JPH0221729A

JPH0221729A - 受信装置

Info

Publication number: JPH0221729A
Application number: JP17312188A
Authority: JP
Inventors: Masashi Iguchi; 正士井口
Original assignee: Denso Ten Ltd
Current assignee: Denso Ten Ltd
Priority date: 1988-07-11
Filing date: 1988-07-11
Publication date: 1990-01-24
Anticipated expiration: 2013-01-21
Also published as: JP2702162B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、たとえば無線機器などにおいて有利に実施す
ることができる受信装置に関する。

従来の技術無線機器に備えられている受信装置では、受信電界強度
が弱くなってくると、スピーカから発生される音響には
、雑音が多く含まれ、したがって聴感上の聞き易さ、す
なわちメリットが悪くなり、通話品質が落ちてしまう。

受信電界強度が強い場所では、忠実に音声を再現する必
要があるので、無線機器の受信音声出力はソフトで間き
易いものとするために、３００　Ｈｚ　〜３　ｋ　Ｈｚ
の帯域で、音圧レベルはほぼフラットとなるように構成
されている。

発明が解決すべき課題上述のような周波数特性の状態において、弱電界となっ
て前述のように雑音混じりの音声が再現されると、その
音声は雑音の影響を受ける度合いが大きく、メリットは
著しく悪化する。

本発明の目的は、受信電界強度が強い場所だけでなく弱
い場所においても、音響信号を良好に聴取することがで
きるように再現してメリットの良い音を得ることができ
るようにした受信装置を提供することである。

課題を解決するための手段本発明は、高周波信号を受信してｔＷ、調する受信手段
と、受信手段による受信電界強度を検出する回路と、受信電
界強度検出回路の出力に応答し、ｇ響信号の高域を、弱
電界時に、強電界時に比べて強調して導出するフィルタ
と、フィルタの出力を音響化する手段とを含むことを特徴と
する受信装置である。

ｆＹ用本発明に従えば、受信手段からの音響信号は、フィルタ
を介してスピーカなどの音響化手段に与えられ、このフ
ィルタは、強電界時に比べて弱電界時には音響信号の高
域を強調して導出するようにしためて、弱電界時におい
て再現される音響への雑音の悪影響を可及的に小さくす
ることができ、メリットを上げることが可能になる。

実施例第１１は本発明の一実施例の電気回路図である。

無線機器の受信装置１においてアンテナ２からの周波数
変調された高周波信号は、同調回路３において同調され
かつ高周波増幅され、中間周波増幅回路４においていわ
ゆるダブルスーパヘテロダイン方式で増幅され、その隙
、周波数弁別回路５において復調される。周波数弁別回
路５からのａ号は、ライン６を介して電界検知回路、７
に与えられる。この電界検知回路７は、バイパスフィル
タ８と、トランジスタＴＲ２を含む増幅回路９と、整流
回路１０と、レベル弁別回路１１とを含む。バイパスフ
ィルタ８の遮断周波数は、たとえば２５ｋＨｚであり、
再現されるべき音響信号よりも高い周波数帯域のノイズ
のみをｒ波してライン１２に導出する。このバイパスフ
ィルタ８は、コンデンサＣ５〜Ｃ８と、抵抗Ｒ７〜Ｒ９
とを含む。

増幅回路９は、バイパスフィルタ８の出力を増幅する働
きをし、前述のように１−ランジスタＴＲ２を含む、整
流回路１０は、増幅回路９からの出力を直流化するもの
であって、ダイオードＤ５〜Ｄ８および平滑用のコンデ
ンサＣｉ　１〜Ｃ１３などを含む。整流回路１０の出力
ライン１３に導出される直流レベルは、バイパスフィル
タ８によってｒ波されたノイズのレベルに対応し、した
がってこのライン１３の直流電圧は、受信電界強度に対
応している。

