JPH05140394A - 改良されたポリ塩化ビニルブレンド - Google Patents

改良されたポリ塩化ビニルブレンド

Info

Publication number
JPH05140394A
JPH05140394A JP4116062A JP11606292A JPH05140394A JP H05140394 A JPH05140394 A JP H05140394A JP 4116062 A JP4116062 A JP 4116062A JP 11606292 A JP11606292 A JP 11606292A JP H05140394 A JPH05140394 A JP H05140394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyvinyl chloride
pvc
inherent viscosity
weight
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4116062A
Other languages
English (en)
Inventor
William S Greenlee
エス.グリーンリー ウイリアム
Philip L Kinson
エル.キンソン フイリツプ
Murali Rajagopalan
ラジヤゴパラン ムラリ
Sally Ann Kline
アン クライン サリー
Charles A Daniels
エー.ダニエルズ チヤールズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodrich Corp
Original Assignee
BF Goodrich Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BF Goodrich Corp filed Critical BF Goodrich Corp
Publication of JPH05140394A publication Critical patent/JPH05140394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L27/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L27/02Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L27/04Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing chlorine atoms
    • C08L27/06Homopolymers or copolymers of vinyl chloride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された特性を有するポリ塩化ビニルのブ
レンドを提供する。 【構成】 ASTM-D1243により測定し0.20〜約1.0 のイン
ヘレント粘度を有する第一の未架橋ポリ塩化ビニルポリ
マー(PVC)、混合したポリ塩化ビニル100 重量部あ
たり0.1 〜20重量部(phr) の、0.6 〜1.9 のインヘレン
ト粘度を有する第二の未架橋ポリ塩化ビニルポリマー、
高分子耐衝撃性改良剤、及び0〜10phr の可塑剤を含
み、前記第二のポリ塩化ビニルが、前記第一のポリ塩化
ビニルのインヘレント粘度より0.2 〜1.0 インヘレント
粘度ユニット高い(ΔI.V.)硬質ブレンド組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、硬質及び半硬質ポリ塩化ビニル
のブレンドに関する。詳細には、特に電気器具もしくは
オフィスオートメーション(AO)機械外被のような大
きなもしくは複雑な製品の射出成形に用いるための改良
された特性を有するブレンドに関する。
【0002】例えば0A用途における高性能エンジニア
リング熱可塑性樹脂及び金属にかわる熱可塑性ビニルを
ベースとする技術が盛んになっている。これは押出に関
連するPVC分野に関する従来の用途とは離れている。
PVCは限られた動的熱安定性及び高い溶融粘度につい
て公知である。樹脂品質及び化合物配合における改良の
結果として、これら及び他の制限を克服することに関す
る改良された単相PVC配合物が、前記電気器具及びオ
フィスオートメーション(OA)ビジネス機械外被マー
ケットを含む種々の最終用途マーケット用の受注射出成
形化合物(CIM)に製造されている。
【0003】特に、加熱撓み温度を保つもしくは望まし
くは改良しかつ高い溶融流れ及び低い溶融粘度のPVC
化合物を提供することに対し関心が持たれている。これ
は価値の高い、より結晶質のエンジニアリングプラスチ
ックの特徴である工業上有効な特性の組合せである。米
国特許第 4,339,554号、4,458,046 号、及び4,469,845
号はスチレンとマレイミドのコポリマーを含むPVCポ
リブレンドを記載している。これらの開示は、高いHD
Tを得るためのPVC樹脂と混合した無水マレイン酸の
イミド誘導体とスチレンの種々のコポリマーに関する。
米国特許第4,469,844 号及び4,469,845 号において耐衝
撃性改良剤が示唆されており、グラフトゴム改質塩化ビ
ニル樹脂の改良されたポリブレンドが記載されている。
このポリブレンドは所望によりABS、MBS、もしく
は未グラフトゴムを含み、塩化ビニル樹脂よりも高い軟
化温度を示す。
【0004】米国特許第 4,595,727号は、10〜90重量%
