル−アニリンを入れそして重炭酸ナト
リウムを用いPH5.3乃至6.0、温度20乃至22℃で1
時間かけて溶解させる。次に31%水性塩酸54容量
部と氷225部とを上記溶液に加えて溶液をコンゴ
レツド酸性にすると共に温度を0乃至5℃とす
る。この温度で40%亜硝酸ナトリウム水溶液
32.75容量部を用いてジアゾ化を行なう。この後、
わずかに残存する過剰の亜硝酸を0.5部のスルフ
アミン酸で分解する。しかるのち77.8部の1−ア
ミノ−8−ヒドロキシナフタリン−3,6−ジス
ルホン酸を加えそしてこれを4乃至8℃の温度、
1乃至2のPHにおいて4乃至5時間攬拌する。こ
の反応時間経過後に炭酸ナトリウムでPHを6.0に
調整する。 別に90.25部の4−β−スルフアトエチルスル
ホニルアニリン−2−スルホン酸を上記と同様方
法でジアゾ化する。得られたジアゾニウム懸濁物
を上記により製造されたモノアゾ化合物の溶液に
加える。PHを6乃至7に保持してこの反応混合物
をさらに3時間攬拌する。生成されたジアゾ化合
物を、場合によつては清澄過した後、反応混合
物を濃縮して単離する。 しかして黒色の、電解質を含む粉末が得られ、
これは下記式のナトリウム化合物を含む。 得られた粉末は公知の染色法および捺染法によ
り且つ繊維反応性染料のために適当な固着方法を
使用してセルロース繊維材料を染色するためにき
わめて好適な染料として使用できる。これによつ
て染色された材料は染色堅ろう性のすぐれたマリ
ンブルーの色調を呈する。 実施例 2 325部の水に90.25部の4−β−スルフアトエチ
ルスルホニルアニリン−2−スルホン酸を入れそ
して重炭酸ナトリウムを用いPH5.3乃至6.0、温度
20乃至22℃で1時間にわたつて溶解させる。次に
31%水性塩酸54容量部と氷225部とを上記溶液に
加えて溶液をコンゴレツド酸性にすると共に温度
を0乃至5℃とする。この温度で40%亜硝酸ナト
リウム水溶液32.75容量部を用いてジアゾ化を行
なう。この後、わずかに残存する過剰の亜硝酸を
0.5部のスルフアミン酸で分解する。しかるのち
77.8部の1−アミノ−8−ヒドロキシナフタリン
−3,6−ジスルホン酸を加えそしてこれを4乃
至8℃の温度、1乃至2のPHにおいて4乃至5時
間攬拌する。この反応時間経過後に炭酸ナトリウ
ムでPHを6.0に調整する。 別に70.25部の4−β−スルフアトエチルスル
ホニル−アニリンを上記と同様方法でジアゾ化す
る。得られたジアゾニウム懸濁物を上記により製
造されたモノアゾ化合物の溶液に加える。PHを6
乃至7に保持してこの反応混合物をさらに3時間
攬拌する。生成されたジアゾ化合物を、場合によ
つて清澄過した後、反応混合物を濃縮して単離
する。 しかして黒色の、電解質を含む粉末が得られ、
これは下記式のナトリウム化合物を含む。 得られた粉末は公知の染色法および捺染法によ
り且つ繊維反応性染料のために慣用の固着方法を
使用してセルロース繊維材料を染色するためにき
わめて好適な染料として使用できる。これによつ
て染色された材料は染色堅ろう性のすぐれたマリ
ンブルーの色調を呈する。 実施例 3 325部の水に90.25部の4−β−スルフアトエチ
ルスルホニルアニリン−2−スルホン酸を入れそ
して重炭酸ナトリウムを用いてPH5.3乃至6.0、温
度20乃至22℃で1時間かけて溶解させる。ついで
31%水性塩酸54容量部と氷225部を加えてこの溶
液をコンゴレツド酸性且つ0乃至5℃の温度に調
整する。この温度で40%亜硝酸ナトリウム水溶液
32.75重量部を用いてジアゾ化を行なう。この後
残存する少量の過剰な亜硝酸をスルフアミン酸
0.5部で分解する。しかるのち1−アミノ−8−
ヒドロキシナフタリン−4,6−ジスルホン酸
77.8部を加えそしてこれを4乃至8℃の温度かつ
1乃至2のPHにおいて4乃至5時間攬拌する。こ
の反応時間経過後そのPHを炭酸ナトリウムで6.0
に調整する。 別に70.25部の4−β−スルフアトエチルスル
ホニル−アニリンを上記と同様にジアゾ化する。
得られたジアゾニウム懸濁物を上記により製造さ
れたモノアゾ化合物の溶液に加える。PHを6乃至
7に保持してこの反応混合物をさらに3時間攬拌
する。生成されたジアゾ化合物を、場合によつて
は清澄過後、反応混合物を濃縮して単離する。 しかして黒色の、電解質を含む粉末が得られ、、
これは下記式のナトリウム化合物を含有する。 この粉末は従来公知の染色方法および捺染方法
ならびに繊維反応性染料のために常用の固着方法
によつてセルロース繊維材料を染色するための染
