JPH02215852A - 塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法

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JPH02215852A
JPH02215852A JP3625489A JP3625489A JPH02215852A JP H02215852 A JPH02215852 A JP H02215852A JP 3625489 A JP3625489 A JP 3625489A JP 3625489 A JP3625489 A JP 3625489A JP H02215852 A JPH02215852 A JP H02215852A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、継手、OA機器ノ・ウジング等の射出成型品
および、窓枠等の異型押出品等の用途に好適に使用しう
る加工流動性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物に関する
ものである。
〔従来技術および発明が解決しようとする課題〕
硬質ポリ塩化ビニルは、該樹脂の持つ優れた機械的性質
によって汎用されているが、高塩になると塩化水素を放
出して分解するため、加工温度を高くすることが難しく
、一般的に200℃以下の温度で加工が行われている。
この理由により、硬質ポリ塩化ビニルには比較的低温に
おける良好な加工流動性が求められている。
ポリ塩化ビニルの加工流動性を改良する手段として、(
a)重合度を下げる。ω)低分子量のメタクリル酸エス
テル−スチレン系モノマー共重合体、アクリロニトリル
−スチレン系モノマー共重合体をブレンドする。(c)
塩化ビニルとエチレンあるいはプロピレンを共重合する
。等が行われている。(a)の場合、射出成型用に重合
度が400〜700のポリ塩化ビニルが使用されている
。これらの低重合度ポリ塩化ビニルは、良好な加工流動
性を有するものの、熱安定性および耐衝撃性が不十分で
ある。[有])の場合、物性的に問題は無いが、一般的
に(C)の共重合体にくらべ、より多ぐの改質剤導入量
を必要とし、コストアップにつながっている。さらに、
(C)の場合、加工流動性改良効果は著しいが、柔軟温
度が低下するという問題がある。
従って、良好な加工流動性を有し、熱安定性、耐衝撃性
、柔軟温度等の機械的物性の低下のない硬質塩化ビニル
系樹脂組成物の開発が望まれている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記問題点を解決するために鋭意研究を
続けてきた。その結果、ある特定の重合体を特定の割合
で含有する塩化ビニル系樹脂組成物が、良好な加工流動
性を有し。
かつ熱的2機械的物性の低下が無い事を見出し、本発明
を完成し提案するに至った。
即ち1本発明は、囚ポリ塩化ビニル100重量部と、(
B)数平均分子量が500〜15,000のポリインブ
チレン0.1〜10重量部よりなることを特徴とする塩
化ビニル系樹脂組成物である。
ポリ塩化ビニルとポリインブチレンとの組成物について
は、先に、ヨーロピアン・ポリマー・ジャーナル(Eu
r、 Polym、 J、 ) 21巻2号(1985
年)187〜193ページに記述されているが、このな
かには、本発明で見出したごとき加工流動性の改良効果
については、伺等、示されておらず、また、そのなかで
使用されているポリイソブチレンは、分子量が140万
と非常に大きく、ポリ塩化ビニルの加工流動性の改良効
果を示さないものである。
本発明において、ポリ塩化ビニルは、塩化ビニルの単独
重合体又は塩化ビニルと共重合可能な他の単量体と塩化
ビニルとの共重合体が用いられる。共重合体は、塩化ビ
ニルに基づく単量体単位が90重量%以上であり、塩化
ビニルと共重合可能な他の単量体に基づく単量体単位が
10重量%以下であることが、ポリ塩化ビニルの熱的及
