JPH0220534B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシートを搬送するための装置に関す
る。

殊に、本発明は、シートが積み重ねられた、即
ちシート堆積体のための少なくとも２つの収容ホ
ルダと、各シート堆積体を収容する収容ホルダの
夫々に設けられており、シートを収容ホルダから
処理ステーシヨンに搬送するために選択的に作動
させられるシート堆積体から１枚のシートを分離
するためのローラ手段と、収容ホルダを処理ステ
ーシヨンに接続するコンベア手段とを備えたシー
トを処理ステーシヨンへ搬送するための装置に関
する。

このような装置はオランダ国特許出願第
7404899号明細書によつて知られている。

この特許出願明細書には、多数の収容ホルダ
と、各収容ホルダの一部をなしその中に含まれる
シート堆積体から１枚のシートを分離する手段、
このシートを露光ステーシヨンに搬送する手段と
を備えた装置が記載されている。前記オランダ国
特許出願第7404899号明細書によれば、種々の収
容ホルダからの１枚のシートの露光ステーシヨン
への供給は完全に分離された複数のコンベア軌道
を介して行なわれる。しかし、完全に分離された
コンベア軌道を介して行なわれるシートの供給の
際には多数のコンベアと駆動手段とを必要とし、
それによつて大きな空間を占める複雑なシート供
給装置が必要になるという欠点がある。

本発明は前記諸点に鑑み成されたものであり、
その目的は前記の欠点がなくかつ比較的少数のコ
ンベアおよび駆動手段によつてシートを多数の収
容ホルダの中の１つのものから処理ステーシヨン
に搬送することのできるシートを構成するための
装置を提供することにある。

前記の目的は、本発明によれば、シートを収容
するための第１の収容ホルダと、シートを収容す
るための第２の収容ホルダと、前記第１の収容ホ
ルダから前記シートの１枚を取り出すべく当該第
１の収容ホルダに配設された第１のローラ手段
と、前記第２の収容ホルダから前記シートの１枚
を取り出すべく当該第２の収容ホルダに配設され
た第２のローラ手段と、前記第１の収容ホルダか
ら取り出されたシートの１枚を前記第１のローラ
手段から前記第２のローラ手段に搬送すべく当該
第１のローラ手段と当該第２のローラ手段とを連
結する第１のコンベア手段と、前記シートの１枚
に所定の処理を施すための処理ステーシヨンと、
前記シート１枚を前記第２のローラ手段から前記
処理ステーシヨンに搬送すべく当該第２のローラ
手段と当該処理ステーシヨンとを連結する第２の
コンベア手段とを備えているシートを搬送するた
めの装置によつて達成される。

このように構成されたシートを搬送するための
装置は、比較的少数のコンベア手段を用いてほと
んど場所をとらない簡単な、シートを供給するた
めの系統を形成するようにし、当該シートを多数
の収容ホルダの中の１つのものから処理ステーシ
ヨンに対して搬送することができる。

シート堆積体から１枚のシートを分離するため
の各ローラは不作動位置ではシート堆積体に接触
せず、かつ各ローラの作動時には当該ローラとシ
ート堆積体との間の接触が行なわれないように構
成することが好ましい。

このように構成すれば、簡単な手段によつて選
択された収容ホルダからのみシートを供給するこ
とができる。

本発明は、圧縮空気源に接続可能な空記を規定
する壁に設けられた移動可能な板状部材上にシー
ト堆積体を少なくとも部分的に載置し、かつ前記
壁には開口部を設けることが好ましい。

このようにすれば、シート堆積体からの１枚の
シートを分離するためのローラを一定の位置に設
置することができ、かつ作動されるローラと一体
となるシート堆積体を圧縮空気による付勢中にの
み当該ローラと接触させることができるようにな
る。

前記分離を行なうためのローラは吸引ローラに
よつて形成することが好ましい。このようにすれ
ば、分離作動中に１枚のシートが単にローラの周
面の一部のみと接触し、このシートを例えば各一
対のローラの間に形成された搬送手段、例えばコ
ンベア軌道に分出させることができる。

前述の吸引ローラは多数の貫通孔が設けられて
いる被覆体を外表面に備えた中空状の円筒管、即
ち管状部材によつて形成されており、そして前記
貫通孔が前記管状部材の軸に対して垂直に設けら
れた深さが管状部材の直径の1/2以下の多数のの
こ引き部分を介して管状部材の内部の空間に接続
されることが好ましい。このようにすれば、摩擦
コンベアとしても機能し得る構造の簡単な吸引ロ
ーラを得ることができる。

