JPH11249392A - 帯電ローラの清掃部材、これを備える帯電装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

帯電ローラの清掃部材、これを備える帯電装置及びプロセスカートリッジ

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JPH11249392A
JPH11249392A JP10046998A JP4699898A JPH11249392A JP H11249392 A JPH11249392 A JP H11249392A JP 10046998 A JP10046998 A JP 10046998A JP 4699898 A JP4699898 A JP 4699898A JP H11249392 A JPH11249392 A JP H11249392A
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roller
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charging
cleaning
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JP10046998A
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Kazumi Yamauchi
和美 山内
Hiroshi Sato
博 佐藤
Hiroaki Ogata
寛明 緒方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃部材による帯電部材の表面の清掃ムラを
防止し、帯電部材が像担持体へ良好な帯電を行えるよう
にする。 【解決手段】 清掃部材は、シート状であり、帯電ロー
ラとの接触部に線状の溝部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電ローラを清掃
する清掃部材、これを備える帯電装置及びプロセスカー
トリッジに関し、帯電ローラは特に電子写真感光体用の
帯電に好ましく用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やレーザビームプリンタ
等のように、電子写真方式を用いて画像担持体の表面に
トナー画像を作成し、そのトナー画像を用紙に転写する
画像形成装置においては、その画像担持体として感光体
ドラムが用いられている。
【0003】そして、感光体ドラムに対して帯電ローラ
等の帯電部材を接触させて配置し、帯電部材からの放電
により感光体ドラムの表面を均一に帯電させるようにし
ている。
【0004】帯電部材を用いた画像形成装置としては、
例えば、特開平3−101768号公報等に示されるよ
うな装置が知られている。前記従来例の画像形成装置で
は、感光体ドラムの周囲に現像装置とクリーニング装置
および、画像書き込み手段等を配置し、さらに、感光体
ドラムに一様な帯電を行うための接触帯電部材と、用紙
にトナー画像を転写するための転写ローラ等を配置して
いる。また、前記従来例に示される画像形成装置におい
て、感光体ドラムに対して帯電させる位置に帯電ローラ
を配置し、前記帯電ローラを両側の軸に配置したスプリ
ング等を用いて、所定の押圧力で接触させ、感光体ドラ
ムの回転に追従させて、回転しながら感光体ドラムの表
面を帯電させるような動作を行う機構を構成している。
そして、前記帯電ローラに対して、あらかじめ設定され
た直流電圧Vdcと、被帯電体の帯電開始電圧の2倍以
上のピーク間電圧Vppを有する交流電圧Vacを重畳
し、電圧Vdc+Vacを軸部材を通して印加すること
で、感光体ドラムに対する帯電を行わせるようにする。
したがって、帯電ローラを用いて感光体ドラムの表面を
帯電させることにより、感光体ドラムに対する一様な帯
電を行うことができ、その後の工程で、画像情報の光を
走査することにより、静電潜像を良好な状態で形成する
ことができる。ところが、前述したように構成した帯電
ローラは、感光体ドラムに押圧されるものであるため
に、クリーニング装置により除去できなかったトナー、
用紙から生じる紙粉や充填材等が、帯電ローラ表面に付
着したり、放電生成物により帯電ローラ表面が汚れると
いう問題がある。また、接触帯電部材の表面に前述した
ような汚れが付着すると、感光体ドラムの軸方向全面、
または、部分的に帯電不良を発生させるので、コピーの