のポリグルタルイミド及び90〜10重量%のゴム改質PV
Cを含む、ゴム改質PVCとのメタクリレート誘導イミ
ドブレンドを教示している。このポリグルタルイミド
は、アクリルポリマー、特にポリメチルメタクリレート
又はメチルメタクリレートと少量のエチレン系不飽和コ
モノマーとのコポリマーをアンモニアもしくはアルキル
アミンのようなアミノ化剤と反応させることにより製造
される。ゴム改質塩化ビニル樹脂は、樹脂の重量を基準
として2〜50パーセントのゴムの存在下で塩化ビニルを
重合し、グラフトコポリマーを形成することにより製造
される。
【0005】公開出願番号56-159243 号は、高い加熱撓
み温度を示すグルタルイミドポリマーのブレンドを記載
しているが、これは溶融流れが低下することも示してい
る。AO射出成形PVCベース化合物に対し、高い溶融
流量が望ましい。公開出願番号 2-142845 号は、ポリオ
レフィンもしくはポリスチレンジブロックとメタクリレ
ート、PVC、ε−カプロラクトン、EVA、SMA等
を含むPVC/グルタルイミドブレンド用の改良された
溶融流れ成分を提供している。このジブロックの好まし
い量は0.5 〜10重量部である。グルタルイミドは5〜50
部存在する。
【0006】粒状PVC樹脂の直接改質を目的とする方
法は、低いI.V.、高いガラス転移温度の改良剤により処
理されたPVCに関する米国特許第 4,814,387号にみら
れる。この処理方法は、分子量改質量の連鎖移動剤と組
み合わせた高いガラス転移温度組成物のPVC樹脂上で
の過重合である。この過重合成分は、スチレン及びその
誘導体、ビニルニトリル、メタクリレート、マレイミド
より選ばれる重合したモノマーからなり、好ましい成分
はα−メチルスチレンとアクリロニトリルのコポリマー
からなる。
【0007】単相形態CPVC組成物は米国特許第 4,8
47,331号に開示されており、ここで約60〜66重量%の塩
素含量を有するCPVCのブレンドが、ブレンドの80重
量%以下含むポリメチルメタクリレートと混合されてい
る。特定の塩素含量範囲内において、この組成物は均一
な、実質的に単一の相挙動を示し、CPVC及びポリメ
チルメタクリレートは実質的に又は完全に混和性であ
る。得られる混合した物質は高温および耐久性を示し、
230 ℃の温度まで均一のままである。CPVCは通常匹
敵する分子量のPVCよりもかなり高い溶融粘度を示
す。これは63〜67%の有効な塩素レベルでの低い溶融流
れの結果であり、この樹脂は高い連続使用温度のため開
発された。
【0008】PVC/ポリカーボネート/ABSのブレ
ンドは米国特許第 3,882,192号に開示されている。特に
好ましいブレンドは各成分を30〜50部含む。好ましい製
造方法は、まずPVCとABSを混合し、次いでこのブ
レンドをポリカーボネートと混合することである。衝撃
強さ及び加熱撓み温度は著しく高められた。
【0009】高溶融流れ剪断改質ポリプロピレンにより
改良された単相PVCは米国特許第4,665,118号に開示
されている。この開示は許容される衝撃強さの達成にお
いて開示されたポリオレフィンとPVCのブレンドに制
限がみられることを明らかにしていない。これが不相溶
性混合物であることは明らかである。ポリプロピレンは
通常、外潤滑作用において溶融抑制剤として働く。HD
Tに関し、そのようなブレンドはHDTをそれほど損な
わないが、それにもかかわらずかなりの量の耐衝撃性改
良剤が必要である。この改良剤の存在は溶融流れ及びH
DTを低下させ、これは望ましくない作用である。
【0010】米国特許第 4,267,084号は、多量の第一の
高分子量(I.V.)PVCと少量の低分子量PVCとのブレ
ンドを開示している。このブレンドは、低I.V.PVCが
メルカプタンもしくはジスルフィド化合物により改質さ
れていないブレンドに比べ改良された熱安定性を示すと
開示されている。開示された組成物は、1020〜1320の重
合度(DP)を有するPVCを70〜90重量部、及び130 〜約
580 のDPを有する低分子量PVCを30〜10重量部含む。
このブレンドにおいて、多量存在しそして連続相の特性
を左右するのは高I.V.PVCである。
【0011】特に射出成形用のPVC化合物を向上させ
ることを目的とする種々の方法により、溶融流れ、耐衝
撃性改良及びHDTの間の付随する相対関係は制限とし
てのこっている。適当な溶融流れ及び良好な耐衝撃性を
示し、それにより従来の耐衝撃性改良剤の必要が少ない
PVCブレンドを得ることが望ましい。低レベルの従来
の耐衝撃性改良剤により望ましいレベルの衝撃強さを達
成することは、溶融流量、溶融粘度、HDT、耐候性及
び動的熱安定性に対するこの改良剤の悪影響のため有利
である。
【0012】本発明の態様は、所望の特性改良の組合せ
を得るように2つの樹脂の間のインヘレント粘度の差
(ΔI.V.) の関係により選ばれた第一及び第二のPVC
の硬質ブレンドを提供することである。
【0013】本発明の他の態様は、このΔI.V.の関係を
ベースとして2つの樹脂を選ぶことにより達成される高
い溶融流れを示す第一及び第二のPVCのブレンドを提
供することである。
【0014】本発明のさらに他の態様において、このブ
レンドはTgを高める添加剤をさらに含み、特に射出成形
法に望ましい適当な溶融流れを示すことに加え高いアニ
ール加熱撓み温度を示す。この目的は少量の高いI.V.P
VCに対し低いI.V.を有する多量のPVCを含むブレン
ドにおいて達成され、このI.V.の差は以下に示す好まし
い範囲内にある。特に、この態様は、ASTM-D1243により
