JPH02211267A - 噴射弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［産業上の利用分野］ 本発明は請求項１の上位概念に記載の噴射弁に関する。

【従来の技術】

この種の噴射弁はＵＳ−ＰＳ第４７３２３２７号明細書
に基づき公知である。この場合、可動の弁部分は球から
成り、さらにこの可動の弁部分がトーラス面を備えるこ
ともすでに公知であり（ＤＨ−Ｏ３第３７１０４６７号
参照）、又は平面部を有する球から成ることも公知であ
る（ＵＳ−ＰＳ第４６２１７７２号）。ＤＥ−Ｏ８第３
７１０４６７号によれば、弁座の後方に配置された集合
室は孔付きの平らな板によって閉鎖されている。このこ
との欠点は、内圧によって平らな板がたわみ、その結果
、集合室の容積が変化するおそれが存在することにある
。 ＵＳ−ＰＳ第４６２１７７２号では、弁座の後方の集合
室が変形可能な板によって閉鎖されており、その縁は円
錐面を備え、その中央は鉢状凹所を有している。媒体の
通流のための開口は円錐面に設けられている。弁の閉鎖
状態で、可動の弁部分は閉鎖板に密着し、弁の開放時に
は、弁を通って流出した媒体はその流れ方向を変えなけ
ればならず、かつ円錐面に沿って案内され、そのさい、
鉢状凹所によって形成された中央の室内に媒体が溜るお
それが生じ、−変温った媒体は排出困難である。 さらに、この板はその縁で噴射弁縦軸線に対して直角に
締込まれており、その結果、この場合も内圧によって変
形が生じるおそれがある。 ［発明の課題］ 本発明は上述の変形を回避することにある。 ［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決した本発明の要旨は請求項に記載した通
りである。 ［本発明の作用・効果］ 本発明によれば、噴口挿入体がコツプ状に形成されて受
容孔内に挿入されており、このコツプ状の噴口挿入体の
底部にのみ鉢状凹所が設けられているため、噴口挿入体
自体は変形されない。なぜならば、噴口挿入体は鉢状凹
所によって大きな強度を有しているからである。さらに
、例えば球として又は楕円体として形成された可動の弁
部分を無駄容積軽減のためにもはや研ぎへらす必要がな
い。無駄容積は鉢状凹所を適宜変形させることにより要
求に適合される。 弁座面と鉢状凹所の壁は特に有利には、流れ横断面が弁
座から流れ方向で鉢状凹所内の噴射通路まで連続的に増
大するように形成される。 このようにすれば、弁座並びに噴射通路で行なわれる燃
料調量への影響が回避され、その結果、噴射通路のとこ
ろに高い圧力勾配が生じ、これが極めて良好な燃料調整
を促進する。 ［実施例］ この燃料噴射弁は電磁的に操作され、例えば特に低圧で
混合気圧縮火花点火機関の吸気管内へ燃料を噴射するた
めに使用される。燃料噴射弁による燃料噴射は、内燃機
関の全シリンダのために同時にスロットルバルブの上流
又は下流で吸気管内へ１つの燃料噴射弁によって行なわ
れるか、又はそれぞれ１つの燃料噴射弁によって内燃機
関の各シリンダの吸気弁の直前で吸気管内へ行なわれる
。 図示の燃料噴射弁は可動の弁部分ｌを備え、この弁部分
は例えば球状に形成されている。さらに適当に形成され
た例えば円錐状の定置の弁座面３がノズルボディ２に形
成されており、ノズルボディは弁ケーシング１５に結合
されている。可動の弁部分１は燃料噴射弁の電磁石の無
通電時には弁座面３の弁座１６に接しており、電磁石の
通電時に弁座１６から持上げられ、その結果、可動の弁
部分ｌと弁座１６との間を燃料が流れで最小容積を有す
る集合室１３内へ流入する。弁座面３は集合室１３内で
外向きに延びたストッパ面１７で終っている。このスト
ッパ面１７の下方にはノズルボディ２に受容孔４が形成
されている。この受容孔４内には、底部６と円筒壁１８
とを備えたコツプ状の噴口挿入体５がプレスばめされ、
さらにろう接又は溶接ｌこよりノズルボディ２に密に結
合されている。 円筒壁１８は調整孔９を制限しており、噴射弁から流出
した燃料は噴口挿入体５の底部６に設けた少なくとも１
つの噴射通路７を介してこの調整孔内へ達する。少なく
とも１つの噴射通路７は噴射弁軸線８に対して平行に延
びるか又はスワールの発生のために傾斜していてもよい
。 第２図に示す実施例では、噴口挿入体５の底部６に４つ
の噴射通路７が例えば均一な相互間隔で設けられている
。しかし、噴射通路７のこの間隔は所望の噴霧形状を得
るために不均一であってもよい。噴口挿入体５はほぼ０
．１−０．５ｍ冨厚の薄板から例えば深絞りで形成され
ると有利である。 第３図から判るようにノズルボディ２の弁座面３は噴口
挿入体５の底部６の鉢状凹所１０の内側輪郭へだいたい
において要するにほぼなめらかに統いている。噴口挿入
体５の底部６の鉢状凹所１０と弁座面３とのジオメトリ
は流れの偏向を生じることなく、流れ横断面が弁座１６
から流れ方向１１で噴射通路７まで連続的に増大するよ
うに選らばれている。増大率は均一でもよく不均一でも
よい。これにより、弁座３のところと噴射通路７のとこ
ろとに分割して行なわれる調量への影響が回避される。 噴射通路７には燃料調整のために大きな圧力勾配が供さ
れる。さらに流れ技術的に極めて良好な燃料供給が行な
われ、集合室１３内の無駄容積が小さくなる。 噴口挿入体５の底部６は円筒壁１８を起点として平らな
環状領域１９を備えており、この環状領域はプレスばめ
時にストッパ面１７に当接する。環状領域に統いて鉢状
凹所１０が設けられている。ストッパ面１７はノズルボ
ディ２内での噴口挿入体５の位置を規定している。ノズ
ルボディ２への噴口挿入体５の密な溶接又はろう接は第
１図に示したように円筒！２１８の下端のところで行な
われてもよく、又は環状領域１９とストッパ面１７との
間で行なわれてもよい