画質に大きな影響を与える原因となる。そこで、前述し
たような帯電ローラの表面を清掃するために、前記従来
例では、スポンジ等の部材を帯電ローラの表面に押圧す
る手段を設け、帯電ローラに付着したトナー等の汚れ成
分を拭き取ることができるように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
に示されるように、接触帯電部材に対して清掃部材を配
置する場合に、清掃部材をスポンジ等の部材により構成
すると、スポンジの孔の部分と孔の周囲の骨格の部分で
清掃能力が異なり、接触帯電部材に筋状の汚れが残って
コピーの画質に影響を与える問題がある。そこで、前述
したような問題を解決するためには、例えば、特開平7
−199604号公報等に示されるように、高密度化し
たブラシを清掃部材に用いて、ブラシの先端を接触帯電
部材表面に当接させるように配置して、清掃効果を増大
させる等の手段を用いることが提案されている。
【0006】しかしながら、ブラシの先端を接触帯電部
材表面に当接させるように配置した構成では、画像形成
装置を長期にわたって使用する場合、ブラシ先端が帯電
部材表面に軽微な摺擦傷をつけて、帯電ムラが生じやす
く、さらには清掃部材と帯電部材との当接部に汚れが滞
留し、汚れが介在する部分と他の部分で清掃能力に差が
生じて、汚れを均一に清掃することが難しい。他にも、
元来清掃効果の小さいシート材表面をサンドブラスト等
で凹凸を付け、清掃効果を増大させたものを検討してい
るが、凹凸部がランダムとなるので上記例と同様に汚れ
が介在す部分ができるため清掃ムラが生じやすいことが
わかっている。
【0007】従って、帯電部材の表面に清掃ムラが生じ
ないような清掃部材、帯電装置、プロセスカートリッジ
を提供することを本発明の目的とする。
【0008】また、帯電部材の表面を均一に清掃するこ
とで帯電部材が均一な帯電を行なえる清掃部材、帯電装
置、プロセスカートリッジを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯電ローラを
清掃するために前記帯電ローラに接触可能な清掃部材に
おいて、前記清掃部材は、シート状であり、前記帯電ロ
ーラとの接触部に線状の溝部を備えることを特徴とする
清掃部材、更にはこの清掃部材を用いる帯電装置、プロ
セスカートリッジである。
【0010】また、本発明は、被帯電体を帯電するため
に被帯電体に接触可能である帯電ローラと、この帯電ロ
ーラを清掃するために前記帯電ローラに接触可能な清掃
部材と、を有する帯電装置において、前記清掃部材は、
ブラシ状であり、このブラシの自由端が前記帯電ローラ
と離間するようにブラシが前記帯電ローラに接触可能で
あることを特徴とする帯電装置、更にはこの帯電装置を
用いるプロセスカートリッジである。
【0011】
【発明の実施の形態】(実施例1)図示される例にした
がって、本発明の帯電ローラの清掃部材を説明する。図
1に示される例は、レーザビームプリンタや電子写真複
写機を構成するプロセスカートリッジ1の構成を示して
いるもので、被帯電体である像担持体としての感光体ド
ラム2、現像装置5、クリーニング装置7、帯電ローラ
10を1つのユニットとして画像形成装置に着脱可能と
して、画像形成装置の画像形成と転写の一部を行う機構
を構成している。プロセスカートリッジ1においては、
感光体ドラム2の周囲に配置する現像装置5は、感光体
ドラムに対応する位置に現像ローラ6を配置して、現像
ローラの表面に担持するトナーを感光体ドラムに飛翔さ
せて、トナー画像を形成する。また、クリーニング装置
7では、感光体ドラム2の表面に接するブレード8を設
けて、画像転写後に残留するトナーを掻き取るようにす
る。そして、帯電ローラ10により感光体ドラム表面を
一様に帯電させた後で、画像の情報を書き込み部9にレ
ーザ光により書き込んで静電潜像を形成し、その静電潜
像に対して現像装置からトナーを供給してトナー画像と
して可視像化し、画像転写位置で、転写材としての用紙
の裏面から転写ローラ3の帯電によりトナー画像を用紙
に転写させる。転写ローラ3には、高電圧を印加する電
源4を配置し、転写ローラ3からの転写材への帯電によ
り感光体ドラム2に形成したトナー画像を用紙Pに転写
させるようにする。
【0012】図1に示される画像形成装置において、感
光体ドラム2に対して帯電させるための帯電ローラ10
は、従来より使用されているものと同様に、感光体ドラ