料としてきわめて適当である。本染料で染色され
た材料は染色堅ろう性のすぐれたマリンブルーの
色調を呈する。 実施例 4 325部の水に70.25部の4−β−スルフアトエチ
ルスルホニル−アニリンを入れそして重炭酸ナト
リウムを用いてPH5.3乃至6.0、温度20乃至22℃で
1時間かけて溶解させる。ついで31%水性塩酸54
容量部と氷225部を加えてこの溶液をコンゴ酸性
且つ0乃至5℃の温度に調整する。この温度で40
%亜硝酸ナトリウム水溶液32.75重量部を用いて
ジアゾ化を行なう。この後残存する少量の過剰な
亜硝酸をアミドスルホン酸0.5部で分解する。し
かるのち1−アミノ−8−ヒドロキシナフタリン
−4,6−ジスルホン酸77.8部を加えそしてこれ
を4乃至8℃の温度かつ1乃至2のPHにおいて4
乃至5時間攬拌する。この反応時間経過後そのPH
を炭酸ナトリウムで6.0に調整する。 別に90.25部の4−β−スルフアトエチルスル
ホニルアニリン−2−スルホン酸を上記と同様に
ジアゾ化する。得られたジアゾニウム懸濁物を上
記により製造されたモノアゾ化合物の溶液に加え
る。PHを6乃至7に保持してこの反応混合物をさ
らに3時間攬拌する。生成されたジアゾ化合物
を、場合によつては清澄過後、反応混合物を濃
縮して単離する。 しかして黒色の、電解質を含む粉末が得られ、
これは下記式のナトリウム化合物を含有する。 この粉末は従来公知の染色方法および捺染方法
ならびに繊維反応性染料のために常用の固着方法
によつてセルロース繊維材料を染色するための染
料としてきわめて適当である。本染料で染色され
た材料は染色堅ろう性のすぐれたマリンブルーの
色調を呈する。 上記実施例1乃至4に記載した方法に従つて次
の表に記載した構造のさらに多くの有用な反応染
料が製造される。それらの染料の染色の色調が表
の最終欄に示されている。
【表】
【表】
【表】 染色例 実施例1で得られた染料2部を400部の水に溶
解する。これに1当り53gの塩化ナトリウムを
含有している溶液1500部を加える。この染浴に40
℃の浴温度で木綿織物100部を浸漬する。45分後
に1当り16gの水酸化ナトリウムと20gのカ焼
炭酸ナトリウムとを含有している溶液100部を添
加する。染浴温度をさらに45分間40℃に保持す
る。このあと染色された織物をすすぎ洗いし、非
イオン洗剤の沸騰溶液で15分間ソーピングし、も
う一度すすぎ洗いしそして乾燥する。 染色例 実施例1で得られた反応染料2部を400部の水
に溶解する。この溶液に1当り53gの塩化ナト
リウムを含有している溶液1500部を加える。この
染浴に35℃の温度で木綿織物100部を浸漬する。
20分後に1当り16gの水酸化ナトリウムと20g
のカ焼炭酸ナトリウムとを含有している溶液100
部を添加する。さらに15分間浴温度を35℃に保持
する。次いで20分間で温度を60℃まで上げ、さら
に35分間この60℃の温度に保持する。このあと染
色された織物をすすぎ洗いし、非イオン洗剤の沸
騰溶液で15分間ソーピングし、もう一度すすぎ洗
いしそして乾燥する。 染色例 実施例1で得られた反応染料8部を400部の水
に溶解する。この溶液に硫酸ナトリウム100g/
を含有している溶液1400部を加える。25℃でこ
の染浴に木綿織物100部を浸漬する。10分後にリ
ン酸三ナトリウム150g/を含有している溶液
200部を添加する。次いで10分間で浴温度を60℃
まで上げる。60℃に90分間保持する。このあと染
色された織物をすすぎ洗いし、非イオン洗剤の沸
騰溶液で15分間ソーピングし、もう一度すすぎ洗
いしそして乾燥する。 染色例 実施例1で得童られた反応染料4部を50部の水
に溶解する。この溶液に1当り5gの水酸化ナ
トリウムと20gのカ焼炭酸ナトリウムとを含有し
ている溶液50部を添加する。これによつて得られ
た染液で木綿織物をその重量が約70%増加するま
でパジングし、そしてロツドに巻き取る。巻き上
げた木綿織物を3時間室温に放置する。このあと
染色された織物をすすぎ洗いし、非イオン洗剤の
沸騰溶液で15分間ソーピングし、もう一度すすぎ
洗いしそして乾燥する。 染色例 実施例1で得られた反応染料6部を50部の水に
溶解する。この溶液に1当り16gの水酸化ナト
リウムと0.04の水ガラス(38゜Be′)とを含有し
ている溶液50部を加える。これによつて得られた
染液で木綿織物をその重量が約70%増加するまで
パジングし、そしてロツドに巻き取る。この巻き
取つた織物を10時間室温に放置する。このあと染
