JPH02207742A - 容器詰め牛乳の製造方法 - Google Patents
容器詰め牛乳の製造方法Info
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- JPH02207742A JPH02207742A JP1029368A JP2936889A JPH02207742A JP H02207742 A JPH02207742 A JP H02207742A JP 1029368 A JP1029368 A JP 1029368A JP 2936889 A JP2936889 A JP 2936889A JP H02207742 A JPH02207742 A JP H02207742A
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Landscapes
- Dairy Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産呈上皇利旦分!
本発明は、生乳を容器に充填密封してから、段面や滅菌
等の加熱処理をする際、生乳中の蛋白質と乳糖の相互作
用によるメイラード反応等によって黄色味を帯びたり、
褐変するのを防止した容器詰め牛乳の製造方法に関する
。
等の加熱処理をする際、生乳中の蛋白質と乳糖の相互作
用によるメイラード反応等によって黄色味を帯びたり、
褐変するのを防止した容器詰め牛乳の製造方法に関する
。
皿米艮班
従来、容器詰め牛乳類は、−船釣に生乳をホモゲナイザ
ーで均質化後、120〜140℃で2〜5秒間、あるい
は75℃前後で15分間保持等の加熱処理により殺菌あ
るいは滅菌し、冷却後容器に充填して製造している。
ーで均質化後、120〜140℃で2〜5秒間、あるい
は75℃前後で15分間保持等の加熱処理により殺菌あ
るいは滅菌し、冷却後容器に充填して製造している。
しかし一方、生乳をホモゲナイザーで均質化後、非通気
性容器に充填密封してから115〜118℃で15〜2
0分の範囲で加熱処理する方法(特公昭62−1981
0号公報)も行われている。
性容器に充填密封してから115〜118℃で15〜2
0分の範囲で加熱処理する方法(特公昭62−1981
0号公報)も行われている。
生乳を加熱処理して冷却後容器に充填する前者の方法で
は、乳が黄色味を帯びたり、褐変することはほとんどな
いが、容器に充填密封後加熱処理し1、冷却する後者の
方法では、メイラード反応等によって乳が黄色味を帯び
たり、褐変が著しく、飲用あるいは料理等に使用する際
外観上杆ましくないという問題がある。
は、乳が黄色味を帯びたり、褐変することはほとんどな
いが、容器に充填密封後加熱処理し1、冷却する後者の
方法では、メイラード反応等によって乳が黄色味を帯び
たり、褐変が著しく、飲用あるいは料理等に使用する際
外観上杆ましくないという問題がある。
が ° しようとする課
本発明は、上記の問題に鑑み、生乳を容器に充填、密封
後加熱処理する際に起こるメイラード反応等による黄色
味の呈色あるいは褐変を防止するための容器詰め牛乳の
製造方法を提供することを課題とする。
後加熱処理する際に起こるメイラード反応等による黄色
味の呈色あるいは褐変を防止するための容器詰め牛乳の
製造方法を提供することを課題とする。
以下本発明の詳細な説明する。
課 を解ンするための
本発明の特徴は、生乳に、L−シスチン及び/又はL−
システインを0.01〜0.1重量%添加混合し、該生
乳を均質化後非通気性容器に充填、密封して加熱処理す
るか、または均質化した生乳に、L−シスチン及び/又
はL−システインを0゜O1〜0.1重量%添加混合し
、該生乳を非通気性容器に充填、密封して加熱処理する
ことにある。
システインを0.01〜0.1重量%添加混合し、該生
乳を均質化後非通気性容器に充填、密封して加熱処理す
るか、または均質化した生乳に、L−シスチン及び/又
はL−システインを0゜O1〜0.1重量%添加混合し
、該生乳を非通気性容器に充填、密封して加熱処理する
ことにある。
尚、本発明でいう生乳及び牛乳には脱脂乳、加工乳、生
クリーム、無糖練乳、殺菌乳酸菌飲料、あるいは乳飲料
を包含する。
クリーム、無糖練乳、殺菌乳酸菌飲料、あるいは乳飲料
を包含する。
生乳に添加、混合するし一シスチン又はL−システイン