ム2の画像形成領域全体に対応させ、回転軸の方向に長
いものとして構成し、感光体ドラム2に対して帯電ロー
ラ10を両側の軸に配置したスプリング等の付勢手段
(図示を省略)を用いて、所定の押圧力で接触させ、感
光体ドラムの回転に追従させて、回転しながら感光体ド
ラムの表面を帯電させる。帯電ローラ10は、鉄やステ
ンレス等の材料で構成した軸部材の周囲に弾性体を一体
に所定の厚さで設けており、弾性体はカーボン等を分散
したEPDMゴム等の導電性の材料で構成している。
【0013】そして、帯電ローラ10に対しては、電源
装置11から、あらかじめ設定された直流電圧Vdc
と、被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧
Vppを有する交流電圧Vacを重畳し、電圧Vdc+
Vacを軸部材を通して印加することで、感光体ドラム
に対する帯電を行わせる。したがって、帯電ローラを用
いて感光体ドラムの表面を帯電させることにより、感光
体ドラムに対する一様な帯電を行うことができ、その後
の工程で、画像情報の光を走査することにより、静電潜
像を良好な状態で形成することができる。
【0014】また、図1に示される帯電ローラ10に対
して、感光体ドラムに接しない部分に清掃部材30を配
置し、帯電ローラの表面の汚れを除去する手段を構成し
ている。清掃部材30は、従来の装置では、スポンジ等
のクリーニングパッドを固定位置に配置して、帯電ロー
ラの表面に押圧する機構を用いているが、本実施例にお
いては、図2に示すように、シート材31を用いて清掃
部材を構成する。図2における帯電ローラと清掃部材当
接部Lの断面を図3で示す。帯電ローラ10に対してシ
ート材31を圧して、帯電ローラの表面に付着した汚れ
を清掃する作用を行わせるようにするもので、シート材
31としては、有機樹脂系等のシート材や紙や布なども
用いることができる。本実施例ではローラ回転方向での
ローラとシート材の接触幅は2.0mmとした。
【0015】シート材表面は研磨紙や研磨剤、グライダ
ー等の切削加工などにより、おおよそ一方向に多数の線
状の微小な凸凹が設けてある。凸凹の形成は上記のよう
な機械的な切削により、微小な溝を掘る方法の他にも、
有機樹脂に複線状のマスキングをし、溶剤により樹脂を
溶かして溝部を形成する方法や、同様のマスキングのの
ち、真空蒸着による蒸着物の積層により微小の山部を形
成し、相対的に溝部を形成する方法もある。
【0016】このような微小の凹凸を有するシート材を
清掃シートとして所定の大きさで切断したのち、この一
端を支持部材22に両面テープで接着する。さらに、シ
ート材の自由端が固定端よりも帯電ローラ回転方向下流
で、自由端から当接部までの距離が2.0mm以上にな
るような位置に設定するのが良く、シート材表面の溝
(山)の線の方向がローラの回転方向とおおよそ同じ方
向になるよう帯電ローラにシート材を押圧する構成にし
た。溝部の線の方向と帯電ローラの回転方向とのなす角
は20°以内が好ましい。
【0017】従来のように、スポンジ等のクリーニング
パッド等の発泡ウレタンなどを用いた場合は骨格(孔)
部である凸(凹)部どうしの間隔が500μm以上ある
のに対し、上記のようなシート材では凸(凹)部どうし
の間隔は100μm以下としてあり、凸部と凹部の清掃
能力の差によって生じる、清掃ムラが防止できる。ま
た、帯電ローラの回転方向に沿って微小な溝(山)が形
成されているので、帯電ローラの回転によって運ばれる
ローラ表面の汚れはシートとの当接部を通過しやすく、
また当接部に介在した場合でもローラ回転により回転方
向下流に排出しやすい。したがって、汚れが滞留しづら
く、汚れが介在する部分と他の部分の清掃能力の差によ
って生じる、清掃ムラを防止することができる。
【0018】前述したように構成した本発明の清掃部材
を自由端から当接部までの距離が5.0mmになるよう
な位置に設定し、清掃作用をおこなったところ6000
0枚の印刷をおこなっても、清掃ムラによる画像不良は
生じることがなかった。これに対して、従来の清掃部材
のように、クリーニングパッドを清掃すると、1000
0枚以下の印刷で、画像に汚れによる不良が発生するこ
とが判明した。
【0019】なお、本例の清掃部材においては、実施例
に示した構成とは別に、同様な作用を行う他のシート清
掃部材を用いることが可能であり、帯電ローラの表面の
被覆部材の材質等に対応させて、他の任意のシート材を
使用することができる。さらに、前述したシート材は、
