JPH0220386Y2 - - Google Patents

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JPH0220386Y2
JPH0220386Y2 JP1983048505U JP4850583U JPH0220386Y2 JP H0220386 Y2 JPH0220386 Y2 JP H0220386Y2 JP 1983048505 U JP1983048505 U JP 1983048505U JP 4850583 U JP4850583 U JP 4850583U JP H0220386 Y2 JPH0220386 Y2 JP H0220386Y2
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JP
Japan
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operating rod
operating
locking device
stopper
fixed body
Prior art date
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JP1983048505U
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JPS59154571U (ja
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Publication of JPH0220386Y2 publication Critical patent/JPH0220386Y2/ja
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【考案の詳細な説明】 本案はロツク装置に関し、更に詳しくは机袖
箱、書庫等のように箱型となした固定体内に移動
可能に設けられる抽出等の移動体を不使用即ち非
移動時において不用意に移動し、又はガタつき等
を生ずることのないようにロツクする為の装置に
関し、その目的とするところはロツク装置の構成
部材特に移動体をロツク状態に掛、脱させる動作
杆をロツク状態下においては無論、ロツク解放状
態下においても所定の動作位置に保持し得るよう
になしたロツク装置を提供しようというものであ
る。
従来、錠前等の施錠装置によつて動作杆を動作
させて移動体をロツクするこの種のロツク装置に
おいては例えば机の袖箱に適用した場合、机を所
定位置に配設して普通に使用する場合は問題なく
目的とする機能を果たし得るも、机の移動、特に
引越し等の移動時において机を反転させて運搬す
る場合等において動作杆が不用意に動作してロツ
ク状態を解除したり又はガタつきを生ずる等の欠
点が残されていた。
本案はこのような問題点に鑑みて考案したもの
で、その要旨とするところは移動体のロツクに直
接作用する動作杆を移動体のロツク状態若しくは
その解放状態の動作位置に不動状に保持し得るよ
うになした点にあり、以下添付の実施図例にて説
明すれば、 本案のロツク装置は移動体Bをロツクすべきス
トツパーを有する動作杆を当該杆体長さ方向に往
復移動可能となすとともに当該動作杆を動作、即
ち往復移動させる為の錠前等の施錠装置との組合
せからなり、図示したように固定体Aを机の袖箱
となし当該袖箱内に出入可能に設けられる複数の
抽出を移動体Bとして説明すれば、動作杆4は固
定体A即ち机袖箱の側板1の前縁部に形成した側
前カマチ2の後面2′にネジ止め若しくは溶着等
にて固定したガイド部材3,3の通孔3′に貫通
して上下動可能に設けられ当該動作杆の内側面に
は移動体B即ち抽出の側面に設けたストツパー5
に掛脱可能に掛合すべきストツパー6を第2図に
示すように上記側前カマチ2よりも内側に突出さ
せて当該動作杆4と一体成型若しくは別体物の溶
着等にて設けてなり、当該動作杆4を動作させる
為の手段としての施錠装置7は固定体A即ち袖箱
の側板位置に所定の手段にて固設され施錠孔を外
向きに開口するとともに内奥端に設けられた操作
部材8を前記した各ストツパー6の何れかを併用
し、若しくは動作杆4に別途固設した操作部9に
連係させることにより当該施錠装置7をキー10
にて動作させ、その操作部材8の回転により操作
部9を介して動作杆4を上下動させることにより
各ストツパー6を移動体Bたる抽出のストツパー
5の前面に位置させてロツク状態となし、若しく
は当該ストツパー5の前方位置から移動させてロ
ツク状態を解放し得るようになしている。而して
当該動作杆4をロツク状態又はロツク解放状態に
保持する為に本案では施錠装置7の操作部材8を
一定の回動範囲だけ回動可能になすとともに回動
始、終点において動作杆4をロツク状態又はロツ
ク解放状態に保持し得るようになしており、又当
該回動始、終端位置においてのみキー10を施錠
装置7の施錠孔に抜、差可能となしている。従つ
て第3図に示すように施錠装置7の操作部材8が
回動始点にある時は当該操作部材8は動作杆4の
操作部9の上面に掛合して操作部9、即ち動作杆
4の上動を阻止してストツパー6…と移動体Bの
ストツパー5…が変位した状態、即ちロツク解放
状態を持続的に維持することができ、一方移動体
