JPH02215744A - 安息香酸誘導体およびその製造方法 - Google Patents
安息香酸誘導体およびその製造方法Info
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- JPH02215744A JPH02215744A JP1033531A JP3353189A JPH02215744A JP H02215744 A JPH02215744 A JP H02215744A JP 1033531 A JP1033531 A JP 1033531A JP 3353189 A JP3353189 A JP 3353189A JP H02215744 A JPH02215744 A JP H02215744A
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- JP
- Japan
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- acid
- benzoic acid
- formula
- diazonium salt
- acid derivatives
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-
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明は新規な安息香酸誘導体およびその製造方法に関
する。さらに詳しくは本発明は、たとえば含フツ素ピリ
ドンカルボン酸系の合成抗菌剤あるいは医薬品等の合成
のための中間原料として有用性の高い安息香酸誘導体お
よびその製造方法に関する。
する。さらに詳しくは本発明は、たとえば含フツ素ピリ
ドンカルボン酸系の合成抗菌剤あるいは医薬品等の合成
のための中間原料として有用性の高い安息香酸誘導体お
よびその製造方法に関する。
発明の技術的背景ならびにその問題点
含フツ素ピリドンカルボン酸系の合成抗菌剤は、フッ素
原子の置換位置および数、並びにこのフッ素原子をさら
に他の置換基で置換することにより薬効が異なるため、
近年、このような含フツ素ピリドンカルボン酸系の合成
抗菌剤が注目を集めている。
原子の置換位置および数、並びにこのフッ素原子をさら
に他の置換基で置換することにより薬効が異なるため、
近年、このような含フツ素ピリドンカルボン酸系の合成
抗菌剤が注目を集めている。
このような含フツ素ピリドンカルボン酸系の合成抗菌剤
のうち、テマフロキサシン等についてはを利な工業的製
造方法の開発が強く望まれている。
のうち、テマフロキサシン等についてはを利な工業的製
造方法の開発が強く望まれている。
また、各種の含フツ素ピリドンカルボン酸系の医薬品や
他の農薬の合成中間体として有用な新規化合物も求めら
れている。
他の農薬の合成中間体として有用な新規化合物も求めら
れている。
こうした中で本発明者らは、テマフロキサシン等の合成
中間体となることができる新規な2−ハロゲノ−4,5
−ジフルオロ安息香酸を見出すことができた。
中間体となることができる新規な2−ハロゲノ−4,5
−ジフルオロ安息香酸を見出すことができた。
発明の目的
本発明は上記のような従来技術に伴なう問題点を解決し
ようとするものであって、新規な安息香酸誘導体および
その製造方法を提供することを目的としている。
ようとするものであって、新規な安息香酸誘導体および
その製造方法を提供することを目的としている。
さらに詳しくは、本発明は、医薬品、農薬、および工業
薬品等の中間体として極めて有用性の高い安息香酸誘導
体およびその製造方法を提供することを目的としている
。
薬品等の中間体として極めて有用性の高い安息香酸誘導
体およびその製造方法を提供することを目的としている
。
また、本発明は、特に含フツ素ピリドンカルボン酸系抗
菌剤の中間原料として特に有効に使用することができる
安息香酸誘導体およびその製造方法を提供することを目
的としている。
菌剤の中間原料として特に有効に使用することができる
安息香酸誘導体およびその製造方法を提供することを目
的としている。
発明の概要
本発明に係る安息香酸誘導体は、次式で表わされる2−
ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸である。
ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸である。