転写材を帯電する転写帯電ローラ3の清掃装置として利
用しても良い。
【0020】(実施例2)前記実施例では、清掃部材を
固定位置に配設して帯電ローラの表面に押圧する機構を
用いているが、本例においては、図4に示されるように
帯電ローラ10の軸方向に清掃部材のシート材を往復移
動する手段を設けている。図4に示される清掃部材にお
いて、ギヤ27を設けた駆動部材26を設け、駆動部材
26の一方の側に設けたカム面28に、表面に微小の溝
(山)を表面に形成してあるシート材を保持する支持棒
22の端部を押圧する手段29を構成している。ここ
で、実施例1と同様に、シート表面の微小の溝(山)は
帯電ローラの回転方向とほぼ同じ方向になるように配設
させている。感光体ドラムに対して平行に配置され、感
光体ドラムの表面に帯電させるための帯電ローラ10に
対して、シート材を押圧する清掃部材では、図示しない
ハウジングに着脱できるガイドホルダーの穴21に対し
て、支持棒22を案内する。また、シート材16を保持
する支持棒22は、一端部に押圧スプリング29を配置
し、他方の端部を駆動部材のカム面28に押圧する状態
に設けている。そして、図4に示される例では、不図示
の駆動力により駆動部材26が回転し、駆動部材26の
カム面に押圧されている支持棒22を、スプリング29
による付勢作用と、カム面による押圧作用を組み合わせ
て、清掃シートを帯電ローラに沿わせて往復移動させる
動作を行うようにする。
【0021】このような清掃部材として帯電ローラの回
転方向に沿って微小な溝(山)が形成されているシート
材を帯電ローラに沿わせて往復運動させる機構で用いる
ことで、帯電ローラ表面をシート表面の凸凹でこすりあ
げる効果が生じる。これにより、帯電ローラ表面の付着
物が散らされ、付着力も弱くなるので、帯電ローラ上に
付着物が固着せず、また付着物の一部が帯電ローラと感
光ドラムの接触によりドラム上に戻るので、帯電ローラ
上の付着物は増大せず、清掃部材の清掃性を向上させる
ことができる。
【0022】さらに、帯電ローラの回転方向に沿って微
小な溝(山)が形成されているので、帯電ローラ表面の
汚れが滞留しづらく、汚れが介在する部分と他の部分の
清掃能力の差によって生じる、清掃ムラを防止すること
ができる。
【0023】前述したように構成した本例の清掃部材で
は、往復手段の移動間隔を5〜10mm、往復周期を2
秒間、シート材の自由端からシート当接部までの距離が
2.0mm以上になるような位置に設定して清掃作用を
行ったところ、100000枚の印刷を行っても、画像
には清掃ムラによる不良が発生しなかった。
【0024】(実施例3)前記実施例に示されるよう
な、微小の溝(山)部を形成したシート材が帯電ローラ
の軸方向に往復する手段を設けることにより帯電ローラ
を清掃する方法の他に、本例においては、図5に示すよ
うに、ブラシ繊維部材が帯電ローラの軸方向に往復する
構成することも可能である。図5に示される清掃部材に
おいて、帯電ローラ10に対してブラシ清掃部材30の
ブラシ繊維32を圧して、帯電ローラの表面い付着した
汚れを清掃する作用を行わせるようにするもので、ブラ
シ繊維32としては、天然繊維、有機樹脂系の繊維を用
いることができる。
【0025】さらに、図6に示すように、清掃部材のブ
ラシ材を帯電ローラの表面に押圧した場合に、ブラシ繊
維は図示される状態に湾曲されるが、本例ではブラシ繊
維の自由端が帯電ローラ表面に接触せず、ブラシ繊維が
帯電ローラの回転方向に沿って腹当たりになるように構
成する。
【0026】前述したように、帯電ローラの回転方向に
沿ってブラシ繊維が腹当たりで接触されているので、帯
電ローラをブラシ先端で傷付けることが防止できる。さ
らには、ブラシ繊維は繊維単体が帯電ローラに軽圧で接
触しているので、帯電ローラの回転によって運ばれるロ
ーラ表面の汚れに対しても追従性が高く、汚れが帯電ロ
ーラとの当接部に介在しにくく、また、汚れが介在した
場合でも、帯電ローラの微小な凹凸により、ブラシ繊維
が振動し、汚れがはがれ、帯電ローラ上に排出しやす
い。したがって、汚れが滞留しづらく、汚れが介在する
部分と他の部分の清掃能力の差によって生じる、清掃ム
ラを防止することができる。
【0027】また、帯電ローラ表面をブラシ表面の凸凹
でこすりあげることにより、帯電ローラ表面の付着物が
散らされ付着力も弱くなるので、付着物の固着、増大を
防止する意味での清掃部材の清掃性を向上させることが
できる。
【0028】実施例1〜3においては、像担持体として
