JPH02207827A - 異方性中空糸複合膜 - Google Patents
異方性中空糸複合膜Info
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- JPH02207827A JPH02207827A JP2782989A JP2782989A JPH02207827A JP H02207827 A JPH02207827 A JP H02207827A JP 2782989 A JP2782989 A JP 2782989A JP 2782989 A JP2782989 A JP 2782989A JP H02207827 A JPH02207827 A JP H02207827A
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は分離膜として用いられる中空糸状膜の構造に関
するものである。特に、多孔質膜基材上に分離活性層を
有する複合中空糸膜の新規な構造に関するものである。
するものである。特に、多孔質膜基材上に分離活性層を
有する複合中空糸膜の新規な構造に関するものである。
従来より分離膜として利用される中空糸状複合膜の製法
は数多くのものが知られている。そのうちの1つの方法
は、エンサイクロペディア・オプ・ケミカル・エンジニ
アリング・テクノロジー(ジッン・ウィリー・アンド・
サンズ)。
は数多くのものが知られている。そのうちの1つの方法
は、エンサイクロペディア・オプ・ケミカル・エンジニ
アリング・テクノロジー(ジッン・ウィリー・アンド・
サンズ)。
1980年発行) Vol、 12.504頁(198
0)にも掲載されている、中空糸を異種の七ツマー溶液
中に順次浸漬することによって中空糸外周面上に薄い分
離層を重合と共に付与するものであった。
0)にも掲載されている、中空糸を異種の七ツマー溶液
中に順次浸漬することによって中空糸外周面上に薄い分
離層を重合と共に付与するものであった。
この他、多孔質中空糸膜の外表面に高分子溶液を塗布し
、複合膜を得る方法も知られて・いたが、薄(均一に塗
布することが困難で、特開昭60−87808号公報に
見られる様に、塗布装置を工夫するなどの方法がとられ
ていた。
、複合膜を得る方法も知られて・いたが、薄(均一に塗
布することが困難で、特開昭60−87808号公報に
見られる様に、塗布装置を工夫するなどの方法がとられ
ていた。
これらはいずれも中空糸の外表面に分離層を設けてなる
中空糸複合膜であるが、分離活性層となる薄層は均質な
構造を有するものとして考えられていた。
中空糸複合膜であるが、分離活性層となる薄層は均質な
構造を有するものとして考えられていた。
分離用複合膜において、分離能を付与する層をできるだ
け薄くすることにより、透過速度を上げることは既知で
ある。しかし、薄い分離活柱層は、機械的な力に対して
弱いため、最外表面層に存在すると欠損部が生じやすく
、安定した膜性能が得られない欠点をあわせ有している
。
け薄くすることにより、透過速度を上げることは既知で
ある。しかし、薄い分離活柱層は、機械的な力に対して
弱いため、最外表面層に存在すると欠損部が生じやすく
、安定した膜性能が得られない欠点をあわせ有している
。
従って、例えば、既に実用化されている厚み300人の
薄膜を分離層とする複合逆浸透膜では、モジュール化等
で膜を取り扱う際の物理的損傷を防ぐため、薄膜の上に
さらに保護層を付与しなければならなかった。
薄膜を分離層とする複合逆浸透膜では、モジュール化等
で膜を取り扱う際の物理的損傷を防ぐため、薄膜の上に
さらに保護層を付与しなければならなかった。
本発明は、中空糸複合膜において、保護層が不要で、し
かも分離活性層の薄い、分離能と透過速度を合わせ有す
る中空糸複合膜を提供することを目的とする。
かも分離活性層の薄い、分離能と透過速度を合わせ有す
る中空糸複合膜を提供することを目的とする。
本発明者等は種々検討の結果、多孔質中空糸からなる支
持体の外周上に分離機能を有する高分子薄膜層を被覆す
ることによって形成される分離用複合中空糸膜において
、1託薄膜層が支持体側に分離能を有する緻密層を形成
し、外周へ行くに従って順次多孔性となる異方性構造を
有することを特徴とする異方性中空糸複合膜により上記
目的が達成し得ることを見出して本発明に到ったもので
ある。
持体の外周上に分離機能を有する高分子薄膜層を被覆す
ることによって形成される分離用複合中空糸膜において
、1託薄膜層が支持体側に分離能を有する緻密層を形成
し、外周へ行くに従って順次多孔性となる異方性構造を
有することを特徴とする異方性中空糸複合膜により上記
目的が達成し得ることを見出して本発明に到ったもので
ある。
本発明において使用する支持体となる多孔質中空糸膜(
支持膜)は、例えば限外濾過性能を有する孔径程度の多
孔性を有する膜が良く、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート、ポリ
フッ化ビニリデン、セルロース、セルロースアセテート
などからなる膜を例示することができる。また、分離機
能を有する高分子薄膜層を形成するために用いる高分子
化合物としては、分離対象物や支持多孔膜への反応性に
よっても異なるが、例えばセルロースアセテート、エチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、カルボキシメチルセルロース、スルホエチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどを挙げるこ
とができる。
支持膜)は、例えば限外濾過性能を有する孔径程度の多
孔性を有する膜が良く、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート、ポリ