本発明のその他の特色および利点は以下図面を
参照してなされる好ましい具体例についての説明
によつて明らかとなろう。

第１図は互いに順次上方に配置され夫々がシー
トの堆積体を収容することのできる多数の収容ホ
ルダ１，２，３，４の断面を示す。これら収容ホ
ルダは、たとえばA4、A3、A2およびA1サイズ
等の異なつた大きさのシートの堆積体を受入れる
ことができるように構成されている。

シートの各堆積体の排出側の上方における適宜
な高さの一定の位置にはシートの堆積体から、例
えば１枚のシートを分離するためのローラ、即ち
分離用ローラ５，６，７，８の夫々が取り付けら
れている。これらの分離用ローラはシートを搬送
するための装置の動作時には回転駆動され、かつ
以下に説明するようにして、シートの堆積体から
１枚のシートを排出する。排出されたこれらのシ
ートは収容ホルダの排出側に沿つてほぼ垂直に設
けられた共通に使用されるコンベア軌道９に対し
て供給される。このコンベア軌道９に於けるシー
トの搬送は駆動される分離用ローラ５，６，７及
び８と夫々協働してこれらと夫々ローラ手段を構
成すべくローラ対をなす押えローラ１０，１１，
１２及び１３によつて行なわれる。

尚、第１図及び第２図の夫々に於いて示されて
いるように、分離用ローラ６及び当該分離用ロー
ラ６と対をなす押えローラ１１から分離用ローラ
５及び当該分離用ローラ５と対をなす押えローラ
１０にかけて形成されているシートの搬送路によ
つて第１のコンベア手段を構成している。

本発明が適用される電子写真複写機を概略的に
表わす第２図に示すように、分離用ローラ５，
６，７及び８は本発明の装置の動作時に、駆動モ
ータ１５によつて移動状態におかれる共通の駆動
部材１４によつて同時に駆動される。前記ローラ
対の夫々からコンベア軌道９を介して供給される
シートは収容ホルダの上方を例えば水平方向に走
行する無端のコンベアベルト１６に供給される。
無端のコンベアベルト１６はモータ１５によつて
伝達駆動部材１７を介して二つの方向に駆動され
る。

コンベアベルト１６の上面にあたる平坦な部分
は供給される光導電性の送入されるシート、（以
下送入シートとする）のための露光領域を形成す
る。この露光領域のコンベアベルト１６の進行方
向に関する上流側にあるコンベアベルト１６の上
方の固定位置には帯電ユニツト１８が設けられて
いる。帯電ユニツト１８の動作時には、供給され
た光導電性の送入シートが帯電状態で露光領域に
到達する。この送入シートはコンベアベルト１６
の駆動を停止させることによつて所要の露光領域
に保持される。尚、前述のコンベアベルト軌道９
及びコンベアベルト１６によつて第２のコンベア
手段が構成されている。

図示しない光学系によつてマイクロフイルム等
の原稿の画像を露光領域におかれた送入シートに
照射して当該送入シート上に静電潜像を形成する
ことができる。送入シートはこの露光領域からさ
らに搬送されて現像装置１９に案内されその静電
潜像が現像される。

操作員が露光領域におかれたシートの光学的な
調節を行なうことができるように、光導電性の送
入シートを帯電されていない状態で露光領域に移
送できるようにすることが好ましい。

この調節を行なつた後、送入シートが帯電ユニ
ツト１８を完全に通過するまでコンベアベルト１
６を反対の方向に移動させることによつてこの送
入シートを帯電させることができる。そしてこの
後帯電ユニツト１８を動作状態にして送入シート
を再度同一の露光領域に供給することができる。
この逆方向への搬送中に送入シートが垂直なコン
ベア軌道９に入らないように、分岐部材２０をこ
の搬送の間に点線位置に移動させる。これと同時
に空気の流れが空間２１から送入シートに送られ
て、この送入シートをコンベアベルト１６の下方
に固定された板部材２２の上方に案内する。また
別の方法として、この逆方向への搬送中に送入シ
ートをコンベア軌道９と平行な垂直案内軌道に沿
つて案内するようにしてもよい。このようにすれ
ば分岐部材２０と空間２１からの空気の供給とを
省略することができる。帯電された送入シートの
露光後、コンベアベルト１６は潜像を有する。こ
の送入シートを現像装置１９に送り、この後複写
の完了したコピーが複写機から出て行く。