測定し、0.20〜2.0 のインヘレント粘度(I.V.)を有する
多量の第一のポリ塩化ビニルポリマー及び0.4〜2.5 の
インヘレント粘度を有する少量の第二のポリ塩化ビニル
ポリマーを含み、前記第二のポリ塩化ビニルのインヘレ
ント粘度が、少なくとも0.2 I.V.ユニット高く、好まし
くは約1.0 I.V.ユニット以下であり、ただし高I.V.PV
Cが総PVCの100 重量部あたり約20重量部を越えない
場合ΔI.V.は約1.0 〜2.0 にあるブレンド組成物におい
て達成される。驚くべきことに、この有利な効果は第二
のPVCが総PVCの100 重量部あたり約0.1〜約5重
量部存在する場合に起こる。
【0015】本発明において、ポリ塩化ビニルは、ポリ
塩化ビニルホモポリマー、塩化ビニルコポリマー、グラ
フトコポリマー、他のポリマー、例えば高加熱撓み温度
向上ポリマー、耐衝撃性強化剤、バリヤーポリマー、連
鎖移動剤、安定剤、可塑剤もしくは流れ改良剤の存在下
重合されたハロゲン化ビニルポリマーを含む。例えば、
改良の組合せは、連鎖移動剤の存在下、低粘性、高ガラ
ス転移温度(Tg)向上剤を過重合することによりPVCポ
リマーによって得られる。そのような方法は、米国特許
第 4,814,387号に開示されている。他の方法において、
塩化ビニルは前記Tg向上剤の存在下で重合され、このTg
向上剤は塩化ビニル重合の前もしくは間に形成された。
【0016】選ばれたPVCが塩化ビニルコポリマーで
ある場合、塩化ビニルと共重合性であり当該分野におい
て公知であるモノマーを用いてよく、従って本発明の実
施は1種以上のコモノマーの選択を除外しない。そのよ
うなPVC用の共重合性モノマーは、オレフィン、ジオ
レフィン、アクリレートエステル、メタクリレートペス
テル、スチレン誘導体、アクリロニトリル、ビニルエス
テル、塩化ビニリデン、ビニルエーテルを含む。アリル
メタクリレート及びジアリルフタレートのような架橋性
コモノマーは存在しないことが好ましい。好ましいコモ
ノマーは、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン、イソブチレン及び
塩化ビニリデンを含む。最も好ましいコモノマーは、エ
チレン、プロピレン、1−ブテン及びイソブチレンであ
る。塩化ビニルと重合されるコモノマーの量は、当業者
に理解されているようにコモノマーの選択によって決ま
る。最も好ましくは、第一のポリ塩化ビニルポリマー並
びにそれと混合した第二のポリ塩化ビニルはポリ塩化ビ
ニルホモポリマー又は最も好ましいコモノマーとのコポ
リマーである。
【0017】本発明の特に重要な点は、第一及び第二の
PVC樹脂のI.V.である。各々は、以下の例に示す最大
特性を示すため特定の範囲内で選択すべきである。
【0018】インヘレント粘度は、ASTM D-1243 におい
て、樹脂の相対粘度の自然対数と粘度の測定に用いられ
る溶液の重量濃度との比と規定されている。ASTM D-124
3Hは30℃において100ml のシクロヘキサノン中0.2gサン
プルを用いている。これらの値はポリマーの重合度(JIS
K6721) 及び重量平均分子量に相関し、Plastics, 28,
p.98 (1963) に報告されている。好ましい第一のPVC
のI.V.は約0.2 〜約1.0 、より好ましくは約0.3 〜0.7
の範囲内で選ばれる。好ましい第二のPVCのI.V.は約
0.6 〜1.9 、より好ましくは0.8 〜1.6 、最も好ましく
は0.9 〜1.05の範囲内で選ばれる。
【0019】従来のPVC流れ向上剤、例えばα−メチ
ルスチレンポリマーもしくは高溶融流れポリプロピレン
は通常脆い。これらは化合物を強化せず、従って追加耐
衝撃性改良剤が必要である。本発明の方法は、好ましく
は相溶化剤もしくは耐衝撃性改良剤を必要とする不相溶
性流れ増加剤を用いず、少量の高いI.V,のPVCを用い
てPVCを改良することを含む。この方法は所望の特性
の組合せを提供する。特に、相対的に高い溶融流れPV
Cを、第一のPVCよりも高いI.V.を有する第二のPV
Cと混合した。これは溶融流れ速度を低下させたが、ブ
レンドの実際の加工を制限するほどではない。この溶融
流量の低下は、引張強さ、伸び及び衝撃強さの予想外の
改良を伴い、加熱撓み温度をそれほど損なうことなく達
成された。好ましいブレンドは、第一のPVCのI.V.よ
り少なくとも約0.2 高いI.V.を有する第二のPVCを少
量含み、ΔI.V.は好ましくは0.2 〜1.0 I.V.、より好ま
しくは0.3 〜1.0 、最も好ましくは0.35〜0.65であり、
混合されるPVCは常に高いI.V.を有する。この関係に
より、広範囲のI.V.が選択可能である。例えば、約0.3
〜約0.8 のI.V.を有する好ましい第一のPVCポリマー
が、高いI.V.を有する少量のPVCポリマーとのブレン
ドにおいて選ばれる。特定の第一のPVCに適した少量
のPVCのI.V.は、好ましくは第一のPVCのI.V.より
約0.2 〜約1.0 ユニット高い。第一のPVCが第二のP
VCのI.V.に対し好ましいI.V.を有する場合、好ましい
特性の組合せが達成される。約25インチ(63cm)未満のス
パイラル溶融流れにより示されるような、溶融流れが意
図する成形法に適当でない場合、所望の流れ向上添加剤
を用いてもよい。好ましい溶融向上添加剤は、α−メチ
ルスチレンポリマー及び低アクリロニトリル含有SAN
コポリマーである。溶融流れ向上剤の典型的使用レベル
は、PVCの合わせた重量の100 重量部あたり約0.2 〜