び機械的性質を低下させないために好ましい。塩化ビニ
ルと共重合可能な他の単量体としては、塩化ビニルとラ
ジカル付加共重合およびブロック、グラフト共重合する
ものであれば公知のものが伺等制限無く使用可能である
が、ポリ塩化ビニルの熱的1機械的性質や加工流動性を
低下させないものが好ましい。具体的に例示すれば、N
−フェニルマレイミド0.N−シクロヘキシルマレイミ
ド、アクリロニトリル、塩化ビニリデン、了りルグリシ
ジルエーテル、ドデシルビニルエーテル、酢酸ビニルお
よび分子末端忙二重結合を有するポリイソブチレンおよ
びインブチレン−n−ブテンコポリマー等が挙げられる
本発明のポリ塩化ビニルの中で本、特に分子末端に二重
結合を有し、数平均分子量が500〜15.000のポ
リインブチレンの存在下に塩化ビニルを重合して得た上
記ポリインブチレンに基づく成分が0.1〜7重量%の
範囲で含まれてbる塩化ビニル−イソブチレン・グラフ
ト共重合体が、熱的及び機械的性質の低下なしに優れた
加工流動性が得られるために本発明において好適に用い
られる。上記の塩化ビニル−イソブチレン・グラフト共
重合体は、次の方法によって創造することができる。即
ち、塩化ビニル1oOit部と、末端に二重結合を有し
、数平均分子量が500〜15.000のポリイノブチ
レン0.2〜100重量部との混合物を共重合する方法
である。
ポリイソブチレンは、末端に二重結合を有し、数平均分
子量が500〜15.000の範囲であるものが何ら制
限されず使用し得る。末端の二重結合は、塩化ビニルと
の共重合に使用されるために必要である。
得られる塩化ビニル系樹脂組成物の熱安定性や加工流動
性を勘案すると、上記のポリインブチレンの数平均分子
量は1.000〜1 [1000の範囲であることが好
ましbo 本発明で使用されるポリイソブチレンは、下記構造式 〔但し、nは7〜265の整数である。〕で表わされる
インブチレンの単独重合体であることが好ましいが、イ
ンブチレンと共重合可能な他の単量体忙基づく単量体電
位がポリイソブチレン中に50重量%未満で含まれる共
重合体であって屯良い。例えば、ナフサ分解により生成
したインブチレンを、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ
素、四塩化チタンのような重合触媒を用いて重合したポ
リイソブチレンは、ナフサ分解ガスの精製条件によって
は同ガス中忙共存するn−ブテン等に基づ(単量体単位
をわずかに有する。このような共重合体も本発明でいう
ポリイソブチレンである。
塩化ビニルとポリイノブチレンとの共重合は、バルク重
合、溶液重合、沈澱重合、乳化重合および懸濁重合のい
ずれの重合方法によって本行い得る。好適な重合方法の
一つである懸濁重合につbて、以下、具体的に述べる。
懸濁重合は、水媒体、油溶性重合開始剤の存在下に、上
記したポリインブチレント塩化ビニルとのラジカル共重
合を行う。ポリイソブチレンの量は、塩化ビニル100
重量部に対し0.2〜100重量部、好ましくは0.5
〜20重量部が良い。
水媒体の量は、塩化ビニルとポリインブチレンとの混合
物の量に対し、容量比で1〜3倍が適当である。
油溶性重合開始剤は、例えば、ラウリルパーオキサイド
、ベンゾイルパーオキサイド。
ジインプロピルパーオキシジカーボネート。
ジー5ee−ブチルパーオキシジカーボネート。
ジー2−エチルヘキシルバーオキシジカーボ*−h、ジ
ー2−エトキシエチルパーオキシジカーボネート、ジー
2−エトキシエチルパーオキシジカーボネート* ta
rt−ブチルパーオキシビバレート、  tert−ブ
チルパーオキシネオデカネート、ジ−6−メドキシブチ
ルパーオキシジカーボネート、ジーa −tert−ブ
チルシクロヘキシルパーオキシジカーボネート、アゾビ
スイソブチロニトリル、  2.2’−アゾヒス−2,
a−ジメチルバレロニトリル。
2 、2’−アゾビス−2,4−ジメトキシバレロニト
リル、アセチルシクロへキシルパーオキシスルホネート