送入シートが露光面に占めることのできる位置
は、たとえば供給された送入シートのサイズまた
は照射像の送入シート上の所望の位置にしたがつ
て調節することができる。

移動方向における位置決めは送入シートが所望
の位置に到達した時点でコンベアベルト１６の動
きを停止させることによつて行なわれる。

移動方向と垂直方向とにおける送入シートの位
置決めは収容ホルダを複写機の中でこれらの方向
に移動可能に固定することによつて行なわれる。

固定位置に夫々取り付けられた分離用ローラ
５，６，７及び８の有効動作領域は以下第４図、
第５図及び第６図について説明するように関連す
るシートの堆積体の占める位置にしたがつて得る
ことができる。

各収容ホルダは新たな堆積体の装荷可能な位置
に臨むことができるように必要に応じて複写機の
外側まで横方向に移動させることができる。

以下本発明を収容ホルダを示す第３図について
さらに説明する。これ以外の収容ホルダも同様に
して構成されている。

各収容ホルダは底板２３と排出側の起立縁部２
５とによつて形成されている。

底板２３の排出側には開口部２４が設けられて
いる。膨張可能なエアバツグ２４Ａが底板２３の
上側に結合され開口部２４を介して空間２６に連
通されている。底板２３の一部と起立縁部２５と
は二重壁構造になつていてそれらの間に閉じた空
間２６を形成している。この空間２６の下側は開
口部２８を備えたＶ字形部分２７によつて限定さ
れている。起立縁部２５の壁中にはシートの堆積
体に対向しかつ挿入された当該シートの堆積体の
上面の高さのところに開口部２９が設けられてい
る。収容ホルダはそのＶ字形部分２７によつて固
定位置に固着されかつ開口部３１を備えた筒体３
０上に沿つて摺動することができる。これらの開
口部３１は開口部２８と共に筒体３０と空間２６
との間を接続する。筒体３０は圧縮空気ラインを
介して圧縮空気源３３に接続されており、これら
開口部３１及び２８を介して空間２６中に増大さ
れた空気圧を得ることができる。

底板２３にはカバー板３２がヒンジによつて接
続されている。ヒンジは底板２３中に設けられた
開口部を通して突出するカバー板３２のフランジ
縁部３２Ａによつて形成されている。カバー板３
２には挿入されたシートの堆積体もしくはその一
部が載置される。

空間２６中の空気圧が増大すると、開口部２４
を通して流れる空気がカバー板３２を押し上げ、
この結果カバー板３２上に載置されているシート
の堆積体の最も上側のシートがシートの堆積体の
上方の固定された位置に置かれた分離用ローラ
５，６，７または８に接触されるようになる。こ
れと同時に、収容ホルダの起立縁部２５中の開口
部２９を介して空気が堆積体の前部に対して吹付
けられ、シートの先端部を互いに分離させること
ができる。

各分離ローラ５，６，７及び８は各ローラを前
記圧縮空気源３３の吸引ラインに接続することに
よつてシートを減圧下に保持するようになされて
いる。

第４図及び第５図に示すように、各分離用ロー
ラは、のこ引きによつて形成される開口部３５を
備えた管状部材としての中空状の円筒管３４と、
ゴム等の弾性材からなりかつ円筒管３４の開口部
３５に接続される開口部３７を備えた当該円筒管
３４を覆う被覆体としてのシート３６とを有して
いる。一方の管端部は分離用ローラ中に減圧を生
じさせるために圧縮空気源３３の吸引ラインに結
合されている。このようにして形成された分離用
ローラは摩擦搬送ローラ及び吸引搬送ローラとし
て機能する。

各分離用ローラの長さは同一とすることが好ま
しい。これは複写機内部の同一の枠板間における
製作及び組立てに関して有利である。分離用ロー
ラの扱うシートの堆積体の幅が狭いときには、中
空の円筒状のスライド部材３８を当該分離用ロー
ラ中に挿入することによつてシートの堆積体の幅
に対する分離用ローラの吸引幅を制限するように
してもよい。第６図中、２つの位置において示す
このスライド部材３８にはシートの堆積体の幅の
長手方向の回転軸と平行な溝３９が設けられてい
る。分離用ローラはこれらの溝３９があるところ
だけ吸引コンベアローラとして作用することがで
きる。このスライド部材３８を分離用ローラの内
部で軸方向に移動させることによつて、分離用ロ
ーラの吸引領域を収容ホルダの位置にしたがつて
変えることができる。