(式中、Xは塩素原子または臭素原子を示す。)さらに
上記式で表される安息香酸誘導体は4□5−ジフルオロ
アントラニル酸に強酸と亜硝酸ナトリウムとを反応させ
、対応するジアゾニウム塩を生成させ、次いで該ジアゾ
ニウム塩を式CuX(式中のXは前記のとおりである。
上記式で表される安息香酸誘導体は4□5−ジフルオロ
アントラニル酸に強酸と亜硝酸ナトリウムとを反応させ
、対応するジアゾニウム塩を生成させ、次いで該ジアゾ
ニウム塩を式CuX(式中のXは前記のとおりである。
)で表わされる化合物(以下、ハロゲン化第一銅という
。)を用いて分解することによって製造することができ
る。
。)を用いて分解することによって製造することができ
る。
発明の詳細な説明
次に本発明に係る安息香酸誘導体およびその製造方法に
ついて具体的に説明する。
ついて具体的に説明する。
本発明に係る安息香酸誘導体は文献未記載の新規化合物
であり、次式で表わすことができる。
であり、次式で表わすことができる。
(式中、Xは塩素原子または臭素原子を示す。)上記の
安息香酸誘導体である2−クロロ体および2−ブロモ体
は各々1.0(i’c、 121〜2℃の融点を有し
、昇華性を示す。
安息香酸誘導体である2−クロロ体および2−ブロモ体
は各々1.0(i’c、 121〜2℃の融点を有し
、昇華性を示す。
第1図にこの2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸
のマススペクトルのチャートを示す。
のマススペクトルのチャートを示す。
また、¥S2図および第3図に上記2−クロロ体および
2−ブロモ体の各々の臭化カリウム錠剤法で測定した赤
外吸収スペクトルのチャートを示す。
2−ブロモ体の各々の臭化カリウム錠剤法で測定した赤
外吸収スペクトルのチャートを示す。
以上のマススペクトル、赤外吸収スペクトルおよび後述
するNMRスペクトル等(数値はいずれについても実施
例の中で示す、)から本発明に係る安息香酸誘導体であ
る2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸および2−
ブロモ−4,5−ジフルオロ安息香酸であることは明ら
かである。
するNMRスペクトル等(数値はいずれについても実施
例の中で示す、)から本発明に係る安息香酸誘導体であ
る2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸および2−
ブロモ−4,5−ジフルオロ安息香酸であることは明ら
かである。
このような安息香酸誘導体は4,5−ジフルオロアント
ラニル酸に強酸と亜硝酸ナトリウムとを反応させ、対応
するジアゾニウム塩を過剰の塩素イオンまたは臭素イオ
ンの存在下でハロゲン化第一銅を用いて分解することに
よって製造することができる。
ラニル酸に強酸と亜硝酸ナトリウムとを反応させ、対応
するジアゾニウム塩を過剰の塩素イオンまたは臭素イオ
ンの存在下でハロゲン化第一銅を用いて分解することに
よって製造することができる。
上記の製造方法で出発物質として使用される4、5−ジ
フルオロアントラニル酸は公知の方法で合成することが
できる。
フルオロアントラニル酸は公知の方法で合成することが
できる。
本製造方法で用いる強酸としては20%塩酸ないし濃塩
酸もしくは30%臭化水素酸ないし濃臭化水素酸または
上記の酸濃度に対応する酸濃度の硫酸が適当である。4
.5−ジフルオロ安息香酸1モルに対しての強酸の使用
量は好ましくは1g以上であり亜硝酸ナトリウムの使用
量は好ましくは1.00〜l、05モルである。上記の
強酸と4.5−ジフルオロアントラニル酸の懸濁液に、
適当量の水に溶解した亜硝酸ナトリウムの水溶液を加え
ることによって対応するジアゾニウム塩が得られる。こ
の水の量は亜硝酸ナトリウムに対して約7重量倍が好ま
しい。反応温度は好ましくは0℃ないし5℃である。
酸もしくは30%臭化水素酸ないし濃臭化水素酸または
上記の酸濃度に対応する酸濃度の硫酸が適当である。4
.5−ジフルオロ安息香酸1モルに対しての強酸の使用
量は好ましくは1g以上であり亜硝酸ナトリウムの使用
量は好ましくは1.00〜l、05モルである。上記の
強酸と4.5−ジフルオロアントラニル酸の懸濁液に、
適当量の水に溶解した亜硝酸ナトリウムの水溶液を加え
ることによって対応するジアゾニウム塩が得られる。こ
の水の量は亜硝酸ナトリウムに対して約7重量倍が好ま
しい。反応温度は好ましくは0℃ないし5℃である。