レベル弁別回路１１では、ライン］３の受信電界強度を
表す直流電圧を、抵抗Ｒ１６と、抵抗値を調整可能な可
変抵抗Ｒ５０とによって分圧して、トランジスタＴＲ３
のベースに与えるように構成される。トランジスタＴＲ
３の出力は、次段のトランジスタＴ　Ｒ＝１によって反
転され、その出力は、ライン】・１からデイエンファシ
ス回路１５に与えられる。

このデイエンファシス回路１５では、演算増幅器１６を
有し、ライン６からの信号はコンデンサＣ１・４と抵抗
Ｒ２１とを介して演算増幅器１６の一方の入力に与えら
れる。演算増幅器１６の負帰還ループには、抵抗Ｒ２４
，Ｒ２５が直列に接続されて構成され、抵抗Ｒ２５には
アナログスイッＦＡＳ２が並列に接続される。アナログ
スイッチＡ　Ｓ　１には、演算増幅器１６の出力側で抵
抗Ｒ２（）が並列に接続される。抵抗Ｒ，２６には直列
に抵抗Ｒ２７が接続される。抵抗Ｒ２７に関連してコン
デンサＣ１７が接続される。抵抗Ｒ２６Ｒ２７とコンデ
ンサＣ１７とは、デイエンファシスのための働きをする
。

本庄受信装置１によって受信され、る音響信号は、送信
１ｆｉｆｆｌでプリエンファシス回路によってＳＮ比を
向上するために高域が増強された特性を有している。デ
イエンファシス回路１５からの出力は、ライン１７から
、遮断周波数が３　ｋ　Ｈｚであるローパスフィルタ１
８に与えられ、さらに遮断周波数が４００　Ｈｚである
バイパスフィルタ１９に与えられろ、参照符２３．２４
．２５は、演算増幅回路である。バイパスフィルタ１つ
からの音響出力は、増幅回路２０によって電力増幅され
、スピーカ２１が駆動される。

受信電界強度が強電界の状態では、バイパスフィルタ８
からライン１２に導出される信号、すなわち音響信号の
周波数帯域よりも高い周波数を有するノイズのレベルが
小さく、シたがって整流回路１０からライン１３に導出
される直流電圧が低く、そのためトランジスタＴＲ３が
遮断し、反転用トランジスタＴＲ４からライン１４には
ローレベルの信号が導出される。そのためアナログスイ
ツチＡＳ１は遮断したままである。したがってデイエン
ファシス回路１５における周波数特性は、第２図のライ
ン１１で示すように、１００）１ｚ以−Ｅの周波数帯域
において６　ｄ　Ｂ　／　ｏ　ｃ　ｔで低下する。また
アナログスイッチＡＳ２が遮断していることによって、
利得が増大され、適切な音量でスピーカ２１で音響化が
行われる。ローパスフィルタ１８の周波数特性はライン
ｅ２で示されるとおりであり、またバイパスフィルタ１
９の周波数特性はライン１３で示されるとおりである。

第３図を参照して、この強電界受信時において、周波数
特性１１，１２．１３から、デイエンファシス回路１５
とローパスフィルタ１８とバイパスフィルタ１９とによ
る総合的な周波数特性は、ライン１４で示されるとおり
となり、ライン１４では、／１００　Ｈｚ　〜３　ｋ　
Ｈｚにおいて６　ｄ　Ｂ　／　ｏ　ｃｔの利得が得られ
る。本件受信装置１によって受信される音響信号は、プ
リエンファシスされており、したがってラインＩ５で示
されるように高域が予め増強されている。したがって周
波数特性Ｉ５で送信されてくる音響信号は、周波数特性
１４によって、周波数４００Ｈｚ〜３に、Ｈｚの帯域で
、平坦な利得で増幅されることになる。

