JPH02219534A - 魚釣り用リールのレベルワインド駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は魚釣り用手動、電動リールのレベルワインド駆
動装置に関する。詳説すれば、魚釣り用リールにおいて
、スプールと一体になって回転するスプールサイドギア
とレベルワインドギアとの直接噛合によりレベルワイン
ドを駆動する装置に関する。

（従来の技術並びに本発明の解決しようとする課題） 従来より使用されている魚釣り用リールのレベルワイン
ド装置には１種々の構成が存在する。

例えば、特公昭６３−３７４１号に記載されているこの
種のレベルワインド装置は次の構成を有する。すなわち
、リール側板間に回転自在に支承されたスプール軸に設
けたスプールギアに噛合自在のハンドル駆動ギアを装着
したハンドル、リール側板間に架設され且つ内部にトラ
バースカム軸を設けたトラバースカム軸外筒、前記トラ
バースカム軸外筒に外嵌し外筒上を左右に摺動するレベ
ルワインドシャフトガイド部材、トラバースカム軸シャ
フトの一端に固定され、ハンドル駆動ギアに噛合可能な
トラバースカム軸ギアとよりなる魚釣り用両軸受型リー
ルにおいて、前記トラバースカム軸ギアとハンドル駆動
ギアとの噛合を係脱可能となした手段と、前記トラバー
スカム軸外筒に連結しているトラバースカム軸ブツシュ
を回動自在に作動させる手段と、トラバースカム軸外筒
と共に回動し且つその上を摺動することにより。

リール土台に開閉自在に設けた一対のレベルワインドシ
ャフトを係脱自在に収容可能となしたレベルワインドシ
ャフトガイド部材とを有することを特徴とする魚釣り用
円軸受型リールのレベルワインド装置である。

しかるに前述の魚釣り用両軸受型リールはその構成が極
めて複雑であるため、多くの関係部材を用いて、レベル
ワインド装置を作動せねばならず、又部品点数も多いた
めそれだけ製造コスト高を招く等の問題点があった。

次に第２の従来例として、スプールと一体となって回転
するスプールギアとレベルワインドシャフトを駆動する
ギアとの間に複数のギアを介在した構成のレベルワイン
ド駆動装置も存在する。この第２従来例においても、第
１の従来例と同様の種々の問題点が存在すると共にスプ
ールギアとレベルワインドギアとは間接的にアイドルギ
ア等を介して駆動されるためギア列の減速比の設定等複
雑な構成を必要とするものである。

本発明は前述の従来例における問題点を解決することを
目的とするもので、スプールと一体となって回転するギ
アとレベルワインドシャフトを駆動するギアとを減速手
段等を使用せずして、直接噛合した構成を提供する。

（課題を解決するための手段） 前述の問題点を解決するための手段として次に記載する
レベルワインド駆動装置を開示する。

すなわち、一対の側枠間にスプールシャフトと共にスプ
ールを軸架し、モータ又はハンドルの駆動によりスプー
ルの回動を可能となした魚釣り用リールにおいて、スプ
ールと一体となって回動するスプールギアを直接にレベ
ルワインドシャフトを駆動するレベルワインドギアと噛
合せしめ、釣り糸のスプールへの平行巻取りを可能とし
たことを特徴とする魚釣り用レベルワインド装置である
。

（作　用） 本発明のレベルワインド装置によれば１例えば手動の場
合にはハンドルを回動すると、ハンドルと同時にメイン
ギアが回動し、このメインギアと噛合しているピニオン
ギアが回動し、ピニオンギアと結合自在の腕車が同時に
回動する。この腕車に設けた遊星ギアは、スプールに連
結され、腕車に支承されたスプールサイドギアの内径動
部に噛合して、所定方向に回動すると同時にスプールサ
イドギアの外径歯部に噛合しているレベルワインドギア
が回動してトラバースカムシャフトを駆動する。

（実施例） 以下添付図面を参照して、本発明に係る手動、電動用の
魚釣り用リール゛のレベルワインド装置の構成について
説明する。

第２図は、本発明に関連する両輪受型電動リールの路線
平面図である。一対の側枠２，４の外側にカバ部材６．
８を組付ける。側枠２，４間には１表側に支持柱１２，
１４，１６ａ、１７ａ。

１８を並列に架設し、又裏側には前記支持柱１６ａ　、
１７ａと対称的に同一軸間距離を具えた支＋ｆｆ柱１６
ｂ、１７ｂを架設スル、支持柱！ｎ１４と１６との間に
レベルワインドシャフト２０．又支持杵群ｌｅａ、１７
ａ、１６ｂ、１７ｂ及び側枠２，４の間の空隙には側枠
２．４に軸架したスプールシャフト２２を収納したスプ
ール２４を設ける。カバ８の一側に突設した回動自在の
ハンドルシャフト２６の端部に、ハンドル２８を取りつ
ける。

本発明に係る電動ユニットは、カバ部材６内に、又手動
ユニットはカバ部材８内にそれぞれ収納され、更にスプ
ールユニー／　）は側枠２と４に軸架される。

次に第１図は、本発明に関するハンドル側の路線断面図
である。

側枠４より立設した取付ピン３０が、セットプレート３
２の孔部に嵌合することにより、側枠４にセットプレー
ト３２が連結されると共に側板４とセットプレート３２
との位置決めが行われる。

