JPH0221495Y2 - - Google Patents

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JPH0221495Y2
JPH0221495Y2 JP3394686U JP3394686U JPH0221495Y2 JP H0221495 Y2 JPH0221495 Y2 JP H0221495Y2 JP 3394686 U JP3394686 U JP 3394686U JP 3394686 U JP3394686 U JP 3394686U JP H0221495 Y2 JPH0221495 Y2 JP H0221495Y2
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reel
locking
protrusion
locking pawl
tip
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電気蚊取器等のコードをばね力にて
引込んで収容するコード巻取装置におけるリール
係止装置に関するものである。
従来の技術 従来、コードを任意の長さに引出してその位置
で係止させるリール係止装置にあつては、実公昭
57−23421号に示されたものがある。この従来例
のものは、係止爪の先端部は楔状になつていて、
突起との係合時に、その先端部が突起の段部にだ
け当接するようになつていた。
考案が解決しようとする問題点 上記従来のものにあつては、係止爪の先端部が
突起の段部に点的に当接係合されることになり、
係止爪からの力によつて突起が変形すると、係止
爪はその先端を支点にして引き出し可能の方向に
回動して突起との係合がはずれてしまうことがあ
つた。
問題点を解決するための手段及び作用 本考案は上記のことにかんがみなされたもの
で、係止爪と突起との係合時に、突起が少し位変
形しても係止爪が突起の段部からはずれることが
なく、強力な係止を行なうことができると共に、
突起の肉厚を薄くできるようにしたコード巻取装
置におけるリール係止装置を堤供しようとするも
ので、その講成は、リールを引き出し方向への回
転の後巻取り方向に回転させたときに係止爪の先
端の係止部が突起の段部に係合してリールの巻取
り方向への回転を係止し、この状態からわずかに
引き出し方向に回転したときに上記係止爪と突起
との係合がはずれてリールが巻取り方向へ自由に
回転するような関係にしたリール係止装置の上記
係止爪の先端形状を、この係止爪が突起の段部に
係合したときに、突起の段部と小径側の円弧面の
一部とに当接するカギ形に形成した構成となつて
おり、係合時の係合爪の先端は突起の小径側の円
弧面の一部にも当接される。
実施例 以下本考案に係るコード巻取装置におけるリー
ル係止装置を電気蚊取器に適用した実施例を図面
に基づいて説明する。
図中1は固定底、2はこの固定底1の上側に係
着される固定蓋、3は固定底1内に支軸4を支点
にして回転自在に支持されたリール、5はこのリ
ール3の上側に係着される回転蓋で、この回転蓋
5は上記固定蓋2の中央に設けた穴2aより上方
へ臨ませてある。リール3の上面中央部には発熱
体6が固着されており、また回転蓋5には上記発
熱体6に対応する薫蒸窓5aが設けてあり、この
薫蒸窓5aから殺虫剤を含浸させたマツトを上記
発熱体6の上に挿入するようになつている。
上記リール3の下面には胴部8が設けてあり、
この胴部8に一端が発熱体6に接続したコード9
が巻取られている。そしてこのコード9は固定蓋
1の側面に開口した出口10から巻取り渦の接線
方向に引き出されるようになつている。
上記リール3はゼンマイばね11にて上記コー
ド9を巻取る方向にばね付勢されている。リール
3は上側からみて反時計方向に回転することによ
りコード9が巻取られ、かつこれと同一方向にば
ね付勢されている。
リール3の上面で、かつ半径方向外側部に支軸
12が突設されており、この支軸12に係止爪1
3が回転自在に支持されている。一方固定底1の
内側隅部でかつリール3の周辺近くには上記係止
爪13が係止自在に係合する突起14が突設され
ている。
上記突起14にはリール3の半径方向内面に円
弧径が異なる2つの円弧面14a,14bが形成
されており両円弧面14a,14bの間が段部1
4cとなつている。この2つの円弧面14a,1
4bのうち、小径側の円弧面14aは上記リール
3の巻取り回転方向下流側に位置されている。
係止爪13には上記突起14の段部14cに、
リール3の巻取り方向への回転を阻止する方向に
係合するカギ形の係止部13aが設けてあり、こ
の係止部13aの先端の係止爪軸心からの寸法
は、係止爪軸心と上記突起14の大径側の円弧面
14bとを半径方向に一致させた状態での係止爪
軸心から大径側の円弧面14bまでの距離より長
くなつており、この先端が大径側の円弧面14b
に当接してリール3の巻取り方向に傾斜した状態
でその係止部13aが突起14の段部14cと小
径側の円弧面14aの一部に当接係合するように
なつている。
係止爪13のボス部側面には、係止爪13の回
動方向に波形に形成した板状の係止ばね15が装
着してある。この係止ばね15は第1図Aに示す
ように、係止爪13の裏側に設けた溝13b,1
3cにその両端部を係脱可能に係合することによ
り装着されるようになつている。
リール3の上面で、かつ上記係止爪13を支持
する支軸12の近傍には、上記リール3の巻取り
方向上流側に舌片16が、また下流側にストツパ
17が設けてある。
舌片16は係止ばね15に対応するもので、係
止爪13がリール3の巻取り方向(反時計方向)
に回動してその係止部13aの先端が、突起14
の大径側の円弧面14bには〓間をあけて対向
し、小径側の円弧面14aに干渉する姿勢となつ
た状態で第7図に示すように係止ばね15に係合
してその姿勢を保持するようになつている。この
とき係止ばね15と共に舌片16も若干弾性変形
される。