受信電界強度が弱電界であるときには、整流回路１０か
らライン１３へ導出される直流電圧は高く、したがって
レベル弁別回路１１の１〜ランジスタＴ　Ｒ３は導通し
たままである。これによってトランジスタＴＲ４および
ライン１４からはハイレベルの信号が導出され、デイエ
ンファシス回路１５におけるアナログスイッチＡＳＩ、
ＡＳ２は導通したままとなる。アナログスイッチＡＳＩ
が導通することによって、抵抗Ｒ２７とコンデンサＣ１
７との働きによって、デイエンファシス回路１５の周波
数特性は第４図のライン／ｌａで示されるように、その
遮断周波数は１．５ｋＨｚとなり、この１．５ｋＨｚ以
上の周波数帯域において利得が６　ｄ　Ｂ　／　ｏ　ｃ
　ｔで低下する。またアナログスイッチＡＳ２が導通す
ることによって、演算増幅器１６の負帰還量が増大し、
利得が低下する。したがって弱電界時にライン１７に導
出される高域の音響レベルが過度に増大することが防が
れる。第４図において、ライン１２はローパスフィルタ
１８の特性を示し、ラインｅ３はバイパスフィルタ１９
の特性を示す。これらのラインｌＬａ、１２１３の特性
を総６すると、弱電界時におけるデイエンファシス回路
１５とローパスフィルタ１８とバイパスフィルタ１つと
による総合の周波数特性は、第５図のラインｅ４ａで示
されるように、４００　Ｈｚ〜３ｋＨｚの音響信号の帯
域において、平坦な利得を有する。本件受信装置１によ
って受信される音響信号は、前述のようにライン１５で
示され、高域が増強されている。したがってスピーカ２
１から再現される音響信号は、その高域が強調される。

こうして弱電界時には、音響信号の高域が強調され、し
たがって聴取すべき音響が雑音の悪影響を可及的に小さ
くして、メリットの良好な音響が再現されることになる
。

上述の実施例では、周波数変調時において音響信号は高
域が増強されてプリエンファシスされており、弱電界受
信時には第５図のライン１４　ａで示されるように受信
装置１の音響信号の周波数特性は平坦となるように構成
されているけれども、本発明の他の実施例として音響信
号の高域が増強されない状態で送信されて来る音響信号
を受信する場合には、第５図のライン４ａで示される周
波数特性に代えて、音響信号の高域で利得が増大する周
波数特性を有するようにフィルタが構成される。

発明の効果以上のように本発明によれば、強電界時に比べて弱電界
時には、音響信号の高域を強調して音響化するようにし
たので、聴取すべき音響信号が随身によって大きな悪影
響を受けることを防ぎ、メリットの良好な音を聴取する
ことができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の電気回路図、第２図は強電
界時におけるデイエンファシス回路１５とローパスフィ
ルタ１８とバイパスフィルタ１つの周波数特性を示すグ
ラフ、第３図は強電界受信時における本件受信装置１の
周波数特性を示すグラフ、第４図は弱電界受信時におけ
るデイエンファシス回路１５とローパスフィルタ１８と
バイパスフィルタ１つとの周波数特性を示すグラフ、第
５図は弱電界受信時における本件受信装置１の周波数特
性を示すグラフである。１・・・受信装置、３・・・同調回路、４・・・中間周
波増幅回路、５・・・周波数弁別回路、７・・・電界検
知回路、８・・・バイパスフィルタ、９・・・増幅回路
、１０・・・整流回路、】１・・・レベル弁別回路、１
５・・・デイエンファシス回路、１８・・・ローパスフ
ィルタ、１つ・・・バイパスフィルタ、２０・・・増幅
回路、２１・・・スピーカ、ＡＳＩ、ＡＳ２・・アナロ
グスイッチ代理人　　弁理士　西教　圭一部周ｙｌ数（ｋＨｚ）周波数（ｋＨｚ）

Claims

【特許請求の範囲】高周波信号を受信して復調する受信手段と、受信手段に
よる受信電界強度を検出する回路と、受信電界強度検出
回路の出力に応答し、音響信号の高域を、弱電界時に、
強電界時に比べて強調して導出するフィルタと、フィルタの出力を音響化する手段とを含むことを特徴と
する受信装置。