JPH02210256A - 管の渦流探傷検査法およびその装置 - Google Patents

管の渦流探傷検査法およびその装置

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JPH02210256A
JPH02210256A JP3196989A JP3196989A JPH02210256A JP H02210256 A JPH02210256 A JP H02210256A JP 3196989 A JP3196989 A JP 3196989A JP 3196989 A JP3196989 A JP 3196989A JP H02210256 A JPH02210256 A JP H02210256A
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JP
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tube
probe
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signal
phase angle
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Application number
JP3196989A
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English (en)
Inventor
Eiichi Asano
浅野 栄一
Masaru Morishita
勝 森下
Naoji Nakaya
仲矢 直司
Kaneo Tsutsui
筒井 兼夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON KURAUTO KUREEMAA FUERUSUTAA KK
UNIE DENSHI KOGYO KK
KJTD Co Ltd
JFE Techno Research Corp
Original Assignee
NIPPON KURAUTO KUREEMAA FUERUSUTAA KK
UNIE DENSHI KOGYO KK
KJTD Co Ltd
Kawatetsu Techno Research Corp
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Publication date
Application filed by NIPPON KURAUTO KUREEMAA FUERUSUTAA KK, UNIE DENSHI KOGYO KK, KJTD Co Ltd, Kawatetsu Techno Research Corp filed Critical NIPPON KURAUTO KUREEMAA FUERUSUTAA KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野J 本発明は、電力産業、化学工業、石油工業等の分野にお
ける熱交換器等に使用される管に存在する腐食、割れ等
の傷を管内面に挿入される測定プローブにより走査する
ことにより検出する管の渦流探傷検査法およびその装置
に関する。
[従来の技術] 従来、管の傷を検査する方法に探傷すべき管内に所定の
渦流式測定プローブを挿入して走査し。
この測定プローブからの信号によって管の内外面に存在
する傷を検出する渦流探傷検査法がある。
この従来法は測定プローブに設けられたコイルを交流で
励磁することによって管に渦電流を誘起させ、管に傷が
存在すれば渦電流が変化することを、測定プローブのコ
イルで検出し、その信号に基づいて傷の状況を検出する
方法である。
ところで、この場合、測定プローブによって検出される
信号はその位相角が、管の傷部分の内外面位置と、健全
な部分の管厚に対する傷の深さの百分率である減肉率(
%)に対応することが知られている。
従って、この従来法では予め、被検査管と同一材質、同
一寸法の管に深さが既知の人工傷を施した対比試験用管
で測定プローブを走査して得られる信号と減肉率の関係
を求めて位相角−減肉率曲線を作成するというキャリブ
レーションを実施した後、挿入された測定プローブで被
検査管を走査することにより得られた信号の位相角を求
め、位相角−減肉率曲線と照合することにより傷の被検
査管の内外面における位置および減肉率を推定すること
が行なわれている。
このような従来法のキャリブレーションの際には、対比
