JPH02216178A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、静電複写機、同プリンタなど、静電転写プ
ロセスを利用する画像形成装置、と（にそのクリーニン
グＷｌに関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 上記のような画像形成装置において、とくにくり返し画
像形成を行なう場合には、画像形成の都度、像担持体を
充分にクリーニングすることが、良質の画像を得るため
に極めて重要なことであり、このためのクリーニング手
段として、ウレタンゴムなどの弾性材料から成るクリー
ニングブレードが、その構成が簡単、小型でコストの面
から有利であり、しかも残留トナーの除去機能も優れて
いるので、従来から広（実用されていることはよく知ら
れているとおりである。

この種のクリーニングブレードは、ウレタンゴムなと適
宜の弾性材料で、像担持体の画像領域全幅にわたる長さ
を有する、通常長方形の部材のひとつの端縁を像担持体
に圧接させてその表面の残留トナーをかき落とすように
構成するのが普通である。

第４Ｂ図はこの様なりリーニングブレードの典型的な使
用態様を例示するものであって、紙面に垂直方向に伸び
ており、図示矢印方向に回転する像担持体１０に、不図
示のクリーニング装置に取着されたクリーニングブレー
ド１１の一方の端縁が圧接しており、該端縁の一つのエ
ツジによって像担持体表面の残留トナーをかき落とすよ
うに構成しである。

ところで、上記のようなりリーニングブレードは、通常
一定の厚みを持っているので、自然の状態においてはそ
の側方端面の形状は、第５Ａ図に示すように長方形とな
っており、これを像担持体に圧接した場合に、像担持体
に当接する面１１１とこれに隣接して当接エツジ１１０
を形成する面１１２とのなす角θは通常９０６となって
いる。

このようなブレードの端部を、第４Ｂ図々示のように像
担持体表面に圧接させると、実際には、ブレードのエツ
ジのみが当接するのではなく、面１１１のエツジ近傍の
部分が若干のニップ幅を持って当接し、このために、エ
ツジ１１０が像担持体１０に当接する点における切線と
、面１１２とのなす角度φは鋭角となって、この部分が
くさび状になり、つぎつぎにこの部分に供給されてくる
トナーがエツジ１１０の方向に押し込まれる傾向となる
。

このために、大部分のトナーは所期のようにかき落とさ
れてクリーニング装置内のトナー貯溜部に誘導されるが
、一部のトナーはエツジ部に残り、さらに後続のトナー
に押されてエツジをくぐり抜けたり、さらに前記面１１
１の像担持体１０表面とのニップ部において該表面にこ
すり付けられてトナーの融着を発生したりして、クリー
ニング不良、画質の劣化などの原因となるおそれがあっ
た。

また、トナーには、その潤滑性を増すために。

粒径がサブミクロンオーダーのシワ力を添加分散するこ
とがよく行なわれているが、このような場合には、エツ
ジ部分においてかかるストレスのために、この部分が添
加剤が分離して像担持体に強固に付着してフィルミング
を発生することがあった。

このような事態を避けるために、たとえば、実開昭６２
−５８４７２号公報などに開示されており、第５Ａ図、
第５Ｂ図に略示するように、クリニングブレードの、像
担持体への当接エツジ１１ｏ°を形成する面１１１’　
　　１１２’の成す角度θ゛を、たとλば、７０″程度
とするものが提案されている。

このようなブレードを、第５Ｂ図に示すように、像担持
体１０に当接させることによって、前述のような、（さ
び状の部分の形成を阻止できるが、反面、ブレードのエ
ツジは、当然のことながらその強度が弱まり、白地の多
いプリントが続いて、像担持体表面の摩擦が太き（なっ
たような場合には、ブレードめくれが発生しやすくなる
ことを免れない。

また、エツジ部分の腰が弱いために、ブレードの像担持
体への圧接力を充分に取ることができず、クリーニング
不良、フィルミンク発生の促進などの問題が生ずる。

本発明はこのような事態に対処すべく成されたものであ
って、上述のような、クリーニングブレードを使用する
クリーニング装置において、クリニングブレードのエツ
ジ部分を充分な圧接力で像担持体に圧接させるとともに
、該エツジ近（労に補集されたトナーの循環を良好なら
しめて、クリニングブレードをくぐり抜けるトナー、潤
滑用の添加材を可及的に少なくして、常時安定して、良
好なりリーニングを実行できるようなりリーニング装置
を提供することを目的とするものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）前記の目的を達
成するため、本発明は弾性クリニングブレードの１つの
エツジを像担持体に圧接させて残留トナーを除去する画
像形成装置のクリーニング装置において、該エツジに隣
接する２つの面のなす角度を自然状態で８５°以上９０
゜未満に定め、該エツジに隣接する２つの面のうちの、
像担持体と圧接ニップ部を形成しない側の面と、前記エ
ツジにおける像担持体表面の接線とのなす角度をおおむ
ね９０°に保つように構成したことを特徴とするもので
ある。