フッ化ビニリデン、セルロース、セルロースアセテート
などからなる膜を例示することができる。また、分離機
能を有する高分子薄膜層を形成するために用いる高分子
化合物としては、分離対象物や支持多孔膜への反応性に
よっても異なるが、例えばセルロースアセテート、エチ
ルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、カルボキシメチルセルロース、スルホエチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどを挙げるこ
とができる。
本発明の異方性中空糸複合膜を製造するには、上記多孔
質中空糸M(支持膜)の外周表面上に、分離活性層を形
成する高分子の溶液を塗布又は含浸させた後、溶媒を加
熱あるいは減圧により除去することにより形成できる。
質中空糸M(支持膜)の外周表面上に、分離活性層を形
成する高分子の溶液を塗布又は含浸させた後、溶媒を加
熱あるいは減圧により除去することにより形成できる。
この時、溶媒の濃度ならびに乾燥時間を制御することに
より、支持膜表面上に厚み約3〜0.01μ曙からなる
緻密層を有し、より外周へ向かうに従って順次多孔質と
なり、緻密層の2倍〜3倍の厚みを有する多孔層からな
る異方性中空糸複合膜を製造することができる。
より、支持膜表面上に厚み約3〜0.01μ曙からなる
緻密層を有し、より外周へ向かうに従って順次多孔質と
なり、緻密層の2倍〜3倍の厚みを有する多孔層からな
る異方性中空糸複合膜を製造することができる。
本発明の異方性中空糸複合膜に於いては、外周部に存在
する多孔質層が、支持体となる中空糸の多孔質表面に形
成された緻密層を物理的に保護しており、緻密層を機械
的な欠損から保護することができる。そのため、緻密層
が薄膜でも安定した膜性能を得ることが可能となる。
する多孔質層が、支持体となる中空糸の多孔質表面に形
成された緻密層を物理的に保護しており、緻密層を機械
的な欠損から保護することができる。そのため、緻密層
が薄膜でも安定した膜性能を得ることが可能となる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
により限定されるものではない。
により限定されるものではない。
参考例1
ポリエーテルスルホン(IC1社製5200P) 22
重量部、ジメチルスルホキシド(エルフ社製)60重量
部、ポリエチレンオキシド(平均分子量200、三洋化
成製)18重量部からなる溶液を用いて、湿式法により
多孔質中空糸膜を得た。この中空糸膜は内径的400−
1外径約800 tmであった。
重量部、ジメチルスルホキシド(エルフ社製)60重量
部、ポリエチレンオキシド(平均分子量200、三洋化
成製)18重量部からなる溶液を用いて、湿式法により
多孔質中空糸膜を得た。この中空糸膜は内径的400−
1外径約800 tmであった。
実施例1
参考例1で得られた中空糸膜の外表面に酢酸セルロース
膜を気体1分離膜としてコーティングした。即ち、酢酸
セルロース(ダイセル化学製、置換度1.6)の5%酢
酸エチル/エタノール(9515重量比)混合溶液中に
中空糸を約1秒間浸漬し、浸漬後直ちに90″Cの乾燥
窒素を中空糸に吹きつけることによりコーティング層を
乾燥した。
膜を気体1分離膜としてコーティングした。即ち、酢酸
セルロース(ダイセル化学製、置換度1.6)の5%酢
酸エチル/エタノール(9515重量比)混合溶液中に
中空糸を約1秒間浸漬し、浸漬後直ちに90″Cの乾燥
窒素を中空糸に吹きつけることによりコーティング層を
乾燥した。
得られた中空糸複合膜の断面並びに表面構造を電子顕微
鏡を用いて観察した。この電子顕微鏡写真によれば中空
糸支持体の外周表面にある酢酸セルロース層は緻密で、
多孔質支持膜との境界に緻密層(分離層)を有し、最外
表面層へ行(に従って多孔層になっていることがわかる
。
鏡を用いて観察した。この電子顕微鏡写真によれば中空
糸支持体の外周表面にある酢酸セルロース層は緻密で、
多孔質支持膜との境界に緻密層(分離層)を有し、最外
表面層へ行(に従って多孔層になっていることがわかる
。
また、コーテイング後の中空糸膜の空気透過速度は4d
/−”・−in・at曽であり、コーティング前の透過
速度>317s”−win −at−に比べて著しく小
さい、これは表面に欠陥なく薄膜がコーティングされて
いることを示すものである。
/−”・−in・at曽であり、コーティング前の透過
速度>317s”−win −at−に比べて著しく小
さい、これは表面に欠陥なく薄膜がコーティングされて
いることを示すものである。
また、得られた中空糸複合膜の、空気透過速度に対する
水蒸気透過速度は約4000倍あり、空気からの水蒸気
選択透過膜として優れた膜であった。
水蒸気透過速度は約4000倍あり、空気からの水蒸気
選択透過膜として優れた膜であった。
比較例1
実施例1と同様の操作により、酢酸セルロースのコーテ
ィング層を塗布した後、徐々に乾燥させる様に密閉した
部屋内へ中空糸膜を放置した。得られた中空複合膜の酢
酸セロルース薄層は緻密で均一であった。しかし、空気
の透過速度は0.001 d/−”・■in −at園
以下と小さく、気体の分離膜として使用するには実用的
なものではなかった。
ィング層を塗布した後、徐々に乾燥させる様に密閉した
部屋内へ中空糸膜を放置した。得られた中空複合膜の酢
酸セロルース薄層は緻密で均一であった。しかし、空気
の透過速度は0.001 d/−”・■in −at園
以下と小さく、気体の分離膜として使用するには実用的
なものではなかった。
出願人代理人 古 谷 馨
Claims (1)
- 多孔質中空糸からなる支持体の外周上に分離機能を有す