試験用管に挿入された測定プローブで走査し、記録チャ
ート上のX信号、Y信号の振れを目視で読み取り、θ=
jan−1(Y/X)から位相角を計算するか、あるい
は、探傷器のストレージスコープの波形から位相角を目
読して位相角−減肉率曲線を作成していた。
さらに、実際の探傷の際にも、同様な方法で検出された
傷に対応する位相角を求め、予め作成した位相角−減肉
率曲線と照合し、減肉率の読み取りをする必要が生じて
いた。
[発明が解決しようとする課題1 しかしながら、従来方法によるキャリブレーションでは
記録チャートの振れ高さの読み取りと位相角の計算ある
いはストレージスコープの位相角の読み取り、さらに、
位相角−減肉率曲線の作成はすべて検査員が介在して行
なわざるをえないため迅速性、信頼性が低下するという
問題点があった。
さらに、実際の探傷では被検査管の本数も一般には数百
本から数百本に達するためさらに一層大きな問題となっ
ていた6 上述の問題点を解決する手段として、例えば、特開昭6
0−135759号公報で開示された方法があるが、こ
の従来法では、局所的な傷は検出できるが一様な深さの
減肉を検出することができないという問題点があった。
そこで、本発明は上述の課題を解決するために提案され
たもので、キャリブレーションと実際の探傷に際し、迅
速かつ精度よく行なうことができ、一様な深さの減肉を
も検出することができる管の渦流探傷検査法およびその
装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段1 本発明の方法は、 (1)管の内外面に存在する傷を検査される被検査管と
同一材料、同一寸法の対比試験管の内外面に所定深さ、
所定容積の複数の人工傷を形成する工程と、 (2)コイルを有し、該コイルに異なる周波数の交流電
圧を重畳して印加することにより対比試験管にia雷電
流誘起させ、該渦電流の変化を検出する測定プローブを
対比試験管内に挿入して走査する工程と。
(3)対比試験管内の第1番目の傷により発生する測定
プローブの出カイ8号をX軸成分とY軸成分とに分離す
る工程と、 (4)(3)の工程で分離されたX軸成分とY軸成分の
出力信号(X、Y)を用いて次式(A)で示される絶対
値(Z)の極大値を検出し、該極大値に対応するXとY
とを求める工程と、 を次式(B)で求める工程と、 θ=jan−’ (Y/X)−(B) (6)第2番目以降の人工傷について該(2)ないしく
5)の工程を繰り返し、各々の該位相角(θ)を求め、
該位相角(θ)と対応する該人工傷の深さから求められ
、該対比試験管の健全な管厚に対する該人工傷の深さの
百分率である減肉率(%)をX−Y座標にプロットして
位相角−減肉率曲線を作成し、記憶させる工程と、 (7)被検査管内に測定プローブを挿入して走査すると
共に、測定検知された信号を分離して該(A)式で示さ
れるZiの極大値を検出し、該極大値に対応する(Xi
、Yi)を読み取る工程と、 (8)被検査管と同一材質、同一寸法の標準比較管に測
定プローブと同一仕様の標準比較プローブを予め挿入し
、該標準比較プローブと測定プローブからの出力信号と
の差によって得られる絶対値信号(Xs、Ys)を検出
し、被検査管内の一様な減肉を判定する工程と、 (9)(7)の工程で求められた信号(Xi。
Yi)を用いて(B)式に基づいて位相角(θi)を求
め、(6)の工程で作成された該位相角−[自重曲線と
対比して被検査管の内外面における傷の位置の判別およ
び該減肉率(%)を求める工程と、 から成ることを特徴とする管の渦流探傷検査法である。
本発明の方法は、 被検査管内に挿入され、該被検査管の内外面の傷を検出
する渦流式の測定プローブと、該測定プローブが先端に
接続されるケーブルを巻きつけるケーブルドラムを回転
自在に保持するプッシュプラーと、 該プッシュプラーを制御するブツシュプラーコントロー
ラと、 標準試験管内に挿入されて健全な管厚信号を検出する渦
流式の標準比較プローブと、 該標準比較プローブおよび測定プローブからの信号を測
定する渦流探傷器と、 該渦流探傷器からの信号が入力されると共に。
プッシュプラーコントローラーへ制御信号を出力する信
号処理装置と、 該信号処理装置からの信号を入力して、一様な減肉を判
定すると共に、予め記憶されている位相角−減肉率曲線
と対比して、傷の位置およびその減肉率を求めて出力す
るコンピュータと、該コンピュータからの出力信号を画
面表示する画像表示装置およびプリンタと、 から成ることを特徴とする管の渦流探傷検査装置である
