JPS6213112Y2 - - Google Patents

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JPS6213112Y2
JPS6213112Y2 JP13269679U JP13269679U JPS6213112Y2 JP S6213112 Y2 JPS6213112 Y2 JP S6213112Y2 JP 13269679 U JP13269679 U JP 13269679U JP 13269679 U JP13269679 U JP 13269679U JP S6213112 Y2 JPS6213112 Y2 JP S6213112Y2
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JP
Japan
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pulley
mainspring
string
protrusion
winding
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JP13269679U
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JPS5649591U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、たとえばオルゴール等に内装された
ゼンマイの捲き上げを、プーリに巻回した紐を操
作することにより行なうゼンマイ軸の捲き上げ機
構の改良に関するものである。
従来のこの種のゼンマイ軸の捲き上げ機構にあ
つては、プーリからほどかれた紐をプーリに捲き
戻す機能とプーリの回転をゼンマイ軸に伝達する
機能とを有するスプリングが設けてあり、紐の捲
戻しとゼンマイの捲き上げとをこのスプリング6
の作用により行なわせる構成であつた。したがつ
て、プーリの回転をゼンマイ軸に伝達する時に加
わる負荷により、スプリングが劣化、破損すると
いう欠点があつた。
本考案は、上記の欠点に鑑みて為されたもの
で、本考案の目的は、スプリングの劣化、破損等
の防止を図つたゼンマイ軸の捲き上げ機構を提供
する点にある。
本考案の特徴とするところは、プーリとゼンマ
イ軸とにそれぞれ突起を形成し、この両突起を介
してプーリの回転をゼンマイ軸に伝達させた点に
ある。
以下に、本考案による実施例を図面に従つて説
明する。
第1図において、1はゼンマイ捲き上げ用のゼ
ンマイ軸で、このゼンマイ軸1は鍔部1aと胴部
1bとからなつており、鍔部1aに係合用突起1
cが形成してある。
2は紐3′を巻回するためのプーリで、このプ
ーリ2には、係合用突起2aが形成してある。そ
して、紐3′の一端はこのプーリ2の胴部2bに
固着してある。
ゼンマイ軸1とプーリ2との間には、紐3′の
捲き戻し数補償用のリング3,4が配設してあ
る。図において、3aはリング3に形成した突
起、4aはリング4に形成した突起をそれぞれ示
す。
ゼンマイ軸1は、リング3,4を介してプーリ
2に回転自在に配置してある。また、リング3,
4はそれぞれプーリ2、ゼンマイ軸1に対して回
転自在である。
そして、ゼンマイ軸1の突起1cは、リング3
の突起3aと係合自在であり、リング3の突起3
aはリング4の突起4aと係合自在である。そし
て、更に、リング4の突起4aはプーリ2の突起
2aと係合自在としてある。
紐3′の捲き戻し用スプリング6は、プーリに
内装してあり、ゼンマイ軸1の胴部1bがこのス
プリング6を貫通して、プーリ2の他側に突出さ
せてあり、この胴部1bの突出端に抜け止め用部
材7が嵌合固定してある。
スプリング6の一端6aは、この抜け止め用部
材7に固定してあり、スプリング6の他端6bは
プーリ2に固定してある。そして、この固定は、
第2図、第3図に示すように、紐3′の巻回方向
Aに対してプーリ2を常時反対方向に弾発付勢す
る向きにしてある。なお、紐3′の巻回方向はゼ
ンマイ(図示せず)の捲き上げ方向と同方向とす
るものである。
次に、本考案によるゼンマイ軸の捲き上げ機構
をオルゴール付玩具に適用した場合について、そ
の作用を説明する。
最初に、紐3′の捲き戻し回数を設定するため
の作業について説明する。
第2図は、スプリング6がゆるんだ状態を示し
ており、このスプリング6がゆるんだ状態にあつ
ては、突起1c,2a,3a,4aはそれぞれ以
下に説明する係合状態にある。
即ち、突起2aの他側2″aと突起4aの一側
4′aとが当接状態にある。また、突起4aの他
側4″aと突起3の一側3′aとが当接状態にあ
る。更に、突起3aの他側3″aと突起1cの一
側1′cとが当接状態にある。このように各突起
1c,2a,3a,4aが係合しているので、プ
ーリ2は紐3′の巻回方向Aと同方向の回転が可
能となつている。
ゼンマイ軸1を支点にして、プーリ2を紐3′
の巻回方向Aと同方向に回転させると、プーリ2
の突起2aはゼンマイ軸1を1周した後、突起4
aの他側4″aに当接する。更にプーリ2を、ゼ
ンマイ軸1を支点にして紐3′の巻回方向Aと同
方向に回転させると、リング4の突起4aはゼン
マイ軸1を1周した後、突起3aの他側3″aに
当接する。そして、更にプーリ2を回転させる
と、リング3の突起3aはゼンマイ軸1を1周し
た後、突起1cの他側1″cに当接する。このよ
うにして、スプリング6が捲き上げられ、紐3′
の捲き戻し回数の設定がなされる。
第3図には、紐3′の捲き戻し回数の設定がな
された状態が示されている。この第3図に示す状
態で紐3′をプーリ2に巻回し、ゼンマイ軸1を
オルゴール8のゼンマイ捲き上げ軸8′に装着す
ると共に、紐3′の他端に係止部3a′を形成し、
係止部3a′をオルゴール用ケース9に係止させ
る。この紐3′を係止することにより、プーリ2
