JP2541201Y2 - 引出しのロック杆案内構造 - Google Patents

引出しのロック杆案内構造

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JP2541201Y2
JP2541201Y2 JP10587991U JP10587991U JP2541201Y2 JP 2541201 Y2 JP2541201 Y2 JP 2541201Y2 JP 10587991 U JP10587991 U JP 10587991U JP 10587991 U JP10587991 U JP 10587991U JP 2541201 Y2 JP2541201 Y2 JP 2541201Y2
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武夫 木内
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、引出しのロック杆案内
構造に係わり、更に詳しくは本体内の上下に設けた複数
の引出しを同時に施錠、解錠するために引出し前板に設
けた錠体の出没可能なロック杆を案内する構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、本体内の上下に設けた複数の引出
しを、側かまち内に配した作動板を回転させ、該作動板
に突設した複数の係止爪を各引出しに設けたストッパー
に係脱することにより同時に施錠、解錠し得る引出しの
ロック装置において、施錠、解錠操作に伴って出没し、
前記作動板を回転させるロック杆を備えた錠体を引出し
前板に取付けた構造は、例えば本出願人の先願に係る実
開平1−152542号公報にて既に提供されている。
【0003】しかし、ロック杆はその出没動作におい
て、何ら案内はされてないので、ロック杆先端は上下及
び前後に変移する可能性があり、それにより本体の側か
まち内に設けたロック杆の進入用開口に、施錠操作の際
に正確にロック杆を挿入できない恐れがある。また、前
記ロック杆は、そのストローク長さをあまり長く取れな
いので、その先端は前板からは突出しないが、前板裏カ
バーからは常時側方へ突出した状態に設定されている。
そのため、不意にロック杆の先端に衣服等の他の部材を
引っ掛ける恐れもあった。更に、引き出した引出しを錠
体を施錠操作し、ロック杆を更に長く突出させた状態で
誤って引出しを押し込み、ロック杆の先端を本体の側か
まちに衝突させ、先端を前方に湾曲させて使用不能な状
態にする恐れもあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、引出し前板に取付け
た錠体のロック杆を、該前板の裏面に設けた案内部で摺
動案内することが可能な引出しのロック杆案内構造を提
供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、本体内の上下に設けた複数の引出しを、作
動板を回転させ、該作動板に突設した複数の係止爪を各
引出しに設けたストッパーに係脱することにより同時に
施錠、解錠し得る引出しのロック装置において、特定の
引出し前板に施錠、解錠操作に伴って側方へ出没するロ
ック杆を有する錠体を設け、前板裏カバーから突出した
前記ロック杆の先端であって前面と上縁を、前板の裏面
側部に突設した側面視倒L字形の案内部の段部に摺接
し、ロック杆の先端を前方及び上方への移動を規制して
案内してなる引出しのロック杆案内構造を構成した。
【0006】
【作用】以上の如き内容からなる本考案の引出しのロッ
ク杆案内構造は、引出し前板の裏面側部に側面視倒L字
形の案内部を突設したことにより、該前板に設けた錠体
のロック杆の先端であって前面と上縁を、前記案内部の
段部に摺接することにより、施錠、解錠操作に伴って出
没するロック杆の先端を、前方及び上方への移動を規制
し、位置決め状態で摺動案内するものである。
【0007】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1は本考案に係る机の袖本体
若しくはキャビネットを示し、図中1は本体、2は該本
体1内の上下に設けた複数の引出し、3はロック装置を
それぞれ示している。
【0008】前記本体1は、内部にレール若しくはサス
ペンションレール等の適宜な案内手段にて複数の引出し
2,…を引き出し可能に上下に設けるとともに、側方前
部に側かまち4を設けたものである。該側かまち4は、
側板5と側補強板6とで内部に断面略長方形状の上下に
延びた中空空間7を設けて形成されている。
【0009】前記引出し2は、前面に中空の前板8を有
するとともに、側面前部にストッパー9を突設した通常
構造のものである。
【0010】前記ロック装置3は、図2〜図4に示すよ
うに、特定の引出し2、本実施例では最上段の引出し2
の前板8に装着した錠体10と、側かまち4の中空空間7