等の公知のラジカル重合開始剤が単独あるいは併用して
使用される。油溶性重合開始剤の使用量は、塩化ビニル
とポリインブチレンの混合物1001WK対し0.01
〜2重量部が好まし10分散剤は、部分鹸化ポリ酢酸ビ
ニル、メチルセルロース、メトキシエチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロースなどの公知の分散剤であればよく、これにさらに
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ホlJ
エチレングリコール脂肪酸エステル等のノニオン系界面
活性剤を併用して使用してもよい。これらの分散剤およ
び界面活性剤)使用量は、塩化ビニルとポリイソブチレ
ンの混合物100部に対し0.01〜3重量部が好まし
一〇 以上述べた重合反応基質の仕込み順は、とぐに制約はな
いが一ポリイノブチレンと塩化ビニルとが重合開始前に
均一に溶合っていることが好ましい。このためには1重
合開始前の予備かくはん、重合開始剤の後添加−ポリイ
ソブチレンと塩化ビニルの溶液の別途調装等の方法を適
宜、選択すればよい。
重合温度は、油溶性重合開始剤が、熱的に分解する温度
であればよいが、一般的に50〜80℃が好適である。
更に、上記した重合反応基質の他に、メルカプタン、ジ
スルフィド系化合物、トリクロロエチレン等の公知の連
鎖移動剤、ヘキサン。
ペンタン、ヘプタン等のポリインブチレン用溶剤を添加
使用しても支障無い。
以上の方法によって繭記した塩化ビニル−インブチレン
・グラフト共重合体を得ることができる。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物の他方の成分は、数平
均分子量が500〜15.000のポリインブチレンで
ある。該ポリイソブチレンは、前記した塩化ビニル−イ
ノブチレン・グラフト共重合体の製法で原料として説明
したのと同様のポリインブチレンを採用することができ
る。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物において、ポリ塩化ビ
ニルとポリイソブチレンとの組成比は、ポリ塩化ビニル
100重量部に対してポリイソブチレンが061〜10
重量部であり、好ましくは0.5〜7重量部である。ポ
リイソブチレンの量が0.1重量部未満のときは加工流
動性の改良効果が小さく、逆に10重量部を越えたとき
は、加工流動性は改良されるが、熱的および機械的物性
の低下が生じるために好ましくない。
ポリ塩化ビニルとして、前記した塩化ビニル−インブチ
レン・グラフト共重合体を用いる場合は、配合されるポ
リイソブチレンの量は塩化ビニル−インブチレン・グラ
フト共重合体中のポリインブチレン成分の量忙応じて決
定することが好ましい。即ち、塩化ビニル−イソブチレ
ン・グラフト共重合体中のポリイソブチレン成分と、配
合されるポリイソブチレンとの総和が、塩化ビニル−イ
ソブチレン・グラフト共重合体100重量部に対して0
.1〜10重量部−さらには0.5〜7.0重量部とな
るようにポリインブチレンを配合することが好ましい。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、ポリ[化ビニルと
ポリインブチレンとを単に混合することによって調製し
得る。
ポリ塩化ビニルとポリインブチレンとを単純に混合する
方法としては、一般に公知の混合方法のいずれを用いて
も良い。例えば−ヘンシエルミキサーやりポンプレンダ
−によるトライブレンド、オーブンロールやバンバリー
ミキサ−2混練押出機による熱混練が好適に使用される
。また、ポリ塩化ビニルとして前記し丸環化ビニルーイ
ンブチレン・グラフト共重合体を用いる場合には、前述
の方法に従ってポリイソブチレンの存在下に塩化ビニル
を重合させることによって、塩化ビニル−インブチレン
・グラフト共重合体と、未反応のポリイソブチレンの混
合物を得ることができ、この混合物がそのまま本発明の