Bをロツクするには上記第3図状態の施錠装置7
にキー10を差込んでこれを動作させその操作部
材8を図中矢印に示すように回転させることによ
り操作部9の下面を押上げもつて動作杆4を上動
させることにより各ストツパー6を第4図に示す
ように移動体Bのストツパー5の前方位置に位置
させて両ストツパー5,6の掛合によつて移動体
Bの前方への移動を阻止するロツク状態となすの
である。
又、このロツク状態を解放するにはキー10で
もつて施錠装置7の操作部材8を前記と逆方向に
即ち第4図中矢印方向に回動させることにより前
記した第3図状態となしてロツク解放状態となす
のである。而して、施錠装置7は操作部材8の回
動始点及び終点でのみキー10の抜、差を可能と
なすとともに当該回動始、終点状態で操作部材8
は不動状に保持されることから第3図に示すロツ
ク解放状態及び第4図に示すロツク状態の動作杆
4を当該操作部材8と動作杆4に固設した操作部
9との掛合によつて保持し続けるのである。
以上のように施錠装置7、操作部材8によつて
動作杆4をロツク状態、又はロツク解放状態に保
持することは可能であるが、上記実施例の如く机
袖箱を固定体Aとなした場合のように動作杆4を
上下動可能となして設けた場合においては第4図
に示すようなロツク状態下で動作杆4の全荷重は
操作部9を介して回動終点状態の施錠装置7の操
作部材8に集中的に作用することから当該回動終
点においてキー10の抜、差を可能とした施錠装
置であるにも拘らず動作杆4の荷重による負荷が
施錠装置7内のキー10に作用して当該キー10
の抜出しを困難とするという問題があることか
ら、本案ではロツク状態における動作杆4の弾性
保持を行うようになしている。例えば第5図に示
すように固定体Aの上部に板バネ等の弾性体11
を設けロツク状態の動作杆4の上端を当該弾性体
11の弾力によつて該動作杆4の移動方向と直交
する方向へ押圧して最上位のガイド部材3のガイ
ド溝3の口縁に押つけることによつて当該動作杆
4が自重によつて下降することを防止し得るよう
になしている。又、上記した弾性体11は第6図
に示すように動作杆4を横方向へ押圧付勢する為
の弾性片11に加えて段部11″を形成すれば当
該段部11″によつてロツク状態の動作杆4の過
度の上昇を阻止することができ、又、ロツク解放
状態下の動作杆4の過度の下降を防止する構成と
しては動作杆4に固設した最下位のストツパー6
の適所、例えば下端を最下端のガイド3上面にて
支持することによつて可能となすものであるが、
本案では第2,3図に示すようにゴム材製等より
なるクツシヨン材12を固設してストツパー6と
ガイド3との直接衝突による衝突音等の雑音発生
を防止し得るようになしている。
尚、以上の説明においては固定体Aとして机の
袖箱、移動体Bとして当該袖箱内に出入可能に設
けられる抽出を例示し、動作杆4は袖箱の側前カ
マチ2の後面2に上下動可能に設置するものとし
て説明したが、本案のロツク装置は上述の実施例
に限ることなく動作杆4を横架状態となして往復
移動可能となし、もつて各種の移動体Bのロツク
を可能となすように構成することも可能である。
以上のようになる本案によれば、固定体Aに設
けたガイド部材3のガイド孔3′に動作杆4を上
下摺動自在に嵌挿するとともに当該動作杆4には
固定体Aに対して移動可能に設けた移動体Bのス
トツパー5と掛脱可能に掛止して該移動体Bをロ
ツクすべき単又は複数のストツパー6を設け、固
定体Aに設けられ一定回動角度回動可能となすと
ともに回動始、終点で不動状態に保持される施錠
装置7の操作部材8を、回動始点及び回動終点に
おいて前記ストツパー6若しくは動作杆4に別設
された操作部9の上面及び下面にそれぞれ掛合さ
せて動作杆4の最下動及び最上動状態を維持して
なり、更に前記動作杆4の最下動状態で該動作杆
4の下動を規制するクツシヨン材12を固定体A
の適所に設けるとともに、最上動状態で該動作杆
4の上端をその移動方向と直交する方向へ押圧し
て弾性保持すべく固定体Aの上部に弾性体11を
設けてなるので、施錠装置7の操作部材8が回動
始点にある場合には、該操作部材8がストツパー
6若しくは動作杆4に別設された操作部9の上面
に掛合して該動作杆4を下動させるとともに、ク
ツシヨン12により該動作杆4の下動を規制した
最下動状態、即ちロツク開放状態を確実に保持す
ることができ、しかもクツシヨン材12を設けた
ことにより部材衝突音等の雑音発生を防止するこ
とができ、一方操作部材8が回動終点にある場合
には、該操作部材8が前記ストツパー6若しくは
動作杆4に別設された操作部9の下面に掛合して
動作杆4を上動させるとともに、弾性体11によ
り該動作杆4の上端をその移動方向と直交する方
向に押圧し、最上位のガイド部材3のガイド孔
3′の口縁に押しつけて弾性保持した最上動状態、
即ちストツパー6が移動体Bのストツパー5の前
面に位置したロツク状態を確実に保持することが
でき、固定体Aの移動時等において動作杆4がロ
ツク状態、若しくはロツク開放状態から不用意に
動作されることを防止し、かつガタつき等の発生
をも防止することができるのである。また、固定
体Aの上部に設けた弾性体11の作用によつてロ
ツク状態の動作杆4を弾性保持することにより、
当該動作杆4の自重によつて回動終点状態に至つ