〔作用1 本発明によれば、キャリブレーションに際し。
予め被検査管と同一材質、同一寸法の対比試験用管に既
知の減肉率を加工して、対比試験用管内に測定プローブ
を挿入して走査することにより、人工傷に対応する位相
角−減肉率曲線を検査員が直接介在せずに作成し、記憶
させると共に、実際の探傷に際しても検査員の介在がな
くても、検出した傷を評価することができる。
自動的に演算させた結果は直ちにコンピュータの画像表
示装置に表示され、また、プリンタに記録されるからキ
ャリブレーションの結果が評価できる。
この出力は減肉率に対応した電圧で出力されるため、外
面、内面あるいは貫通等の欠陥が簡単に評価できるにの
モードは実際の探傷時と全く同様のプロセスで行なわれ
るので、装置の探傷処理の確認が迅速に行なうことがで
きる。
また、被検査管内に測定プローブを挿入して走査すると
共に、測定検知された信号を分離して該(A)式で示さ
れるZiの極大値を検出し、該極大値に対応する(Xi
、Yi)を読み取り、該被検査管と同一材質、同一寸法
の標準比較管に測定プローブと同一仕様の標準比較プロ
ーブを予め挿入し、この標準比較プローブと測定プロー
ブからの出力信号との差によって得られる絶対値信号(
Xs、Ys)を検出して、該被検査管内の一様な減肉を
判定することができる。
[実施例] 以下、本発明を図面を参照してその実施例に基づいて説
明する。
第1図は本発明に係る渦流探傷検査法に用いられる装置
の全体構成説明図、第2図は詳細図である。
プッシュプラー1は図示しない駆動モータ、ケーブルド
ラムlaおよびフィードローラ15を備える。
ケーブルドラムlaに巻き付けられたケーブル2は、フ
ィードローラ15、フレキシブルなガイド管16を介し
て被検査管4に送り込まれる。
フィードローラ15の軸の一端には例えばエンコーダな
どの回転数検出器17が連結されてその測定信号は信号
処理装置8に入力される。
また、ガイ上管16には原点センサ18が取り付けられ
ており、その検出信号はプッシュプラーコントローラ6
に入力される。
ブ・シシェブラーコントローラ6を操作することにより
、ケーブルドラムlaに巻きついているケーブル2の先
端に取り付けられた測定プローブ3を被検査管4内に送
り込んだ後、測定プローブ3を一定の速度で手前に引き
戻し、この際に探傷する。
第3図1こ示され°るように測定プローブ3には所定の
周波数の交流で励磁されたとき、被検査管4の管壁に渦
電流を誘起するための2個のコイル5が設けられている
測定プローブ3は、径がdlとされる円柱状でその先端
3aにガイドを目的としたテーパがついており、その中
央部3bはdl(<dりの径を有する凹状とされ、そこ
に励磁および検出を兼ねたコイル5.5が所定の間隔で
巻かれている。
なお、dl、dlの差はコイル5の損傷を防止するため
のものである。(例えば、d、−dl:=0、5 m 
m程度とすると良い) コイル5には、例えば、20KHzj5よび40KHz
の異なる周波数の交流電圧を重畳して印加し、コイル5
が、管の傷の部分を通過する時の出力信号の差により局
部的な傷の深さを検知する。
ここで、異なる周波数の交流電圧を重畳して印加する理
由は、第7図に示されるように被検査管4を機械的に支
持するための支持板(以下バッフ従来装置でバッフル部
の傷の検出ができない理由は、バッフル60によるバッ
フル信号が生じるため、傷信号が隠れてしまうからであ
る。
被検査管4の管壁に誘起された?l!A電流の変化を検
出するための検出コイルはコイル5が兼ね、コイル5で
検出された信号は渦流探傷器7でX成分およびY成分を
取り出された後、信号処理装置8を介してチャートレコ
ーダ9に送られると同時にアナログデジタル変換されコ
ンピュータ10に入力される。
一方、被検査管4と同一材質、同一寸法で所定の長さ(
例えば100mm)を有する標準比較管13内に測定プ
ローブ3と同一仕様の標準比較プローブ14を測定期間
中常時挿入しておき、その信号を渦流探傷器7に入力す
る。
これは、測定プローブ3では、例えば、ビット性の減肉
などの局部的な減肉欠陥は検出できるが、管内外面が一
様に減肉しているような欠陥に対しては検出ができない
ため、それを補うためのものである。
コンピュータlO内で標準比較プローブ14の信号と測
定プローブ3の信号とを比較して、減肉の有無を判定し
て、その結果を、例えば、CRTディスブlノイ装置等
の画像表示装置11に表示させると共に、プリンタ【2
に出力することにより検査表が作成される6 ガイド管16は第8図にも示されるようにプッシュプラ