塩化ビニル系樹脂組成物となり得る。
本発明の樹脂組成物には、必要に応じて安定剤、滑剤、
可塑剤、顔料、紫外線吸収剤。
充填材、衝撃改質剤、耐熱性改良剤などを従来公知の配
合割合で任意に添加しても差支えない。添加できる安定
剤としては三塩基性硫酸給、ステアリン酸鉛などの鉛系
安定剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛な
トノ金属石鹸系安定剤、オクチルスズメルカプタイド、
ジブチルスズマレートなどの有機スズ系安定剤などが挙
げられる。
滑剤としては、天然パラフィン、流動パラフィン、ポリ
エチレンワックス等の炭化水素系滑剤、ステアリン酸な
どの脂肪酸系滑剤−エチレングリコールモノステアレー
トナトノエステルg滑剤−ラウリン酸カルシウムなどの
金属石鹸系滑剤などがあげられる。
可塑剤としては1組成物の物性を大き(変えない範囲で
使用可能であり、フタル酸エステル系可塑剤、ホスフェ
ート系可塑剤、エポキシ゛系可塑剤などが使用できる。
顔料としては、カーボンブラック、酸化チタンなどがあ
げられる。
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤
、ペンシト+7アゾール系紫外線吸収剤、す17チル酸
エステル系紫外線吸収剤などがあげられる。
充填材としては、シIJ力、水酸化アルミニウム、炭酸
カルシウム、タルク、マイカ、鉄粉、銅粉などがあげら
れる。
衝撃改質剤としては、アクリロニドlノル・ブタジェン
・スチレン三元共重合体、メタクリル酸メチル・ブタジ
ェン・スチレン三元共重合体、塩素化ポリエチレン・エ
チレン・酢酸ヒニル共1合体、クロルスルホン化ポリエ
チレン、アクリロニトリル・ブタジェンゴム。
アクリルゴム等が挙げられる。
耐熱性改良剤としては、塩素化ポリ塩化ビニル スチレ
ン・無水マレイン酸系共重合体、マレイミド系共重合体
、グルタルイミド共重合体、アクリロニトリル・ブタジ
ェン・スチレン・α−メチルスチレン共重合体等カ挙ケ
られる。
〔作用と効果〕
以下に、本発明の塩化ビニル系樹脂組成物の改良効果に
ついて説明する。
先ず、最も特徴的な改良点は加工流動性である。例えば
、実施例で詳細に示すように、ポリインブチレンを含有
した塩化ビニル系樹脂組成物の流動性は、現在、流動性
と機械的性質、熱的性質の兼合いから、実際に射出成型
用に用いられている重合度7・0部程度(粘度平均分子
量より求めた重合度は850〜950)のポリ塩化ビニ
ルや、エチレン−塩化ビニル共重合体より優れている。
耐衝撃性本、同程度の重合度のポリ塩化ビニルに比べ上
昇し、低重合度のポリ塩化ビニルより、はるかく優れて
いる。また、柔軟温度および熱安定性は、同程度の重合
度のポリ塩化ビニルに匹敵し、エチレン−塩化ビニル共
重合体や低重合度のポリ塩化ビニルより優れている。
この様な著しい改良効果の原因は、現在のところ明確で
はないが、ポリインブチレンがそれ自体流動性に優れた
高分子であるためポリ塩化ビニルの溶融粘度を低下させ
加工流動性を改良している点とポリ塩化ビニルとの相溶
性がなく相分離しているため可塑化作用が無い点にある
と考えられる。
以上述べてきたことから、本発明の塩化ビニル系樹脂組
成物が、射出成型部品、押出成型部品等の工業部品を製
作するのに有用な材料であることが明らかである。
〔実施例〕
つぎに、実施例圧よって、本発明をさらに詳細に説明す
るが1本発明は、これらの実施例に限定されるものでは
ない。
実施例1〜9 容量50tのオートクレーブに、表−IK。
示した量の純水、分散剤(部分ケン化ポリ酢酸ビニル、
日本合成化学工業與xH−20)、開始剤およびポリイ
ンブチレン(日本石油化学株式会社製)および塩化ビニ
ルモノマーを仕込み、表−1に示した条件で重合を行な
い、塩化ビニル−インブチレン・グラフト共重合体ト未
反応のポリインブチレンとの混合物を得た。生成物は脱
水、乾燥することにより、いずれも白色粒状として得ら
れた。生成物中のポリインブチレンの含有基は、生成物