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の部分縦断面図、第２図は第
１図の…−■線に沿った断面図、第３図は第１図の拡大
部分図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、特に内燃機関の燃料噴射装置のための噴射弁であっ
   て、回転体の形状の可動の弁部分（１）が設けられてお
   り、この弁部分が、ノズルボディ（２）に設けられた弁
   座（１６）上の定置の弁座面（３）と協働しており、ノ
   ズルボディ（２）が弁座面（３）の下流に受容孔（４）
   を備えており、この受容孔内にコップ状の噴口挿入体（
   ５）が挿入されており、その底部（６）が少なくとも１
   つの噴射通路（７）を備えており、この噴射通路がコッ
   プ状の噴口挿入体（５）の円筒壁によって形成された調
   整孔（９）内へ開口している形式のものにおいて、噴口
   挿入体（５）の底部（６）が鉢状凹所（１０）を備えて
   おり、この鉢状凹所が、可動の弁部分（１）へ向いてお
   り、これにより、可動の弁部分（１）と底部（６）との
   間に集合室（１３）が形成されていることを特徴とする
   噴射弁。 ２、鉢状凹所（１０）の壁が定置の弁座面（３）にほぼ
   続いている請求項１記載の噴射弁。 ３、弁部分（１）と弁座面（３）及び鉢状凹所（１０）
   の壁との間の流れ横断面が流れ方向（１１）で弁座（１
   ６）から少なくとも１つの噴射通路（７）まで連続的に
   増大するように弁座面（３）と、鉢状凹所（１０）の壁
   とが形成されている請求項１又は２記載の噴射弁。 ４、噴口挿入体（５）の底部（６）が、円筒壁（１８）
   を起点として、平らな環状領域（１９）と、これに続く
   鉢状の凹所（１０）とを備えている請求項１から３まで
   のいずれか１項に記載の噴射弁。 ５、弁座面（３）と受容孔（４）との間に、ノズルボデ
   ィ（２）内で外向きに延びるストッパ面（１７）が設け
   られている請求項１から４までのいずれか１項記載の噴
   射弁。