約20重量部である。好ましくは、そのような溶融流れ向
上剤のレベルは、ブレンドに適当な溶融流れを与えるよ
う好ましいPVCのI.V.範囲を選択することにより最小
にされる。
【0020】従来のPVC樹脂は、限定するものではな
いが、懸濁、塊、溶液、乳濁、分散及び微細懸濁法のよ
うな公知の重合法により製造される。本発明においてポ
リ塩化ビニルの好ましい従来の製造方法は、水性懸濁法
である。この懸濁法は、反応全体の間、反応媒体を攪拌
することを含む。水が重合媒体であり、約1:1〜1:
10の水に対するビニルモノマーの比が用いられる。好ま
しくは、1:1〜1:4の水に対するビニルモノマーの
比が用いられる。
【0021】本発明のブレンドにおいてスキンレス懸濁
PVC樹脂を用いてよい。本発明の好ましい実施態様
は、ブレンドの高いI.V.のPVCとしてスキンレス樹脂
を含む。スキンレスPVC樹脂の製造方法は、米国特許
第 4,711,908号に開示されている。高いI.V.のスキンレ
ス樹脂は優れた脆砕性を有する。
【0022】第一及び第二のPVC樹脂の特定のインヘ
レント粘度は、通常重合温度を調節することにより及び
/又は連鎖移動剤の使用により、各前記樹脂の重合の間
調節される。
【0023】好ましいΔI.V.範囲内において、PVC1
及びPVC2の重量比を変えることにより他の組成物が
考えられる。通常、高いI.V.のPVCはブレンド中の合
わせたPVCの100 重量部あたり0.1 〜約49重量部、好
ましくは0.1 〜20重量部、より好ましくは0.1 〜10重量
部、最も好ましくは1.0 〜5重量部の量存在する。
【0024】高いI.V.のPVC成分の用いられる量は、
所望の特性の改良を達成し、同時に加熱撓み温度が犠牲
とならない量である。溶融流れはそれほど犠牲となら
ず、望ましくはこのブレンドが改良された強度、耐衝撃
性、HDT、及び溶融粘度の最適なバランスを示すほど
高いままである。さらに、従来の耐衝撃性改良剤が通常
溶融流れ抑制剤として作用するので、本発明のブレンド
に必要な低レベルの耐衝撃性改良剤により、溶融流れの
相対的増加が達成される。
【0025】PVC1/PVC2ブレンドは公知の種々
の滑剤及び安定剤を有効量、好ましくは0.5 〜約15重量
部含んでよい。例えば、酸化ポリエチレン、ポリプロピ
レン、パラフィンワックス、脂肪酸のような種々の滑剤
を用いてよい。種々の有機錫、例えばジブチル錫、ジブ
チル錫-S-S'-ビス-(イソオクチルチオグリコレート)、
ジブチル錫ジラウレート、ジメチル錫ジイソオクチルチ
オグリコレートのような熱及びUV安定剤も用いてよ
い。第二の安定剤、例えばリン酸の金属塩又は種々のエ
ポキシ化油も含んでよい。塩の特定の例は、水溶性アル
カリ金属ホスフェート塩、二ナトリウム水素ホスフェー
ト、オルトホスフェート、例えば前記アルカリ金属のモ
ノ、ジ、及びトリオルトホスフェート、アルカリ金属ポ
リホスフェート、テトラポリホスフェート、及びメタホ
スフェート等を含む。第二の安定剤の典型的なレベル
は、PVC100 重量部あたり約0.1 〜約7.0 重量部であ
る。さらに、フェノール、BHT、BHA、種々のヒン
ダードフェノールのような抗酸化剤,及び安定化ベンゾ
フェノンのような種々の抑制剤も用いてよい。
【0026】高い衝撃値がしばしば望ましいので、追加
耐衝撃性改良剤を混入してよい。例えば、The Encyclop
edia of PVC 、2巻、12章、Marcel Dekker,Inc.に示さ
れているような種々の耐衝撃性改良剤を用いてよい。市
販入手可能な耐衝撃性改良剤の例は、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)ポリマー、塩素化ポ
リエチレン、アクリルゴムのグラフトコポリマー、種々
のポリ(エチレン−コ−ビニルアセテート)、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、メチルメ
チルアクリレート、ブタジエン、スチレンのグラフトコ
ポリマー(MBS)、アクリロニトリル、ブタジエン及
びスチレンのグラフトコポリマーを含む。これらの高分
子耐衝撃性改良剤は市販入手可能である。好ましい耐衝
撃性改良剤は、ABS、MBS、アクリルゴムのグラフ
トコポリマー及び塩素化ポリエチレンを含む。用いられ
る耐衝撃性改良剤の種類に係わらず、その量は、Izod衝
撃テスト(ASTM D256) により測定される所望の衝撃強さ
によって異なる。耐衝撃性改良剤のレベルは、前記PV
C1/PVC2ブレンドの100 重量部あたり約1〜約20
0 重量部、より好ましくは約5〜約50重量部、最も好ま
しくは、5〜20重量部である。従って、本発明のブレン
ドは100Nm/m 以上、望ましくは200Nm/m 以上、好ましく
は230Nm/m 以上のノッチ付きアイゾット値を達成するよ
う改良されている。
【0027】種々の充填剤、顔料及び強化材を、PVC
ブレンド100 重量部あたり約200 もしくは300 重量部の
量用いてよい。充填剤の例は、炭酸カルシウム、クレ
ー、シリカ、種々のシリケート、タルク、カーボンブラ
ック等を含む。強化材は、ガラス繊維、ポリマー繊維及
びセルロース繊維を含む。そのような充填剤は、通常合
わせたPVC樹脂100 重量部あたり約3〜約100 重量部
の量加えられる。種々の顔料の例は、二酸化チタン、カ
ーボンブラック等を含む。充填剤、顔料もしくは強化材
も混合してよい。
【0028】可塑剤も混入してよい。可塑剤の例は、Th
e Technology of Plasticizer, bySears and Darby, p.
