JPH02204779A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH02204779A
JPH02204779A JP1024238A JP2423889A JPH02204779A JP H02204779 A JPH02204779 A JP H02204779A JP 1024238 A JP1024238 A JP 1024238A JP 2423889 A JP2423889 A JP 2423889A JP H02204779 A JPH02204779 A JP H02204779A
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Kazuya Tsunashima
綱島 一也
Akio Yanase
柳瀬 彰夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像処理装置、特に印刷物の無地網部分の画像
を処理するのに適した画像処理装置に関する。
〔従来の技術〕
カラー印刷物の中には、色が一定の部分、いわゆる無地
網部分が多数存在する。このような無地網部分の製版工
程は一般のカラ一部分の製版工程とは異なった特殊な工
程によって行われる。各無地網部分には、イエロー(Y
)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の
4色の混合で表現される色が与えられるが、この混合色
は印刷時に各色について用いる分解版における網点面積
率をパーセントで表した数値(以下、網パーセントと呼
ぶ)によって決定される。従来は、同一の網パーセント
領域を抽出するためのマスクと、所’Aの網バーセント
で網点が設けられた透明フィルム(平網)とを何種類も
用意し、露光フィルムに露光を繰り返すことにより、無
地網フィルムを作成する作業を行っていた。
最近では、このような無地網フィルムの作成をコンピュ
ータを利用して行う技術が提案されている。たとえば、
特願昭80−213259号明細書、特願昭60−27
0501号明細書、特願昭62−231365号明細書
には、コンピュータを用いた無地網フィルム作成装置が
開示されている。これらの装置では、版下原稿に描画さ
れた輪郭線画1象をスキャナなどで読み取り、この読み
取った画像データに基づいてコンピュータによる着色を
行い、直接各色ごとの無地網フィルムが作成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したコンピュータを用いた無地網フィルム作成装置
は、一般に外部記憶装置としてディスク装置を有し、こ
のディスク装置内に画像データを保存している。着色な
どの画像処理を行う場合には、このディスク装置内の画
像データをコンピュータ内のメインメモリに読出し、こ
のメインメモリ内の画像データに対して着色などの画像
処理を施すことになる。この画像処理を行う間、処理対
象となる画像をディスプレイに表示する必要があるが、
この表示のためにフレームメモリが設けられ、表示に必
要な画像データをメインメモリからフレームメモリに転
送することによって必要な画像表示を行っている。
通常、画像データとしては、各画素の色直を画素の配列
のとおりに並べたラスターデータと、同じ色値をもった
画素の並びを示すランレングスデータと、が用いられて
いる。従来の装置では、メインメモリおよびフレームメ
モリでは画像データをラスターデータの形で記憶し、デ
ィスク装置では画像データをランレングスデータの形で
記憶している。これは、フレームメモリはディスプレイ
に直接接続されているため、データをラスターデータの
形で保持する必要があるのに対し、いくつもの画像を記
憶するディスク装置にはデータの全容量がより少なくな
るランレングスデータの形でデータを保存した方が便利
であるという理由によるものである。フレームメモリに
データを転送するメインメモリでは、フレームメモリと
同様のラスターデータの形が用いられている。したがっ
て、従来の装置では、ディスク装置内のランレングスデ
ータ形式の画像データを、ラスターデータに変換してメ
インメモリ上に読出し、このメインメモリ上のラスター
データをラスターデータの形式のままフレームメモリに
転送して画像表示を行っている。
しかしながら、このような装置ではメインメモリの容量
が非常に多く必要になるという問題がある。前述のよう
にラスターデータの形式では、全画素数と同じ数のデー
タが必要になるため、解像度の高い画像の場合には膨大
なデータ量を記憶するメモリが必要になるのである。一
般にコンピュータのメインメモリはディスクなどに比べ
