JPH02204600A - コンクリート吹き付け方法及びコンクリート吹き付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）、産業上の利用分野 本発明は、トンネル覆工等を構築する際に使用するに好
適なコンクリート吹き付け方法及びコンクリート吹き付
け装置に関する。

（ｂ）、従来の技術 従来、この種のコンクリート吹き付け装置においては乾
燥状態のモルタルを空気圧送し、その状態で更に急結剤
を添加して地山に吹き付けるものが知られていた。

（Ｃ）０発明が解決すべき問題点 しかし、こうした方法では、吹き付け用のモルタルを現
場で調合する必要が生じ、一般的な生コンクリートを使
用出来ない不都合が有った。

本発明は、前述の欠点を解消すべく、生コンクリートを
使用することの出来るコンクリート吹き付け方法及びコ
ンクリート吹き付け装置を提供することを目的とするも
のである。

（ｄ）０問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、生コンクリート（２２）を吹き付け位
置（６）にまで圧送すると共に、該吹き付け位置で急結
剤（１５）を前記生コンクリートに混合撹拌し、該急結
剤の混合撹拌された生コンクリートを圧縮空気（２３）
で地山（２）に対して吹き付けて構成される。

更に、本発明は、コンクリート供給管（７）を有し、該
コンクリート供給管（７）の先端部に、撹拌翼（１６，
１７）を回転駆動自在に設けると共に、急結剤供給手段
（１０ａ、１６）を設け、更に、前記コンクリート供給
管（７）の先端部に圧縮空気吐出供給手段（１９）を設
けて構成される。

なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を
示す、便宜的なものであり、従って。

本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。

以下のｒ　（ｅ）、作用」の欄についても同様である。

（ｅ）６作用 上記した構成により、本発明は、生コンクリート（２２
）に対して急結剤（１５）が吹き付け位置で添加撹拌さ
れるように作用する。

（ｆ）、実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す゛る。

第１図は本発明によるコンクリート吹き付け装置の１実
施例を示す正面図、 第２図は第１図の何面図、 第３図は第１図の吹き付け装置を用いてコンクリートを
吹き付け、トンネル覆工を構築する際の様子を示す図で
ある。

トンネル１は、第３図に示すように、略円弧状に掘削さ
れた地山２を有しており、地山２によって形成されるト
ンネル空間１ａには移動車両３が設置されている。移動
車両３はクローラ３ａ、３ａにより自由に移動すること
が出来、更に移動車両３にはメインアーム５が旋回中心
ＣＴＩを中心に矢印Ａ、Ｂ方向に旋回移動駆動自在に搭
載されている。メインアーム５は矢印Ｃ，Ｄ方向に伸縮
自在に設けられたサブアーム５ａを有しており。

サブアーム５ａの先端には揺動アーム５ｂが矢印Ｅ、Ｆ
方向に揺動駆動自在に支持されている。揺動アーム５ｂ
の先端には、本発明によるコンクリート吹き付け装置６
が設けられており、コンクリート吹き付け装置６は、第
１図に示すように、コンクリート供給管７を有している
。コンクリート供給管７は、くの字形に屈曲した形で形
成されており、その一端はコンクリートポンプ等のコン
クリート供給手段に接続され、他端、即ち先端部にはゴ
ムなどの可撓性を有する材料からなるカバ９が矢印Ｇ、
Ｈ方向に移動自在に設けられている。

コンクリート供給管７には回転軸１０が、供給管７の先
端部の軸心にその中心を一致させた形で設けられており
、回転軸１０はコンクリート供給管７の管壁を貫通し、
その図中左端部にはスイベルジヨイント１２を介して駆
動モータ１１が装着されている。スイベルジヨイント１
２には急結剤供給管１３が接続されており、急結剤供給
管１３はスイベルジヨイント１２を介して、回転＠１０
内に該回転軸１０の軸心に沿って設けられた急結剤供給
路１０ａに急結剤１５を供給することが出来る。

一方、回転軸１０のカバ９側の先端には撹拌翼１６．１
７がコンクリートの供給方向である矢印Ｇ、Ｈ方向に２
重に重なる形で設けられており、図中左方の撹拌翼１６
には急結剤供給路１０ａと連通した急結剤供給孔（図示
せず）が多数貫通穿設されている。また、カバ９の外周
部にはエアノズル１９がカバ９部分を被覆する形で設け
られており、エアノズル１９にはドーナツ状に形成され
たエアチャンバ１９ａが形成されている。エアチャンバ
１９ａの、第１図右方には空気吐出口１９ｂが環状に形
成されており、更にエアノズル１９の、第１図右端部に
は吐出口１９ｃがコンクリート供給管７の吐出部７ｂと
整合する形で設けられている。また、エアノズル１９の
エアチャンバ１９ａには圧縮空気供給管２ｏが接続して
いる。

トンネル１等は以上のような構成を有するので、掘削さ
れた地山２に対してコンクリートを吹き付けて覆工２１
を構築する場合には、第３図に示すように、移動車両３
を移動させて、コンクリートを吹き付ける場所にメイン
アーム５に搭載されたコンクリート吹き付け装置６を位
置決めする。