はそれぞれ単独であってもまた混合してもよく、そして
粒径は、20(l tt ts以下、好ましくは150
μm以下の微粒子状にするのが良い。
はそれぞれ単独であってもまた混合してもよく、そして
粒径は、20(l tt ts以下、好ましくは150
μm以下の微粒子状にするのが良い。
粒径が200μ鋼以上になると、生乳に添加した場合均
一に分散せず、また製造工程での貯乳中に沈澱すること
があって好ましくない。
一に分散せず、また製造工程での貯乳中に沈澱すること
があって好ましくない。
このように微粒子状にしたし一シスチン及び/又はL−
システインを、生乳に対し、0.01〜0.1重量%、
好ましくは、o、oi〜0.08重量%添加混合する。
システインを、生乳に対し、0.01〜0.1重量%、
好ましくは、o、oi〜0.08重量%添加混合する。
添加量が0.01重量%未満では生乳を加熱処理した際
のメイラード反応等を防止する効果を得ることができず
、一方0.1重量%を超えて添加するとpHの低下によ
って乳蛋白質が凝固し、製品の保存中に沈澱したり、ま
た、風味上も卵臭等が発生し好ましくない。
のメイラード反応等を防止する効果を得ることができず
、一方0.1重量%を超えて添加するとpHの低下によ
って乳蛋白質が凝固し、製品の保存中に沈澱したり、ま
た、風味上も卵臭等が発生し好ましくない。
そしてL−シスチン及び/又はL−システインを生乳に
添加混合する方法としては、牛乳を60〜80℃ (溶
解温度として好ましい温度範囲)に加温し、L−シスチ
ン及び/又はL−システインを添加して、ホモミキサー
やデイスパーミルあるいは攪拌機等により高速で攪拌混
合するか、または少量の清水あるいは生乳等の溶解水に
予め溶解した後、母液となる生乳に混合する方法を採用
することができる。攪拌混合した後は、常法に従って均
質機で生乳中の脂肪球を微細化する。
添加混合する方法としては、牛乳を60〜80℃ (溶
解温度として好ましい温度範囲)に加温し、L−シスチ
ン及び/又はL−システインを添加して、ホモミキサー
やデイスパーミルあるいは攪拌機等により高速で攪拌混
合するか、または少量の清水あるいは生乳等の溶解水に
予め溶解した後、母液となる生乳に混合する方法を採用
することができる。攪拌混合した後は、常法に従って均
質機で生乳中の脂肪球を微細化する。
また、L−シスチン及び/又はL−システインの添加は
、生乳を均質機によって均質化した後に添加して上記と
同様の方法で攪拌混合することもできる。
、生乳を均質機によって均質化した後に添加して上記と
同様の方法で攪拌混合することもできる。
尚、本発明においては、L−シスチン及び/又はL−シ
ステインの添加と同時に果汁、香料、着色料あるいは乳
化剤、安定剤等の副原料を添加することもできる。
ステインの添加と同時に果汁、香料、着色料あるいは乳
化剤、安定剤等の副原料を添加することもできる。
上記のようにL−シスチン及び/又はL−システインを
添加後は缶容器、瓶容器または複合紙容器等の耐熱性を
有する非通気性容器に充填、密封後レトルト滅菌等によ
って115〜122℃の範囲で15〜20分間程度保持
して加熱処理し、常温まで冷却する。
添加後は缶容器、瓶容器または複合紙容器等の耐熱性を
有する非通気性容器に充填、密封後レトルト滅菌等によ
って115〜122℃の範囲で15〜20分間程度保持
して加熱処理し、常温まで冷却する。
また、ここでいう加熱処理は、殺菌あるいは滅菌のため
の両方の処理を包含する。
の両方の処理を包含する。
以下本発明で用いるし一シスチン及びL−システインの
添加量による効果を下記に示す実験例に基いて説明する
。
添加量による効果を下記に示す実験例に基いて説明する
。
実験例
脂肪率3.5%、無脂乳固形率8.4%の生乳に150
μmL−シスチン並びにL−システインを0.01.0
.03.0.05.0.08.0.1.0.12重量%
それぞれ添加してホモミキサーで撹拌し、均質化後缶容
器に充填、密封して、レトルト滅菌機により117℃で
20分間滅菌した。この缶詰め牛乳を12時間保存後p
H1色彩(色彩色差計ミノルタCR−200を使用しb
値で表示)および風味を測定した。その測定結果を表1
および表2に示す。
μmL−シスチン並びにL−システインを0.01.0
.03.0.05.0.08.0.1.0.12重量%