次いで、上記により生成したジアゾニウム塩をハロゲン
化第一銅を用いて分解する。ハロゲン化第一銅は4,5
−ジフルオロアントラニル酸に対して1.00〜1.3
0、好ましくは1.10〜1.20倍モル使用される。
化第一銅を用いて分解する。ハロゲン化第一銅は4,5
−ジフルオロアントラニル酸に対して1.00〜1.3
0、好ましくは1.10〜1.20倍モル使用される。
この場合、ハロゲン化第一銅のノ10ゲンに対応する4
、5−ジフルオロアントラニル酸に対して4〜5倍モル
のハロゲン化ナトリウムおよび少量のハロゲン化水素酸
、さらに4.5−ジフルオロアントラニル酸の0,1〜
0.2倍モルの亜硫酸ナトリウムをハロゲン化第一銅に
加えておくことが好ましい。ジアゾニウム塩の分解反応
の温度は0℃ないし30℃、好ましくは0℃ないし5℃
である。
、5−ジフルオロアントラニル酸に対して4〜5倍モル
のハロゲン化ナトリウムおよび少量のハロゲン化水素酸
、さらに4.5−ジフルオロアントラニル酸の0,1〜
0.2倍モルの亜硫酸ナトリウムをハロゲン化第一銅に
加えておくことが好ましい。ジアゾニウム塩の分解反応
の温度は0℃ないし30℃、好ましくは0℃ないし5℃
である。
後処理は常法により行なうが、沈殿の手取および消液の
溶媒抽出によって行ない、本発明の安息香酸誘導体の粗
結晶を得る。さらに必要ならば、その粗結晶を乾燥後水
で再結晶することによって精製することができる。
溶媒抽出によって行ない、本発明の安息香酸誘導体の粗
結晶を得る。さらに必要ならば、その粗結晶を乾燥後水
で再結晶することによって精製することができる。
発明の効果
本発明に係る安息香酸誘導体からは、含フツ素ピリドン
カルボン酸系の合成抗菌剤であるテマフロキサシン等を
製造することができる。
カルボン酸系の合成抗菌剤であるテマフロキサシン等を
製造することができる。
実施例
次に本発明の実施例を示すが、本発明はこれら実施例に
よって限定されるものではない。
よって限定されるものではない。
実施例 1
2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸三つロフラス
コ中で4.5−ジフルオロアントラニル酸5、Ogを濃
塩酸50m1に懸濁した。この溶液に、亜硝酸ナトリウ
ム2.2gを水10m1に溶かし、水冷下、かきまぜな
がら滴下し、4,5−ジフルオロアントラニル酸のジア
ゾニウム塩溶液を調製した。
コ中で4.5−ジフルオロアントラニル酸5、Ogを濃
塩酸50m1に懸濁した。この溶液に、亜硝酸ナトリウ
ム2.2gを水10m1に溶かし、水冷下、かきまぜな
がら滴下し、4,5−ジフルオロアントラニル酸のジア
ゾニウム塩溶液を調製した。
方、塩化第一銅6.3gを濃塩酸50m1に溶かし食塩
6.7gと亜硫酸ナトリウム少量を加え、塩化第一銅溶
液を調製した。これに先のジアゾニウム塩溶液を水冷下
加えた。添加後、水冷下で1時間、室温で3時間かきま
ぜを続けた後、−夜室温放置後、析出した沈殿をン戸別
した。さらにか液を塩化メチレンで抽出し、得られた粗
結晶と上記の沈殿を合わせて風乾し粗生成物5.9gを
得た。さらに粗生成物を水から再結晶して針状結晶4.
1g−を得た(収率74%)。赤外吸収、NMR,マス
スペクトルおよび元素分析は次の通りであった。
6.7gと亜硫酸ナトリウム少量を加え、塩化第一銅溶
液を調製した。これに先のジアゾニウム塩溶液を水冷下
加えた。添加後、水冷下で1時間、室温で3時間かきま
ぜを続けた後、−夜室温放置後、析出した沈殿をン戸別
した。さらにか液を塩化メチレンで抽出し、得られた粗
結晶と上記の沈殿を合わせて風乾し粗生成物5.9gを
得た。さらに粗生成物を水から再結晶して針状結晶4.
1g−を得た(収率74%)。赤外吸収、NMR,マス
スペクトルおよび元素分析は次の通りであった。
I R、KB’ cm−’ :
aX
3080、28G0.2620.1710.1885.
1[ilo。
1[ilo。
1595、1500.1440.1410.1380.
1310゜1300、1280.120G、 1225
.1185.1115゜995 、935 、895
、865 、820 、780 。
1310゜1300、1280.120G、 1225
.1185.1115゜995 、935 、895
、865 、820 、780 。
760 、690 、870
IH−NMR(TMS/CDCjll 3)δ;7.4
1(IH,dd、J−9,77,6,84) 、 7.