る高分子薄膜層を被覆することによって形成される分離
用複合中空糸膜において、上記薄膜層が支持体側に分離
能を有する緻密層を形成し、外周へ行くに従って順次多
孔性となる異方性構造を有することを特徴とする異方性
中空糸複合膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027829A JP2726471B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 異方性中空糸複合膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027829A JP2726471B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 異方性中空糸複合膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02207827A true JPH02207827A (ja) | 1990-08-17 |
JP2726471B2 JP2726471B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=12231837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1027829A Expired - Lifetime JP2726471B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 異方性中空糸複合膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2726471B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102160967A (zh) * | 2011-03-21 | 2011-08-24 | 南京工业大学 | 内衬增强型中空纤维膜管及其制备装置和制备方法 |
CN102240509A (zh) * | 2010-05-10 | 2011-11-16 | 武汉美克安波科技有限公司 | 一种在线编织-相转移成型复合中空纤维膜制备方法 |
CN102974228A (zh) * | 2012-10-25 | 2013-03-20 | 贵阳时代沃顿科技有限公司 | 一种具有纳米杂化脱盐层的纳滤膜 |
CN105026022A (zh) * | 2013-02-28 | 2015-11-04 | 东丽株式会社 | 复合半透膜及其制造方法 |
CN106211659A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-12-07 | 董超超 | 一种除尘通风电气柜 |
CN106268349A (zh) * | 2016-08-16 | 2017-01-04 | 天津工业大学 | 增强型海绵结构中空纤维膜的制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS621404A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-07 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 多層複合中空繊維状膜及びその製造法 |
-
1989
- 1989-02-07 JP JP1027829A patent/JP2726471B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS621404A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-07 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 多層複合中空繊維状膜及びその製造法 |
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CN102974228A (zh) * | 2012-10-25 | 2013-03-20 | 贵阳时代沃顿科技有限公司 | 一种具有纳米杂化脱盐层的纳滤膜 |
CN102974228B (zh) * | 2012-10-25 | 2015-04-22 | 贵阳时代沃顿科技有限公司 | 一种具有纳米杂化脱盐层的纳滤膜 |
CN105026022A (zh) * | 2013-02-28 | 2015-11-04 | 东丽株式会社 | 复合半透膜及其制造方法 |
US10427109B2 (en) | 2013-02-28 | 2019-10-01 | Toray Industries, Inc. | Composite semipermeable membrane and production thereof |
CN106211659A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-12-07 | 董超超 | 一种除尘通风电气柜 |
CN106268349A (zh) * | 2016-08-16 | 2017-01-04 | 天津工业大学 | 增强型海绵结构中空纤维膜的制备方法 |
CN106268349B (zh) * | 2016-08-16 | 2019-03-19 | 天津工业大学 | 增强型海绵结构中空纤维膜的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2726471B2 (ja) | 1998-03-11 |
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