更にメインアーム５を矢印Ａ、Ｂ方向に揺動させると共
に、サブアーム５ａを矢印Ｃ，Ｄ方向に伸縮させて、吐
出口１９ｃとコンクリートを吹き付ける地山２とを対向
させ、その状態でコンクリート供給管７に対して通常の
生コンクリート２２を供給する。供給された生コンクリ
ート２２は供給管７内を先端７ａ方向に圧送されるが、
この際、駆動モータ１１を駆動して回転軸１０を所定の
回転数で回転駆動すると共に、急結剤供給管１３、スイ
ベルジヨイント１２を介して回転軸１０内の急結剤供給
路１０ａ内に急結剤１５を供給する。

すると該供給された急結剤１５は撹拌Ｘ１６に設けられ
た急結剤供給孔を介して、供給管７内を先端７ａに向け
て供給される生コンクリート２２に対して供給され、更
に撹拌翼１６．１７により均一な状態に撹拌混合される
。また、この際。

圧縮空気供給管２０からエアのズル１９のエアチャンバ
１９　ａに対して圧縮空気２３を供給すると、該供給さ
れた圧縮空気２３は空気吐出口１９ｂからカバ９の、第
１図右方、即ちコンクリートの吐出方向に吐出される。

すると、該圧縮空気２３は、撹拌翼１６．１７から急結
剤１５と撹拌さ九た形で吐出される生コンクリート２２
と混合され、該コンクリート２２と共に吐出口１９ｃか
ら矢印Ｈ方向、即ち地山２方向に吐出され、吹き付けら
れる。

こうして、地山２に吹き付けられたコンクリート２２は
急結剤１５の作用で急速に凝固を開始して、覆工２１は
構築される。なお、吹き付けに際しては、揺動アーム５
ｂを矢印Ｅ、Ｆ方向に揺動させることにより、地山２に
対してコンクリートを均一な状態に吹き付ける。

なお、撹拌翼１６．１７部分の外周部分は可撓性を有す
るカバ９で被覆されているので、カバ９と撹拌翼１６．
１７との先端部との間でコンクリート２２中の骨材が噛
んだとしても、カバ９が変形することにより骨材は支障
なく通過することができる。更に、所定の吹き付け動作
が終了した際には、圧縮空気２３及びコンクリート供給
管７を介した生コンクリート２２の供給を停止すると共
に、駆動モータ１１を停止させて撹拌翼１６．１７の回
転も停止させる。この状態で、カバ９を矢印Ｇ方向に移
動させて、撹拌翼１６．１７部分を露出させ、該部分に
存在する急結剤１５の混入された生コンクリート２２を
除去し、コンクリート２２が撹拌翼１６．１７部分で凝
固してしまわないようにする。

なお、上述の実施例は、回転軸１０に装着された撹拌翼
１６．１７が２枚の場合について述べたが、撹拌翼の数
は、１枚以上何枚でも良いことは勿論である。

（ｇ）０発明の詳細 な説明したように本発明によれば、生コンクリート２２
をコンクリート吹き付け装置６等の吹き付け位置にまで
圧送すると共に、該吹き付け位置で急結剤１５を前記生
コンクリートに混合撹拌し、該急結剤の混合撹拌された
生コンクリート・を圧縮空気２３で地山２に対して吹き
付けて構成したので、吹き付けに際して１通常の生コン
クリート２２を用いることが出来、吹き付け用のモルタ
ルを現場で製造する必要を無くすことが出来る。

更に、コンクリート供給管７を有し、該コンクリート供
給管７の先端部に、撹拌翼１６．１７を回転駆動自在に
設ける共に、急結剤供給路１゜ａや撹拌翼１６などの急
結剤供給手段を設け、更に、前記コンクリート供給管７
の先端部にエアノズル１９等の圧縮空気吐出供給手段を
設けて構成したので、通常の生コンクリート２２を用い
て吹き付け作業を行なうことが可能となり、従来のよう
に、吹き付けのためにわざわざモルタルを調製する必要
がなく、作業を円滑かつ容易に行なうことが可能となる
。

２２・・・・・・コンクリート ２３・・・・・・圧縮空気

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるコンクリート吹き付け装置の１実
施例を示す正面図、 第２図は第１図の側面図、 第３図は第１図の吹き付け装置を用いてコンクリートを
吹き付け、トンネル覆工を構築する際の様子を示す図で
ある。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、生コンクリートを吹き付け位置にまで圧送する
   と共に、 該吹き付け位置で急結剤を前記生コンクリートに混合撹
   拌し、 該急結剤の混合撹拌された生コンクリートを圧縮空気で
   地山に対して吹き付けて構成したコンクリート吹き付け
   方法。
2. （２）、コンクリート供給管を有し、 該コンクリート供給管の先端部に、撹拌翼を回転駆動自
   在に設けると共に、急結剤供給手段を設け、 更に、前記コンクリート供給管の先端部に圧縮空気吐出
   供給手段を設けて構成したコンクリート吹き付け装置。