93(dd、J−10,50,8,30Hz) 、 9
J4(LH,br、s)19F−NMR’(CF /C
DCl5)δ(ppll) :B 24.43(IP、ddd、J=21.48.9.77
.8JOHz) 。
1(IH,dd、J−9,77,6,84) 、 7.
93(dd、J−10,50,8,30Hz) 、 9
J4(LH,br、s)19F−NMR’(CF /C
DCl5)δ(ppll) :B 24.43(IP、ddd、J=21.48.9.77
.8JOHz) 。
34.85(lF、ddd、J”21.48.10.5
0.6.84Hz)MS (s/z): 194(M+2)、192(M” )、 177、 1
75(M−011)。
0.6.84Hz)MS (s/z): 194(M+2)、192(M” )、 177、 1
75(M−011)。
149(M−COOH) 、 147. 112.9
7元素分析 C 測定値 1.84 43.88% 計算値 1.57 43.67% 実施例 2 2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸亜硝酸ナトリ
ウム7.0gを水50m1に溶かし、水浴中で冷却して
おいた。4.5−ジフルオロアントラニル酸17.3.
を濃塩酸100m1に懸濁した混合物を氷水浴中で0〜
5℃に保ち、かきまぜながら、先の亜硝酸ナトリウム水
溶液を少量ずつ加えた。
7元素分析 C 測定値 1.84 43.88% 計算値 1.57 43.67% 実施例 2 2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸亜硝酸ナトリ
ウム7.0gを水50m1に溶かし、水浴中で冷却して
おいた。4.5−ジフルオロアントラニル酸17.3.
を濃塩酸100m1に懸濁した混合物を氷水浴中で0〜
5℃に保ち、かきまぜながら、先の亜硝酸ナトリウム水
溶液を少量ずつ加えた。
加え終ってから氷水浴中で6時間放置した。塩化第一銅
11.4g、塩化ナトリウム26g、亜硫酸ナトリウム
2.0gに水100m1を加え、さらに全体が溶解する
に必要な最少量の濃Pi駿を加えて塩化第一銅溶液を調
製した。6時間放置後のジアゾニウム塩溶液から不溶物
を炉別し、消液を先の塩化第一銅溶液に少量ずつ滴下し
た。ジアゾニウム塩溶液を加え終えた後、濃塩酸150
m1を加えた。−晩室温にて放置後、生成物をエチルエ
ーテルで抽出し、少量の水で洗滌し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去すると粗生成物17.8g
が結晶として得られた。(収率91%) 実施例 3 2−ブロモ−4,5−ジフルオロ安息香酸4.5−ジフ
ルオロアントラニル酸17.3gを47%臭化水素酸8
0m1に懸濁した液に、亜硝酸ナトリウム7.1gの水
53m1溶液を水冷下、0〜5℃に保ち、かきまぜなが
ら加えた。加え終ってから、ざらに氷水浴下で6時間放
置した。一方、臭化第一銅1f3.5g、臭化ナトリウ
ム50g1亜硫酸ナトリウム2.0gに水100m1を
加え、さらに全体が溶解するに必要な最少量の47%臭
化水素酸を加えて臭化第一銅溶液を調製した。この臭化
第一銅溶液に、先のジアゾニウム塩溶液を少量ずつ滴下
した。滴下後47%臭化水素酸130m1を加え、−晩
室温にて放置した。後処理は実施例2と同様に行ない粗
生成物21.8gが結晶として得られた。(収率92%
)粗生成物を水より再結晶し、融点121〜122℃の
目的物が白色針状結晶とし、て得られた。赤外吸収、N
MRおよび元素分析は次の通りであった。
11.4g、塩化ナトリウム26g、亜硫酸ナトリウム
2.0gに水100m1を加え、さらに全体が溶解する
に必要な最少量の濃Pi駿を加えて塩化第一銅溶液を調
製した。6時間放置後のジアゾニウム塩溶液から不溶物
を炉別し、消液を先の塩化第一銅溶液に少量ずつ滴下し
た。ジアゾニウム塩溶液を加え終えた後、濃塩酸150
m1を加えた。−晩室温にて放置後、生成物をエチルエ
ーテルで抽出し、少量の水で洗滌し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を留去すると粗生成物17.8g
が結晶として得られた。(収率91%) 実施例 3 2−ブロモ−4,5−ジフルオロ安息香酸4.5−ジフ
ルオロアントラニル酸17.3gを47%臭化水素酸8
0m1に懸濁した液に、亜硝酸ナトリウム7.1gの水
53m1溶液を水冷下、0〜5℃に保ち、かきまぜなが
ら加えた。加え終ってから、ざらに氷水浴下で6時間放
置した。一方、臭化第一銅1f3.5g、臭化ナトリウ
ム50g1亜硫酸ナトリウム2.0gに水100m1を
加え、さらに全体が溶解するに必要な最少量の47%臭
化水素酸を加えて臭化第一銅溶液を調製した。この臭化
第一銅溶液に、先のジアゾニウム塩溶液を少量ずつ滴下
した。滴下後47%臭化水素酸130m1を加え、−晩
室温にて放置した。後処理は実施例2と同様に行ない粗
生成物21.8gが結晶として得られた。(収率92%
)粗生成物を水より再結晶し、融点121〜122℃の
目的物が白色針状結晶とし、て得られた。赤外吸収、N
MRおよび元素分析は次の通りであった。
I R、KBr am−1゜
ax
3080、2930.2620. 1710.1680
.1810゜15g5.1500.1440.1410
.1370.1315゜1280、12B0.1225