前述の送入シートのシートの堆積体からの取出
しを以下第３図について説明する。

圧縮空気源３３はライン４０中に負圧をライン
４１中に正圧を夫々同時に生じさせる。シートを
シートの堆積体から取出す必要のあるときには、
バルブブロツク４２中の二つのバルブ４２Ａ及び
４２Ｂを同時に開いて分離用ローラ５，６，７及
び８の中の一つのものに負圧を与えそして同時に
筒体３０の中の１つのものを介して空間２６中の
圧力を増大させる。

この空間２６中の空気圧が増大する結果、カバ
ー板３２が上方に移動し、したがつてこのカバー
板３２上に載置されているシートの堆積体が分離
用ローラ５，６，７または８と接触するようにな
り、この時点では当該各ローラの内部は負圧にな
つている。分離用ローラは軸方向に設けられてい
るその開口部が最上部のシートと接するようにな
つたときにこのシートを吸引する。これと同時に
２枚以上のシートが分離用ローラによつて取出さ
れることがないように収容ホルダの起立縁部２５
中の開口部２９を介してシートの堆積体の排出側
に対して空気が吹き付けられる。次いで、バルブ
４２Ｂが閉じられ、この結果シートの堆積体は再
びその当初の位置にもどる。分離用ローラは１枚
のシートの先端部が分離用ローラと協働する押え
ローラに接触するようになるまで少なくとも1/4
回転の間このシートを吸引した状態に保持する。
この時点で、バルブブロツク４２中のバルブ４２
Ａが閉じられ、この結果分離用ローラはそれ以上
吸引ローラとしては機能しなくなる。分離用ロー
ラと押えローラとからなるローラ対はまた下方に
位置するシートの堆積体から取り出した送入シー
トを処理部に搬送するための摩擦搬送ローラとし
ても動作する。

以下に、本発明によるシートを搬送するための
装置を本具体例に即して説明する。即ち、本具体
例のシートを搬送するための装置は、シートの堆
積体を収容するための第１の収容ホルダ２と、シ
ートの堆積体を収容するための第２の収容ホルダ
１と、第１の収容ホルダ２からシートの堆積体中
の１枚を取り出すべく当該第１の収容ホルダ２に
配設された第１の分離用ローラ６と、第２の収容
ホルダ１から前記シートの堆積体中の１枚を取り
出すべく当該第２の収容ホルダ２に配設された第
２の分離用ローラ５と、第１の収容ホルダ２から
取り出されたシートの１枚を第１の分離用ローラ
６から第２の分離用ローラ５に搬送すべく当該第
１の分離用ローラ６と当該第２の分離用ローラ５
とを連結する第１のコンベア手段と、シートの１
枚に所定の処理を施すための、帯電ユニツト１８
及び現像装置１９を含む処理ステーシヨンと、前
記シートの１枚を第２の分離用ローラ５から前記
処理ステーシヨンに搬送すべく当該第２の分離用
ローラ５と当該処理ステーシヨンとを連結する、
コンベア軌道９及びコンベアベルト１６を含む第
２のコンベア手段とを備えている。

本発明が前記の具体例にのみ限定されることは
なく本発明の範囲内において多くの態様が可能で
あることは明らかである。たとえば空間２６中に
おいて短時間に必要とされる正圧及びこれと同時
に分離用ローラ５，６，７及び８の中の一つのも
のにおいて短時間に必要とされる負圧を種々の異
なつた態様、たとえばプランジヤを用いて空気を
移動させることによつて形成することも可能であ
る。