893-1085, John Wiley and Sons, New York, 1982に示
されている。可塑剤は典型的にはHDT を低下させ、従っ
て好ましくは避けられ又は総PVCの100 重量部あたり
約10重量部未満の少量存在する。
【0029】溶融状態の化合物をその後、好適な溶融加
工装置で押出、又は射出成形してよい。塩化ビニルポリ
マーをHenschelミキサーのような高速ミキサー内で他の
添加剤と混合し、次いで押出機でペレットにもしくは直
接製品に加工してよい。通常、本発明の化合物の製造に
バンバリーミキサー、2軸ロールミル、ヘンシェルミキ
サー、リボンブレンダー、射出成形機等のような従来の
装置を用いてよい。
【0030】本発明の化合物を加熱及び圧力下、溶融し
てよい。次いで溶融した化合物を、射出成形、押出、圧
延、熱成形、圧縮成形等を含む種々の方法により加工
し、成形シート、トレー、ファン用の囲い、電気器具部
品及びカバー、コンセント、ビジネス機械囲い、パイ
プ、電気通信部品、自動車部品等を形成してよい。
【0031】本発明をさらに以下の例を参照し説明す
る。 例1〜11 表2Aの例は、0.68のI.V.有する第一の未架橋PVC(P
VC1)及び0.92のI.V.を有する第二の未架橋PVC
(PVC2)を用いた。第二のPVCの量は高分子耐衝
撃性改良材のレベルにより異なる。すべての部は重量部
(pbw) で表す。例1〜25において、3pbwの滑剤、2pbwの
錫安定剤及び2pbwのアクリル加工助剤も含まれた。
【0032】この成分を手で混合し、Banbury 内で溶融
した。溶融した化合物を2本ロールミルで粉砕した。化
合物を固め、標準試験片に射出成形した。インストロン
キャピラリー流動計を用い149sec-1において低剪断粘度
を測定した。室温及び−40℃においてノッチ付き銅ケー
ス(N) 及び非ノッチ付き(UN)試験片についてアイゾット
衝撃テストを行った。成形試験片のテストは表1の方法
により行った。 表1 方法 単位 アニール加熱撓み温度 ASTM D648 ℃ アイゾット耐衝撃性 ASTM D250 J/M スパイラル成形流れ 以下参照 インチ
【0033】スパイラル成形流れは標準射出ショットの
長さの目安であり、固定断面ダイでの射出溶融流れを示
している。このテストは、与えられた樹脂化合物に対す
る射出成形ダイの大きさ及び形状の制限を示している。
このテストは、射出成形機に関連し用いられる限られた
断面を有する目盛り付きスパイラル流れ金型を用いる。
通常、金型温度は20〜約75℃にセットされ、射出溶融圧
力は一定である。15以上のL/Dのスクリューが用いら
れる。各化合物に対し、平均スパイラル流れ長さを測定
するため、少なくとも3回連続的にショットされる。P
VC化合物の相対熱安定性及び加工性のめやすは動的熱
安定性(DTS)(min)である。このテストはBrabender Plas
ti-corder のような装置を用いて選ばれた温度における
時間−トルクの関係を測定するものである。比較のため
用いられるこのテスト値はDTS時間である。DTS時
間は通常、計測トルクが最小値に低下するに必要な時間
と規定される。DTS時間はポリマー特性のみならず、
温度、サンプルサイズ、安定剤、滑剤、計測操作条件、
及び異なる化合物の間の比較のため調節される他の条件
によってきまる。
【0034】
【表1】
【0035】表2Bは、表2Aに示した成分を含む例の評価
より得られる特性を示している。例2〜5は、0.24ユニ
ットのΔI.V.(0.92-0.68) を有するPVC/PVCブレ
ンドを表しており、この例のすべてにおいて本発明の主
要な成分のPVC(PVC1)は低いI.V.を有する。例
2及び3は、PVC1よりも0.24ユニット高いI.V.を有
する少量のPVC2の混入により好ましい特性のバラン
スが得られることを示している。例2及び3は、PVC
2を含まない例C1及びC6よりも好ましい。例2及び3は
例C1及びC6におけるように8部もしくは13部の耐衝撃性
改良剤のみにより衝撃強さを達成する。スパイラル流れ
は例2〜5においてC1と比べそれほど低下しない。例1
と同レベルの高分子耐衝撃性改良剤及び5部のPVC2
を有する例3が、衝撃強さ、HDT、Vicat B 、スパイ
ラル流れ、及びDTS時間の組合せを達成することは予
想外である。例5は20部のPVC2の混入により衝撃特
性、HDT、低剪断粘度、スパイラル流れ及びDTS時
間の損失を示しており、あまり望ましくない。
【0036】
【表2】
【0037】表3A及び3Bは、ΔI.V.が0.92ユニット(1.6
0-0.68) であるPVC/PVCブレンドを示している。