は第3図に示す状態に維持される。
次に、ゼンマイ(図示せず)の捲き上げについ
て説明する。
紐3′を第4図に示した矢印Bの方向に操作す
ると、プーリ2は、ゼンマイ軸1を支点にして紐
3′の巻回方向Aの方向に回転する。この時、突
起2a,4a,3a,1cがそれぞれ当接状態に
あるので、プーリ2の回転がゼンマイ軸1に伝達
され、ゼンマイ軸1が紐3′の巻回方向Aに回転
する。これにより、オルゴール8に設けられたゼ
ンマイ(図示せず)が捲き上げられる。ゼンマイ
(図示せず)の捲き上げは、紐3′がプーリ2から
ほどかれた時点で終了する。
次に、紐の捲き戻しについて説明する。
紐3′の操作を解除すると、第3図に示す状態
にあるプーリ2は、紐3′の巻回方向Aと反対の
方向に、スプリング6の作用により、回転を開始
する。即ち、突起2aは、ゼンマイ軸1を1周し
て突起4aの一側4′aと当接する。更に、スプ
リング6の作用により、プーリ2が、紐3′の巻
回方向Aと反対方向に回転するので、突起4a
が、ゼンマイ軸1を1周した後に、突起3aの一
側3′aと当接する。このようにして、紐3′はプ
ーリ2に直ちに捲き戻され、スプリング6は第2
図に示すようにゆるんだ状態となる。なお、プー
リ2の回転は、紐3′の係止部3a′がオルゴール
用ケース9に当接した時、停止する。
一方、紐3′の捲き戻しと同時にオルゴール8
の奏鳴が開始され、これに伴つてゼンマイ軸1
は、第2図に示す状態からゼンマイの捲き上げ方
向(即ち紐3′の巻回方向A)と反対の方向に回
転する。
即ち、突起1cはプーリ2のまわりを1周し、
突起3aの一側3′aに当接する。この後、突起
3aがプーリ2のまわりを1周し、突起4aの一
側4′aに当接する。そして、突起4aは、プー
リ2のまわりを1周した後、突起2aの一側2′
aに当接する。そして、突起4aがプーリ2の突
起2aに係合した状態でゼンマイ軸1は、その回
転を停止する。即ち、第3図に示すように自動的
にスプリング6が捲き締められ、紐3′の捲き戻
し数の設定がなされる。なお、オルゴールの奏鳴
もここで終了する。
本考案は、以上説明したように、ゼンマイの捲
き上げをプーリとゼンマイ軸とにそれぞれ形成し
た突起を介して行なうようにしたので、スプリン
グの劣化が防止でき、信頼度の高い捲き上げ機構
を提供することが可能となつた。
また、構造が簡単なので、組立作業性がよいと
いう効果を奏する。
更に、ゼンマイを捲き上げた後、ゼンマイ軸と
は無関係に直ちに紐のみを捲き戻す構成となつて
いるので、比較的負荷の小さいスプリングを使用
できるのでオルゴール付きの幼児用玩具等に使用
する場合には安全性の面で有利であるという効果
を奏する。
また、実施例にあつては、リングの個数を適宜
増減できるので、紐の捲き戻し回数を自由に設定
でき、これにより適宜使用目的に応じた使い分け
が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る捲き上げ機構の分解斜
視図、第2図はスプリングがゆるんだ状態を説明
するための平面図、第3図はスプリングが捲き締
つた状態を説明するための平面図、第4図は本考
案に係る捲き上げ機構をオルゴールに適用した場
合の説明図である。 1……ゼンマイ軸、2……プーリ、3,4……
リング、6……スプリング、7……紐、1c,2
a,3a,4a……係合用突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゼンマイの捲き上げ用ゼンマイ軸を捲き上げ用
    の紐を巻回したプーリに回転自在に貫挿し、該紐
    の巻回方向を前記ゼンマイの捲き上げ方向と同方
    向とすると共に、一端を前記プーリに他端を前記
    ゼンマイ軸にそれぞれ固定し、かつ前記ゼンマイ
    軸に対して前記プーリを前記紐の巻回方向と反対
    方向に弾発付勢するスプリングを設け、前記プー
    リと前記ゼンマイ軸とにそれぞれ突起を形成し、
    該両突起を直接あるいは他の部材を介して間接に
    係合させ、前記プーリの捲き上げ方向の回転を前
    記ゼンマイ軸に伝達することを特徴とするゼンマ
    イ軸の捲き上げ機構。
JP13269679U 1979-09-26 1979-09-26 Expired JPS6213112Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13269679U JPS6213112Y2 (ja) 1979-09-26 1979-09-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13269679U JPS6213112Y2 (ja) 1979-09-26 1979-09-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5649591U JPS5649591U (ja) 1981-05-01
JPS6213112Y2 true JPS6213112Y2 (ja) 1987-04-04

Family

ID=29364305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13269679U Expired JPS6213112Y2 (ja) 1979-09-26 1979-09-26

Country Status (1)

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JP (1) JPS6213112Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5649591U (ja) 1981-05-01

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