それぞれ添加してホモミキサーで撹拌し、均質化後缶容
器に充填、密封して、レトルト滅菌機により117℃で
20分間滅菌した。この缶詰め牛乳を12時間保存後p
H1色彩(色彩色差計ミノルタCR−200を使用しb
値で表示)および風味を測定した。その測定結果を表1
および表2に示す。
上記表1及び表2において、色彩す値の数値が大きい程
褐変の程度が大きいことを示す。
褐変の程度が大きいことを示す。
主里■四果
本発明によるとL−シスチン及び/又はL−システイン
の特定量を生乳に添加混合するだけで、容器に充填し密
封した後の加熱処理に対して生乳の蛋白質と乳糖の相互
作用によって起こる黄色味、あるいは褐変等のいわゆる
メイラード反応等が防止でき、また長期に保存しても容
器中で沈澱するという現象がなく、更に飲用に供した際
にも風味の低下がないという効果を奏するものである。
の特定量を生乳に添加混合するだけで、容器に充填し密
封した後の加熱処理に対して生乳の蛋白質と乳糖の相互
作用によって起こる黄色味、あるいは褐変等のいわゆる
メイラード反応等が防止でき、また長期に保存しても容
器中で沈澱するという現象がなく、更に飲用に供した際
にも風味の低下がないという効果を奏するものである。
以下に本発明の実施例を示す。
尚、各実施例中の%はいずれも重量%を表す。
実施例1
70℃に加温した固形率12.3%の生乳10kgに、
粒子径を150μm以下にしたし一シスチン5gを添加
し、ホモミキサーの回転数3.60Or、pom、で5
分間攪拌部合した。この生乳を更に140kg/−のホ
モゲナイザーで均質化し、酸度、風味、色沢および組織
等の検査をした後、容量250ccの缶容器に充填して
施蓋し巻き締め機で密閉した。この缶詰め牛乳をレトル
ト滅菌機により117℃で20分間滅菌して20℃まで
冷却し保存した。
粒子径を150μm以下にしたし一シスチン5gを添加
し、ホモミキサーの回転数3.60Or、pom、で5
分間攪拌部合した。この生乳を更に140kg/−のホ
モゲナイザーで均質化し、酸度、風味、色沢および組織
等の検査をした後、容量250ccの缶容器に充填して
施蓋し巻き締め機で密閉した。この缶詰め牛乳をレトル
ト滅菌機により117℃で20分間滅菌して20℃まで
冷却し保存した。
実施例2
80℃に加温した固形率13.5%の生乳50kgに、
粒子径を130 p ta以下にしたし一システィン3
5gを添加し、ホモミキサーの回転数3.60Or、p
、m、で7分間攪拌混合した。
粒子径を130 p ta以下にしたし一システィン3
5gを添加し、ホモミキサーの回転数3.60Or、p
、m、で7分間攪拌混合した。
この加工乳を更に140kg/aaのホモゲナイザーで
均質化し、酸度、風味、色沢およびMi織等の検査をし
た後、容1190ccの缶容器に充填して施蓋し巻き締
め機で密閉した。この缶詰め牛乳をレトルト滅菌機によ
り120℃で15分間滅菌して20℃まで冷却し保存し
た。
均質化し、酸度、風味、色沢およびMi織等の検査をし
た後、容1190ccの缶容器に充填して施蓋し巻き締
め機で密閉した。この缶詰め牛乳をレトルト滅菌機によ
り120℃で15分間滅菌して20℃まで冷却し保存し
た。
実施例3
60℃に加温した固形率8.5%の脱脂乳30kgに、
粒子径を130μm以下にしたし一シスチンとL−シス
テインをl:1の割合で混合したちの15gを添加し、
ホモミキサーの回転数3.60Or、p、m、で7分間
撹拌部合した。
粒子径を130μm以下にしたし一シスチンとL−シス
テインをl:1の割合で混合したちの15gを添加し、
ホモミキサーの回転数3.60Or、p、m、で7分間
撹拌部合した。
この脱脂乳を更に140kg/a11のホモゲナイザー
で均質化し、酸度、風味、色沢および組織等の検査をし
た後、容量160ccの缶容器に充填して施蓋し巻き締
め機で密閉した。この缶詰め脱脂乳をレトルト滅凹機に
より120℃で17分間滅菌して25℃まで冷却し保存
した。
で均質化し、酸度、風味、色沢および組織等の検査をし
た後、容量160ccの缶容器に充填して施蓋し巻き締
め機で密閉した。この缶詰め脱脂乳をレトルト滅凹機に
より120℃で17分間滅菌して25℃まで冷却し保存
した。
実施例4
60℃に加温した固形率12.5%の生乳30kgに、
粒子径を150μm以下にしたし一システィン200g