1.6 のI.V.を有するPVC2を1重量部含む例8の組成
物は、衝撃強さ、低剪断粘度、スパイラル流れ、Vicat
B 及びDTS時間の望ましい組合せを与えた。予想外な
ことに、例12における20重量部のPVC2において、望
ましくない特性の組合せが見られ、特に、低剪断粘度の
上昇はこの組成物の加工を困難にする。
【0038】
【表3】
【0039】表4A及び4Bは、0.46ユニットのΔI.V.を有
するPVC/PVCブレンドを示している。1重量部の
PVC2を用いる例14において室温及び−40℃において
ノッチ付きアイゾット衝撃強さの増加が起こった。耐衝
撃性は通常例13〜18において上昇する傾向にある
が、スパイラル流れは10重量部のPVC2までそれほど
低下しない。さらに、低剪断粘度はさほど上昇せず、ま
たDTS時間もさほど低下しない。この特性の変化はC1
3 、C19 及びC20 に比較し好ましい。
【0040】
【表4】
【0041】表5A及び5Bは、PVC1のI.V.が0.46であ
り、1.14ユニットのΔI.V.を有するPVC/PVCブレ
ンドである例C19 〜25を表している。例21〜25はPVC
2成分を有さないC13 より好ましい。通常、例21〜25の
耐衝撃性はC13 及びC19 に匹敵する。スパイラル流れ、
Vicat B 及びHDTは殆ど影響を受けていない。1.6の
I.V.を有するPVC2を1、3及び5重量部有する例21
〜23は、等レベルの高分子耐衝撃性改良剤を有するC13
並びに高レベルの高分子耐衝撃性改良剤を有するC19 に
匹敵する耐衝撃性を示す。スパイラル流れ、Vicat B 及
びDTS時間は低下せず、ある場合には改良されてい
る。ブレンドのΔI.V.が約1.0 〜約2.0 にある場合、P
VC2の量は合わせたPVCの100 重量部あたり約20重
量部を越えず、最も好ましくは10重量部を越えない。
【0042】Tg向上剤とのブレンド 以下の例はさらにTg向上剤を含む組成物を示す。好適な
そのような添加剤がPVC/PVCブレンドに添加さ
れ、ブレンドのTgが高められる。成分の混和性によって
1つの高いTg又は2つのTgが示される。このTg向上剤
は、PVC1/PVC2の合わせた重量の100 重量部あ
たり1〜400 重量部の量混入され、好ましくはこのTg向
上剤は、PVCの合わせた重量の100 重量部あたり20〜
約300 重量部存在する。Tg向上剤の例は、α−メチルス
チレン及びその誘導体又はイミド誘導体を含むポリマー
であり、コポリマー、ターポリマー及びテトラポリマー
を含む。ブロックもしくはグラフトポリマーも含まれ
る。特定の好ましい例は、α−メチルスチレン−アクリ
ロニトリルコポリマー、スチレン−α−メチルスチレン
−アクリロニトリルターポリマー、イミド化ポリメチル
メタクリレート、ポリマーを含むイミド化無水マレイン
酸、イミドポリメチルメタクリレートコポリマー、スチ
レン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル及びN−
シクロヘキシルマレイミドのテトラポリマー、並びにス
チレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル及びN
−フェニルマレイミドのテトラポリマーを含む。組成物
の加熱撓み温度を高めるPVC−相溶性、好ましくは混
和性ポリマーが好適である。
【0043】例26〜47 ΔI.V.関係により選んだ第一及び第二のPVCを表6、
7及び8に示すTg向上剤と混合した。この組成物はさら
に2重量部の錫安定剤、2重量部のジブチルホスフィッ
ト、17重量部の耐衝撃性改良剤、3.5 部の滑剤及び1.8
部のマタクリレート加工助剤をも含む。ASTM-D2444によ
り種々の高さの衝撃テストを行った。200 °F(93℃) に
おいてオーブンたるみテストを行った。ここでは1時間
の加熱後たるみ撓みをミリメーターで記録した。
【0044】
【表5】
【0045】表6に示すように、例28〜30の好ましいブ
レンドは、PVC2を含まない例C26 に比べ落槍衝撃強
さの増加を示している。同時に、Tg向上剤の存在のた
め、オーブンたるみはこれらの例において低下し、これ
は望ましい。
【0046】
【表6】
【0047】他のTg向上剤を用いる表7に示すように、
落槍衝撃強さは例C31 に比較して例32〜34において改良
され、ある場合には例33及び35に示すようにオーブンた
るみも低下した。通常、第一のちょり高いI.V.を有する
少量の第二のPVCの混入は、Tg改良剤と組み合わせて
たるみ耐性を低下させない。
【0048】
【表7】