の元素分析よりもとめた。また、含有される全ポリイソ
ブチレンの中のポリ塩化ビニルと共重合している部分と
未反応の部分の確認は、生成物をn−ヘキサンによりソ
ックスレー抽出(5時間)し、抽出後の生成物の元素分
析の結果より求めた。さらに、生成物の分子量はテトラ
ヒドロフランを溶媒として、粘度平均分子量(M/)と
して求めた。粘度平均分子量を求めるにあたり、以下の
計算式を使用した。重合度は、粘度平均分子量(M;)
より求めた。
[?]zKMv (こむで、〔η〕は極限粘度、K=16.3X10−5
 α=0.766.25℃)以上の分析結果は、表−1
に併記した。
次に上記で得られた生成物の物性評価を下記に従い実施
した。
(1)熱ロールによるシートの作製 生成物100部に、ブチルスズマレート系安定剤(日東
化成製TV8−N−2000g)4部を加え、これを1
60℃の熱ロールによって5分間混練し、厚さ1.1 
mのロールシートを作製した。
(2)  (1)のロールシートを約3IIII角のペ
レット状に切り、高化式フローテスターを用いて、定温
法(180℃)で流動性を評価した。
(3)α)のロールシートを4X2cPm角に切り、オ
ーブンを用いて、JIS−に7212に基づき、190
℃で熱安定性を評価した。
(4)  (1)のロールシートを4枚重ねて、熱プレ
ス(180℃、200に4/i)で7分間プレスして、
厚さ4■のプレスシートを作製した。
このプレスシートから、JIS−に7111に基づきシ
ャルピー衝撃試験片を作製して耐衝撃性を評価した。
(5)  (4)で作製した厚さ4日のプレスシートか
ら1.5 cps角の試験片を作製して、 JIS−に
7206に準じて測定を行い、IKt加重、0.1■侵
入時の温度で、柔軟温度を評価した。
上記(2)から(5)で測定した結果は、表−2に示し
た。
比較例1〜3 ポリインブチレンを添加しない点以外は、前記実施例と
同様にして重合を行い、塩化ビニル単独重合体を製造し
た。得られた塩化ビニル単独重合体は、前記実施例と同
様の方法で、重合度をもとめ、結果は表−1に併記した
。また、得られた塩化ビニル単独重合体の流動性、熱安
定性、耐衝撃性、柔軟温度について本前記実施例と同様
の方法で評価し、結果は表−2に併記した。
比較例 4 エチレン−塩化ビニル共重合体(重合度1050、エチ
レン含量4%)100部に、ブチルスズマレート系安定
剤(日東化成製Tvs−N−2oooE)a部を加え、
これを160℃の熱ロールによって5分間混練し、厚さ
1.11のロールシートを作製した。次に前記実施例1
〜9中の(2) 、 (3)及び(5)K従い流動性、
熱安定性、柔軟温度について同様の方法で評価した。結
果は以下の通りである。
流動性 加重500Kt時の容積流量 2.95xlO−’i/s ギアオーブンによる黒化時間 4 時間柔軟温度   
       70 ℃チレン(日本石油化学株式会社
#)及びブチルスズマレート系安定剤(日東化成製TV
S−N−2000g)を所定量添加し、Sキサ−で十分
混合した。得られた粉末状樹脂組成物を前記実施例1〜
9中の(1)〜(5)の方法に従い、熱ロール加工およ
び流動性、熱安定性、耐衝撃性、柔軟温度について評価
を行った。結果は表−3に併記した。
実施例10〜16 比較例5〜9

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリ塩化ビニル100重量部と、数平均分子量が
    500〜15,000のポリイソブチレン0.1〜10
    重量部とよりなることを特徴とする塩化ビニル系樹脂組
    成物。
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CN118222052A (zh) * 2024-05-27 2024-06-21 上海南天电缆集团有限公司 一种环保型聚氯乙烯材料

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