ー1に接続され、適正な径d(例えば35mmφ)と適
正な長さ(例えば3 m )をもつフレキシブルなチュ
ーブで、フィードローラ15によって、ケーブル2を推
進するとき、たわむことなく測定プローブ3を正しく送
り込み、また、これをスムーズに引き戻すことができる
ガイド管16の可撓性は、狭い検査現場で、コントロー
ラー等を頻繁に移動することな(、また、できるだけ被
検査管4から離れた位置におくことにより作業空間を広
(確保するために重要である。
また、ガイド管16の径dは、ケーブルとガイド管16
の内面との摩擦(駆動モータの負荷)の関係からその下
限が決められ、ケーブルの蛇行防止および、被検査管4
に対する測定プローブ3の位置セットのし易さなどの点
から上限が決められる。
以下に、本実施例の動作を説明する。
プッシュプラーコントローラ6に付属するスイッチ(図
示せず)により、プッシュラー1に内蔵された駆動モ、
−タ(図示せず)に逆転指令を与え、測定プローブ3を
原点センサー18の位置まで後退させる。これにより測
定プローブ3の基準位置が検出される。
スイッチにより、駆動モータに正転指令を与え、プッシ
ュプラーコントローラ6に予めセットした被検査管4の
全長+αmm(α:余裕長)の位置まで、測定プローブ
3を送り込む。送り込みの速度は例えばZ Om /秒
である。
スイッチによりモーターに逆転指令を与え、測定プロー
ブ3を、例えば、1.0m/秒の速度で引抜くと原点セ
ンサー18の位置で停止する。
この間、回転数検出器17は1回転当たり一定数のパル
スを発生し、プッシュプラーコントローラ6を介して、
信号処理装置8に7j11定信号を送る。これによりコ
イル5の位置を常に検出している。
次に、このような装置を用いた渦流探傷検査法を実施す
るに当たり事前に実施するキャリブレーションおよび実
際の探傷を第1図、第2図。
第3図、第4図および第7図に従って具体的に説明する
。。
まず、被検査管4を実際に支持しているバッフル60と
同一の材質で、同一の幅Wを有し、十分な肉厚T(T≧
l Omm)を有する標準バ・ンフル60を用いて測定
プローブ3のコイル5に2つの周波数(例えば、fl 
=40kHz、f2 =20kHz)の交流電圧を重畳
印加する。
flに対応するバッフル60の信号(位相)とflに対
応するバッフル60の信号(位相)が同位相になるよう
に調整し、flに対応するバッフル60の信号(振幅)
が、flに対応するバッフル60の信号(振幅)と同じ
大きさになるようにゲインを調節する。fl、flで出
力された信号をミキシング回路の演算器で演算する。
ギヤリプレージョンは、被検査管4と同一の材質および
寸法即ち外径D、肉厚tを有する第4図に示されるよ・
)な対比試験用管40を用いるが、この対比試験用管4
0には予め代表的な減肉率を示す既知の人工的な複数の
外面傷50.51.52、貫通穴53および複数の内面
傷54゜55.56が一方の端部から順次形成されてお
り、この人工傷について測定を行う。
まず、第1図でコンピュータ10により信号処理装置8
ヘキヤリブレ一シヨン実行の指示を出すことにより、信
号処理装置8はプッシュプラーコントローラ6にキャリ
ブレーションスタート信号を出し、プッシュプラーコン
トローラ6は。
対比試験用管40に測定プローブ3が挿入可能なように
プッシュプラー1内の駆動モータを制御し測定プローブ
3を所定寸法だけを送り出す。
さらに、プッシュプラーコントローラ6は準備完了後、
渦流探傷器7のバランス指令を出し、渦流探傷器7がバ
ランス完了後に対比試験用管40から測定プローブ3を
引き抜く操作をする。
測定プローブ3を引き抜く時、対比試験用管40に加工
しである人工傷からの信号を渦流探傷器7がとらえ、渦
流探傷器7からの信号は信号処理装置8に取り込まれる
信号処理装置8は極大値処理し、位相角演算を行い位相
角−減肉率曲線を作成、記憶すると共にコンピュータ1
0の画像表示装置11に第5図の例に示すように表示さ
せ、同時にチャートレコーダ9、プリンタ12にも記録
させる。
ここでさらに詳しく第1図の信号処理装置8の機能を第
5図で説明する。
信号処理装置8はコンピュータ■0によりインターフェ
イス19を経て信号伝送ライン21を介してキャリブレ
ーション実行の指示を受取り、マイクロコンピュータ2
2はプッシュプラーコントローラ6にインターフェイス
20を介してキャリプレーシアン開始信号を送る。
そこで対比試験用管40を走査することにより渦流探傷
器7からの人工傷の信号が信号処理装置8に入力されて
、位相分離回路31によって(X、Y)に分離され X