【0049】表8は、異なるTg向上剤を用いる同様の効
果を示す。例43〜47において、落槍衝撃強さは増加し、
オーブンたるみはTg向上剤の量に比例し改良された。例
45はたるみがない、Tg向上剤を含む組成物の好ましい実
施態様を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 55/02 LME 7142−4J (72)発明者 フイリツプ エル.キンソン アメリカ合衆国,オハイオ 44141,ブレ ツクスビル,ログ キヤビン コート 10245 (72)発明者 ムラリ ラジヤゴパラン アメリカ合衆国,オハイオ 44012,エイ ボン レイク,エレクトリツク ブールバ ード 33803 (72)発明者 サリー アン クライン アメリカ合衆国,オハイオ 44145,ウエ ストレイク,スリーピー ホーロウ ドラ イブ 26960 (72)発明者 チヤールズ エー.ダニエルズ アメリカ合衆国,オハイオ 44012,エイ ボン レイク,サンセツト ブールバード 242

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ASTM-D1243により測定し0.20〜約1.0 の
    インヘレント粘度を有する第一の未架橋ポリ塩化ビニル
    ポリマー(PVC)、 混合したポリ塩化ビニル100 重量部あたり0.1 〜20重量
    部(phr) の、0.6 〜1.9 のインヘレント粘度を有する第
    二の未架橋ポリ塩化ビニルポリマー、 高分子耐衝撃性改良剤、及び0〜10phr の可塑剤を含
    み、前記第二のポリ塩化ビニルが、前記第一のポリ塩化
    ビニルのインヘレント粘度より0.2 〜1.0 インヘレント
    粘度ユニット(ΔI.V.)高い硬質ブレンド組成物。
  2. 【請求項2】 前記第二のポリ塩化ビニルのインヘレン
    ト粘度が前記第一のポリ塩化ビニルのインヘレント粘度
    より0.35〜0.65ユニット高く、前記第二のポリ塩化ビニ
    ルのインヘレント粘度が0.9 〜1.05である、請求項1記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記高分子耐衝撃性改良剤が1〜200phr
    存在し、さらにPVC用のTgを高める添加剤を含む、請
    求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記高分子耐衝撃性改良剤が30〜200phr
    存在し、前記Tgを高める添加剤が100 〜400phr存在しか
    つスチレン−α−メチルスチレン−アクリロニトリルタ
    ーポリマー、α−メチルスチレン−アクリロニトリルの
    コポリマー、α−メチルスチレン−メチルメタクリレー
    ト−アクリロニトリルのターポリマー、α−メチルスチ
    レン−スチレン−アクリロニトリルのターポリマー、イ
    ミド化ポリメチルメタクリレート、スチレン−α−メチ
    ルスチレン−アクリロニトリル−N−シクロヘキシルマ
    レイミドのターポリマー、及びスチレン−α−メチルス
    チレン−アクリロニトリル−N−フェニルマレイミドの
    ターポリマーからなる群より選ばれる、請求項1記載の
    組成物。
  5. 【請求項5】 約80〜99重量部の、ASTM-D1243により測
    定し0.20〜約1.0 のインヘレント粘度を有する第一の未
    架橋ポリ塩化ビニルポリマー(PVC)、 0.2 〜20重量部の、0.6 〜1.9 のインヘレント粘度を有
    する第二の未架橋ポリ塩化ビニルポリマー、 0〜10重量部の、可塑剤、 少なくとも1種の安定剤、及び少なくとも1種の高分子
    耐衝撃性改良剤を含み、前記第二のポリ塩化ビニルのイ
    ンヘレント粘度が、前記第一のポリ塩化ビニルのインヘ
    レント粘度より0.2 〜1.0 インヘレント粘度ユニット高
    い硬質製品。
  6. 【請求項6】 耐衝撃性、加熱撓み温度、溶融粘度及び
    溶融流量の改良されたバランスを有するPVC化合物を
    得る方法であって、 高分子耐衝撃性改良剤、第一のポリ塩化ビニル及び第二
    のポリ塩化ビニルを混合し化合物を形成し、ここで前記
    第一のポリ塩化ビニルポリマーはASTM-D1243により測定
    し0.20〜1.0 のインヘレント粘度を有し、前記第二のポ
    リ塩化ビニルポリマーは0.8 〜1.6 のインヘレント粘度
    を有し、前記第二のポリ塩化ビニルのインヘレント粘度
    は前記第一のポリ塩化ビニルのインヘレント粘度より0.