電子写真感光体を用いていたが、誘電体を用いることも
できる。即ち静電記録装置の誘電体を帯電ローラで帯電
しても良い。
【0029】また以上全ての実施例において転写性向上
のためにトナーは、球形トナーであることが好ましい
が、この球形トナーを用いるとトナーがクリーニングブ
レードをすりぬけやすくなり、帯電ローラは汚れやすく
なる。従って、球形トナーを用いる場合には、特に実施
例1〜3のように帯電ローラをクリーニングすることが
好ましい。なお球形トナーとは、以下のようなものであ
る。
【0030】円形度a=Lo/Lとすると(Loは粒子
像と同じ投影面積を持つ円の周囲長、Lは粒子の投影像
の周囲長)平均円形度 0.93〜0.99であり、円
形度 0.95以上が3〜30個数%なるトナー。
【0031】上述した円形度とは、粒子の形状を定量的
に表現する簡便な方法として用いたものであり、本発明
では東亜医用電子製フロー式粒子像分析装置FPIA−
1000を用いて測定を行い、上式より得られた値を円
形度と定義する。
【0032】具体的な測定方法としては、容器中の予め
不純固形物等を除去した水100〜150ml中に分散
剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスフ
ォン酸塩を0.1〜0.5ml加え、更に測定試料を
0.1〜0.5g程度加える。試料を分散した懸濁液は
超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、分散液
濃度を3000〜1万個/μlとして前記装置によりト
ナーの形状、粒度を測定する。
【0033】円形度はトナー粒子の凹凸の度合いの指標
であり、トナーが完全な球形の場合1.00を示し、表
面形状が複雑になるほど円形度は小さな値となる。
【0034】
【発明の効果】前述したように、清掃シート表面に線状
の溝部を付けること、また、清掃ブラシを帯電ローラに
対して、腹あたりで当接することにより、帯電ローラ上
のトナー、外添剤等の汚れが印字パターンによらず均一
化し、さらに汚れが摺擦されローラ表面に対する付着力
が軽減され、その後感光ドラムのような被帯電体に戻さ
れるので、ローラ上の汚れが増大しない。
【0035】また、清掃シート表面に線状の溝・又はブ
ラシ繊維の延びる方向を帯電ローラの回転方向とほぼ同
方向にすることで、帯電ローラ上に付着した汚れは、帯
電ローラと清掃部材の当接部を擦りぬきやすく、当接部
に付着物が介在するのを防止することができる。したが
って、介在部に汚れが滞留し、介在部と他の部分で清掃
能力に差が生じるのを防止できるので、帯電ローラの清
掃ムラを防止することができる。
【0036】さらに、前述した清掃部材を帯電ローラの
軸方向に往復運動させることで、ローラ軸方向に対して
は、シート及びブラシの凸凹と往復運動による摩擦性を
高めることによる清掃能力の向上、ローラ回転方向に対
しては、微小の溝に沿って汚れがすりぬけやすくなる。
したがって、清掃装置を長期使用した場合においても、
良好な清掃性能を維持でき、帯電ローラの清掃ムラによ
る画像不良を防止することができ、良好な画像を印刷す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の清掃部材を適用可能なプロセスカート
リッジの構成を示す説明図。
【図2】清掃部材としてシート材を用いた場合の説明
図。
【図3】図2の長手断面図。
【図4】清掃シートを帯電ローラに沿わせて往復運動さ
せる装置の説明図。
【図5】清掃ブラシを帯電ローラに沿わせて往復運動さ
せる装置の説明図。
【図6】図5の拡大断面図。
【符号の説明】
1 プロセスカートリッジ 2 感光ドラム 3 転写ローラ 5 現像装置 7 クリーニング装置 10 帯電ローラ 15 クリーニング部材 21 ガイド穴 22 支持体 26 駆動部材 27 ギア 29 バネ 30 清掃部材 31 シート材 32 ブラシ材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電ローラを清掃するために前記帯電ロ
    ーラに接触可能な清掃部材において、 前記清掃部材は、シート状であり、前記帯電ローラとの
    接触部に線状の溝部を備えることを特徴とする清掃部
    材。
  2. 【請求項2】 前記溝部の線の方向は、前記帯電ローラ
    の回転方向とほぼ同じ方向であることを特徴とする請求
    項1の清掃部材。
  3. 【請求項3】 被帯電体を帯電するために被帯電体に接