て1ビツトあたりの単価が高いため、容量の大きなメイ
ンメモリを確保するとそれだけコストが高くなるという
問題がある。
従来装置のもう1つの問題は、ディスプレイに画像を拡
大/縮小表示する場合に、演算効率が悪いという点であ
る。画像を拡大/縮小表示する場合には、メインメモリ
からフレームメモリにデータを転送する際に拡大/縮小
演算を行うことになる。ところが、このデータはラスタ
ーデータであるから、全画素データに対して拡大/縮小
演算を行う必要がある。特に無地網フィルム用の画像で
は、同じ色値をもった画素が多数並ぶことが多く、ラス
ターデータのまま拡大/縮小演算をすることは非常に効
率が悪いのである。
そこで本発明は、メインメモリの容量を低下させること
によりコストダウンを図ることができ、しかも効率の良
い拡大/縮小演算を行うことのできる画像処理装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は画像処理装置に、 XY平面上に配列された画素によって構成される基本画
像を記憶するメモリであって、X方向に並んだ画素列を
、画素のもつ色値Cと、同じ色値を有する画素の並びの
終端を示すX座標値aと、によって表現される一連のラ
ンレングスデータCC,a)で定義し、これを記憶する
メインメモリと、 基本画像内の実際に表示すべき表示対象領域を特定する
表示対象情報を入力する表示対象情報人力部と、 表示対象領域を表示するための倍率kを入力する倍率入
力部と、 表示対象情報に基づいて、メインメモリから表示対象領
域に関与するランレングスデータ(c。
a)を抽出するランレングスデータ抽出部と、この抽出
したランレングスデータ(c、a)の座標値aを、倍率
kに基づいて座標値Aに変換し、ランレングスデータ(
c、A)を得る倍率変換部と、 このランレングスデータ(c、 A)に基づいて、色値
Cの画素がX座標値Aまで連続してなるラスターデータ
を生成するラスターデータ生成部と、生成したラスター
データを記憶するフレームメモリと、 このフレームメモリに記憶されているラスターデータに
基づいて画像表示を行うディスプレイと、を設けるよう
にしたものである。
〔作 用〕
本発明による画像処理装置では、画像データはランレン
グスデータの形式でメインメモリに記憶される。したが
って、ラスターデータの形式で記憶する従来装置に比べ
てメインメモリの容量を低減することができ、コストダ
ウンを図ることができる。また、メインメモリからフレ
ームメモリへ画像データを転送する場合には、データ形
式をランレングスデータからラスターデータへ変換する
必要が生じるが、この変換は次のようにして行われる。
まず、オペレータは、表示対象領域を特定するための表
示対象情報と、表示倍率と、を入力する。ランレングス
データ抽出部は、入力された表示対象情報に基づいて、
メインメモリから必要なランレングスデータを抽出する
。このランレングスデータに対して、倍率変換部におい
て倍率変換が行われ、更にラスターデータ生成部におい
てラスターデータが生成される。この生成されたラスタ
ーデータがフレームメモリに転送されることになる。こ
のように、画像の拡大/縮小演算は、ランレングスデー
タをラスターデータに変換する途中で行われる。すなわ
ち、実際の演算はランレングスデータに対して行われる
ため、従来装置のように全画素に対して演算を行う必要
はない。このため演算効率も極めて良くなる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示する実施例に基づいて説明する。第
1図は本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成を示
すブロック図である。この装置は、無地網フィルム作成
装置に本発明を適用したものであり、第1図の装置は実
際には無地網フィルム作成装置を構成している。この装
置の本体はコンピュータ10であり、このコンピュータ
10に、ディスク装置20、入力装置30、ディスプレ
イ40が接続されている。入力装置30としては、キー
ボード、マウスなどの一般的な入力デバイスを用いれば
よい。また、ディスク装置20にはレイアウトスキャナ
50が接続されている。輪郭線で構成されるモノクロ画
像のデータはレイアウトスキャナ50で取り込まれ、−
旦ディスク装置20に保存される。ここでは、画像デー
タは容量を低減できるランレングスデータの形になって
いる。
この画像データはコンピュータ10に取り込まれ、ここ
で着色などの画像処理が施され、再びディスり装置20
に戻される。レイアウトスキャナ50は、ディスク装置
20から処理済みの画像データを取り込み、この画像デ
ータに基づいて無地網フィルムが作成される。