このように構成することによって、クリーニング不良、
融着、フィルミング、ブレードめくれなどを発生せず、
良好なりリーニングを実行することができる。

（実施例の説明） 第１Ａ図は本発明によるクリーニングブレードの側面図
で、第１Ｂ図はこのブレードを、回転円筒状の像担持体
をそなえた画像形成装置に適用した場合の、ブレード部
分のみを示す概略側）面図である。

この装置において、クリーニングブレード２には、その
像担持体に当接するエツジを形成する２つの面２１．２
２のなす角度θ８を８６＠、ブレードの自由長さｙを１
５＋ｎｍ、厚みｔを２　ｍｍ、像担持体への侵入量Ｘを
０．９１とじ（以上第２図参照）、エツジが像担持体に
当接する点（実際には線）における像担持体への接線と
、ブレードホルダがブレードを保持する方向とのなす角
度θ２を２５°として、第１Ｂ図のようにブレードを装
着したところ、上記切線と前記面２２とのなす角度θ、
をほぼ９０″に維持することができた。

このような状態でクリーニングを実行したところ、ブレ
ードの位置に到達したトナーは円滑に循環して該位置に
停滞することがなく、フレードエツジ部分の強度も充分
でブレードめくれやブレードの浮き上がりの発生もなく
安定したクリーニングを遂行することができた。

この場合、感光体としてはＯＰＣ感光体を用いて、プロ
セススピード６０　ｍｍ／　ｓｅｃとし、高温高湿（３
０℃、９０％ＲＨ）、低温低湿（１０℃、１５％ＲＨ）
環境下において、夫々１ｏｏｏｏ枚の通紙テストを行な
ったが、クリーニング不良、フィルミング、ブレードめ
くれなどは全（発生せず、終始良好な画像を得ることが
できた。

クリーニングブレードおよびこれを装着した場合におけ
る各部のディメンションの使用可能範囲についての実験
結果によると、前記のブレードの場合、第１Ｂ図におけ
る、角度θ２を１５〜２３°、ブレードの像担持体への
侵入量を０．５〜１．３ｍｍの範囲に取り、角度θ、を
８５°以上９００未満にすることによって、角度θをお
おむね９０°に維持して２安定的に良好なりリーニング
を行なうことができた。

第３図は本発明の他の実施例を示すものであって、この
ものにおいては、クリーニングブレードをクリーニング
装置に装着する支持部材が、該ブレードに一体的に取着
してあり、ブレードを支持している部分に応力が集中す
るのを阻止し、ブレード先端に圧力を集中させることが
できるものであって、具体的には、像担持体とブレード
のニップ量を最小限におさえ、エツジに隣接する面（前
記実施例ブレードの面２２に相当する面）の長さを小さ
くすることができる（特開昭６０−１５９８７８号公報
参照）。

上記のブレードにおいて、ブレードホルダの延長線と、
ブレードエツジに招ける像担持体への切線とのなす角度
θ２を２０″〜２８＠、自然状態におけるブレードエツ
ジ部の角度θ３を８６″〜８７＠とすることによって、
このブレードを装着した場合、面３１と前記切線とのな
す角度をおおむね９０　＠に維持することができ、良好
なりリーニングを行なうことができた。

一方、ブレードのエツジ部の角度を８０’以下にしてゆ
くと、像担持体に圧接するエツジ部分の厚みが薄くなっ
てそれ部分に荷重を掛けにくくなり、いわゆる腹当たり
現象が生じて、クリーニング不良、フィルミング、融着
が発生しやすくなる。

（３）発明の詳細 な説明したように、本発明によるときは、像担持体に圧
接するクリーニングブレードを備えたクリーニング装置
において、該ブレードの像担持体にと当接する面と、こ
れに隣接して像担持体への当接エツジを形成する面との
なす角度を、自然状態において８５’ないし９０″とす
ることによって、ブレードを装着した場合における、前
記面と、圧接エツジ部位にお＆−する像担持体の接線と
のなす角度をおおむね９０″に維持して、クリーニング
不良、融着、フィルミングプレートめくれなどの発生が
なく、常時安定して良好なりリーニング作用が得られ、
良質の画像を得るのに資するところが大である。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図は本発明によるクリーニングブレードの側面図
、 第１Ｂ図は該ブレードを画像形成装置に装着した場合を
示す要部側面図、 第２図はクリーニングブレードの各部のディメンション
を示す説明図、 第３図はクリーニングブレードの他の実施例を示す側面
図、 第４Ａ図、第５Ａ図は公知のクリーニングブレードを示
す側面図、 第４Ｂ図、第５Ｂ図は同上ブレードを画像形成装置に適
用したところを示す作動説明図である。 １．１０・・・像担持体、２，３．１１・・・クリーニ
ングブレード。 第１Ｂ図 第４ＡＩ！ 第４Ｂ図 ン ＼ 第５Ａ図 第　　図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 弾性クリーニングブレードの一つのエッジを像担持体に
   圧接させて残留トナーを除去する画像形成装置のクリー
   ニング装置において、 該エッジに隣接する２つの面のなす角度を自然状態で８
   ５゜以上９０゜未満に定めてなるクリーニング装置。