に定位置回転可能に配した作動板11と、錠体10の施錠、
解錠操作に伴って出没するロック杆12を摺動案内する案
内部13とより構成されている。
【0011】更に詳しくは、前記錠体10は、前記前板8
内に固定し、その操作部14を前板8前面に露出させ、施
錠、解錠操作に伴って出没するロック杆12を前板裏カバ
ー15から側方へ突出させたものである。該ロック杆12
は、前後に偏平な長尺板物で形成され、解錠状態におい
ても前板裏カバー15から突出しているが、引出し2の前
後引き出し動作には何ら影響を与えない状態にしてい
る。そして、前記案内部13は、図5〜図7に詳しく示す
ように、前板裏カバー15の外部であって前板8の裏面側
部に設けた合成樹脂製の側カバー16に一体形成により、
後方へ突設したものである。該案内部13の形状は、後方
下部を階段状に切欠して段部17を設けた側面視倒L字形
である。そして、前板裏カバー15から突出したロック杆
12の先端部を前記案内部13の段部17に摺接させて、該ロ
ック杆12の前方及び上方への移動を規制するとともに、
解錠状態ではロック杆12の先端を前記段部17内に位置さ
せ、該先端に不意に接触することがないように保護して
いる。また、前記案内部13は、引出し2の前板8の両側
に設けられ、本体1の両側かまち4間に吸い込み係合さ
れるように設定し、引出し2の横触れを規制するための
ものでもある。
【0012】前記作動板11は、図2〜図4に示すよう
に、前片18と後片19を中間片20で連結した段違い状で断
面略Z字形に形成され、少なくとも全引出し2,…の側
面に対応する長さを有し、前片18と後片19は略平行に形
成され、前片18の後部上下端、即ち中間片20寄りに、前
記中空空間7の幅、即ち側板5と側補強板6との間隔を
直径とする上回転体21と下回転体22を嵌着して、側かま
ち4内に回転可能に配している。
【0013】前記上回転体21は、摺動輪23の下方に円柱
状の取付部24を突設し、該取付部24の両側には上下に延
びた溝25,25を形成し、該溝25,25を前記作動板11の前
片18の上端後部に設けたスリット26の両側縁に上方から
嵌挿して取付ける。また、下回転体22も同様に、摺動輪
23の上方に取付部24を突設し、該取付部24の両側に形成
した溝25,25を前記作動板11の前片18の後部下端に形成
したスリット26に下方から嵌挿して取付けている。ま
た、下回転体22の摺動輪23の下方には同軸となして先細
テーパー状のピン27を突設している。
【0014】そして、前記ロック杆12の先端に対応する
側補強板6等の側かまち4には開口28を形成し、該開口
28を通して施錠時にロック杆12の先端が中空空間7内に
進入可能となし、作動板11の後片19であって各引出し
2,…のストッパー9の前面に対応する位置には、係止
爪29,…を切起し形成し、施錠時に該係止爪29,…が側
補強板6に形成した貫通孔30,…から内方へ突出するよ
うになしている。
【0015】前記作動板11を側かまち4内に定位置回動
可能に装着するには、前記下回転体22のピン27を、側補
強板6の下部を切起して中空空間7内の下部に横設した
支持板31の受孔32に回動可能に挿入するとともに、前片
18の前縁を側かまち4内の前壁33で前方移動を規制した
状態で、側補強板6の上端に中空空間7内へ切起し形成
した突片34で上回転体21の摺動輪23の後部を摺接して後
方移動を規制して取付ける。更に、側補強板6の上端に
中空空間7内へ切起し形成した上片35で作動板11の後片
19の上縁を当止して、作動板11の上方移動をも規制して
いる。尚、作動板11の下方移動は前記支持板31で規制さ
れている。
【0016】前記突片34と上片35は、初期状態では側補
強板6の基板36と面一に形成され、作動板11を中空空間
7内に装着する際に、所定角度だけ折曲するのである。
即ち、前記突片34は約45°だけ折曲して起こし、基板
36と該突片34とで張られる角度が約135°になるよう
に設定している。この突片34の角度は、前記作動板11の
前片18の前縁が前壁33に圧接しない程度に微調整する。
尚、該突片34は作動板11を装着する以前に予め折曲形成
しておくことも可能である。また、前記上片35は、基板
36に対して約90°だけ折曲するが、作動板11の回動に
支障のない程度に後片19の上縁に摺接するように設定す
る。この際、上片35の首部37は折曲が容易なように細く
形成している。
【0017】また、作動板11は、通常の解錠状態では、
係止爪29が貫通孔30から大きく突出しないように、後片
19が側板5の方向へ接近した状態を維持する必要があ
る。そのため、上回転体21の取付部24であって、作動板
11の上縁から上方突出部分にコイルばね38を巻回し、該
コイルばね38の両ばね片39,39の先端を下方へ折曲し、
一方のばね片39の先端を作動板11の前片18の上部にプレ
ス形成したアーチ状の係合部40に上方から嵌挿固定する