続いて、コンピュータ10の内部の構成について説明す
る。コンピュータ10の内部構成は実際には、CPU、
メモリなどのハードウェアと、これを動作させるための
ソフトウェアの有機的な結合によって構築されているが
、ここでは構成要素を機能部に分けてとらえることにす
る。ディスク装置20から読出した画像データはメイン
メモリ11に記憶される。このメインメモリ11内の画
像データは、後述する経路を経てフレームメモリ12に
転送され、このフレームメモリ12内の画像データに基
づいて、ディスプレイ40に画像表示がなされる。オペ
レータはこの画像表示を見ながら、着色などの画像処理
を行うことになる。オペレータからの画像処理の指示は
入力装置30を介してデータ更新部13に与えられる。
データ更新部13は、この指示に基づいてメインメモリ
11内の画像データを更新する。更新された画像データ
はフレームメモリ12に転送され、ディスプレイ40に
は更新された画像表示がなされる。したがって、オペレ
ータは着色などの画像処理指示を与えた後、ただちにそ
の処理結果をディスプレイ40で確認することができる
。データ更新部13の行う画像処理は、着色処理をはじ
め、輪郭線の修正処理など様々であるが、本発明の要点
はメインメモリ11内の画像データの更新ではなく、こ
の画像データの表示プロセスにあるため、ここではデー
タ更新部13についての詳細は省略する。
さて、メインメモリ11内の画像データを、ディスプレ
イ40に表示するためには、前述のように、フレームメ
モリ12へのデータ転送を行う必要がある。このデータ
転送のプロセスが本発明の特徴となる部分である。はじ
めに、各メモリにおける画像データの形式について述べ
ておく。第1図に示す装置において、画像データを記憶
する機能をもつ構成要素は、ディスク装置20、メイン
メモリ11、フレームメモリ12の3つである。
この装置の特徴の1つは、ディスク装置20およびメイ
ンメモリ11がランレングスデータの形式で画像データ
を保持し、フレームメモリ12がラスターデータの形式
で画像データを保持する点である。
ここで、ラスターデータおよびランレングスデータのデ
ータ構造について、第2図および第3図を参照しながら
、簡単に説明する。いま、第2図(a)に示すように、
横方向に25画素、縦方向に16画素、合計40000
画素なる画像を考える。
ここで、各画素の色値を第2図(b)のように定義する
ものとする。このような画像をラスターデータで表現す
ると、25X16のマトリックスを用意し、ここに各色
値を並べることになる。1画素の色値をたとえば4バイ
トのデータで表現したとすれば、4x400−1600
バイトものデータ量が必要になる。これに対し、この画
像をランレングスデータで表現すると第3図のようにな
る。
データの1単位は(c、a)なる形をもち、Cは画素の
もつ色直、aは同じ色値を有する画素の並びの終端を示
すコラム値である。たとえば、ライン1には、(1,2
5)なるデータが記されているが、これは色値1の画素
が25コラム目まで連続して並んでいることを示す。ま
た、ライン3には、(1,5)、(2,8)、(1,2
5)なるデータが記されているが、これはまず、色値1
の画素が5コラムまで並び、6コラム目から8コラム目
までは色値2の画素が並び、更に9コラム目から25コ
ラム目までは色値1の画素が並んでいることを示す。こ
のようなランレングスデータの形式で表現すると、1単
位データを4バイトで構成しても、全部で184バイト
あれば全画像を表現することができる。ラスターデータ
の形式による表現では、1600バイト必要であったこ
とに比べると、メモリ容量を大幅に節約することができ
る。特に、無地網フィルムの絵柄では、画形式によるデ
ータ量の差が著しく、メモリ容量の点だけを考えると、
無地網フィルム作成装置ではランレングスデータの形式
でデータを保存した方が好ましい。
前述のように、従来装置ではメインメモリ1ノはラスタ
ーデータの形式で画像データを保持していたが、本装置
ではメインメモリ11はランレングスデータの形式で画
像データを保持している点に特徴がある。しかしながら
、フレームメモリ12はディスプレイ40に画像を表示
するためにラスターデータの形式を要求する。そのため
、メインメモリ11から、フレームメモリ12へ画像デ
ータを転送するプロセスで、データ形式の変換を行わね
ばならない。しかも、画像を拡大表示したり、縮小表示
したりするためには、この転送プロセスにおいて拡大/
縮小演算も行う必要がある。
本装置の特徴は、このような処理を可能とした点にある
。以下、このデータ転送プロセスについて詳述する。
再び、第1図を参照して、データ転送プロセスに関与す