2+Y2の絶対値が極大となる点、即ち、ピーク値を絶
対値回路23とピーク検出回路24で検出し、検出と同
時にマイクロコンピュータ22に対してインターラット
(割り込み)を発すると共にサンプルホールド回路25
でホールドさせる。
マイクロコンピュータ22はサンプルホールド回路25
によりピーク位置でホールドされた(X、Y)のデータ
をマルチプレクサ26を介してA/Dコンバータ27か
ら取り込みRAM28−トに記憶し、対比試験用管40
の全人工傷の探傷が終了すると、マイクロコンピュータ
22で位相角f3= t、an−’ (Y/X)の演算
をさせて、第5図に示されるような位相角−減肉率曲線
を作成して、チャートレコーダ9にリアルタイムで出力
すると共に、コンピュータIOに信号伝送ライン21を
介してデータを送り込み、記憶させる。
これにより、キャリブレーションのチエツクも可能であ
る。
なお、図中29はROMであり、30は制御タイミング
回路である。
次に被検査管4の測定手順について説明する6予め、測
定すべき管の番号をコンピュータ10に登録してあく。
プッシュプラー1を作動させて測定プローブ3を原点セ
ンサ18の位置に停止する。コンピュータ10に測定す
る管の番号を指示すると。
信号処理装置8はプッシュプラーコシトローラ6に探傷
開始信号を発信し、プッシュプラー1によってホ11定
センサ3を、例えば2.0 m /秒で前進させて被検
査管4内に所定長さ挿入し停止トする。
管の番号は先頭から順次コンピュータ10が指示し、検
査スタート信号は手動によりスイッチをオンすることに
より出力される。
ついで、タイマーにより後退開始信号が出されプッシュ
プラー1は1例えば1.0 m /抄の速度で後退しな
がら傷の検出と測定プローブ3の位置の検出とを行い、
その信号を渦流探傷器7を介して信号処理装置8に人力
してチャートレコーダ9に記録させると共にコンピュー
タlOに出力する。
一方、標準比較管13内に標準比較プローブ14を測定
期間中常時挿入しておき、測定信号を渦流探傷器7を介
して信号処理装置8に人力して、コンピュータ10に出
力する。
本方法では、被検査管4内に測定プローブ3を挿入して
走査すると共に、測定検知された信号を分離して(A)
式で示されるZiの極大値を検出し、該極大値に対応す
る(Xi、Yi)を読み取り、被検査管4と同一材質、
同一寸法の標準比較管13に測定プローブ3と同一仕様
の標準比較プローブ14を予め挿入し、標準比較プロー
ブ14と測定プローブ3からの出力信号との差によって
得られる絶対値信号(Xs、Ys)を検出する。
コンピュータlO内では、絶対値信号(Xs。
Ys)により被検査管内の一様な減肉の有無を判定し、
前の工程で求められた信号(Xi、Yi)を用いて(B
)式に基づいて位相角(θ1)を求め、上流の工程で対
比試験用管40を測定して作成された位相角−減肉率曲
線と対比して被検査管の内外面における位置のII別お
よび局部的な減肉率(%)を求め5この減肉率を管の番
号、 i++定プローブ3の位置と共に画像表示装置1
1に表示させ同時にプリンタ12に記録させる。
本発明法を用いて、材質がB S T F 3、外径2
5.40mm、肉厚1.25mm、長さ6900mmβ
のチューブを熱交換器に取りついた状態で7236本検
査した。
なお、用いた渦流式の測定プローブの検査周波数f1、
f2は40KHzと20KHz、走査速度は1.0m/
秒とした。検査に先立ち、第4図に示した対比試験用管
40を作成した。
この対比試験用管40に形成した内外面傷および貫通穴
の寸法を第1表に示す。
この対比試験用管40の各人工傷を本発明法で測定した
時の位相角(θ)および減肉率(%)の値を第1表に併
せて示した。
上記チューブを検査した結果、欠陥ありと判定された管
のうち、任意の8本を選びそれらを熱交換器から抜いて
半割りにして、その傷の大きさを実測すると共に目視観
察を行った。
それらの結果を本発明法による判定結果と共に第2表に
示した。
この第2表から明らかなように1本発明法による傷の判
定結果は実測値とよく一致していることがわかる。
なお、第2表には示していないが、検査したチューブの
うちで、O,1〜0.2 m mの一様な滅肉有りと判
定されたものがあった。
[発明の効果1 本発明は以上説明したように、キャリブレーションにお
ける位相角−減肉率曲線を迅速かつ精度よ(求めること
ができると共に、この位相角−減肉率曲線を用いて被検
査管に存在する傷の評価も同様に行うことが可能となる