セットプレート取付ビン３０の先端細径部に形成したね
じには、ボルト３４が螺合する。セットプレート３２中
心部はバーリング加工等により曲げ起こしされてなり、
その内径孔にポールベアリング３６が装着されている。

ボールベアリング３６内径でスプールサイドギア３８を
支承し、スプールサイドギア３８は又スプー・ル２４に
ポルト４０により帽着されている。スプールサイドギア
３８の外径部と内径部とにはそれぞれ歯部α、βを形成
する。これらの南部はそれぞれ後述するレベルワインド
ギア５４及び遊星歯車４８に噛合する。

スプールサイドギア３８の突出根部３９にメカニカルシ
ャフト４２と保合自在の腕車４４が嵌合し、腕車４４は
スプールサイドギア３８とスプール２４の空隙に配設さ
れる。腕車４４の孔に嵌挿し、かしめられた遊星シャツ
）４６．４６に嵌挿され、これと共に回動可能な遊星歯
車４８．４８は、それぞれスプールシャフト２２の先端
細径部に設けた太陽ギア５０及び、スプールサイドギア
３８の内径部に設けた歯部βと噛合し、回動する様に配
設されている。又スプール２４内径空洞部には、スプー
ルシャフト２２が回動自在にスプール軸受５２により支
承されており、スプールシャフト２２の先端細径部に嵌
挿固定された太陽ギア５０はスプールシャフト２２と同
期回転をする。

手動及び電動駆動可能なスプール２４はスプール２４と
一体になっているスプールサイドギア３８と共に回動す
る。

側枠２と側枠４に装着した一対の軸受５６には端部にレ
ベルワインドギア５４を設けたトラバースカムシャフト
２０が回転自在に支承される。このレベルワインドギア
５４には前述の通りスプールサイドギア３８の外径歯部
αが噛合する。前記トラバースカムシャフト２０はトラ
バースカムシャフト支柱５８により回転自在に支承され
る。

今、ハンドル２８を回動するとハンドルシャフト２６に
設けたメインギア（図示せず）がピニオンギア６０に噛
合しつつメカニカルシャフト４２と係合状態にある腕車
４４を回動する。腕車４４の回動と共に、この腕車４４
に設けた一対の遊星歯車４８がスプールサイドギア３８
の内径歯部βと噛合しつつスプールサイドギア３８を回
動せしめる。スプールサイドギア３８の回動は名プール
サイドギア３８の外径歯部αに噛合しているレベルワイ
ンドギア５４の回動となり、このレベルワインドギア５
４と連結しているトラバースカムシャフト２０が回転し
、このトラバースカムシャフト２０に刻設したトラバー
スカム溝２１に沿ってこの溝に係合しているレベルワイ
ンド（図示せず）が左右に水平移動することにより、ス
プール２４に釣り糸の平行巻きが行われる。

モータの駆動によりスプールシャフト２２とスプール２
４とが回転する場合も同様の原理により、スプールサイ
ドギア３８の外径歯部αとレベルワインドギア５４との
噛合により、レベルワインドは水平移動する。

（発明の効果） 以上１本発明によれば下記の様な効果が期待できる。

スプールと共に回動するスプールサイドギアが直接レベ
ルワインドギアに噛合しているから、スプールからレベ
ルワインドまでへの力の伝達を直接行うことができると
共に、製作上部品点数減少を計るので安価に製造でき、
更にレベルワインド駆動時の力伝達ロスが少なくなる等
の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のレベルワインド駆動装置の一実施例を
示す路線断面図。 第２図は本発明のレベルワインド駆動装置を組込んだ魚
釣り用リールの側面図。 α・・・外径歯部、β・・・内径歯部、２，４・・・側
枠、２０・・・レベルワインドシャフト、２１・・・ト
ラバースカム、２２・・・スプールシャフト。 ２４・・・スプール、３８・・・スプールサイドギア、
４０・・・ボルト、４４腕車、４６・・・遊星シャフト
、４８・・・遊星歯車、５０・・・太陽ギア、５４・・
・レベルワインドギア、６０・・・ピニオンギア。 出　　　願　　　人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一対の側枠間にスプールシャフトを収納ししたスプ
   ールを軸架し、モータの駆動又はハンドルの駆動により
   スプールの回動を可能となした魚釣り用リールにおいて
   、スプールと一体的に回動するスプールサイドギアをレ
   ベルワインドシャフトに取りつけたレベルワインドギア
   に直接噛合せしめ、釣り糸のスプールへの平行巻取りを
   可能とすることを特徴とする魚釣り用リールのレベルワ
   インド駆動装置。 ２、スプールサイドギアの外径歯部とレベルワインドギ
   アが、その内径歯部と腕車に取りつけた遊星ギアとが噛
   合し、前記遊星ギアにはスプールシャフト端部に設けた
   太陽ギア噛 合する請求項１記載の魚釣り用リールのレベルワインド
   駆動装置。 ３、クラッチ機構によりピニオンギアに係脱自在の腕車
   に、シャフト先端部に設けた太陽ギアと噛合する複数の
   遊星ギアを装着したことを特徴とする請求項２記載の魚
   釣り用リールのレベルワインド駆動装置。 ４、スプールサイドギアの端部は結合部材によりスプー
   ルに連結してなる請求項２又は３記載の魚釣り用リール
   のレベルワインド駆動装置。