る構成要素について説明する。まず、メインメモリ11
内のランレングスデータ(c、a)は、ランレングスデ
ータ抽出部14によって抽出される。そして、このラン
レングスデータ(C。
a)に対して、倍率変換部15て倍率変換処理がなされ
、ランレングスデータ(c、A)が得られる。ラスター
データ生成部16は、このランレングスデータ(c、A
)をラスターデータに変換し、フレームメモリ12に与
える。こうして、メインメモリ11内の画像データがフ
レームメモリ12に転送されることになる。この転送プ
ロセスは、オペレータの指示に基づいて行われる。すな
わち、オペレータは人力装置30を介して、表示対象情
報入力部17に表示対象情報を、倍率入力部18に倍率
を、それぞれ与える。ここで、表示対象情報とは、メイ
ンメモリ11に保持されている1画像のどの部分を表示
するかということを示す情報であり、倍率とは、ディス
プレイにどのような拡大率、縮小率で画像を表示するか
を示す値である。
ランレングスデータ抽出部14は、与えられた表示対象
情報に基づいてメインメモリ11からこれに関与したラ
ンレングスデータを抽出することになる。また、倍率変
換部15は、与えられた倍率に基づいて倍率変換の演算
を行うことになる。
以上、データ転送プロセスに関与する構成要素を説明し
たが、続いてこれらの構成要素によるデータ転送プロセ
スを具体例に即して説明する。第4図はこのプロセスの
流れ図である。いま、メインメモリ11に、第2図(a
)に示すような1画像が記憶されているものとする。も
ちろん、実際にはデータは第3図に示すようなランレン
グスデータの形で保持されている。ここで、オペレータ
が第5図の領域Qで示す部分画像を表示対象領域とし、
2倍に拡大してディスプレイ40に表示したいと希望し
たものとする。領域Qは6×4画素の部分画像であるが
、これを2倍に拡大すると、第6図(a)に示すように
、12X8画素の画像がディスプレイ40に得られるこ
とになる。この拡大画像が得られるまでの処理手順を第
4図の流れ図に基づいて説明する。まず、ステップS1
において、左上座標値(α、β)の入力を行う。ここで
、α、βは、第5図に示すように、表示対象領域Qの左
上の画素P1の座標値である。この例では、α−8、β
−4となる。続いて、ステップS2において、倍率kを
入力する。この例では、k−2、すなわち2倍の拡大表
示である。以上の入力は、人力装置30(たとえばキー
ボード)を介して、それぞれ表示対象情報人力部17お
よび倍率人力部18に対して行われる。なお、本実施例
の装置では、表示対象領域を示す情報としては左上座標
値(α、β)のみを入力するだけでよい。もちろん、領
域Qの大きさを示す情報(たとえば、領域Qの縦横の画
素数)がなければ、領域Qを特定することはできないの
であるが、本装置では、領域Qの大きさはフレームメモ
リ12の大きさおよび倍率kによって間接的に求めてい
る。たとえば、フレームメモリ12の大きさが、第6図
(a)に示すように12画素×8画素であり、倍率に−
2であれば、領域Qは画素P1の位置だけ特定すれば自
ずから定まることになる。
さて、オペレータが(α、β)およびkを入力すると、
これらの入力に基づいてコンピュータ10は以下のよう
な処理を行う。まず、ステップS3において、ラインを
示す変数jの初期値をβに設定する。この例の場合、β
−4であるから、jの初期値も4となる。これは、ラン
レングスデータの抽出を、4ライン目から開始すればよ
いことを意味する。結局、ランレングスデータ抽出部1
4は、第3図に示すランレングスデータの4ライン目の
データから、抽出を行うことになる。すなわち、ステッ
プS4において、j番目のラインデータから、alj〉
αであるようなデータ(C。
al、)を順に抽出する。ここで、(c、aij)J は、第3図に示すランレングスデータのうち、Jライン
目の左からi番目のデータを意味する。この実施例では
、jの初期値は4、α−8であるから、上述の条件を満
足するデータとして、4ライン目の左から2つ目のデー
タ(2,9)が最初に抽出される。
この抽出されたデータは倍率変換部15に送られ、ステ
ップS5において、倍率演算が施される。
この倍率演算は、抽出したデータ(c、atj)に基づ
いて(c、  (a−−−(α−1))k)を1 」 得る演算である。A −(at J   (α−1))
kとすれば、データ(c、a、、)をデータ(CJ A)に変換する演算ということになる。この例の場合、
抽出されたデータ(2,9)は、上述の演算式にα−8
、k−2を代入1−で、(2,4)に変換される。この
変換後のデータ(2,4)は、ラスターデータ生成部1
6に与えられる。