を添加し、攪拌機により回転数12Or、p、m、で2
0分間撹拌し溶解した。、 一方500kgの生乳を140kg/cJのホモゲナイ
ザで均質化し、これに上記で生乳に溶解したし一システ
ィンを添加して混合後、酸度、風味、色沢および組織等
の検査をした後、容1160ccの缶容器に充填して施
蓋し巻き締め機で密閉した。この缶詰め牛乳をレトルト
滅菌機により121℃で15分間滅菌して25℃まで冷
却し保存した。
粒子径を150μm以下にしたし一システィン200g
を添加し、攪拌機により回転数12Or、p、m、で2
0分間撹拌し溶解した。、 一方500kgの生乳を140kg/cJのホモゲナイ
ザで均質化し、これに上記で生乳に溶解したし一システ
ィンを添加して混合後、酸度、風味、色沢および組織等
の検査をした後、容1160ccの缶容器に充填して施
蓋し巻き締め機で密閉した。この缶詰め牛乳をレトルト
滅菌機により121℃で15分間滅菌して25℃まで冷
却し保存した。
Claims (2)
- (1)生乳にL−シスチン及び/又はL−システインを
0.01〜0.1重量%添加、混合したものを均質化処
理した後、非通気性容器に充填、密封して加熱処理する
ことを特徴とする容器詰め牛乳の製造方法。 - (2)均質化処理をした生乳にL−シスチン及び/又は
L−システインを0.01〜0.1重量%添加、混合し
たものを非通気性容器に充填、密封して加熱処理するこ
とを特徴とする容器詰め牛乳の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1029368A JPH02207742A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 容器詰め牛乳の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1029368A JPH02207742A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 容器詰め牛乳の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02207742A true JPH02207742A (ja) | 1990-08-17 |
Family
ID=12274215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1029368A Pending JPH02207742A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 容器詰め牛乳の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02207742A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010026855A1 (ja) | 2008-09-05 | 2010-03-11 | サントリーホールディングス株式会社 | 乳清タンパク質の含有量が低減された乳組成物及び乳入り飲料 |
JP2011021024A (ja) * | 2003-03-18 | 2011-02-03 | Nestec Sa | 動物の健康を増進するための方法及び組成物 |
JP2013198480A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-10-03 | Nippon Shinyaku Co Ltd | 日持向上剤 |
CN103349077A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-10-16 | 南昌大学 | 一种高抗氧化性能奶粉添加剂的制备方法 |
CN103636784A (zh) * | 2013-12-13 | 2014-03-19 | 光明乳业股份有限公司 | 一种褐色甜酒酿乳酸菌饮料及其制备方法 |
-
1989
- 1989-02-08 JP JP1029368A patent/JPH02207742A/ja active Pending
Cited By (5)
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