色された織物をすすぎ洗いし、非イオン洗剤の沸
騰溶液で15分間ソーピングし、もう一度すすぎ洗
いしそして乾燥する。 染色例 実施例1で得られた反応染料2部をm−ニトロ
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部を添加して
100部の水に溶解する。これによつて得られた染
液で木綿織物をその重量が約75%増加するまで含
浸し、そして乾燥する。次にこの織物に1当り
4gの水酸化ナトリウムと300gの塩化ナトリウ
ムとを含有している20℃の温溶液を含浸させ、重
量増加75%まで絞り、その織物を100乃至102℃で
30秒間スチーミングし、すすぎ洗いし、非イオン
洗剤の0.3沸騰溶液中で15分間ソーピングし、も
う一度すすぎ洗いしそして乾燥する。 捺染例 5%アルギン酸ナトリウムのり50部、水27.8
部、尿素20部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナ
トリウム1部および炭酸水素ナトリウム1.2部と
を含有してなる元のり100部中に高速撹拌しなが
ら実施例1で得られた反応染料3部を分散させ
る。このようにして仕立てられた捺染のりで木綿
織物を捺染し、乾燥し、捺染された織物を102℃
の飽和水蒸気中で2分間スチーミングする。この
あとその織物をすすぎ洗いし、場合によつては沸
騰洗剤溶液でソーピングしそしてもう一度すすぎ
洗いし、そして乾燥する。 捺染例 5%のアルギン酸ナトリウムのり50部、水36.5
部、尿素10部、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナ
トリウム1部および炭酸水素ナトリウム2.5部と
を含有してなる元のり100部中に高速撹拌しなが
ら実施例1で得られた反応染料5部を分散させ
る。これによつて得られた捺染のり(この捺染の
りの安定性は工業的要求条件を満足する)で木綿
織物を捺染し、乾燥しそして捺染された織物を
102℃の飽和水蒸気中で8分間スチーミングする。
このあとその織物をすすぎ洗いし、場合によつて
は沸騰洗剤溶液でソーピングしそしてもう一度す
すぎ洗いした後、乾燥する。 比較試験 1 染料の構造 染料A 実施例1の染料 染料X(比較用) 染料Y(比較用) 2 染色 木綿布を下記の浴でパツドした。 ・ 染料−染料Aの場合 25g/ 染料Xの場合 23g/ 染料Yの場合 12.5g/ ・ 水酸化ナトリウム 16g/ ・ 水ガラス(38度ボーメ) 0.04g/ そして70%(木綿布に対する重量%)の絞り率
に絞り、棒巻きにした。 次に、この木綿布を室温に17時間貯蔵した。そ
して染布をすすぎ、非イオン界面活性剤を用いて
1/4時間煮沸ソーピングし、再度すすぎ、そして
乾燥した。 染料A,X,Yの使用量は前記の通りであり、
これによつて同じ着色力が得られた。 3 堅牢度試験 (3.1.) 耐塩素処理水性(Fastness to
chlorinated bath−water) この試験を、スイス堅牢度委員会〔SEK
(Swiss Fastness Committee)〕よつて制定さ
れ、スイス規格院〔SNV(Swiss Standards
Institution)〕によつて発行された標準試験第
95822号に従つて行なつた。この試験は、国際標
準化機構(ISO)の標準R 105/、part1に一
致する。 有効塩素20mg/lを含む次亜塩素酸ナトリウム
の溶液をつくり、PHを8.5とした。この溶液に、
前記1において得られた染色物(染料A,X,Y
それぞれによる)を加え、浴比1:100において
室温に4時間保持した。次にこの試験布を次亜塩
素酸ナトリウムの溶液から取り出し、すすぐこと
なく室温にて乾燥した。 染色物の色変化を、SNVによつて発行された
グレースケールNo.95805と比較して検定した。こ
の五段階の等級は、次の通りである。 5級:変色なし 4級:わずかに変色 3級:かなり変色 2級:大きく変色 1級:はつきりと変色または退色 染料A,X,Yのそれぞれによる染色物は、次
の堅牢度の等級を示した。 染 料 色 変 化 A 3〜4級 X 1〜2級 Y 2〜3級 前記の結果から明らかなように、染料A(本発
明による染料)による染色物は染料Xおよび染料
Yのそれぞれによる染色物よりも次亜塩素酸ナト
リウム溶液による退色が明らかに少ない。 すなわち、染料Aは、塩素処理水の作用にさら
される繊維(布)の染色に関し、染料XおよびY
