JPH02215206A - 高次逓倍器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高次の逓倍器に関するものである。

従来の技術 第２図に、従来の一般的な高次逓倍器のブロック図を示
す。入力端子５に入力される信号ｆｉＮはローパスフィ
ルタ２を介して高次逓倍器７で逓倍され、その高次成分
の出力周波数に同調したバンドパスフィルタ４を介して
高次逓倍出力が出力端子６より取出される。

ローパスフィルタ２は、入力の基本波成分のみ通過させ
、他の成分を高次逓倍器へ全反射させるためにあり、又
バンドパスフィルタ４は高次出力成分のみ通過させ、他
の成分を高次逓倍器へ全反射させるためのものである。

発明が解決しようとする課題 従来のような高次逓倍器では、逓倍部を例えば、ステッ
プ・リカバリー・ダイオードなどを用いて構成するのが
一般的である。その場合、ステップ・リカバリー・ダイ
オードのコストが高いこと、高次逓倍器とローパスフィ
ルタ、高次逓倍器とバンドパスフィルタとの各々の間の
整合回路が複雑であることなどの課題がある。

その他高次逓倍器として、低次（２次、３次など）の逓
倍器を継続接続する場合などでも、その段数が多くなる
ほどスプリアスやバラツキなど複雑な課題が増してくる
。

課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、入出力を５０Ωで整
合させた飽和動作の広帯域増幅器と、飽和動作の前置増
幅器と、入力周波数を通過するローパスフィルタと、出
力周波数を通過するバンドパスフィルタを具備し、前記
の前置増幅器の出力と前記広帯域増幅器の入力との間に
前記ローパスフィルタを、又前記広帯域増幅器の出力段
に前記バンドパスフィルタを接続するような構成として
いる。

作用 本発明は上記した構成により、入出力を５０Ωに整合さ
せた広帯域増幅器により逓倍器を構成し、飽和動作の前
置増幅器を前段に接続することにより、逓倍器とその前
後のフィルタとの整合が容易となり、入力レベル変動に
対して出力レベルが安定される。

実施例 第１図は、本発明による高次逓倍器の一実施例を示すブ
ロック図である。第２図と同様の作用をするものは同符
号をつけている。

第２図の従来例と異なる点は、高次逓倍器の部分を入出
力を５０Ω系で整合させた飽和動作の広帯域増幅器３に
より逓倍部を構成していること、および、人力段に飽和
動作の前置増幅器１を接続していることである。

例えば、入力周波数５０Ｍ）Ｉｚ、出力周波数３５０Ｍ
Ｈｚの７逓倍器について考える。前置増幅器１をバイポ
ーラトランジスタで、若干の温度特性の補正を行ない、
又広帯域増幅器３をバイポーラトランジスタで負帰還回
路構成で広帯域に入出力５０Ω整合をとり、入出力のフ
ィルタはＬＣ構成で設計すると、入力レベルＯ±５ｄＢ
で、出力レベルは、温度範囲一４０〜＋８５℃で一１２
±２ｄＢに納まるという結果を得ている。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によると次の
ような効果がある。

入出力を５０Ω系で整合させた飽和動作の広帯域増幅器
の入力側にローパスフィルタ、出力側にバンドパスフィ
ルタを接続して高次逓倍動作させ、ローパスフィルタの
前段に飽和動作させた前置増幅器を接続することにより
、入出力フィルタとの整合が容易となり（はぼ無調整）
、又入力レベル変動に対し、出力レベル変動が安定化さ
れるなど、簡単な構成で良好な高次逓倍器が実現できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による高次逓倍器の一実施例を示すブロ
ック図、第２図は従来例による高次逓倍器の一実施例を
示すブロック図である。 １・・・・・・前置増幅器、２・・・・・・ローパスフ
ィルタ、３・・・・・・広帯域増幅器、４・・・・・・
バンドパスフィルタ。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１２第　ｌＴＩ
！Ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入出力を５０Ω系で整合させた飽和動作の広帯域増幅器
   と、飽和動作の前置増幅器と、入力周波数を通過するロ
   ーパスフィルタと、出力周波数を通過するバンドパスフ
   ィルタを具備し、前記の前置増幅器の出力と前記広帯域
   増幅器の入力との間に前記ローパスフィルタを、又前記
   広帯域増幅器の出力段に前記バンドパスフィルタを接続
   することを特徴とする高次逓倍器。