また、一様な深さを有する減肉欠陥をも検出することが
できるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の渦流探傷検査法に用いられる装置の全
体構成図、第2図は詳細図、第3図は、測定プローブの
構造を示す模式図、第4図はキャリブレーション時に使
用する対比試験用管の説明図、第5図はキャブレーショ
ン実施の結果自動的に作成される位相角−減肉率曲線図
、第6図は信号処理装置の機能の詳細説明図、第7図は
本発明装置の部分説明図、第8図は本発明装置の部分説
明図である。 l・・・プッシュプラー 2・・・ケーブル 3・・・測定プローブ 4−・・被検査管 5・・・コイル 6・・−プッシュプラー 7・・・渦流探傷器 8−・・信号処理装置 9−・・ヂャートレコーダ 10−・−コンピュータ 11・・・画像表示装置 12・・・プリンタ 13・・・標準比較管 14・・・標準比較プローブ 出 願 人 川鉄テクノリサーチ株式会社ユニ電子工業
株式会社 日本クラウドクレーマ フエルスター株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1)管の内外面に存在する傷を検査される被検査
    管と同一材料、同一寸法の対比試験管の内外面に所定深
    さ、所定容積の複数の人工傷を形成する工程と、 (2)コイルを有し、該コイルに異なる周 波数の交流電圧を重畳して印加することにより対比試験
    管に渦電流を誘起させ、該渦電流の変化を検出する測定
    プローブを対比試験管内に挿入して走査する工程と、 (3)対比試験管内の第1番目の傷により 発生する測定プローブの出力信号をX軸成分とY軸成分
    とに分離する工程と、 (4)(3)の工程で分離されたX軸成分 とY軸成分の出力信号(X、Y)を用いて次式(A)で
    示される絶対値(Z)の極大値を検出し、該極大値に対
    応するXとYとを求める工程と、 Z=√(X^2+Y^2)…(A) (5) (4)で求めたXとYを用いてその位相角(θ
    )を次式(B)で求める工程 と、 θ=tan^−^1(Y/X)…(B) (6)第2番目以降の人工傷について該 (2)ないし(5)の工程を繰り返し、各々の該位相角
    (θ)を求め、該位相角(θ)と対応する該人工傷の深
    さから求められ、該対比試験管の健全な管厚に対する該
    人工傷の深さの百分率である減肉率(%)をX−Y座標
    にプロットして位相角−減肉率曲線を作成 し、記憶させる工程と、 (7)被検査管内に測定プローブを挿入し て走査すると共に、測定検知された信号を分離して該(
    A)式で示されるZiの極大値を検出し、該極大値に対
    応する(Xi、 Yi)を読み取る工程と、 (8)被検査管と同一材質、同一寸法の標 準比較管に測定プローブと同一仕様の標準比較プローブ
    を予め挿入し、該標準比較プローブと測定プローブから
    の出力信号との差に よって得られる絶対値信号(Xs、Ys)を検出し、被
    検査管内の一様な減肉を判定する工程と、 (9)(7)の工程で求められた信号 (Xi、Yi)を用いて(B)式に基づいて位相角(θ
    i)を求め、(6)の工程で作成された該位相角−減肉
    率曲線と対比して被検査管の内外面における傷の位置の
    判別および該減肉率(%)を求める工程と、 から成ることを特徴とする管の渦流探傷検査法。 2 被検査管内に挿入され、該被検査管の内外面の傷を
    検出する渦流式の測定プローブと、該測定プローブが先
    端に接続されるケーブ ルを巻きつけるケーブルドラムを回転自在に保持するプ
    ッシュプラーと、 該プッシュプラーを制御するプッシュプラーコントロー
    ラと、 標準試験管内に挿入されて健全な管厚信号 を検出する渦流式の標準比較プローブと、 該標準比較プローブおよび測定プローブか らの信号を測定する渦流探傷器と、 該渦流探傷器からの信号が入力されると共 に、プッシュプラーコントローラーへ制御信号を出力す
    る信号処理装置と、 該信号処理装置からの信号を入力して、一 様な減肉を判定すると共に、予め記憶されている位相角
    −減肉率曲線と対比して、傷の位置およびその減肉率を
    求めて出力するコン ピュータと、 該コンピュータからの出力信号を画面表示 する画像表示装置およびプリンタと、 から成ることを特徴とする管の渦流探傷検 査装置。
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