ラスターデータ生成部16は、ステップS6において、
この変換後のデータ(2,4)からラスターデータを生
成する。すなわち、色値2が4画素分連続したラスター
データ(2,2,2,2)が生成される。このラスター
データは、フレームメモリ12内の1ライン目に左から
詰めて記憶される。これは第6図(a)における1ライ
ン目の1〜4コラムに相当する。
続いて、ステップS7において、フレームメモリ12が
1ライン分オーバーフローしたか否かが判断される。す
なわち、現在記憶中の1ライン目がオーバーフローした
か否かが判断される。この例の場合、第6図(a)に示
すように、1ライン目はまだ5コラム以下が空いている
ため、オーバーフローはせず、ステップS4に戻ること
になる。
そこで、ステップS4では、ランレングスデータ抽出部
14が、次のデータを抽出する。すなわち、4ライン目
の左から3つ目のデータ(1,25)が抽出される。倍
率変換部15は、このデータを変換し、変換後のデータ
(1,36)を得る。ラスターデータ生成部16は、こ
の変換後のデータに基づいて、ラスターデータを生成す
る。この例の場合、既に1ライン目は4コラム目まで埋
まっているので、5コラム目から36コラム目まで、色
値1が32画素分連続したラスターデータ(1゜1.1
.・・・・・・、1)が生成され、フレームメモリ12
内の1ライン目の5番目のコラムから詰めて記憶される
。ところが、フレームメモリの1ラインは12コラムま
でしかないので、12コラム目まで色値1が詰められ、
そこでオーバーフローすることになり、13コラム〜3
6コラムまでの色値は無視される。続くステップS7で
は、オーバーフローがあったので、ステップS8へと進
むことになる。以上が、1ライン分のデータ転送プロセ
スである。
続くステップS8では、k>1か否か、すなわち、表示
倍率が拡大(k > 1)か縮小(k<1)かが判断さ
れる(この実施例では、等倍のに−1の場合は縮小の手
順によって処理している)。この例ではk>1であるか
ら、ステップS9において、(k−1)ライン分のコピ
ーが行われる。このコピーの処理とは、ラスターデータ
生成部16が、前の1ライン分と全く同じラスターデー
タを(k−1)ライン分生成し、これをフレームメモリ
12の続< (k−1)ライン分に記憶させる処理であ
る。この例の場合、k−2であるから、第6図(a)の
1ライン目と全く同じラスターデータがちう1ライン分
生成され、これが2ライン目にそのままコピーされるこ
とになる。もし、k−3であれば、1ライン目のラスタ
ーデータか、2ライン目と3ライン目にコピーされるこ
とになる。
コピーが終了すると、ステップSIOでjの値が更新さ
れる。この例の場合、j−5になり、次回は第3図の5
ライン目からデータの抽出が行われることになる。この
あと、ステップSllで、フレームメモリがオーバーフ
ローしたか否かが判断される。このフレームメモリのオ
ーバーフローとは、フレームメモリ12のすべてのう°
インにラスターデータが記憶されてしまった場合をいい
、この実施例では、第6図(a)の8ライン目まですべ
てラスターデータが記憶されてしまった場合である。い
まの例では、まだ2ライン目までがラスターデータで埋
まっているだけであるから、再びステップS4へ戻るこ
とになる。
ステップS4では、既にjが更新されているので、メイ
ンメモリ11の5ライン目のランレングスデータの抽出
が行われる。以下、同様の処理を繰返し、j−8に更新
された時点で、フレームメモリがオーバーフローし、全
手順が終了する。最終的に、フレームメモリ12には、
第6図(a)に示すようなラスターデータが得られ、デ
ィスプレイ40にはオペレータ所望の画像表示が得られ
る。
このように、拡大/縮小演算は、ランレングスデータに
対して行われる。したがって、従来装置のようにラスタ
ーデータに対して行う方法に比べ、極めて効率がよくな
る。
以上は、拡大表示する場合の処理手順である。
逆に縮小表示する場合は上述とほぼ同じ処理ではあるが
、若干の相違がある。たとえば、k−1/2に指定し、
1/2に縮小表示する場合を考える。
便宜上、第5図の領域Qを表示対象領域とし、フレーム
メモリは、第6図(b)の太線で囲った3画素×2画素
の大きさであるとする。この場合、第4図の流れ図にお
けるステップS5では、k<1であるから、4ライン目
の左から2番目のランレングスデータ(2,9)は、(
2,1)に変換されることになる。したがって、第6図
(b)に示すように、1ライン目の色値2の画素は1カ
ラム目だけとなる。なお、倍率変換においてkを乗じる
ことによって端数が生じる場合は、切り上げなり切り捨
てなりの処置が施される。また、ステップS8ではk<