    2 〜1.0インヘレント粘度ユニット高く、 前記化合物を加熱及び圧力下で溶融することの工程を含
    む方法。
JP4116062A 1991-05-09 1992-05-08 改良されたポリ塩化ビニルブレンド Pending JPH05140394A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/698,018 US5143975A (en) 1991-05-09 1991-05-09 Polyvinyl chloride blends
US698018 1991-05-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05140394A true JPH05140394A (ja) 1993-06-08

Family

ID=24803576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4116062A Pending JPH05140394A (ja) 1991-05-09 1992-05-08 改良されたポリ塩化ビニルブレンド

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5143975A (ja)
EP (1) EP0512611A1 (ja)
JP (1) JPH05140394A (ja)
AU (1) AU1526492A (ja)
MX (1) MX9202128A (ja)
NO (1) NO921717L (ja)
TW (1) TW205056B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5191007A (en) * 1991-09-05 1993-03-02 Borden, Inc. PVC membrane for swimming pool liner
US6479162B1 (en) * 2000-09-29 2002-11-12 Cryovac, Inc. Vinylidene chloride polymer composition and film

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3555122A (en) * 1966-03-10 1971-01-12 Grace W R & Co Mixture of a suspension resin of vinyl chloride and an organosol resin of vinyl chloride
AT268659B (de) * 1966-10-21 1969-02-25 Semperit Ag Verfahren zur Herstellung von Körpern aus thermoplastischen Kunststoffen mit matter Oberfläche
US3711576A (en) * 1967-09-01 1973-01-16 Stauffer Chemical Co Polymercaptan modified vinyl halide polymers and blends thereof with vinyl halide polymer
US3696956A (en) * 1968-05-16 1972-10-10 Grace W R & Co Container closure gasket made from a novel plastisol composition
US3660320A (en) * 1969-06-03 1972-05-02 Flintkote Co Dry blend polyvinyl chloride foam-forming composition and method
JPS4911259B1 (ja) * 1970-06-04 1974-03-15
JPS5142138B1 (ja) * 1970-07-20 1976-11-13
JPS5548239A (en) * 1978-10-03 1980-04-05 Tokuyama Soda Co Ltd Polyvinyl chloride composition
JPS58201833A (ja) * 1982-05-20 1983-11-24 Dainippon Plastics Co Ltd ポリ塩化ビニル系樹脂組成物
JPS60223847A (ja) * 1984-04-23 1985-11-08 Mitsubishi Rayon Co Ltd 塩化ビニル系樹脂組成物
US4914154A (en) * 1984-08-24 1990-04-03 Wacker-Chemie Gmbh Novel matting agent and its use
AU622147B2 (en) * 1988-02-23 1992-04-02 Geon Company, The Rigid thermoplastic compositions capable of forming articles with matte surface

Also Published As

Publication number Publication date
EP0512611A1 (en) 1992-11-11
NO921717L (no) 1992-11-10
AU1526492A (en) 1992-11-12
US5143975A (en) 1992-09-01
NO921717D0 (no) 1992-04-30
TW205056B (ja) 1993-05-01
MX9202128A (es) 1993-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05132602A (ja) 塩素化pvcブレンド
EP0035341A2 (en) Blending of vinyl chloride polymer and glutarimide polymer
JP3338725B2 (ja) パイプ形成用後塩素化ポリ塩化ビニル配合物
CA1174784A (en) More readily dispersible elastomeric impact modifiers for rigid matrix polymers
EP1658317B1 (en) Acrylic copolymer composition, method for preparing acrylic copolymer, and vinyl chloride resin composition containing the acrylic copolymer
EP0008859B1 (en) Fire retardant blend of interpolymer composition, chlorinated vinyl chloride polymer and vinyl chloride polymer
US4373051A (en) Polyvinyl chloride containing vinyl acetate-ethylene copolymer as impact strength modifier
US5210140A (en) Polyvinyl chloride blends
EP0850740A1 (en) Impact-modified poly(vinyl chloride) exhibiting improved low-temperature fusion
JPH05140394A (ja) 改良されたポリ塩化ビニルブレンド
JP3190227B2 (ja) 異形押出成形品
US4141936A (en) High impact strength polymer triblends
EP0452971B1 (en) Modified nonflammable resin composition
JPH11181206A (ja) 塩素化塩化ビニル系樹脂組成物
JPH08113685A (ja) 耐熱性塩化ビニル系樹脂組成物
US4349642A (en) Ultraviolet radiation and impact resistant thermoplastic blends
JPH07278237A (ja) 熱可塑性樹脂用滑剤及びそれを含む熱可塑性樹脂組成物
JPH06240086A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法
JPH05186650A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
CA2067399A1 (en) Polyvinyl chloride blends
JP2021195531A (ja) スチレン系樹脂組成物
JPH07103285B2 (ja) 改良された加工助剤組成物
JPS6156243B2 (ja)
JPH0337255A (ja) 熱可塑性樹脂用滑剤およびそれを含む熱可塑性樹脂組成物
JPH0820695A (ja) 熱可塑性樹脂組成物