    触可能である帯電ローラと、この帯電ローラを清掃する
    ために前記帯電ローラに接触可能な清掃部材と、を有す
    る帯電装置において、 前記清掃部材は、シート状であり、前記帯電ローラとの
    接触部に線状の溝部を備えることを特徴とする帯電装
    置。
  4. 【請求項4】 前記溝部の線の方向は、前記帯電ローラ
    の回転方向とほぼ同じ方向であることを特徴とする請求
    項3の帯電装置。
  5. 【請求項5】 前記清掃部材は、前記帯電ローラの回転
    軸の方向にほぼ沿うように移動可能であることを特徴と
    する請求項3又は4の帯電装置。
  6. 【請求項6】 被帯電体を帯電するために被帯電体に接
    触可能である帯電ローラと、この帯電ローラを清掃する
    ために前記帯電ローラに接触可能な清掃部材と、を有す
    る帯電装置において、 前記清掃部材は、ブラシ状であり、このブラシの自由端
    が前記帯電ローラと離間するようにブラシが前記帯電ロ
    ーラに接触可能であることを特徴とする帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記ブラシが延びる方向は、前記帯電ロ
    ーラの回転方向とほぼ同じ方向であることを特徴とする
    請求項6の帯電装置。
  8. 【請求項8】 前記清掃部材は、前記帯電ローラの回転
    軸の方向にほぼ沿うように移動可能であることを特徴と
    する請求項6又は7の帯電装置。
  9. 【請求項9】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
    トリッジであって、像を担持する像担持体と、前記像担
    持体を帯電するために前記像担持体に接触可能である帯
    電ローラと、この帯電ローラを清掃するために前記帯電
    ローラに接触可能な清掃部材と、を有するプロセスカー
    トリッジにおいて、 前記清掃部材は、シート状であり、前記帯電ローラとの
    接触部に線状の溝部を備えることを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記溝部の線の方向は、前記帯電ロー
    ラの回転方向とほぼ同じ方向であることを特徴とする請
    求項9のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記清掃部材は、前記帯電ローラの回
    転軸の方向にほぼ沿うように移動可能であることを特徴
    とする請求項9又は10のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカ
    ートリッジであって、像を担持する像担持体と、前記像
    担持体を帯電するために前記像担持体に接触可能である
    帯電ローラと、この帯電ローラを清掃するために前記帯
    電ローラに接触可能な清掃部材と、を有するプロセスカ
    ートリッジにおいて、 前記清掃部材は、ブラシ状であり、このブラシの自由端
    が前記帯電ローラと離間するようにブラシが前記帯電ロ
    ーラに接触可能であることを特徴とするプロセスカート
    リッジ。
  13. 【請求項13】 前記ブラシが延びる方向は、前記帯電
    ローラの回転方向とほぼ同じ方向であることを特徴とす
    る請求項12のプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記清掃部材は、前記帯電ローラの回
    転軸の方向にほぼ沿うように移動可能であることを特徴
    とする請求項12又は13のプロセスカートリッジ。
JP10046998A 1998-02-27 1998-02-27 帯電ローラの清掃部材、これを備える帯電装置及びプロセスカートリッジ Pending JPH11249392A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286329A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置、及びこれを備えた画像形成装置
JP2009300806A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 帯電装置

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