. lJ、80.1110. 940゜900、 87
0. 810. 780. 765. 650’H−N
MR(TMS/CDCR3)δ(ppi) ニア、57
(LH,dd、J=9.52,7.0811z)、7.
93 (ill、dd。
.1810゜15g5.1500.1440.1410
.1370.1315゜1280、12B0.1225
. lJ、80.1110. 940゜900、 87
0. 810. 780. 765. 650’H−N
MR(TMS/CDCR3)δ(ppi) ニア、57
(LH,dd、J=9.52,7.0811z)、7.
93 (ill、dd。
J=10.50.84Otlz) 、9.06(LH,
br、s)’F−NMR(C6FB/CDC1) 3)
δ(ppm) :34.58<LP、ddd、ノー21
.24.9.52,8.3[IHz)。
br、s)’F−NMR(C6FB/CDC1) 3)
δ(ppm) :34.58<LP、ddd、ノー21
.24.9.52,8.3[IHz)。
25.12(IP、dddJ”21.24,10.49
,7.0811z)元素分析 C 測定値 1.11 35.38% 計算値 1.28 35.48%
,7.0811z)元素分析 C 測定値 1.11 35.38% 計算値 1.28 35.48%
第1図は、本発明に係る2−クロロ−4,5−ジフルオ
ロ安息香酸のマススペクトルのチャートである。 第2図および第3図は各々本発明に係る2−クロロ−4
,5−ジフルオロ安息香酸および2−ブロモ−4,5−
ジフルオロ安息香酸の赤外吸収スペクトルのチャートで
ある。
ロ安息香酸のマススペクトルのチャートである。 第2図および第3図は各々本発明に係る2−クロロ−4
,5−ジフルオロ安息香酸および2−ブロモ−4,5−
ジフルオロ安息香酸の赤外吸収スペクトルのチャートで
ある。
Claims (2)
- (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは塩素原子または臭素原子を示す。)で表わ
される安息香酸誘導体。 - (2)4,5−ジフルオロアントラニル酸に強酸と亜硝
酸ナトリウムとを反応させ、対応するジアゾニウム塩を
生成させ、次いで該ジアゾニウム塩を式CuX(式中、
Xは塩素原子または臭素原子を示す。)で表わされるハ
ロゲン化第一銅を用いて分解することを特徴とする一般
式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは塩素原子または臭素原子を示す。)で表わ
される安息香酸誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1033531A JPH02215744A (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 安息香酸誘導体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1033531A JPH02215744A (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 安息香酸誘導体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02215744A true JPH02215744A (ja) | 1990-08-28 |
Family
ID=12389131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1033531A Pending JPH02215744A (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 安息香酸誘導体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02215744A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62108839A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-20 | Asahi Glass Co Ltd | 3−フルオロ安息香酸類の製造方法 |
| JPS6388157A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-19 | バイエル・アクチエンゲゼルシャフト | 安息香酸誘導体類の製造方法 |
-
1989
- 1989-02-15 JP JP1033531A patent/JPH02215744A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62108839A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-20 | Asahi Glass Co Ltd | 3−フルオロ安息香酸類の製造方法 |
| JPS6388157A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-19 | バイエル・アクチエンゲゼルシャフト | 安息香酸誘導体類の製造方法 |
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