た操作部材8を介して施錠装置7のキー10に負
担がかかることを防止しもつてロツク状態となし
た施錠装置7からのキー10の抜出しを容易とな
すことができる。
また、当該弾性体11にロツク状態の動作杆4
上端を当止めする段部11′を設けた場合には動
作杆4の過度の上昇を防止することにより第4図
に示すロツク状態、若しくは第3図に示すロツク
開放状態下において固定体Aを上下反転させても
動作杆4を不動状態に保持し得ることからロツク
状態、若しくはロツク開放状態が不用意に解除さ
れるという恐れがないのである。更に固定体Aを
前記した実施例の如く机袖箱となした場合には施
錠装置7は第1,2図に示すように袖箱側板位置
に施錠孔を側方に向けて設けられることから、従
来の袖箱のロツク装置のように袖箱上端の前カマ
チ部前面に施錠孔を露呈させて設ける場合に比し
て机袖箱の前面形状をシンプルにするという外観
視上の効果も併有するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案ロツク装置の実施例を示す机の斜
視図、第2図はロツク装置の一実施例を示す斜視
図、第3図は同じくロツク装置のロツク解放状態
を示す側面図、第4図は同じくロツク状態を示す
内側面図、第5図は第4図中A−A矢視図、第6
図は弾性体の他実施例を示す後面図である。 A……固定体、B……移動体、1……袖箱側
板、2……側前カマチ、2′……後面、3……ガ
イド部材、3′……ガイド孔、4……動作杆、5
……ストツパー、6……ストツパー、7……施錠
装置、8……操作部材、9……操作部、10……
キー、11……弾性体、12……クツシヨン材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定体Aに設けたガイド部材3のガイド孔3′
    に動作杆4を上下摺動自在に嵌挿するとともに当
    該動作杆4には固定体Aに対して移動可能に設け
    た移動体Bのストツパー5と掛脱可能に掛止して
    該移動体Bをロツクすべき単又は複数のストツパ
    ー6を設け、固定体Aに設けられ一定回動角度回
    動可能となすとともに回動始、終点で不動状態に
    保持される施錠装置7の操作部材8を、回動始点
    及び回動終点において前記ストツパー6若しくは
    動作杆4に別設された操作部9の上面及び下面に
    それぞれ掛合させて動作杆4の最下動及び最上動
    状態を維持してなり、更に前記動作杆4の最下動
    状態で該動作杆4の下動を規制するクツシヨン材
    12を固定体Aの適所に設けるとともに、最上動
    状態で該動作杆4の上端をその移動方向と直交す
    る方向へ押圧して弾性保持すべく固定体Aの上部
    に弾性体11を設けてなることを特徴とするロツ
    ク装置。
JP4850583U 1983-03-31 1983-03-31 ロツク装置 Granted JPS59154571U (ja)

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JP4850583U JPS59154571U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 ロツク装置

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JP4850583U JPS59154571U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 ロツク装置

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Publication Number Publication Date
JPS59154571U JPS59154571U (ja) 1984-10-17
JPH0220386Y2 true JPH0220386Y2 (ja) 1990-06-04

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JP4850583U Granted JPS59154571U (ja) 1983-03-31 1983-03-31 ロツク装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5059161A (ja) * 1973-09-27 1975-05-22

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4718622U (ja) * 1971-04-06 1972-11-01
JPS5137620Y2 (ja) * 1971-10-05 1976-09-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5059161A (ja) * 1973-09-27 1975-05-22

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JPS59154571U (ja) 1984-10-17

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