一方ストツパ17は、係止爪13がリール3の
引き出し方向(時計方向)に回動し、かつその先
端部が突起14の小径側の円弧面14aに当接し
た状態で第4図に示すように係止ばね15の側面
に当接してこの係止ばね15を反時計方向に変形
するようになつている。
上記舌片16はその基端だけがリール3に一体
に連結されており、他の部分は穴3aによつてリ
ール3と隔離されている。
上記構成における作用を第4図から第11図に
基づいて説明する。
リール3がゼンマイばねにて付勢されて巻取り
方向(反時計方向)に回転したときの係止爪13
は第4図に示すようになり、係止爪13は突起1
4とは干渉しない。しかし、係止爪13が突起1
4の第1円弧面14aに当接したときに係止ばね
15の側面がストツパ17に当接して係止爪13
を反時計方向に付勢するから、係止爪13が突起
14からはずれるたびに係止爪13は第5図に示
すように先端部がリール3の側方へ突出する姿勢
に回動される。
コード9を引き出すと、リール3はゼンマイば
ね11の付勢力に抗して引き出し方向(時計方
向)に回転する。このときの係止爪13は第6図
から第7図に示すように突起14に当接して反時
計方向に回動し、係止爪13は突起14とは干渉
しない。しかしこのときの係止爪13は係止ばね
15と舌片16との係合により第7図に示すよう
に、係止爪13の先端が突起14の小径側の円弧
面14aと干渉する姿勢となるように付勢されて
おり、リール3の時計方向への回転時には係止爪
13の先端部が小径側の円弧面14aに当接する
たびに第7図に示すように係止ばね15及び舌片
16が若干弾性変形される。
所定長さに引き出された状態でコード9から手
をはなすと、リール3はゼンマイばね11により
反時計方向に戻される。このとき、係止爪13は
第8図に示すようになつているから、リール3が
反時計方向に回転すると第9図に示すように、係
止爪13の先端部13aは突起14の段部14c
に係合する。
この状態からリール3がさらに反時計方向に回
転すると、係止爪13は突起14の段部14cに
よつて時計方向に回動される。この状態での係止
爪13は第10図に示すようになり、係止爪13
の係止部13aのカギ形部が突起14の段部14
cと小径側の円弧面14aの一部に当接係合し、
係止爪13の先端は突起14に対して段部14c
と小径側の円弧面14aの2点で支持される。
従つてこの状態でリール3に、これをさらに反
時計方向に回動する力が作用して、突起14がた
とえ少し位変形したとしても係止爪13は小径側
の円弧面14aとの係合によつて時計方向への反
転が阻止され、突起14からはずれるようなこと
がない。
一方このときの係止爪13の係止ばね15は舌
片16からはずれるが、係止爪3は舌片16に当
接されて時計方向にばね付勢されている。
上記状態でリール3はゼンマイばね11の付勢
力に抗して係止される。
上記係止状態から再びコード9を巻取るには、
コード9を少し引き出してから手をはなすことに
より巻取られる。
すなわち、第10図に示す状態からコード9を
引つぱつてリール3を時計方向に少し回転する
と、第11図に示すようになり、係止爪13は突
起14からはずれ、ばねの付勢力にて時計方向に
付勢回転されて自由状態となる。この状態でリー
ル3が巻取り方向(反時計方向)に回転すると係
止爪13は第4図に示すようになり、係止爪13
は突起14に干渉することがない。
考案の効果 本考案によれば、係止爪13と突起14との係
合時に、突起14が少し位変形しても係止爪13
が突起14の段部からはずれることがなく、強力
な係止を行なうことができると共に、突起の肉厚
を薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
要部を示す平面図、第1図Aは係止爪の分解裏面
図、第2図は縦断面図、第3図は電気蚊取器の斜
視図、第4図から第11図は本考案の実施例にお
ける要部の作用説明図である。 1は固定底、3はリール、13は係止爪、14
は突起、14a,14bは円弧面、14cは段
部、15は係止ばね、16は舌片、17はストツ
パ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定底1にリール3を回転自在に、かつ一方向
    にばね付勢して設けると共に、固定底1のリール
    3の周辺近くに、円弧径が大小異なり、かつ段部
    14cで連らなる2つの円弧面14a,14bを
    有する突起14を、両円弧面14a,14bのう
    ち、小径側の円弧面14aをリール3の巻取り方
    向下流側に位置させて立設し、またリール3に、
    楔形の係止爪13を回転自在に、かつこの係止爪
    13の先端をリール3の半径方向に向けた状態で
    この先端部が上記突起14と干渉する位置に設
    け、リール3を引き出し方向に回転した後巻取り
    方向に回転させたときに係止爪13の先端の係止
    部13aが突起14の段部14cに係合してリー
    ル3の巻取り方向への回転を係止し、この状態か
    らわずかに引き出し方向に回転したときに上記係
    止爪13と突起14との係合がはずれてリール3
    が巻取り方向へ自由に回転するような関係にした
    コード巻取装置におけるリール係止装置におい
    て、係止爪13の先端の係止部13aの形状を、
    この係止爪13が突起14の段部14cに係合し
    たときに、突起14の段部14cと小径側の円弧
    面14aの−部とに当接するカギ形に形成したこ
    とを特徴とするコード巻取装置におけるリール係
    止装置。
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JPS62147664U JPS62147664U (ja) 1987-09-18
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