1であるから、ステップS12へと進むことになる。ス
テップSIOでは、jはまたけ増加するだけであったが
、ステップS12ではjは1/にだけ増加することにな
る。すなわち、k−1/2であれば、jは2だけ増加す
ることになる。これによって、jの更新値は6になり、
次回からは第3図の6ライン目のランレングスデータが
抽出されることになる。別言すれば、5ライン目が間引
きされたことになる。結局、第3図の4ライン目のラン
レングスデータに基づいて、第6図(b)の1ライン目
のラスターデータが生成され、第3図の6ライン目のラ
ンレングスデータに基づいて、第6図(b)の2ライン
目のラスターデータが生成されることになる。以上のよ
うにして、第6図(b)に示すような1/2に縮小した
表示画像が得られることになる。
以上、本発明を一実施例に基づいて説明したが、本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、種々の変形が
可能である。たとえば、上述の実施例では、1単位デー
タ(c、  a)をその都度倍率変換して(c、A)を
求め、これをラスターデータに変換してフレームメモリ
に記憶させていったが、1ライン分の倍率変換を先に行
い、1ライン分のラスターデータをまとめて求め、フレ
ームメモリには1ライン分のラスターデータをまとめて
転送するようにしてもよい。あるいは、1表示画面分の
倍率変換を先に行い、これを逐次ラスターデータに変換
してフレームメモリに転送するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のとおり本発明によれば、画像処理装置において、
メインメモリにはランレングスデータの形式で画1象デ
ータを保持し、この画像データの必要な部分を抽出し、
倍率変換を施してからラスターデータ形式に変換してフ
レームメモリに転送するようにしたため、メインメモリ
の容量を低下させコストダウンを図ることができるとと
もに、効率のよい拡大/縮小演算が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像処理装置を無地網フィルム作成装
置に適用した実施例の構成を示すブロック図、第2図は
画(象の一例を示す図、第3図は第2図の画像をランレ
ングスデータで表示した例を示す図、第4図は第1図に
示す装置におけるメインメモリからフレームメモリへの
データ転送プロセスを示す流れ図、第5図は表示対象画
像を示す図、第6図(a)は第5図に示す表示対象画像
を2倍に拡大表示した表示画像を示す図、第6図(b)
は第5図に示す表示対象画像を1/2に縮小表示した表
示画像を示す図である。 Q・・・表示対象領域、Pl・・・左上の画素。 出願人代理人  志  村     浩−〜り寸りΦト
ωτQ ; (:q !? @シ錦i   ’r  I
) セ〜り寸噂Qト句電9:よ口甘口9 −〜の+い0ト句σ9;セ困ま拍S 1) ヤ I) h〜CL寸頃lΩトロ   −〜り吋」Ots酬口1r
Xf /′11   1p¥へ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 XY平面上に配列された画素によって構成される基本画
    像を記憶するメモリであって、X方向に並んだ画素列を
    、画素のもつ色値cと、同じ色値を有する画素の並びの
    終端を示すX座標値aと、によって表現される一連のラ
    ンレングスデータ(c、a)で定義し、これを記憶する
    メインメモリと、 前記基本画像内の実際に表示すべき表示対象領域を特定
    する表示対象情報を入力する表示対象情報入力部と、 前記表示対象領域を表示するための倍率kを入力する倍
    率入力部と、 前記表示対象情報に基づいて、前記メインメモリから前
    記表示対象領域に関与するランレングスデータ(c、a
    )を抽出するランレングスデータ抽出部と、 前記抽出したランレングスデータ(c、a)の座標値a
    を、前記倍率kに基づいて座標値Aに変換し、ランレン
    グスデータ(c、A)を得る倍率変換部と、 前記ランレングスデータ(c、A)に基づいて、色値c
    の画素がX座標値Aまで連続してなるラスターデータを
    生成するラスターデータ生成部と、前記ラスターデータ
    を記憶するフレームメモリと、 前記フレームメモリに記憶されているラスターデータに
    基づいて画像表示を行うディスプレイと、を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
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