よりも遥かに有用である。 (3.2) 耐塩素性 この堅牢度試験は、有効塩素を発生する漂白剤
の存在下において、高温において染色物を機械的
に洗濯することにより成る処理に対する、染色繊
維材料の色の堅牢度に関するものである。 このテストは、ISO TC 38/SCIの試案テスト
に対応する標準試験SNV 95828に従つて行つた。 この目的のために染料A,X,Yそれぞれによ
つて得られた前項2の染色物を未染色の木綿布お
よび未染色のレーヨン布と一緒に縫い合せ、下記
の溶液中で処理した。 石鹸 5g/ ソーゾ灰 2g/ 有効塩素0.1g/に相当する 次亜塩素酸
ナトリウム 浴比は1:50であり、処理は機械的洗濯機中で
45分間行なつた。この場合、試験布を、83℃にお
いて一双の高級鋼球と共に回転させた。試験布を
洗濯機から取り出し、冷水ですすぎ次に稀酷酸で
27℃において1分間で中和し、最後に温風で乾燥
した。 次に染色物の変退色を、SNV 95805のグレー
スケールと比較し、(3.1)項において述べた如く
にして、検定した。 染料A,X,Yそれぞれによる染色物の堅牢度
は次の通りである。 染 料 色 変 化 A 3 X 1 Y 2〜3 この結果から明らかなように、染料XおよびY
による染色物の色は、その染色物を前記の処理に
かけた場合に、大きく変化した。 しかしながら、本発明の染料Aにより染色物
は、有効塩素の作用に対してより少なくしか影響
を受けない。 従つて、染料Aはほとんど問題を惹き起こさな
い。たとえば漂白剤の存在下で洗濯をした場合、
染料Aによる染色物は、染料XおよびYそれぞれ
による染色物に比較して問題が遥かに少ない。 以上の如く、本発明による染料Aは、引例3に
よる染料Xおよび引例1による染料Yよりも、下
記の点において優れている。 ……塩素処理水に対する堅牢性 ……塩素に対する堅牢性

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 〔式中、 一方のXは水素そして他方のXはスルホ、Y1
    とY2とは互いに独立的に−CH=CH2、−
    CH2CH2OSO3H、−CH2CH2SSO3H、−
    CH2CH2Clまたは−CH2CH2ORから選ばれた基
    を意味し、ここでRはアセチルを意味する〕の反
    応染料。 2 Y1とY2とがそれぞれ−CH=CH2または−
    CH2CH2OSO3Hの基である特許請求の範囲第1
    項に記載の反応染料。 3 式 の特許請求の範囲第2項に記載の反応染料。 4 式 の特許請求の範囲第2項に記載の反応染料。 5 式 の特許請求の範囲第4項に記載の反応染料。 6 式 の特許請求の範囲第5項に記載の反応染料。 7 式 〔式中、 一方のXは水素そして他方のXはスルホ、Y1
    とY2とは互いに独立的に−CH=CH2、−
    CH2CH2OSO3H、−CH2CH2SSO3H、−
    CH2CH2Clまたは−CH2CH2ORから選ばれた基
    を意味し、ここでRはアセチルを意味する〕の反
    応染料の製造方法において、式 および 〔式中、Y1′とY2′とは互いに独立的に−
    CH2CH2OHまたは−CH=CH2、−
    CH2CH2OSO3H、−CH2CH2SSO3H、−
    CH2CH2Clまたは−CH2CH2ORの基を意味する〕
    のジアゾ成分をジアゾ化しそして1−アミノ−8
    −ヒドロキシナフタリン−3,6−または−4,
    6−ジスルホン酸とカツプリングし、Y1′およ
    び/またはY2′が−CH2CH2OHである場合にはこ
    れを硫酸化によつて−CH2CH2OSO3Hに、また
    はアセチル化によつて−CH2CH2OR(ここでRは
    アセチルを意味する)に、または硫酸化し引続い
    て脱離反応を行なつて−CH=CH2に変換するこ
    とを特徴とする方法。
JP26761584A 1983-12-20 1984-12-20 反応染料とその製造法 Granted JPS60155271A (ja)

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EP0149170B1 (de) 1988-04-20
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DE3470556D1 (en) 1988-05-26
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