本発明のシートを搬送するための装置に於ける
前述の構成から、前記第１のローラ手段によつて
前記第１の収容ホルダからシートの１枚を取り出
し、当該シートの１枚を前記第１のコンベア手
段、第２のローラ手段及び第２のコンベア手段の
夫々を介して前記処理ステーシヨンに対して供給
する場合、当該第１のローラ手段によるシートの
取り出し搬送の速度、並びに当該第１のコンベア
手段、第２のローラ手段及び第２のコンベア手段
の夫々によるシートの搬送の速度の夫々を実質的
に等しく設定することが可能になる。換言する
と、前記取り出されたシートをシワ等が生じない
ように搬送すべく前述の各速度を実質的に等しく
設定するために、例えば単一の駆動源を用いた
り、或いは駆動を制御するための制御動作を一致
させるようにしたり、即ち当該各速度を制御する
ために比較的簡単な構成を採用することが可能に
なる。それ故、シートを搬送するための装置自体
を小型化することが可能になり、更には当該シー
トを搬送するための装置のトラブル等の発生を減
少させることも可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は順次上方に配置された多数の収容ホル
ダの概略断面図、第２図は本発明のシート搬送装
置を用いることのできる電子写真複写機の要部の
概略断面図、第３図は収容ホルダを空気圧系と組
合せて示す断面図、第４図は分離用ローラの縦断
面図、第５図は第４図中の−線に沿つて示す
分離用ローラの断面図、第６図は分離用ローラ中
に嵌挿することのできるスライド部材を二つの位
置で示す断面図である。 １，２，３，４……収容ホルダ、５，６，７，
８……分離用ローラ、９……コンベア軌道、１
０，１１，１２，１３……押えローラ、１６……
無端のベルトコンベア、２３……底板、２４……
開口部、２５……起立縁部、２６……空間、２９
……開口部、３２……カバー板、３３……圧縮空
気源、３４……円筒管、３５，３７……開口部、
３８……スライド部材、４２……バルブブロツ
ク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ シートを収容するための第１の収容ホルダ
   と、シートを収容するための第２の収容ホルダ
   と、前記第１の収容ホルダから前記シートの１枚
   を取り出すべく当該第１の収容ホルダに配設され
   た第１のローラ手段と、前記第２の収容ホルダか
   ら前記シートの１枚を取り出すべく当該第２の収
   容ホルダに配設された第２のローラ手段と、前記
   第１の収容ホルダから取り出されたシートの１枚
   を前記第１のローラ手段から前記第２のローラ手
   段に搬送すべく当該第１のローラ手段と当該第２
   のローラ手段とを連結する第１のコンベア手段
   と、前記シートの１枚に所定の処理を施すための
   処理ステーシヨンと、前記シートの１枚を前記第
   ２のローラ手段から前記処理ステーシヨンに搬送
   すべく当該第２のローラ手段と当該処理ステーシ
   ヨンとを連結する第２のコンベア手段とを備えて
   いるシートを搬送するための装置。 ２ 前記第１のコンベア手段及び前記第２のコン
   ベア手段の夫々は実質的に同一の速度で前記シー
   トの１枚を搬送するように構成されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３ 前記第１のローラ手段が第１のローラを備え
   ており、前記第１の収容ホルダは当該第１のロー
   ラに対して当該第１の収容ホルダに収容されたシ
   ートの最上の１枚に接触すべく移動するように構
   成されており、前記第２のローラ手段が第２のロ
   ーラを備えており、前記第２の収容ホルダは当該
   第２のローラに対して当該第２の収容ホルダに収
   容されたシートの最上の１枚に接触すべく移動す
   るように構成されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項又は第２項に記載の装置。 ４ 前記第１のローラ手段が前記第１のローラに
   係合する第３のローラを備えており、前記第２の
   ローラ手段が前記第２のローラに係合する第４の
   ローラを備えていることを特徴とする特許請求の
   範囲第３項に記載の装置。 ５ 前記第１のローラ及び第２のローラの夫々が
   前記シートの最上の１枚を吸引するように構成さ
   れた吸引ローラであることを特徴とする特許請求
   の範囲第３項に記載の装置。 ６ 前記吸引ローラが、管状部材と、この管状部
   材の外表面に被覆された被覆体と、前記管状部材
   の内部を当該管状部材の外部に連通すべく当該管
   状部材に配設された連通孔の複数と、前記被覆体
   の外部に前記連通孔の夫々に開口するために当該
   被覆体に配設された複数の開孔とを備えているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の装
   置。 ７ 前記連通孔がのこ引きによつて形成されたス
   リツト形状を有していることを特徴とする特許請
   求の範囲第６項に記載の装置。 ８ 前記吸引ローラが圧縮空気源に接続されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第５項から第
   ７項のいずれか一項に記載の装置。