とともに、他方のばね片39の先端を側板5の内面に弾性
的に圧接している。この状態では、前片18の前縁は中空
空間7の内側側壁に当接して静止している。
【0018】しかして、施錠操作すると、錠体10のロッ
ク杆12は案内部13の段部17で摺動案内されて、先端が側
方へ突出し、その先端が前記開口28から中空空間7内に
進入し、該開口28に対応する作動板11の前片18の前縁部
に膨出形成した当接部41をコイルばね38の弾性付勢力に
抗して内方へ押し込まれ、該作動板11が上回転体21と下
回転体22により定位置に規制された状態で回転し、もっ
て後片19に突設した係止爪29,…が貫通孔30,…から本
体1の内方へ突出して引出し2のストッパー9の前面に
位置して、各引出し2,…の引き出し動作を同時に規制
するのである。また、解錠操作すると、ロック杆12が前
板8内へ引き込まれ、それに伴ってコイルばね38の弾性
付勢力によって作動板11が回転し、ロック杆12の先端が
開口28から抜かれて案内部13の段部17内に位置して作動
板11の当接部41から離れると、作動板11の係止爪29,…
が貫通孔30,…内に引き込まれてストッパー9,…の前
面から除かれる。この状態では、各引出し2,…を自由
に引き出すことが可能である。
【0019】
【考案の効果】以上にしてなる本考案の引出しのロック
杆案内構造は、本体内の上下に設けた複数の引出しを、
作動板を回転させ、該作動板に突設した複数の係止爪を
各引出しに設けたストッパーに係脱することにより同時
に施錠、解錠し得る引出しのロック装置において、特定
の引出し前板に施錠、解錠操作に伴って側方へ出没する
ロック杆を有する錠体を設け、前板裏カバーから突出し
た前記ロック杆の先端であって前面と上縁を、前板の裏
面側部に突設した側面視倒L字形の案内部の段部に摺接
してなるので、ロック杆の先端であって前面と上縁を、
前記案内部の段部に摺接することにより、施錠、解錠操
作に伴って出没するロック杆の先端を、前方及び上方へ
の移動を規制し、位置決め状態で確実に摺動案内するこ
とができるのである。また、前板裏カバーからロック杆
の先端が常時側方へ突出した状態に設定されていても、
ロック杆の先端が案内部の段部に位置するので、不意に
その先端に衣服等の他の部材を引っ掛ける恐れもなく、
引き出した引出しを施錠操作したまま誤って押し込ん
で、ロック杆の先端を本体の側かまちに衝突させても、
先端が前方に湾曲することがないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した机の袖本体若しくはキャビネ
ットを示す全体斜視図
【図2】同じくその要部を示す部分斜視図
【図3】同じく更に要部を示す分解斜視図
【図4】組立状態を示す要部の横断平面図
【図5】本考案の要部を示す引出しの前板側部の部分斜
視図
【図6】案内部を突設した側カバーの部分背面図
【図7】同じく側カバーの部分側面図
【符号の説明】
1 本体 2 引出し 3 ロック装置 4 側かまち 5 側板 6 側補強板 7 中空空間 8 前板 9 ストッパー 10 錠体 11 作動板 12 ロック杆 13 案内部 14 操作部 15 前板裏カバー 16 側カバー 17 段部 18 前片 19 後片 20 中間片 21 上回転体 22 下回転体 23 摺動輪 24 取付部 25 溝 26 スリット 27 ピン 28 開口 29 係止爪 30 貫通孔 31 支持板 32 受孔 33 前壁 34 突片 35 上片 36 基板 37 首部 38 コイルばね 39 ばね片 40 係合部 41 当接部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内の上下に設けた複数の引出しを、
    作動板を回転させ、該作動板に突設した複数の係止爪を
    各引出しに設けたストッパーに係脱することにより同時
    に施錠、解錠し得る引出しのロック装置において、特定
    の引出し前板に施錠、解錠操作に伴って側方へ出没する
    ロック杆を有する錠体を設け、前板裏カバーから突出し
    た前記ロック杆の先端であって前面と上縁を、前板の裏
    面側部に突設した側面視倒L字形の案内部の段部に摺接
    し、ロック杆の先端を前方及び上方への移動を規制して
    案内してなることを特徴とする引出しのロック杆案内構
    造。
JP10587991U 1991-11-27 1991-11-27 引出しのロック杆案内構造 Expired - Fee Related JP2541201Y2 (ja)

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JP2671696B2 (ja) * 1992-02-07 1997-10-29 コクヨ株式会社 引出し施錠装置

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